JPH0615084Y2 - 屋根構造 - Google Patents

屋根構造

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JPH0615084Y2
JPH0615084Y2 JP4422288U JP4422288U JPH0615084Y2 JP H0615084 Y2 JPH0615084 Y2 JP H0615084Y2 JP 4422288 U JP4422288 U JP 4422288U JP 4422288 U JP4422288 U JP 4422288U JP H0615084 Y2 JPH0615084 Y2 JP H0615084Y2
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JP
Japan
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joiner
plate
seat plate
base board
tight frame
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JP4422288U
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Inventor
隆 武内
守人 堂本
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株式会社淀川製鋼所
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、母屋材にタイトフレームを介して屋根板が
取り付けられる屋根構造に関する。
〔従来の技術〕
実開昭61-32321号公報に従来の屋根構造が開示されてい
る。このものは第10図のように母屋材100に一対のタ
イトフレーム110,120を向き合わせて固定し、こ
のタイトフレーム110,120によって折版板よりな
る屋根板13,140を支持させていると共に、間隔を
隔てて配置された複数の上記母屋材100…間に断熱材
150,150を載架し、タイトフレーム110,12
0を挾んで隣接する断熱材150,150の端面同士を
互いに突き合わせた構造になっている。なお、この屋根
構造において、隣接する屋根板130,140同士は一
方の屋根板130の端部の下はぜ部131と他方の屋根
板の端部の上はぜ部141を吊子160を介してはぜ締
めすることにより結合されている。また、一方のタイト
フレーム120の上端面121と上記吊子160を他方
のタイトフレーム110の上端に取り付けているボルト
170の頭部上面171とが同一レベルに設定され、こ
れらタイトフレーム120の上端面121とボルト17
0の頭部上面171とによって屋根板140,130の
頂板部142,132をそれぞれ支持させている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、従来の屋根構造のようにタイトフレーム11
0,120を介して断熱材を突き合わせるものでは、タ
イトフレーム110,120が設けられていない個所、
即ち母屋材100の相互間において断熱材150,15
0の端面間に第9図のように隙間Sが生じやすい。特
に、断熱材150を現場合わせして所定の形状・大きさ
に切断した後、設置する場合には、断熱材150の各辺
部の直角度や平行度の精度が悪くなりやすいため上記隙
間Sが極めて生じやすい。
しかしながら、従来の屋根構造では母屋材100の相互
間において木毛板等の断熱材150,150同士の突合
せ個所が下から見える構造のまま放置されているため、
その突合せ個所に隙間Sが生じていると非常に見苦しく
なるばかりでなく、断熱材150を施工しているにもか
かわらず上記隙間Sを熱や音がストレートに通って逃げ
出し断熱性や遮音性等が余り発揮されなくなるという問
題があった。
また、従来の屋根構造では、断熱材150が母屋材10
0によって間隔を隔てた縦方向又は横方向の複数個所で
支持されているだけであるため、母屋材100の相互間
で断熱材150が下方へ撓んで垂下りやすいという問題
があった。
この考案は以上の問題に鑑みてなされたもので、母屋材
の相互間にジョイナを施工性よく横架させることがで
き、かつ断熱材等の下地ボードが母屋材の相互間で垂下
りにくく、しかも仕上がりがきれいになる屋根構造を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の屋根構造は、帯板状の座板の幅方向中央部に
仕切り板が立ち上げられてなる複数のジョイナが間隔を
隔てて配置された複数の母屋材の相互間に所定間隔をも
って横架され、屋根板を支持する一対のタイトフレーム
の立上り片部が上記ジョイナの仕切り板を挾む両側にそ
れぞれ配置され、かつ、これらのタイトフレームの立上
り片部の下方に形成した取付座が上記座板の上面に当て
がわれて該座板の幅方向の端縁の外側へ延出されて上記
母屋材に固定されると共に、該タイトフレームによって
ジョイナを固定し、母屋材の長手方向において隣接する
ジョイナの仕切り板の相互間に下地ボードが嵌め込まれ
ていると共に、この下地ボードの端縁が上記ジョイナの
座板により下方から隠蔽される位置に配置されているも
のである。
〔作用〕
この考案によれば、隣接する下地ボードの端面同士の突
合せ個所がジョイナの座板によって下方から隠蔽される
ため、その突合せ個所に隙間があってもその隙間が下方
から見えなくなり、しかも上記座板が邪魔板の役割をし
て熱や音がストレートに上記隙間を通って逃げ出すこと
が防止される。また、上記座板は下地ボードの端縁が下
方へ撓んで垂れ下がることを防ぐ役目も果たす。さら
に、ジョイナはそれ自体個別に取り付ける手間がなくな
り、そのことが施工の簡略化に役立つ。
〔実施例〕
第1〜3図はこの考案の実施例による屋根構造の一部を
示している。1は母屋材で、C形鋼やH形鋼等が流用さ
れている。母屋材1は例えば図示していない梁材に支持
され、第2図のように所定の間隔を隔てて複数のものが
平行に配備される。2はジョイナで、帯板状の座板3の
幅方向中央部に座板3の全長に亘る仕切り板4を垂直に
立ち上げたものであり、第2図のように複数の母屋材
1,1の相互間に横架されている。ジョイナ2は例えば
第8図のように一枚の帯状金属板の幅方向中央部を二枚
重ね状に二つ折りすると共に、その二つ折り個所の両側
部分を外側へ直角に折り曲げることによって上記仕切り
板4とその両側へ張り出す座板3を形成することにより
製作される。第8図のジョイナ2では座板3の幅方向両
端縁を内向きに折り返して耳縁5,5を形成してある。
6,7は互いに対をなすタイトフレームである。一方の
タイトフレーム6は立上り片部8の一端に支持片部9が
直角または略直角に曲成されていると共に、立上り片部
8の下端に取付座10が上記支持片部9と同一側へ延出
するように直角又は略直角に曲成され、取付座10は上
記ジョイナ2の座板3の半幅寸法よりも長く形成されて
いる。そして、このタイトフレーム6は第1図及び第4
図のようにジョイナ2の仕切り板4の片側に配置され、
かつ、その取付座10がジョイナ2の座板3を母屋材1
と共働して挾み付ける状態で溶接により上記母屋材1に
固定されている。取付座10を母屋材1に固定する手段
は溶接によらずにボルト・ナットを用いた締結手段によ
ってもよい。他方のタイトフレーム7は一方のタイトフ
レーム6と同様の形状・大きさのものであって、一方の
タイトフレーム6と対称にジョイナ2の仕切り板4の他
側に配置され、かつ、その取付座13がジョイナ2の座
板3を母屋材1と共働して挾み付ける状態で溶接により
上記母屋材1に固定されている。取付座13をボルト・
ナットを用いた締結手段によって母屋材1に固定しても
よいことは勿論である。なお、11は立上り片部、12
は支持片部である。14は吊子で、その取付片15が一
方のタイトフレーム6と他方のタイトフレーム7の上端
部間に挾み込まれてリベットやボルト・ナット等の締付
具20によりこれらのタイトフレーム6,7に取り付け
られている。
以上説明したジョイナ2とタイトフレーム6,7と吊子
14は折版板よりなる屋根板30の山部31のセット位
置に対応する個所にそれぞれ配備され、吊子14を介し
て隣接する屋根板30,30の端部同士がはぜ締めによ
って結合される。即ち、第4図に詳細に示すように、一
方の屋根板30の端部に形成した下はぜ部32が吊子1
4の円弧状筒部16に嵌め込まれて弾着され、他方の屋
根板30の端部に形成した上はぜ部33が上記円弧状筒
部16を包み込む状態にはぜ締めされる。また、屋根板
30,30の山部31,31はタイトフレーム6,7の
支持片部9,12によってそれぞれ支持されている。な
お、吊子14がない部分では第5図のように下はぜ部3
2を包み込むように上はぜ部33がはぜ締めされる。屋
根板30には断熱材等を裏張りしておいてもよい。
21は平面視形状が矩形の下地ボードであり、例えば断
熱や遮音の目的で用いられるが、他の目的、例えば結露
防止の目的で用いられるものであってもよい。この下地
ボード21は母屋材1の長手方向において隣接するジョ
イナ2の仕切り板4,4の相互間に嵌め込まれ、その端
縁22,22がジョイナ2の座板3により下方から隠蔽
される位置に配置される。この要件を満たすため、図示
例では、下地ボード21の横幅寸法(母屋材1の長手方
向の幅寸法)を隣接するジョイナ2の仕切り板4,4の
対向間隔寸法に略等しくしてある。また、下地ボード2
1の縦方向の端縁は母屋材1によって下方から隠蔽され
る位置に配置されている。なお、下地ボード21と上記
座板3及び母屋材1とを接着剤で接合したり、それらの
間にゴムシート等を配設して水密性を保つようにするこ
とは自由である。
以上の構成によると、第3図のように下地ボード21,
21の横方向の端縁22,22同士の突合せ個所イが上
記座板3により下方から隠蔽され、下地ボード21,2
1の縦方向の端縁同士の突合せ個所ロが母屋材1により
下方から隠蔽されて見えなくなるため、それらの突合せ
個所イ,ロに隙間があってもきれいで見栄えのよい仕上
がり状態となる。また、下地ボード21の端縁22が座
板3により下方から隠蔽されるように下地ボード21を
配置すると、下地ボード21の端縁22と座板3とは必
ず重なり部分を持つようになるため、例えば下地ボード
21を現場で所定の形状・大きさに切断して現場合わせ
した場合に第6図のようにその横方向の端縁22と縦方
向の端縁23との直角度に狂いが生じていても、それら
の端縁22,23が座板3又は母屋材1によって下方か
ら隠蔽されて見えなくなり、きれいな仕上がりになる。
そして、上記座板3や母屋材1は熱や音が上記突合せ個
所イ,ロの隙間を通って逃げ出そうとするときに邪魔板
的な作用によってその隙間から熱や音を逃げ出しにくく
することに役立つため、下地ボード21として断熱材や
遮音材が用いられる場合において下地ボード21の設置
目的が十分に生かされるようになる。さらに、座板3及
び母屋材1は下地ボード21の四つの端縁を支持してそ
の垂下りを防ぐ役割をも果たすため、下地ボード21が
従来のように母屋材1がない部分で下方へ撓んで垂れ下
がるといった事態が未然に防止される。
以上説明した実施例ははぜ締めによるボルトレス工法で
屋根板30を施工した場合の例であるが、この考案は第
7図のように剣先ボルト35を用いる工法で屋根板30
を施工する場合にも同様に適用できる。同図において、
剣先ボルト35はタイトフレーム7の支持片部12の上
方に突き出ており、この剣先ボルト35が重なり状態の
屋根板30,30の端部に貫通されていると共に、剣先
ボルト35にパッキン36、座金37を嵌め込み、その
上からナット38を締め付けられている。同図の屋根構
造においては一対のタイトフレーム6,7のうち一方の
タイトフレーム6の支持片部9を他方のタイトフレーム
7の支持片部12よりも短くすることによって上記剣先
ボルト35のセット位置を屋根板30の山部31の中央
部に位置させてある。なお、同図においては、説明を簡
略にするために第1〜6図で説明した部分と同一又は相
応する部分には同一符号を付してある。
〔考案の効果〕
この考案の屋根構造によると、隣接する下地ボードの端
面同士の突合せ個所がジョイナの座板によって下方から
隠蔽されて見えなくなるため、その突合せ個所に隙間が
生じていてもその隙間が隠蔽されてきれいな仕上がりに
なるばかりでなく、上記座板の邪魔板的な作用によって
上記隙間から熱や音が逃げ出すことが有効に防止される
ため、下地ボードとして断熱材や遮音材が用いられる場
合においても下地ボードの設置目的が隙間によって損な
われるおそれが少なくなる。これらの効果は、下地ボー
ドを現場合わせして設置する場合には下地ボードの各辺
部の直角度や平行度の精度が悪くなりやすいために特に
有益である。また、ジョイナの座板が下地ボードの端縁
の垂下りを防ぐ役割を果たす利点もあり、この利点はジ
ョイナの仕切り板が上記座板を補強するリブとしても役
立つことにより一層増強される。さらに、ジョイナはそ
れ自体個別に取り付ける手間がなくなり、そのことが施
工の簡略化に役立ち、施工性よくジョイナを母屋間に横
架できるようになる。そのほか、上記仕切り板はジョイ
ナとタイトフレームとの位置決めのために有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例による屋根構造の一部を切欠
した概略斜視図、第2図は同屋根構造の部分側面図、第
3図は同屋根構造を下から見た平面図、第4図は同屋根
構造のタイトフレーム設置個所の要部拡大断面図、第5
図は同屋根構造のタイトフレームが設置されていない部
分の要部拡大断面図、第6図は座板についての作用説明
図、第7図は変形例の要部拡大断面図、第8図はジョイ
ナの拡大部分斜視図、第9図は従来の屋根構造における
断熱材の突合せ個所を下から見た部分平面図、第10図は
従来の屋根構造の要部断面図である。 1……母屋材、2……ジョイナ、3……座板、4……仕
切り板、6,7……タイトフレーム、10,13……取
付座、21……下地ボード、22……下地ボードの端
縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯板状の座板の幅方向中央部に仕切り板が
    立ち上げられてなる複数のジョイナが間隔を隔てて配置
    された複数の母屋材の相互間に所定間隔をもって横架さ
    れ、屋根板を支持する一対のタイトフレームの立上り片
    部が上記ジョイナの仕切り板を挾む両側にそれぞれ配置
    され、かつ、これらのタイトフレームの立上り片部の下
    方に形成した取付座が上記座板の上面に当てがわれて該
    座板の幅方向の端縁の外側へ延出されて上記母屋材に固
    定されると共に、該タイトフレームによってジョイナを
    固定し、母屋材の長手方向において隣接するジョイナの
    仕切り板の相互間に下地ボードが嵌め込まれていると共
    に、この下地ボードの端縁が上記ジョイナの座板により
    下方から隠蔽される位置に配置されていることを特徴と
    する屋根構造。
JP4422288U 1988-03-31 1988-03-31 屋根構造 Expired - Lifetime JPH0615084Y2 (ja)

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JP2509452Y2 (ja) * 1991-07-29 1996-09-04 株式会社かな和工業 折版屋根葺板の取付構造および天井板の支持構造
JP2731891B2 (ja) * 1994-06-01 1998-03-25 株式会社淀川製鋼所 折板屋根構造
JP2014040720A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Hasegawa Kogyosho:Kk タイトフレーム

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