JP2560813Y2 - 住宅等における角形部材の固定金具 - Google Patents

住宅等における角形部材の固定金具

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JP2560813Y2
JP2560813Y2 JP2923392U JP2923392U JP2560813Y2 JP 2560813 Y2 JP2560813 Y2 JP 2560813Y2 JP 2923392 U JP2923392 U JP 2923392U JP 2923392 U JP2923392 U JP 2923392U JP 2560813 Y2 JP2560813 Y2 JP 2560813Y2
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達也 永嶋
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日本パワーファスニング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばプレハブ住宅等
の建物において、天井板を吊支するための木製の角形部
材を断面横向きH状の横梁の水平フランジに固定する場
合のように、水平フランジを備えた構造部材に、水平状
に延びる角形部材を固定するために使用する金具の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の固定金具として本願出願人は、
先の実用新案登録出願(実開昭62−151316号)
において、図7に示すような固定金具11を提案した。
すなわちこの先願に係る固定金具11は、横梁Aの水平
フランジA1に被嵌してこれを弾性的に挟持するように
した弾性板製の取付け部12の上面に、角形部材Bの端
部が上方から嵌まる上向き開口コ字状の支持体13を一
体的に固着したもので、支持体13の底面で直接に角形
部材Bを支持するか、又は、支持体13における左右両
側板14,14の中途高さ部位に外向きの段部14a,
14aを形成して、この段部14aにて角形部材Bを支
持するかしたものである。
【0003】なお、符号15は、側板14を角形部材B
に釘止めするための穴である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、角形部材B
を隣合った2本の横梁A,Aの水平フランジA1,A1
に差し渡した状態で固定する場合、図8に示すように、
横梁Aの大きさが互いに異なるために、両横梁A,Aに
おける水平フランジA1,A1の高さが異なる場合があ
る。
【0005】しかし、従来の固定金具11では、角形部
材Bを支持できる高さは一定であるため、高さの異なる
水平フランジA1,A1に角形部材Bを固定する場合に
は、側板14に段部14aを形成していない固定金具1
1と、側板14に段部14aを形成した固定金具11と
を2種類用意するか、又は、段部13aの高さを異なら
せた2種類の固定金具11を用意しておくかして、これ
ら2種類の固定金具11,11を使い分けるようにしな
ければならず、このため、固定金具11の製造及び管理
に手間がかかるばかりか、角形部材Bの固定作業におい
ては一々固定金具11の種類を確認しなければならない
ため、角形部材Bの固定作業の能率が悪いと言う問題が
あった。
【0006】本考案は、1種類の固定金具で角形部材の
支持高さ位置を切替え得るようにし、以って、上記問題
を解消することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本考案は、住宅等における構造部材の水平フランジに被
嵌してこれを挟持するようにした挟持体の上面に、前記
構造部材と平面視で交差して延びる角形部材を左右両側
から挟むようにした左右一対の側板を、当該両側板の一
側端が互いに遠近移動し得るよう他側端の箇所において
水平方向に折り曲げ可能に連接し、これら左右両側板の
中途高さ部位に、当該左右両側板をその一側端が互いに
接近するように折り曲げた状態で前記角形部材を支持す
るようにした外向きの段部を形成する構成にした。
【0008】
【考案の作用・効果】この構成において、固定金具の左
右両側板を、その下部が互いに平行に延びるような姿勢
にしておくと、角形部材は両側板の下部の間に嵌まるの
で、角形部材を挟持体の上面で支持した状態で固定でき
る一方、両側板を、その一側端が互いに接近するように
(すなわち、両側板の下部が平面視でハ字状の姿勢とな
るように)その他側端の箇所において水平方向に折り曲
げて、左右両側板の段部の間隔を狭めることにより、角
形部材を左右両側板の段部で支持した状態で固定でき
る。
【0009】つまり、左右両側板を水平方向に折り曲げ
ることにより、角形部材の支持高さを複数段階に切り換
えることができるのである。従って、高さの違う水平フ
ランジに角形部材を固定する場合には、高い位置の水平
フランジに取付けた固定金具においては、挟持体にて角
形部材の一端を支持し、低い位置の水平フランジに取付
けた固定金具においては、左右両側板の段部にて角形部
材の他端を支持することにより、1種類の固定金具によ
って角形部材を高低高さの違う水平フランジに水平状の
姿勢で固定することができるのであり、また、隣合った
水平フランジの高さが同じである場合は、必要に応じて
角形部材の高さを高低切り換えることができる。
【0010】なお、段部は1段のみでなく複数段形成し
ても良く、段部の数によって角形部材の支持高さの切替
え段階を変更できる。このように本考案によると、高さ
の異なる水平フランジに対して角形部材を固定する場合
や、同じ高さの水平フランジに固定するようにした角形
部材の高さを高低切り換える必要がある場合において、
1種類の固定金具で足りるから、固定金具の製造及び管
理の手間を軽減できるのであり、また、一々固定金具の
種類を確認する必要はないから、角形部材の固定作業の
能率も向上できるのである。
【0011】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図5に示すのは第1の実施例であり、図に
おいて符号1は本考案に係る固定金具を示し、該固定金
具1は、構造部材の一例としての横梁Aの水平フランジ
A1に被嵌してこれを挟持するよう略横向きU字状に形
成したばね鋼製の挟持体2と、角形部材Bを左右両側か
ら挟むようにした左右一対の側板3,3とを備えてい
る。
【0012】左右両側板3,3の後側端は1枚の背面板
4にて一体的に連結されている一方、前記挟持体2にお
ける上面板2aには立ち上がり部2cが折り曲げ形成さ
れており、背面板4を、当該背面板4に切り起こし形成
した横向きの係止片5にて挟持体2の立ち上がり片2c
にかしめ固定することにより、左右両側板3,3を、後
側端を中心にして水平方向に折り曲げできるようにす
る。
【0013】この場合、左右両側板3と背面板4との連
接部に上下長手の抜き穴6を穿設することにより、左右
両側板3,3を軽い力で折り曲げできるようにしてい
る。そして、前記左右両側板3,3の中途高さ部位に、
外向きに広がるようにした平面視三角形の段部3a,3
aをそれぞれ折り曲げ形成することにより、両側板3,
3を、その下部3b,3bが平面視で平行に延びる姿勢
では、上部3c,3cは前側端に向けて間隔が広がる平
面視ハ字状の姿勢になり、上部3c,3cが平行に延び
る姿勢では、下部3b,3bは前側端に向けて間隔が狭
まる平面視ハ字状の姿勢になるようにする。
【0014】前記側板3の下部3bと上部3cには、当
該側板3を角形部材Bに固定する釘7止め用の穴8を穿
設している。また、前記挟持体2における下挟持片2b
には、横梁Aの水平フランジA1に接当するようにした
補助挟持片9を切り起こし形成している。以上の構成に
おいて、左右両側板3,3をその下部3b,3bが平行
に延びる姿勢にした状態では、左右両側板3,3の下部
3b,3b間に角形部材Bが嵌まるため、角形部材Bは
挟持体2の上面で直接に支持される一方、左右両側板
3,3を、その段部3a,3a間の間隔が狭まるように
折り曲げると、角形部材Bは左右両側板3,3の段部3
a,3aで支持される。
【0015】従って、図5(a)に示すように、隣合っ
た2本の横梁A,Aにおける水平フランジA1,A1の
高さが異なる場合には、挟持体2の上面から段部3aま
での高さ寸法を両水平フランジA1,A1間の段差寸法
と同じ寸法に設定しておき、高い位置にある水平フラン
ジA1に取付けた固定金具1では、挟持体2の上面で角
形部材Bの一端を支持し、低い位置にある水平フランジ
A1に取付けた固定金具1においては、両側板3,3の
段部3a,3aにて角形部材Bの他端を支持することに
より、1種類の固定金具1にて角形部材Bを水平状の状
態に固定することができる。
【0016】また、図5(b)に示すように、隣合った
水平フランジA1,A1の高さが同じの場合には、両固
定金具1,1による角形部材Bの支持高さを同時に切り
換えることにより、1種類の固定金具1にて、角形部材
Bを高低異なる高さに固定することができる。図6に示
すのは、左右両側板3,3を背面板4で連結することな
く独立した状態に立設した場合の実施例である。
【0017】このうち図6(a)に示すのは、左右両側
板3,3の後側端を、挟持体2における上挟持片2aの
後端部に立設した立ち上がり片2cに各々一体的に連接
し、左右両側板3,3をその後側端の箇所において折り
曲げるようにしたものであり、図6(b)に示すのは、
左右両側板3,3の前側端を、挟持体2における上挟持
片2aの前端部に立設した立ち上がり片2cに各々一体
的に連接することにより、左右両側板3,3をその前側
端の箇所で折り曲げるようにしたものである。
【0018】この図6の実施例より明らかな通り、側板
と挟持体とは1枚の金属板にて形成しても良いのであ
り、また、挟持体は実施例のように弾性的に水平フラン
ジを挟持する形態のものには限らず、挟持体における下
挟持片にボルトを下方から螺合して、このボルトを水平
フランジの下面に押圧することによって水平フランジを
挟持するなど、他の形態にしても良いのである。
【0019】本考案に係る金具は、横梁の水平フランジ
に角形部材を固定する場合のみでなく、建物等における
各種の構造部材に角形部材を取付けること全般に広く適
用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す斜視図で、(a)は前方か
らの斜視図、(b)は後方からの斜視図である。
【図2】角形部材を高い高さで支持する場合を示す斜視
図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】使用状態を示す図である。
【図6】他の実施例を示す図である。
【図7】従来例を示す図である。
【図8】従来例の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
1 固定金具 2 挟持体 3 側板 3a 段部 4 背面板 A1 水平フランジ B 角形部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】住宅等における構造部材の水平フランジに
    被嵌してこれを挟持するようにした挟持体の上面に、前
    記構造部材と平面視で交差して延びる角形部材を左右両
    側から挟むようにした左右一対の側板を、当該両側板の
    一側端が互いに遠近移動し得るよう他側端の箇所におい
    て水平方向に折り曲げ可能に連接し、これら左右両側板
    の中途高さ部位に、当該左右両側板をその一側端が互い
    に接近するように折り曲げた状態で前記角形部材を支持
    するようにした外向きの段部を形成したことを特徴とす
    る住宅等における角形部材の固定金具。
JP2923392U 1992-05-01 1992-05-01 住宅等における角形部材の固定金具 Expired - Lifetime JP2560813Y2 (ja)

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CA3028284A1 (en) * 2017-12-29 2019-06-29 Certainteed Ceilings Corporation Suspension ceiling support clip

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