JP2002266464A - 建築用板材 - Google Patents

建築用板材

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JP2002266464A
JP2002266464A JP2001063912A JP2001063912A JP2002266464A JP 2002266464 A JP2002266464 A JP 2002266464A JP 2001063912 A JP2001063912 A JP 2001063912A JP 2001063912 A JP2001063912 A JP 2001063912A JP 2002266464 A JP2002266464 A JP 2002266464A
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JP
Japan
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plate
building
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frame
metal
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Withdrawn
Application number
JP2001063912A
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English (en)
Inventor
Shigeo Yoshida
繁夫 吉田
Satoshi Kitagawa
聡 北川
Hiroshi Sato
佐藤  寛
Kazuo Suzuki
和夫 鈴木
Futoshi Isshiki
太 一色
Ryoji Sakata
陵二 酒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的剪断力に対する耐久性に劣る板材料を
用いた建築用板材に対して、剪断力に対する耐久性を向
上させる。 【解決手段】 厚板状の基板材12と、基板材12の片
面で外周縁に沿って接合された薄板状の金属周枠14と
を備える建築用板材10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用板材に関
し、詳しくは、建築物の壁面などを構築するのに使用さ
れるパーティクルボードなどからなる建築用板材を対象
にしている。
【0002】
【従来の技術】建築用板材としては、パーティクルボー
ドや木質繊維ボードなど各種の材料からなるものが使用
されている。これらの建築用板材は、現場施工によっ
て、建築物の壁面に直接に釘打ちやビス止めで取り付け
られるほか、予め工場で、C型チャンネル型枠や断熱材
などと複合化させた複合パネルを製造し、この複合パネ
ルを建築物に施工する方法も適用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したパーティクル
ボードなどの建築用板材は、剪断力に対する耐久性が小
さいという問題がある。建築物に施工したあと、経時的
な負荷や地震などの負荷が加わったときに、建築用板材
の釘打ち個所やビス止め個所に剪断方向の集中応力が発
生して、そこから板材の全体に亀裂やヒビ割れが進行し
ていく現象が発生する。例えば、前記した複合パネルの
場合、C型チャンネル形鋼などからなる型枠は、剪断方
向の負荷に対して弾性的に変形することで負荷を吸収す
ることができるが、型枠に固定されたパーティクルボー
ドなどは、金属のような弾性的変形能力に劣るので、型
枠の変形に追随することができない。そのため、パーテ
ィクルボードなどを型枠に固定しているビスの個所で、
パーティクルボードに局部的に大きな集中応力が発生す
ることになる。
【0004】本発明の課題は、前記したような比較的剪
断力に対する耐久性に劣る板材料を用いた建築用板材に
対して、剪断力に対する耐久性を向上させることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる建築用板
材は、厚板状の基板材と、前記基板材の片面で外周縁に
沿って接合された薄板状の金属周枠とを備える。 〔基板材〕通常の建築用板材に利用されている板材料が
使用できる。比較的に剪断負荷に対する耐久性に劣る材
料が使用できる。従来は建築用板材として使用すること
が困難であったような材料も使用できるようになる。具
体的には、パーティクルボード、合板、セメント板、石
膏ボード、ロックウールボードなどが挙げられる。複数
の材料層を積層した積層板材も使用できる。
【0006】基板材の形状は、建築用板材としての使用
に適した形状であれば良く、一般的には建築規格に対応
した矩形板であるが、矩形板の一部に凹凸形状を有する
もの、矩形以外の多角形、一部または全体が曲線形のも
のもある。基板材の厚みは、建築用板材として必要な機
能に合わせて設定される。この発明では、基板材の厚み
を比較的に薄くしても剪断強度が低下しない。具体的な
厚み寸法として、5〜25mmの範囲に設定できる。 〔金属周枠〕基板材を補強して建築用板材の剪断強度を
向上させる。
【0007】金属周枠の材料としては、通常の建築材料
に使用されている金属材料からなる薄板が使用できる。
具体的には、鉄や鋼、ステンレス、アルミニウムなどが
使用できる。金属周枠の厚みは、建築用板材に加わる剪
断負荷に対応できれば良く、建築用板材の重量や製造コ
ストを下げるには出来るだけ薄いものが良い。具体的に
は、厚み0.2〜3.2mmの範囲が採用できる。金属
周枠は、基板材の片面で外周縁に沿って周枠状に配置さ
れる。建築用板材を他の部材と接合する際に釘やビスが
取り付けられる範囲には、金属周枠が配置されているこ
とが好ましい。具体的には、金属周枠の幅を20〜20
0mmの範囲に設定することができる。
【0008】金属周枠は、基板材に対して接着剤で接合
することができる。接着剤としては、通常の建築用の接
着剤が使用でき、基板材の材料に合わせて金属との接合
に適した接着剤を選択すればよい。金属周枠には、建築
用板材と他の部材とを固定する釘やビスの取付位置に、
取付孔や取付用切り欠きを設けておくことができる。
【0009】
【発明の実施形態】図1に示す建築用板材10は、矩形
のパーティクルボードからなる基板材12と、薄板鋼材
からなる金属周枠14とで構成されている。基板材12
は、通常の建築施工において壁面材として使用されてい
る材料と同じものである。基板材12の具体的寸法例と
して、縦250cm×横90cm×厚み12mmのもの
が用いられる。金属周枠14は、基板材12の施工状態
で裏面側になる面で外周縁に沿って矩形枠状に配置され
ている。金属周枠14の寸法例として、厚み0.2m
m、幅50mmのものが使用される。
【0010】金属周枠14は、接着剤を用いて基板材1
2に接合されている。上記のような構造の建築用板材1
0は、通常の建築用板材と同様に、各種の建築施工に使
用することができる。具体的には、壁面の下地材および
表面材に使用できる。天井材や床材としても使用でき
る。建築用板材10を使用する際に、基板材12側を露
出面に配置しておけば、外観的には従来の基板材12の
みからなる建築用板材と同じになる。建築用板材10を
支持構造材などに取付固定する際には、釘などを打ち込
んで金属周枠14を貫通させても良いし、予めドリルで
基板材12から金属周枠14まで貫通する取付孔をあけ
ておいても良い。通常は、金属周枠14が存在する個所
で建築用板材10と他の部材とを固定するが、大きな負
荷が加わらない個所であれば、金属周枠14のない基板
材12のみの個所に釘やビスを取り付けることも可能で
ある。
【0011】〔複合パネル〕図2は、前記した建築用板
材10を用いて、建築用複合パネル20を構成した場合
を示している。複合パネル20の基本的な枠組み構造
は、C型チャンネル形鋼材を矩形枠状に組み立てたC型
枠22で構成される。このC型枠22の両面あるいは枠
内部に各種の建築材料層が複合化されて組み込まれる。
C型枠22の片面に、前記建築用板材10が取り付けら
れている。建築用板材10の金属周枠14の部分をC型
枠22の側面に当てて、基板材12の表面側からビス2
4を、基板材12、金属周枠14を経てC型枠22ま
で、ねじ込むことで、建築用板材10をC型枠22に取
付固定している。金属周枠14とC型枠22との接触面
に接着剤を塗布しておいてもよい。
【0012】上記のような構造の複合パネル20は、建
築物に施工した状態で、地震などの大きな負荷がかかる
と、複合パネル20のC型枠22と建築用板材10との
間に水平方向で逆の方向に引っ張られるような荷重すな
わち剪断荷重が加わることがある。C型枠22と建築用
板材10とはビス24で固定されているので、前記剪断
荷重は、建築用板材10に対してビス24と取付孔部分
に集中的に加わることになる。このとき、上記剪断荷重
は、金属周枠14で負担することができるので、剪断荷
重に弱い基板材12に過大な応力が加わったり基板材1
2に亀裂が入ったりすることが防止できる。
【0013】
【発明の効果】本発明にかかる建築用板材は、比較的剪
断負荷に対して弱い基板材に、剪断負荷に強い金属周枠
を組み合わせることで、建築用板材の剪断負荷に対する
耐久性を大幅に向上させることができる。金属周枠は、
使用時に剪断負荷が加わり易く、剪断破壊が発生し易い
基板材の外周縁に沿って設けられているので、剪断負荷
に対する補強効果が効率的に発揮できるとともに、建築
用板材の重量増加や寸法増大、製造コストの増加を最小
限に留めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を表す建築用板材の平面図
(a)および一部断面側面図(b)
【図2】 建築用板材を組み込んだ複合パネルの要部断
面図
【符号の説明】
10 建築用板材 12 基板材 14 金属周枠 20 複合パネル 22 C型枠 24 取付ビス
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 寛 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 鈴木 和夫 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 一色 太 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 酒田 陵二 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 Fターム(参考) 2B250 AA01 AA06 BA04 CA11 EA13 GA08 2B260 AA12 CB01 CD04 EB19 2E002 FB05 FB07 FB16 MA07 2E162 BA02 BB03 CA01 CA16 CA35 CB02 CB07 CB08 CC03 CC05 CC08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚板状の基板材と、 前記基板材の片面で外周縁に沿って接合された薄板状の
    金属周枠とを備える建築用板材。
  2. 【請求項2】前記基板材が、パーティクルボード、合
    板、セメントボードからなる群から選ばれる何れか1種
    の材料からなり、 前記金属周枠が、鉄、スレンレス、アルミニウム、鋼か
    らなる群から選ばれる何れか1種の材料からなる請求項
    1に記載の建築用板材。
  3. 【請求項3】前記基板材が、厚み5〜25mmであり、 前記金属周枠が、厚み0.2〜3.2mm、幅20〜2
    00mmである請求項1または2に記載の建築用板材。
JP2001063912A 2001-03-07 2001-03-07 建築用板材 Withdrawn JP2002266464A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016169506A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 日鉄住金鋼板株式会社 建築用外装ルーバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016169506A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 日鉄住金鋼板株式会社 建築用外装ルーバー

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