JPH0246169Y2 - - Google Patents

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JPH0246169Y2
JPH0246169Y2 JP8873984U JP8873984U JPH0246169Y2 JP H0246169 Y2 JPH0246169 Y2 JP H0246169Y2 JP 8873984 U JP8873984 U JP 8873984U JP 8873984 U JP8873984 U JP 8873984U JP H0246169 Y2 JPH0246169 Y2 JP H0246169Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、配電用機器を収納するための配電盤
箱体に関するものである。
〔従来の技術〕
第9図は配電盤箱体の斜視図、第10図はその
分解斜視図を示すものであり、1は扉、2は配電
盤を構成する側板、3は天井板、4は底板であ
り、箱体は側板2に天井板3及び底板4を結合し
て構成される。
この箱体の構成におけるコーナー部分の連結方
法には従来、第11図〜第12図に示すような例
があつた。
第11図に示す従来の方法では、結合時ボルト
5、ナツト6の締め付け作業を配電盤内側で行な
わなければならず、また構造によつて組立時に作
業者の手や工具が入り難いなど非常に作業性が悪
いという欠点がある。
第12図に示す従来の方法では、ナツト8が溶
接固定されているため、側板2、底板4共に高い
部品寸法精度が要求される。もし部品寸法精度が
悪ければ、箱体の組上がり寸法精度が望めない。
第13図に示す従来方法では、リベツト11の
結合部において第12図の場合と同様に高い部品
寸法精度が要求される。更に配電盤内部からの作
業で作業性に劣る。
このように従来の方法ではいずれの場合も作業
性の悪さと部品寸法精度の問題が生じる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、これらの作業性、部品寸法精度の問
題点を解決するためになされたものであり、部品
の寸法精度が問題とならず、しかも配電盤の側板
の盤外方向から、ボルト締め付け作業ができると
いう、低コストで非常に作業性のよいフレームレ
ス方式の薄鋼板製の組立式箱体を提供することを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の組立式配電盤箱体は、上記問題点を解
決するために、天井板、底板及び側板を組み合わ
せて形成されるフレームレス方式の薄鋼板製組立
式箱体において、前記天井板及び底板における側
板との接合端部を上下に内側高さHの板面を有す
る断面コ字状に形成し、同接合端部の前記上下の
板面にハメアイ孔を設け、中途部にナツトを有す
る高さhの板ナツトの上部及び下部に、前記ハメ
アイ孔にその長さ方向に多少のクリアランスを有
して嵌合するそれぞれ高さl1及び高さl2の凸状の
段付き部を形成し、これらの段付き部の寸法をl1
>Hーh>l2に設定し、前記板ナツトに設けたナ
ツトに螺合するボルトにより、前記側板を固定し
た構造を特微とする。
〔作用〕
本考案では、組み合わされる箱体の構成品であ
る天井板、底板の接合端部の上下にハメアイ孔を
設け、また板ナツトの上下に凸状の段付き部を形
成している。上下の段付き部は、前記の寸法関係
を有しており、固定作業に際しては、板ナツトを
斜めにして板ナツトの上部の段付き部を天井板、
底板のハメアイ孔の上の孔に挿入する。次いで板
ナツトを立てると、板ナツトの下部の段付き部が
下のハメアイ孔に相対する。そこで板ナツトを自
重で落とし込むと、板ナツトの下部の段付き部が
下のハメアイ孔に嵌め込まれる。
このように、板ナツトはワンタツチでセツトさ
れる。板ナツトは、上下方向には、下部の段付き
部が離脱しない範囲で自由に動くことができ、ま
た左右方向にはハメアイ孔と板ナツトの段付き部
とのクリアランスの範囲で自由に動くことができ
る。これにより、ナツトの位置を精度高く板ナツ
トに設けなくても、自動的にナツトの位置決めが
なされる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第1図〜第6図は本考案の実施例を示すもので
ある。
第1図は本考案の箱体底板4の断面コ字状の接
合端部の分解斜視図であり、図中12は段付き板
ナツト、13はその板ナツト12に溶接されたナ
ツト、4a,4bは段付き板ナツト12のハメア
イ孔である。
段付き板ナツト12は、その上端に長さl1,下
端に長さl2の段付き部12a,12bを有してお
り、その幅はいずれもl3である。
この板ナツトの段付き部12a,12bは天井
板3、底板4へセツト後、外れて落下しないよう
に、更にその頭部が天井板3、底板4からはみ出
さないようにするため、組み合わされる天井板
3、底板4の板厚t及びハメアイ孔4a,4bの
幅l4に対応して、上下端段付き長さを 2t>l1>t>l2>t/2〔mm〕の寸法に、段付き
幅をl3+1.0>l4>l3+0.5〔mm〕の寸法に製作され
ている。
この段付き板ナツト12を底板4にセツトする
には、第2図に示すように、段付き板ナツト12
をかけ外し建具式に斜めに倒した状態で上端段付
部12a(長さl1)をハメアイ孔4aに挿入し、
続いて第3図に示すように段付き板ナツト12を
垂直にした後、下端段付部12b(長さl2)をハ
メアイ孔4bに落し込めば、第5図に示す構成と
なり、位置決めされる。
ここで、板ナツト12が第5図の状態において
上部段付部12aがハメアイ孔4aから離脱しな
い条件は、底板4の内部上下面高さをH、板ナツ
ト12の高さをhとすると、 l1+h>H である。また、第4図の状態から板ナツト12の
下部段付き部12bをハメアイ孔4bに落とし込
めるためには、 H>l2+h であることが必要である。この二つの式より、 l1>H−h>l2 の関係が導かれる。なお、H−hは、底板4内に
おける板ナツト12の上下のクリアランスを意味
している。
この構成により、段付き板ナツト12は、ハメ
アイ孔4a,4bとの上下方向及び左右方向のク
リアランスの範囲で自由に移動可能である。ま
た、段付き部14a,14bの段部により、板ナ
ツト12の回り止めと、自然状態(第5図の状
態)での抜け防止の機能も確保できる。この状態
で第6図に示すように締め付けボルト10を用い
て側板2をねじ止め固定すればよい。このとき、
ボルト10のセンターと板ナツト12のナツト部
のセンターが多少ずれていても、板ナツト12側
が前記のクリアランスの範囲で自動的にセンター
位置に移動することになり、板ナツト12の部品
寸法精度を高くする必要はない。
このように側板2と天井板3、底板4との連結
において予め天井板3、底板4の所定の位置にワ
ンタツチで段付き板ナツト12をセツトして、箱
体の組立を行なえば、前述の従来の例における場
合のような高い部品寸法精度を必要とせず、低コ
ストの製作し易いフレームレス薄鋼板製組立式箱
体を提供できる。更に、箱体の外側からの簡易な
ボルト締め付け作業ができるため前述の従来例の
ように工具や手が入り難い等のことがなくなり、
作業性が非常によくなる。
また、この段付き板ナツト12の使用により締
め付け当り面が大となるので、天井板3、底板4
のコーナー連結部での機械的強度がよくなるとい
う効果もある。
なお、この段付き板ナツト12は、もし逆向き
にセツト挿入しようとした場合、前述の寸法関係
2t>l1>t>l2>t/2から、第4図に示すよう
に段付き板ナツト12の長さl1側の端12aが底
板4の曲げ込み部分と干渉して挿入することがで
きないような逆向き挿入防止も盛り込んだ寸法精
度となつている。
第7図aは底板4を示すものであるが、同図b
に示すように、底板を前後に分割し、横枠14と
して箱体を構成する場合においても、その結合さ
れるコーナー部に段付き板ナツト12用のハメア
イ孔14a,14bを有しておればよい。
第8図に、段付板ナツト12の応用例を示す。
同図aに示すように溶接されるナツトの数は単数
であつてもよい。またbに示すように段付き部分
の機能を損なわない範囲で段付き板ナツト12の
一部がL曲げ等を有するものでもよい。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、高い寸法精度
を必要とせず、低コストで製作し易く、配電盤の
外側からボルト締め付け作業ができ、作業性の非
常によいフレームレス方式の薄鋼板製組立式箱体
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による箱体連結コーナー部の分
解斜視図、第2図〜第6図はそれぞれ本考案によ
る箱体連結コーナー部の断面図、第7図は底板の
他の実施例の構成を示す分解斜視図、第8図は段
付き板ナツトの他の実施例を示す斜視図、第9図
は従来の配電盤箱体の斜視図、第10図はその分
解斜視図、第11〜第13図はそれぞれ従来の箱
体連結コーナー部の例を示す断面図である。 1……扉、2……側板、3……天井板、4……
底板、4a,4b……板ナツトハメアイ孔、9…
…側板取付補材、10……締め付けボルト、12
……段付き板ナツト、12a,12b……段付き
部、13……ナツト、14……横枠、15,16
……段付き板ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天井板、底板及び側板を組み合わせて形成され
    るフレームレス方式の薄鋼板製組立式箱体におい
    て、前記天井板及び底板における側板との接合端
    部を上下に内側高さHの板面を有する断面コ字状
    に形成し、同接合端部の前記上下の板面にハメア
    イ孔を設け、中途部にナツトを有する高さhの板
    ナツトの上部及び下部に、前記ハメアイ孔にその
    長さ方向に多少のクリアランスを有して嵌合する
    それぞれ高さl1及び高さl2の凸状の段付き部を形
    成し、これらの段付き部の寸法をl1>H−h>l2
    に設定し、前記板ナツトに設けたナツトに螺合す
    るボルトにより、前記側板を固定した構造を特徴
    とする組立式配電盤箱体。
JP8873984U 1984-06-13 1984-06-13 組立式配電盤箱体 Granted JPS612704U (ja)

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JP8873984U JPS612704U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 組立式配電盤箱体

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JP8873984U JPS612704U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 組立式配電盤箱体

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Publication Number Publication Date
JPS612704U JPS612704U (ja) 1986-01-09
JPH0246169Y2 true JPH0246169Y2 (ja) 1990-12-06

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