JPH031942Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH031942Y2
JPH031942Y2 JP11959784U JP11959784U JPH031942Y2 JP H031942 Y2 JPH031942 Y2 JP H031942Y2 JP 11959784 U JP11959784 U JP 11959784U JP 11959784 U JP11959784 U JP 11959784U JP H031942 Y2 JPH031942 Y2 JP H031942Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
peaks
engaging
portions
engaging portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11959784U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6132441U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11959784U priority Critical patent/JPS6132441U/ja
Publication of JPS6132441U publication Critical patent/JPS6132441U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH031942Y2 publication Critical patent/JPH031942Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、屋根板の上に設置される構造体に関
する。
(従来技術) 住宅の屋根、特にプレフアブ住宅用の屋根に
は、互いに平行に延びる山部と谷部とを交互に形
成してなる金属製の板材、いわゆる折板が多く使
用されている。通常の折板では、ボルトによつて
屋根骨組等に固定されるが、施工性と耐久性を向
上させるためにボルトを使用しないで固定できる
ようにした折板、すなわちボルトレス折板が最近
使われてきている。
第7図に、ボルトレス折板からなる屋根板10
の一例を示す。屋根板10は、互いに平行に延び
る山部11と谷部12とを交互に有している。谷
部12は平坦に形成されている。山部11の両側
には張り出し部16が形成され、張り出し部16
と谷部12との間には、下方に向かつて広がるよ
うに傾斜する傾斜部17が形成されている。張り
出し部16は傾斜部17の上端より横方向に張り
出している。山部11から張り出し部16まで
は、湾曲した形状になつている。
屋根骨組には固定部材(図示しない)が設けら
れており、この固定部材の頭部は、上記屋根板1
0の山部11から張り出し部16に亙る部位の内
形状と合致する形状を有している。そして、この
固定部材の頭部に山部11および張り出し部16
を圧入することにより、ボルトを用いることな
く、屋根板10の固定がなされる。
ところで、実公昭54−36499号公報に示される
ように、1階の屋根の上に、2階の窓から出入り
できるベランダを設置することがある。このベラ
ンダを上記のボルトレス折板からなる屋根板10
の上に設置する場合には、例えば第7図に示すよ
うにして設置していた。すなわち、屋根板10の
上に、山部11、谷部12の延び方向と直交する
ようにして根太101を敷き、この根太101の
上に、偏平で長尺のデツキ材102を並設する。
デツキ材102は、根太101と直交し、屋根板
10の山部11、谷部12と平行に配置する。根
太101は、ベランダのフレームにねじやボルト
で固定する。デツキ材102は溝部103を有
し、この溝部103には孔104が形成されてい
る。この孔104からねじ105をねじ込むこと
によつて、デツキ材102を根太101に固定す
る。
しかしながら、上記構成では次の欠点がある。
すなわち、根太101を用いるので部品点数が多
くなる。また、デツキ材102をたわまないよう
にして支持するために、根太101を一定間隔で
多数本配置しなければならない。
デツキ材102にドリル等で多数の孔104を
形成し、これら孔104にねじ105をねじ込ん
でデツキ材102を根太101に固定するため、
手間がかかる。しかも、上記孔104は正確に根
太101の間隔と等しい間隔で形成しなければな
らず、また、この孔104と根太101の位置合
わせも必要であるため、手間がかかる。
ねじ105の頭部が外部から露出したり、この
ねじ105の頭部に足の指が引掛かるのを防止す
るため、カバー材106が必要であり、部品点数
が多くなる。また、このカバー材106を溝部1
02にはめ込む作業にも手間がかかる。
(考案の目的) 本考案は上記事情に基づきなされたもので、そ
の目的は、部品点数が少なく構成が簡単で、屋根
板への設置作業を簡単に行なうことができる屋根
上構造体を提供することにある。
(考案の要旨) 本考案の要旨は、互いに平行に延びる山部と谷
部とが交互に形成されるとともに、山部の両側に
張り出し部が形成された屋根板の上に設置される
構造体において、長尺に形成され、その両側部の
下側に、上記屋根板の山部のほぼ中央から一方の
張り出し部に亙る外形状とほぼ合致する係合部を
有することを特徴とする屋根上構造体にある。
(考案の構成) 以下、本考案の一実施例を第1図を参照して説
明する。なお、第1図に示す屋根板10は第7図
と同様であるから、対応する部位に同番号を付し
てその詳細な説明を省略する。
図中20は屋根上構造体であり、本例では例え
ば2階の窓から出入りするベランダの床面を形成
するためのデツキ材として使用する。構造体20
は、合成樹脂を押出成形、射出成形、ブロー成形
することによつて得られる。
構造体20は偏平で長尺をなすとともに中空に
形成され、その両側部の下側に係合部21を有し
ている。係合部21は、屋根板10の山部11の
中央から一方の張り出し部16の下部に亙る外形
状と合致した形状をなしている。係合部21の下
端部21a間の幅Hは、2つの山部11の対向す
る張り出し部16間の間隔Dより若干大きい。ま
た、構造体20の上面部25は、ほぼ平坦に形成
されている。
上記構造体20を1階の屋根板10に設置する
には、構造体20を屋根板10の山部11、谷部
12と平行にして、各係合部21を山部11に載
せ、この状態で、構造体20を下方へ押し込むだ
けでよい。この際、屋根板10の山部11、張り
出し部16および構造体20の係合部21が弾性
変形し、係合部21の下部が張り出し部16に合
致したときに、元の形状に復帰する。係合部21
の上部が山部11に載り、係合部21の下部が張
り出し部16にはまり込むことにより、構造体2
0の支持がなされる。構造体20は山部11間に
掛け渡され、谷部12から浮いた状態で支持され
る。
同様にして、多数の構造体20を並べて屋根板
10の上に設置する。構造体20同士は、屋根板
10の山部11の中央部でが接する。このように
して、多数の構造体20によりベランダの床面が
形成される。構造体20の長手方向に両端部は例
えばベランダのフレーム(図示しない)に固定さ
れる。
構造体20は根太を介在させずに直接屋根板1
0に設置されるので、第7図に示す従来例に比べ
てベランダの床面を低くすることができ、例えば
2階の窓の下框と同程度にすることができるた
め、ベランダへの出入りが便利になり、また、雨
戸レール、戸袋、水切り等の設置に支障をきたす
こともない。
本考案は上記実施例に制約されず種々の対応が
可能である。以下、第2図〜第6図の実施例につ
いてそれぞれ説明する。
第2図の構造体30には、上記実施例と同様の
係合部31、上面部35が形成されている。ま
た、一側部には水平に突出する凸部32が形成さ
れ、他側部には凹部33が形成されている。隣接
する構造体30の凸部32と凹部33とをはめ合
わせることによつて、構造体30同士を連結し、
ベランダの床面としての強度を高めることができ
る。また、構造体30の下部には脚部34が形成
されており、この脚部34を屋根板10の谷部1
2に載せることにより、大きな荷重を支えられる
ようになつている。
第3図に示す構造体40では、係合部41の下
部がリブ形状をなして構造体40から突出してい
る。
第4図に示す構造体50では、第3図と同様の
係合部51が形成されるとともに、上面部55に
は、長手方向に延びる滑り止め用の突起52が形
成されている。
第5図に示す構造体60は、本体60Aと係合
部61が異なる部材で構成されている。すなわ
ち、係合部61は、本体60Aと同時成形される
か接着されている。係合部61と本体60Aとの
間には空間部63が形成されている。係合部61
が軟質材料や発泡材料からなる場合には、クツシ
ヨン効果を有し、また、長期間使用しても屋根板
10と構造体60との間にがたつきが生じない。
第6図に示す構造体70でも、本体70Aと係
合部71とが別部材で形成されている。係合部7
1は中実に形成され隙間なく本体70Aに取り付
けられている。すなわち、係合部71には長手方
向に延びる凹部73が形成されており、本体70
Aには長手方向に延びる突起74が形成されてい
る。そして、上記凹部73に突起74をはめ込む
ように、係合部71を本体70Aの一端部から挿
入することにより、係合部71の取り付けがなさ
れる。係合部71が軟質材料や発泡材料からなる
場合には、第5図の場合と同様に、クツシヨン効
果、がたつき防止効果を有する。
構造体の中空部に補強金属、木、発泡材料を収
納して、強度の向上を図つてもよい。
上記実施例の構造体では、係合部の下端部間の
幅が、屋根板の対向する張り出し部間の間隔より
大きく形成され、係合部が山部から張り出し部の
下部に至るまで当接してはまりこむ構成である
が、係合部が山部および張り出し部の上部にのみ
当接する構成であつてもよい。この場合、構造体
は屋根板の山部に押し込むことなく、単に載せる
だけで支持される。
本考案の構造体は、ベランダやバルコニーのデ
ツキ材のみならず、屋上のデツキ材として用いて
もよい。また、断熱材として用いることもでき
る。すなわち、構造体自身が中空部であり、しか
も構造体と屋根板の谷部との間に空間が形成され
るため、断熱効果が得られる。さらに、屋根板1
0の凹凸を隠して屋根の美観を高めるために用い
てもよいし、金属製屋根板の激しい雨音を防止す
るために用いてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の屋根上構造体で
は、直接屋根板に設置することができるため、根
太が不要となり、構造体を根太へ固定するための
ねじ付けも不要となり、ねじ頭を隠すためのカバ
ー材も不要となる。したがつて、部品点数が少な
く構成が簡単となり、設置の際の作業性を大幅に
簡略化できる。また、両側部に形成した係合部
を、屋根板の山部のほぼ中央から一方の張り出し
部に亙る部位に係合させることにより、構造体を
安定して支持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本考案の異なる実施例をそ
れぞれ示す断面図、第7図は従来例を示す斜視図
である。 10……屋根板、11……山部、12……谷
部、16……張り出し部、20,30,40,5
0,60,70……構造体、21,31,41,
51,61,71……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに平行に延びる山部と谷部とが交互に形成
    されるとともに、山部の両側に張り出し部が形成
    された屋根板の上に設置される構造体において、
    長尺に形成され、その両側部の下側に、上記屋根
    板の山部のほぼ中央から一方の張り出し部に亙る
    外形状とほぼ合致する係合部を有することを特徴
    とする屋根上構造体。
JP11959784U 1984-07-31 1984-07-31 屋根上構造体 Granted JPS6132441U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11959784U JPS6132441U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 屋根上構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11959784U JPS6132441U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 屋根上構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6132441U JPS6132441U (ja) 1986-02-27
JPH031942Y2 true JPH031942Y2 (ja) 1991-01-21

Family

ID=30678467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11959784U Granted JPS6132441U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 屋根上構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6132441U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003002832A1 (fr) * 2001-06-27 2003-01-09 Miyamoto House Industry Co.,Ltd Procede pour reconstruire une maison a toit
JP2006348607A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Sekisui Chem Co Ltd 折版屋根の補強構造

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2644325B2 (ja) * 1989-04-25 1997-08-25 積水化学工業株式会社 建物の床構造
JP6469968B2 (ja) * 2014-03-13 2019-02-13 三協立山株式会社 カーポート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003002832A1 (fr) * 2001-06-27 2003-01-09 Miyamoto House Industry Co.,Ltd Procede pour reconstruire une maison a toit
JP2006348607A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Sekisui Chem Co Ltd 折版屋根の補強構造
JP4648101B2 (ja) * 2005-06-16 2011-03-09 積水化学工業株式会社 折版屋根の補強構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6132441U (ja) 1986-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0311344B2 (ja)
JPH031942Y2 (ja)
JPH031943Y2 (ja)
JPH11222988A (ja) 排水溝を有する防水構造
JPH08144445A (ja) 内外装改修構造
JP2023110587A (ja) 雨押え換気部材及びその施工構造
JP3129664B2 (ja) 縦葺屋根板の接続構造
JP6878151B2 (ja) 屋根構造
JPH0663316B2 (ja) 建築物における面構造体
JPS642009Y2 (ja)
JP2574180B2 (ja) ユニット型横葺き屋根構造
JP3189234B2 (ja) 屋根面と壁面の取合部構造
JPH0322501B2 (ja)
JP3065407B2 (ja) ドーマーと屋根面との接続構造
JP2513511B2 (ja) ユニット型横葺き屋根構造及びその施工法
JPH0152540B2 (ja)
JPH0217071Y2 (ja)
JPH0118748Y2 (ja)
JPH0311293Y2 (ja)
JPH0232745Y2 (ja)
JPH10280565A (ja) 出隅構造
JPS6113636Y2 (ja)
JPH0358013B2 (ja)
JPH01299946A (ja) 瓦棒屋根の縦葺き工法
JPH08144444A (ja) 内外装構造