JP2579775Y2 - 間仕切り壁に対する取り付け部材の固定構造 - Google Patents

間仕切り壁に対する取り付け部材の固定構造

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JP2579775Y2 JP1846093U JP1846093U JP2579775Y2 JP 2579775 Y2 JP2579775 Y2 JP 2579775Y2 JP 1846093 U JP1846093 U JP 1846093U JP 1846093 U JP1846093 U JP 1846093U JP 2579775 Y2 JP2579775 Y2 JP 2579775Y2
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、間仕切り壁の壁面に対
する取り付け部材の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビル等の建築物においては、間仕切り壁
や天井等を構成する部材として間仕切りパネルが多く用
いられている。この間仕切りパネルは、例えば一対の成
形セメント板の間に断熱部材を挟んだものであり、耐熱
性,遮音性等に優れたものである。しかし、上記間仕切
りパネルを用いた間仕切り壁は、構造的には空洞部分が
多く、材質的には軟らかいものであり、打ち込まれたビ
ス等を保持する力が弱い。したがって、上記構造の間仕
切り壁に対して、吊り戸棚等のある程度の重量を有する
取り付け部材を固定する場合には、固定部分の壁面を補
強金物で補強していた。
【0003】図3の断面図に、間仕切り壁への取り付け
部材の固定構造を示した。図に示すように、上記補強金
物5は、所定の厚さを有する一枚の金属板に複数のビス
孔51を穿設したものである。このビス孔51は、ねじ
込んだ仮止め用のビスcの頭を収納するために周縁52
を同一方面に向かって立ち上げた構造になっている。
【0004】上記補強金物5を用いた上記固定構造は以
下のようになっている。先ず、間仕切り壁2を構成する
間仕切りパネル21の所定位置には、上記補強金物5が
取り付けられている。上記補強金物5は、上記ビス孔5
1の周縁52が立ち上がる面を上記間仕切りパネル21
と接合させるように配置されている。そして、上記補強
金物5は、上記ビス孔51から仮止め用のビスcを間仕
切りパネル21にねじ込んで間仕切りパネル21に仮止
めされる。この時、仮止め用ビスcの頭は、ビス孔51
の周縁52の立ち上がりに収納されるため、補強金物5
の表面は平坦に保たれる。
【0005】上記のように補強金物5が取り付けられた
間仕切りパネル21のパネル面には、石膏ボード22が
貼設されこの石膏ボード22の表面にクロス張りが施さ
れて間仕切り壁2を構成している。そして、上記間仕切
り壁2の補強金物5を配置した壁面には、取り付け部材
3が配置されている。この取り付け部材3は、当該取り
付け部材3の表面から補強金物5を貫通して上記間仕切
りパネル21にビスbをねじ込んで固定されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記の耐火間
仕切り壁に対する取り付け部材の固定構造には、以下の
ような問題があった。すなわち、上記補強金物5に穿設
されたビス孔51の周縁52は、上記間仕切りパネル2
1に向かって立ち上げられている。したがって、間仕切
りパネル21のパネル面には、予め上記ビス孔51の周
縁52の立ち上がり部分を収納する窪み、いわゆる座掘
り部分21cを設ける必要がある。この座掘り部分21
cは、上記ビス孔51と対応する位置に設けなければな
らず、作業が非常に煩雑であった。
【0007】そこで本考案は、上記の課題を解決し、間
仕切り壁に取り付け部材を取り付ける際に、簡便に且つ
確実に作業を行うことができるようにすることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すため
に本考案は、略矩形状のスリットをその短手方向に複数
並列配置したスリット面と平坦面とを有してなる補強金
物を介して、間仕切りパネルを用いた間仕切り壁の壁面
に対して取り付け部材を固定する構造であり、上記補強
金物は、予め上記スリット間のブリッジ部を跨いだ状態
で上記間仕切りパネルに対してタッカーを打ち込んで当
該間仕切りパネルに固定されると共に、上記取り付け部
材を固定するビスが、上記平坦面を貫通して上記間仕切
りパネルに打ち込まれるものである。
【0009】
【作用】上記補強金物へのタッカーの打ち込みによっ
て、スリット間のブリッジが屈曲するのでタッカーの上
面と補強金物の上面とが少なくとも面一になる。したが
って、上記補強金物の表面が平坦に保たれる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。図1は本考案の一実施例を説明する要部
斜視図であり、図2はその要部断面図である。先ず、実
施例の補強金物1は、図に示すようにスリット面11と
平坦面12とで構成されている。上記スリット面11に
は、矩形のスリット11aがその短辺方向に複数並列配
置している。スリット11aの短辺の幅は、タッカーを
打ち込むのに充分な長さとし、長辺の長さはタッカーa
の打ち込みによってスリット11aとスリット11aの
間のブリッジ11bが屈曲する程度の長さに形成されて
いる。
【0011】また、扉等の取り付け部材3を固定する間
仕切り壁2は、間仕切りパネル21の両面に石膏ボード
22を貼設してなるものである。上記間仕切りパネル2
1は、例えば二枚の成形セメント板21aの間に断熱材
21bを挟んだものである。上記成形セメント板21a
は、軽量セメントを波型スレート板と平板を合わせた形
に成形したものである。また、上記断熱材21bは、ロ
ックウール等からなるものである。
【0012】上記構造の間仕切り壁2に対して、上記構
造の補強金物1を介して扉等の取り付け部材3を固定す
る場合の固定構造は以下のようになっている。先ず、上
記間仕切りパネル21のパネル面には、上記補強金物1
が取り付けられている。上記補強金物1は、スリット1
1aとスリット11aと間のブリッジ11bを跨ぐ状態
で、上記間仕切りパネル21に対してU字型のタッカー
aを打ち込むことによって、上記間仕切りパネル21に
取り付けられている。上記の様にタッカーaを打ち込む
ことによって、補強金物1のブリッジ11bがタッカー
aで締めつけられて間仕切りパネル21側に屈曲し、タ
ッカーaがブリッジ部11bにめり込む状態になる。こ
のため、補強金物1の表面にタッカーaが突出すること
なく、補強金物1の表面は平坦な状態に保たれている。
【0013】上記のようにして予め補強金物1を固定し
た間仕切りパネル21の上から、石膏ボード22が貼設
されクロス張りが施されている。上記石膏ボードは、取
り付け部材3の取り付け面の形状に応じて上記補強金物
1の一部分を露出させる状態で、上記間仕切りパネル2
1に貼設されている。
【0014】そして、上記補強金物1の取り付け位置
に、吊り戸棚やドア等の取り付け部材3が固定されてい
る。図に示した取り付け部材3は、間仕切り壁2の壁面
に対して垂直に配置されるドアである。上記取り付け部
材3は、上記補強金物1の上に配置され、ビス止めによ
って上記間仕切りパネル21に固定される。取り付け部
材3を固定するビスbは、取り付け部材3の表面から、
補強金物1の平坦面12を貫通して間仕切りパネル21
までねじ込まれている。
【0015】上記の間仕切り壁2に対する取り付け部材
3の固定構造においては、図2の断面図に示すように、
上記補強金物1が間仕切りパネル21に固定された状態
において、補強金物1の上面が平坦に保たれているの
で、取り付け部材3の収まりが良い。また、補強金物1
の取り付けに際して、間仕切りパネル21等に対して座
掘り等の特別な処置を施す必要がない。
【0016】尚、上記実施例においては、取り付け部材
3が上記補強金物1を介して直接間仕切りパネル21に
固定されている場合を説明した。しかし、本考案はこれ
に限るものではなく、クロス張りを行った石膏ボード2
2と補強金物1とを介して、上記取り付け部材3を間仕
切りパネル21に固定する構造でも可能である。
【0017】
【考案の効果】以上実施例で説明したように、本考案の
間仕切り壁に対する取り付け部材の固定構造において
は、間仕切りパネルに対して座掘りを設ける必要がな
い。このため、間仕切り壁に対する補強金物を介し取り
付け部材の固定作業を簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す斜視図である。
【図2】実施例を示す断面図である。
【図3】従来例を示す平断面図である。
【符号の説明】
1 補強金物 2 間仕切り壁 3 取り付け部材 11 スリット面 11a スリット 11b ブリッジ 12 平坦面 21 間仕切りパネル a タッカー b ビス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略矩形状のスリットをその短手方向に複
    数並列配置したスリット面と平坦面とを有してなる補強
    金物を介して、間仕切りパネルを用いた間仕切り壁の壁
    面に対して取り付け部材を固定する構造であって、 前記補強金物は、予め前記スリット間のブリッジを跨い
    だ状態で前記間仕切りパネルに対してタッカーを打ち込
    んで当該間仕切りパネルに固定されると共に、前記取り
    付け部材を固定するビスが、前記平坦面を貫通して前記
    間仕切りパネルに打ち込まれるものであるであることを
    特徴とする間仕切り壁に対する取り付け部材の固定構
    造。
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