JPH04330164A - 型枠の施工方法 - Google Patents

型枠の施工方法

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JPH04330164A
JPH04330164A JP12686791A JP12686791A JPH04330164A JP H04330164 A JPH04330164 A JP H04330164A JP 12686791 A JP12686791 A JP 12686791A JP 12686791 A JP12686791 A JP 12686791A JP H04330164 A JPH04330164 A JP H04330164A
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駒場 孝行
Hajime Itoi
糸井 一
Susumu Sudo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート造り
(RC造り)或いは鉄骨鉄筋コンクリート造り(SRC
造り)のコンクリート打設用型枠の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、RC造り或いはSRC造りのコン
クリート打設用型枠に一般に用いられている型枠パネル
として、■ラワン、ベニヤ等の合板型枠パネル、■メタ
ルフォーム(鋼製)やアルミフォーム(アルミ製)等の
金属型枠パネル、■かまちと中桟とで枠組みしたものに
杉材等のばら板を釘打ちして組み立て1枚に形成したパ
ネル型枠パネル等が知られている。上記型枠の中でも、
■の金属型枠パネルは耐久性、仕上がり精度、剛性が大
きい等の利点があるものの、仕上げが平滑になり塗仕上
げには適さず、寸法が不自由であり、イニシャルコスト
が高い等の欠点があり、又■のパネル型枠パネルは、合
板型枠パネルに比べ、木材の値上がりによるコスト高、
加工性及び重量等の点で合板型枠よりも劣るために、現
在■の合板型枠パネルが型枠の主流として通常最も一般
的に用いられている。従来の■の合板型枠パネルを使用
した型枠の施工方法は、例えば図4に示すように、合板
41の両端部の高さ方向に桟木42を釘止めし横断面が
コ字状になるように形成し、更に合板41は通常一定の
大きさに裁断された規格サイズで供給されるため、各現
場で躯体の高さに応じて数枚の合板41を縦方向に連結
して桟木42により固定し、型枠40同士をつなぎ合わ
せ、縦方向のばた材(縦ばた)44を入れたのち、横方
向のばた材(横ばた)43を入れて、フォームタイ等の
緊結材45で締めつけて組立られている。上記型枠の施
工に用いる合板型枠パネルは、桟木42が型枠パネルの
強度を向上させ型枠パネルの取り扱いを容易にする等の
理由から、桟木42はあらかじめ合板41に釘等で固定
されている。又、桟木42を用いた場合、コンクリート
の側圧による型枠40のはらみを防止する効果が大きい
利点があり、更に合板型枠は通常規格サイズのものしか
ないために(例えば通常、幅×長さが600×1800
mm)、上記サイズ以外の施工はパネルどうしの接続が
必要で、ダメ部分等は現場で規格サイズの型枠パネルを
切断してつなぎ合わせる場合があり、その場合桟木42
はよりつなぎを確実にする。その結果、合板型枠パネル
を用いた施工は、種々の躯体の型枠の施工に利用できる
という利点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の型枠の施工方法は、つないだパネルを保持するために
は桟木が必ず必要であり、現場で合板パネルを加工した
際に桟木を取りつけるのは非常に手間のかかる作業であ
った。更に、桟木を使用しているかぎり、横ばたと合板
面の間には桟木の厚みだけ空隙ができるために、この空
隙がコンクリート打設時の側圧によるはらみの原因とな
るのを防ぐために、縦ばたをかならず入れる必要があり
、縦ばたを入れることは型枠施工の作業性を低下させ、
更にばた材の使用量が増えコストが向上するなどの不具
合があった。即ち、従来の合板型枠パネルを用いた場合
の型枠の施工方法は、現場で自由に加工して桟木を用い
てつなぎ、躯体に応じた型枠を容易に形成できるといっ
た、他の型枠パネルにはない利点があるものの、型枠を
施工する際、型枠の保持や補強のためにばた材を縦、横
と必要以上に入れる必要があり、施工が煩雑になってし
まうという欠点があった。本発明は上記欠点を解決する
ためになされたもので、桟木を使用せずにあらゆる躯体
に対して施工可能であり、且つ施工性の良好な型枠の施
工方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の重量の
重い型枠パネルを使用する代わりに、軽量で且つ剛性を
有する型枠パネルを用いると、桟木を使用しなくても型
枠パネルのつなぎを行えることを見出し本発明を完成す
るに至った。本発明型枠の施工方法は、コンクリート打
設用型枠の施工において、軽量で且つ剛性を有する型枠
パネルを用い、該型枠パネルの保持を横方向のばた材の
みを用いて施工するものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図面は本発明の1実施例を示し、図1は本発明施工
方法の1例を示す説明図である。図1は壁型枠を形成す
る際の型枠の外観を斜めから見たもので、図1によると
本発明方法は、コンクリート打設用型枠1の施工におい
て、軽量で且つ剛性を有する型枠パネル2を用い、該型
枠パネル2の保持を横方向のばた材(横ばた)3のみを
用いて行い、桟木や縦方向のばた材(縦ばた)を一切使
用しないものである。本発明施工方法は桟木を使用しな
いため、横ばた3がしっかりと型枠パネル2と密着する
ために、縦ばたが不要となりばた材を入れる工程が横方
向だけの1工程で済み施工が非常に簡略化される。上記
型枠パネル2はフォームタイ4等の緊結具で固定した際
に型枠の保持が可能な軽量さ(密度)を有し、且つ横ば
た3のみで型枠を保持してもコンクリート打ち込み時の
側圧によって生じる剪断応力と曲げ強度を充分に負担で
きる程度の強度を有していればよい。
【0006】図2は本発明施工方法で用いる型枠パネル
2の1例を示す外観斜視図である。本発明で用いる上記
型枠パネル2は、軽量で且つ剛性を有するものであれば
特に限定されないが、例えば図2に示すように芯材5の
表面に積層された表面材6とから形成された複層パネル
が好ましく、特に芯材5が50(Kg/cm 巾) 以
上の剪断剛性を有し、表面材6が1×104 (Kg/
cm 巾) 以上の曲げ剛性を有する材質を用いること
が望ましく、又型枠パネル2の密度が30( kg/c
m3 )以上であることが好ましい。上記の表面材6は
、板状木材、紙、プラスチック、金属、無機成形板等の
単層品又はこれらの複層品が挙げられ、又、芯材5とし
ては、硬質ウレタンフォーム、スチレンフォーム、フェ
ノールフォーム、イソシアヌレートフォーム、エポキシ
フォーム、塩ビフォーム等の発泡プラスチックフォーム
、紙又は金属によるハニカム、無機発泡体等が挙げられ
る。図2において表面材6は芯材5の両面に設けている
が、本発明では特に両面に限らず、片面(ばた材を取り
つける側の面)だけでもよく、又スチレンフォーム等を
芯材に用いた場合等は表面材6を全く設けずに芯材5の
みから型枠パネルを形成することもできる。特に型枠パ
ネル2は硬質ウレタンフォームからなる芯材に紙と不織
布からなる表面材を積層したパネルを使用した場合、軽
量化と剛性のアップのバランスが保たれ好ましい。又、
スチレンフォームからなる型枠パネル2をを用いるた場
合、コスト的に安価となる利点がある。
【0007】図3は本発明型枠の施工方法の他の例であ
り、柱・梁部の取合部の施工方法を示す説明図である。 本発明の柱・梁部の取合部の型枠の施工方法は、図3に
示すようにばた材3の所定の位置及び間隔に合わせて型
枠パネル2にフォームタイ4用の穴をあけ、各面の型枠
パネル2を柱型の地墨7に合わせて建て込み、型枠パネ
ル2をフォームタイ4を用い緊結して固定する。この際
、図1に示した場合と同様に型枠パネル2が軽量で強度
があるために、桟木は不要であり縦ばたも全く使用せず
に横ばた材3のみで型枠1を保持することができ、桟木
の取付けや縦ばたを取付ける手間が省け、非常に施工が
簡略化する。尚、柱の梁に当たる部分が凹状に形成され
ているが、型枠パネルに上記複合パネルを使用した場合
、現場でのカットが容易に行える利点がある。更に、高
さの高い型枠を形成する場合には、複合パネルを工場で
任意の長さに形成して供給することは容易である。本発
明施工方法は、上記図1及び図3において説明したよう
な壁部及び柱・梁部の取合部以外にも、特に図示しない
が梁部、スラブ部等の他のすべての躯体部位に適用可能
であり、上記と同様に横方向のばた材のみを使用して、
縦方向のばた材や桟木を全く使用しないで、型枠を施工
することができる。
【0008】本発明方法において、横方向のばた材3を
設ける間隔(ピッチ)は、図1及び図3に示すように、
上に行くに従って広くなるように設ける構造や、図示し
ないが等間隔に設ける構造等、何方の構造を採用しても
よい。ばた材3のピッチL(m)とコンクリートの打設
高さH(m)の関係がL×H=0.2〜2.5であり、
ばた材使用量は4〜6m/m2 となる。ばた材3を等
間隔に設ける場合、ピッチが300〜600mm程度に
なるように設けると、コンクリート側圧によるはらみの
影響をうけることを防止できるために望ましい。尚、ば
た材3の形状、材質等は特に限定されず、パイプ、木材
等の材質及び、断面形状に丸、角等用途に応じ従来公知
のものを適宜使用することができる。又、緊結材も、セ
パレータとコーンとフォームタイ等の組み合わせに限ら
ず、従来公知のものを用途に応じ適宜使用することがで
きる。
【0009】以下、具体的実施例を挙げて本発明を更に
詳細に説明する。 実施例1 硬質ウレタンフォームを芯材に用い、紙の表面材を積層
した密度60Kg/m3 の型枠パネルを用い、図1に
示す壁用型枠を打設高さAが2.05m、地墨から最下
部の横ばたまでの距離Bが200mm、最下部の横ばた
からの距離Cが400mm、横ばた間の距離Dが500
mm、Eが600mmの間隔になるように取付けて形成
し、該型枠にコクンクリートを充填した。本発明施工方
法によると縦ばたの施工が不要であり、型枠の施工性が
非常に良好であった。又型枠のはらみ等の不具合もなく
出来上がったコンクリート壁の寸法精度等も良好であっ
た。 実施例2 実施例1に示す横ばたの間隔を全て同じピッチ(400
mm)にする以外はすべて実施例1と同様に施工を行っ
たところ、実施例1と同様に施工性が良好であり、型枠
のはらみ等の不具合もなく出来上がったコンクリート壁
の寸法精度等も良好であった。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明型枠の施工
方法は、軽量で且つ剛性を有する型枠パネルを使用して
、横ばたのみで型枠の保持を行う方法を採用したために
、従来の合板型枠パネルを使用した型枠の施工方法と比
較して、型枠パネルが軽量であるため、横方向のばた材
のみで型枠を充分保持することができ、更に型枠パネル
は剛性を有するためパネルをつないだ場合、桟木を全く
使用しなくても平面性が良好に保持され、桟木を取りつ
ける手間が省け作業性が向上する。更に桟木を使用しな
いために、横ばたを取りつけた際にパネル面と横ばたの
間は空隙ができずに密着するために、縦ばたを使用せず
に横ばたのみで型枠の保持が可能であり、ばた材の施工
が横ばたの施工のみの1工程ですむために施工性が向上
する。更に、ばた材の使用量が減るために型枠の材料コ
ストが低減し、ばた材の管理が容易になる等種々の効果
を有する。本発明施工方法は、躯体の部位にかかわらず
、あらゆるコンクリート打設部位の型枠に適用可能であ
り実用上多大な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明型枠の施工方法の1例を示す説明図であ
る。
【図2】本発明型枠の施工方法に用いる型枠パネルの1
例を示す外観斜視図である。
【図3】本発明型枠の施工方法の他の例を示す説明図で
ある。
【図4】従来の型枠の施工方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1  コンクリート打設用型枠 2  型枠パネル 3  横方向のばた材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  コンクリート打設用型枠の施工におい
    て、軽量で且つ剛性を有する型枠パネルを用い、該型枠
    パネルの保持を横方向のばた材のみを用いて施工するこ
    とを特徴とする型枠の施工方法。
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Cited By (6)

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