JP3681042B2 - 建築工事に於ける立上り部の下地材固定金具 - Google Patents

建築工事に於ける立上り部の下地材固定金具 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の下地工事等で基材で構成された立上り部に、下地材を固定するための立上り部の下地材固定金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築物の下地工事等で基材で構成された立上り部に下地材を固定する場合、図5に示すような垂直壁Aのみの立上り部の形状に対しては、壁面に下地材Bを直接釘打ちしていた。
この方法では、下地材の伸縮、反り等の影響で後日固定部が緩んだり、或いは下地材にひび割れ等が生じることがある。これは基材と下地材との材質が異なると特に顕著となる。
又、基材と下地材の材質が異なると、両者を一体に釘打ち作業がし難いので能率が悪かったのである。
【0003】
又、図6に示すような防水工事等の下地工事で、垂直壁Aの先端が直角に折り返されたアゴ部Cが形成された立上り部の形状に対しては、基材側又は下地材側よりの釘打ちは困難であるため、アゴ下部分の奥行き寸法と同寸法の厚さ分の下地材Bで埋めてアゴ部Cの先端面と下地材Bの表面を面一にするのであるが、アゴ下部分の奥行き寸法が現場によって異なることと、下地材Bの厚さ寸法が決められていることによりズレが生じ、面一にすることは困難であると共に、その固定手段も存在しなかったのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記点より本発明は、建築物の下地工事等で基材で構成された立上り部に下地材を容易に固定することができ、固定後に下地材の伸縮、反り等が生じても固定部が緩むことや下地材のひび割れも生ずることがなく、又アゴ部が形成された立上り部に対しても、アゴ部の先端面と下地材の表面を面一に固定することを可能とした、建築工事に於ける立上り部の下地材固定金具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明下地材固定金具は、基材の水平部の端部が垂直壁に形成された立上り部に使用される一対の下地材固定金具であり、一枚の金属板を屈曲形成したものであって、略矩形の一辺から内方へ分けた3片を同一方向へ直角に屈曲形成し、中央部片は両側部片より内方で屈曲形成し、両側部片は下地材の肉厚分先端側で屈曲形成し、下地材の上下部前後面を中央部片と両側部片で挾持すると共に、下地材の上下端面を側部片の内方で金属板の両側水平面部で当合支持するものとし、更に、金属板の本体部を取り付け片として止着用釘の挿通孔を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
又、本発明下地材固定金具は、基材の水平部の端部に形成された垂直壁の先端が直角に折り返されてアゴ部が形成された立上り部に使用される一対の下地材固定金具であり、一方の下地材の上部固定金具は、一枚の金属板を屈曲形成したものであって、略矩形の一辺から内方へ中央部分を奥部と中間部で直角に水平部片と垂下部片に屈曲形成し、水平部片は下地材の肉厚分の巾を有し、下地材の上部端面に当突支持すると共に、中央部分の両側の板本体の垂直面部と垂下部片で下地材の上部を挾持するものとし、更に、金属板の板本体部を取り付け片として止着用釘の挿通孔を設け、他方の下地材の下部固定金具は前記請求項1の固定金具としたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項1の本発明は、一方の下地材固定金具の中央部片を基材の垂直壁の内側面に当てると共に、中央部片及び側部片を下向きにして基材の垂直壁の上面に取り付け片を釘で止着し、この下地材固定金具に対向して他方の下地材固定金具の中央部片を垂直壁の内側面に当てると共に、中央部片及び側部片を上向きにして基材の水平部に取り付け片を釘で止着する。
この上下一対の下地材固定金具は、立上り部の長手方向に適宜間隔を於いて取り付けられ、この上部の下地材固定金具の中央部片と側部片の間と、下部の下地材固定金具の中央部片と側部片の間に下地材を側方よりスライドさせて挿通することにより、下地材は垂直壁の内側面に固定金具によって、下地材は上下部前後面及び上下端面を挾持されて固定される。
【0008】
次に、請求項2の本発明は、上部固定金具の垂下部片を下向きにして取り付け片を基材のアゴ部の先端面に釘で止着し、この上部固定金具に対向して下部固定金具の中央部片及び側部片を上向きにして基材の水平部に取り付け片を釘で止着する。
この上部固定金具及び下部固定金具も立上り部の長手方向に適宜間隔を於いて取り付けられ、この下地材固定金具の上部の垂下部片と垂直面部の間と、下部の中央部片と側部片の間に下地材を側方よりスライドさせて挿通することにより、下地材はアゴ部の先端面と下地材の表面が面一に立上り部に固定金具によって、前記と同様に固定される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2は請求項1の本発明下地材固定金具を示し、図中1、1’は一対の下地材固定金具で一枚の金属板で形成され、この下地材固定金具1、1’は本体部の方形の取り付け片2、2’の一辺から内方へ中央部の中央部片3A、3A’が直角に屈曲形成されている。
【0010】
又、取り付け片2、2’の両側部に取り付け片2、2’と同一面で取り付け片2、2’に延長して下地材8の上部又は下部の端面に当接する水平面部4、4’が形成され、この水平面部4、4’に連接して先方に側部片3B、3B’が直角に前記中央部片3A、3A’と同一方向に屈曲形成されている。
尚、図中5、5’は取り付け片2、2’に穿設した釘6の挿通孔である。
【0011】
図2は、基材7の水平部7Aの端部が垂直壁7Bに形成された立上り部に使用される下地材固定金具1、1’の使用状態を示すもので、一方の下地材固定金具1の取り付け片2を中央部片3A及び側部片3Bを下向きにしてコンクリート製の基材7の垂直壁7Bの上面に釘6で止着し、次に他方の下地材固定金具1’を前記下地材固定金具1に対向させて、中央部片3A’及び側部片3B’を上向きにして取り付け片2’を基材7の水平部7Aに釘6で止着する。
そして、上方の下地材固定金具1の中央部片3Aと側部片3Bの間と、下方の下地材固定金具1’の中央部片3A’と側部片3B’の間に側方よりポリスチレンフォーム等の下地材8を挿通し固定する。
【0012】
次に、図3及び図4は請求項2の本発明下地材固定金具を示し、図中11は上部固定金具であり、一枚の金属板で形成され、この上部固定金具11は方形の取り付け片12の一辺から内方へ中央部分を下地材8の上端面が当接する水平部片14が直角に取り付け片12の背面側に向け屈曲形成され、この水平部片14の先方に取り付け片12と平行に取り付け片12の先方側に、下地材8の上部を挾持する垂下部片13Aが屈曲形成されている。
又、切込みの両側の取り付け片12と同一面で取り付け片12の先方に延長して垂直面部13Bが形成されている。
尚、図中15は取り付け片12に穿設した釘6の挿通孔である。
【0013】
次に、図中11’は下部固定金具であり、前記の固定金具1,1’と同一の構成であり、この下部固定金具11’は方形の取り付け片12’の先方に中央部に中央部片13A’が直角に屈曲形成されている。
又、取り付け片12’の先方の両側部に、取り付け片12’と同一面で取り付け片12’に延長して下地材8’の下端面が当接する水平面部14’が形成され、この水平面部14’に連接して、先方に側部片13B’が直角に前記中央部片13A’と同一方向に屈曲形成されている。
尚、図中15’は取り付け片12’に穿設した釘6の挿通孔である。
【0014】
図4は、基材7の水平部7Aの端部に形成された垂直壁7Bの先端が直角に折り返されてアゴ部7Cが形成された立上り部に使用される上部固定金具11と下部固定金具11’の使用状態を示すもので、上部固定金具11の垂下部片13A及び垂直面部13Bを下向きにして、取り付け片12を基材7の垂直壁7Bの先端が直角に折り返されて形成されているアゴ部7Cの先端に釘6で止着し、次に下部固定金具11’を上部固定金具11に対向させて、中央部片13A’及び側部片13B’を上向きにして取り付け片12’を基材7の水平部7Aに釘6で止着する。そして、上部固定金具11の垂下部片13Aと垂直面部13Bの間と、下部固定金具11’の中央部片13A’と側部片13B’の間に側方より下地材8を挿通し固定する。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、請求項1は下地材は上部及び下部の前後面及び上・下端面が金具で固定されているため、従来のような釘打ちと異なり、素材の伸縮、反り等の影響で固定部が緩んだり或いは下地材にひび割れが生ずることがない。
又、下地材固定金具の取り付けは釘で基材に止着するだけで下地材と一体に釘打ちしないので、その作業が容易で能率が格段に向上する。そして、同一の固定金具を用いるため、製造並びに経済性に富むものである。
又、請求項2はアゴ部の先端面と下地材の表面を容易に面一に揃えることができ、従来のように数枚の下地材でアゴ下部分の奥行きを埋める必要がないので、材料も少なくて済み、経済的効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の本発明下地材固定金具の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】 請求項1の本発明下地材固定金具の使用状態を示す断面図である。
【図3】 請求項2の本発明下地材固定金具の一実施の形態を示す斜視図である。
【図4】 請求項2の本発明下地材固定金具の使用状態を示す断面図である。
【図5】 従来の施行例を示す断面図である。
【図6】 従来の施行例を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1’ 下地材固定金具
2、2’ 取り付け片
3A、3A’ 中央部片
3B、3B’ 側部片
4、4’ 水平面部
5、5’ 挿通孔
6 釘
7 基材
7A 水平部
7B 垂直壁
7C アゴ部
8 下地材
11 上部固定金具
12 取り付け片
13A 垂下部片
13B 垂直面部
14 水平部片
15 挿通孔
11’ 下部固定金具
12’ 取り付け片
13A’ 中央部片
13B’ 側部片
14’ 水平面部
15’ 挿通孔

Claims (2)

  1. 基材の水平部の端部が垂直壁に形成された立上り部に使用される一対の下地材固定金具であり、一枚の金属板を屈曲形成したものであって、略矩形の一辺から内方へ分けた3片を同一方向へ直角に屈曲形成し、中央部片は両側部片より内方で屈曲形成し、両側部片は下地材の肉厚分先端側で屈曲形成し、下地材の上下部前後面を中央部片と両側部片で挾持すると共に、下地材の上下端面を側部片の内方で金属板の両側水平面部で当合支持するものとし、更に、金属板の本体部を取り付け片として止着用釘の挿通孔を設けたことを特徴とする建築工事に於ける立上り部の下地材固定金具。
  2. 基材の水平部の端部に形成された垂直壁の先端が直角に折り返されてアゴ部が形成された立上り部に使用される一対の下地材固定金具であり、一方の下地材の上部固定金具は、一枚の金属板を屈曲形成したものであって、略矩形の一辺から内方へ中央部分を奥部と中間部で直角に水平部片と垂下部片に屈曲形成し、水平部片は下地材の肉厚分の巾を有し、下地材の上部端面に当突支持すると共に、中央部分の両側の板本体の垂直面部と垂下部片で下地材の上部を挾持するものとし、更に、金属板の板本体部を取り付け片として止着用釘の挿通孔を設け、他方の下地材の下部固定金具は前記請求項1の固定金具としたことを特徴とする建築工事に於ける立上り部の下地材固定金具。
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