JP3069147B2 - 型枠の施工方法 - Google Patents
型枠の施工方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート造り
(RC造り)或いは鉄骨鉄筋コンクリート造り(SRC
造り)のコンクリート打設用型枠の施工方法に関する。
(RC造り)或いは鉄骨鉄筋コンクリート造り(SRC
造り)のコンクリート打設用型枠の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、RC造り或いはSRC造りのコン
クリート打設用型枠に一般に用いられている型枠パネル
として、ラワン、ベニヤ等の合板型枠パネル、メタ
ルフォーム(鋼製)やアルミフォーム(アルミ製)等の
金属型枠パネル、かまちと中桟とで枠組みしたものに
杉材等のばら板を釘打ちして組み立て1枚に形成したパ
ネル型枠パネル等が知られている。上記型枠の中でも、
の金属型枠パネルは耐久性、仕上がり精度、剛性が大
きい等の利点があるものの、仕上げが平滑になり塗仕上
げには適さず、寸法が不自由であり、イニシャルコスト
が高い等の欠点があり、又のパネル型枠パネルは、合
板型枠パネルに比べ、木材の値上がりによるコスト高、
加工性及び重量等の点で合板型枠よりも劣るために、現
在の合板型枠パネルが型枠の主流として通常最も一般
的に用いられている。従来のの合板型枠パネルを使用
した型枠の施工方法は、例えば図4に示すように、合板
41の両端部の高さ方向に桟木42を釘止めし横断面が
コ字状になるように形成し、更に合板41は通常一定の
大きさに裁断された規格サイズで供給されるため、各現
場で躯体の高さに応じて数枚の合板41を縦方向に連結
して桟木42により固定し、型枠40同士をつなぎ合わ
せ、縦方向のばた材(縦ばた)44を入れたのち、横方
向のばた材(横ばた)43を入れて、フォームタイ等の
緊結材45で締めつけて組立られている。上記型枠の施
工に用いる合板型枠パネルは、桟木42が型枠パネルの
強度を向上させ型枠パネルの取り扱いを容易にする等の
理由から、桟木42はあらかじめ合板41に釘等で固定
されている。又、桟木42を用いた場合、コンクリート
の側圧による型枠40のはらみを防止する効果が大きい
利点があり、更に合板型枠は通常規格サイズのものしか
ないために(例えば通常、幅×長さが600×1800
mm)、上記サイズ以外の施工はパネルどうしの接続が必
要で、ダメ部分等は現場で規格サイズの型枠パネルを切
断してつなぎ合わせる場合があり、その場合桟木42は
よりつなぎを確実にする。その結果、合板型枠パネルを
用いた施工は、種々の躯体の型枠の施工に利用できると
いう利点があった。
クリート打設用型枠に一般に用いられている型枠パネル
として、ラワン、ベニヤ等の合板型枠パネル、メタ
ルフォーム(鋼製)やアルミフォーム(アルミ製)等の
金属型枠パネル、かまちと中桟とで枠組みしたものに
杉材等のばら板を釘打ちして組み立て1枚に形成したパ
ネル型枠パネル等が知られている。上記型枠の中でも、
の金属型枠パネルは耐久性、仕上がり精度、剛性が大
きい等の利点があるものの、仕上げが平滑になり塗仕上
げには適さず、寸法が不自由であり、イニシャルコスト
が高い等の欠点があり、又のパネル型枠パネルは、合
板型枠パネルに比べ、木材の値上がりによるコスト高、
加工性及び重量等の点で合板型枠よりも劣るために、現
在の合板型枠パネルが型枠の主流として通常最も一般
的に用いられている。従来のの合板型枠パネルを使用
した型枠の施工方法は、例えば図4に示すように、合板
41の両端部の高さ方向に桟木42を釘止めし横断面が
コ字状になるように形成し、更に合板41は通常一定の
大きさに裁断された規格サイズで供給されるため、各現
場で躯体の高さに応じて数枚の合板41を縦方向に連結
して桟木42により固定し、型枠40同士をつなぎ合わ
せ、縦方向のばた材(縦ばた)44を入れたのち、横方
向のばた材(横ばた)43を入れて、フォームタイ等の
緊結材45で締めつけて組立られている。上記型枠の施
工に用いる合板型枠パネルは、桟木42が型枠パネルの
強度を向上させ型枠パネルの取り扱いを容易にする等の
理由から、桟木42はあらかじめ合板41に釘等で固定
されている。又、桟木42を用いた場合、コンクリート
の側圧による型枠40のはらみを防止する効果が大きい
利点があり、更に合板型枠は通常規格サイズのものしか
ないために(例えば通常、幅×長さが600×1800
mm)、上記サイズ以外の施工はパネルどうしの接続が必
要で、ダメ部分等は現場で規格サイズの型枠パネルを切
断してつなぎ合わせる場合があり、その場合桟木42は
よりつなぎを確実にする。その結果、合板型枠パネルを
用いた施工は、種々の躯体の型枠の施工に利用できると
いう利点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の型枠の施工方法は、つないだパネルを保持するために
は桟木が必ず必要であり、現場で合板パネルを加工した
際に桟木を取りつけるのは非常に手間のかかる作業であ
った。更に、桟木を使用しているかぎり、横ばたと合板
面の間には桟木の厚みだけ空隙ができるために、この空
隙がコンクリート打設時の側圧によるはらみの原因とな
るのを防ぐために、縦ばたをかならず入れる必要があ
り、縦ばたを入れることは型枠施工の作業性を低下さ
せ、更にばた材の使用量が増えコストが向上するなどの
不具合があった。即ち、従来の合板型枠パネルを用いた
場合の型枠の施工方法は、現場で自由に加工して桟木を
用いてつなぎ、躯体に応じた型枠を容易に形成できると
いった、他の型枠パネルにはない利点があるものの、型
枠を施工する際、型枠の保持や補強のためにばた材を
縦、横と必要以上に入れる必要があり、施工が煩雑にな
ってしまうという欠点があった。本発明は上記欠点を解
決するためになされたもので、桟木を使用せずにあらゆ
る躯体に対して施工可能であり、且つ施工性の良好な型
枠の施工方法を提供することを目的とするものである。
の型枠の施工方法は、つないだパネルを保持するために
は桟木が必ず必要であり、現場で合板パネルを加工した
際に桟木を取りつけるのは非常に手間のかかる作業であ
った。更に、桟木を使用しているかぎり、横ばたと合板
面の間には桟木の厚みだけ空隙ができるために、この空
隙がコンクリート打設時の側圧によるはらみの原因とな
るのを防ぐために、縦ばたをかならず入れる必要があ
り、縦ばたを入れることは型枠施工の作業性を低下さ
せ、更にばた材の使用量が増えコストが向上するなどの
不具合があった。即ち、従来の合板型枠パネルを用いた
場合の型枠の施工方法は、現場で自由に加工して桟木を
用いてつなぎ、躯体に応じた型枠を容易に形成できると
いった、他の型枠パネルにはない利点があるものの、型
枠を施工する際、型枠の保持や補強のためにばた材を
縦、横と必要以上に入れる必要があり、施工が煩雑にな
ってしまうという欠点があった。本発明は上記欠点を解
決するためになされたもので、桟木を使用せずにあらゆ
る躯体に対して施工可能であり、且つ施工性の良好な型
枠の施工方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の重量の
重い型枠パネルを使用する代わりに、軽量で且つ剛性を
有する型枠パネルを用いると、棧木を使用しなくても型
枠パネルのつなぎを行えることを見出し本発明を完成す
るに至った。本発明は、(1)コンクリート打設用型枠
の施工において、軽量で且つ剛性を有する、両面に表面
材を積層した平板状の発泡プラスチックフォームからな
る型枠パネルを用い、該型枠パネルの保持を横方向の複
数のばた材のみを用いて施工することを特徴とする型枠
の施工方法、(2)前記ばた材の間隔が、上に行くに従
って広くなるように施工することを特徴とする上記
(1)記載の型枠の施工方法、を要旨とするものであ
る。
重い型枠パネルを使用する代わりに、軽量で且つ剛性を
有する型枠パネルを用いると、棧木を使用しなくても型
枠パネルのつなぎを行えることを見出し本発明を完成す
るに至った。本発明は、(1)コンクリート打設用型枠
の施工において、軽量で且つ剛性を有する、両面に表面
材を積層した平板状の発泡プラスチックフォームからな
る型枠パネルを用い、該型枠パネルの保持を横方向の複
数のばた材のみを用いて施工することを特徴とする型枠
の施工方法、(2)前記ばた材の間隔が、上に行くに従
って広くなるように施工することを特徴とする上記
(1)記載の型枠の施工方法、を要旨とするものであ
る。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図面は本発明の1実施例を示し、図1は本発明施工
方法の1例を示す説明図である。図1は壁型枠を形成す
る際の型枠の外観を斜めから見たもので、図1によると
本発明方法は、コンクリート打設用型枠1の施工におい
て、軽量で且つ剛性を有する型枠パネル2を用い、該型
枠パネル2の保持を横方向のばた材(横ばた)3のみを
用いて行い、桟木や縦方向のばた材(縦ばた)を一切使
用しないものである。本発明施工方法は桟木を使用しな
いため、横ばた3がしっかりと型枠パネル2と密着する
ために、縦ばたが不要となりばた材を入れる工程が横方
向だけの1工程で済み施工が非常に簡略化される。上記
型枠パネル2はフォームタイ4等の緊結具で固定した際
に型枠の保持が可能な軽量さ(密度)を有し、且つ横ば
た3のみで型枠を保持してもコンクリート打ち込み時の
側圧によって生じる剪断応力と曲げ強度を充分に負担で
きる程度の強度を有していればよい。
る。図面は本発明の1実施例を示し、図1は本発明施工
方法の1例を示す説明図である。図1は壁型枠を形成す
る際の型枠の外観を斜めから見たもので、図1によると
本発明方法は、コンクリート打設用型枠1の施工におい
て、軽量で且つ剛性を有する型枠パネル2を用い、該型
枠パネル2の保持を横方向のばた材(横ばた)3のみを
用いて行い、桟木や縦方向のばた材(縦ばた)を一切使
用しないものである。本発明施工方法は桟木を使用しな
いため、横ばた3がしっかりと型枠パネル2と密着する
ために、縦ばたが不要となりばた材を入れる工程が横方
向だけの1工程で済み施工が非常に簡略化される。上記
型枠パネル2はフォームタイ4等の緊結具で固定した際
に型枠の保持が可能な軽量さ(密度)を有し、且つ横ば
た3のみで型枠を保持してもコンクリート打ち込み時の
側圧によって生じる剪断応力と曲げ強度を充分に負担で
きる程度の強度を有していればよい。
【0006】図2は本発明施工方法で用いる型枠パネル
2の1例を示す外観斜視図である。本発明で用いる上記
型枠パネル2は、軽量で且つ剛性を有する、両面に表面
材を積層した平板状の発泡プラスチックフォームであれ
ば特に限定されないが、例えば図2に示すように芯材5
の表面に積層された表面材6とから形成された複層パネ
ルが用いられ、特に芯材5が50(kg/cm巾)以上
の剪断剛性を有し、表面材6が1×104(kg/cm
巾)以上の曲げ剛性を有する材質を用いることが望まし
く、又型枠パネル2の密度が30(kg/cm3)以上
であることが好ましい。上記の表面材6は、板状木材、
紙、プラスチック、金属、無機成形板等の単層品又はこ
れらの複層品が挙げられ、又、芯材5としては、硬質ウ
レタンフォーム、スチレンフォーム、フェノールフォー
ム、イソシアヌレートフォーム、エポキシフォーム、塩
ビフォーム等の発泡プラスチックフォームが用いられ
る。特に型枠パネル2は硬質ウレタンフォームからなる
芯材に紙と不織布からなる表面材を積層したパネルを使
用した場合、軽量化と剛性のアップのバランスが保たれ
好ましい。又、スチレンフォームからなる型枠パネル2
を用いた場合、コスト的に安価となる利点がある。
2の1例を示す外観斜視図である。本発明で用いる上記
型枠パネル2は、軽量で且つ剛性を有する、両面に表面
材を積層した平板状の発泡プラスチックフォームであれ
ば特に限定されないが、例えば図2に示すように芯材5
の表面に積層された表面材6とから形成された複層パネ
ルが用いられ、特に芯材5が50(kg/cm巾)以上
の剪断剛性を有し、表面材6が1×104(kg/cm
巾)以上の曲げ剛性を有する材質を用いることが望まし
く、又型枠パネル2の密度が30(kg/cm3)以上
であることが好ましい。上記の表面材6は、板状木材、
紙、プラスチック、金属、無機成形板等の単層品又はこ
れらの複層品が挙げられ、又、芯材5としては、硬質ウ
レタンフォーム、スチレンフォーム、フェノールフォー
ム、イソシアヌレートフォーム、エポキシフォーム、塩
ビフォーム等の発泡プラスチックフォームが用いられ
る。特に型枠パネル2は硬質ウレタンフォームからなる
芯材に紙と不織布からなる表面材を積層したパネルを使
用した場合、軽量化と剛性のアップのバランスが保たれ
好ましい。又、スチレンフォームからなる型枠パネル2
を用いた場合、コスト的に安価となる利点がある。
【0007】図3は本発明型枠の施工方法の他の例であ
り、柱・梁部の取合部の施工方法を示す説明図である。
本発明の柱・梁部の取合部の型枠の施工方法は、図3に
示すようにばた材3の所定の位置及び間隔に合わせて型
枠パネル2にフォームタイ4用の穴をあけ、各面の型枠
パネル2を柱型の地墨7に合わせて建て込み、型枠パネ
ル2をフォームタイ4を用い緊結して固定する。この
際、図1に示した場合と同様に型枠パネル2が軽量で強
度があるために、桟木は不要であり縦ばたも全く使用せ
ずに横ばた材3のみで型枠1を保持することができ、桟
木の取付けや縦ばたを取付ける手間が省け、非常に施工
が簡略化する。尚、柱の梁に当たる部分が凹状に形成さ
れているが、型枠パネルに上記複合パネルを使用した場
合、現場でのカットが容易に行える利点がある。更に、
高さの高い型枠を形成する場合には、複合パネルを工場
で任意の長さに形成して供給することは容易である。本
発明施工方法は、上記図1及び図3において説明したよ
うな壁部及び柱・梁部の取合部以外にも、特に図示しな
いが梁部、スラブ部等の他のすべての躯体部位に適用可
能であり、上記と同様に横方向のばた材のみを使用し
て、縦方向のばた材や桟木を全く使用しないで、型枠を
施工することができる。
り、柱・梁部の取合部の施工方法を示す説明図である。
本発明の柱・梁部の取合部の型枠の施工方法は、図3に
示すようにばた材3の所定の位置及び間隔に合わせて型
枠パネル2にフォームタイ4用の穴をあけ、各面の型枠
パネル2を柱型の地墨7に合わせて建て込み、型枠パネ
ル2をフォームタイ4を用い緊結して固定する。この
際、図1に示した場合と同様に型枠パネル2が軽量で強
度があるために、桟木は不要であり縦ばたも全く使用せ
ずに横ばた材3のみで型枠1を保持することができ、桟
木の取付けや縦ばたを取付ける手間が省け、非常に施工
が簡略化する。尚、柱の梁に当たる部分が凹状に形成さ
れているが、型枠パネルに上記複合パネルを使用した場
合、現場でのカットが容易に行える利点がある。更に、
高さの高い型枠を形成する場合には、複合パネルを工場
で任意の長さに形成して供給することは容易である。本
発明施工方法は、上記図1及び図3において説明したよ
うな壁部及び柱・梁部の取合部以外にも、特に図示しな
いが梁部、スラブ部等の他のすべての躯体部位に適用可
能であり、上記と同様に横方向のばた材のみを使用し
て、縦方向のばた材や桟木を全く使用しないで、型枠を
施工することができる。
【0008】本発明方法において、横方向のばた材3を
設ける間隔(ピッチ)は、図1及び図3に示すように、
上に行くに従って広くなるように設ける構造や、図示し
ないが等間隔に設ける構造等、何方の構造を採用しても
よい。ばた材3を等間隔に設ける場合、ピッチが300
〜600mm程度になるように設けると、コンクリート側
圧によるはらみの影響をうけることを防止できるために
望ましい。尚、ばた材3の形状、材質等は特に限定され
ず、パイプ、木材等の材質及び、断面形状に丸、角等用
途に応じ従来公知のものを適宜使用することができる。
又、緊結材も、セパレータとコーンとフォームタイ等の
組み合わせに限らず、従来公知のものを用途に応じ適宜
使用することができる。
設ける間隔(ピッチ)は、図1及び図3に示すように、
上に行くに従って広くなるように設ける構造や、図示し
ないが等間隔に設ける構造等、何方の構造を採用しても
よい。ばた材3を等間隔に設ける場合、ピッチが300
〜600mm程度になるように設けると、コンクリート側
圧によるはらみの影響をうけることを防止できるために
望ましい。尚、ばた材3の形状、材質等は特に限定され
ず、パイプ、木材等の材質及び、断面形状に丸、角等用
途に応じ従来公知のものを適宜使用することができる。
又、緊結材も、セパレータとコーンとフォームタイ等の
組み合わせに限らず、従来公知のものを用途に応じ適宜
使用することができる。
【0009】以下、具体的実施例を挙げて本発明を更に
詳細に説明する。 実施例1 硬質ウレタンフォームを芯材に用い、紙の表面材を積層
した密度60kg/m3の型枠パネルを用い、図1に示
す壁用型枠を打設高さAが2.05m、地墨から最下部の
横ばたまでの距離Bが200mm、最下部の横ばたからの
距離Cが400mm、横ばた間の距離Dが500mm、Eが
600mmの間隔になるように取付けて形成し、該型枠に
コンクリートを充填した。本発明施工方法によると縦ば
たの施工が不要であり、型枠の施工性が非常に良好であ
った。又型枠のはらみ等の不具合もなく出来上がったコ
ンクリート壁の寸法精度等も良好であった。 実施例2 実施例1に示す横ばたの間隔を全て同じピッチ(400
mm)にする以外はすべて実施例1と同様に施工を行った
ところ、実施例1と同様に施工性が良好であり、型枠の
はらみ等の不具合もなく出来上がったコンクリート壁の
寸法精度等も良好であった。
詳細に説明する。 実施例1 硬質ウレタンフォームを芯材に用い、紙の表面材を積層
した密度60kg/m3の型枠パネルを用い、図1に示
す壁用型枠を打設高さAが2.05m、地墨から最下部の
横ばたまでの距離Bが200mm、最下部の横ばたからの
距離Cが400mm、横ばた間の距離Dが500mm、Eが
600mmの間隔になるように取付けて形成し、該型枠に
コンクリートを充填した。本発明施工方法によると縦ば
たの施工が不要であり、型枠の施工性が非常に良好であ
った。又型枠のはらみ等の不具合もなく出来上がったコ
ンクリート壁の寸法精度等も良好であった。 実施例2 実施例1に示す横ばたの間隔を全て同じピッチ(400
mm)にする以外はすべて実施例1と同様に施工を行った
ところ、実施例1と同様に施工性が良好であり、型枠の
はらみ等の不具合もなく出来上がったコンクリート壁の
寸法精度等も良好であった。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明型枠の施工
方法は、軽量で且つ剛性を有する型枠パネルを使用し
て、横ばたのみで型枠の保持を行う方法を採用したため
に、従来の合板型枠パネルを使用した型枠の施工方法と
比較して、型枠パネルが軽量であるため、横方向のばた
材のみで型枠を充分保持することができ、更に型枠パネ
ルは剛性を有するためパネルをつないだ場合、桟木を全
く使用しなくても平面性が良好に保持され、桟木を取り
つける手間が省け作業性が向上する。更に桟木を使用し
ないために、横ばたを取りつけた際にパネル面と横ばた
の間は空隙ができずに密着するために、縦ばたを使用せ
ずに横ばたのみで型枠の保持が可能であり、ばた材の施
工が横ばたの施工のみの1工程ですむために施工性が向
上する。更に、ばた材の使用量が減るために型枠の材料
コストが低減し、ばた材の管理が容易になる等種々の効
果を有する。本発明施工方法は、躯体の部位にかかわら
ず、あらゆるコンクリート打設部位の型枠に適用可能で
あり実用上多大な効果を有するものである。
方法は、軽量で且つ剛性を有する型枠パネルを使用し
て、横ばたのみで型枠の保持を行う方法を採用したため
に、従来の合板型枠パネルを使用した型枠の施工方法と
比較して、型枠パネルが軽量であるため、横方向のばた
材のみで型枠を充分保持することができ、更に型枠パネ
ルは剛性を有するためパネルをつないだ場合、桟木を全
く使用しなくても平面性が良好に保持され、桟木を取り
つける手間が省け作業性が向上する。更に桟木を使用し
ないために、横ばたを取りつけた際にパネル面と横ばた
の間は空隙ができずに密着するために、縦ばたを使用せ
ずに横ばたのみで型枠の保持が可能であり、ばた材の施
工が横ばたの施工のみの1工程ですむために施工性が向
上する。更に、ばた材の使用量が減るために型枠の材料
コストが低減し、ばた材の管理が容易になる等種々の効
果を有する。本発明施工方法は、躯体の部位にかかわら
ず、あらゆるコンクリート打設部位の型枠に適用可能で
あり実用上多大な効果を有するものである。
【図1】本発明型枠の施工方法の1例を示す説明図であ
る。
る。
【図2】本発明型枠の施工方法に用いる型枠パネルの1
例を示す外観斜視図である。
例を示す外観斜視図である。
【図3】本発明型枠の施工方法の他の例を示す説明図で
ある。
ある。
【図4】従来の型枠の施工方法を示す説明図である。
1 コンクリート打設用型枠 2 型枠パネル 3 横方向のばた材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 9/00 - 9/06 E04G 17/00
Claims (2)
- 【請求項1】 コンクリート打設用型枠の施工におい
て、軽量で且つ剛性を有する、両面に表面材を積層した
平板状の発泡プラスチックフォームからなる型枠パネル
を用い、該型枠パネルの保持を横方向の複数のばた材の
みを用いて施工することを特徴とする型枠の施工方法。 - 【請求項2】 前記ばた材の間隔が、上に行くに従って
広くなるように施工することを特徴とする請求項1記載
の型枠の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3126867A JP3069147B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 型枠の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3126867A JP3069147B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 型枠の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04330164A JPH04330164A (ja) | 1992-11-18 |
JP3069147B2 true JP3069147B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=14945802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3126867A Expired - Fee Related JP3069147B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 型枠の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069147B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5699621B2 (ja) | 2011-01-19 | 2015-04-15 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画素補間方法およびプログラム |
JP5741007B2 (ja) | 2011-01-21 | 2015-07-01 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画素補間方法およびプログラム |
JP5741011B2 (ja) | 2011-01-26 | 2015-07-01 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画素補間方法およびプログラム |
JP5699633B2 (ja) | 2011-01-28 | 2015-04-15 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画素補間方法およびプログラム |
JP6037115B2 (ja) * | 2012-11-22 | 2016-11-30 | 株式会社丸高工業 | 補強壁構築方法 |
JP6037114B2 (ja) * | 2012-11-22 | 2016-11-30 | 株式会社丸高工業 | 型枠 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP3126867A patent/JP3069147B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04330164A (ja) | 1992-11-18 |
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