JP2567539Y2 - システム天井へのパーティションの固定構造 - Google Patents

システム天井へのパーティションの固定構造

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JP2567539Y2
JP2567539Y2 JP1991018078U JP1807891U JP2567539Y2 JP 2567539 Y2 JP2567539 Y2 JP 2567539Y2 JP 1991018078 U JP1991018078 U JP 1991018078U JP 1807891 U JP1807891 U JP 1807891U JP 2567539 Y2 JP2567539 Y2 JP 2567539Y2
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fixing
partition
brace
ceiling
ridge
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JP1991018078U
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雅弘 井上
秀孝 梁取
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、システム天井にパーテ
ィションを固定するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来システム天井にパーティションを取
付けるには例えば、パーティションの上端部を天井板に
直接固定していたが、これだと、取付け強度が弱いとい
う問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案の考案
者は本考案に到る過程で、主野縁間に架設した天井板の
上面にパーティション固定用野縁を載設すると共にパー
ティション固定用野縁の両端部を主野縁に固定し、パー
ティションの上端部を天井板を介してパーティション固
定用野縁に固定具により固定することを考えた。これだ
と、天井板にパーティションを固着具により固定するの
ではなく、主野縁に固定したパーティション固定用野縁
に固定具によりパーティションの上端部が固定されるた
め、取付け強度が強くなるものである。
【0004】しかしながら、このものにおいては、地震
の際、急激な力がパーティションから天井側に伝わって
しまい、部材の破壊を招く恐れがあることが判明した。
本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考案したもので
あって、その目的とするところは、パーティションの取
付けが強固にでき、しかも、地震の際に急激な力がパー
ティションから天井側に伝わらず、部材の破損を防止で
きるシステム天井へのパーティションの固定構造を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のシステム天井へ
のパーティションの固定構造は、主野縁1間に架設した
天井板2の上面に断面U字状で両側上端部に係止部3を
設けたパーティション固定用野縁4を載設し、パーティ
ション5の上端部を天井板2を介してパーティション固
定用野縁4に固定具6により固定し、パーティション固
定用野縁4の両側上端部に設けた係止部3にパーティシ
ョン固定用野縁4の上端部間に配置したブレース固定用
金具7の被係止部8を係止して取付け、ブレース固定用
金具7に設けた引っ掛け部9を主野縁1の被引っ掛け部
10に引っ掛け係止し、一端部を天井下地部材11に固
定したブレース12の他端部をブレース固定用金具7に
取付けて成るものであって、このような構成を採用する
ことで、上記した従来例の問題点を解決したものであ
る。
【0006】
【作用】しかして、主野縁1間に架設した天井板2の上
面に載設したパーティション固定用野縁4をブレース固
定用野縁4を介して係止手段により主野縁1に取付け、
パーティション5の上端部を天井板2を介してパーティ
ション固定用野縁4に固定具6により固定することで、
天井板2にのみ直接パーティション5の上端部を固定す
るものに比べて強固に取付けることができるものであ
る。そして、パーティション固定用野縁4が断面U字状
で両側上端部に係止部3を設けてあり、このパーティシ
ョン固定用野縁4の両側上端部に設けた係止部3にパー
ティション固定用野縁4の上端部間に配置したブレース
固定用金具7の被係止部8を係止して取付け、ブレース
固定用金具7に設けた引っ掛け部9を主野縁1の被引っ
掛け部10に引っ掛け係止し、一端部を天井下地部材1
1に固定したブレース12の他端部をブレース固定用金
具7に取付けることで、パーティション固定用野縁4が
ブレース固定用金具7を介して係止手段により主野縁1
に取付けられており、地震時には係止状態を保ちながら
断面U字状のパーティション固定用野縁4の両側片が撓
むことで、パーティション5から天井側への衝撃力の伝
達を吸収することができるようになっている。
【0007】
【実施例】以下本考案を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。システム天井は図4に示すように天井下地
部材11にハンガー金具13により主野縁1を連結つり
下げ、主野縁1間に副野縁14を架設して連設し、主野
縁1間に天井板2を架設してシステム天井を構成してあ
る。ここで、天井下地部材11はスラブ(図示せず)か
ら垂設した吊りボルト15と吊りボルト15の下端部に
取付けたCチャンネルのような横架材16とで構成して
ある。そして、ハンガー金具13の上端部がこの天井下
地部材11の横架材16に取付けられ、ハンガー金具1
3の下端部が逆T字状をした主野縁1の上端部の頭部1
7に取付けてある。主野縁1の頭部17の下面部には上
方に向けて凹んだ被引っ掛け部10が設けてある。逆T
字状をした主野縁1の下端部の両側には天井板載置片1
8が設けてあり、主野縁1間に配置された天井板2の両
端部がそれぞれ天井板載置片18に載置されるものであ
る。ここで、主野縁1間に架設した副野縁14も断面逆
T字状をしていて下端部の両側が天井板支持片となって
いて副野縁14に沿った天井板2の側端部がこの副野縁
の天井板支持片に支持されるようになっている。
【0008】パーティション5を配設する部分に対応す
る天井板2の上面にはパーティション5に沿ってパーテ
ィション固定用野縁4が載設される。このパーティショ
ン固定用野縁4はほぼ天井板2と同じ長さとなってい
る。また、パーティション固定用野縁4は図1に示すよ
うに断面U字状をした金属材により形成してあり、両側
片19の上端に内側に向けて斜め下方に傾斜した係止部
3が形成してある。ブレース固定用金具7は横片20の
両側に斜め外上方に向けて突出した傾斜片を設けてこの
傾斜片を被係止部8としてあり、また横片20の被係止
部8を設けた端部とは直交する別の一対の端部のうち一
方の端部に斜め上方に向けて突出する傾斜片を設けて引
っ掛け部9としてあり、他の端部から上方にブレース固
定用立ち上がり片21を突設してあり、更に、横片20
にはねじ孔部22が形成してあって、ねじ孔部22にね
じ23が螺合してある。
【0009】しかして、パーティション固定用野縁4の
両側上端部に設けた係止部3にパーティション固定用野
縁4の上端部間に配置したブレース固定用金具7の被係
止部8をパーティション固定用野縁4の長手方向にスラ
イド自在に係止し、また、ブレース固定用金具7のスラ
イド可能方向の端部に設けた引っ掛け部9を主野縁1の
被引っ掛け部10に引っ掛け係止し、この状態で図1、
図2のようにねじ23を螺進させてねじ23の下端部を
天井板2に載置したパーティション固定用野縁4の底片
24に押圧し、被係止部8が係止部3に下方から押し付
けられるとともに引っ掛け部9が被引っ掛け部10に下
方から押し付けられ、このことによりパーティション固
定用野縁4の底片24が天井板2に押し付けられること
になる。このようにしてパーティション固定用野縁4が
ブレース固定用金具7を介して係止手段により主野縁1
に取付けられることになる。ブレース固定用金具7のブ
レース固定用立ち上がり片21にはボルト25や溶接に
よりブレース12の端部が取付けてある。このブレース
12の別の端部は天井下地部材11に固定されるもので
あり、実施例においては吊りボルト15に固定される。
【0010】パーティション5の上端部を構成する上枠
部26が図1に示すように天井板2を介してパーティシ
ョン固定用野縁4に固定具6により固定される。このよ
うにパーティション5の上端部を天井板2を介してパー
ティション固定用野縁4に固定具6により固定すること
で、天井板2にのみ直接パーティション5の上端部を固
定するものに比べて強固に取付けることができる。
【0011】しかして、地震時にはブレース固定用金具
7はパーティション固定用野縁4に対して係止部3と被
係止部8との係止により取付けてあるので、断面U字状
のパーティション固定用野縁4の側片19が金属の弾性
力により図4に示すように撓んで急激な力がパーティシ
ョン5から天井側に伝わらず、地震のエネルギーを吸収
できるものである。なお、パーティション固定用野縁4
の長手方向と並行な方向の外力が作用した場合、係止部
3に対して被係止部8がパーティション固定用野縁4の
長手方向に滑ることで外力を吸収することができる。
【0012】
【考案の効果】本考案にあっては、叙述のように、主野
縁間に架設した天井板の上面に断面U字状で両側上端部
に係止部を設けたパーティション固定用野縁を載設し、
パーティションの上端部を天井板を介してパーティショ
ン固定用野縁に固定具により固定し、パーティション固
定用野縁の両側上端部に設けた係止部にパーティション
固定用野縁の上端部間に配置したブレース固定用金具の
被係止部を係止して取付け、ブレース固定用金具の端部
に設けた引っ掛け部を主野縁の被引っ掛け部に引っ掛け
係止し、一端部を天井下地部材に固定したブレースの他
端部をブレース固定用金具に取付けたので、パーティシ
ョン固定用野縁を主野縁の連結するためのブレース固定
用金具に同時にブレースを取付けることができるもので
あり、また、従来のように天井板にのみ直接パーティシ
ョンの上端部を固定するものに比べて強固に取付けるこ
とができるものであり、地震時にはパーティションに作
用した力がパーティション固定用野縁に伝わり、係止状
態を保ちながら断面U字状のパーティション固定用野縁
の両側片が撓むことで、パーティションから天井側への
衝撃力の伝達を吸収でき、特に、パーティションに作用
した力が主野縁に伝達せず、天井板の端部を支持してい
る主野縁が変形せず、天井板が落下したりしにくいもの
である。このように、建物とパーティションとの層間変
形を、パーティション固定用野縁が変形することで吸収
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の正面断面図である。
【図2】同上の側面断面図である。
【図3】同上の地震時の変形を説明する正面断面図であ
る。
【図4】同上のシステム天井の全体斜視図である。
【符号の説明】
1 主野縁 2 天井板 3 係止部 4 パーティション固定用野縁 5 パーティション 6 固定具 7 ブレース固定用金具 8 被係止部 9 引っ掛け部 10 被引っ掛け部 11 天井下地部材 12 ブレース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主野縁間に架設した天井板の上面に断面
    U字状で両側上端部に係止部を設けたパーティション固
    定用野縁を載設し、パーティションの上端部を天井板を
    介してパーティション固定用野縁に固定具により固定
    し、パーティション固定用野縁の両側上端部に設けた係
    止部にパーティション固定用野縁の上端部間に配置した
    ブレース固定用金具の被係止部を係止して取付け、ブレ
    ース固定用金具の端部に設けた引っ掛け部を主野縁の被
    引っ掛け部に引っ掛け係止し、一端部を天井下地部材に
    固定したブレースの他端部をブレース固定用金具に取付
    けて成るシステム天井へのパーティションの固定構造。
JP1991018078U 1991-03-26 1991-03-26 システム天井へのパーティションの固定構造 Expired - Lifetime JP2567539Y2 (ja)

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AU2014224082B2 (en) * 2013-10-11 2018-07-19 EVANS, Shaun MR Bracket assembly and method
JP6553859B2 (ja) * 2014-10-02 2019-07-31 株式会社フジタ 間仕切壁の耐震支持構造
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