JP5721555B2 - 複合ラスの製造方法および複合ラス - Google Patents
複合ラスの製造方法および複合ラス Download PDFInfo
- Publication number
- JP5721555B2 JP5721555B2 JP2011134122A JP2011134122A JP5721555B2 JP 5721555 B2 JP5721555 B2 JP 5721555B2 JP 2011134122 A JP2011134122 A JP 2011134122A JP 2011134122 A JP2011134122 A JP 2011134122A JP 5721555 B2 JP5721555 B2 JP 5721555B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- longitudinal
- lateral
- lath
- bone
- bones
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
近年、前記モルタル壁構造について、通気性を確保すべく、ラスの要所要所の位置に、裏面側、即ち下地板に向かって突き出るこぶ状突起を形成し、該こぶ状突起の高さ分だけラスを下地板から浮かせた状態で下地板に取り付ける発明が開示されている(例えば、特許文献1、2を参照)。
前記特許文献2には、エキスパンドメタルラスであるか溶接ラスであるかの別を問わず、縦力骨と横力骨とをラスを間に挟んで縦横方向に格子状に配置し接合すると共に、前記縦力骨および横力骨の交差部の全部又は一部に、ラスの一側面から一定の高さで下地板に向かって突き出る突出交差部を形成し、前記突出交差部を下地板へ接合して同ラスを下地板の面上に浮かせる構成の力骨付きラス(複合ラス)が開示されている。
前記網材は、前記力骨より細い太さでかつ、網目が縦横の力骨の網目より細かい構成とし、
前記縦力骨と縦力骨の中間部を縦方向に沿って表面から裏面に押圧して縦方向に伸びる凹溝を形成し、次いで、前記凹溝における横力骨と横力骨の間の網材を裏面から表面に押し戻して、縦力骨と縦力骨の間の横力骨中間部の位置にこぶ状突起を残すことによって、裏面に多数のこぶ状突起を形成することを特徴とする。
前記網材は、前記力骨より細い太さでかつ、網目が縦横の力骨の網目より細かい構成とし、
前記横力骨と横力骨の中間部を横方向に沿って表面から裏面に押圧して横方向に伸びる凹溝を形成し、次いで、前記凹溝における縦力骨と縦力骨の間の網材を裏面から表面に押し戻して、横力骨と横力骨の間の縦力骨中間部の位置にこぶ状突起を残すことによって、裏面に多数のこぶ状突起を形成することを特徴とする。
前記網材は、前記力骨より細い太さでかつ、網目が縦横の力骨の網目より細かい構成であり、縦力骨間の横力骨中間部の位置、または横力骨間の縦力骨中間部の位置に、こぶ状突起を裏面に突出してなることを特徴とする。
よって、ラス材として強度上強く、外壁の施工に好適な一定高さのこぶ状突起と、その他の平坦部とを精度よく安定した状態で外壁パネルに貼り付けることができるので、通気層を適正な間隔で確保できると共に、塗着したモルタル全体を効果的に補強してクラックの発生を防ぐことができる。
したがって、高強度、かつ高品質の外壁を施工することができる。
前記複合ラス10は、縦方向に間隔をおいて配置される複数の横力骨1と横方向に間隔をおいて配置される複数の縦力骨2、および縦横の力骨2、1に接合された網材3とからなり、前記網材3は、前記力骨2、1より細い太さでかつ、網目が縦横の力骨2、1の網目より細かい構成であり、縦力骨2、2間の横力骨1の中間部に、多数のこぶ状突起10a’を裏面に突出してなる。
なお、本実施例に係るこぶ状突起10a’は、当該複合ラス10における縦力骨2、2間のすべての横力骨1上に設けて実施しているが、これに限定されず、構造設計に応じて適宜点在させた構成で実施することもできる。
前記こぶ状突起10a’は、前記平板状の複合ラスをベースに、以下に説明する製造工程を経て形成される。
次いで、前記凹溝10aにおける横力骨1と横力骨1の間の中央部(図3(C)の符号H参照)に位置する網材3を裏面から表面に押し戻す。この作業は、力骨1、2が存在しない網材3のみを単に押し戻すだけなので、簡単、迅速、かつ確実に行うことができる。
そうすると、図1(A)〜(C)に示すように、縦力骨2と縦力骨2の間の横力骨1中間部の位置にこぶ状突起10a’が残り、かくして複合ラス10全体の裏面に多数のこぶ状突起10a’が形成される。
よって、ラス材として強度上強く、外壁の施工に好適な一定高さのこぶ状突起10a’と、その他の平坦部とを、図2(B)に示すように、精度よく安定した状態で、外壁パネル11に貼り付けることができるので、通気層を適正な間隔で確保できると共に、塗着したモルタル5全体を効果的に補強してクラックの発生を防ぐことができる。したがって、高強度、かつ高品質の外壁を施工することができる。
ちなみに、図2(B)中の符号4は、ステープル等の固定具を示し、符号12は、防水シートを示している。なお、外壁パネル11が取り付けられる建築物躯体側(柱、間柱、断熱材等)の図示は省略した。
この実施例2に係る複合ラス20は、上記実施例1に係る複合ラス10と比し、こぶ状突起を設ける部位のみが相違する。よって、横力骨1、縦力骨2、及び網材3は上記実施例1と同様の構成なので、同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
前記こぶ状突起20a’は、前記平板状の複合ラスをベースに、以下に説明する製造工程を経て形成される。
次いで、前記凹溝20aにおける縦力骨2と縦力骨2の間の中央部(図8(B)の符号B参照)に位置する網材3を裏面から表面に押し戻す。この作業は、力骨1、2が存在しない網材3のみを単に押し戻すだけなので、簡単、迅速、かつ確実に行うことができる。
そうすると、図6(A)〜(C)に示すように、横力骨1と横力骨1の間の縦力骨2中間部にこぶ状突起20a’が残り、かくして複合ラス20全体の裏面に多数のこぶ状突起20a’が形成される。
よって、ラス材として強度上強く、外壁の施工に好適な一定高さのこぶ状突起20a’と、その他の平坦部とを、図7(B)に示すように、精度よく安定した状態で、外壁パネル11に貼り付けることができるので、通気層を適正な間隔で確保できると共に、塗着したモルタル5全体を効果的に補強してクラックの発生を防ぐことができる。したがって、高強度、かつ高品質の外壁を施工することができる。
ちなみに、図7(B)中の符号4は、ステープル等の固定具を示し、符号12は、防水シートを示している。なお、外壁パネル11が取り付けられる建築物躯体側(柱、間柱、断熱材等)の図示は省略した。
2 縦力骨
3 網材
4 固定具(ステープル)
5 モルタル
10 複合ラス
10a 凹溝
10a’ こぶ状突起
11 外壁パネル
12 防水シート
20 複合ラス
20a 凹溝
20a’ こぶ状突起
Claims (3)
- 縦方向に間隔をおいて配置される複数の横力骨と横方向に間隔をおいて配置される複数の縦力骨、および縦横の力骨に接合された網材とからなる複合ラスの製造方法であって、
前記網材は、前記力骨より細い太さでかつ、網目が縦横の力骨の網目より細かい構成とし、
前記縦力骨と縦力骨の中間部を縦方向に沿って表面から裏面に押圧して縦方向に伸びる凹溝を形成し、次いで、前記凹溝における横力骨と横力骨の間の網材を裏面から表面に押し戻して、縦力骨と縦力骨の間の横力骨中間部の位置にこぶ状突起を残すことによって、裏面に多数のこぶ状突起を形成することを特徴とする、複合ラスの製造方法。 - 縦方向に間隔をおいて配置される複数の横力骨と横方向に間隔をおいて配置される複数の縦力骨、および縦横の力骨に接合された網材とからなる複合ラスの製造方法であって、
前記網材は、前記力骨より細い太さでかつ、網目が縦横の力骨の網目より細かい構成とし、
前記横力骨と横力骨の中間部を横方向に沿って表面から裏面に押圧して横方向に伸びる凹溝を形成し、次いで、前記凹溝における縦力骨と縦力骨の間の網材を裏面から表面に押し戻して、横力骨と横力骨の間の縦力骨中間部の位置にこぶ状突起を残すことによって、裏面に多数のこぶ状突起を形成することを特徴とする、複合ラスの製造方法。 - 縦方向に間隔をおいて配置される複数の横力骨と横方向に間隔をおいて配置される複数の縦力骨、および縦横の力骨に接合された網材とからなる複合ラスであって、
前記網材は、前記力骨より細い太さでかつ、網目が縦横の力骨の網目より細かい構成であり、縦力骨間の横力骨中間部の位置、または横力骨間の縦力骨中間部の位置に、こぶ状突起を裏面に突出してなることを特徴とする、複合ラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011134122A JP5721555B2 (ja) | 2011-06-16 | 2011-06-16 | 複合ラスの製造方法および複合ラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011134122A JP5721555B2 (ja) | 2011-06-16 | 2011-06-16 | 複合ラスの製造方法および複合ラス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013002137A JP2013002137A (ja) | 2013-01-07 |
JP5721555B2 true JP5721555B2 (ja) | 2015-05-20 |
Family
ID=47671004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011134122A Active JP5721555B2 (ja) | 2011-06-16 | 2011-06-16 | 複合ラスの製造方法および複合ラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5721555B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5753464B2 (ja) * | 2011-09-09 | 2015-07-22 | 株式会社ニッケンビルド | モルタル下地用ラスおよび同ラスに用いる間隔保持具 |
JP6120292B2 (ja) * | 2014-07-14 | 2017-04-26 | 富士川建材工業株式会社 | 壁面構造体、通気壁面体、及びそれらの施工方法 |
-
2011
- 2011-06-16 JP JP2011134122A patent/JP5721555B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013002137A (ja) | 2013-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5946199B2 (ja) | スチールハウス用構造部材 | |
CN106863556B (zh) | 一种墙板框模 | |
JP5753464B2 (ja) | モルタル下地用ラスおよび同ラスに用いる間隔保持具 | |
JP2012505329A (ja) | スペーサを有する鋼補強帯片を備える組積造 | |
JP2016169506A (ja) | 建築用外装ルーバー | |
JP5721555B2 (ja) | 複合ラスの製造方法および複合ラス | |
JP5349856B2 (ja) | モルタル下地用ラスおよび建築壁構造 | |
JP4943168B2 (ja) | ボイドスラブの構築方法 | |
JP2010127051A (ja) | 波形鋼板耐震壁、波形鋼板耐震壁の設計方法、及び建築物 | |
JP6612552B2 (ja) | 耐火柱及びこれを備えた耐力壁 | |
CN215670147U (zh) | 一种锯齿状楼板支撑节点 | |
JP5286387B2 (ja) | 複合ラス及びその製造方法並びに外壁通気構造 | |
JP6255131B1 (ja) | 取付金具一体型ラス網及びこのラス網を用いた外壁施工方法 | |
JP6182284B1 (ja) | 取付金具一体型ラス網及びこのラス網を用いた外壁施工方法 | |
JP4538808B2 (ja) | 杭頭接合部材 | |
KR101685290B1 (ko) | 건축용 벽체 데크패널 | |
JP6626640B2 (ja) | 下地構造体の施工方法及びこれに用いる接合用下地材 | |
JP4990409B1 (ja) | 複合ラス及びその製造方法並びにモルタル外壁通気構造 | |
JP5485113B2 (ja) | 防水シート付きラス及びその製造方法 | |
JP2010077624A (ja) | 軽量気泡コンクリートパネル | |
JP6101852B1 (ja) | ラス網取付金具、及びラス網取付金具を用いた外壁施工方法 | |
CN113550448A (zh) | 一种锯齿状楼板支撑节点和锯齿状楼板支撑节点的安装方法 | |
JP3122380U (ja) | 下地部材 | |
JP2005336889A (ja) | トラス付きデッキプレート | |
JP4823000B2 (ja) | トラス構造体の組立方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140509 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150317 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150324 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5721555 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |