JP2009281117A - 建物用タイルとそれを使用した建物の壁構造 - Google Patents

建物用タイルとそれを使用した建物の壁構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来のタイルはモルタルや接着剤による貼付け作業が面倒であった。
【解決手段】 タイルの裏面の一辺に表面よりも外側まで突出する差込縁を設け、差込縁と反対側の辺の表面に裏面よりも外側まで突出する被覆縁を設け、被覆縁の裏面側に支持縁を設けた。前記差込縁を連結具に差込み可能とし、被覆縁は連結具を被覆可能とし、支持縁は連結具に嵌入可能として、モルタルや接着剤を不要とし、連結具が上下に配列したタイルに隠されて表面から見えないようにした。また、前記タイルの表面の左右いずれか一辺に裏面よりも外側まで突出する側方突縁を設け、側方突縁と反対側の裏面側辺に表面よりも外側まで突出する側縁重合部を設け、左右に配列したタイルの境目に隙間ができないようにした。
【選択図】図2

Description

本願発明は建物の外壁面や内壁面に取付ける建物用タイルと、その建物用タイルを建物の外壁面や内壁面に上下左右に配置して固定した建物の壁構造に関するものである。
タイルを建物の壁面に取付けることは従来から行なわれている。従来のタイル取り付け箇所は室内が多く、特に、浴室、キッチンなどの水周り部分の内壁面などに多く見られる。いずれの場合も接着剤やモルタル等で取付けられている。
従来のタイルは次のような課題があった。
(1)モルタルや接着剤による貼付け作業が面倒であり、作業性が悪く、コストアップの一因となる。
(2)モルタルや接着剤を使用する分だけコスト高になる。
(3)モルタルや接着剤が乾燥するまでタイルが不安定であり、取付け作業中に振動を受けるとタイルが傾いたり位置ずれしたりし、場合によっては落下することもある。
本願発明はモルタルや接着剤を使用せず、建物に固定する連結具を使用して建物壁面に取付け可能な構造の建物用タイルと、二以上の建物用タイルの縦横境目が目立たないように配列固定した建物の壁構造を提供するものである。
本願発明の建物用タイルは、請求項1記載のように、建物の外側又は/及び内側に連結具により取付け可能な角板状のタイルであり、タイルはその裏面の一辺に表面よりも外側まで突出する差込縁があり、差込縁は建物に取付けられる連結具の係止部に差込み係止可能であり、タイルの前記一辺と反対側の辺の表面に裏面よりも外側まで突出する被覆縁があり、被覆縁は前記連結具を被覆可能であり、被覆縁の裏面側に連結具に嵌入可能な支持縁を備えたものである。
本願発明の建物用タイルは、前記建物用タイルにおいて、請求項2記載のように、
タイル表面の左右いずれか一辺に裏面よりも外側まで突出する側方突縁があり、タイルの側方突縁と反対側の裏面側辺に表面よりも外側まで突出する側縁重合部を備えたものである。
本願発明の建物用タイルは、前記建物用タイルにおいて、請求項3記載のように、タイルの裏面の一部が裏面の他の部分よりも肉薄に形成されたものである。
本願発明の建物の壁構造は、前記建物用タイルにおいて、請求項4記載のように、建物の外側又は/及び内側に連結具が取り付けられ、その連結具によりタイルが上下左右に配列して取付けられた建物の壁構造において、タイルが請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建物用タイルであり、建物用タイルの差込縁が建物に取付けられた連結具の係止部に、支持縁が連結具の支持部に差込まれて支持されたものである。
本願発明の建物の壁構造は、前記建物用タイルにおいて、請求項5記載のように、左右に配列された建物用タイルの側方突縁が、建物用タイルの隣に配置された他の建物用タイルの側縁重合部の前面に重合されたものである。
1.本願発明の建物用タイルは、タイルの差込縁を連結具の係止部に差込んで係止でき、支持縁を連結具の支持部に差込んで支持できるので、建物の壁面に連結具を取付ければ、タイルを手軽に壁面に取り付けることができる。
2.タイルの差込縁が連結具の係止部に係止され、支持縁が連結具の支持部に支持されるので、タイルの取付けが安定する。
3.タイルの被覆縁を他のタイルの差込縁の表側に被せることができるので、上下に配列したタイルの境目が密接し、隙間ができないので、両タイル間に目地などを充填する必要がなく、作業が容易であり、体裁がよい。また、連結具が被覆されて外から見えなくなるため体裁も良い。
4.タイルの側方突縁で隣のタイルの側方重合部をカバーできるので、左右のタイルの境目も密接し、隙間ができないので、両タイル間に目地などを充填する必要がなく、作業が容易であり、体裁もよい。
5.タイルの裏面の一部が他の部分よりも肉薄であるため、タイルが軽量になり、運搬、建物への施工時の取扱いが容易になり、建物への負荷も軽減される。
1.本願発明の建物の壁構造は、建物用タイルを連結具で建物に取付けてあるので、建物用タイルの取付けが安定する。
2.建物用タイルの境界に隙間がないため体裁の良い壁面となる。
3.建物用タイルの貼り付けにモルタルや目地材が不要であるため、建物に係る負荷が軽減される。
(建物用タイルの実施形態1)
本願発明の建物用タイルの実施形態の一例を図面に基づいて説明する。本願発明の建物用タイルは建物の外壁又は内壁の上下左右に隙間なく取付け可能であれば、五角形、六角形、八角形といった各種角形であっても良いが、図1に示すものは長方形である。
図1のタイル1は連結具2(図3)を使用することによって、図6のように建物の外壁又は内壁に取付け可能なものである。連結具2は一枚の金属板3を折り曲げ加工して支持部4と係止部5が形成されている。支持部4は金属板3の幅方向両側(二箇所)を略上向きコ字状に折り返して上向き開口に形成されている。係止部5は金属板3のうち二つの支持部4の間を略下向きL字状に折り曲げて下向き開口に形成されている。二つの支持部4とその間の係止部5の間に支持片6が下方に突設されている。金属板3には凸条7が前面に突設されている。凸条7は金属板3の補強用であり、タイル裏面を支持する支持部でもある。金属板3には円形の止め孔8が開口されている。止め孔8は金属板3を建物の躯体の柱や間柱等A(図6)に釘やビス等の固定具B(図4〜図6)で固定するためのものである。
タイル1は図1に示すように、その裏面上縁9に表面上縁10よりも外側まで突出する差込縁11があり、この差込縁11は前記連結具2の係止部5に差込み可能な厚さにしてある。タイル1の表面下縁12に裏面下縁13よりも外側まで突出する被覆縁14があり、この被覆縁14は図6のように下のタイルの差込縁11の上(表)に重ねると、差込縁11、連結具2の係止部5、支持部4の前面が被覆されて(隠されて)外側(表側)から見えなくなる長さにしてある。被覆縁14の裏側には図6に示すように、連結具2の支持部4に嵌入可能な支持縁24が形成されている。被覆縁14の根元部分には嵌入溝15(図2(a)、(b))が形成されている。この嵌入溝15は支持部4の支持部片4aを差込みできる深さにしてある。
タイル1は図1のように、表面の左右いずれかの側縁に裏面側縁16よりも外側まで突出する側方突縁17が形成され、タイル1の前記側方突縁17と反対側に、表面側縁18よりも外側まで突出する側方重合部19が形成されている。前記側方突縁17と側方重合部19とは同じ突出寸法にしてあり、側方突縁17を隣に配置される他のタイルの側方重合部19の上(表)に重ねると側方重合部19が隠れて外側(表側)から見えなくなるようにしてある。
タイル裏面20の一部21(図2(b))はタイル裏面20の他の部分22、例えば外周縁部23よりも肉薄にしてタイル1を軽量化してある。外周縁部23を肉厚にするのはタイル1の強度を高めるためであり、タイル裏面20の一部21を外周縁部23よりも薄くするのはタイル1を軽量化するためである。肉を薄くするのはタイル裏面20の一部21以外の箇所であってもよく、肉を厚くするのは前記外周縁部23以外の箇所であってもよい。
前記表面上縁10は上端部10a(図6)が上方に向けて肉薄になるテーパ面に形成されている。表面上縁10、被覆縁14、支持縁24の突出長、嵌入溝15の深さ等は必要に応じて設計することができる。タイル1の製造方法、使用原料、焼成設備等は既存の方法、原料、設備等と同じであってもよく異なるものでもよい。いずれの場合も、焼き上がるタイルを壁材として使用できる硬度、耐水性、強度等を備えたものとする。タイル1は表面に模様、図柄、写真等が表示されたものであてもよい。
(タイルの実施形態2)
前記実施形態のタイル1は図2のように裏面中央部25を外周縁部23よりも肉薄にしてあるが、タイル1の必要強度が確保され、軽量化可能であればタイル1の全面を裏面中央部25と同様に肉薄にすることもできる。
(タイル壁構造の実施形態1)
本願発明のタイル壁構造は、前記実施形態のタイル1を建物の外面または内面に取り付けたものである。いずれの場合も、図6のように前記連結具2を建物の柱、間柱、他の構造部材等Aに釘、ビス等の固定具Bで固定する。固定具Bはタイル1を外壁又は内壁の下方から上方及び左右に順次配列するときにその都度取り付けるとタイル1の位置決め、取付けが容易になるが、連結具2は建物のタイル取付け位置に予め取付けておくこともできる。
連結具2を使用してタイル1を取り付けるには次のようにする。
(1)建物に固定した下方の連結具2の支持部4(図6)にタイル1の下縁の支持縁24を差し込み、上方の連結具2の係止部5(図6)にタイル1の表面上縁10を図6のように差し込む。
(2)図6の下のタイル1の上に、図6の上のタイル1をセットする。この場合、上のタイル1の支持縁24を下のタイル1がセットされている連結具2の支持部4(図6)に差込み、上のタイル1の被覆縁14を連結具2の表に被せて連結具2を被覆する。
(3)前記1、2のセットを繰り返して、タイル1を建物の壁の下方から上方に順次配置して取り付ける。
(4)前記1〜3と同様にして図7のように、左右方向にも取り付ける。左右に取り付ける場合は、左列のタイル1の側方重合部19の上に、右列のタイル1の側方突縁17を重ねる。
(5)前記1〜4の取付け作業により、建物の壁の全面又は一部にタイル1を取り付ける。
(a)は本願発明のタイルの実施形態の一例を示す表面側斜視図、(b)は裏面側斜視図。 (a)は本願発明のタイルの実施形態の一例を示す表面側一部切断斜視図、(b)は裏面側一部切断斜視図。 本願発明のタイルを建物の壁に取付けるのに使用する連結具の一例を示す斜視図。 本願発明のタイルを連結具で壁に取付けた場合の説明図。 本願発明のタイルを連結具で壁に取付けた場合の上下方向への連結説明図。 本願発明のタイル壁構造の一例を示す縦断側面図。 本願発明のタイルを連結具で上下左右に取付けた場合の説明図。
符号の説明
1 タイル
2 連結具
3 金属板
4 支持部
4a 支持部片
5 係止部
6 支持片
7 凸条
8 止め孔
9 裏面上縁
10 表面上縁
10a 上端部
11 差込縁
12 表面下縁
13 裏面下縁
14 被覆縁
15 嵌入溝
16 裏面側縁
17 側方突縁
18 表面側縁
19 側方重合部
20 タイル裏面
21 (タイル裏面の)一部
22 (タイル裏面の)他の部分
23 外周縁部
24 支持縁
25 裏面中央部
A 柱、間柱
B 固定具



Claims (5)

  1. 建物の外側又は/及び内側に連結具により取付け可能な角板状のタイルであり、
    タイルはその裏面の一辺に表面よりも外側まで突出する差込縁があり、
    前記差込縁は建物に取付けられる連結具の係止部に差込み係止可能であり、
    タイルの前記一辺と反対側の辺の表面に裏面よりも外側まで突出する被覆縁があり、
    前記被覆縁は前記連結具を被覆可能であり、
    前記被覆縁の裏面側に前記連結具に嵌入可能な支持縁があることを特徴とする建物用タイル。
  2. 請求項1記載の建物用タイルにおいて、タイル表面の左右いずれか一辺に裏面よりも外側まで突出する側方突縁があり、
    タイルの前記側方突縁と反対側の裏面側辺に表面よりも外側まで突出する側縁重合部があることを特徴とする建物用タイル。
  3. 請求項1又は請求項2記載の建物用タイルにおいて、タイルの裏面の一部が裏面の他の部分よりも肉薄に形成されたことを特徴とする建物用タイル。
  4. 建物の外側又は/及び内側に連結具が取り付けられ、その連結具によりタイルが上下左右に配列して取付けられた建物の壁構造において、前記タイルが請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建物用タイルであり、その建物用タイルの差込縁が建物に取付けられた連結具の係止部に、支持縁が前記連結具の支持部に差込まれて支持されたことを特徴とする建物の壁構造。
  5. 請求項4記載の建物の壁構造において、左右に配列された建物用タイルの側方突縁が、その建物用タイルの隣に配置された他の建物用タイルの側縁重合部の前面に重合されたことを特徴とする建物の壁構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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