JP2595692Y2 - 可動間仕切壁 - Google Patents

可動間仕切壁

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JP2595692Y2
JP2595692Y2 JP1993062678U JP6267893U JP2595692Y2 JP 2595692 Y2 JP2595692 Y2 JP 2595692Y2 JP 1993062678 U JP1993062678 U JP 1993062678U JP 6267893 U JP6267893 U JP 6267893U JP 2595692 Y2 JP2595692 Y2 JP 2595692Y2
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rail
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JP1993062678U
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浩 樹下
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、可動間仕切壁(パー
ティション)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15に、部屋の天井高に合わせてパネ
ル上部を切断し、施工する方式の従来の可動間仕切壁の
構造を示す。可動間仕切壁の構造を施工順序に従って説
明する。まず、図16に示すように、固定用穴22にね
じ(図示せず)を挿通して天井面へ上部レール10を固
定し、床面へ下部レール11を固定した後、下部レール
11内にアジャスタ12を設置し、レベル出し(水平出
し)を行った後、下部レール11に幅木レール13を被
せ、アジャスタ12のねじ14にナット15にて固定す
る。つぎに、上部レール10と幅木レール13の間に、
振れ止め金具16を取付けた支柱17を仮固定する。
【0003】つぎに、図17に示すように、支柱17の
両側にそれぞれパネル18,19を嵌め込む。パネル1
8,19の嵌め込み作業は、上部レール10の内部へパ
ネル18,19の上端を差し込むようにパネル18,1
9を持ち上げ、さらに落とし込みながらパネル18,1
9の下端を幅木レール13に乗せかける(襖方式)。そ
して、図18に示すように、隣接するパネル間の溝23
を利用してパネル18,19と支柱17を連結金具20
で固定する。連結金具20を隠すために、隣接するパネ
ル18,19間の溝23に、長尺の目地部材21を上部
レール10内に差込みながら圧入する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の可動間
仕切壁の場合、パネル18,19の上端を上部レール1
0の隙間に差込もうとしても、隙間が細くて差込み難
く、しかも、重いパネル18,19を持っての持ち上
げ、幅木レール13への落とし込み作業は、作業者が2
人以上必要になり、施工が困難であった。
【0005】また、長尺の目地部材21を溝に圧入する
には、最初に上部レール10に差込み、つぎに溝23に
沿って上から下へ圧入していく必要があり、下端で位置
が合うまで、繰り返し試行錯誤しなければならなかっ
た。この考案の目的は、施工時間・施工人数を削減でき
る可動間仕切壁を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案の可動間仕切壁
は、上面に溝部を形成した幅木レールと、この幅木レー
ルの上方において幅木レールと平行に設けた断面下向溝
形の上部レールと、この上部レールと幅木レールとの間
に立設した支柱と、この支柱の両面に沿わせて上端を上
部レールのフランジ外面に対接して幅木レールに立設し
た表裏パネルと、表裏パネルの各上端外面から上部レー
ルのウェブに渡って設けた断面略L字形の一対の笠木と
を備えたものである。
【0007】
【作用】この考案の構成によれば、断面略L字形の笠木
をパネルの上端外面から上部レールのウェブに渡って設
けることで、表裏パネル上端の目隠しをすることがで
き、パネルは幅木レールに載置し上端を上部レールのフ
ランジ外面に対接させて設置することができる。
【0008】
【実施例】第1の実施例 この考案の第1の実施例を図1ないし図6に示す。図1
において、25は断面形状下向溝形の上部レールであ
り、ウェブ26の幅寸法は表裏パネル18,19の間隔
と略等しく、かつ固定用穴27が規定間隔毎に設けられ
ている。30,31は笠木であり、断面略L字形をして
おり、水平部34,35の端縁には、上部レール25の
取付用穴27を避けるように、切り欠き32,33が設
けられている。
【0009】つぎに、図2ないし図6を用いて、施工手
順を説明する。まず、図2に示すように、天井面36
(図6)へ上部レール25を、取付用穴27を利用して
ねじ37(図6)にて固定する。つぎに、上部レール2
5と平行の位置関係になるように、下部レール11を床
面へ固定し、下部レール11内にアジャスタ12を設置
し、レベル出し(水平出し)を行った後、幅木レール1
3を被せる。つぎに、支柱17を、上部レール25の溝
に差込み、幅木レール13の上面溝部38に乗せ、立て
掛ける。
【0010】つぎに、図3に示すように、部屋の天井高
に応じて上部を切断した表裏のパネル18,19の下部
の折り返し部を、幅木レール13に載せて倒し込む。そ
して、図4に示すように、パネル18,19側面の端部
を利用し、隣接パネル18,19と支柱17を連結金具
20で固定し、パネル18,19間の溝23に目地部材
21を嵌合する。パネル18,19の取付後、天井面3
6と上部レール25の固定されていない部分の隙間を利
用し、笠木30,31の水平部34,35を挿入し挟み
込むことにより、パネル18,19上部の切断面を覆い
隠すように固定する。
【0011】このように構成された可動間仕切壁による
と、パネル18,19は幅木レール13に載せて倒し込
むように設置でき、施工時間・施工人数を削減できる。
また、目地部材21も幅木レール13に載置しておいて
パネル18,19間の溝23に嵌合すればよく、施工性
が向上する。 第2の実施例 この考案の第2の実施例を図7および図8に示す。40
は、断面形状下向溝形の上部レールであり、ウェブ41
には固定用穴42が設けられており、かつウェブ41の
上面の両側縁には笠木挿入用凹所43,44が形成され
ており、笠木挿入用凹所43,44には長手方向に沿っ
て凸条部45,46が設けられている。笠木47,48
は、断面略L字形をしており、水平部51,52の下面
には上部レール40の凸条部45,46に対応する凹条
部49,50が設けられている。
【0012】その他の構成は第1の実施例と同様であ
る。笠木47,48は水平部51,52を笠木挿入用凹
所43,44に差込み、凹条部49,50に凸条部4
5,46を嵌合して固定する。このように構成された可
動間仕切壁においても、第1の実施例と同様の効果が得
られる。また、笠木47,48に切欠きが不要となり、
上部レール40と共に笠木47,48も押し出し成形で
製造できる。
【0013】第3の実施例 この考案の第3の実施例を図9および図10に示す。5
5は、断面形状下向溝形の上部レールであり、ウェブ5
6には固定用穴57が設けられており、かつウェブ56
の上面の両側に規定間隔毎にダボ58,59が突設され
ている。笠木60,61は断面略L字形をしており、水
平部66,67には、上部レール55の固定用穴57を
避けるように切り欠き62,63が設けられており、か
つダボ58,59に対応する位置に穴64,65が設け
られている。
【0014】その他の構成は第1の実施例と同様であ
る。笠木60,61は、穴64,65にダボ58,59
を嵌合して差込み固定する。このように構成された可動
間仕切壁においても、第1の実施例と同様の効果が得ら
れる。また、上部レール55ならびに笠木60,61
は、鋼板のプレス加工で製造できる。
【0015】第4の実施例 この考案の第4の実施例を図11および図12に示す。
70は、断面形状下向溝形の上部レールであり、ウェブ
71の上面は固定時に天井面36へ密着する。また、ウ
ェブ71には固定用穴72が設けられており、かつウェ
ブ71の両側縁には笠木挿入用溝73,74が設けられ
ている。笠木挿入用溝73,74内には、上部レール7
0の長手方向に沿って凸条部75,76が設けられてい
る。笠木77,78は、断面略L字形をしており、水平
部81,82の端縁の下面には、上部レール70の凸条
部75,76に係合する凸条部79,80が設けてあ
る。
【0016】その他の構成は第1の実施例と同様であ
る。笠木77,78は、水平部81,82を笠木挿入用
溝73,74に差込み、凸条部79,80を凸条部7
5,76に係合して固定する。このように構成された可
動間仕切壁においても、第1の実施例と同様の効果が得
られる。また、天井面36の上端(硬軟度、凹凸度)に
関係なく、笠木77,78を安定良く取付けることがで
き、かつ上部レール70および笠木77,78を押し出
し成形で製造できる。
【0017】第5の実施例 この考案の第5の実施例を図13および図14に示す。
85は、断面形状下向溝形の上部レールであり、ウェブ
86には固定用穴87が設けられている。また、ウェブ
86の両側縁には、規定間隔毎にスリット88,89が
設けられており、スリット88,89部分のウェブ86
の裏面にはばね部材90が設けられている。笠木91,
92は、断面略L字形をしており、水平部95,96の
端縁には、上部レール86のスリット88,89に対応
する位置に、係止部93,94が突設してある。
【0018】その他の構成は第1の実施例と同様であ
る。笠木91,92は、係止部93,94をスリット8
8,89に差込んで固定する。このように構成された可
動間仕切壁においても、第1の実施例と同様の効果が得
られる。また、天井面36の上端(硬軟度、凹凸度)に
関係なく、笠木91,92を安定良く取付けることがで
き、かつ上部レール85および笠木91,92は鋼板の
プレス加工で製造できる。
【0019】
【考案の効果】この考案の構成によれば、断面略L字形
の笠木をパネルの上端外面から上部レールのウェブに渡
って設けることで、表裏パネル上端の目隠しをすること
ができ、パネルは幅木レールに載置し上端を上部レール
のフランジ外面に対接させて設置することができ、施工
時間・施工人数を削減できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例の可動間仕切壁の斜視
図である。
【図2】この考案の第1の実施例の可動間仕切壁の施工
手順を示す斜視図である。
【図3】この考案の第1の実施例の可動間仕切壁の施工
手順を示す斜視図である。
【図4】この考案の第1の実施例の可動間仕切壁の施工
手順を示す斜視図である。
【図5】この考案の第1の実施例の可動間仕切壁の上部
の分解斜視図である。
【図6】この考案の第1の実施例の可動間仕切壁の上部
の固定状態の断面図である。
【図7】この考案の第2の実施例の可動間仕切壁の上部
の分解斜視図である。
【図8】この考案の第2の実施例の可動間仕切壁の上部
の固定状態の断面図である。
【図9】この考案の第3の実施例の可動間仕切壁の上部
の分解斜視図である。
【図10】この考案の第3の実施例の可動間仕切壁の上
部の固定状態の断面図である。
【図11】この考案の第4の実施例の可動間仕切壁の上
部の分解斜視図である。
【図12】この考案の第4の実施例の可動間仕切壁の上
部の固定状態の断面図である。
【図13】この考案の第5の実施例の可動間仕切壁の上
部の分解斜視図である。
【図14】この考案の第5の実施例の可動間仕切壁の上
部の固定状態の断面図である。
【図15】従来例の可動間仕切壁の斜視図である。
【図16】従来例の可動間仕切壁の施工手順を示す斜視
図である。
【図17】従来例の可動間仕切壁の施工手順を示す斜視
図である。
【図18】従来例の可動間仕切壁の施工手順を示す斜視
図である。
【符号の説明】
13 幅木レール 17 支柱 18,19 パネル 25 上部レール 30,31 笠木

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に溝部を形成した幅木レールと、こ
    の幅木レールの上方において前記幅木レールと平行に設
    けた断面下向溝形の上部レールと、この上部レールと前
    記幅木レールとの間に立設した支柱と、この支柱の両面
    に沿わせて上端を前記上部レールのフランジ外面に対接
    して前記幅木レールに立設した表裏パネルと、前記表裏
    パネルの各上端外面から前記上部レールのウェブに渡っ
    て設けた断面略L字形の一対の笠木とを備えた可動間仕
    切壁。
JP1993062678U 1993-11-22 1993-11-22 可動間仕切壁 Expired - Lifetime JP2595692Y2 (ja)

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JPH0732025U JPH0732025U (ja) 1995-06-16
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JP4530649B2 (ja) * 2003-11-20 2010-08-25 文化シヤッター株式会社 引戸用レール
JP4787631B2 (ja) * 2006-03-06 2011-10-05 株式会社岡村製作所 耐火間仕切装置
JP6598212B2 (ja) * 2016-07-15 2019-10-30 スモリホールディングス株式会社 パネル用ジョイント材、間仕切り構造および間仕切り施工方法

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