JPH09119208A - フロアパネル装置およびその施工方法 - Google Patents

フロアパネル装置およびその施工方法

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JPH09119208A
JPH09119208A JP8242632A JP24263296A JPH09119208A JP H09119208 A JPH09119208 A JP H09119208A JP 8242632 A JP8242632 A JP 8242632A JP 24263296 A JP24263296 A JP 24263296A JP H09119208 A JPH09119208 A JP H09119208A
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孝彦 廣瀬
Hiroshi Yoshida
博 吉田
Minoru Yoshida
稔 吉田
Koji Yoshioka
孝治 吉岡
Minoru Kanesaka
稔 金坂
Kazuo Kumura
和生 工村
Hidetaka Abe
英孝 阿部
Mitsuo Ishii
満男 石井
Nobuyuki Ishii
信幸 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁際や柱まわり等の壁面部において、その壁
面部の形状の如何に拘わらずフロアパネルを良好に敷設
することのでき、また必要に応じて壁際に電気配線を容
易に施すことのできるフロアパネル装置および施工方法
を提供する。 【解決手段】 ユニットパネル1を部屋の床面に順次敷
詰め、壁際や柱まわり等の壁面部W1・W2に半端な空
間S1・S2ができた場合に、その空間内のユニットパ
ネル1と壁面部との間に、該壁面部から所定の間隙gを
空けて補助パネルを配置し、その補助パネル上面に、少
なくとも水平片21で成るカバー部材2を配置すもので
あって、該カバー部材2に壁際配線用の開口部24a・
24b等を形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部屋の床面に敷設される
フロアパネル装置、特に電子計算機室やオフィスオート
メーション機器室等の床面に各種機器への電気配線を容
易に行えるようにした床配線用フロアパネル装置および
その施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のフロアパネル装置において、床
に支持脚・ブロック等の間隔保持部品を配置固定し、そ
の上にユニットパネルまたは偏平ブロックを張って二重
床を構成し、床とユニットパネル等の間の空間に配線す
るものが知られている(例えば特開昭60−11295
4号)。
【0003】また、床とユニットパネル等の間に配線用
の空間を形成すると同時に、隣合うパネルあるいはブロ
ック相互間に間隔を設けて、その間隔によって形成され
た空間部分を配線溝として利用するものもある。上記支
持脚をユニットパネルまたは偏平ブロックの底面の四隅
に一体に設けたものも知られている。
【0004】更に、可撓性の薄肉の連結部を介して互い
に連結した複数個の配線溝形成用ブロックを備え、隣り
合うブロック間に上記薄肉の連結部を底とする配線溝を
形成してなる平面方形の配線溝付きユニットパネルを、
部屋の床面に順次敷詰めていく直置き式の配線用フロア
パネル装置が知られている(例えば特開昭62−284
854号公報参照)。可撓性の薄肉連結部がない、すな
わち個々の配線溝形成用ブロックを床に、ブロック相互
間に間隔を置いて置敷きすることによって配線溝を形成
する配線用フロアパネル装置もある。
【0005】ところが、上記のユニットパネルを、例え
ば部屋の床面の一隅部から順次敷詰めて行く場合、その
隅部に対向する壁面とユニットパネルとの間に往々にし
て半端な空間が生じる。また例えば床の中央部や縁部に
柱等がある場合も同様にその柱まわりに往々にして半端
な空間が生じる。
【0006】その半端な空間を塞ぐために、本出願人は
先に特開昭63−47460号において、上記空間内
に、複数個の補助パネル(小片駒)を、壁またはユニッ
トパネルの縁に沿わせて配置し、残った補助パネルとユ
ニットパネルとの間、あるいは補助パネルと壁面との間
の空間を、カバー部材で覆うことを提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは補助パネルをユニットパネルと略同じ高さに
形成し、その上にカバー部材を載置する構成であるか
ら、そのカバー部材の厚み分だけ他のユニットパネル上
面よりも高くなって壁際や柱まわり等に段差が生じる。
そのため、上記カバー部材の上部に机や書庫もしくは各
種機器等を配置した場合には、傾いたり、がたつきを生
じる等の問題があった。
【0008】また例えば壁面等に設けられた既設コンセ
ントからの配線を、壁際等の空間を経てユニットパネル
等の配線溝内に、引き込む必要がある場合には容易に引
き込むことができないという問題があった。更に上述し
たように、この種のボーダー部分の長尺状カバー部材を
用いると、例えばスリットを備えたものでは可撓性によ
り不陸追従や、必要に応じてその長さに切断することが
可能となり、そのボーダー空間を覆うことができたが、
例えば、特に壁面が直線的でなく、凹凸になっている場
合は、その壁面の凹凸に良く馴染ませて、段差なく平ら
に仕上げることができないという問題もあった。
【0009】本発明は上記従来の問題に鑑みて提案され
たもので、前記のような壁際や柱まわり等に生じる空間
を段差なく平らに仕上げることができ、しかも必要に応
じて壁際や柱まわり等においても容易に電気配線を施す
ことのできるフロアパネル装置およびその施工方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明によるフロアパネル装置およびその施工方法
は、以下の構成としたものである。
【0011】即ち、本発明によるフロアパネル装置は、
少なくとも、床面に配置され配線路が形成されるユニッ
トパネルと、前記ユニットパネルと壁面部との間の空間
であって、該壁面部から所定間隙を形成するように配置
される補助パネルと、前記補助パネル上面であって、前
記所定間隙を覆う少なくとも水平片を有するカバー部材
とを備え、前記カバー部材には、壁際配線引込み用の開
口部を有することを特徴とする。
【0012】また本発明による他のフロアパネル装置
は、少なくとも、床面に配置され配線路が形成されるユ
ニットパネルと、前記ユニットパネルと壁面部との間の
空間であって、該壁面部から所定間隙を形成するように
配置される補助パネルと、前記補助パネル上面であっ
て、前記所定間隙を覆う少なくとも水平片を有するカバ
ー部材とを備え、前記カバー部材には、前記壁面部の形
状に応じて屈曲もしくは破断可能な連結部を残して開口
部を形成してなることを特徴とする。
【0013】さらに本発明によるフロアパネル装置の施
工方法は、少なくとも、配線路が形成されるユニットパ
ネルを床面に配置する第1の施工ステップと、前記ユニ
ットパネルと壁面部との間隙であって、該壁面部から所
定間隙をあけて補助パネルを配置する第2の施工ステッ
プと、少なくとも水平片を有し、かつ壁際配線引込み用
の開口部を有するカバー部材を、前記壁面部からの所定
間隙を覆うように前記補助パネル上面に設ける第3の施
工ステップと、前記壁際配線引込み用の開口部を利用し
て壁際に電気配線を施す第4の施工ステップとを有する
ことを特徴とする。
【0014】また本発明による他のフロアパネルの施工
方法は、少なくとも、配線路が形成されるユニットパネ
ルを床面に配置する第1の施工ステップと、前記ユニッ
トパネルと壁面部との間隙であって、該壁面部から所定
間隙をあけて補助パネルを配置する第2の施工ステップ
と、少なくとも水平片で成るカバー部材を、前記壁面部
からの所定間隙を覆うように前記補助パネル上面に設け
る第3の施工ステップとを有し、前記カバー部材には、
前記壁面部の形状に応じて屈曲もしくは破断可能な連結
部を残して開口部を形成してなり、上記第3の施工ステ
ップで前記カバー部材を、前記補助パネル上面に設ける
際に、前記壁面部の形状に応じて前記連結部によりカバ
ー部材を屈曲もしくは切断して配置し得るように構成し
たことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記のように構成された本発明によるフロアパ
ネル装置を施工するに当たっては、ユニットパネルを部
屋の床面に順次敷詰め、壁や柱の壁面等の壁際部分に必
然的に生じる半端な空間内に、補助パネルを壁面部との
間に所定間隙をあけて配置し、その補助パネルの上面
に、少なくとも水平片を有するカバー部材を設けて、上
記の間隙を覆うものである。そして上記カバー部材に壁
際配線引込み用の開口部を形成したことによって、必要
に応じて上記の開口部を利用して壁際に電気配線を容易
に施すことが可能となり、また上記カバー部材に前記壁
面部の形状等に応じて屈曲もしくは破断可能な連結部を
残して開口部を形成すれば、カバー部材の可撓性が増し
て床面や壁面の凹凸によく馴染ませることができると共
に、上記連接部を適宜破断することによって該カバー部
材を配置するスペース等に応じた所望の長さに容易に切
断して設置することが可能となるものである。
【0016】なお前記補助パネルは、前記ユニットパネ
ルよりもカバー部材の水平片の厚さ分だけ高さの低いも
のを用い、前記補助パネル上面の上記カバー部材と前記
ユニットパネルとの間には、カバー部材と略同じ厚さの
補助カバーを設けるとよい。それによって、前記ユニッ
トパネルから補助カバー及びカバー部材を経て壁面部に
至るまでの上面を略平らに形成することが可能となり段
差をなくすことができる。またカバー部材には、水平片
を支持する垂直片を設けてもよい。また補助カバーは予
め補助パネルに貼付けておき、カバー部材の設置部分に
応じて切除してもよいし、あるいは後からカバー部材の
設置部分に応じて、補助パネル上に貼付けてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるフロアパネル
装置およびその施工方法を図に示す実施形態に基づいて
具体的に説明する。
【0018】図1は本発明によるフロアパネル装置の一
実施形態を示す平面図、図2はその縦断正面図である。
【0019】図において、1はユニットパネルであり、
本実施形態においては可撓性を有する薄肉の連結部12
を介して互いに連結した複数個の配線溝形成用ブロック
11間に上記連結部12を底とする平面十字状の配線溝
13を形成したもので、該ユニットパネル1は一辺が4
0〜60cm程度の平面方形に形成され、厚さは約4cm程
度に形成されている。
【0020】図中、14は上記配線溝13の上面開口を
覆うカバー板で、配線溝13の開口縁に設けた段部13
aに落とし込み式に嵌めることにより、そのカバー板1
4の上面がブロック11の上面と面一になるように形成
されている。
【0021】上記のユニットパネル1は、例えば硬質の
合成樹脂もしくはモルタルやセメントにおがくずやパー
ライトなどを混入した軽量コンクリート等で所定の形状
に成形してなるブロック形成体を、合成樹脂等の可撓性
を有するシート材の表面に接着剤等で一体的に固着した
もの、あるいは上記のようなシート材に凹部を形成して
その凹部内に上記と同様のブロック形成体を充填したも
の、さらに上記凹部の開口面側に別のシート材を被覆し
たもの等を用いることができる。又これに限らず全体を
合成樹脂で一体に形成したもの等その他各種構成のもの
が適用可能である。
【0022】図中2は厚さ1〜3mm程度の鋼板もしくは
アルミニウム板あるいは硬質合成樹脂板等で形成したカ
バー部材であり、そのカバー部材2は本実施形態におい
ては図3に示すように水平片21と、その一辺側に下向
きに一体に形成した該水平片21を支持する支持部とし
ての垂直片22とで横断面L字形に形成されている。そ
の垂直片22の幅方向両側の縦辺および水平辺21の一
部には、壁際配線引込み用の開口部を構成する凹部24
が形成されている。また上記垂直片22は本実施形態に
おいては上記ユニットパネルと同じ高さ寸法に形成され
ている。なお水平片21の長さ寸法は適宜である。
【0023】また図1・図2において、3は補助パネル
であり、本実施形態においては図7・図8に示すように
複数個のブロック31を可撓性を有する連結部32を介
して一体的に連結した構成であり、その各ブロック31
の高さ寸法は、前記ユニットパネル1の高さ寸法よりも
上記カバー部材2の水平片21の厚さ分だけ小さく形成
され、また隣り合うブロック31間には上記連結部32
と反対側の端部において1つおきに略U字状の配線溝3
3が設けられている。
【0024】その補助パネル3は、例えば前記ユニット
パネル1と略同様に合成樹脂や軽量コンクリート等で所
定の大きさ形状に成形したブロック形成体を、合成樹脂
等の可撓性を有するシート材の表面に接着剤等で一体的
に固着したもの、または上記のようなシート材に形成し
た凹部内に上記のようなブロック形成体を充填したも
の、さらに上記凹部の開口面側に別のシート材を被覆し
たもの等を用いることができる。又これに限らず全体を
合成樹脂で一体に形成したもの、その他適宜である。
【0025】また上記補助パネル3は、本実施形態にお
いては前記図7・図8のように大きさ、特に幅寸法の異
なるものを複数種用意して選択的に使用するようにした
ものであるが、例えば図9のように予め大きなパネル状
に形成したものを上記図7・図8のように所定の大きさ
に裁断して使用することもできる。
【0026】前記のユニットパネル1を電子計算機室等
に敷詰める当たっては、例えば部屋の一隅部から順に敷
詰め、必要に応じて接着剤等で床Fに固着するもので、
上記の隅部に対向する柱や壁等の壁面W1・W2とユニ
ットパネル1との間には往々にして図1・図2のように
半端な空間S1・S2が生じる。その空間S1・S2内
に補助パネル3をユニットパネル1に近接させて床F上
に配置し、必要に応じてユニットパネル1と同様に床F
に接着剤等で固着する。図1においては壁面W1側に図
7の補助パネルを、壁面W2側に図8の補助パネルをそ
れぞれ配線溝33を下向きにして配置している。
【0027】次いで、その補助パネル3と壁面W1・W
2との間にL字形カバー部材2の垂直片22を挿入して
壁面W1・W2に密着させ、そのL字形カバー部材2の
水平片21を補助パネル3の上面に載置する。その水平
片21の下面には予め両面接着テープ等を貼着しておい
て補助パネル上面に固着するを可とする。図1におい
て、2pは幅の広い上記カバー部材2を配置することが
できないブランクが生じたときに使用する該カバー部材
の幅よりも狭い幅のブランクピースであり、そのブラン
クピース2pは本実施形態においては上記カバー部材2
と同様にL字形に形成されている。又そのブランクピー
ス2pは必要に応じて用いるもので、例えば隣り合うカ
バー部材2・2の間隔を適宜調整することにより、上記
のブランクピース2pを省略することもできる。
【0028】上記のようにして補助パネル3の上面に載
置されるカバー部材2に壁際配線引込み用の開口部を構
成する凹部24を形成すると、例えば壁面に設けた既設
コンセント等からの配線をユニットパネルの配線溝内に
引込む必要が生じた場合には、上記の凹部24等の開口
部を利用して容易に配線することができる。又この場
合、図示例のようにユニットパネル1の配線溝13に補
助パネル3の配線溝33を連通させ、その補助パネル3
とL字形カバー部材2の垂直片22との間に上記補助パ
ネル3の配線溝33に連通する配線用隙間gを設けるよ
うにすれば、壁際や柱まわり等への電気配線やその設置
作業を更に容易に行うことが可能となる。
【0029】なお前記のようにして補助パネル3の上面
に載置したカバー部材2の水平片21とユニットパネル
1との間の補助パネル3の上面には、上記水平片21と
同じ厚さの凹部(ギャップ)が生じるが、その凹部内に
カバー部材の水平片と同じ厚さのシート状もしくは板状
の補助カバー4等を載置すればよく、それによって上記
補助カバー4とカバー部材2およびユニットパネル1の
上面を平らに形成することができる。
【0030】その補助カバー4としては、例えば合成樹
脂やゴムまたは不織布等のシート材もしくは鋼板や合板
あるいはプラスチックタイルその他適宜であり、例えば
予め大きめに形成したものを所定の大きさに裁断して補
助パネル3上に載置し、必要に応じて接着剤等で固着す
る。そして、上記補助カバー4とカバー部材2およびユ
ニットパネル1の上面には、カーペットタイル等の仕上
げ材を敷き詰めるもので、上記のように補助カバー4と
カバー部材2およびユニットパネル1の上面が平らに形
成されているので、前記従来のように段差等が生じるこ
とがないものである。
【0031】なお上記カバー部材2の支持部としての垂
直片22は、図4のように屈曲させると、床Fと壁面W
1・W2との角部に凹凸がある場合に垂直片22の上部
を壁面W1・W2に良好に密着させることができる。ま
たカバー部材2または2pは、図5または図6のように
配線引込み用の溝24aまたは穴24b等の開口部を有
する長尺のカバー部材を用いてもよい。
【0032】この場合、上記各溝24aまたは穴24b
等の開口部の近傍に同図鎖線示のように切込溝24c等
を形成すると、カバー部材の可撓性が増して床面や壁面
の凹凸によく馴染ませることができると共に、その切込
溝24cにより所望の長さに容易に切断することができ
る。すなわち、カバー部材の一部に連結部を残して適宜
溝や穴等の開口部を形成すれば、その連結部で容易に屈
曲もしくは破断可能となり、前記壁面等の凹凸に沿って
容易に屈曲させて該壁面等との間に隙間なく上記カバー
部材を配置できると共に、上記連結部を適宜破断するこ
とによって所望の長さのカバー部材を容易に得ることが
できるものである。
【0033】また、補助パネル3は、図の場合は配線溝
33を下向きにして配置したが、上向きにして配置して
もよく、その場合は上記補助カバー4として鋼板や合板
あるいはプラスチックタイル等の曲げ強度の強い材質の
ものを用いるのが望ましい。また補助パネル3の配線溝
33は、上記実施形態においては連結部32と反対側に
設けたが、連結部側に設けてもよく、或いは図10・図
11のように中央部に設けてもよい。
【0034】さらに補助カバー4は、例えば図7・図8
・図9の鎖線示のように予め補助パネル3に接着剤等で
貼着しておき、その補助パネル3上にカバー部材2が載
置される部分の補助カバーをあとから切除するようにし
てもよい。その場合、補助パネル3を前記空間S1・S
2内の所定の位置に配置してその上にカバー部材2を載
置し、そのカバー部材2の水平片21の縁に沿ってカッ
ターナイフ等で補助カバー4を切断すれば、容易に切除
できる。
【0035】またユニットパネル1の少なくとも片面
に、カバー部材2の水平片21および補助カバー4と略
同じ厚さのシート材を有するものにあっては、そのシー
ト材を除去し、残りのユニットパネルを所定の大きさに
切断することにより、補助パネルとして利用することも
可能であり、また上記のシート材を除去することなく所
定の大きさに切断し、カバー部材が重なる部分のみシー
ト材を上記と同様の要領で切除すれば、残りのシート材
を補助カバーとして代用することもできる。
【0036】以上のように、ユニットパネル1・カバー
部材2・補助パネル3・補助カバー4の大きさ・形状等
は適宜変更可能であり、図12・図13はそれ等を適宜
組合わせて用いた他の実施形態を示す。即ち、図12・
図13のユニットパネル1は、可撓性の連結部12で互
いに連結した配線溝形成用ブロック11間に配線溝13
を井桁状に形成した構成であり、またカバー部材2は前
記図6の例、補助パネル3は前記図10・図11の例の
ものを用いたもので、他の構成は前記図1・図2の実施
形態と同様であり、同様の作用効果が得られる。
【0037】なお上記各実施形態においては、ユニット
パネル1および補助パネル3として複数個のブロック1
1・31を可撓性の連結部12・32で互いに連結させ
たものを用いたが、上記パネル1・3の少なくとも一方
を例えば1つ1つ独立したブロックを床面上に配置固定
する構成としてもよく、その場合所要のブロックを離し
て配置することにより、隣り合うブロック間を配線溝と
することができる。
【0038】以上の実施形態によれば、ユニットパネル
1を部屋の床面に順次敷詰め、壁や柱の壁面等の壁際部
分に必然的に生じる半端な空間S1,S2内に、補助パ
ネル3を壁面部W1,W2との間に所定間隙gをあけて
配置し、その補助パネル3の上面に上記の間隙gを覆う
ようにして配置されるカバー部材2に、壁際配線引込み
用の開口部を形成したことによって、その開口部を利用
して壁際に電気配線を容易に施すことができる。
【0039】また上記カバー部材に壁面部W1,W2の
形状や寸法等に応じて屈曲もしくは破断可能な連結部を
残して切込溝等の開口部24a〜24cを形成すれば、
カバー部材2の可撓性が増して床面や壁面の凹凸によく
馴染ませることができると共に、上記連接部を適宜破断
することによって該カバー部材を配置するスペース等に
応じた所望の長さに容易に切断して設置することが可能
となり、作業性および仕上がりのよいフロアパネル装置
および施工方法を提供することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフロ
アパネル装置及びその施工方法によれば、壁際や柱周り
等に生じる空間を段差なく平らに仕上げることができ、
また、その空間に必要に応じて容易に電気配線を敷設で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフロアパネル装置の一実施形態を
示す平面図。
【図2】上記実施形態の縦断正面図。
【図3】CV
【図4】カバー部材の変更例の斜視図。
【図5】カバー部材の他の変更例の斜視図。
【図6】カバー部材の他の変更例の斜視図。
【図7】補助パネルの一例の斜視図。
【図8】補助パネルの他の例の斜視図。
【図9】補助パネルの変更例の斜視図。
【図10】補助パネルの他の変更例の斜視図。
【図11】補助パネルの他の変更例の斜視図。
【図12】本発明によるフロアパネル装置の他の実施形
態を示す斜視図。
【図13】上記実施形態の縦断正面図。
【符号の説明】
1 ユニットパネル 13 配線溝 2 カバー部材 21 水平片 22 垂直片 24 配線引込み用凹部 24a 配線引込み用溝 24b 配線引込み用穴 24c 切込溝 3 補助パネル 33 配線溝 4 補助カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02G 3/28 H02G 3/28 A (72)発明者 金坂 稔 東京都江戸川区北葛西2−19−2−302 (72)発明者 工村 和生 神奈川県大和市上和田1755−9 (72)発明者 阿部 英孝 東京都練馬区豊玉上2−24−1 (72)発明者 石井 満男 神奈川県大和市中央6−3−21 (72)発明者 石井 信幸 東京都三鷹市上連雀6−12−18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、床面に配置され配線路が形
    成されるユニットパネルと、 前記ユニットパネルと壁面部との間の空間であって、該
    壁面部から所定間隙を形成するように配置される補助パ
    ネルと、 前記補助パネル上面であって、前記所定間隙を覆う少な
    くとも水平片を有するカバー部材とを備え、 前記カバー部材には、壁際配線引込み用の開口部を有す
    ることを特徴とするフロアパネル装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも、床面に配置され配線路が形
    成されるユニットパネルと、 前記ユニットパネルと壁面部との間の空間であって、該
    壁面部から所定間隙を形成するように配置される補助パ
    ネルと、 前記補助パネル上面であって、前記所定間隙を覆う少な
    くとも水平片を有するカバー部材とを備え、 前記カバー部材には、前記壁面部の形状に応じて屈曲も
    しくは破断可能な連結部を残して開口部を形成してなる
    ことを特徴とするフロアパネル装置。
  3. 【請求項3】 前記カバー部材には、前記の破断可能な
    連結部を破断して得られる該カバー部材よりも短い幅の
    ブランクピースカバーが備えられている請求項1記載の
    フロアパネル装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも、配線路が形成されるユニッ
    トパネルを床面に配置する第1の施工ステップと、 前記ユニットパネルと壁面部との間隙であって、該壁面
    部から所定間隙をあけて補助パネルを配置する第2の施
    工ステップと、 少なくとも水平片を有し、かつ壁際配線引込み用の開口
    部を有するカバー部材を、前記壁面部からの所定間隙を
    覆うように前記補助パネル上面に設ける第3の施工ステ
    ップと、 前記壁際配線引込み用の開口部を利用して壁際に電気配
    線を施す第4の施工ステップとを有することを特徴とす
    るフロアパネルの施工方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも、配線路が形成されるユニッ
    トパネルを床面に配置する第1の施工ステップと、 前記ユニットパネルと壁面部との間隙であって、該壁面
    部から所定間隙をあけて補助パネルを配置する第2の施
    工ステップと、 少なくとも水平片で成るカバー部材を、前記壁面部から
    の所定間隙を覆うように前記補助パネル上面に設ける第
    3の施工ステップとを有し、 前記カバー部材には、前記壁面部の形状に応じて屈曲も
    しくは破断可能な連結部を残して開口部を形成してな
    り、上記第3の施工ステップで前記カバー部材を、前記
    補助パネル上面に設ける際に、前記壁面部の形状に応じ
    て前記連結部によりカバー部材を屈曲もしくは切断して
    配置し得るように構成したことを特徴とするフロアパネ
    ルの施工方法。
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