JP2824048B2 - 輸送容器の滑材の補強蓋 - Google Patents
輸送容器の滑材の補強蓋Info
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Description
の床板裏面に固着される両端が開口した長尺な樋状滑材
の前記開口に被着する補強蓋に関するものである。
呼ばれる両端が開口した長尺な角樋状台脚が固着されて
おり、その一例を図2(a)〜(d)を参照して次に説
明する。まず図2(a)は鋼製箱型輸送容器の床板部分
の外観を示す部分斜視図で、図2(a)において(1)
は床板、(2)は滑材、(3)は棲面グリップアングル
材、(4)は側面グリップアングル材である。上記床板
(1)は鋼製波板を方形に成形したもので、後述するよ
うに、四周辺部に棲面パネル及び側面パネルを立設する
ためのグリップアングル材(3)(3)(4)(4)が
設けられている。滑材(2)は、図2(b)に示すよう
に、金属板を両端が開口した長尺な角樋状に成形して上
縁に固定用フランジ部(2a)(2a)が外側方に突設され
たもので、複数の滑材(2)…が床板(1)の裏面に所
定ピッチで平行に配設され、各フランジ部(2a)…にお
ける溶接固定により固着される。
の内外各縁部に棲面パネル立設用グリップ(3a)(3b)
を有し、床板(1)の滑材(2)…と直交する側辺部に
沿って配され、その下面が滑材(2)…の各フランジ部
(2a)…に溶接固定され、同様に床板(1)裏面側も滑
材(2)…のフランジ部(2a)…に固着される。側面グ
リップアングル材(4)はその上面の内外各縁部に側面
パネル立設用グリップ(4a)…(4b)…を有し、床板
(1)の他の側辺部に沿って位置する滑材(2)のフラ
ンジ部(2a)に滑材上面開口を覆うように溶接等で組み
付け固定され、その上面一部に床板(1)の他の側辺部
が載置固定される。そして、グリップ(3a)(3b)(4
a)…(4b)…で棲面及び側面各パネル(図示せず)の
各下縁部を挟み付けて立設させ、床板(1)とその四周
辺に立設した棲面パネル及び側面パネルとで組立分解可
能な鋼製箱型輸送容器を形成する。
滑材(2)は両端開口の角樋状中空構造であるため、フ
ォークリフト等による輸送時に加わるずれ応力や輸送品
重量により座屈して潰れ易い傾向がある。そのため、補
強蓋を用いて滑材(2)を補強しており、その一例を図
2(c)を参照して次に示す。上記補強蓋(5)は、滑
材(2)の開口端面(2b)に直立姿勢で嵌合して樋状内
部(2c)を閉塞する蓋板(5a)と、蓋板(5a)の両側縁
から外方に屈曲して延在し、且つ、前端部を内方へ折り
返して引っ掛け部(5ba)が形成された一対の位置決め
板(5b)(5b)とを具備する。そして、図2(d)に示
すように、引っ掛け部(5ba)(5ba)を滑材開口端面
(2b)の両側端縁(2d)(2d)に嵌め込んで開口端面
(2b)に蓋板(5a)を嵌合させて固定し、蓋板(5a)で
滑材(2)の樋状内部(2c)を閉塞して滑材(2)を補
強する。
する際、図3(a)に示すように、滑材開口端面(2b)
の両側端縁(2d)(2d)の近傍に予め所定量の接着剤
(6)を塗布した後、側端縁(2d)に位置決め板(5b)
の引っ掛け部(5ba)を嵌め込んで接着し、蓋板(5a)
を位置決め固定する。或いは、予め位置決め板(5b)の
引っ掛け部(5ba)を各側端縁(2d)に嵌め込んで位置
決めした後、図3(b)に示すように、溶接部位(A)
をアーク溶接して固定しても良い。
は、接着剤(6)やアーク溶接で補強蓋(5)を滑材
(2)に取り付け固定する際、容器製造ライン外で取り
付けているため、作業が別工程になり、しかも取り付け
工数が多くて手間もかかるため、作業性が大幅に低下
し、又、取り付け作業者を別途要する点である。特に接
着剤使用時、乾燥に時間がかかるため、作業時間が長く
なり、又、接着剤(6)が高価で、しかも必要量以上の
接着剤(6)を塗布し易いため、コスト高になり、又、
アーク溶接時、滑材(2)が薄板のため、未熟練者では
穴が開いたり、溶接が不均一になり易く、アーク溶接に
熟練を要するという不具合がある。更に接着剤(6)の
食み出し跡やアーク溶接のスパッタ跡が外から見えて外
観不良になるという不具合もある。
に容易に取り付けることが出来る補強蓋を提供すること
である。
送容器の床板裏面に溶接にて固着される固定用フランジ
部が外側方に突設された両端開口の樋形状を成す滑材の
前記開口に被着される補強蓋において、上記滑材の開口
端面に嵌合して樋状内部を閉塞し、上記滑材を補強する
蓋板と、上記蓋板の両側縁から外方へ屈曲して延在し、
且つ、前端部を内方に折り返して引っ掛け部が形成さ
れ、上記引っ掛け部が滑材開口端面の両側端縁に嵌め込
まれて蓋板を位置決めする一対の端部補強兼位置決め板
と、上記蓋板の上縁から屈曲して延在し、その両側方に
上記フランジ部と当接する溶接用固定座面が一体に延設
され、上記フランジ部と床板裏面に挟まれて床板裏面と
共にフランジ部に溶接されて蓋板を滑材に固定する固定
板とを具備したことを特徴とする。
強蓋の実施の形態を図1(a)(b)(c)を参照して
以下に説明する。まず図1(a)は本発明に係る補強蓋
(7)の実施の形態の斜視図を示し、図1(a)におい
て(7a)は蓋板、(7b)は端部補強兼位置決め板、(7
c)は固定板である。上記蓋板(7a)は滑材(2)の内
部断面形状と同じ矩形状を有し、図2(b)に示す滑材
(2)の開口端面(2b)に嵌合して樋状内部(2c)を閉
塞し、滑材(2)を補強する。位置決め板(7b)は蓋板
(7a)の両側縁から外方に屈曲して延在し、且つ、前端
部を内方へ折り返して引っ掛け部(7ba)(7ba)が形成
される。固定板(7c)は蓋板(7a)の上縁から内方へ屈
曲して延在し、その両側方に滑材(2)のフランジ部
(2a)と当接する溶接用固定座面(7ca)(7ca)が一体
に延設されたものである。
明する。まず鋼製箱型輸送容器の床板部分の製造におい
て床板(1)、滑材(2)、側面グリップアングル材
(4)をそれぞれ所定位置にセットする。また、棲面グ
リップアングル材(3)のセットに先立ち、図1(b)
に示すように、補強蓋(7)の位置決め板(7b)(7b)
の引っ掛け部(7ba)(7ba)を滑材開口端面(2b)の両
側端縁(2d)(2d)に嵌め込みつつ蓋板(7a)を滑材
(2)の開口端面(2b)に嵌合させ、蓋板(7a)を位置
決めする。同時に、固定板(7c)の固定座面(7ca)を
滑材(2)のフランジ部(2a)上に位置決めして載せ
る。
ップアングル材(3)を固定板(7c)を介して滑材
(2)のフランジ部(2a)上に載せた後、他の部材の溶
接加工工程と同じ製造ラインで固定座面(7ca)と重な
った棲面グリップアングル材(3)上の溶接位置(S)
を上方からスポット溶接加工する。これにより棲面グリ
ップアングル材(3)が固定板(7c)を介してフランジ
部(2a)に溶接固定されると共に固定板(7c)もフラン
ジ部(2a)に溶接固定される。
の固定を含む一連の容器製造工程ライン内で補強蓋
(7)を滑材(2)に取り付け固定出来、補強蓋(7)
の取り付けにおいて別の作業や作業者が不要となり、作
業が大幅に簡略化され、作業時間も短縮される。又、高
価な接着剤が不要になって材料コストが低減され、又、
アーク溶接も不要になって溶接に特別の熟練を要せず、
作業コストも低減される。更に、溶接固定部位がグリッ
プアングル材(3)に隠れて外から見えなくなる。又、
固定板(7c)によりフランジ部(2a)を橋渡し状に連結
して滑材(2)の上方開口が部分的に閉じられるため、
上方開口が外側方に開き難くなって輸送品重量等により
滑材(2)が座屈し難くなり、潰れ難くなる。それによ
り輸送重量を3〜4トン、アップさせることが出来た。
板裏面に固着された樋状滑材の補強蓋において、樋状内
部を閉塞して補強する蓋板の両側縁部から外方に屈曲し
た端部補強兼位置決め板を延在させてその前端部に引っ
掛け部を形成し、且つ、蓋板の上縁から内方に屈曲した
固定板を延在させて両側に固定座面を一体に延設し、位
置決め板を滑材開口端面の側端縁に引っ掛けて位置決め
した後、固定板を滑材のフランジ部にグリップアングル
材と共に溶接固定したから、容器の一連の製造工程ライ
ン内で補強蓋を取り付けることが出来、作業が簡略化さ
れて作業性が大幅に向上し、作業時間も短縮される。
又、高価な接着剤や特別の熟練を要するアーク溶接が不
要になって材料コスト及び作業コストが大幅に低減され
る。更に、溶接固定部位が隠れて外から見えないため、
外観が良好になる。
の実施の形態を示す斜視図。(b)は滑材に組み付けた
固定前の本発明に係る補強蓋を示す斜視図。(c)は滑
材に固定した後の本発明に係る補強蓋を示す斜視図。
分の部分斜視図。(b)は輸送容器の滑材の一例を示す
部分斜視図。(c)は従来の滑材の補強蓋の一例を示す
斜視図。(d)は滑材に取り付け固定した従来の滑材の
補強蓋を示す斜視図。
手段を示す斜視図。(b)は従来の補強蓋のアーク溶接
による取り付け手段を示す斜視図。
Claims (1)
- 【請求項1】 上縁に箱型輸送容器の床板裏面に溶接に
て固着される固定用フランジ部が外側方に突設された両
端開口の樋形状を成す滑材の前記開口に被着される補強
蓋において、 上記滑材の開口端面に嵌合して樋状内部を閉塞し、上記
滑材を補強する蓋板と、上記蓋板の両側縁から外方へ屈
曲して延在し、且つ、前端部を内方に折り返して引っ掛
け部が形成され、上記引っ掛け部が滑材開口端面の両側
端縁に嵌め込まれて蓋板を位置決めする一対の端部補強
兼位置決め板と、上記蓋板の上縁から屈曲して延在し、
その両側方に上記フランジ部と当接する溶接用固定座面
が一体に延設され、上記フランジ部と床板裏面に挟まれ
て床板裏面と共にフランジ部に溶接されて蓋板を滑材に
固定する固定板とを具備したことを特徴とする輸送容器
の滑材の補強蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21987796A JP2824048B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 輸送容器の滑材の補強蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21987796A JP2824048B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 輸送容器の滑材の補強蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1059360A JPH1059360A (ja) | 1998-03-03 |
JP2824048B2 true JP2824048B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=16742466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21987796A Expired - Lifetime JP2824048B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 輸送容器の滑材の補強蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2824048B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9260218B2 (en) | 2011-12-09 | 2016-02-16 | Crossborder Technologies Ab | Pallet |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP21987796A patent/JP2824048B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1059360A (ja) | 1998-03-03 |
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