JP2557297B2 - 外廊下の天井構造 - Google Patents

外廊下の天井構造

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JP2557297B2
JP2557297B2 JP3250312A JP25031291A JP2557297B2 JP 2557297 B2 JP2557297 B2 JP 2557297B2 JP 3250312 A JP3250312 A JP 3250312A JP 25031291 A JP25031291 A JP 25031291A JP 2557297 B2 JP2557297 B2 JP 2557297B2
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宗且 園田
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SONODA SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アパートやマンション
などの外廊下の天井部分の体裁を整える外廊下の天井構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外廊下は、構造が簡単で建築費が比較的
少なくて済むので、アパートやマンションなどに広く用
いられている。この外廊下は、建物の壁面から離隔した
位置に柱を建て、これらの柱により建物の壁面と平行に
配置した長尺な桁を支持し、該桁と建物との間に根太を
所定間隔で複数架設し、根太間に床材を敷設するのが一
般的な構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構造からなる外廊下においては、階下から見上げる
と、床材の下面の配管や根太が見えるので、看者に対し
て雑然とした印象を与え、体裁が良いとは言い難い。ま
た、外廊下は、常に外気に晒されて埃等が付着し易い環
境にあり、清掃作業が困難であることと相俟って、見た
目の経年変化が大きい。新築時に根太の下面に桟を取り
付けて、天井板を張れば上記した欠点を解消することが
できるが、これでは天井を設けるための作業に多大な手
間を要するし、構造が簡単で建築費が安いという外廊下
の長所が減殺されてしまう。特に、既設の外廊下に天井
を設けるとなると、多大労力と費用を必要とし、実用に
供し得ない。このため、構造が簡単で既設の外廊下にも
施工できる天井構造の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、外廊下の幅方向に配設された根太の左
右両端部分に上端を固定され、下端にレール載置部を形
成した左右のレール受け金具と、レール受け金具により
支持されて、外廊下の長手方向に長尺であって、下端縁
にパネル受片を形成した左右一対の支持レールと、支持
レールのパネル受片上に載置する天井パネルと、からな
る外廊下の天井構造である。
【0005】
【作用】外廊下の根太の左右両端部分にレール受け金具
の上端を固定し、下端のレール載置部上に支持レールを
載置して、外廊下の長手方向に支持レールを左右に配設
する。そして、左右の支持レールの下端縁に形成してあ
るパネル受片上に天井パネルを順次載せると、外廊下の
下面を天井パネルによって覆い隠すことができる。
【0006】
【実施例】外廊下は、図1に示すように、建物の壁面か
ら所定間隔だけ離れた位置に複数の柱1…を立て、これ
らの柱1…により桁2…を壁面と平行な状態で支持し、
該桁2…に所定間隔で複数形成した接続部と壁面に固定
した接続部との間に根太3…を架設し、これら根太3…
上に床材4…を敷設してなる。なお、根太3には、一般
的には断面がC字状の型材を使用する。そして、上記し
た根太3の左右両端部から少し中央に近付いた位置にレ
ール受け金具5,5を下向きに取り付ける。
【0007】レール受け金具5は、金属板をコ字状に屈
曲成形することにより上面の止着部6と下面のレール載
置部7を形成し、止着部6には止着孔8を開設し、ま
た、縦面部9の下端部分に係止孔10を開設する。この
レール受け金具5を根太3に取り付けるには、止着部6
の止着孔8内に下から通したボルト11を根太3の下面
に開設した孔12内に挿通し、ナット13を締め込んで
固定する。なお、1本の根太3の左右にレール受け金具
5,5を取り付ける際に、図2に示すように、レール載
置部7,7同士が向い合う状態で止着する。
【0008】レール受け金具5により支持される支持レ
ール14は、図面の実施例では断面L字状の長尺な型材
を使用しており、起立部15をレール受け金具5の縦面
部9の内側に当接した状態で水平方向に延在するパネル
受片16をレール載置部7上に載置する。そして、この
支持レール14をレール止着金具17によりレール受け
金具5に固定する。
【0009】図面に示すレール止着金具17は、金属線
材を屈曲成形したもので、レール受け金具5の幅以上の
長さを有する水平方向の押圧部18の両端を上方に屈曲
し、該屈曲部19,19を支持レール14の起立部15
の高さ以上の位置で外側に屈曲し、該屈曲部20,20
を支持レール14の起立部15とレール受け金具5の縦
面部9との厚さ分だけ外側に進んだ位置で斜め下方に屈
曲し、両傾斜屈曲部21,21の先端を内側に屈曲して
突部22,22としてある。なお、この突部22,22
は、押圧部18のほぼ中央であって該押圧部18よりも
少し高い位置に形成する。
【0010】この様なレール止着金具17によって支持
レール14をレール受け金具5に止着するには、先ず、
レール受け金具5の縦面部9の高さの途中(根太3と支
持レール14に当らない位置)において、レール止着金
具17の両突起22,22間の間隙をレール受け金具5
の縦面部9の一側縁に臨ませ、レール止着金具17全体
を捻るようにしてレール受け金具5側に押し進めること
により上記間隙に縦面部9を通過させてレール受け金具
5の内側にレール受け金具5を抱き入れる。そして、押
圧部18を突起22,22よりも高くした姿勢で両突起
22,22をレール受け金具5の係止孔10内に係合
し、次に押圧部18を下降する。この様にしてレール止
着金具17を取り付けると、押圧部18と傾斜屈曲部2
1,21とが線材の弾性力によって支持レール14の起
立部15とレール受け金具5の縦面部9とを挟み付ける
とともに、突部22,22と係合孔10との嵌合により
押圧部18が支持レール14の上昇を阻止することがで
きる。
【0011】上記のようにして吊設した左右の支持レー
ル14…によって支持する天井パネル23は、アルミニ
ウム板等の矩形板材24の四周を金属製縁材25によっ
て補強したもので、図面に示す実施例では正方形であ
る。金属製縁材25は、アルミニウム製断面略H字状の
長尺な型材等からなり、パッキン材26を介して矩形板
材24の縁に嵌着する。なお、この縁材25は、両端を
斜めに切断してあり、長さは左右の支持レール14,1
4の起立部15,15間の間隔よりも僅かに短く設定し
てある。
【0012】天井パネル23を外廊下の天井面に取り付
けるには、当該外廊下の一番端に位置する左右の支持レ
ール14,14のパネル受片16,16端部間に天井パ
ネル23の先端を臨ませ、この状態で天井パネル23を
支持レール14,14側に移動させて左右の縁材25,
25を各支持レール14のパネル受片16上に載置し、
この状態で左右の支持レール14,14に沿ってほぼ水
平に前進させて所定位置まで移動する。この様にして複
数の天井パネル23…を順次両支持レール14,14上
にセットしていくと、図1に示すように、外廊下の天井
を天井パネル23…によって覆い隠すことができる。な
お、廊下の長さは天井パネル23の整数倍とは限らない
ので、最後に取り付ける天井パネル23を適宜に切断し
て、廊下の長さと天井の長さを適宜に整合させる。そし
て、本実施例においては、台風などの強い風を受けて
も、各天井パネル23が外れないように、パネル止着具
27により各天井パネル23を支持レール14に止着す
る。
【0013】パネル止着具27は、図8に示すように、
弾性を有する金属板を断面略コ字状に屈曲成形してな
る。この場合、下片28を上片29よりも長く設定し、
下片28の基端と上片29の基端とを接続する接続片3
0の上下長さは支持レール14の起立部15の上下高さ
よりも少し長く設定する。また、下片28と上片29の
先端部分には、カール部31,32を形成して、嵌め易
くすることが望ましい。
【0014】この様な構成からなるパネル止着具27に
より天井パネル23を支持レール14に止着するには、
パネル止着具27の先端開口部を斜め下向に向けた状態
で、先ず上片29を天井パネル23の縁材25の上面に
当接する。そして、その後下片28を支持レール14の
パネル受片16の下を通すようにしてパネル止着具27
を前進させ、図8に示すように、下片28のカール部3
1の基端が支持レール14のパネル受片16の先端を通
過するまで充分に前進させる。この様にしてパネル止着
具27を取り付けると、上片29と下片28とが天井パ
ネル23の縁材25と支持レール14を上下に挟み付け
るので、天井パネル23に強い風を受けても、該天井パ
ネル23が支持レール14から外れることを阻止するこ
とができる。なお、図面に示す実施例で張、1枚の天井
パネル23の四隅をパネル止着具27…により止着して
ある。
【0015】上記した天井パネル23は、四周を金属製
の縁材25により補強したが、本発明における天井パネ
ル23はこれに限定されるものではなく、必要な剛性を
備えていれば縁材25…を別途設ける必要がない。例え
ば、金属板の縁を折り返すことにより所定の剛性を確保
してもよい。また、天井パネル23には、小さな孔を無
数に開けたパンチング板やエキスパンド板を使用する
と、風の影響を受け難い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、新
築或は既設に限らず所謂鉄骨製の外廊下であっても簡単
な作業で施工することができ、したがって、熟練者でな
いものにも設計通りに構築することができ、しかも従来
の外廊下に比較して遥かに体裁の良い外廊下の天井面と
することができる。また、構造が極めて簡単であるばか
りでなく、市販の標準化された型材などを用いることが
できるので、製造コストの低減を図ることができる。そ
して、断面L字状の支持レールの起立部とレール受け金
具の縦面部をレール止着金具により挟み付けると共に、
レール止着金具に形成した突部をレール受け金具の係合
孔内に係合し、断面略コ字状のパネル止着具により天井
パネルの縁と支持レールを挟み付けると、簡単な構造で
あっても支持レール及び天井パネルの止着強度を高める
ことができ、台風などの強い風を受けても、影響を受け
難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】外廊下の天井面を見上げた斜視図である。
【図2】根太、レール受け金具、支持レール、天井パネ
ルなど主要部材の斜視図である。
【図3】外廊下の断面図である。
【図4】天井パネルの断面図である。
【図5】根太とレール受け金具との接続を示す図であ
る。
【図6】レール止着金具により支持レールをレール受け
金具に止着したレール受け金具の側面図である。
【図7】図6に示す状態におけるレール受け金具の正面
図である。
【図8】パネル止着具により天井パネルを止着した状態
の断面図である。
【図9】図8に示す状態の側面図である。
【符号の説明】
1 柱 2 桁 3 根太 4 床材 5 レール受け金具 7 レール載置部 14 支持レール 15 起立部 16 パネル受片 17 レール止着金具 22 突部 23 天井パネル 27 パネル止着具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外廊下の幅方向に配設された根太の左右
    両端部分に上端を固定され、下端にレール載置部を形成
    した左右のレール受け金具と、 レール受け金具により支持されて、外廊下の長手方向に
    長尺であって、下端縁にパネル受片を形成した左右一対
    の支持レールと、 支持レールのパネル受片上に載置する天井パネルと、 からなる外廊下の天井構造。
  2. 【請求項2】 断面L字状の支持レールの起立部とレー
    ル受け金具の縦面部をレール止着金具により挟み付ける
    と共に、レール止着金具に形成した突部をレール受け金
    具の係合孔内に係合し、断面略コ字状のパネル止着具に
    より天井パネルの縁と支持レールを挟み付けたことを特
    徴とする請求項1に記載の外廊下の天井構造。
JP3250312A 1991-09-04 1991-09-04 外廊下の天井構造 Expired - Lifetime JP2557297B2 (ja)

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