JP2016169506A - 建築用外装ルーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化を図ることができ、且つ簡単に製造することができる建築用外装ルーバーを提案する。【解決手段】本発明の一実施形態の建築用外装ルーバー100は、第一の板材1と、第一の板材1に対向して位置する第二の板材2と、第一の板材1と第二の板材2との間に位置し、第一の板材1と第二の板材2がそれぞれ固定される枠状のスペーサーユニット3とを備える。スペーサーユニット3は、互いに剛接合されていない複数のスペーサー30,31,32,33を枠状に配置して構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、建築用外装ルーバーに関する。
特許文献1には、中空の押出成形セメント板によって形成された外装ルーバーが提案されている。
この外装ルーバーは、一対の板状部と、一対の板状部を連結する複数の桟部とを有している。
特開2009−057794号公報
特許文献1に記載の外装ルーバーでは、一対の板状部の間に端から端まで全体に亘って桟部が配置されており、このため、ルーバーの質量が大きくなり、建築躯体への負担が大きくなっていた。
そこで、本発明は、軽量化を図ることができ、且つ簡単に製造することができる建築用外装ルーバーを提案することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明の建築用外装ルーバーは、第一の板材と、前記第一の板材に対向して位置する第二の板材と、前記第一の板材と前記第二の板材との間に位置し、前記第一の板材と前記第二の板材がそれぞれ固定される枠状のスペーサーユニットとを備え、前記スペーサーユニットは、互いに剛接合されていない複数のスペーサーを枠状に配置して構成されていることを特徴とする。
本発明の建築用外装ルーバーは、軽量化を図ることができ、且つ簡単に製造することができる。
本発明の一実施形態の建築用外装ルーバーを示す図であり、図1Aは正面図であり、図1Bは図1Aのa―a線における断面図であり、図1Cは図1Aのb―b線における断面図である。 図1Cのc部分の拡大図である。 図3Aは図1Bのd部分の拡大図であり、図3Bは図1Bのe部分の拡大図である。 同上の建築用外装ルーバーが設置された建物の一例を示す斜視図である。
図1A乃至図1Cには、本発明の一実施形態の建築用外装ルーバー100(以下「ルーバー100」と記載する)が示されている。ルーバー100は、例えば図4に示すように、ビル等の建物101の窓の外側に設置される。
ルーバー100は、図1A乃至図1Cに示すように、第一の板材1と、第一の板材1に対向して位置する第二の板材2と、第一の板材1と第二の板材2との間に位置する枠状のスペーサーユニット3とを備える。第一の板材1と第二の板材2とはそれぞれ、スペーサーユニット3に固定されている。以下では、平面視において、スペーサーユニット3に対して第一の板材1が位置する側を前方とし、その反対側を後方とし、前後方向に対して直交する方向を左右方向として、各構成について説明する。図1A乃至図1Cでは、矢印X1で示す方向が前方向であり、矢印Y1で示す方向が右方向であり、矢印Z1で示す方向が上方向である。
第一の板材1は、スペーサーユニット3の前方に配される前面部10と、スペーサーユニット3の左側方に配される側面部11と、スペーサーユニット3の右側方に配される側面部12とを有する。さらに、第一の板材1は、スペーサーユニット3の上方に配される上面部13と、スペーサーユニット3の下方に配される下面部14とを有する。左の側面部11は、前面部10の左端部から後方に突出し、右の側面部12は、前面部10の右端部から後方に突出する。上面部13は、前面部10の上端部から後方に突出し、下面部14は、前面部10の下端部から後方に突出する。一対の側面部11,12と上面部13と下面部14のそれぞれは、前面部10に対して略垂直である。
第二の板材2は、スペーサーユニット3の後方に配される後面部20と、スペーサーユニット3の左側方に配される側面部21と、スペーサーユニット3の右側方に配される側面部22とを有する。さらに、第二の板材2は、スペーサーユニット3の上方に配される上面部23と、スペーサーユニット3の下方に配される下面部24とを有する。左の側面部21は、後面部20の左端部から前方に突出し、右の側面部22は、後面部20の右端部から前方に突出する。上面部23は、後面部20の上端部から前方に突出し、下面部24は、後面部20の下端部から前方に突出する。一対の側面部21,22と上面部23と下面部24のそれぞれは、後面部20に対して略垂直である。
板材1,2は、例えば、金属板を折り曲げ加工することによって形成される。金属板は、塗装鋼板、亜鉛めっき鋼板、ガルバリウム鋼板(登録商標)、エスジーエル(登録商標)鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム鋼板、チタン板等であるが、これに限定されない。金属板の厚みは、例えば0.5mm〜5.0mmである。なお、板材1,2は、合成樹脂製であってもよい。
スペーサーユニット3は、互いに剛接合されていない複数のスペーサーを枠状に配置して構成されている。本実施形態では、スペーサーユニット3は、第一スペーサー30と、第二スペーサー31と、第三スペーサー32と、第四スペーサー33とを有する。スペーサー30,31,32,33はそれぞれ、一直線状の金属製の角形管である。なお、スペーサー30,31,32,33はそれぞれ、角形以外の断面形状を有する中空の鋼管や、H形等の一定の断面形状に成形された長尺の中実の鋼材であってもよい。また、スペーサー30,31,32,33は、合成樹脂製のものであってもよい。スペーサー30,31,32,33は、正面視にて矩形枠状に配置されている。
詳しくは、第一スペーサー30は、板材1,2の間のスペースのうち上端部の領域に位置し、第二スペーサー31は、前記スペースのうち下端部の領域に位置する。第三スペーサー32は、前記スペースのうち左端部の領域に位置し、第四スペーサー33は、前記スペースのうち右端部の領域に位置する。本実施形態では、第一スペーサー30は、左端が第三スペーサー32の上端部の右側面に当たって位置し、右端が第四スペーサー33の上端部の左側面に当たって位置する。そして、第二スペーサー31は、左端が第三スペーサー32の下端部の右側面に当たって位置し、右端が第四スペーサー33の下端部の左側面に当たって位置する。なお、スペーサー30,31,32,33の配置は、上記の配置に限定されない。例えば、第一スペーサー30の左端部の下面に第三スペーサー32の上端が当たって位置し、第一スペーサー30の右端部の下面に第四スペーサー33の上端が当たって位置し、第二スペーサー31の左端部の上面に第三スペーサー32の下端が当たって位置し、第二スペーサー31の右端部の上面に第四スペーサー33の下端が当たって位置してもよい。
スペーサー30,31,32,33は、長手方向の端部同士が、溶接による固定や、ねじやリベットによる機械的固定がなされておらず、すなわち、互いに剛接合されていない。
スペーサー30,31,32,33のそれぞれには、第一の板材1と第二の板材2の両方が固定されている。第一の板材1と第二の板材2はそれぞれ、前面部10,後面部20が撓まず平坦となるように、スペーサー30,31,32,33のそれぞれに固定されている。
本実施形態では、スペーサー30,31,32,33の前面にはそれぞれ、第一の板材1の前面部10が接着部4を介して固定されている。そして、第三スペーサー32の左側面の前部に、第一の板材1の左の側面部11が、ねじやリベット等の金属製の固定具5で固定されている(図1C及び図2参照)。そして、第四スペーサー33の右側面の前部に、第一の板材1の右の側面部12が、固定具5で固定されている(図1C参照)。そして、第一スペーサー30の上面の前部に、第一の板材1の上面部13が、固定具5で固定されている(図3A参照)。そして、第二スペーサー31の下面の前部に、第一の板材1の下面部14が、固定具5で固定されている(図3B参照)。
そして、スペーサー30,31,32,33の後面にはそれぞれ、第二の板材2の後面部20が接着部4を介して接着されて固定されている。そして、第三スペーサー32の左側面の後部に、第二の板材2の左の側面部21が、ねじやリベット等の金属製の固定具6で固定されている(図1C及び図2参照)。そして、第四スペーサー33の右側面の後部に、第二の板材2の右の側面部22が、固定具6で固定されている(図1C参照)。そして、第一スペーサー30の上面の後部に、第二の板材2の上面部23が、固定具6で固定されている(図3A参照)。そして、第二スペーサー31の下面の後部に、第二の板材2の下面部24が、固定具6で固定されている(図3B参照)。
本実施形態では、板材1,2は、接着部4の接着機能が消失した場合でも、固定具5,6によって各スペーサー30,31,32,33に対して一体な状態が保持される。
本実施形態のルーバー100は、スペーサーユニット3の内側に配される補強部材7を更に備える。補強部材7は、スペーサーユニット3の内側において板材1,2にそれぞれ接着することで、板材1,2それぞれの面外方向への変形(つまり撓み)を抑制する。補強部材7は、本実施形態では、一直線状の金属製の角形管である。なお、補強部材7は、角形以外の断面形状を有する中空の鋼管や、H型等の一定の断面形状に成形された長尺の中実の鋼材であってもよい。
補強部材7は、第三スペーサー32と第四スペーサー33との間の左右方向の概ね中央部分に位置する。補強部材7は、上端が第一スペーサー30の下面の左右方向の概ね中央部に当たって位置し、下端部が第二スペーサー31の上面の左右方向の概ね中央部に当たって位置する。補強部材7は、スペーサーユニット3に対して剛接合されていない状態で設置されている。
補強部材7の前面には、第一の板材1の前面部10の左右方向の概ね中央部が、接着されて固定されている。そして、補強部材7の後面には、第二の板材2の後面部20の左右方向の概ね中央部が、接着されて固定されている。
スペーサーユニット3と補強部材7は、第一の板材1と第二の板材2の骨組みとして機能し、本実施形態のルーバー100は、所謂、セミモノコック構造となっている。
本実施形態のルーバー100は、スペーサーユニット3の左右の端面のそれぞれに取り付けられる一対の化粧カバー8を更に備える。各化粧カバー8は、上下方向に長い部材であり、本実施形態では平断面半円状の管体である。本実施形態では、各化粧カバー8は、半円状の管体内に、円の中心から放射状に延びた2本の補強片80を有する。なお、各化粧カバー8は、上記のように平断面半円状に限らず、その他の形状であってもよく、補強片80を有していなくてもよい。
各化粧カバー8は、ねじ等の固定具9を用いて、スペーサーユニット3の左右の側面のそれぞれに、上下方向に亘って取り付けられる。詳しくは、左の化粧カバー8は、第三スペーサー32の左側面に上下方向に亘って取り付けられる。右の化粧カバー8は、第四スペーサー33の右側面に上下方向に亘って取り付けられる。
左の化粧カバー8は、第三スペーサー32の左側面に固定された固定具5,6を覆う。そして、右の化粧カバー8は第四スペーサー33の右側面に固定された固定具5,6を覆う。
以上説明した本実施形態のルーバー100は、図1A及び図4に示すように、例えば、長手方向が上下方向と平行となる縦向き姿勢で、建物側の支持部材である上端部材102と、下端部材103との間に設置される。ここで、ルーバー100は、建物の外面に対して、平行または交差する角度に設置される。上端部材102,下端部材103は、コンクリート板等である。
ルーバー100は、下端部材103の上面に設けられた支持部104と一対の回転規制部105に第二スペーサー31の下面が当たり、上端部材102の下面に設けられた一対の回転規制部106に第一スペーサー30の上面が当たる状態で設置される。ルーバー100は、第二スペーサー31が支持部104によって支持され、スペーサー30,31が回転規制部105,106に当たることで、回転が規制される。ルーバー100と上端部材102との間の隙間と、ルーバー100と下端部材103との間の隙間はそれぞれ、シーリング材107で埋められる。なお、前記の隙間は、シーリング材107で埋めなくてもよい。
続いて、本実施形態のルーバー100の製造方法の一例について説明する。以下の説明では、倒伏姿勢での向きを基準にして説明する。起立姿勢のルーバー100の上端部が、倒伏姿勢のルーバー100の前端部に相当し、起立姿勢のルーバー100の前面が、倒伏姿勢のルーバー100の上面に相当する。
まず、第二の板材2を平置きし、第二の板材2の後面部20の上面に、第一スペーサー30と第二スペーサー31と第三スペーサー32と第四スペーサー33を平面視矩形枠状に載置する。そして、第二の板材2の後面部20の上面に、補強部材7を載置する。
このとき、第一スペーサー30は、後面部20の前端部に載置し、第二スペーサー31は、後面部20の後端部に載置し、第三スペーサー32は、後面部20の左端部に載置し、第四スペーサー33は、後面部20の右端部に載置する。補強部材7は、後面部20の左右方向の概ね中央部に載置する。
ここで、第一スペーサー30の左端が第三スペーサー32の上端部の右側面に当たり、第一スペーサー30の右端が第四スペーサー33の上端部の左側面に当たるように配置する。そして、第二スペーサー31の左端が第三スペーサー32の下端部の右側面に当たり、第二スペーサー31の右端が第四スペーサー33の下端部の左側面に当たるように配置する。また、第三スペーサー32の左の側面が第二の板材2の左の側面部21に当たり、第四スペーサー33の右の側面が第二の板材2の右の側面部22に当たるように配置する。そして、補強部材7の前端が第一スペーサー30の後面の左右方向の中央部に当たり、補強部材7の後端が第二スペーサー31の前面の左右方向の中央部に当たるように配置する。また、第一スペーサー30の前面が、第二の板材2の上面部23に当たり、第二スペーサー31の後面が、第二の板材2の下面部24に当たるように配置する。
各スペーサー30,31,32,33及び補強部材7を、第二の板材2の後面部20の上面へ載置する前に、各スペーサー30,31,32,33及び補強部材7の下面、あるいは、後面部20の上面には、接着剤を塗布しておく。これにより、各スペーサー30,31,32,33及び補強部材7は、第二の板材2の後面部20の上面に接着させて固定することができる。
このとき、スペーサー30,31,32,33は、製造過程中、長手方向の端部同士が当たった状態を維持しやすくするために、長手方向の端部同士をガムテープや接着剤等で接着させてもよい。また、補強部材7は、長手方向の端部がスペーサー30,31に当たった状態を維持しやすくするために、長手方向の端部をスペーサー30,31にガムテープや接着剤等で接着させてもよい。ガムテープや接着剤による接着は、製造過程中のみ機能を維持すればよく、上述の剛接合には該当しない。
次いで、各スペーサー30,31,32,33及び補強部材7の上面に、第一の板材1を載置する。
このとき、第一スペーサー30の上面に、第一の板材1の前面部10の前端部が当たり、第二スペーサー31の上面に、第一の板材1の前面部10の後端部が当たるように配置する。また、第三スペーサー32の上面に、第一の板材1の前面部10の左端部が当たり、第四スペーサー33の上面に、第一の板材1の前面部10の右端部が当たるように配置する。また、補強部材7の上面に、第一の板材1の前面部10の左右方向の中央部が当たるように配置する。また、第一の板材1の左の側面部11が第三スペーサー32の左の側面に当たり、第一の板材1の右の側面部12が第四スペーサー33の右の側面に当たるように配置する。また、第一の板材1の上面部13が、第一スペーサー30の前面に当たり、第一の板材1の下面部14が第二スペーサー31の下面に当たるように配置する。
各スペーサー30,31,32,33及び補強部材7の上面に、第一の板材1を載置する前に、各スペーサー30,31,32,33及び補強部材7の上面、あるいは第一の板材1の下面には、接着剤を塗布しておく。これにより、第一の板材1は、各スペーサー30,31,32,33及び補強部材7の上面に接着させて固定することができる。
次いで、第一の板材1の左の側面部11に、左から固定具5を打ち込んで、側面部11を第三スペーサー32の左の側面に固定する。そして、第一の板材1の右の側面部12に、右から固定具5を打ち込んで、側面部12を第四スペーサー33の右の側面に固定する。そして、第一の板材1の上面部13に、前方から固定具5を打ち込んで、上面部13を第一スペーサー30の上面に固定する。そして、第一の板材1の下面部14に、後方から固定具5を打ち込んで、下面部14を第二スペーサー31の下面に固定する。
そして、第二の板材2の左の側面部21に、左から固定具6を打ち込んで、側面部21を第三スペーサー32の左の側面に固定する。そして、第二の板材2の右の側面部22に、右から固定具6を打ち込んで、側面部22を第四スペーサー33の右の側面に固定する。そして、第二の板材2の上面部23に、前方から固定具6を打ち込んで、上面部23を第一スペーサー30の上面に固定する。そして、第二の板材2の下面部24に、後方から固定具6を打ち込んで、下面部24を第二スペーサー31の下面に固定する。なお、固定具5,6による板材1,2のスペーサーユニット3への固定は、板材1,2のどちらを先に行っても構わない。
次いで、第三スペーサー32の左の側面に、化粧カバー8を固定具9で固定し、第三スペーサー32の左の側面に固定された固定具5,6を化粧カバー8で覆う。そして、第四スペーサー33の右の側面に、化粧カバー8を固定具9で固定し、第四スペーサー33の右の側面に固定された固定具5,6を化粧カバー8で覆う。
以上のように製造することで、本実施形態のルーバー100は、倒伏姿勢で形成される。建物101の窓の外側への設置は、例えば、倒伏姿勢のルーバー100を起して、起立姿勢にした状態で行う。
起立姿勢のルーバー100は、建物101の窓の外側に設けられる上端部材102と下端部材103との間に設置する。建物101の窓の外側には、図4に示すように、縦方向に長尺の左右一対の縦板材と、横方向に長尺の複数枚の横板材とが組み立てた状態で設置されている。上下に並ぶ横板材が、上端部材102と下端部材103とを構成する。
図1Aに示すように、下端部材103の上面に設けられた柱状の支持部104と、この支持部104を挟むように位置する一対の回転規制部105の上に、ルーバー100の第二スペーサー31を当てて載置する。このとき、上端部材102の下面に設けられた一対の回転規制部106が、ルーバー100の第一スペーサー30の上面に当たる。ルーバー100は、上側の一対の回転規制部106と下側の一対の回転規制部105によって、回転が規制される。
次いで、ルーバー100と上端部材102との間の隙間と、ルーバー100と下端部材103との間の隙間に、コーキング剤を充填する等して、この2つの隙間をシーリング材107で埋める。
以上のようにして、ルーバー100は、上端部材102と下端部材103との間に固定される。ここで、ルーバー100は、例えば、建物101の窓の外面に対して交差する角度に設置され、窓の遮光を行う。
続いて、上述した実施形態の変形例について説明する。
上述した実施形態では、ルーバー100は、板材1,2をスペーサーユニット3に対して固定する固定具5,6を備えるものであったが、固定具5,6は省略してもよい。
また、上述した実施形態では、ルーバー100は、スペーサーユニット3の内側に補強部材7を備えるものであったが、補強部材7は省略してもよい。
また、上述した実施形態では、ルーバー100は、左右の端部に化粧カバー8を備えるものであったが、化粧カバー8は省略してもよい。
また、上述した実施形態では、ルーバー100は、長手方向が上下方向と平行となる縦向き姿勢で、建物側の支持部材(上端部材102,下端部材103)に設置されているが、長手方向が左右方向となる横向き姿勢で、建物側の支持部材に設置されてもよい。このとき、ルーバー100は、上端部材102に対して平行となる姿勢で設置されてもよいし、上端部材102に対して傾いた姿勢で設置されてもよい。
また、上述した実施形態では、ルーバー100は、縦向き姿勢において、建物側の支持部材によって上下から支持されて設置されているが、建物側の支持部材により左右の端部の一方または両方が支持されて設置されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ルーバー100は、複数のスペーサーが、長手方向の端部同士が当たって位置するように矩形枠状に配置されたものであったが、隣接する2つのスペーサー間には多少の隙間があってもよい。またこの隙間は、隣接する2つのスペーサーの間に別の部材を挟み込むことで形成したものであってもよい。
また、上述した実施形態では、ルーバー100は、スペーサーユニット3が、一直線状の角管状のスペーサーを4本有するものであったが、これに限定されない。つまり、スペーサーユニット3は、枠状に配置可能な複数のスペーサーで構成されるものであればよい。例えば、スペーサーユニット3は、2つの正面視L字状のスペーサーで構成されるものや、2つの正面視略U字状のスペーサーで構成されるものや、一直線状の角管状のスペーサーと正面視L字状のスペーサーとを組み合わせて構成したものであってもよい。
また、上述した実施形態では、ルーバー100は、第三スペーサー32と補強部材7との間と、補強部材7と第四スペーサー33との間に、空きスペースを有するものであったが、この空きスペースには、発泡樹脂等を充填してもよい。この場合でも、中空の押出成形セメント板で形成したルーバーに比べて、軽量化を図ることができる。
また、上述した実施形態では、ルーバー100は、接着部4と固定具5,6により、板材1,2をスペーサーユニット3に固定したものであったが、これに限定されない。例えば、板材1,2は、接着部4による接着を用いず、リベット等の機械的接合や、スポット溶接などによりスペーサーユニット3に固定してもよい。
以上説明した本発明の実施形態のルーバー100は、以下の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明の実施形態のルーバー100は、第一の板材1と、第一の板材1に対向して位置する第二の板材2と、第一の板材1と第二の板材2との間に位置し、第一の板材1と第二の板材2がそれぞれ固定される枠状のスペーサーユニット3とを備える。スペーサーユニット3は、互いに剛接合されていない複数のスペーサー30,31,32,33を枠状に配置して構成されている。
上記の構成のように、本発明の実施形態のルーバー100は、板材1,2の間に位置するスペーサーユニット3を枠状としている。これにより、本発明の実施形態のルーバー100では、従来例のように左右方向に亘って桟部が位置する中空の押出成形セメント板で形成したルーバーに比べて、軽量化を図ることができる。
また、上記の構成のように、本発明の実施形態のルーバー100は、板材1,2の間に配されるスペーサーユニット3として、互いに剛接合されていない複数のスペーサー30,31,32,33を枠状に配置して構成されるものとしている。そのため、本発明の実施形態のルーバー100は、複数のスペーサー30,31,32,33同士を溶接により接合する必要がなく、溶接跡の除去処理や熱歪みの矯正処理が省略でき、簡単に製造することができる。
更に、本発明の実施形態のルーバー100は、上記の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、本発明の実施形態のルーバー100では、第一の板材1と第二の板材2はそれぞれ、接着部4と固定具5,6とを介してスペーサーユニット3に固定されている。
上記の付加的な構成を備えることで、本発明の実施形態のルーバー100では、経年劣化や火災などによって接着部4による接着力が弱まった場合でも、固定具5,6により板材1,2がスペーサーユニット3から外れることを抑制することができる。
また、本発明の実施形態のルーバー100では、板材1,2とスペーサーユニット3と固定具5,6がいずれも金属製であるため、板材1,2がスペーサーユニット3から外れることを更に抑制することができる。
また、本発明の実施形態のルーバー100では、板材1,2とスペーサーユニット3との固定手段の1つとして、接着部4による接着を用いたことで、板材1,2をスペーサーユニット3の前面全体と後面全体にそれぞれ貼り付けることができ、板材1,2として厚みが薄いものを用いた場合でも板材1,2が撓むことを抑制することができる。
また、本発明の実施形態のルーバー100では、板材1,2をスペーサーユニット3に固定する固定具5,6を化粧カバー8で覆うようにしたことで、外観および空力特性を改善するとともに、固定具5,6が外れて落下することを抑制できる。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 第一の板材
2 第二の板材
3 スペーサーユニット
4 接着部
5 固定具
6 固定具
30 スペーサー(第一スペーサー)
31 スペーサー(第二スペーサー)
32 スペーサー(第三スペーサー)
33 スペーサー(第四スペーサー)
100 ルーバー

Claims (2)

  1. 第一の板材と、
    前記第一の板材に対向して位置する第二の板材と、
    前記第一の板材と前記第二の板材との間に位置し、前記第一の板材と前記第二の板材がそれぞれ固定される枠状のスペーサーユニットとを備え、
    前記スペーサーユニットは、
    互いに剛接合されていない複数のスペーサーを枠状に配置して構成されていることを特徴とする建築用外装ルーバー。
  2. 前記第一の板材と前記第二の板材はそれぞれ、接着部と固定具とを介して前記スペーサーユニットに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の建築用外装ルーバー。
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