JPH0615073Y2 - 金属複合パネル - Google Patents

金属複合パネル

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JPH0615073Y2
JPH0615073Y2 JP1985022618U JP2261885U JPH0615073Y2 JP H0615073 Y2 JPH0615073 Y2 JP H0615073Y2 JP 1985022618 U JP1985022618 U JP 1985022618U JP 2261885 U JP2261885 U JP 2261885U JP H0615073 Y2 JPH0615073 Y2 JP H0615073Y2
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metal composite
composite panel
panel
piece
metal plate
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JP1985022618U
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光一郎 横木
中 山田
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旭化成工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パネル表面に化粧板として金属板が固着され
た金属複合パネルに関する。
特に、断熱性が優れ、近年需要の多い無機質パネル、例
えば軽量気泡コンクリート板の表面に、金属板を固着
し、断熱性と意匠性を共に備えた金属複合パネルに関す
る。
(従来の技術) 一般に、金属複合パネルは、パネル小口部分の防水上の
納りのため、金属板で覆う必要があり、そのためパネル
小口を金属板で覆っている。
また、金属板は化粧板であり、仕上げ材をかねているた
め、金属板表面よりビス止め等ができない。そこで第6
図に示すように、小口に回した金属板(14)に取り付けピ
ース(15)を複数取り付け、この取り付けピースをタッピ
ングビス(16)により下地鉄骨(17)に止めつけ、金属複合
パネルを取り付けている。
しかし、このような取付方法では第6図や第7図に示す
如く金属複合パネル同志の間隔をあけてシーリング目地
を構成する必要がある。
ところが、このように金属複合パネル同志を突きつけに
よらない目地の場合、この部分が火災の際の弱点にな
り、ヒートブリッジになるなどの問題がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、前記問題点、即ち金属複合パネル同志の間隔
をあけてシーリング目地を構成しなければならないとい
う問題点を解決しようとするものであり、金属複合パネ
ル同志を突きつけて施工できる金属複合パネルを提供す
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、無機質パネルの側面に少なくとも一面を辺全
長に渡ってL状に切り欠き、この切り欠き部の側面若し
くは無機質パネル側面に沿って金属板が折り曲げられて
無機質パネルの表面に複合され、前記L状の切り欠き部
の水平部の面内に金属板のピース状取付片が存在し、更
に前記切り欠き部が設けられた辺と反対側の辺側に、前
記切り欠き部の深さと同じ高さの辺を有するピース状取
付片が金属板に設けられていることを特徴とする金属複
合パネルである。
このように取付片を構成することにより、第3図の如く
二枚の金属複合パネルの無機質パネル同志を突き合わせ
て並べると、切り欠き部が設けられた辺と反対側の辺側
に設けられた取付片が、切り欠き部の上に重なる構造と
なっている。
(作用) それ故、これらの取付片を無機質パネルの切り欠き部で
タッピングビスを打ち込み胴縁に金属複合パネルを取り
付けることができる。
それと共に二枚の金属複合パネルは無機質パネル同志を
突き合わせた状態で並べることができ、従来の金属複合
パネルのようにこの部分がヒートブリッジになることが
なく、且つこの部分は切り欠き部の段差があるので、切
り欠き部をシーリング目地とすることができ、防水上の
問題も無くなる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例によって本考案を説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示したもので、第2図の
(A),(B),(C),(D)はその要部詳細図である。
図に従って説明すると、無機質パネルとしてALC板を
用い、ALC板(1)の平行する1組の両側面(5)、(6)のい
ずれか一方の縁、図では(5)の縁が辺全長に渡ってL状
の切り欠き部(7′)が設けられている。
また図に示した実施例では、ALC板(1)のもう一つの
平行する1組の両側面(3)、(4)の縁も辺全長に渡ってL
状に切り欠かれている。
更に、上記のL状の切り欠き部(7)、(7)、(7′)はそのコ
ーナー部が金属板(2)が被装し易いように切り取り加工
がなされている。
金属板(2)は、ALC板(1)の切り欠き部(7)、(7)、(7′)
の側面及びALC板の側面(6)に沿うように、金属板(2)
の側部の角部が絞り加工されて、箱型に折り曲げられ、
更に金属板の側面に対向してピース状取付片(8)、(8)が
取り付けられている。
即ち、前記L状の切り欠き部の水平部の面内に第1図や
第2図(D)に示される如く金属板(2)のピース状取付片
(8)が存在し、更に前記切り欠き部が設けられた辺と反
対側の辺側に、第2図(C)に示される如く前記切り欠き
部の深さと同じ高さの辺を有するピース状取付片(8)が
金属板(2)に設けられている。
なお、ピース状取付片(8)、(8)は、第2図の(E)、(F)に示
す如く、金属板と一体でもよい。
又、図に示した取付片(8)、(8)は、夫々ビス穴(9)を有し
ている。
そして箱型に折り曲げられた金属板(2)はALC板(1)に
合成樹脂系接着剤で一体に固着されて金属複合パネルと
されている。
金属板としては、ホーロー鋼板、フッ素樹脂鋼板等の金
属鋼板の表面に化粧を施した薄金属板等が挙げられる。
被装されるパネルとしては、ALC板を代表とする気泡
コンクリート板の他に、PC板、ケイカル板、石綿セメ
ント板、木毛セメント板等の無機質板が挙げられる。
本考案の金属複合パネルは次のようにして建物に取り付
けられる。即ち、第3図及び第4図(B)に示す如く、既
に取り付けられた下の金属複合パネル(20)の切り欠き部
(7′)に取付片(8)が設けられた辺(5)に上の金属複合パ
ネル(19)の取付片(8)が設けられ切り欠き部がない辺(6)
を突き合わせ、ALC板(1)同志が接する状態にする。
そうすると上の金属複合パネル(19)の切り欠き部がない
辺(6)に設けられた取付片(8)が、下の金属複合パネル(2
0)の切り欠き部(7′)の水平部に重なる。
その状態で上の金属複合パネル(19)に設けられた取付片
(8)のビス穴(9)より、第4図(B)に示す如く、タッピン
グビス(13)を胴縁(10)に打ちつけ上の金属複合パネル(1
9)を建物躯体に取り付ける。
その後目地(18)をシーリング材(12)によってシールして
目地処理を行う。
タッピングビス(13)による上記取付方法による場合、A
LC板(1)は、ラス網等で補強された薄物のALCが好
ましい。
又、金属複合パネルは、第5図に示す如く、上下の取付
片(8)は互い違いにしておいてもそうでなくともよい。
しかし、第5図(C)のように上下の取付片(8)を同じ位置
に設けると互いの取付片(8)が重なるので、互いの取付
片(8)同志を重ねてからタッピングビスによる打ちつけ
作業を必要とし、建物躯体への取付作業が複雑になった
り、上下の金属板の高さが不揃いになるので、上下の取
付片(8)は互い違いにしておくことが好ましい。
また、図示した如く、ALC板(1)のもう一つの平行す
る1組の両側面(3)、(4)の縁も辺全長に渡ってL状に切
り欠かれている場合は、第4図(A)に示す如く、金属複
合パネルにより壁面を構成した際のタテ目地部は、金属
複合パネル同志を突き合わせても、双方のパネルに切り
欠き部(7)、(7)が存在し、切り欠き部(7)、(7)によりシー
リング目地(18)が構成される。従って、この部分にシー
リング材(12)を埋め込み、パネルが突きつけであっても
金属複合パネル同志の小口部分の防水処理が可能とな
る。
パネルの側面は、このようにタテ目地を構成する必要が
なく、この側面の切り欠きは必要でない。この切り欠き
(7)、(7)を設けない場合は従来方法により目地処理をす
ればよい。
以上、建物躯体としての胴縁に取り付ける場合で説明し
たが、間柱に取り付ける場合も同様である。
(考案の効果) 本考案の金属複合パネルは、二枚の金属複合パネルの無
機質パネル同志を突き合わせて並べると、切り欠き部が
設けられた辺と反対側の辺側に設けられた取付片が、切
り欠き部の上に重なる構造となっており、取付片を無機
質パネルの切り欠き部でタッピングビスを打ち込み胴縁
に金属複合パネルを取り付けることができる。
このように二枚の金属複合パネルは無機質パネル同志を
突き合わせた状態で並べることができ、従来の金属複合
パネルのようにこの部分がヒートブリッジになることが
なく、且つこの部分は切り欠き部の段差があるので、切
り欠き部をシーリング目地とすることができ、防水上の
問題も無くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の金属複合パネルの正面及び側面図、
第2図の(A),(B),(C),(D)は、各々第1図のA,B,
C,D部の要部詳細図であり、(E)、(F)は、各々他の実
施例の場合の要部詳細図である。第3図は取付状態を示
す斜視図、第4図の(A),(B)は取付状態における第3図
のA−A′,B−B′断面図、第5図の(A),(B),(C)は
各々取付片の他のバリエーションを示す説明図、第6図
は従来の金属複合パネルの取付状態を示す説明図、第7
図は第6図の正面状態を示す図である。 図面における符号は次の通りである。 1……ALC板、2……金属板、 3、4、5、6……側面、 7、7′……切り欠き、 8……取付片、9……ビス穴、 10……胴縁、11……基礎、 12……シーリング材、 13……タッピングビス、 18……目地、 19、20……金属複合パネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機質パネルの側面に少なくとも一面を辺
    全長に渡ってL状に切り欠き、この切り欠き部の側面若
    しくは無機質パネル側面に沿って金属板が折り曲げられ
    て無機質パネルの表面に複合され、前記L状の切り欠き
    部の水平部の面内に金属板のピース状取付片が存在し、
    更に前記切り欠き部が設けられた辺と反対側の辺側に、
    前記切り欠き部の深さと同じ高さの辺を有するピース状
    取付片が金属板に設けられていることを特徴とする金属
    複合パネル。
JP1985022618U 1985-02-21 1985-02-21 金属複合パネル Expired - Lifetime JPH0615073Y2 (ja)

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JPS61140012U JPS61140012U (ja) 1986-08-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6041242B2 (ja) * 1980-02-29 1985-09-14 松下電工株式会社 金属製パネルの取付構造
JPS59192519U (ja) * 1983-06-09 1984-12-20 日本碍子株式会社 複合耐火パネル

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JPS61140012U (ja) 1986-08-30

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