JPS61254760A - オフイスビル等のシステム造作構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、オフィスビル等の建物においてフロアダクト
とレースウェイ部材と間仕切壁とを合理的に配置したシ
ステム遺作構造の提供を目的とする。

「従来技術」 オフィスビル等の室内造作工事および設備工事は、あら
かじめ設定されている事務機器の配置、あるいは、室内
デザインに合わせて所定の位置に間仕切壁ヲ設け、床内
のフロアダクトを介して床の取出口から、あるいは天井
から電力線やｔ結線を引き出して配線し、天井櫨に配線
工事を施し。

天井の所定位置に照明器具の取り付けを行うといった作
業を行う必要があった。

「発明が解決しようとする問題点」 すなわち、従来、床下の配線のための床下構造と、天井
裏の配線のための天井の構造と、間仕切壁の取付構造と
は、各々別個に統一性のない状態で採用されていたため
に、前記の如く床や天井の配線作業あるいは間仕切壁の
取り付は作業を個別に各々独立して行なわなくてはなら
なかったのである。そしてこのように各作業を独立して
個別に行うようであると、各作業に共通性が無いために
、作業者は、各作業に対して個別に対応しなくてはなら
なくなって、工φ全体としての作業性および工期短縮化
の面で不満を生じる問題がある。

「発明の目的」 本発明は上述した事情に繊みてなされたもので。

オフィスビル等の建物にどいて、床や天井裏の配線作業
および間仕切壁の取付作業等の設備工事および造作工事
を容易にするとともに、各種事務機器の配線を自白に、
合理的に確保できるようにしたシステム造作構造の提供
を目的とする。

「問題点を解決するための手段」 本発明は、チャンネル状のフロアダクトを床に、チャン
ネル状のレースウェイ部材を天井高さに、各々設け、レ
ースウェイ部材を挟菫せて天井板を設け、フロアダクト
とレースウェイ部材との間にこれらに支持させて間仕切
壁を設けたものである。

「作　用」 床に設けるフロアダクトが配線スペースとなり、天井間
さに設けるレースウェイが天井板の接合と配線スペース
の確保を行うとともに、フロアダクトまたはレースウェ
イが間仕切壁を支持する。

「実施例」 第１図ないし第４図は本発明の一実施例を示すもので、
オフィスビル等の建物のコンクリート製の床ｌｉこ複数
のフロアダクト２が、相互に所定間隔をあけて水平に埋
設され、これらのフロアダクト２の上方の天井高さには
、レースウェイ部材３が各々の下方のフロアダクト２に
対向して設けられ、レースウェイ部材３．３の間に天井
板４が張設され、フロアダクト２とその上方のレースウ
ェイ部材３との闇に間仕切１１５．６が設けられている
。

前記フロアダクト２は、！３図に示すように。

横断面コ字状の基部２人と、この基部２人の側壁の先端
縁に基部２人の内側に突出するように延設された折曲部
２Ｂと、これら折曲部２Ｂの先端−に上方に突出して延
設された均し突部２Ｃと、これら均し突＃２Ｃの内面側
に突設された係止部２１）とからなるチャンネル状に構
成されている。そして、フロアダクト２は、均し突部２
Ｃ，２０間の開口部２ａを上に向けて室内人に連通させ
、基部２人を第４図に示すようｉこ、建物の下部戯砕１
人の上に並設された横′ｅｒ面台形状のアンカー８の上
面に載置して設けられ、下部型枠１人の上であって、均
し突ｆｌ１２ｃの上端の高さまでコンクリートの打設を
行って上部床板ＩＢが形成され、フロアダクト２は下部
部枠１人と上部床板ＩＢとによって構成される床１に埋
設されている。また、フロアダクト２の内部には、フロ
アダクト２の基部２人内を３つに区分する可撓部材より
なるセパレータ１０が挿入され、フロアダクト２の上部
には、フロアダクト２の係止部２Ｄの上面と均し突１ｆ
ｌＩ２Ｃの上面とに接してフロアダクト２の開口部２ｍ
を閉じる蓋板１１が嵌合され、この★板１１の上面は床
１の上面に張設された仕上材１２の上面と面一にされて
いる。

一方、前記フロアダクト２の各々の上方であって、天井
高さ位置には、チャンネル状のレースウェイ部材３が、
その長さ方向適宜位置を室内人の上階の床（一体）に取
り付けられた吊ボルト１３と耐震プレース１４とによっ
て支持されて水平に設けられている。ＭＩＪ記レーしウ
ェイ部材３は、横断面コ字状の本体部３人と、この本体
部３人の開口縁外部側の各々に本体部３人の外方に突設
された一対の支持片３Ｂと、本体部３人の開口縁内部側
の各々に相互に対向して突設された一対の保持片３Ｃと
からなっていて、レースウェイ部材３はその開口面を前
記フロアダクト２に対向させて設けられている。そして
、−組のレースウェイ部材３．３の間には天井板４がそ
の両端をレースウェイ部材３の支持片３Ｂに支持されて
水平に設けられ、各レースウェイ部材３の開口部には長
尺の板状をなし、その幅方向両端に挿入溝１６ａを有し
た儲体１６が、挿入溝１６Ｊ１にレースウェイ部材３の
保持片３Ｃｅ入れてレースウェイ部材３の開口部を閉じ
た状態で支持されている。また、レースウェイ部材３の
内部には１本体部３人の内部を２つに区分する可倒部材
よりなるセパレート部材１７が挿入されている。

そして、第１図の右側のレースウェイ部材３とその下の
フロアダクト２との間には１間仕切壁５が設けられてい
る。この間仕切壁５は、レースウェイ部材３の蓋体１６
の長さ方向過皇位ｒＩＩＬを貫通して設けられたボルト
１８によってその上部数カ所を支持され、フロアダクト
２の蓋体１１の長さ方向適宜位置を貫通して設けられた
ボルト１９によってその下ｉｔ固定されて設けられてい
る。また、間仕切壁５の下部の幅木部分５ａには、電源
プラグ差込用のコンセン）２０が所要位置に取り付けら
れ、各コンセント２０には、フロアダクト２の内部に設
けられたｉＥ？＃！Ａ２１・・・が接続されている。一
方、第１図の左側のレースウェイ部材３とその下のフロ
アダクト２との間には、所要位置にパワーポスト２２が
レースウェイ部材３とフロアダクト２に接して立設され
、フロアダクト２の上とパワーポスト２２の横には、天
井４よりも低い間仕切壁６が、パワーポスト２２．およ
び、フロアダクト２の蓋体１１ｔ−貫通したボルト１９
によって支持されて設けられている。

また、フロアダクト２の上に間仕切壁５，６を設けない
場所には、蓋体１１の上の所要位置にコンセントボック
ス２３か所要位置に取り付けられ、このコンセントボッ
クス２３円の端子にはフロアダクト２内の電気配線が接
続されている。

なお、レースウェイ部材３の内部には、屋内電気配線用
のコード、あるいは、テレックス等の情報事務機器の接
続コード等が必要に応じて挿通されている。

前記の構造を採用すれば、オフィスに備えられる各種情
報機器の接続コードや電源コードをフロアダクト２と、
レースウェイ部材３を利用して目立たずに収納すること
ができる。しかも、フロアダクト２と、レースウェイ部
材３の間に間仕切壁５．６を設け、間仕切壁５，６に電
源用のコンセント２０ｆ：備える場合に、電線２１をフ
ロアダクト２から引くことができるために、配線工事が
容易になる。

また、フロアダクト２はコード収納と間仕切壁５．６の
取り付けといった４１数の用途に使用できるとともに、
レースウェイ部材３は天井板４の接合とコードの収納、
および、間仕切壁５の取り付けといった複数の用途に使
用できる。すなわち、前記の構造を採用すると、床１に
フロアダクト２を、また、天井高さにレースウェイ部材
３ｆｔ各々設けることが、間仕切壁５，６の取付作業の
一部を兼ねることになるとともに、レースウェイ部材３
ｆ：設けて天井板４，４の接合を行うことが、天井娯で
の配線スペースの確保になるために、配線作業と間仕切
作業と天井板４の接合作業の各々の一部分ずつを共通化
したことになる。したがって、各作業を一つずつ個別に
行なわなくてはならなかった従来構造に比較して、不実
施例の構造を採用すると、前記の如く共通化した分の作
業の簡略化をなしえることになって、作業効率の向上、
および、工期の短縮化をなしつる。

ところで、床工の形成にあたっては、下部型枠１人の上
に設けられたアンカー８の上にフロアダクト２ｔ−取り
付け、下部型枠１人の上にコンクリートを打設するので
あるが、フロアダクト２の均し突部２Ｃの上端があらか
じめ設定されている上部床板ＩＢの上面高さと一致する
ように、フロアダクト２の高さを設定しておけば、コン
クリートの打設を均し突部２Ｃの上端を目安として行う
ことができ、打設作業を行い易くなる。さらに、打設し
たコンクリートの上面ヲ均しロボットを用いて均す場合
には、４４図の２点鎖線に示すようζこ均しロボット３
０の走行輪３０ａｔ−フロアダクト２の内底面に載せて
均しロボット３０ｔ−走行させるようにすると、フロア
ダクト２を均しロボット３０の走行用レールとして使用
できる。また、前記打設後のコンフリートラコテを用い
て均す場合には、第７図に示すよう普こフロアダクト２
の開口部にゴム製の蓋３１を嵌入してコテ均し作業を行
うとよい。

なお、本実施例では、下部型枠１人の上に設けられたア
ンカー８の上面にフロアダクト２ｆ：設置したが、下部
型枠１人がデツキプレート等で構成されていた場合には
、その上面に直接フロアダクト２を設置するとよい。

「発明の効果」 以上説明したように本発明は、チャンネル状のフロアダ
クトを床に、チャンネル状のレースウェイ部材を天井板
の間に天井板を接合させて各々設け、フロアダクトとレ
ースウェイ部材との間に間仕切ＪＪｉを設けたものであ
るため、フロアダクトを床まわりの配線スペースとして
、また、レースウェイ部材を天井まわりの配線スペース
として各々利用することによって、自由な場所に配Ｉｆ
ｉＡ′ｔ−施すことができる。また、天井板を接合した
レースウェイ部材またはフロアダクトに間仕切壁を支持
させたために、床へのフロアダクトの堀設作業とレース
ウェイ部材による天井板の接合作業が、間仕切壁を設け
る作業の一部を兼ねることになる。すなわち、複数の作
業の一部分ずつの共通化をなしたことになるために、各
作業を一つずつ個別に行なわなくてはならなかった従来
構造に比較すると、本発明の構造を採用することによっ
て、共通化した作業分の簡略化をなしえたことになり、
作業効率の向上と工期の短縮化をなしつる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は本発明の一実施例を示すもので、
第１図は建物の一部を断面とした透視図。 第２図はレースウェイ部材を示す断面図、第３図はフロ
アダクトを示す断面図、第４図は均しロボットの使用状
態を説明するための断面図、第５図はフロアダクトに取
り付けたコンセントボックスを示す斜視図、第６図は間
仕切−に設けたコンセントを示す断面図、第７図はコテ
均し時のフロアダクトの状態を示す断面図である。 ｌ・・・・・・床、２・・・・・・フロアダクト、３・
・・・・・レースウェイ部材、４・・・・・・天井板、
５．６・・・・・・間仕切壁、Ａ・・・・・・室内。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 開口部を有するチャンネル状のフロアダクトが、前記開
   口部を室内に連通させて床に埋設され、前記フロアダク
   トの上方の天井高さ位置には建物の躯体に支持されたレ
   ースウェイ部材が、このレースウェイ部材の両側に設け
   られた天井板を支持し、かつ、前記フロアダクトに対向
   して設けられるとともに、フロアダクトとレースウェイ
   部材との間には、フロアダクトまたはレースウェイ部材
   に取り付けられて間仕切壁が設けられてなることを特徴
   とするオフィスビル等のシステム造作構造。