JP2012505329A - スペーサを有する鋼補強帯片を備える組積造 - Google Patents

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Abstract

煉瓦の層(2)およびモルタル目地(3)を備えている組積造(1)において、少なくとも1つのモルタル目地(3)は、補強帯片(4)によって補強されており、前記帯片(4)は、少なくとも2つの真っ直ぐに連続的に延在している実質的に平行の鋼補強ワイヤ(5)を備えており、鋼補強ワイヤ(5)は、鋼ワイヤ接続構造(6)によって、互いに溶接連結または接着連結されている。この組積造(1)において、前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤ(5)を含む面から突出し、スペーサ要素(7)を形成する隆起(7)が、ワイヤ接続構造(6)に設けられている。スペーサ要素(7)は、下の煉瓦層(2)および/または前記補強帯片(4)の上の煉瓦層(2)から特定距離を隔てた位置に、少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤ(5)を保持するようになっている。

Description

本発明は、煉瓦または建築用石材の層およびモルタル目地を備えている組積造であって、少なくとも1つのモルタル目地は、補強帯片によって補強されており、前記帯片は、少なくとも2つの真っ直ぐに連続的に延在している実質的に平行の鋼補強ワイヤを備えており、鋼補強ワイヤは、鋼ワイヤ接続構造によって互いに接続されている、組積造に関する。
このような組積造は、特許文献1,2,3からすでに知られている。
互いに隣接する煉瓦の層、モルタル目地、およびモルタル目地内の補強帯片を適正に利用することによって、補強帯片を有していない組積造と比較して、高引張力および高せん断力に耐えることができる組積造が得られることになる。
このような組積造の適正な構造を得るための重要な条件として、特許文献3に明確に記載されているように、補強帯片の補強ワイヤとモルタル目地との間に良好な付着性を得ることが必要である。特許文献3に開示されているこの良好な付着性は、2つの長手方向に延在している側方ロッドまたは側方鋼補強ワイヤであって、側方ロッドが各々の互いに向き合った側に複数の互いに離間したボス部を有しており、各ロッドの一方の側のボス部が他の側のボス部と互い違いに配置された関係にある、側方ロッドを設けることによって、得られている。この構造の欠点は、側方ロッドまたは側方補強ワイヤの追加的な費用の掛かる転換または変形が必要になることである。
補強帯片の鋼補強ワイヤとモルタル目地との間に良好な付着性を得るための他の解決策は、補強ワイヤが目地のモルタルに完全に埋設されるかまたは完全に囲まれるように取り計らうことである。
この点から、特許文献1,2に開示されているような周知の補強帯片を施すための既存の取扱説明書は、以下のように、すなわち、最初、モルタル層を先の煉瓦層の上面に施し、次いで、補強帯片を載せ、または最初に施された層からモルタルを行き渡らせ、最後に、次の煉瓦層が載せられる前に、他のモルタル層を帯片上に施すようになっている。
これは、かなり面倒な作業である。建築現場における組積工事は、通常、以下の別の作業手順、すなわち、最初、先に配置された煉瓦層の上側に補強帯片を載せ、続いて、次の煉瓦層が載せられる前に、モルタル層を施す手順に準じて行われることが、提示されている。この手順による場合の欠点は、補強ワイヤが完全に埋設されないこと、すなわち、高引張力に耐えるのに十分な目地モルタルに対する付着力が得られないことである。
米国特許第2,300,181号明細書 米国特許第2,929,238号明細書 米国特許第3,183,628号明細書
本発明の目的は、補強帯片の補強ワイヤが常にモルタル目地内に十分に埋設されるようになっている、新規の形式の組積造を提供することにある。
この目的は、米国特許第6,629,393B2号明細書において、ワイヤ帯片の2つの長手方向ロッドまたは補強ワイヤに、その長さに沿って互いに均等に離間して一体に形成された複数の曲げ部分を設けることによって、解決されている。各金属ロッドのこれらの曲げ部分は、2つの長手方向ロッドまたは補強ワイヤによって画定されている面から下方および/または上方に延在している。
米国特許第6,629,393B2号明細書によるこの解決策の欠点は、曲げられた長手方向ロッドまたはワイヤが、高引張力に耐えることができない点にある。何故なら、ロッドは、これらの曲げられた変形部によって弱められており、曲げ部分が十分に伸ばされた後でしか、加えられた引張力に耐えることができないからである。モルタル目地内において曲げ部分がこのように伸ばされると、通常は、モルタル目地の破壊が生じることになる。
従って、本発明のさらに他の目的は、ワイヤ帯片の補強ワイヤが、該長手方向ワイヤの引張強度を低下させることなく、モルタル目地内に十分に埋設されるようになっている、新規の形式の組積造を提供することにある。
この目的は、周知の組積造において、下の煉瓦層上に補強帯片が置かれた後にモルタルが施されるとき、補強鋼の埋設を確実なものとするために、前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤを含む面から突出し、これによって、少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤを下の煉瓦層から特定の距離に保持するスペーサ要素を形成する隆起をワイヤ接続構造に設けることによって、解決されることになる。
好ましくは、モルタル層が、補強帯片の上方、すなわち、補強帯片と上側の煉瓦層との間に施されるようになっている。
このようにして、真っ直ぐに延在しているワイヤは、変形作業によって弱められることなく、その全長に沿って十分な引張強度を保持することが、明らかである。
さらに、補強ワイヤは、モルタル目地内に完全に埋設されている。
本発明の文脈において、「ワイヤ(wire)」という用語は、円断面を有する硬引きワイヤに制限されるものではない。また、「ワイヤ」という用語は、鋼材から作製されたワイヤのような非線引きワイヤ、および非円断面、例えば、矩形または正方形の断面を有する異形ワイヤも含んでいる。補強ワイヤは、モルタル目地内に存在する引張力に耐えることができなければならない。ワイヤが鋼材から作製されている場合、引張力に対する必要な耐性を得るために、その断面は、比較し得る硬引きワイヤの断面よりも大きくされている。
本発明による他の組積造は、ワイヤ接続構造が、スペーサ要素を形成するために、前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤを含む面から突出する隆起をもたらすように曲げられていることによって、特徴付けられている。
本発明による組積造のさらに他の実施形態は、ワイヤ接続構造の隆起が前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤを含む面の両側に配置されていることによって、特徴付けられている。
本発明による組積造のさらに他の実施形態は、ワイヤ接続構造の曲げられた隆起が銃眼形状または正弦波形状をなしていることによって、特徴付けられている。
本発明による組積造の好ましい実施形態では、ワイヤ接続構造の隆起またはスペーサ要素は、鋼補強ワイヤに可能な限り接近して、すなわち、ワイヤ接続構造と鋼補強ワイヤとの接続点から最大10cmの距離内、例えば、最大8cm、例えば、最大5cm、例えば、最大3cmの距離内に位置している。この理由は、ワイヤ帯片が、内側に中空空間を有する煉瓦の壁を補強するのにも用いられるからである。スペーサ要素がワイヤ接続構造の中央に位置した場合、隆起が中空空間の内側に落ち込み、そのスペーサ機能を完全に失う恐れがある。
また、本発明は、本発明による組積造を製造するための補強帯片であって、補強帯片は、少なくとも2つの真っ直ぐに連続的に延在している実質的に平行の鋼補強ワイヤを備えており、鋼補強ワイヤは、鋼ワイヤ接続構造によって互いに溶接連結されている、補強帯片において、前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤを含む面から突出し、これによって、鋼補強ワイヤ用のスペーサ要素を形成する隆起が、ワイヤ接続構造に設けられていることを特徴とする補強帯片に関する。
本発明による他の補強帯片は、ワイヤ接続構造が、スペーサ要素を形成するために、前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤを含む面から突出する隆起をもたらすように、曲げられていることによって、特徴付けられている。
本発明による補強帯片のさらに他の実施形態は、ワイヤ接続構造の隆起が前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤを含む面の両側に配置されていることによって、特徴付けられている。
本発明による補強帯片のさらに他の実施形態は、ワイヤ接続構造の曲げられた隆起が銃眼形状または正弦波形状をなしていることによって、特徴付けられている。
本発明による鋼帯片の好ましい実施形態では、ワイヤ接続構造の隆起またはスペーサ要素は、鋼補強ワイヤに可能な限り接近して、すなわち、ワイヤ接続構造と鋼補強ワイヤとの接続点から最大10cmの距離内、例えば、最大8cm、例えば、最大5cm、例えば、最大3cmの距離内に位置している。この理由は、ワイヤ帯片が、内側に中空空間を有する煉瓦の壁を補強するのにも用いられるからである。スペーサ要素がワイヤ接続構造の中央に位置した場合、隆起が中空空間の内側に落ち込み、そのスペーサ機能を完全に失う恐れがある。
2つの真っ直ぐに延在しているワイヤおよびワイヤ接続構造を備えている鋼ワイヤ帯片であって、前記2つの真っ直ぐに延在しているワイヤを含む面から突出する隆起が鋼ワイヤ接続構造に設けられている、鋼ワイヤ帯片は、米国特許第4,190,999号明細書および第4,305,239号明細書からすでに知られていることに留意されたい。
米国特許第4,190,999号明細書は、煉瓦の層の上面の正確な位置に鋼ワイヤ帯片を固定するための下方に突出している脚を示唆している。これらの脚は、本発明において示唆されているようなスペーサ要素として用いられるものではない。
また、米国特許第4,305,239号明細書は、空洞壁における下向き谷部であって、壁の空洞における液滴を案内するのに用いられるようになっている、下向き谷部を開示している。ここでも、これらの谷部は、本発明に示唆されているようなスペーサ要素として用いられるものではない。
以下、本発明による組積造のいくつかの例によって、および多くの図を参照して、本発明をさらに説明する。
2つの煉瓦層と補強帯片によって補強された中間モルタル目地とを備える組積造の一部の斜視図である。 図1の線II−II’に沿った図1の実施形態の断面図である。 補強帯片の他の形態を示す、図2と同様の断面図である。 補強帯片のさらに他の形態を示す、図2,3と同様の断面図である。 梯子式補強帯片の特定の実施形態を示す図である。 スペーサ要素が補強ワイヤに接近して配置されている本発明による補強帯片を示す図である。
図1は、2つの互いに隣接する煉瓦の層2とモルタルまたは他の接着剤からなる中間目地3とを備えている組積造1の小部分の斜視図を示している。目地3は、補強帯片4によって補強されている。
図1に示されている補強帯片は、2つの真っ直ぐに連続的に延在している実質的に平行の鋼補強ワイヤ5を備えている。鋼補強ワイヤ5は、鋼ワイヤ接続構造6によって、互いに溶接連結されている。この図示されている鋼ワイヤ接続構造6は、2つの補強ワイヤ5間において、実質的にジグザグ線に沿って延在している。このような鋼ワイヤ補強帯片は、例えば、米国特許第2,300,181号明細書および第3,183,628号明細書に記載されている。このような鋼ワイヤ補強帯片は、トラス式と呼ばれている。ジグザグ形状を有するこの鋼ワイヤ接続構造6を、米国特許第2,929,238号明細書および第6,629,393B2号明細書に記載されているような一連のクロス部材の形態にある鋼ワイヤ接続構造と取り換えることができる。このような鋼ワイヤ補強帯片は、梯子式と呼ばれている。
連続ワイヤ5の長さは、例えば、2500mmから3500mmの範囲内にあり、これらのワイヤの直径は、4mmから6mmの範囲内にあり、ワイヤ5間の距離は、30mmから280mmの範囲内、例えば、50mmから200mmの範囲内にある。ジグザグ状の鋼ワイヤ接続構造6の直径は、2mmから4mmの範囲内にある。モルタル目地3の厚みは、8mmから15mmの範囲内にある。上記の数値は、いずれも、情報目的のためにのみ記載されており、本発明の範囲を制限するものではない。記載されているこれらの寸法のいずれもが、使用される煉瓦の寸法および建設される組積造壁の寸法によって主に規定されていることは、明らかである。
ワイヤ接続構造6には、2つの補強ワイヤ5を含む面から突出している隆起7が設けられている。図1から分かるように、隆起7は、ワイヤ接続構造6のいくつかの部分を2つの補強ワイヤ5によって画定されている面の同じ側から外に曲げることによって、形成されている。長手方向ワイヤ5間のワイヤ6の各長さ部分に少なくとも1つの隆起を設けることができる。
しかし、図1の実施形態では、連続する鋼ワイヤ長さ部分の各対に対して、1つの隆起しか形成されていない。
隆起7は、2つの補強ワイヤ5の上部によって画定されている面に対して、ある深さ(または高さ)、例えば、1mmから6mmの間の深さ、例えば、1mmから4mmの間の深さ、例えば、3mmまたは2mmの最大深さを有しており、これによって、補強帯片4に対してスペーサ要素、すなわち、距離保持部を形成している。このようにして、これらのスペーサ要素7は、2つの煉瓦層2間の特定の距離、または2つの煉瓦層2間の目地3のある厚みを画定している。
隆起7は、補強ワイヤ5の面と平行の面内において追加的な変形(図示せず)を有していてもよい。この追加的な変形は、さらに他の加工ステップを必要とするが、先の煉瓦層上への補強帯片の安定基底をもたらすという利点を有している。
図2は、補強帯片4の第1の実施形態のある長さのワイヤ6の各隆起またはスペーサ要素7が、下側の煉瓦層2の上面に支持されるように設計されていることを明確に示している。スペーサ要素7によって、補強ワイヤ5は、下側の煉瓦層の上面から上方に所望の距離または特定の距離を隔てた位置に配置されており、従って、モルタル目地3内に適正に埋設されていることが、明らかである。
図3に示されている帯片4の実施形態の断面から分かるように、隆起またはスペーサ要素7は、ここでは、2つの長手方向補強ワイヤ5によって画定されている面から上方(点線)および下方(全線)に延在するように設計されている。補強ワイヤ5が、下側の煉瓦層2の上面から上方にある距離を隔てた位置であって、上側の煉瓦層2の下面から下方にある距離を隔てた位置に配置されていることが、ここでも明らかである。何故なら、隆起またはスペーサ要素7は、ここでは、下層2の上面および上層2の下面に接触するように設計されているからである。これは、補強ワイヤ5が、モルタル目地3内にさらに良好に埋設されていることを意味している。
上向きおよび下向きの両方の隆起7を有する補強帯片4は、極めて有利である。まず第1に、この帯片は、いずれの側に配置されてもよく、常に補強ワイヤ5の上下のいずれにも間隙をもたらすことになる。この補強帯片の機能は、米国特許第2004/182029号明細書に開示されているような2つの煉瓦層間に固定した一定の距離を維持することではなく、補強ワイヤがモルタル内に完全に埋設されることを可能とすることである。好ましくは、モルタルの層が補強帯片の上に設けられていてもよい。
図4は、補強帯片4のさらに他の実施形態を有する組積造1の断面を示している。補強帯片4は、梯子式帯片であり、2つの補強ワイヤ5を接続しているいくつかの鋼ワイヤ6が、実質的に銃眼状の形状を示す隆起またはスペーサ要素7を形成するように、曲げられている。変形した鋼接続ワイヤ6の凹凸または波形状は、いずれも、同じ高さまたは深さを有している、また、鋼ワイヤ接続ワイヤ6をこれらのワイヤ6に実質的に正弦波形状を与えるように変形させることも可能である。
図5aは、補強帯片4の他の実施形態のある位置における断面を示しており、図5bは、補強帯片4のこの他の実施形態の他の位置における断面を示している。この補強帯片4は、梯子式である。すなわち、接続構造6は、いくつかの個別のワイヤ片を備えている。個別のワイヤ片は、補強ワイヤ5の面の上(図5a)および補強ワイヤの面の下(図5b)に交互に点溶接されている。上向き隆起7の場合、ワイヤ片は、補強ワイヤ5の上部に点溶接されている(図5a)。下向き隆起7の場合、ワイヤ片は、補強ワイヤ5の下部に点溶接されている(図5b)。図5a,5bの実施形態は、隆起の高さまたは深さを補強ワイヤ5の厚みまたは直径と共に減少させることができるという利点を有している。
ワイヤ片を補強ワイヤの上下に点溶接する代わりに、梯子式または補強帯片は、ワイヤ片を補強ワイヤの面内に突合せ溶接することによって、作製されてもよい。
図6a,図6b,図6cは、いずれも、スペーサ要素7’,7’’が、ある種の煉瓦が有している中空空間の内側に落ち込むのを避けるために、補強ワイヤ5に接近して配置されている、補強帯片4の実施形態を示している。
図6aの実施形態は、ジグザグ式の補強帯片4である。各接続ワイヤ片6は、下方に曲げられた2つの部分7’および上方に曲げられた2つの部分7’’を有している。上方および下方の両方に曲げられている理由は、帯片が、煉瓦層に置かれる向きとは無関係に、そのスペーサ機能をもたらすことを可能にするためである。スペーサ要素7’,7’’は、各々、煉瓦層上の補強帯片に十分な安定性をもたらすために、さらに接続ワイヤと煉瓦層との間の過度の接触を避けるために、1.5cmから2.5cmの長さを有しているとよい。
図6bの実施形態も、ジグザグ式補強帯片4であるが、ここでは、各接続ワイヤ片6は、1つの部分7’および1つの部分7’’しか有していない。実験によれば、これでも十分な安定性をもたらすことが分かっている。
図6cの実施形態は、梯子式である。各接続ワイヤ片6は、下方に曲げられた2つの部分7’および上方に曲げられた2つの部分7’’を有している。

Claims (13)

  1. 煉瓦の層(2)およびモルタル目地(3)を備えている組積造(1)であって、少なくとも1つのモルタル目地(3)は、補強帯片(4)によって補強されており、前記帯片(4)は、少なくとも2つの真っ直ぐに連続的に延在している実質的に平行の鋼補強ワイヤ(5)を備えており、前記鋼補強ワイヤ(5)は、前記鋼補強ワイヤ(5)に接着または溶接された鋼ワイヤ接続構造(6)によって、互いに接続されている、組積造(1)において、 前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤ(5)を含む面から突出し、前記モルタル内への鋼補強ワイヤ(5)の埋設を可能にするスペーサ要素(7)を形成する隆起(7)が、前記ワイヤ接続構造(6)に設けられていることを特徴とする組積造(1)。
  2. 前記ワイヤ接続構造(6)は、前記スペーサ要素(7)を形成するために、前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤ(5)を含む前記面から突出する前記隆起(7)をもたらすように、曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の組積造(1)。
  3. 前記ワイヤ接続構造(6)の前記隆起(6)は、前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤ(5)を含む前記面の両側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の組積造(1)。
  4. 前記ワイヤ接続構造(6)の前記曲げられた隆起(7)は、銃眼形状または正弦波形状をなしていることを特徴とする請求項3に記載の組積造(1)。
  5. 前記スペーサ要素(7)は、前記ワイヤ接続構造(6)と前記鋼補強ワイヤ(5)との接続点から最大10cm、例えば、最大5cm、例えば、最大3cmの距離内に位置していることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載の組積造(1)。
  6. モルタルの層が、前記補強帯片と前記上の煉瓦層との間に位置していることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載の組積造(1)。
  7. 前記隆起は、前記真っ直ぐに延在している補強ワイヤの上部によって画定されている前記面から最大6mm、例えば、最大4mm、例えば、最大2mmの深さを有していることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載の組積造(1)。
  8. 請求項1による組積造を製造するための補強帯片(4)であって、前記補強帯片(4)は、少なくとも2つの真っ直ぐに連続的に延在している実質的に平行の鋼補強ワイヤ(5)を備えており、前記鋼補強ワイヤ(5)は、鋼ワイヤ接続構造(6)によって互いに溶接連結されている、補強帯片(4)において、前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤ(5)を含む面から突出し、スペーサ要素(7)を形成する隆起(7)が、前記ワイヤ接続構造(6)に設けられていることを特徴とする補強帯片(4)。
  9. 前記ワイヤ接続構造(6)は、前記スペーサ要素(7)を形成するために、前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤ(5)を含む前記面から突出する前記隆起(7)をもたらすように、曲げられていることを特徴とする請求項8に記載の補強帯片(4)。
  10. 前記ワイヤ接続構造(6)の前記隆起(7)は、前記少なくとも2つの真っ直ぐに延在している補強ワイヤ(5)を含む前記面の両側に配置されていることを特徴とする請求項8または9に記載の補強帯片。
  11. 前記ワイヤ接続構造(6)の前記曲げられた隆起(7)は、銃眼形状または正弦波形状をなしていることを特徴とする請求項10に記載の補強帯片。
  12. 前記スペーサ要素(7)は、前記ワイヤ接続構造(6)と前記鋼補強ワイヤ(5)との接続点から最大10cm、例えば、最大5cm、例えば、最大3cmの距離内に位置していることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の補強帯片。
  13. 前記隆起は、前記真っ直ぐに延在している補強ワイヤの上部によって画定されている前記面から最大6mm、例えば、最大4mm、例えば、最大2mmの深さを有していることを特徴とする請求項8〜12のいずれか一項に記載の補強帯片。
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