JPH0348330Y2 - - Google Patents

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JPH0348330Y2
JPH0348330Y2 JP19469987U JP19469987U JPH0348330Y2 JP H0348330 Y2 JPH0348330 Y2 JP H0348330Y2 JP 19469987 U JP19469987 U JP 19469987U JP 19469987 U JP19469987 U JP 19469987U JP H0348330 Y2 JPH0348330 Y2 JP H0348330Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、間仕切のような組立式壁体におい
て、その下端に配設する地枠体の取付装置に関す
るものである。
〔従来の技術とその問題点〕
壁パネルの固定式の間仕切においては、その壁
面の下端のラインを揃えて外観を良くするため、
床面と壁パネル下端との間にレール状の地枠体を
配設することが行われていることは周知の通りで
ある。そして、前記地枠体は従来、例えば実開昭
61−136005号公報に開示されているように、断面
上向き開口コ字状に形成されており、これを床面
に直接載置してその底面板をアンカーボルトにて
床面に固定すると共に、該地枠体の内底面にて支
柱を支持するようにしている。
ところが、この従来の構造では、間仕切を組み
立てるに当つては、長尺の地枠体を正確に位置決
めしてから予め床面に固定しておかねばならない
が、床面に凹凸があると、地枠体の位置決めと固
定作業とが頗る厄介となり、組立作業に手間がか
かると共に、地枠体の固定後において床面の凹凸
に倣つて地枠体が撓んだり捻れたりしてしまうた
め、組立後において間仕切にこじれが生じる問題
があつた。
また、室を間仕切で仕切つた場合、仕切つた室
同士の間に電源用とか通信用等のコード類を通す
必要が生じることがあるが、従来のような地枠体
を床面に密着させた構造では、これらコード類を
室と室との間にそのまま直接通すことができない
ため、室間にコード類を通す場合には、壁パネル
を(壁パネルと地枠体との間に巾木が装着されて
いる場合には、その巾木を)取外して、コード類
を一方の室から一旦間仕切内部に引き込んで、地
枠体を跨がせてから他方の室に引出すようにして
おり、一々壁パネルや巾木を取外さねばならない
ため、配線作業が極めて厄介であつた。
本考案は、これらの諸問題を同時に解消するこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案では、床面上方
に左右適宜隔てて立設した支柱間に壁パネルを装
架すると共に、前記壁パネル下方には、前記壁パ
ネルの下面に沿つて延びる地枠体を配設して成る
組立式壁体において、前記壁パネルの下方に位置
した床面に、左右適宜隔てて支持体を固定し、該
支持体を介して前記支柱を支持する一方、前記地
枠体には断面下向き開口コ字状の嵌合部を形成
し、該地枠体を、当該地枠体の下端と床面との間
に適宜〓間が形成されるようにして前記左右支持
体に被嵌載置した構成にしたものである。
〔考案の作用,効果〕
このように構成すると、壁体を組立てるに際し
ては、支持体のみを床面の所定位置に予め固定
し、長尺の地枠体は、支持体に対して上方から被
嵌するのみで所定の状態に取付けできることにな
る。その場合、支持体は支柱を支持できる程度の
長さがあれば良く、壁パネル下面に沿つた床面の
うち極く狭い部位に固定するものであるから、床
面の凹凸に影響されることなく迅速且つ確実に固
定できるのであり、しかも、支持体は床面に固定
されているから、壁体の組立強度が低下すること
はない。
なお、地枠体は支持体に上方から被嵌している
から、支持体に対してきつちり嵌合させることに
より、単に支持体に対して被嵌したのみでずれ不
能に取付けることもできるし、ねじ等の適宜固定
手段にて支持体に固定するようにしても良い。
そして、組立状態において地枠体は床面から浮
いた状態であるから、床面の凹凸が地枠体の取付
姿勢に影響することは全く無く、床面の凹凸によ
つて地枠体が撓んだり捻れたりすることを完全に
防止でき、同じく、地枠体と床面との間に隙間が
形成されているから、電源用とか通信用のコード
類は、床面に這わせた状態で室と室との間に引き
込み自在となる。
従つて、本考案は次の効果を有する。
支持体は床面の凹凸に関係なく迅速に固定で
きると共に、地枠体の取付けをワンタツチ的に
行えるから、壁体の組立作業を、床面の凹凸と
は無関係に、且つ、組立強度を損なうことなく
迅速に行うことができる。
地枠体の床面との間に隙間を形成したことに
より、地枠体の変形を完全に防止できるから、
床面の凹凸に起因して壁体にこじれが生じるこ
とを確実に防止できる。
地枠体と床面との間に隙間を形成したことに
より、コード類は、壁体に仕切られた一方の室
と他方の室とに床面に這わせた状態のままで挿
通できるから、室から室への配線作業の手間を
従来に比べて格段に軽減することができる。
〔実施例〕
次に、本考案を間仕切に適用した場合の実施例
を図面に基づいて説明すると、図において符号1
は、床面A上方に左右一定間隔で立設した支柱2
間に表裏両側から壁パネル3を装架して成る間仕
切を示し、前記支柱2の上端は、天井面Aに固定
した断面下向き開口コ字状の天枠体4内面に接当
させる一方、支柱2の下端は下部横梁5に固定し
ており、前記下部横梁5を、詳しくは後述する支
持体6に立設したボルト7にて上向き押圧して、
各支柱3を上方に突つ張り固定している。
前記左右支柱2間には、前記下部横梁5の他に
上部横梁8及び中間横梁9を連結しており、これ
ら各横梁5,8,9を介して前記壁パネル3を装
架している。
前記支持体6は、間仕切1の厚さよりも小さい
巾寸法の直方体形であつて、その中心部に前記下
部横梁5支持用のボルト7を立設すると共に、ボ
ルト7を挟んだ左右両側には段付き孔10を穿設
しており、これら支持体6を前記各支柱2の真下
の床面Bに載置して、前記段付き孔10に挿通し
てねじ11にて、床に埋設したアンカーナツト1
2に螺着している。該支持体6にて前記下部横梁
5を支持するに際しては、下部横梁5の下向き開
口溝内に上向き開口コ字状のアジヤスタースペー
サ13を嵌挿して、該アジヤスタースペーサ13
と下部横梁5の上面板とをナツト14で上下から
締結するようにしている。
符号15は、互いに隣接した支持体6の間に配
設した地枠体で、該地枠体15は、前記支持体6
に上方から嵌脱自在となるよう下向き開口コ字状
の嵌合部15aを形成すると共に、嵌合部15a
の前後両側縁下端からは、嵌合部15aの側面と
適宜間隔l1を隔てて外側板15bを立ち上がり
形成しており、前記嵌合部15aの下端と床面B
との間に適宜間隔l2の隙間が形成されるように
して、前記支持体6に被嵌載置している。
この場合、嵌合部15aにおける底面板の長手
両端に、前記ボルト7に嵌まるようにした半円状
の溝16を切り開き形成して、左右隣接した地枠
体15同士がその端面を接当させた状態にしてナ
ツト17止めできるようにすると共に、嵌合部1
5における底板面の長手両端寄り部位には、平面
視で前記支持体6の段付き孔10と重複する通孔
18を穿設し、地枠体15を被嵌した状態で前記
支持体6のねじ11止め操作をできるようにして
おり、更に、嵌合部15aの底面板の適宜箇所に
は、コード挿通孔19を穿設している。また、支
持体15の前後下端面には、ゴム等の可撓性を有
する素材で形成したシール部材20を固着してい
る。
符号21は、前記壁パネル3と地枠体15との
間の隙間を塞ぐ着脱自在な巾木で、該巾木21
は、断面逆L字状に形成されており、その内側面
の中途高さ位置に下向きに延びる挟持板22を固
着して、巾木21の側板と挟持板22とで地枠体
15の外側板15bを上方から挟持すると共に、
その上部折曲げ片21aを、前記アジヤスタース
ペーサ13に固着した支持片23と下部横梁5の
水平ラウンジ5a下面との間に側方から差し込み
係止している。
なお、壁パネル3上方と天枠体4との間には笠
木24を着脱自在に装着している。
以上の構成において、間仕切1を組立てるに
は、先ず支持体6が固定される部位にアンカーナ
ツト12を埋設しておいて、これに支持体6をね
じ11にて固定してから、地枠体枠体15を左右
支持体6に被嵌固定し、次いで、支柱2及び各横
梁6,8,9を取付けて、支柱2間に壁パネル3
を装架して、最後に笠木24と巾木21とを取付
けたら良い。この場合、地枠体15の端部に、支
持体6に被嵌した状態でねじ11を回転操作でき
るよう通孔18が穿設されているから、支持体1
5は、地枠体15を取付けて正確に位置決めした
状態で固定することができる。
このように、床面Bには支持体6のみを部分的
に固定するのみで、地枠体15は支持体6に対し
て単に被嵌するのみで取付けできるが、支持体6
はその長さが短くて、床面Bの凹凸の影響を受け
ることなく迅速且つ確実に固定できるから、間仕
切1全体の組立も迅速に行うことができるのであ
る。そして、間仕切1の組立状態において地枠体
15と床面Bとの間に〓間が形成されているか
ら、床面Bの凹凸によつて地枠体15が撓んだり
捻れたりすることはなく、床面Bの凹凸に起因し
て間仕切1にこじれが生じることも確実に防止で
きるのである。
更に、間仕切1で仕切られた室同士の間には、
地枠体15と床面Bとの間の隙間からコードC類
をそのまま挿通することができるから、室間の配
線作業を極めて簡単且つ迅速に行うことができる
のである。
なお、実施例のように地枠体15にコード挿通
孔19を穿設しておくと、床面BからコードC類
を上方に引き込んで、余分な部分を間仕切1内部
に収納するとか、或いは、引き込み位置と引出し
位置とを変えて、コードC類を間仕切1内部で方
向変換させたりすることができるから、外観を悪
化させることなく配線することができる利点があ
る。特に、床面配線用としては近年普及している
フラツトケーブルの場合には、床面Bに這わせた
状態で方向転換させることが難しいが、実施例の
ように間仕切1内部において方向転換させると、
その方向転換を極めて簡単に行うことができる。
また、地枠体15は支持体6に被嵌しているか
ら、支持体6に対してきつちり嵌合するようにす
れば、支持体6に固定せずともずれ不能に取付け
ることができるし、更に、支持体6に対して固定
する場合でも、実施例のようにボルト7に螺合し
たナツト17を利用することに限らず、支持体6
を床面に固定するためのねじ11を利用して固定
するとか、或いは、第6図に示すうに、別途ビス
25止めするなどしても良いのである。
更に、前記地枠体15の断面形状は実施例に限
らず、単なる下向き開口コ字状とかH字状など他
の形状であつても良いが、実施例のように嵌合部
15aと外側板15bとの間に上向き開口の溝を
形成すると、この溝内にコードC類を通すことが
できるので、間仕切1内部にコーぜドを通す場合
に便利である。また、地枠体15の長さが長い場
合には、第7図で示すように、適宜箇所にスペー
サ部材26を固着しても良い。
また、壁パネル3の装架形態も実施例に限るも
のではなく、例えば、巾木21を装着せずに、壁
パネル3の下端が地枠体15の外側面近傍に位置
するようにしても良いが、実施例のように巾木2
1を取付けると、巾木21を取り外して地枠体1
5を上向き動させることにより、間仕切1はその
全体を分解することなくその下部に大きな隙間を
形成できるから、前記コード類Cが取付く機器
を、そのコードCが接続されたまま一方の室と他
方の室とに移動させることができ、通信設備の変
更等に際して至極便利である。その場合、巾木2
1の装着形態は実施例に限るものでなく、例え
ば、巾木21内面と地枠体15の外側板とを両面
接着テープにて接着する等、各種の装着手段を採
用できることは言うまでもない。
更に、支柱2は下部横梁5を介して支持するこ
となく、支持体6のボルト7にて直接に支持する
ようにしても良いし、また、支持体6を支柱2の
真下に配設する必要もない。
以上の説明は本考案を間仕切に適用した場合で
あつたが、本考案は、例えば実開昭61−116564号
公報に記載されている陳列装置における壁体のよ
うに、壁パネルの下方に地枠体を配設するように
した組立式壁体全般について適用できることは言
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部の
分斜視図、第2図は間仕切の正面図、第3図は第
2図の−視断面図、第4図は第3図の−
視断面図、第5図は第3図の−視断面図、第
6図は他の実施例を示す図、第7図は更に他の実
施例を示す図である。 1……間仕切、2……支柱、3……壁パネル、
4……天枠体、5……下部横梁、6……支持体、
7……ボルト、12……アンカーナツト、15…
…地枠体、15a……嵌合部、15b……外側
板、19……コード挿通孔、21……巾木、24
……笠木。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床面上方に左右適宜隔てて立設した支柱間に壁
    パネルを装架すると共に、前記壁パネル下方に
    は、前記壁パネルの下面に沿つて延びる地枠体を
    配設して成る組立式壁体において、前記壁パネル
    の下方に位置した床面に、左右適宜隔てて支持体
    を固定し、該支持体を介して前記支柱を支持する
    一方、前記地枠体には断面下向き開口コ字状の嵌
    合部を形成し、該地枠体を、当該地枠体の下端と
    床面との間に適宜隙間が形成されるようにして前
    記左右支持体に被嵌載置したことを特徴とする間
    仕切等の組立式壁体における地枠体の取付装置。
JP19469987U 1987-12-22 1987-12-22 Expired JPH0348330Y2 (ja)

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JP19469987U JPH0348330Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

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JPH0198810U JPH0198810U (ja) 1989-07-03
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