JPH051541Y2 - - Google Patents

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JPH051541Y2
JPH051541Y2 JP9472986U JP9472986U JPH051541Y2 JP H051541 Y2 JPH051541 Y2 JP H051541Y2 JP 9472986 U JP9472986 U JP 9472986U JP 9472986 U JP9472986 U JP 9472986U JP H051541 Y2 JPH051541 Y2 JP H051541Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、1辺30cm以上の大形矩形セラミツク
板を用いた仕上壁の構造に関する。
従来の技術及びその問題点 建築物の外装及び内装用壁材として美観が良く
耐久性、耐汚染性等に優れたセラミツク板が多用
されるに至つたが、該セラミツク板が大形化する
に伴つて重量が増し、特に1辺が30cm以上の矩形
板にあつては、施工上軽重量化が強く要請され
る。このため、このような大形セラミツク板は、
例えば7mmから10mm程度の薄板とされるのが一般
的である。
然しながら、このような薄板セラミツク板を、
建築物に要求される耐久性を伴つて壁面に取付け
るには、一般に複雑な取付け構造となり、手間を
要し工費が高くつく。例えば、第4図に示す仕上
壁構造は先ず壁面に金属フレームaをボルトbで
取付けた後、フレームaとセラミツク板cとの間
に弾性発泡材dを介して該セラミツク板を押し付
け、上下鍔を有した取付片eをセラミツク板c間
の目地部分に挿入してフレームaにビス止めする
ことにより、発泡材の弾発力とビスによる締結力
とに基きセラミツク板cを固定してなるものであ
る。また第4図に示す仕上壁構造は、セラミツク
板c′の裏面に対し溝を設けて取付片e′を予め締結
固着しておき、前記と同様にボルトbにより壁面
に取付けられたフレームa′に対し取付片e′をセラ
ミツク板c′と共にビスにより固定してなるもので
ある。これらいずれの構造においても、施工壁面
全体に縦横に延びる金属フレームを予め取付ける
必要があり、該フレームの製造及び取付施工に手
間とコストとを要すという問題があつた。
本考案はこのような従来技術の問題点を解決
し、建築物における耐久性に対する要求を満た
し、且つ簡便にして低廉な工費で得られる仕上壁
構造を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案の前記目的は、1辺が30cm以上の矩形セ
ラミツク板と、上下方向に延びる係止部材挿入孔
を設けられ前記セラミツク板の裏面上下端部に接
合された小片とを備えた単位壁材、及び該単位壁
材を施工壁面に取付けるための取付具を備え、 前記取付具は、施工壁面に沿つて固着される垂
直部材と、該垂直部材下端から施工壁面と反対側
に延びる水平部材とを有した側方視L字形の取付
部、及び 前記水平部材に対し施工壁面に垂直な方向に位
置調節可能に取付けられる水平部材と、該水平部
材先端部から下方に延びる垂直部材と、該垂直部
材下端から施工壁面と反対側に前記小片の厚さを
越えて延びる水平部材と、該水平部材先端から上
方へ延びる係止部材とを有した装着部を備え、 前記係止部は、上下に相並ぶ前記単位壁材の隣
合う小片の挿入孔双方に係合しうる長さを有して
いることを特徴とする仕上壁構造により達成され
る。
実施例 以下、本考案の実施例を添付図面と共に説明す
る。
第1図は本考案に係る仕上壁構造の1例を示し
ている。この仕上壁は、セラミツク板10及び小
片2を備えた多数の単位壁材1を取付具3により
施工壁面Aにほぼ密に並設し、相互間の目地を適
宜のコーキング材(図示せず)により充填して形
成される。セラミツク板10は、必要に応じて表
面に色彩、模様、凹凸等を施して通常の方法によ
り製造される。小片2は後述する係止部材を受入
れる挿入孔20(第2図参照)を備えて形成され
た直方体状のものであり、セラミツク板10の裏
面上下端部に加熱接着される。小片2はセラミツ
ク板10の全幅にわたつて延びたもの又はその幅
方向に分割して設けたものとすることができる。
小片2はセラミツクで形成されるのが耐久性の点
から望ましいが、他の材料を用いることも可能で
あり、いずれの場合もセラミツク板10との強固
にして耐久性のある接合のため、セラミツク板1
0に対し加熱接着されるのが望ましい。この場
合、加熱温度はセラミツク板10の焼成温度より
低くされる。
取付具3は、取付部30及び装着部31を備え
ている。取付部30は施工壁面に沿う垂直部材3
00と垂直部材下端から壁面Aと反対側に延びる
水平部材301とを備え、垂直部材300は壁面
Aに挿入され埋込みボルトに螺着されるナツト3
3により壁面Aに固着される。装着部31は、取
付部の水平部301に重ね合わされ、ボルト、ナ
ツト32を用いて結合される水平部材310と、
水平部材310の先端から下方へ延びる垂直部材
311と、垂直部材311下端から壁面Aと反対
側に延びる水平部材312と、水平部材312先
端から上方へ延びる係止部材313とを備えてい
る。重ね合わされた水平部材301及び310の
ボルト通し孔は少なくとも一方が長孔とされて装
着部31が壁面Aに垂直な方向に位置調節可能と
なつている。垂直部材311及び水平部材312
は各々小片2の高さ及び厚さを若干越える長さを
有しており、係止部材313は、上下に相並ぶ単
位壁材1の隣合う小片2の挿入孔20双方に挿通
し係合しうる長さを有している。
第1図の如き壁構造を得るには、先ず、1枚の
単位壁材1に対し施工壁面に2個以上の取付具3
を配置するようにして施工壁面の幅全体に同じ高
さに取付ける。この取付けは施工壁面に挿入され
た埋込みボルト33に取付部30の通し孔を通し
ナツトで締結することにより行なわれる。その
後、単位壁材1の下側の小片2が挿入穴20に係
止部材313を通して係合せしめられる。最初に
取付ける最下方の単位壁材1の場合は、係止部材
313の最下端まで小片2が達して取付具3によ
り支持される(図示せず)。次に該単位壁材の上
側の小片2の挿入孔20に別の取付具3の係止部
材を挿入する。係止部材313が最下端まで小片
2内に挿入された状態で取付具3を前述の如く埋
込みボルト33を用いて壁面Aに固設する。この
ときセラミツク板10と壁面Aとの距離を水平部
材301及び310相互の位置調節により適切に
する。小片2はその高さ及び厚さより若干長い垂
直部材311及び水平部材312に基づき、これ
らの部材と係止部材313とが形成する凹部に没
入した状態となるので、セラミツク板10及び小
片2が施工作業の邪魔をすることがなく、ボルト
33の締結や装着部31の位置調節を容易に行な
える。次に別の単位壁材1の下側小片2の挿入穴
20に係止部材313を挿入させて取付具3に係
合させる。このとき、既に取付けられた単位壁材
1との間に所定の目地間隔を設けるように、楔B
が一時的に介在せしめられる。(第1図参照)。そ
の後、第2の単位壁材1の上側小片2の挿入孔2
0にさらに別の取付具3の係止部材313を挿入
して該取付具3を前述の如く埋込みボルト33を
用いて壁面Aに固設する。以下、これら取付具3
の固設及び取付具3と小片2の挿入穴20との係
合を繰返すことにより単位壁材1を順次上方へと
隣接して取付け、壁面Aを覆う。その後、セラミ
ツク板10間の目地を適宜のコーキング材で充填
し、施工が完了する。
装着部31は、水平部材310から係止部材3
13までを金属板の折曲加工により一体的に製造
することができ便宜であるが、係止部材のみを棒
材とし、水平部材312上に溶接等により固着し
てもよい。なお、一般的な単位壁材及び取付具の
各所寸法を例示すれば、次のとおりである。
セラミツク板:60cm×60cm×8mm(厚さ) 小片:高さ17mm、厚さ17mm、幅60cm 基体部及び装着部:ステンレス鋼板、幅10mm、
厚さ2.5mm なお、施工壁面が円形柱、建築物のコーナー部
等の曲面である場合は、単位壁材もこれらに対応
した曲面とされるのは勿論である。
第3図は、単位壁材の他の例を示している。こ
の単位壁材1は、前述の例と同様のセラミツク板
10、小片20を備えるが、さらに位置決め用突
片4及び目地留め部材5を備えている。突片4は
小片2から水平方向に延び、隣り合う単位部材1
の小片に設けられた凹部4aに嵌合して両壁材1
の位置決めを行なう。目地留め部材5はセラミツ
ク板10の裏面から左右方向に張出すように設け
られており、施工時に、隣り合う単位壁材1のセ
ラミツク板裏面に接して目地充填の際にコーキン
グ材等がセラミツク板の背後に回り込むのを防止
する。
考案の効果 本考案によれば、次の効果を奏する仕上壁構造
を提供することができる。すなわち、単位壁材は
セラミツク板の裏面上下端に接着された係止部材
挿入孔付きの小片を備え、取付具は施工壁面へ固
着される取付部と該取付部に結合して上方へ延び
る係止部材とを備えているため、単位壁材は取付
具の施工壁面への固着及び単位壁材と取付具との
係合を施工壁面の下方から上方へと順次行ないこ
れを施工幅全体に為すことにより施工壁面全体を
覆うよに取付施されうる。したがつて、予め壁面
に縦横にフレームを施設することなく、且つセラ
ミツク板表面への取付部材の露出を伴うことなく
施工ができ構造簡単にして作業容易であり、工費
は低廉となる。また取付具先端側の装着部は、取
付部への結合部分から下方へ延び小片の厚さを越
えて水平方向に延びたのち係止部材を形成すべく
上方へ延びているため、単位部材の小片はかかる
装着部内へ没入する状態となり、セラミツク板背
後における前記取付部の固着及び装着部の位置調
節等の作業の容易化を図られており、特に高所で
の作業に有利となつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例である仕上壁を施工
壁面と共に示す縦断側面図、第2図は第1図の仕
上壁の施工途中の状態の要部を示す斜視図、第3
図は仕上壁の他の例の施工途中の状態の要部を示
す斜視図、第4図及び第5図は相互に異なる従来
の仕上壁を分解した状態で示す斜視図である。 1……単位壁材、2……小片、3……取付具、
10……セラミツク板、20……係止部材挿入
孔、30……取付部、31……装着部、300,
311……垂直部材、301,310,312…
…水平部材、313……係止部材、A……施工壁
面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1辺が30cm以上の矩形セラミツク板と、上下方
    向に延びる係止部材挿入孔を設けられ前記セラミ
    ツク板の裏面上下端部に接合された小片とを備え
    た単位壁材、及び該単位壁材を施工壁面に取付け
    るための取付具を備え、 前記取付具は、施工壁面に沿つて固着される垂
    直部材と、該垂直部材下端から施工壁面と反対側
    に延びる水平部材とを有した側方視L字形の取付
    部、及び 前記水平部材に対し施工壁面に垂直な方向に位
    置調節可能に取付けられる水平部材と、該水平部
    材先端部から下方に延びる垂直部材と、該垂直部
    材下端から施工壁面と反対側に前記小片の厚さを
    越えて延びる水平部材と、該水平部材先端から上
    方へ延びる係止部材とを有した装着部を備え、 前記係止部材は、上下に相並ぶ前記単位壁材の
    隣合う小片の挿入孔双方に係合しうる長さを有し
    ていることを特徴とする仕上壁構造。
JP9472986U 1986-06-20 1986-06-20 Expired - Lifetime JPH051541Y2 (ja)

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