JPH082306Y2 - ボーダーパネル装置 - Google Patents

ボーダーパネル装置

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JPH082306Y2
JPH082306Y2 JP7595189U JP7595189U JPH082306Y2 JP H082306 Y2 JPH082306 Y2 JP H082306Y2 JP 7595189 U JP7595189 U JP 7595189U JP 7595189 U JP7595189 U JP 7595189U JP H082306 Y2 JPH082306 Y2 JP H082306Y2
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JP7595189U
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JPH0315938U (ja
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俊一 ▲高▼松
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、室の壁際等のいわゆるボーダー部におい
て、床基盤と適宜の上下隙間を隔てて配設するボーダー
パネル装置の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
前記のいわゆるボーダー部においてボーダーパネルを
高さ調節自在に支持する場合の先行技術として、例え
ば、実開昭62−14039号公報では、床基盤に接当する基
板に高さ調節用のボルトに螺合する水平状の上板から成
る支持金具にてボーダーパネルを支持する構成が開示さ
れている。
他方、実公昭63−20763号公報では、薄鋼板を連続し
た台形状に屈曲形成したいわゆる波形断面の床パネルに
木材合板を重ね合わせた床材であって、この床パネルの
台形屈曲部の縦片部分に多数の縦長の補強リブを形成し
た構成を開示している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、室の隅部や一側部であるいわゆるボーダー
部では、予め所定寸法に形成されたフリーアクセスフロ
アー用の床パネルの幅または長さ寸法より短い中途半端
な隙間しか空いていないので、別途木製等のボーダーパ
ネルや前記波形断面の床パネルを前記隙間寸法に合わせ
て切り揃え、このボーダーパネルを敷設するようにして
いる。
しかし、これらボーダーパネルや床パネルを前記隙間
寸法通りに切り揃える作業はいわゆる現物合わせ的に施
工の現場で行うものであって、きっちりと寸法を取るこ
とは手間が掛かるという問題があった。
特に、壁面の途中に柱体部分があったり、前記ボーダ
ー部が平面視矩形状でなく、平面視台形状である場合
等、フリーアクセスフロアー用の床パネル側方から壁面
迄の方向(これを以下ボーダーの幅という)の寸法(幅
寸法)が場所によって異なる場合には、ボーダーパネル
やいわゆる波形断面の床パネルの切断等の作業が非常に
面倒になるという問題があった。
本考案は、この問題を解決することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、室の壁面近傍に床
基盤と上下隙間を隔てて敷設するボーダーパネル装置に
おいて、床基盤に対して高さ調節可能な根太に載置する
ボーダーパネル体を、断面波形に形成し且つ波形の前後
方向に伸縮可能なフレキシブル板と該フレキシブル板の
上面に接当し、且つ接着固定する上板とにより構成した
ものである。
〔考案の作用〕
本考案のフレキシブル板は、その波形の前後方向(以
下これをフレキシブル板の幅方向という)が、ボーダー
部の幅方向となるように配設する。
そして、ボーダーパネル体をフレキシブル板とその上
面に接当して接着固定する上板とにより構成し、且つフ
レキシブル板を連続した断面台形状の波形や丸湾曲状の
波形に形成し、且つこれらの波形の前後方向(波が連続
するその前後方向)に伸縮可能となるよう構成したもの
であるから、このフレキシブル板の幅方向の寸法がボー
ダー部の幅寸法より大きい場合であっても、当該フレキ
シブル板の幅を短くするように切り揃えることなく、単
にフレキシブル板の波形の前後方向のピッチを短くする
ように圧縮するだけで、簡単にボーダー部を隙間なく敷
設することができるのである。
反対にフレキシブル板の元の幅寸法よりボーダー部の
幅寸法が若干大きいときには、フレキシブル板を波形の
前後方向(波が連続するその前後方向)に伸張させるこ
とで、ボーダー部の隙間を無くすように敷設できるので
ある。
特に、前述のようにボーダー部の幅寸法が順次長い箇
所から短い箇所に連続的に変化する場合には、前記フレ
キシブル板の幅方向の圧縮・伸張程度を、当該フレキシ
ブル板の長手方向(波形の長手方向に沿う方向)で連続
的に変化するようにするとボーダー部の長手方向のいず
れの箇所も隙間がないように、フレキシブル板を敷設で
きる。
さらに、ボーダー部の長手方向の途中に柱体が突出し
ている場合では、その突出している箇所の寸法に合わせ
て、フレキシブル板に波形の前後方向に適宜長さの切線
を施し、その突出箇所だけ他の箇所と圧縮程度を変える
ことができ、いずれの箇所も隙間の無いようにフレキシ
ブル板を敷設できるのである。
このように敷設したフレキシブル板の上面に上板を接
着固定することで、圧縮・伸張後のフレキシブル板の幅
方向の波形のピッチを固定できると共に、上板上方から
の外力に対する抵抗(剛性)も向上するのである。
そして、フレキシブル板を幅方向に圧縮する程度に応
じて、波形の高さ寸法も変動するが、当該フレキシブル
板の下面を支持する根太によって床基盤に対する高さ調
節を行うことで、床基盤から上板上面迄の高さを容易に
調節することができるのである。
〔考案の効果〕
このように、本考案に従えば、ボーダー部に対する床
の形成を至極容易に施工できるという顕著な効果を有す
るのである。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
図において符号1は床基盤Aに縦横整列して多数配設し
たフリーアクセスフロアー用の平面視矩形の床パネル
を、符号2は前記各床パネル1を支持するための長手の
根太部材、符号3,3は前記根太部材2を高さ調節自在に
支持するアジャスタボルト、符号4は前記アジャスタボ
ルトの下端を立設するためのベース体を各々示す。
前記床パネル1は、薄箱状の支持枠と金属板製の上板
との間に、不燃性材料から成るハニカム部材等の軽量で
且つ高剛性の補強体をサンドイッチ状に挟着したもので
あって、各床パネル1における上板の四側縁または2側
縁を下向きに折り曲げててのちその中途高さ部位を外向
き折曲してからコ字状に折り返すことにより、水平段部
5を形成する。
前記根太部材2に載置した左右の床パネル1,1におけ
る相対向する両水平段部5,5間には、配線コードが挿通
自在となるような適宜幅寸法の目地隙間が形成されるよ
うに、前記各床パネル1を配設し、これら根太部材2の
長手方向に沿う方向やこれと直角方向に相隣接した床パ
ネル1,1の相対向する両水平段部5,5には、その間の目地
隙間を塞ぐための断面下向きコ字状の合成樹脂材等から
成る目地カバー体6を嵌挿している。
第1図及び第2図に示す符号Bは、前記多数敷設した
床パネル1のうち壁面Cに側面が対面した床パネルとの
空間隙間であり、これをボーダー部Bと称する。
また、符号Dは壁面Cの途中に床基盤Aから突出して
いる柱体である。
図に示す符号7は、ボーダー部Bの壁面Cまたは柱体
Dの側面等に沿って床基盤A上に配設する根太で、該根
太7にも前記根太部材2と同様にアジャスタボルト8が
上下動調節自在に螺合され、アジャスタボルト8の下端
にはベース体9が取付く。
符号10は前記ボーダー部Bに敷設するボーダーパネル
体であって、該ボーダーパネル体10は、床基盤Aに対し
て高さ調節可能な前記根太7に載置するフレキシブル板
11ととその上面に接当し接着剤12にて固定する上板13と
から成る。
フレキシブル板11は断面波形に形成し且つ波形の前後
方向に伸縮可能となるように構成するものであり、その
第1実施例を第3図に示す。この第1実施例におけるフ
レキシブル板11の波形は、根太7に接当する水平板状の
下片14と、上板13に当接する上片15と、該下片14と上片
15とに交互に連接する縦片16とにより、連続した断面台
形状の波形に形成するものであり、且つ、縦片16の上下
端部と上片15及び下片14との連接付け根部分には長溝状
に凹んだ屈曲部17,18が形成されている。
なお、符号19は床パネル1およびボーダーパネル体10
の上面に敷設するカーペットである。
この構成において、例えば、第2図に示すようにボー
ダー部Bの右側の幅寸法が(H1)であり、左側の幅寸法
(H2)で、且つH1>H2であるとする。
またボーダー部Bにおける壁面Cの中途部に突出奥行
き(H3)で長さ(L)の柱体Dがあるとする。
このボーダー部Bに前記のボーダーパネル体10を敷設
するに際して、まず、ボーダー部Bにおける床基盤Aに
接当させたベース体9にアジャスタボルト8を立設し、
該アジャスタボルト8の上部を根太7に上下動自在に螺
合する。
次に、前記幅寸法(H1)より広幅のフレキシブル板11
を準備し、該フレキシブル板11の長手方向中途部には、
第2図で示すように、前記柱体Dの長さ(L)に相当す
る間隔で、該柱体Dの奥行き(H3)より大きい寸法(H
4)で切り線20,20を波形の前後方向(フレキシブル板11
の幅方向)を施す。
さらに、前記一対の切り線20,20間においてフレキシ
ブル板11の縁部分21を適宜幅寸法(H5)だけ切り除く。
次いで、第5図に示すようにボーダー部Bに前記フレ
キシブル板11を敷きつめるのであるが、このとき、狭い
幅寸法(H2)の筒所に対してはフレキシブル板11の幅方
向の圧縮量を大きくし、広い幅寸法(H1)の筒所に対し
てはフレキシブル板11の幅方向の圧縮量を少なくする。
そして、柱体Dの箇所でも、前記一対の切り線20,20
間のフレキシブル板11を幅方向に圧縮する。
この場合、縁部分21を幅寸法(H5)だけ予め切り取る
ことにより、他の箇所でのフレキシブル板11を幅方向の
圧縮量と、柱体D箇所での圧縮量が略同じ程度になるよ
うにするのでのある。
このように、フレキシブル板11の圧縮作業を実行する
と、ボーダー部Bを隙間無く敷設することができる。
このフレキシブル板11の上片15,15に各々接着剤12を
塗布し、上板13を被せ固定すれば、以後のフレキシブル
板11の幅方向の伸縮が阻止され、剛性の高い強固なボー
ダーパネル体10を形成できるのである。
第4図は、フレキシブル板22の第2実施例を示し,こ
の実施例では丸湾曲状の連続した波形断面に形成し、そ
の上端の上面及び下端下面に切欠き凹溝状の屈曲部24を
形成しておけば、該フレキシブル板22の幅方向の伸縮作
業を用意に実行でき、且つ前記上端の屈曲部24が接着剤
23の溜り部になるから、上板13を接着するに際して強固
な接着部になるのである。
これらのフレキシブル板11,22は、機械的強度の比較
的大きいフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリアセター
ル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエステル樹脂や、これらの樹脂にガラス短繊
維を含有させたガラス繊維強化プラスチック等が使用さ
れる。
上板13としては木材合板や、ジュラルミン板、鋼板、
耐振動性を有する鋼板等金属板を使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は各部品の斜視
図、第2図はボーダー部の平面図、第3図はフレキシブ
ル板の第1実施例の要部拡大断面図、第4図は第2実施
例の要部拡大断面図、第5図はボーダーパネル体敷設状
態の平面図、第6図は第5図のVI−VI視断面図である。 A……床基盤、B……ボーダー部、C……壁面、D……
柱体、1……床パネル、2……根太部材、3,8……アジ
ャスタボルト、4,9……ベース体、5……水平段部、6
……目地カバー体、10……ボーダーパネル体、11,22…
…フレキシブル板、12,23……接着剤、13……上板、14
……下片、15……上片、16……縦片、17,18,24……屈曲
部、20,20……切り線、21……縁部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室の壁面近傍に床基盤と上下隙間を隔てて
    敷設するボーダーパネル装置において、床基盤に対して
    高さ調節可能な根太に載置するボーダーパネル体を、断
    面波形に形成し且つ波形の前後方向に伸縮可能なフレキ
    シブル板と該フレキシブル板の上面に接当し、且つ接着
    固定する上板とにより構成したことを特徴とするボーダ
    ーパネル装置。
JP7595189U 1989-06-28 1989-06-28 ボーダーパネル装置 Expired - Lifetime JPH082306Y2 (ja)

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JP7595189U JPH082306Y2 (ja) 1989-06-28 1989-06-28 ボーダーパネル装置

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JPH0315938U JPH0315938U (ja) 1991-02-18
JPH082306Y2 true JPH082306Y2 (ja) 1996-01-24

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JP7595189U Expired - Lifetime JPH082306Y2 (ja) 1989-06-28 1989-06-28 ボーダーパネル装置

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JP7046722B2 (ja) * 2018-05-30 2022-04-04 株式会社アーレスティ フリーアクセスフロア

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