JP2522106Y2 - 梁囲い構造 - Google Patents

梁囲い構造

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JP2522106Y2
JP2522106Y2 JP1992087280U JP8728092U JP2522106Y2 JP 2522106 Y2 JP2522106 Y2 JP 2522106Y2 JP 1992087280 U JP1992087280 U JP 1992087280U JP 8728092 U JP8728092 U JP 8728092U JP 2522106 Y2 JP2522106 Y2 JP 2522106Y2
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繁隆 島崎
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繁隆 島崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばデッキプレート
の下面側に設けられるH形鋼等の梁を囲む構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デッキプレートの下面側に設けら
れるH形鋼等の梁を囲む構造として、図5に示すような
梁囲い構造がある。
【0003】これは、コンクリート20を打設するため
のデッキプレートDの下面20aに梁としてH形鋼1が
設けられており、このH形鋼1の周囲をボードで囲むよ
うにしている。上記H形鋼1は、デッキプレートDに取
付けられる上水平片1aとこの上水平片1aより下方に
延長する垂直片1bを介して上記上水平片1aと対向す
る下水平片1cとを有して成るものである。まず、H形
鋼1の垂直片1bの両側において、上,下水平片1a,
1cの間にボードと同質材の捨板11aを介挿してH形
鋼1にあらかじめ接着剤等で取付けておく。この場合、
捨板11aはH形鋼1の両側に取付けられるボード10
aのジョイント部分10sを含み適宜間隔に設けられ、
更に丸釘1s等によりボード10aを上述の捨板11a
の端面11sに取付けるようにしている。更に下水平片
1cの底面1dには、接着剤等により、下水平片1cの
幅に切揃えた捨板11bを適宜間隔で取付け、この捨板
11bを介してボード10bを接着固定し、ボード10
aの下端10eとボード10bの両端10fとを丸釘1
sで取付けている。また、上述のボード10a,10b
及び捨板11a,11bとしては、耐火用の耐火被覆成
形板等が使用される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】一般に、ボードの取付
けは金属製等のねじ止め可能な下地に行うことが、ボー
ドの固定の確実性や作業性の面から考えて望ましい。し
かしながら、上述の梁囲い構造においては、ボードの取
付け下地は同質ボードの捨板11a,11bであり、ボ
ードをねじ止めできない構造であって、ボードを接着剤
及び釘で固定している。従って、ボードの取付けに関す
る固定の確実さという点では信頼性が低く脱落の危険も
ある。また、捨板11a,11bを切揃えて取付けなけ
ればならず、さらに接着剤と釘を使用するので作業が繁
雑である。更にまた、H形鋼そのものに直接ボードが取
付けられるので、H形鋼の曲がり、水平度の狂いがその
まま表れてしまう問題点があった。
【0005】本考案は上述の問題点を解消するためにな
されたものであり、梁を囲むボードの取付けに際して、
このボードをねじ止めできる下地を有する構造で、作業
も容易であり、H形鋼本体及びその施工における精度不
良や、直線度・水平度の狂いに影響されない高精度の梁
囲い構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の梁囲い構造は、
デッキプレートD或いはコンクリートの下面20a側に
設けられる梁(H形鋼1)の両側に対応するデッキプレ
ート或いはコンクリートの下面側に、上記梁に沿って断
面逆U字状のランナー2,3を固定し、上記梁の両側に
対向して互いに対向する2本のスタッド5,6と、上記
梁の下側に対向して上記スタッドの下端を連結する水平
連結片7とから成るコ字状枠材4を有し、このコ字状枠
材を上記梁の長手方向に沿って適宜間隔で配置して各コ
字状枠材のスタッドの上端側を上記ランナーの開口側に
嵌合して取付け、上記ランナーと各コ字状枠材のスタッ
ド及び水平連結片の外面にボード10a,10bを取付
けて成るものである。
【0007】
【作用】梁の両側に沿ってデッキプレートの下側にラン
ナーを直線状に取付ける。この両側のランナーにコ字状
枠材のスタッドの上端側を取付ける。この際、各コ字状
枠材の水平連結片の下面が水平となるように取付ける。
これにより、梁の両側面と下面側にボードをねじ止めす
るための枠材による下地が構成され、この下地に対して
ボードをねじ止めできる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本考案の梁囲い構造を示す構成斜視図であ
り、図において、1は梁としてデッキプレートDの下面
側を支えるH形鋼であり、これは図2に示すようにデッ
キプレートDに取付けられる上水平片1aと,この上水
平片1aより下方に延長する垂直片1bを介して上記上
水平片1aと対向する下水平片1cとを有して成るもの
である。2,3は開口側を下向きとして上水平片1aの
両端1e,1e側に長手方向に沿って直線状に取付けら
れる断面逆U字状の長尺なランナーであり、水平片1a
の両端1e,1e側に対応するデッキプレートDに鋲又
はねじ2s,3sで固定されるものである。4はH形鋼
1を囲むボードの取付け下地となるコ字状枠材である。
これは上端5a,6aが上記各ランナー2,3の開口に
対応して下端5b,6bが上記下水平片1cより下方に
突出する如く互いに並行に配置される2本の金属製断面
ロ字状スタッド5,6と,これらスタッド5,6の下端
5b,6bを被う如く2本のスタッド5,6を連結して
上記下水平片10の下に位置する金属製断面逆U字状の
水平連結片7とから成るものである。水平連結片7の長
さは上記各ランナー2,3の外側の立下がり片2a,3
a間の長さLに設定され、スタッド5,6の長さはH形
鋼1の高さhより長く設定される。上記スタッド5,6
の下端5b,6bは上記水平連結片7の両端7a,7a
側に開口を介して嵌め込まれ、ねじ7sで取付けられ
る。この際、図4に示すようにスタッド5,6の下端5
b,6bを水平連結片7の底内面7uに当接させるとと
もに、図3に示すようにスタッド5,6の外面5f,6
fを水平連結片7の両端縁7e,7eに揃えた状態でね
じ固定を行う。これにより水平連結片7に対して直角な
スタッド5,6を有するコ字状枠材4が得られる。な
お、図4に示す如く、ねじ7sを水平連結片7の立上が
り片7bに対して上下2本止めとすることにより、スタ
ッド5,6の水平連結片7に対する直角度が強固に確保
される。
【0009】上記コ字状枠材4はあらかじめ複数個用意
され、これらコ字状枠材を上記H形鋼1の梁の長手方向
に沿って適宜間隔で配置して各コ字状枠材4,4,・・
・のスタッド5,6の上端5a,6a側を上記ランナー
2,3の開口側に嵌合し、リベット又はねじ5sで取付
ける。次に、両側面ボード10a,10aの上端側をね
じ10gで上部ランナー2,3の外側の立下がり片2
a,3aの外面にとめつけ(更にスタッド5,6の外面
にねじ10gでとめつけることもある)、下端側をねじ
8sでスタッド5,6の下端5b,6bの外面にとめつ
ける。続いて底面ボード10bをねじ10gで水平連結
片7の下面に対してとめつけることによりH形鋼1の梁
を囲むことができる。なお、ボード10a,10aの下
端側をねじ8sでとめつけるとき、あらかじめL字状の
連結片8の立上がり片8aをボード10a,10aとス
タッド5,6の下端5b,6bの外面との間に差し込
み、また連結片8の水平片8bを水平連結片7の下面に
当接させた後、ねじ8sで連結片8を介してスタッド
5,6の下端5b,6bに縫い込むことにより、コ字状
枠材4の水平連結片7の下面のみでなく、水平連結片
7,7の中間にもねじ10hで底面ボード10bをとめ
つけることができ、底面ボードの波打ちのない梁囲いが
得られる。
【0010】なお、上記実施例では、梁としてH形鋼の
梁を例にしたが、これに限定されるものでなく、例えば
コンクリートの下面側にコンクリートそのものを突出さ
せて設けた梁等の場合においても、本考案は適用でき
る。さらに、枠材4は金属製でなく、木製であってもよ
く、要はボードねじ止めができる下地を構成するもので
あればよい。
【0011】
【考案の効果】本考案の梁囲い構造によれば、梁の両側
に対応するデッキプレートやコンクリートの下面側に、
上記梁に沿って断面逆U字状のランナーを固定し、上記
梁の両側に対向して互いに対向する2本のスタッドと、
上記梁の下側に対向して上記スタッドの下端を連結する
水平連結片とから成るコ字状枠材を有し、このコ字状枠
材を上記梁の長手方向に沿って適宜間隔で配置して各コ
字状枠材のスタッドの上端側を上記ランナーの開口側に
嵌合して取付け、上記ランナーと各コ字状枠材のスタッ
ド及び水平連結片の外面にボードを取付けて成るので、
梁を囲むボードの取付けをねじ止め可能なボード取付下
地を構成する枠材に対して行うことができてボードの脱
落のない確実なボード取付が行え、作業も容易であり、
H形鋼の精度、直線度、水平度の狂いを囲み込んだ、精
度の高い美観に優れた梁囲い構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の梁囲い構造を示す構成斜視図である。
【図2】H形鋼とコ字状枠材の位置関係を示す図であ
る。
【図3】コ字状枠材の斜視図である。
【図4】コ字状枠材におけるスタッドと水平連結片の連
結方法を示す図である。
【図5】従来の梁囲い構造を示す構成斜視図である。
【符号の説明】
1 H形鋼(梁) 2,3 ランナー 4 コ字状枠材 5,6 スタッド 7 水平連結片 10a,10b ボード 20 コンクリート D デッキプレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキプレート或いはコンクリートの下
    面側に設けられる梁の周囲を被う梁囲い構造において、 上記梁の両側に対応するデッキプレート或いはコンクリ
    ートの下面側に、上記梁に沿って断面逆U字状のランナ
    ーを固定し、 上記梁の両側に対向して互いに対向する2本のスタッド
    上記梁の下側に対向して上記スタッドの下端を連結
    する水平連結片とから構成され、上記水平連結片の両
    端に上記各スタッドの下端が固定されて成るコ字状枠材
    を有し、 このコ字状枠材を上記梁の長手方向に沿って適宜間隔で
    配置して各コ字状枠材のスタッドの上端側を上記ランナ
    ーの開口側に嵌合して取付け、上記ランナーと各コ字状
    枠材のスタッド及び水平連結片の外面にボードを取付け
    て成ることを特徴とする梁囲い構造。
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