JP3287822B2 - 間仕切り装置 - Google Patents
間仕切り装置Info
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- JP3287822B2 JP3287822B2 JP27715999A JP27715999A JP3287822B2 JP 3287822 B2 JP3287822 B2 JP 3287822B2 JP 27715999 A JP27715999 A JP 27715999A JP 27715999 A JP27715999 A JP 27715999A JP 3287822 B2 JP3287822 B2 JP 3287822B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間仕切り装置に関
し、詳しくは例えば石膏ボード仕様の固定型の間仕切り
装置に関するものである。
し、詳しくは例えば石膏ボード仕様の固定型の間仕切り
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、複数の間仕切
りスタッド6が間隔をあけて立設され、各間仕切りスタ
ッド6の両面にそれぞれ石膏ボードなどの面板が取着さ
れて間仕切り2が構成された間仕切り装置において、上
記間仕切り2をT字状に交差するように配置された第1
の間仕切り壁3と第2の間仕切り壁4とで構成したもの
が知られている。その一例として、第1の間仕切り壁3
の一方の面板7を開口部15をはさんで左側の面板7a
と右側の面板7bとで構成し、この開口部15に第2の
間仕切り壁4の端部4aを突き当てるように配置し、こ
の第2の間仕切り壁4の端部4aにおける面板10,1
1間に第1のコーナースタッド9Aを立設して、固着具
40にて各面板10,11をコーナースタッド9Aに固
着している。さらに第1の間仕切り壁3の左側の面板7
aと他方の面板11との間に第2のコーナースタッド9
Bを立設すると共に、第1の間仕切り壁3の右側の面板
7bと他方の面板11との間に第3のコーナースタッド
9Cを立設して、固着具41,42にて各面板7(7
a,7b),8をコーナースタッド9B,9Cにそれぞ
れ固着している。このように3本のコーナースタッド9
A,9B,9Cを用いることで、第1の間仕切り壁3と
第2の間仕切り壁4との交差部において、各面板7,
8,10,11の垂直出しが行われている。
りスタッド6が間隔をあけて立設され、各間仕切りスタ
ッド6の両面にそれぞれ石膏ボードなどの面板が取着さ
れて間仕切り2が構成された間仕切り装置において、上
記間仕切り2をT字状に交差するように配置された第1
の間仕切り壁3と第2の間仕切り壁4とで構成したもの
が知られている。その一例として、第1の間仕切り壁3
の一方の面板7を開口部15をはさんで左側の面板7a
と右側の面板7bとで構成し、この開口部15に第2の
間仕切り壁4の端部4aを突き当てるように配置し、こ
の第2の間仕切り壁4の端部4aにおける面板10,1
1間に第1のコーナースタッド9Aを立設して、固着具
40にて各面板10,11をコーナースタッド9Aに固
着している。さらに第1の間仕切り壁3の左側の面板7
aと他方の面板11との間に第2のコーナースタッド9
Bを立設すると共に、第1の間仕切り壁3の右側の面板
7bと他方の面板11との間に第3のコーナースタッド
9Cを立設して、固着具41,42にて各面板7(7
a,7b),8をコーナースタッド9B,9Cにそれぞ
れ固着している。このように3本のコーナースタッド9
A,9B,9Cを用いることで、第1の間仕切り壁3と
第2の間仕切り壁4との交差部において、各面板7,
8,10,11の垂直出しが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では間
仕切り2の交差部においてコーナースタッド9A,9
B,9Cを3本立設する必要があり、このためスタッド
数が増えて材料コストアップを招くうえに、固着具4
0,41,42による固着箇所も6箇所と多くなり、施
工に非常に手間がかかるものであった。そのうえコーナ
ースタッド9B,9Cを追加することで第1の間仕切り
壁3における他方の面板8の垂直出しが困難となってい
た。つまり、間仕切りスタッド6間の距離Dは一般に4
55mmと長く、このため仮に間仕切りスタッド6の寸
法誤差や設置誤差等によって各間仕切りスタッド6の外
面同士を結ぶ面が平面とならなくても、間仕切りスタッ
ド6間の距離Dを長くすることでその寸法誤差を吸収で
きるが、従来のようにコーナースタッド9B,9Cを追
加すると、間仕切りスタッド6及びコーナースタッド9
B,9Cの相互間距離d1,d2,d3がそれぞれ上記距
離Dよりも短くなってスタッド6,9B,9Cによる寸
法誤差を吸収できなくなり、例えば石膏ボードによって
面板8が構成されている場合は、石膏ボードの折れが発
生しやすくなり、結果として石膏ボード表面に壁材を貼
ったときに間仕切り壁の表面に不陸が発生しやすくなる
という問題がある。
仕切り2の交差部においてコーナースタッド9A,9
B,9Cを3本立設する必要があり、このためスタッド
数が増えて材料コストアップを招くうえに、固着具4
0,41,42による固着箇所も6箇所と多くなり、施
工に非常に手間がかかるものであった。そのうえコーナ
ースタッド9B,9Cを追加することで第1の間仕切り
壁3における他方の面板8の垂直出しが困難となってい
た。つまり、間仕切りスタッド6間の距離Dは一般に4
55mmと長く、このため仮に間仕切りスタッド6の寸
法誤差や設置誤差等によって各間仕切りスタッド6の外
面同士を結ぶ面が平面とならなくても、間仕切りスタッ
ド6間の距離Dを長くすることでその寸法誤差を吸収で
きるが、従来のようにコーナースタッド9B,9Cを追
加すると、間仕切りスタッド6及びコーナースタッド9
B,9Cの相互間距離d1,d2,d3がそれぞれ上記距
離Dよりも短くなってスタッド6,9B,9Cによる寸
法誤差を吸収できなくなり、例えば石膏ボードによって
面板8が構成されている場合は、石膏ボードの折れが発
生しやすくなり、結果として石膏ボード表面に壁材を貼
ったときに間仕切り壁の表面に不陸が発生しやすくなる
という問題がある。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、コーナースタッド
の数を減らした構造でありながら、間仕切り壁の不陸発
生を容易且つ確実に防止でき、外観の向上と施工性の向
上とを図ることができる間仕切り装置を提供するにあ
る。
たもので、その目的とするところは、コーナースタッド
の数を減らした構造でありながら、間仕切り壁の不陸発
生を容易且つ確実に防止でき、外観の向上と施工性の向
上とを図ることができる間仕切り装置を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の間仕切りスタッド6が間隔をあけて
立設され、各間仕切りスタッド6の両面にそれぞれ面板
が取着されて間仕切り2が構成されている間仕切り装置
1において、上記間仕切り2は、第1の間仕切り壁3
と、第1の間仕切り壁3の一方の面板7に端部4aが突
き当てられるようにして配置される第2の間仕切り壁4
とからなり、上記第1の間仕切り壁3の一方の面板7に
突き当てられる第2の間仕切り壁4の端部4aの面板1
0,11間にコーナースタッド9が立設され、コーナー
スタッド9の外側面に第2の間仕切り壁4の各面板1
0,11の内面に配置される側片13とこの側片13か
ら外側方に連出されて第1の間仕切り壁3の一方の面板
7の内面7cに配置される連出片14とを有するハット
型連結金具12が設けられ、第2の間仕切り壁4の各面
板10,11がハット型連結金具12の側片13を介し
てコーナースタッド9にそれぞれ固着されると共に第1
の間仕切り壁3の一方の面板7がハット型連結金具12
の連出片14に固着されてなることを特徴としており、
このように構成することで、ハット型連結金具12を用
いることによってコーナースタッド9の数を従来の3本
から1本に減らすことができる。従って、交差部におけ
る第1の間仕切り壁3と第2の間仕切り壁4の各面板
7,8,10,11同士の連結を1本のコーナースタッ
ドで確実に行うことができ、しかもハット型連結金具1
2によって各間仕切り壁3,4の垂直出しを行うことが
できるので、コーナースタッドを減らした構造でありな
がら、間仕切り壁の不陸防止を図ることができる。
に本発明は、複数の間仕切りスタッド6が間隔をあけて
立設され、各間仕切りスタッド6の両面にそれぞれ面板
が取着されて間仕切り2が構成されている間仕切り装置
1において、上記間仕切り2は、第1の間仕切り壁3
と、第1の間仕切り壁3の一方の面板7に端部4aが突
き当てられるようにして配置される第2の間仕切り壁4
とからなり、上記第1の間仕切り壁3の一方の面板7に
突き当てられる第2の間仕切り壁4の端部4aの面板1
0,11間にコーナースタッド9が立設され、コーナー
スタッド9の外側面に第2の間仕切り壁4の各面板1
0,11の内面に配置される側片13とこの側片13か
ら外側方に連出されて第1の間仕切り壁3の一方の面板
7の内面7cに配置される連出片14とを有するハット
型連結金具12が設けられ、第2の間仕切り壁4の各面
板10,11がハット型連結金具12の側片13を介し
てコーナースタッド9にそれぞれ固着されると共に第1
の間仕切り壁3の一方の面板7がハット型連結金具12
の連出片14に固着されてなることを特徴としており、
このように構成することで、ハット型連結金具12を用
いることによってコーナースタッド9の数を従来の3本
から1本に減らすことができる。従って、交差部におけ
る第1の間仕切り壁3と第2の間仕切り壁4の各面板
7,8,10,11同士の連結を1本のコーナースタッ
ドで確実に行うことができ、しかもハット型連結金具1
2によって各間仕切り壁3,4の垂直出しを行うことが
できるので、コーナースタッドを減らした構造でありな
がら、間仕切り壁の不陸防止を図ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
施形態に基づいて説明する。
【0007】この間仕切り装置1は、図示省略した床面
に取り付けた下ランナーと天井面に取り付けた上ランナ
ーとの間に複数の間仕切りスタッド6を立設して間仕切
り2の骨組が構成されており、図1に示すように、間仕
切りスタッド6の両面に石膏ボード仕様の面板7,8等
をそれぞれ取着して間仕切り2が構成されている。
に取り付けた下ランナーと天井面に取り付けた上ランナ
ーとの間に複数の間仕切りスタッド6を立設して間仕切
り2の骨組が構成されており、図1に示すように、間仕
切りスタッド6の両面に石膏ボード仕様の面板7,8等
をそれぞれ取着して間仕切り2が構成されている。
【0008】本実施形態の間仕切り2は、第1の間仕切
り壁3と第2の間仕切り壁4とからなり、第1の間仕切
り壁3の一方の面板7に第2の間仕切り壁4の端部4a
が突き当てられるようにしてT字状に交差して配置され
ている。なお、第1の間仕切り壁3(第2の間仕切り壁
4も同様)における間仕切りスタッド6,6間の間隔D
は一定寸法(例えば455mm)に設定されている。
り壁3と第2の間仕切り壁4とからなり、第1の間仕切
り壁3の一方の面板7に第2の間仕切り壁4の端部4a
が突き当てられるようにしてT字状に交差して配置され
ている。なお、第1の間仕切り壁3(第2の間仕切り壁
4も同様)における間仕切りスタッド6,6間の間隔D
は一定寸法(例えば455mm)に設定されている。
【0009】ここでは、上記第1の間仕切り壁3の一方
の面板7は、開口部15をはさんで左側の面板7aと右
側の面板7bとで構成されており、この開口部15に第
2の間仕切り壁4の端部4aが挿入されており、この第
2の間仕切り壁4の端部4aにおける面板10,11間
に1本のコーナースタッド9が立設されている。このコ
ーナースタッド9は、図3に示すように、薄金属板を折
曲して構成したもので、例えば角筒状に折曲して両端部
9eを結合して形成してある。また、このコーナースタ
ッド9を構成する薄金属板は厚み1mm以下、好ましく
は0.5mm以下のものを用いてある。そして、コーナ
ースタッド9の一側壁9cに対して第2の間仕切り壁4
の一方の面板10が固着されており、コーナースタッド
9の他側壁9dに対して第2の間仕切り壁4の他方の面
板11が固着されるようになっている。なお、コーナー
スタッド9の前面9aは、第1の間仕切り壁3の一方の
面板7の内面7cと略面一状に配置してある。
の面板7は、開口部15をはさんで左側の面板7aと右
側の面板7bとで構成されており、この開口部15に第
2の間仕切り壁4の端部4aが挿入されており、この第
2の間仕切り壁4の端部4aにおける面板10,11間
に1本のコーナースタッド9が立設されている。このコ
ーナースタッド9は、図3に示すように、薄金属板を折
曲して構成したもので、例えば角筒状に折曲して両端部
9eを結合して形成してある。また、このコーナースタ
ッド9を構成する薄金属板は厚み1mm以下、好ましく
は0.5mm以下のものを用いてある。そして、コーナ
ースタッド9の一側壁9cに対して第2の間仕切り壁4
の一方の面板10が固着されており、コーナースタッド
9の他側壁9dに対して第2の間仕切り壁4の他方の面
板11が固着されるようになっている。なお、コーナー
スタッド9の前面9aは、第1の間仕切り壁3の一方の
面板7の内面7cと略面一状に配置してある。
【0010】上記コーナースタッド9には、第1の間仕
切り壁3と第2の間仕切り壁4とを互いに連結するため
のハット型連結金具12が設けられている。本例のハッ
ト型連結金具12は、図2に示すように、細長い薄金属
板からなり、その厚みは1mm以下、好ましくは0.4
mm以下のものを用いてある。この薄金属板の中央部を
折り曲げて一方の側片13と頂片13aと他方の側片1
3とを形成し、一方の側片13から左側に向かって一方
の連出片14を連出させ、他方の側片13から右側に向
かって他方の連出片14を連出させてある。
切り壁3と第2の間仕切り壁4とを互いに連結するため
のハット型連結金具12が設けられている。本例のハッ
ト型連結金具12は、図2に示すように、細長い薄金属
板からなり、その厚みは1mm以下、好ましくは0.4
mm以下のものを用いてある。この薄金属板の中央部を
折り曲げて一方の側片13と頂片13aと他方の側片1
3とを形成し、一方の側片13から左側に向かって一方
の連出片14を連出させ、他方の側片13から右側に向
かって他方の連出片14を連出させてある。
【0011】しかして、先ず図3のようにハット型連結
金具12の頂片13aをコーナースタッド9の後面9b
に沿わせ、両側片13をコーナースタッド9の両側壁9
c,9dにそれぞれ沿わせた状態で、一方の連出片14
を第1の間仕切り壁3の左側の面板7aの内面7cに当
接させ、且つ他方の連出片14を第1の間仕切り壁3の
左側の面板7aの内面7cに当接させる。このときハッ
ト型連結金具12を両面粘着テープ等を用いてコーナー
スタッド9に仮止めするのが好ましい。これにより、固
着具40,41を打ち込む前にコーナースタッド9に対
するハット連結金具12のずれ動きを防止でき、作業が
はかどる。
金具12の頂片13aをコーナースタッド9の後面9b
に沿わせ、両側片13をコーナースタッド9の両側壁9
c,9dにそれぞれ沿わせた状態で、一方の連出片14
を第1の間仕切り壁3の左側の面板7aの内面7cに当
接させ、且つ他方の連出片14を第1の間仕切り壁3の
左側の面板7aの内面7cに当接させる。このときハッ
ト型連結金具12を両面粘着テープ等を用いてコーナー
スタッド9に仮止めするのが好ましい。これにより、固
着具40,41を打ち込む前にコーナースタッド9に対
するハット連結金具12のずれ動きを防止でき、作業が
はかどる。
【0012】次に、ネジ等の固着具40を第2の間仕切
り壁4の面板10(面板11も同様)からハット型連結
金具12の側片13を貫通してコーナースタッド9の一
側壁9cに螺着することで、第2の間仕切り壁4の各面
板10,11をコーナースタッド9に対して固着でき
る。さらに別のネジ等の固着具41を第1の間仕切り壁
3の面板7a(面板7bも同様)からハット型連結金具
12の連出片14に螺着することで、第1の間仕切り壁
3の各面板7a,7bをハット型連結金具12を介して
上記コーナースタッド9に対して固着できるようにな
る。
り壁4の面板10(面板11も同様)からハット型連結
金具12の側片13を貫通してコーナースタッド9の一
側壁9cに螺着することで、第2の間仕切り壁4の各面
板10,11をコーナースタッド9に対して固着でき
る。さらに別のネジ等の固着具41を第1の間仕切り壁
3の面板7a(面板7bも同様)からハット型連結金具
12の連出片14に螺着することで、第1の間仕切り壁
3の各面板7a,7bをハット型連結金具12を介して
上記コーナースタッド9に対して固着できるようにな
る。
【0013】このように、ハット型連結金具12を用い
ることによって平面視T字状の交差部において第1の間
仕切り壁3と第2の間仕切り壁4との連結を1本のコー
ナースタッド9で確実に行うことができる。従って、コ
ーナースタッド9の数を従来の3本から1本に減らすこ
とができるので、材料コストアップを防止でき、しかも
固着具40,41による固着箇所も従来の6箇所から3
箇所に減ることで、施工が非常に容易となる。さらに、
ハット型連結金具12の連出片14によって、図3に示
すように、第2の間仕切り壁4の面板10の先端部10
aと第1の間仕切り壁3の面板7a,7bの各内面7c
とを面一状に配置できるので、交差部における各面板
7,8,10,11の垂直出しが容易且つ正確にできる
ようになる。そのうえ、第1の間仕切り壁3の面板7,
8間には従来のようにコーナースタッドは追加されない
ので、第1の間仕切り壁3における間仕切りスタッド
6,6間の距離Dを従来と同じ455mmに広げること
ができて、コーナースタッドの寸法誤差等に起因する石
膏ボードの折れ発生を未然に防止でき、結果として石膏
ボード表面に壁材を貼ったときの不陸防止対策に万全を
期すことができる。
ることによって平面視T字状の交差部において第1の間
仕切り壁3と第2の間仕切り壁4との連結を1本のコー
ナースタッド9で確実に行うことができる。従って、コ
ーナースタッド9の数を従来の3本から1本に減らすこ
とができるので、材料コストアップを防止でき、しかも
固着具40,41による固着箇所も従来の6箇所から3
箇所に減ることで、施工が非常に容易となる。さらに、
ハット型連結金具12の連出片14によって、図3に示
すように、第2の間仕切り壁4の面板10の先端部10
aと第1の間仕切り壁3の面板7a,7bの各内面7c
とを面一状に配置できるので、交差部における各面板
7,8,10,11の垂直出しが容易且つ正確にできる
ようになる。そのうえ、第1の間仕切り壁3の面板7,
8間には従来のようにコーナースタッドは追加されない
ので、第1の間仕切り壁3における間仕切りスタッド
6,6間の距離Dを従来と同じ455mmに広げること
ができて、コーナースタッドの寸法誤差等に起因する石
膏ボードの折れ発生を未然に防止でき、結果として石膏
ボード表面に壁材を貼ったときの不陸防止対策に万全を
期すことができる。
【0014】なお、ハット型連結金具12は、コーナー
スタッド9の全長にわたって延びる長尺状のものに限定
されず、ピース状のものであってもよい。
スタッド9の全長にわたって延びる長尺状のものに限定
されず、ピース状のものであってもよい。
【0015】また、前記実施形態では第1の間仕切り壁
3の一方の面板7のみに第2の間仕切り壁4をT字状に
交差させた例を説明したが、もちろんこれに限定され
ず、例えば図4に示すように、第1の間仕切り壁3の他
方の面板8にも別の第2の間仕切り壁4´をT字状に交
差させてもよいものであり、この場合においても、本発
明のハット型連結金具12を用いることで、コーナース
タッド9を1本追加するだけでよいものである。
3の一方の面板7のみに第2の間仕切り壁4をT字状に
交差させた例を説明したが、もちろんこれに限定され
ず、例えば図4に示すように、第1の間仕切り壁3の他
方の面板8にも別の第2の間仕切り壁4´をT字状に交
差させてもよいものであり、この場合においても、本発
明のハット型連結金具12を用いることで、コーナース
タッド9を1本追加するだけでよいものである。
【0016】前記実施形態では、石膏ボード仕様の間仕
切りについて説明したが、もちろん、石膏ボード以外の
他の材料にも広く適用され得るものである。
切りについて説明したが、もちろん、石膏ボード以外の
他の材料にも広く適用され得るものである。
【0017】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっ
ては、複数の間仕切りスタッドが間隔をあけて立設さ
れ、各間仕切りスタッドの両面にそれぞれ面板が取着さ
れて間仕切りが構成されている間仕切り装置において、
上記間仕切りは、第1の間仕切り壁と、第1の間仕切り
壁の一方の面板に端部が突き当てられるようにして配置
される第2の間仕切り壁とからなり、上記第1の間仕切
り壁の一方の面板に突き当てられる第2の間仕切り壁の
端部の面板間にコーナースタッドが立設され、コーナー
スタッドの外側面に第2の間仕切り壁の各面板の内面に
配置される側片とこの側片から外側方に連出されて第1
の間仕切り壁の一方の面板の内面に配置される連出片と
を有するハット型連結金具が設けられ、第2の間仕切り
壁の各面板がハット型連結金具の側片を介してコーナー
スタッドに固着されると共に第1の間仕切り壁の一方の
面板がハット型連結金具の連出片に固着されてなるの
で、ハット型連結金具を用いることによってコーナース
タッドの数を従来の3本から1本に減らすことができ
る。しかも、交差部における第1の間仕切り壁と第2の
間仕切り壁の垂直出しを1本のコーナースタッドとハッ
ト型連結金具とを用いて容易且つ確実に行うことができ
るので、材料コストアップを防いで施工性の向上を図る
ことができる。さらに、ハット型連結金具によって間仕
切り壁の垂直出しを行うことができるので、コーナース
タッドを減らした構造でありながら、間仕切り壁の不陸
防止対策に万全を期すことができる。
ては、複数の間仕切りスタッドが間隔をあけて立設さ
れ、各間仕切りスタッドの両面にそれぞれ面板が取着さ
れて間仕切りが構成されている間仕切り装置において、
上記間仕切りは、第1の間仕切り壁と、第1の間仕切り
壁の一方の面板に端部が突き当てられるようにして配置
される第2の間仕切り壁とからなり、上記第1の間仕切
り壁の一方の面板に突き当てられる第2の間仕切り壁の
端部の面板間にコーナースタッドが立設され、コーナー
スタッドの外側面に第2の間仕切り壁の各面板の内面に
配置される側片とこの側片から外側方に連出されて第1
の間仕切り壁の一方の面板の内面に配置される連出片と
を有するハット型連結金具が設けられ、第2の間仕切り
壁の各面板がハット型連結金具の側片を介してコーナー
スタッドに固着されると共に第1の間仕切り壁の一方の
面板がハット型連結金具の連出片に固着されてなるの
で、ハット型連結金具を用いることによってコーナース
タッドの数を従来の3本から1本に減らすことができ
る。しかも、交差部における第1の間仕切り壁と第2の
間仕切り壁の垂直出しを1本のコーナースタッドとハッ
ト型連結金具とを用いて容易且つ確実に行うことができ
るので、材料コストアップを防いで施工性の向上を図る
ことができる。さらに、ハット型連結金具によって間仕
切り壁の垂直出しを行うことができるので、コーナース
タッドを減らした構造でありながら、間仕切り壁の不陸
防止対策に万全を期すことができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図2】同上のハット型連結金具の切欠き斜視図であ
る。
る。
【図3】同上のコーナースタッド付近の拡大平面図であ
る。
る。
【図4】他の実施形態の平面図である。
【図5】従来の平面図である。
1 間仕切り装置 2 間仕切り 3 第1の間仕切り壁 4 第2の間仕切り壁 6 間仕切りスタッド 9 コーナースタッド 12 ハット型連結金具 13 側片 14 連出片
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の間仕切りスタッドが間隔をあけて
立設され、各間仕切りスタッドの両面にそれぞれ面板が
取着されて間仕切りが構成されている間仕切り装置にお
いて、上記間仕切りは、第1の間仕切り壁と、第1の間
仕切り壁の一方の面板に端部が突き当てられるようにし
て配置される第2の間仕切り壁とからなり、上記第1の
間仕切り壁の一方の面板に突き当てられる第2の間仕切
り壁の端部の面板間にコーナースタッドが立設され、コ
ーナースタッドの外側面に第2の間仕切り壁の各面板の
内面に配置される側片とこの側片から外側方に連出され
て第1の間仕切り壁の一方の面板の内面に配置される連
出片とを有するハット型連結金具が設けられ、第2の間
仕切り壁の各面板がハット型連結金具の側片を介してコ
ーナースタッドにそれぞれ固着されると共に第1の間仕
切り壁の一方の面板がハット型連結金具の連出片に固着
されてなることを特徴とする間仕切り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27715999A JP3287822B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 間仕切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27715999A JP3287822B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 間仕切り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001098676A JP2001098676A (ja) | 2001-04-10 |
JP3287822B2 true JP3287822B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=17579635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27715999A Expired - Fee Related JP3287822B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 間仕切り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3287822B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7372519B2 (ja) * | 2019-07-18 | 2023-11-01 | 株式会社イトーキ | 間仕切り構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02101245A (ja) * | 1988-10-07 | 1990-04-13 | Fujita Corp | 間仕切壁施工方法及び間仕切パネル |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27715999A patent/JP3287822B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001098676A (ja) | 2001-04-10 |
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