JPH0750487Y2 - フック式クランプ - Google Patents
フック式クランプInfo
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- JPH0750487Y2 JPH0750487Y2 JP1988116075U JP11607588U JPH0750487Y2 JP H0750487 Y2 JPH0750487 Y2 JP H0750487Y2 JP 1988116075 U JP1988116075 U JP 1988116075U JP 11607588 U JP11607588 U JP 11607588U JP H0750487 Y2 JPH0750487 Y2 JP H0750487Y2
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- Japan
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- hook
- metal fitting
- base
- wall
- vertical frame
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、建築躯体の内装被覆を新たに組立構造の建物
としてプレファブ化した所謂プレファブルームの構築に
際し、壁パネル間の結合に使用されるフック式のクラン
プに関する。
としてプレファブ化した所謂プレファブルームの構築に
際し、壁パネル間の結合に使用されるフック式のクラン
プに関する。
（従来の技術） プレファブルームは、例えば、シャワールームやユニッ
トバス或いはシステムトイレその他と、規模や用途によ
り呼称面での差異はあれど、普通は、その周壁或いは間
仕切壁といった壁の部分が壁パネルの連設構造体から成
り、各壁パネルは、下地としての補強枠を適宜な仕上材
で壁装した構成を有する。
トバス或いはシステムトイレその他と、規模や用途によ
り呼称面での差異はあれど、普通は、その周壁或いは間
仕切壁といった壁の部分が壁パネルの連設構造体から成
り、各壁パネルは、下地としての補強枠を適宜な仕上材
で壁装した構成を有する。
斯かるプレファブルームの壁パネルは、通常、床パン或
いは台枠等の部材で下方より位置決め支承する一方、連
結材その他で上部を係止保持して建付上の納まりを得、
更に、隣合う壁パネルの補強枠縦框同士を背後からクラ
ンプで結合して、パネル間に一体性を持たせるようにし
ている。
いは台枠等の部材で下方より位置決め支承する一方、連
結材その他で上部を係止保持して建付上の納まりを得、
更に、隣合う壁パネルの補強枠縦框同士を背後からクラ
ンプで結合して、パネル間に一体性を持たせるようにし
ている。
然るに、斯かる縦框同士の結合に際し、施工手順の便宜
上、フック式、つまり、係着取合型のクランプを採用す
ることがあり、そうしたクランプは、普通、一方の縦框
に止着される基部と、他方の縦框に係着するフック部と
を備えて構成される。
上、フック式、つまり、係着取合型のクランプを採用す
ることがあり、そうしたクランプは、普通、一方の縦框
に止着される基部と、他方の縦框に係着するフック部と
を備えて構成される。
そして、基部の縦框への止着位置を現場合せとする場
合、その為の位置決め片を、基部と略直角な方向に形成
しておき、縦框の適宜な側面に基部を添い当てる一方、
そこから直角に廻り込んだところの側面に位置決め片を
押し当てゝ、位置決めを行なう。
合、その為の位置決め片を、基部と略直角な方向に形成
しておき、縦框の適宜な側面に基部を添い当てる一方、
そこから直角に廻り込んだところの側面に位置決め片を
押し当てゝ、位置決めを行なう。
従来、斯かる位置決め片は、基部から見て、フック部と
反対側に形成されていた。
反対側に形成されていた。
（考案が解決しようとする課題） この為、基部と隣合う縦框が、基部添い当て面から外廻
り略直角に廻り込んだところに、位置決め片を押し当て
可能な側面を備えていることがクランプ適用上の必要条
件となり、そうした押し当て面を確保できない場合、例
えば、出隅で交差し合う壁パネルのコーナー側縦框にお
ける如く、基部添い当て面として、先が壁装基板で行き
止りとなった側面を利用する外に選択の余地が無いよう
な場合は、その都度、止着部の取合寸法を特定してやら
ざるを得ず、作業効率上、好ましくなかった。
り略直角に廻り込んだところに、位置決め片を押し当て
可能な側面を備えていることがクランプ適用上の必要条
件となり、そうした押し当て面を確保できない場合、例
えば、出隅で交差し合う壁パネルのコーナー側縦框にお
ける如く、基部添い当て面として、先が壁装基板で行き
止りとなった側面を利用する外に選択の余地が無いよう
な場合は、その都度、止着部の取合寸法を特定してやら
ざるを得ず、作業効率上、好ましくなかった。
本考案は斯かる従来のフック式クランプにおける問題点
を有効に解決すべく為されたもので、その目的とする処
は、基部添い当て面から内廻り略直角に廻り込んだとこ
ろの框側面を利用して位置決めを行なうことが可能なフ
ック式クランプを提供するにある。
を有効に解決すべく為されたもので、その目的とする処
は、基部添い当て面から内廻り略直角に廻り込んだとこ
ろの框側面を利用して位置決めを行なうことが可能なフ
ック式クランプを提供するにある。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本考案は、隣合う壁パネルの
一方の縦框に止着される基部を備えた固定金具と、他方
の壁パネルの縦框に係着されるフック部を備えたフック
金具とから構成されるフック式クランプにおいて、固定
金具の中間部を切抜きフック部側に折曲して固定金具の
基部の縦框への止着位置を定める位置決め片とし、固定
金具の基部をフック金具のフック部につなぐ連結部にボ
ルトを突設し、このボルトのヘッド部をフック金具に形
成した横長の溝に係合させた。
一方の縦框に止着される基部を備えた固定金具と、他方
の壁パネルの縦框に係着されるフック部を備えたフック
金具とから構成されるフック式クランプにおいて、固定
金具の中間部を切抜きフック部側に折曲して固定金具の
基部の縦框への止着位置を定める位置決め片とし、固定
金具の基部をフック金具のフック部につなぐ連結部にボ
ルトを突設し、このボルトのヘッド部をフック金具に形
成した横長の溝に係合させた。
（作用） 上記手段によれば、固定金具の中間部を切抜きフック部
側に折曲して設けた位置決め片によって、固定金具の基
部を壁パネルの縦框への止着位置を容易に定めることが
出来る。
側に折曲して設けた位置決め片によって、固定金具の基
部を壁パネルの縦框への止着位置を容易に定めることが
出来る。
（実施例） 以下、本考案に係るフック式クランプを壁式プレファブ
トイレの周壁に適用した実施例を、添付図面に基き、詳
細に説明する。
トイレの周壁に適用した実施例を、添付図面に基き、詳
細に説明する。
先ず、第３図及び第４図を参照して、トイレ周壁の概要
を述べる。
を述べる。
第３図はトイレ周壁の平面図、第４図は同縦断面図であ
る。
る。
図中、Ｔはトイレの全体を表し、トイレＴは、第４図に
示すように、ビルジング躯体Ｂの壁Wbで囲まれた所与の
屋内空間Siの中に、更に、片面壁装の壁パネルPw…を第
３図のように建並べて主体となる周壁Wtを形成すること
により、所要のトイレスペースStを囲繞画成したもの
で、所謂壁式のプレファブルームとなっている。
示すように、ビルジング躯体Ｂの壁Wbで囲まれた所与の
屋内空間Siの中に、更に、片面壁装の壁パネルPw…を第
３図のように建並べて主体となる周壁Wtを形成すること
により、所要のトイレスペースStを囲繞画成したもの
で、所謂壁式のプレファブルームとなっている。
各壁パネルPwは、磁器質タイル又は塩ビ鋼板を主材とす
る壁装材Phと、この壁装材Phで表側を壁装された略長方
形状輪郭の下地Psから成り、下地Psは、硅酸カルシュー
ム板又は石膏ボードから成る壁装基板Pbと、これを背後
から保持補強する補強枠Pfとで構成され、補強枠Pfが、
下框R1と上框R2（第４図）それに正面視左右の縦框R3,R
4（第３図）を四角に組み上げ、これに中央の縦桟R5
（第４図）や適宜本数の横桟R6を組込んだ構造になって
いて、各組材R1〜R6をチャンネル材とすることにより軽
量化を達成している。
る壁装材Phと、この壁装材Phで表側を壁装された略長方
形状輪郭の下地Psから成り、下地Psは、硅酸カルシュー
ム板又は石膏ボードから成る壁装基板Pbと、これを背後
から保持補強する補強枠Pfとで構成され、補強枠Pfが、
下框R1と上框R2（第４図）それに正面視左右の縦框R3,R
4（第３図）を四角に組み上げ、これに中央の縦桟R5
（第４図）や適宜本数の横桟R6を組込んだ構造になって
いて、各組材R1〜R6をチャンネル材とすることにより軽
量化を達成している。
尚、チャンネル材は、下框R1のみを略方形断面のＣチャ
ンネルChとし、他R2〜R6は、これChの外側端縁を面取り
Cs1すると共に両側面に条溝Cs2を付した形状の特殊チャ
ンネルCsを用いる。
ンネルChとし、他R2〜R6は、これChの外側端縁を面取り
Cs1すると共に両側面に条溝Cs2を付した形状の特殊チャ
ンネルCsを用いる。
また、周壁Wtの平壁部Wtf…と入隅Wti…それに出隅Wtd
の正面左側に建付ける壁パネルPwは、いずれも、壁装基
板Pbの左右端一杯に縦框R3,R4を取付けたものを用いる
が、出隅Wtdの正面右側に建付ける壁パネルPwの場合、
左縦框R3の取付位置を、基板Pbの左端から、これと交差
する左側壁パネルの補強枠Pfの厚味を若干上廻る程度、
右方へずらして、下地Ps間の干渉を避けた構成とする。
の正面左側に建付ける壁パネルPwは、いずれも、壁装基
板Pbの左右端一杯に縦框R3,R4を取付けたものを用いる
が、出隅Wtdの正面右側に建付ける壁パネルPwの場合、
左縦框R3の取付位置を、基板Pbの左端から、これと交差
する左側壁パネルの補強枠Pfの厚味を若干上廻る程度、
右方へずらして、下地Ps間の干渉を避けた構成とする。
壁パネルPwの建付は、躯体床Fbに敷設した共通台枠Rf上
に各補強枠Pfの下框R1を着座せしめて、夫々位置決め固
定する一方、上框R2を周壁Wt沿いの連結材Rc…で繋い
で、起立姿勢に係止保持し、更に、第３図に示すよう
に、背面視左右に隣合う壁パネルの縦框R3,R4同士を、
平接ぎクランプMf,入隅用クランプMi又は出隅用クラン
プMdで結着して、一体に仕上げ、第４図に一部を示すよ
うに、Ｃチャンネル状の天井補強梁Bcを連結材Rc、Rc間
に縦横斜めに何本も架設することにより、強度及び剛性
の確保を図る。
に各補強枠Pfの下框R1を着座せしめて、夫々位置決め固
定する一方、上框R2を周壁Wt沿いの連結材Rc…で繋い
で、起立姿勢に係止保持し、更に、第３図に示すよう
に、背面視左右に隣合う壁パネルの縦框R3,R4同士を、
平接ぎクランプMf,入隅用クランプMi又は出隅用クラン
プMdで結着して、一体に仕上げ、第４図に一部を示すよ
うに、Ｃチャンネル状の天井補強梁Bcを連結材Rc、Rc間
に縦横斜めに何本も架設することにより、強度及び剛性
の確保を図る。
台枠Rfは、アンカーボルトAkで躯体床Fbに定着されたラ
ンナーとしての下枠Flと、これに内嵌係合するＣチャン
ネル状の上枠Fuと、後者Fuを前者Flに対し高さ調整可能
に支承する支持ボルトBtから成り、壁パネルPwの下框R1
下面に止着突設された位置決めダボDbが、上枠Fuの溝目
に嵌着している。図中、Ftは防水下地タイル仕上のトイ
レ床、Plは同床と周壁Wt間の見切りを着ける床幅木を表
している。
ンナーとしての下枠Flと、これに内嵌係合するＣチャン
ネル状の上枠Fuと、後者Fuを前者Flに対し高さ調整可能
に支承する支持ボルトBtから成り、壁パネルPwの下框R1
下面に止着突設された位置決めダボDbが、上枠Fuの溝目
に嵌着している。図中、Ftは防水下地タイル仕上のトイ
レ床、Plは同床と周壁Wt間の見切りを着ける床幅木を表
している。
連結材Rcは、平に連なる壁パネルPw…を結ぶ場合、つま
り、周壁平壁部Wtfに位置するものゝ場合、Ｃチャンネ
ル状断面の梁材Bm単独で構成し、互いに所定角度で交差
する一対の壁パネルPw,Pwを結着する場合、即ち、入隅W
ti或は出隅Wtdに位置するものゝ場合、同じ梁材Bmから
成る一対の枠を交差せしめ、これに三角或いはＬ字形の
補強プレートを止着張設した構造とする。
り、周壁平壁部Wtfに位置するものゝ場合、Ｃチャンネ
ル状断面の梁材Bm単独で構成し、互いに所定角度で交差
する一対の壁パネルPw,Pwを結着する場合、即ち、入隅W
ti或は出隅Wtdに位置するものゝ場合、同じ梁材Bmから
成る一対の枠を交差せしめ、これに三角或いはＬ字形の
補強プレートを止着張設した構造とする。
そして、これらの連結材Rcを構成する各梁材Bmを、各壁
パネルPwの上框R2中央部に取付けた受腕Amに閂掛けし
て、周壁Wt沿いに繋ぎ廻す。
パネルPwの上框R2中央部に取付けた受腕Amに閂掛けし
て、周壁Wt沿いに繋ぎ廻す。
尚、受腕Amは、第４図に示すように、略Ｓ字状断面の型
抜き材Fmを用い、その片側屈曲部Fm1を上框R2に上方よ
り嵌着するキャップ形基部として止着固定する一方、他
側の屈曲部Fm2をカップ状のアーム片として室内St側に
泳がせ、両者Fm1,Fm2の中間部Fm3を、対応する連結材Rc
の梁材Bmチャンネル底Bm1と共に、上框R2へビス止め固
定する。
抜き材Fmを用い、その片側屈曲部Fm1を上框R2に上方よ
り嵌着するキャップ形基部として止着固定する一方、他
側の屈曲部Fm2をカップ状のアーム片として室内St側に
泳がせ、両者Fm1,Fm2の中間部Fm3を、対応する連結材Rc
の梁材Bmチャンネル底Bm1と共に、上框R2へビス止め固
定する。
また、天井補強梁Bcの連結材Rcへの架着は、アングル材
Agを介して行ない、同材Agの一片を対応する梁材Bmのチ
ャンネル底Bm1外面に添え当てゝビスで縫い止める一
方、他片を梁材上片Bm2に当て込んで延出せしめ、対応
する補強梁Bcの端部を載せ、その下片Bc1に止着固定す
る。
Agを介して行ない、同材Agの一片を対応する梁材Bmのチ
ャンネル底Bm1外面に添え当てゝビスで縫い止める一
方、他片を梁材上片Bm2に当て込んで延出せしめ、対応
する補強梁Bcの端部を載せ、その下片Bc1に止着固定す
る。
図中、Ctは、適宜な天井補強梁Bcから吊設したトイレ天
井で、梁下片Bc1に係着せしめたハンガーHgより、吊ボ
ルトBsを垂設し、これに螺合する一対のナットNs,Nsで
高さ調整可能に保持位置決めされたホルダーHlに野縁受
Rnを通して、野縁を兼ねるWMバーBrを釣り渡し、その下
縁沿いに、天井パネルPcを組付け張設した構造になって
いる。
井で、梁下片Bc1に係着せしめたハンガーHgより、吊ボ
ルトBsを垂設し、これに螺合する一対のナットNs,Nsで
高さ調整可能に保持位置決めされたホルダーHlに野縁受
Rnを通して、野縁を兼ねるWMバーBrを釣り渡し、その下
縁沿いに、天井パネルPcを組付け張設した構造になって
いる。
各クランプMf,Mi,Mdは、第３図に示すように、いずれ
も、左右に隣合う縦框R3,R4の一方R3（又はR4）に止着
される基部Mf1,Mi1,Md1と、他方のR4（R3）に後方より
嵌着してその条溝Cs2に弾性係着するフック部Mf2,Mi2,M
d2と、後者Mf2,Mi2,Md2を前者Mf1,Mi1,Md1と摺動自在に
連結する連結部Mf3,Mi3,Md3とから成るフック式の金具
として構成されており、夫々、基部Mf1,Mi1,Md1を縦框R
3（R4）に対し位置決めする為の位置決め片Mf4,Mi4,Md4
を備えている。
も、左右に隣合う縦框R3,R4の一方R3（又はR4）に止着
される基部Mf1,Mi1,Md1と、他方のR4（R3）に後方より
嵌着してその条溝Cs2に弾性係着するフック部Mf2,Mi2,M
d2と、後者Mf2,Mi2,Md2を前者Mf1,Mi1,Md1と摺動自在に
連結する連結部Mf3,Mi3,Md3とから成るフック式の金具
として構成されており、夫々、基部Mf1,Mi1,Md1を縦框R
3（R4）に対し位置決めする為の位置決め片Mf4,Mi4,Md4
を備えている。
本実施例では、以上において、出隅用クランプMdの位置
決め片Md4を、基部Md1から見て、フック部Md2と同じ側
に形成するようにしており、以下、第１図及び第２図に
基き、その詳細を説明する。尚、第１図は第３図矢視１
部の詳細横断面図、第２図はクランプ金具の展開図であ
る。
決め片Md4を、基部Md1から見て、フック部Md2と同じ側
に形成するようにしており、以下、第１図及び第２図に
基き、その詳細を説明する。尚、第１図は第３図矢視１
部の詳細横断面図、第２図はクランプ金具の展開図であ
る。
即ち、本実施例では、背面視略長方形状輪郭の横長プレ
ート10を用意して、その上下縁沿いに後方への折曲片1
1,12を延設すると共に、上下方向中間部に後方へ隆起す
る二条の横リブ13,14を形成して、剛性を付与し、更
に、左右方向略中央右寄りの位置に傾斜段差部10aを設
け、その右方に延在するプレート部分10bに上中下三つ
のビス孔15…を穿設する一方、左方への延在部10cのリ
ブ13,14間に略コ字状の切込み16と丸穴17を形成し、以
って、切込み16の残片の前方起設片18を前方へ折曲起設
すると共に、丸穴17に六角ナット19の首19aを嵌着し
て、固定金具Mdfを得、これに係合摺動するフック金具M
dhとの組合せにより、後者Mdhを前記フック部Md2、前者
Mdfのプレート部分10bを基部Md1、また延在部10c及び段
差部10aを連結部Md3とする出隅用フック式クランプMdを
構成するようにしており、上記前方への起設片18に縦框
R4に対する固定金具Mdfの位置決め機能を持たせること
により、同片18を、基部Md1から見て、フック部Md2側に
位置する位置決め片Md4として存在せしめている。
ート10を用意して、その上下縁沿いに後方への折曲片1
1,12を延設すると共に、上下方向中間部に後方へ隆起す
る二条の横リブ13,14を形成して、剛性を付与し、更
に、左右方向略中央右寄りの位置に傾斜段差部10aを設
け、その右方に延在するプレート部分10bに上中下三つ
のビス孔15…を穿設する一方、左方への延在部10cのリ
ブ13,14間に略コ字状の切込み16と丸穴17を形成し、以
って、切込み16の残片の前方起設片18を前方へ折曲起設
すると共に、丸穴17に六角ナット19の首19aを嵌着し
て、固定金具Mdfを得、これに係合摺動するフック金具M
dhとの組合せにより、後者Mdhを前記フック部Md2、前者
Mdfのプレート部分10bを基部Md1、また延在部10c及び段
差部10aを連結部Md3とする出隅用フック式クランプMdを
構成するようにしており、上記前方への起設片18に縦框
R4に対する固定金具Mdfの位置決め機能を持たせること
により、同片18を、基部Md1から見て、フック部Md2側に
位置する位置決め片Md4として存在せしめている。
つまり、基部となるプレート部分20b前面を前記縦框R4
の右側条溝Cs2前後の側面Cs3,Cs4に添い当て、ビスVs…
で止着する際、上記起設片18を框後面Cs5に当接係触せ
しめて、金具Mdfの位置決めを行なうようにしており、
これによれば、基板Pbの存在により、縦框R4の前方に廻
り込むことができない出隅Wtdの場合であっても、簡易
な操作で、止着位置を特定できる。
の右側条溝Cs2前後の側面Cs3,Cs4に添い当て、ビスVs…
で止着する際、上記起設片18を框後面Cs5に当接係触せ
しめて、金具Mdfの位置決めを行なうようにしており、
これによれば、基板Pbの存在により、縦框R4の前方に廻
り込むことができない出隅Wtdの場合であっても、簡易
な操作で、止着位置を特定できる。
尚、本実施例の場合、フック金具Mdhを、平面視略П字
状に折曲されたプレート20で構成し、その左右の脚片2
1,22前端部21a,22aを『く』の字状に屈曲させて縦框R3
の対応する条溝Cs2,Cs2に係着せしめる一方、同框R3の
後面Cs5に臨む金具主部20aに、その上下縁沿いに延在す
る後方への折曲片23,24と、中間部上下に位置して前方
へ隆起する二条の横リブ25,26を設けて、強度の確保を
図ると共に、リブ25,26間に横長の鍵穴状開口27を形成
し、前記固定金具Mdfのナット19に螺合せしめた小ボル
ト28のヘッド28aを、開口27左端の大径丸穴部27aより差
込み、これ27aにつずく細溝部27bにボルトネック28bを
係合せしめ、更に、上記折曲片23,24に固定金具側の対
応する折曲片11,12を抱かせ、以って、上記プレート20
の金具主部20aを、前記プレート10の左方への延在部10c
沿いに摺動自在となし、且つ、後者10cに前者20aを案内
せしめた構造とする。
状に折曲されたプレート20で構成し、その左右の脚片2
1,22前端部21a,22aを『く』の字状に屈曲させて縦框R3
の対応する条溝Cs2,Cs2に係着せしめる一方、同框R3の
後面Cs5に臨む金具主部20aに、その上下縁沿いに延在す
る後方への折曲片23,24と、中間部上下に位置して前方
へ隆起する二条の横リブ25,26を設けて、強度の確保を
図ると共に、リブ25,26間に横長の鍵穴状開口27を形成
し、前記固定金具Mdfのナット19に螺合せしめた小ボル
ト28のヘッド28aを、開口27左端の大径丸穴部27aより差
込み、これ27aにつずく細溝部27bにボルトネック28bを
係合せしめ、更に、上記折曲片23,24に固定金具側の対
応する折曲片11,12を抱かせ、以って、上記プレート20
の金具主部20aを、前記プレート10の左方への延在部10c
沿いに摺動自在となし、且つ、後者10cに前者20aを案内
せしめた構造とする。
ところで、上記実施例では、出隅用クランプMdの固定金
具Mdfに就き、その位置決め片Md4の場所が説明されてい
るが、フック部一体型の出隅用クランプは謂うに及ば
ず、フック部摺動型若しくは一体型の入隅用或いは平壁
用クランプの場合であっても、位置決め片を、基部から
見て、フック部と同じ側に形成することにより、対応す
る縦框の内廻りに位置する側面、つまり、基部添い当て
面の手前側に連なる框側面を利用した位置決めが可能な
こと明らかであろう。
具Mdfに就き、その位置決め片Md4の場所が説明されてい
るが、フック部一体型の出隅用クランプは謂うに及ば
ず、フック部摺動型若しくは一体型の入隅用或いは平壁
用クランプの場合であっても、位置決め片を、基部から
見て、フック部と同じ側に形成することにより、対応す
る縦框の内廻りに位置する側面、つまり、基部添い当て
面の手前側に連なる框側面を利用した位置決めが可能な
こと明らかであろう。
（考案の効果） 以上の説明により明らかな如く、本考案によれば、固定
金具の中間部を切抜きフック部側に折曲して固定金具の
基部の縦框への止着位置を定める位置決め片とし、固定
金具の基部をフック金具のフック部につなぐ連結部にボ
ルトを突設し、このボルトのヘッド部をフック金具に形
成した横長の溝に係合させたので、固定金具に対して別
体のフック金具が摺動自在に係合され、又、位置決め片
によって固定金具の基部の縦框への止着位置が定められ
るので、現場で壁パネルの縦框の位置や大きさに応じて
容易にクランプの係着具合を調整することが出来、クラ
ンプ作業が楽に成る。
金具の中間部を切抜きフック部側に折曲して固定金具の
基部の縦框への止着位置を定める位置決め片とし、固定
金具の基部をフック金具のフック部につなぐ連結部にボ
ルトを突設し、このボルトのヘッド部をフック金具に形
成した横長の溝に係合させたので、固定金具に対して別
体のフック金具が摺動自在に係合され、又、位置決め片
によって固定金具の基部の縦框への止着位置が定められ
るので、現場で壁パネルの縦框の位置や大きさに応じて
容易にクランプの係着具合を調整することが出来、クラ
ンプ作業が楽に成る。
図面は本考案の実施例に係るフック式クランプを壁式プ
レファブトイレの周壁に適用する場合に付き示したもの
で、第１図は第３図矢視１部の断面図、第２図はクラン
プの展開図、第３図はトイレ周壁の平面図、第４図は同
縦断面図である。 尚、図中、10は長方形状プレート、10b,10cはその右部
及び左部、11,12は後方折曲片、16は切込み、18は前方
折曲片、19はナット、20はП形プレート、20aはその主
部、23,24は折曲片、27は開口、28は小ボルト、Csは特
殊チャンネル材、Mdは出隅用クランプ、Md1はその基
部、Md2はフック部、Md3は連結部、Md4は位置決め片、P
wは壁パネル、R3,R4は縦框、Ｔは壁式プレファブトイ
レ、Wtはトイレ周壁、Wtdはその出隅を表している。
レファブトイレの周壁に適用する場合に付き示したもの
で、第１図は第３図矢視１部の断面図、第２図はクラン
プの展開図、第３図はトイレ周壁の平面図、第４図は同
縦断面図である。 尚、図中、10は長方形状プレート、10b,10cはその右部
及び左部、11,12は後方折曲片、16は切込み、18は前方
折曲片、19はナット、20はП形プレート、20aはその主
部、23,24は折曲片、27は開口、28は小ボルト、Csは特
殊チャンネル材、Mdは出隅用クランプ、Md1はその基
部、Md2はフック部、Md3は連結部、Md4は位置決め片、P
wは壁パネル、R3,R4は縦框、Ｔは壁式プレファブトイ
レ、Wtはトイレ周壁、Wtdはその出隅を表している。
フロントページの続き (72)考案者 竹内 英文 神奈川県茅ケ崎市本村２丁目８番１号 東 陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (56)参考文献 特開 昭62−111072（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−135713（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−127507（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】隣合う壁パネルの一方の縦框に止着される
基部を備えた固定金具と、他方の壁パネルの縦框に係着
されるフック部を備えたフック金具とから構成されるフ
ック式クランプにおいて、 前記固定金具の中間部を切抜き前記フック部側に折曲し
て固定金具の基部の縦框への止着位置を定める位置決め
片とし、前記固定金具の基部を前記フック金具のフック
部につなぐ連結部にボルトを突設し、このボルトのヘッ
ド部を前記フック金具に形成した横長の溝に係合させて
成るフック式クランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988116075U JPH0750487Y2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | フック式クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988116075U JPH0750487Y2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | フック式クランプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0236513U JPH0236513U (ja) | 1990-03-09 |
| JPH0750487Y2 true JPH0750487Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=31358294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988116075U Expired - Lifetime JPH0750487Y2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | フック式クランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0750487Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4614914B2 (ja) * | 2006-05-30 | 2011-01-19 | ホシザキ電機株式会社 | 貯蔵庫の機械室構造 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62111072A (ja) * | 1985-10-16 | 1987-05-22 | 株式会社イナックス | ユニツトル−ムにおける側パネルの連結構造及び連結方法 |
| JPS62135713U (ja) * | 1986-02-19 | 1987-08-26 | ||
| JPH0519445Y2 (ja) * | 1987-02-14 | 1993-05-21 |
-
1988
- 1988-09-02 JP JP1988116075U patent/JPH0750487Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0236513U (ja) | 1990-03-09 |
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