JPS63277345A - Ｈ型接合金具を用いた天井下地構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、間仕切壁の上部に野縁が配設されていない場
合であっても間仕切壁用天井ランナーを所望の位置に簡
単に取付けることのできるＨ型接合金具を用いた天井下
地構造に関するものである。

（従来技術） 野縁が配設されていない箇所の下方に間仕切壁を構築す
る場合、間仕切壁用の天井ランナーを取付けるにあたっ
ては、従来、第６図に示すように下地組みされた野縁Ａ
の間を通って野縁受けＣにこの天井ランナーＢを固定す
るか、あるいは第７図に示すように野縁Ａ゛をもう１本
追加し、これに天井ランナーＢを固定するようにしてい
る。

しかしながら、前者のように野縁受けＣに天井ランナー
Ｂを直付は固定すると、この天井ランナーＢと床ランナ
ーとの間の距離が、野縁の下面に天井ランナーＢを固定
して間仕切壁な構築する　　　　　。

場合と比較して長くなり、間仕切スタッドＤの長さな画
一化できないといった問題点を有する。

また、後者の場合には野縁の数が多くなり、施工コスト
の増加を招くばかりでなく、施工作業にも手間がかかる
。

（［１的） 本発明は上記した従来技術の問題点に鑑み、野縁が配設
されていないところでも、野縁を追加することなく、野
縁の下面に天井ランナーを固定して間仕切壁を構築する
場合と同じ長さの間仕切スタットを使用１ノて間仕切壁
を構築することができるＨ型接合金」しを用いた天井下
地構造を提供することを！−１的とするものである。

（発明の構成） 本発明は上記した目的を達成するために、鋼材を断面Ｈ
状に形成して成るＨ型接合金具を、その両側板の間隔か
野縁の端面縦方向長さとほぼ等しくなるようにし、この
接合金具の両側板と横板とによって形成される一方の嵌
合溝を、所定の間隔を置いて平行に天井下地組みされた
１対の野縁の対向する側面部に嵌合することにより、各
野縁の一上記側面部の長手方向に間隔を置いてＨ型接合
金１１を複数個取付け、両野縁に取付けられた互いに対
向するＨ型接合金具の他方の嵌合溝に、補強野縁の端部
を嵌合して補強野縁を」二記両野縁間に交に１−るよう
にして取付け、この補強野縁に天井ランナーを固着する
ようにした点に特徴を有するものである。

（実施例） 以下本発明を図示した実施例に基づいて詳細に説明する
。

第１図乃至第５図は本発明の一実施例に係る天井構造及
びこれに使用されるＨ型接合金具を示しており１図中符
号１は本発明に用いられるＨ　Ｉｊ’ｌ接合金具で、こ
の接合金具１は第２図に示すように剛性を有するある程
度厚みのある鋼材を断面Ｈ状に形成して成り、その両側
板２．２は野縁６の端面縦方向長さとほぼ等しい間隔で
平行に対峙１ノ、奥行長さは後述する補強野縁７の端面
の横方向の長さよりも若干長めにしである。

図中符号４は両側板２．２とこの両側板２゜２の内面中
央部を連結する横板３とによって形成された一方の嵌合
溝（図中左側の溝）、５は同様に両側板２．２と横板３
によって形成された他方の嵌合溝（図中右側の溝）を示
している。

６．６は天井下地を構成する１対の野縁で、この野縁６
，６は角柱状を成す鋼材によって構成され、図示しない
野縁受けに適宜の間隔を置いて固定されている。この野
縁６，６の相対向する側面部６ａに、上記したＨ型接合
金具１がその一方の嵌合溝４もしくはを嵌め入れた後、
ビス止め等することにより固定されている。Ｈ型接合金
具ｌは野縁６の長ト方向に適宜の間隔を置いて複数固定
され、左右の野縁６，６に取付けられたもの同志は互い
に相対向している。

７はこのＨ型接合金具１の他方の嵌合溝５もしくは４に
その両端を嵌合して固定された補強野縁で、−上記した
１対の野縁６，６と同一の素材によって同一形状に構成
され、両野縁６．６間の距離にほぼ等しい長さを有して
いる。

而して、この天井下地は、構築すべき間仕切壁の上方に
位置する左右１対の野縁６．６に、先ずＨ型接合金具ｌ
を適宜の間隔を置いてその嵌合溝４もしくは５を嵌め入
れてそれぞれ固定しく第３図及び第４図参照）、シかる
後に複数本の補強野ぬ７をそれぞれその両端部が対向す
るＨ型接合金ＪＬＩの他方のＩＫ合満５もしくは４に嵌
まり込むようにして差し込み、Ｈ型接合金具１の側板２
下面からビス打ち等して接合金具１と補強野縁７とを接
合することにより、施工される。

このようにして施工された天井下地は、左右の野縁６，
６間に補強野縁７が交差するようにして配設されている
ので、第１図に示すようにして天井ランナー８を野縁６
間に野縁６と同一方向に配し、下方から補強野縁７の位
置でビス打ちすわば、左右の野縁６，６下面に天井ラン
ナーを固定するのと同一高さに天井ランナー８を固定し
得るものである（第５図参照）。従って、このランナー
８に嵌合される図示しない間仕切スタッドは全て同一長
さのものを使用し得ることとなる。

本発明に用いられるＨ型接合金具は、２枚の側板と１枚
の横板とを接合して形成しても良いが、略コ字状に形成
した接合金具本体をその連結側板の背面を当接して両者
を溶接することにより形成するようにしても良い。

また、Ｈ型接合金具を介して取付けられる補強野縁は、
角柱状に形成されたものの他、断面Ｃ形形状を成したも
のなど、端部がＨ型接合金具に嵌合でき、天井ランナー
を固着できる形状の部材であれば良い。またその配設方
向も左右の野縁に必ずしもはしご状に配設する必要はな
く、斜めに交差するようにして固定しても良い。

（効果） 以上述べたように本発明によれば、断面Ｈ状に形成して
成るＨ型接合金具を、その一方の嵌合溝を天井下地組み
された左右１対の野縁の対向する側面部に嵌め込むこと
により、外野縁の上記側面部にその長子方向に適宜の間
隔を置いて複数個固定し、互いに対向する接合金具の他
方の溝部に補強野縁の端部を嵌合して補強野縁な上記左
右の野縁に交差するようにして取付け、この補強野縁の
下面に天井ランナーを固定するようにしているので、左
右の野縁下面に天井ランナーを固定するのと同一高さに
天井ランナーを固定し得るものであり、間イ１切スタッ
ドをその長さが一定のものを使用できるものである。

また、本発明によれば、間隔を置いて配設された左右の
野縁間にさらにもう１本の野縁を平行に追加施工するも
のではなく、Ｈ型接合金具を用いることにより、これら
の野縁に交差するようにして両野縁よりも短めの補強野
縁を取付けるものであるから、施工が容易で、しかも下
地材としての強度が増し、強固な天井下地となる利点を
も有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の＝・実施例に係る天井下地構造の斜視
図、第２図はこれに使用されるＨ型接合金具の斜視図、
第３図及び第４図はこの下地材の組立て状態を示す斜視
図、第５図はこれによって構築された天井下地の要部の
断面図、第６図及び第７図は従来例を示す断面図である
。 １・・・Ｈ型接合金具、２．２・・・両側板、３・・・
横板、４．５嵌合溝、 ６．６．Ａ・・・野縁、 ７・・・補強野縁、８．Ｂ天井ランナー特許出願人　積
水ハウス株式会社 奥地建産株式会社 代理人　　　弁理士　植１）茂樹 第２図 ＩＩＪ図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋼材を断面Ｈ状に形成して成るＨ型接合金具を、その両
   側板の間隔が野縁の端面縦方向長さとほぼ等しくなるよ
   うにし、この接合金具の両側板と横板とによって形成さ
   れる一方の嵌合溝を、所定の間隔を置いて平行に天井下
   地組みされた１対の野縁の対向する側面部に嵌合するこ
   とにより、各野縁の上記側面部の長手方向に間隔を置い
   てＨ型接合金具を複数個取付け、両野縁に取付けられた
   互いに対向するＨ型接合金具の他方の嵌合溝に、補強野
   縁の端部を嵌合して補強野縁を上記両野縁間に交差する
   ようにして取付け、この補強野縁に天井ランナーを固着
   するようにしたことを特徴とするＨ型接合金具を用いた
   天井下地構造。