JP3310204B2 - 屋根材の取付構造 - Google Patents

屋根材の取付構造

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱屋根パネルの
端部に鼻隠し板又は破風板等の横板を取り付ける屋根材
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の屋根材の取付構造
では、例えば図1及び図2で示すように、上下に配設し
た上部下地パネル1と下部下地パネル2の間に断熱材3
を装着し、一体に重合された断熱屋根パネル4の端部に
対し、鼻隠し板又は破風板等の横板5を取り付ける場合
に、たる木がある位置ではねじや釘などの固着手段を用
いて固着することができるが、それ以外の位置では相手
が発泡樹脂材などによる断熱材3のために固着できない
ので、断熱材3の端部を切り取って木材などによる支持
材6を装着させ、この支持材6にねじや釘などの固着手
段を用いてを固着するようにしていた。
【0003】また断熱屋根パネルでは、例えば本件出願
人が先に提案して特開平7−104765号公報にも開
示されているように、梁間方向に沿って通気口7を形成
する構造もあり、その場合には通気口7を閉塞させない
ように支持材6を大きくして断熱屋根パネル4の端部か
ら突出させ、断熱屋根パネル4の端部と横板5との間に
所望の間隔Dが確保されるようにする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、支持材
6を装着させるために断熱材3の端部を切り取る作業及
び、支持材6を断熱屋根パネル4の端部に埋設状態で取
り付ける作業は、それそれの屋根構造に適応させながら
現場で施工することになるので、容易でなく作業能率を
低下させると共に、特に所望の間隔Dが確保されるよう
に断熱屋根パネル4の端部から突出させた状態で取り付
け場合には、取付の精度も問題になるのでその改善を必
要としていた。
【0005】この実状に鑑み、本発明では簡単な構成に
よる取付用金具を用いて、断熱屋根パネル4の端部と鼻
隠し板又は破風板等の横板5との間を容易に且つ精度良
く連結できると共に、この連結によって両者の間に所望
の間隔Dが確保されるようにした屋根材の取付構造を提
供し、これにより作業能率の向上と屋根構造の強化を図
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による屋根材の取
付構造では、前記目的を達成するための構成として、上
下の下地パネルの間に断熱材を装着した断熱屋根パネル
の端部に対し、連結用金具を介して鼻隠し板又は破風板
等の横板を取り付ける屋根材の取付構造であって、上下
へ平行状に配設した上面板と下面板の間を連結板で連結
した略コ字状に形成され、前記連結用金具は上面板と下
面板の間で前記断熱屋根パネルの端部を狭持する態様で
装着させ、上面板を上部下地パネルに下面板を下部下地
パネルにそれぞれ固着すると共に、前記連結板に横板を
固着するようにした。
【0007】この屋根材の取付構造によると、断熱屋根
パネルの端部に装着した連結用金具対して横板を容易に
取り付けることができ、前記した従来技術のように上部
下地パネルと下部下地パネルの間の断熱材を切り取っ
て、そこに支持材を装着する煩わしい作業を省略するこ
とができるので、現場における作業能率を向上させるこ
とができると共に、前記連結用金具が極めて簡単な構成
で安価に提供できることから、作業能率の向上と相俟っ
てコストの低減を図ることが期待できる。
【0008】また、前記断熱屋根パネルには梁間方向に
沿う通気口が形成され、この通気口を確保するために前
記断熱屋根パネルの端部に対して所定の間隔で前記横板
を取り付ける屋根材の取付構造に適合させて、前記連結
用金具に間隔保持片を設けた構造にすると共に、この間
隔保持片を予め前記間隔と一致させておくことによっ
て、前記連結用金具を取り付けるだけで横板と断熱屋根
パネルの間には通気口の確保に必要な所定の間隔が自動
的に形成されるので、作業能率が良く且つ横板の取付精
度も安定する。
【0009】また、前記連結用金具は金属薄板を折り曲
げ加工して形成され、前記間隔保持片は連結板の両側を
折り曲げ加工して断面コ字状に形成した構成にすると、
この間隔保持片によって金属薄板による連結用金具自体
を補強すると共に、当該連結用金具を介して断熱屋根パ
ネル構造全体の補強を図ることができる。
【0010】また、並設した定尺の各断熱パネルを連結
して構成された断熱屋根パネルに対しては、前記連結用
金具の装着位置を隣接した各断熱パネルの接合部分を跨
るように設定した構造にすることにより、隣接した各断
熱パネル相互間及び上下の下地パネル間を連結して断熱
屋根パネル構造全体を更に補強することができる。
【0011】更に、前記横板を前記連結用金具の連結板
に当接させ、自己穿孔形の固着手段を用いて当該横板を
連結板に固着する構成にすると、横板及び連結板に下孔
を設けることなく容易に固着することができ、この自己
穿孔形の固着手段として鋼板釘を用いると固着作業を迅
速に行うことができ、また自己穿孔形の固着手段として
ドリルねじを用いると強固な固着を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による屋根材の取
付構造の好適な実施形態について、添付した図3及び図
4の図面を参照して詳しく説明するが、説明に際しては
理解を容易にするために、先の従来例と同様の部材に付
いては同じ符号を付して説明する。
【0013】図3は屋根材の取付構造を分解斜視図で示
し、図4は屋根材の取付用金具を斜視図で示すが、この
屋根材の取付構造を実施する際には、予め工場で生産し
た断熱屋根パネル4を建築現場に搬入し、建築現場で施
工されたもや(図示を省略)上に複数を桁行き方向Xに
沿って並列状に隣接配備させ、各断熱屋根パネル4,4
をたる木材又は及び連結金具を介してもやに取り付け
る。
【0014】断熱屋根パネル4は、例えば合板やシージ
ングボード(軟質繊維板)等を用いて定尺に裁断された
上下の各下地パネル1,2と、この下地パネル1,2の
間に装着された例えばポリウレタンやポリスチレン等の
発泡樹脂材による板状の断熱材3とを少なくとも備え、
上部下地パネル1と断熱材3及び下部下地パネル2と断
熱材3の間は、接着剤または接着シート材を介在させて
一体に接合され、断熱材3には梁間方向に沿って通気口
7が形成されている。
【0015】取付用金具8は、例えば薄い鋼板等の金属
薄板を折り曲げ加工して、上下へ平行状に配設した上面
板9と下面板10の間を連結板11で連結した略コ字状
に形成され、上面板9と下面板10には釘やねじなどの
固着手段を挿通させる取付孔13,14を穿設すると共
に、連結板11には断熱屋根パネル4の端部に対して前
記間隔Dを確保する間隔保持手段を設けるが、図示の実
施形態では間隔保持手段として、連結板11の両側を折
り曲げ加工した間隔保持片12,12を設けることで補
強部材としても機能する構成にした。
【0016】取付用金具8は、上面板9の内面を上部下
地パネル1の上面に、下面板10の内面を下部下地パネ
ル2の下面にそれぞれ被着させると共に、連結板11の
間隔保持片12先端を上面板9と下面板10の端面に当
接する態様で断熱屋根パネル4の端部に装着させ、取付
孔13,14に挿通させた釘やねじなどの固着手段(図
示では釘15)によって、上面板9を上部下地パネル1
に下面板10を下部下地パネル2にそれぞれ連結させ
る。
【0017】鼻隠し板又は破風板等の横板5(図示では
鼻隠し板)は、取付用金具8の連結板11に内面を当接
する態様で断熱屋根パネル4の端部側に装着させ、ねじ
釘やドリルねじなどの自己穿孔形の固着手段(図示では
鋼板用ねじ釘16)を用い、横板5及び連結板11に予
め下孔を設けることなく、取付用金具8の連結板11に
ねじ込んで断熱屋根パネル4の端部側に連結させること
ができるが、特に鋼板用ねじ釘(鋼板釘)を使用すると
連結作業を迅速に行うことができ、又ドリルねじを使用
すると連結強度を強固にすることができる。
【0018】従って、前記した従来技術のように上部下
地パネル1と下部下地パネル2の間の断熱材3を切り取
って、そこに支持材6を装着する煩わしい作業を省略で
きると共に、予め間隔保持片12の高さ寸法を前記間隔
Dと一致させておくことによって、横板5と断熱屋根パ
ネル4の間には通気口7の確保に必要な所定間隔Dが自
動的に形成される。
【0019】取付用金具8は、並設した断熱屋根パネル
4端部の適所に所望の間隔で複数を装着させて使用する
が、その装着位置を隣接する各断熱屋根パネル4,4の
接合部分を跨るように設定すると、上面板9を介して隣
接する上部下地パネル1,1を、下面板10を介して隣
接する下部下地パネル2,2をそれぞれ連結できると共
に、間隔保持片12によって補強された連結板11を介
して上部下地パネル1と下部下地パネル2を連結できる
ので、屋根構造の補強部材としても機能させることがで
きる。
【0020】尚、図示の実施形態における通気口7がな
い断熱屋根パネルでは、間隔Dを設けて横板5を装着す
る必要がないので、その場合には連結板11の間隔保持
片12を省略した形状の取付用金具を用いて、断熱屋根
パネルの端部に横板5を装着させれば良いが、その際に
断熱屋根パネル端部と横板5の間に生ずる連結板11の
板厚分の隙間を無くしたい場合には、上下部の下地パネ
ル1,2の端部に連結板11を収容する僅かな切欠部を
設けておけば良い。
【0021】また、前記実施形態における上面板9と下
面板10の取付孔13,14を省略し、鋼板釘やドリル
ねじなどの自己穿孔形の固着手段或いは接着手段によっ
て取付用金具8を上部下地パネル1と下部下地パネル2
に固着する別の実施形態、前記横板5と連結板11の連
結に際して接着手段を用いたり、最初に下穴をあけた後
にタッピングねじで連結する更に別の実施形態を採るこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例による、断熱屋根パネル端部に横板を装
着した屋根構造の縦断面図。
【図2】図1の横板を取り外した状態における断熱屋根
パネルの端面図。
【図3】本発明の実施形態による、断熱屋根パネル端部
に横板を装着した屋根構造の分解斜視図。
【図4】図3の屋根構造で使用する取付用金具の斜視
図。
【符号の説明】
1 上部下地パネル 2 下部下地パネル 3 断熱材 4 断熱屋根パネル 5 横板(鼻隠し板又は破風板) 6 支持材 7 通気口 8 取付用金具 9 上面板 10 下面板 11 連結板 12 間隔保持片 13,14 取付孔 15 釘 16 ねじ釘

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の下地パネル間に断熱材を装着し、
    梁間方向に沿う通気口が形成された断熱屋根パネルの端
    部に対し、連結用金具を介して鼻隠し板又は破風板等の
    横板を取り付ける屋根材の取付構造であって、連結用金
    具は上下へ平行状に配設した上面板と下面板の間を連結
    板で連結した略コ字状に形成すると共に、断熱屋根パネ
    ルの端部に対して所定の間隔で前記横板を取り付ける間
    隔保持片を設け、連結用金具は上面板と下面板の間で断
    熱屋根パネルの端部を狭持する態様で装着させ、上面板
    を上部下地パネルに下面板を下部下地パネルにそれぞれ
    固着し、連結板に横板を固着することを特徴とした屋根
    材の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記連結用金具は金属薄板を折り曲げ加
    工して形成され、前記連結用金具の間隔保持片は連結板
    の両側を折り曲げ加工して断面コ字状に形成した請求項
    1に記載した屋根材の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記断熱屋根パネルは並設した定尺の各
    断熱パネルを連結して構成され、前記連結用金具の装着
    位置は隣接した各断熱パネルの接合部分を跨るように設
    定した請求項1又は2に記載した屋根材の取付構造。
  4. 【請求項4】 上下の下地パネル間に断熱材を装着した
    断熱屋根パネルの端部に対し、連結用金具を介して鼻隠
    し板又は破風板等の横板を取り付ける屋根材の取付構造
    であって、連結用金具は上下へ平行状に配設した上面板
    と下面板の間を連結板で連結した略コ字状に形成され、
    上面板と下面板の間で断熱屋根パネルの端部を狭持する
    態様で装着させ、上面板を上部下地パネルに下面板を下
    部下地パネルにそれぞれ固着し、連結板に横板を固着す
    ると共に、前記断熱屋根パネルは並設した定尺の各断熱
    パネルを連結して構成され、前記連結用金具の装着位置
    は隣接した各断熱パネルの接合部分を跨るように設定し
    たことを特徴とした屋根材の取付構造。
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