JP2566773Y2 - 受金具 - Google Patents

受金具

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JP2566773Y2
JP2566773Y2 JP1990105199U JP10519990U JP2566773Y2 JP 2566773 Y2 JP2566773 Y2 JP 2566773Y2 JP 1990105199 U JP1990105199 U JP 1990105199U JP 10519990 U JP10519990 U JP 10519990U JP 2566773 Y2 JP2566773 Y2 JP 2566773Y2
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JP
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hanger
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fixed
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washer
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藤井  透
正直 森田
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三晃金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、馳締タイプの建築用板からなる金属製外囲
体の葺成において、該葺成方向が何れの方向であって
も、それに対応することができる受金具に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より馳締タイプの金属製の建築用板からなる外囲
体の施工が多く行われているが、その馳締タイプの金属
製の建築用板には、第13図,第14図に示すように建築用
板の両側端に下馳部と上馳部とが形成されていて、隣接
する建築用板の対向する下馳部に上馳部を馳締め加工し
て連結固着し、外囲体を施工するものである。
ここで、隣接する建築用板においては、まず下馳部の
建築用板が上馳部側の建築用板より先に母屋,胴縁等の
構造材上に載置されていなくてはならず、従って建築用
板の葺成方向も初期に決定される。
また、下馳部と上馳部との馳締箇所は吊子を介して受
金具上に固着されるものであって、断面?状の吊子舌片
の方向も上述したような建築用板の葺成方向の理由から
決定されている。
このように、建築用板の葺成に合わせて吊子の方向が
決定されるものであるが、現場の工程の都合や、計画打
合せ等の違い等から、建築用板の葺成方向を変更せざる
を得ない場合も生じることもある。
しかし、従来の吊子を固着する受金具では吊子の方向
を定めて形成しているので、一旦受金具を構造材上に固
着すると建築用板の葺成方向が変更して逆方向にしよう
としても不可能であった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究
を重ねた結果、その考案を、幅方向の少なくとも一側に
吊子を取付けることができる吊子取付部を形成し、該吊
子取付部に吊子の座金部を固着し、その幅方向の他端に
は前記固着した吊子の座金部と略同等高さとなる支持面
を形成して吊子支持具とし、該吊子支持具を前記座金部
から1個の固着具にて山形具に固着してなる受金具等と
したことにより、馳締タイプの建築用板の葺成方向が左
右何れの方向であっても良好に対応することができ、前
記課題を解決したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
受金具の実施例は複数存在し、その第1実施例は、第
1図乃至第6図に示すように、金属製の帯板より適宜に
屈曲形成された吊子支持具Aと、該吊子支持具Aに着脱
自在の吊子Bと山形具Cとで構成されている。前記吊子
支持具Aは山形具Cの頂部6に予め載置固着されてい
る。
その吊子支持具Aは吊子取付部1及び支持面2より構
成され、その吊子取付部1は平坦状な面となるように形
成されており、吊子Bの座金部4が取り付けられる箇所
となっている。
吊子取付部1は、第2図,第4図及び第6図に示すよ
うに、略長方形状に形成されており、吊子Bは吊子取付
部1の幅方向を2箇所に分割可能に考慮し、何れか一方
の位置(右半分又は左半分等)に取り付けることが可能
な状態となっている。
支持面2は吊子取付部1より一段高い位置に形成され
ており、実際には吊子取付部1に取り付ける吊子Bの座
金部4の頂面と略同等高さとなっている(第5図参
照)。
支持面2は、吊子取付部1の適宜の端縁より屈曲片3
を介して形成されているものであるが、具体的には長方
形状の吊子取付部1の端縁より垂直状の屈曲片3が形成
され該屈曲片3の上端より吊子取付部1側に略水平状の
支持面2が形成されている。
まず、吊子支持具Aは吊子Bとは分離しており、予め
山形具Cの頂部6に載置固着されているタイプの実施例
については、支持面2は、第3図乃至第5図に示すよう
に、吊子取付部1の幅方向両側に形成されており、この
ような実施例では吊子取付部1の幅方向両端に屈曲片3,
3が形成され、該屈曲片3,3の上端より吊子取付部1の内
方側に支持面2が屈曲形成されている。該支持面2は、
吊子取付部1に吊子Bを取り付けることが可能となるよ
うな、小片程度の大きさとなってる。
さらに、支持面2は吊子取付部1の幅方向両側におい
て、第6図に示すように、その前後両端に屈曲片3,3,…
が形成され、該屈曲片3,3,…の上端より支持面2,2,…が
形成された実施例も存在する。
上記実施例における吊子支持具Aは山形具Cの頂部6
上に溶接等の固着手段にて載置固着される。
また、その吊子支持具Aと吊子Bと山形具Cとから構
成される懸念を、受金具と称する。
また、第2実施例の受金具は、第7図乃至第10図に示
すように、吊子支持具Aに吊子Bの座金部4が溶接等の
固着手段にて一体的に固着され、その吊子支持具Aと吊
子Bが、向きを適宜換えて山形具Cの頂部6に、1個の
固着具14にて固着されるものである。吊子取付部1は、
少なくとも吊子Bの座金部4を載置するだけの大きさを
有している。具体的には、第7図に示すように、前記実
施例の吊子取付部1のように長方形状をなしており、そ
の一側(右半分又は左半分等)に吊子Bが固着されてお
り、吊子取付部1の他側(左半分又は右半分等)に支持
面2が屈曲片3を介して形成されている。
その吊子取付部1の形状は前記のように略長方形状に
形成されており、その軸方向両側に支持面2,2が形成さ
れ、吊子取付部1の幅方向の何れか一方に吊子Bが固着
されている。
さらに、第9図に示すように、吊子取付部1は吊子B
の座金部4が載置できる程度の広さで、略正方形状に形
成され、支持面2は正方形状の吊子取付部1の端縁より
屈曲片3が形成され正方形状の支持面2が形成される。
さらに、第10図に示すように、長方形状の吊子取付部
1の幅方向の一側に吊子Bが、他端に吊子取付部1の前
後方向両端縁より屈曲片3,3が形成され、該屈曲片3,3の
上端より支持面2,2が形成されたものである。
吊子Bは正方形状の座金部4に断面?形の形状をなす
舌片5が設けられたものである。山形具Cは頂部6の幅
方向両側より脚部7,7が形成されている。吊子B付き吊
子取付部1がボルト・ナット等の固着具14にて前記山形
具Cに固定される。
馳締建築用板Dは、主板8の幅方向両側より立上り側
部9,9が形成され、該立上り側部9,9の上端より平坦状片
10,10が形成され、その一方に下馳部11が、他方に上馳
部12が各々形成され、その下馳部11に上馳部12を馳締し
て屋根,壁等の外囲体を施工する。図中13は、母屋,胴
縁等の構造材である。
〔作用〕
吊子取付部1が山形具Cに予め固着され、且つ吊子B
を後に取付ける第1実施例の受金具では、構造材13上に
吊子取付部1付き山形具Cを所定間隔に複数配置し、馳
締建築用板Dの葺成方向に対応して適宜に吊子Bの舌片
5の方向を決定しながら、その吊子Bの座金部4を吊子
取付部1上に載置し、ボルト・ナット等の固着具14にて
固着する(第11図,第12図参照)。
さらに、吊子Bが吊子取付部1上に予め固着されてい
る第2実施例の受金具では、第8図に示すように、山形
具Cの頂部6上に、吊子取付部1付き吊子Bの舌片5の
方向が所望の方向となるようにして、吊子取付部1を頂
部6上に吊子Bを載置固着する。
〔考案の効果〕
請求項1の考案においては、幅方向の少なくとも一側
に吊子Bを取付けることができる吊子取付部1を形成
し、該吊子取付部1に吊子Bの座金部4を固着し、その
幅方向の他端には前記固着した吊子Bの座金部4と略同
等高さとなる支持面2を形成して吊子支持具Aとし、該
吊子支持具Aを前記座金部4から1個の固着具14にて山
形具Cに固着してなる受金具としたことにより、第1に
馳締建築用板Dの葺成方向に即座に対応することができ
るし、第2に構造が簡単であり施工が簡易且つ迅速にで
きる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、馳締建築用板Dは
幅方向の両側に下馳部11と上馳部12とを有しており、下
馳部11に上馳部12を馳締するものであるから、その葺成
方向も下馳部11が上馳部12よりも先行するようになって
いる。そのために馳締建築用板Dの葺成方向は常に一方
向のみであり変更はできない。
請求項1の考案によれば、山形具Cの頂部6上に、吊
子B付き吊子支持具Aにおける吊子B(具体的には吊子
Bの舌片5)を葺成方向と同一方向に替えて一本の固着
具14にて固着するのみで、葺成方向に対応した受金具に
変身させることができる最大の利点がある。これによっ
て、山形具Cを施工現場に予め取り付けておいても、本
考案を用いれば、右方向又は左方向の葺成方向の馳締折
版屋根を簡易且つ迅速に葺成できる。特に、その作業は
1個の固着具14により簡易且つ迅速にできる。
次に請求項2の考案においては、幅方向の両側の2箇
所を吊子Bが取付可能な吊子取付部1とし、該吊子取付
部1の両側箇所を適宜屈曲して、吊子取付部1よりは一
段高くなる支持面2とした吊子支持具Aを固着した山形
具Cと吊子Bとからなる受金具としたことにより、屋根
葺成前に山形具C及び吊子支持具Aを取り付けておき、
その後に、葺成方向を所望の方向にするのに、本考案に
よれば、吊子Bのみを葺成方向と同一方向に替えて固着
するのみで、葺成方向に対応した受金具に変身させるこ
とがでる。特に、吊子Bのみを付け替えることでよく、
葺成時における施工能率を格段と向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、その第1図
は本考案を使用した外囲体の縦断正面図、第2図は本考
案の斜視図、第3図は本考案を分解した一部正面図、第
4図は本考案の分解斜視図、第5図は本考案の一部断面
とした正面図、第6図は本考案の別の実施例の分解斜視
図、第7図は本考案の別の実施例の分解斜視図、第8図
は本考案を分解した一部正面図、第9図,第10図は別の
実施例の吊子付の吊子支持具の斜視図、第11図,第12図
は馳締建築用板による外囲体の施工を示す正面図、第13
図,第14図は馳締建築用板を一定の葺成方向に従って施
工している状態を示す略示図示である。 A…吊子支持具、B…吊子、C…山形具、1…吊子取付
部、2…支持面、4…座金部、14…固着具。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向の少なくとも一側に吊子を取付ける
    ことができる吊子取付部を形成し、該吊子取付部に吊子
    の座金部を固着し、その幅方向の他端には前記固着した
    吊子の座金部と略同等高さとなる支持面を形成して吊子
    支持具とし、該吊子支持具を前記座金部から1個の固着
    具にて山形具に固着してなることを特徴とした受金具。
  2. 【請求項2】幅方向の両側の2箇所を吊子が取付可能な
    吊子取付部とし、該吊子取付部の両側箇所を適宜屈曲し
    て、吊子に設けた座金部よりは一段高くなる支持面とし
    た板厚が薄材よりなる金属製の吊子支持具と、水平状の
    頂面を有する比較的厚材よりなる金属製の山形具と、馳
    締加工可能な舌片を有する吊子とからなり、前記吊子支
    持具を山形具の頂面に固着し、前記吊子の座金部を前記
    吊子取付部に取り付けてなることを特徴とした受金具。
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