JPH061942Y2 - フック式クランプ - Google Patents

フック式クランプ

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JPH061942Y2
JPH061942Y2 JP8879688U JP8879688U JPH061942Y2 JP H061942 Y2 JPH061942 Y2 JP H061942Y2 JP 8879688 U JP8879688 U JP 8879688U JP 8879688 U JP8879688 U JP 8879688U JP H061942 Y2 JPH061942 Y2 JP H061942Y2
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vertical frame
hook
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wall
fixed
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JP8879688U
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英文 竹内
博信 内田
博之 稲垣
文彦 後藤
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建築躯体の内装被覆を新たに組立構造の建物
としてプレファブ化した所謂プレファブルームの壁パネ
ルに適用されるフック式クランプに関する。
(従来の技術) プレファブルームは、例えば、シャワールームやユニッ
トバス或いはシステムトイレその他と、規模や用途によ
り呼称面での差異はあれど、普通は、その周壁或いは間
仕切壁といった壁の部分が壁パネルの連設構造体から成
り、各壁パネルは、下地としての補強枠を適宜な仕上材
で壁装した構成を有する。
斯かるプレファブルームの壁パネルは、通常、床パン或
いは下枠等の部材で下方より位置決め支承する一方、連
結材その他で上部を係止保持して建付上の納まりを得、
更に、隣合う壁パネルの補強枠縦框同士を結合して、パ
ネル間に一体性を持たせるようにしている。
この点、壁パネルの建付条件や壁装部間の目地寸法等と
の絡みから、隣合う縦框間に一様なクリアランスを期す
ことは、実務上、困難ならざるを得ない。
然るに、斯かる縦框同士の結合に際し、施工手順の便宜
上、フック式、つまり、係着取合型のクランプを採用す
ることがあり、そうした場合、従来は、例えば、特開昭
62−111072号公報に見る如く、クランプを実質
的に単一の部材で構成して、その一端を一方の縦框に止
着し、他端を他方の縦框に係着せしめるようにしてい
た。
(考案が解決しようとする課題) この為、クランプ部材の止着部と係着部間の距離が定寸
化してしまい、縦框間のクリアランスに応じた実効寸法
を得ようとすれば、部材の弾性変形に望みを託さざるを
得ず、部材強度及び施工上好ましくなかった。
本考案は斯かる従来のフック式クランプにおける問題点
を有効に解決すべく為されたもので、その目的とする処
は、縦框間のクリアランスに応じた実効寸法を得る上
で、部材の弾性変形に頼らずに済むフック式クランプを
提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、隣合う壁パネルの縦框
を結合するフック式クランプを、一方の縦框に止着され
る固定部材と、これに摺動自在に保持されて他方の縦框
に係着する可動部材とで構成するようにした。
(作用) 上記手段によれば、可動部材を摺動させることにより、
止着位置と係着位置間の距離を任意に変更できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、添付図面に基き、詳細に説明
する。
先ず、第9図を参照して、本実施例に係るクランプが適
用される壁式プレファブトイレの周壁に就き、その概要
を述べる。
第9図はトイレ周壁の要部斜視図である。
図中、Wtはトイレ周壁を表し、周壁Wtは、ビルジン
グ躯体の床に高さ調整自在な下枠Fuを定着敷設して、
主体構成用の壁パネルPwを建並べ、その上部を受腕A
mを介してCチャンネル状の閂型連結材Cnで繋いで、
略直角に交差する平壁部Wti(i=1,2,3…)を
得、異なる平壁部Wtiに位置する連結材Cn同士間に
天井補強梁Brを架設すると共に、各交差部Wtcに三
角のコーナープレートCpを介装して、強度及び剛性を
確保した構成を備える。図中、Plは床幅木である。
各壁パネルPwは、磁器質タイル仕上の壁装板Btと、
これを裏面より支持補強する補強枠Frとから成り、補
強枠Frは、背面視左右の縦框Rl,Rrと上框Rt及
び下框Rbを長方形条に組合せ、その間に桟や不図示の
筋違その他適宜な組子を縦横斜めの組込んだ構造になっ
ている。
各平壁部Wtiの壁パネルPwは、その下框Rb下面に
不図示のダボを備え、これを下枠Fu上面に係合せしめ
て、位置決め支承され、また、上框Rt前面の受腕Am
に連結材Cnを通して係止することにより、起立姿勢に
保持される。
そして、トイレ周壁Wtの各平壁部Wti及び角隅(即
ち、平壁交差部)Wtcにおいて夫々背面視左右に隣合
う壁パネルPwの縦框Rr,Rl同士が、高さ方向適所
で、フック式、つまり、係着取合型のクランプ10,2
0により相互に結合されている。
こゝで、第1図乃至第4図と、第5図及び第6図を参照
して、周壁平壁部Wt1のクランプ10と、角隅部W
tcのクランプ20に就き、詳細説明を行なう。
第1図は第9図の1−1線拡大断面図、第2図はその展
開図、第3図は平壁用クランプの背面図、第4図は第3
図の4−4線断面図、第5図は第9図の5−5線拡大断
面図、第6図はその展開図である。
前記壁パネルPwの補強枠縦框Rl,Rrは、いずれ
も、略角型の中空パイプ30から成り、パイプ30は、
より詳細には、前記壁装板Btの裏面に着設固定された
前面部30aと、その両側縁より後方に折曲せられた左
右の側面部30b,30cと、これら各側面部30b,
30cの後縁面取部30d,30e間を繋ぐ後面部30
fとを備えていて、側面部30b,30cの前後方向略
中央部にクランプ係止用の条溝形ネック31,32が形
成されている。そして、左縦框(即ち、第1図及び第5
図の右側の框)Rlに対し、平壁Wt1の場合、パイプ
右側面部30cのネック32前方位置と、後面部30f
の中央とに、クランプ止着用のビス穴33,34(第2
図)が、また、角隅Wtcの場合、パイプ左側面部30
bのネック31前方位置と、後面部30fの中央とに、
同様なビス穴35,36(第6図)が夫々穿設されてい
る。図中、Jt,Jt′は夫々隣合う壁パネルPwの壁
装部及び縦框Rl,Rr間に打設された目地及びバック
アップ材である。
本実施例では、以上において、前記クランプ10,20
を、右側の壁パネルPwの左縦框Rlに止着される固定
部材11,21と、これに摺動自在に保持されて左側壁
パネルPwの右縦框(即ち、第1図及び第5図の左側の
框)Rrに後方より係着する可動部材12,22との二
部材で構成するようにしている。
即ち、固定部材11,21を、平壁用の場合、パイプ3
0の右側面部30c及び後面部30fに、また、角隅用
の場合、パイプ30右側面部30c後寄り位置から後面
部30fを経て左側面部30bの略全幅に亘る領域に、
夫々、係触し、ビスV1,V2又はV3,V4で左縦框
Rlに止着される基部11a,21aと、夫々、外方へ
の小段差11b,21bを介して、この縦框Rlの左方
へ乖離伸延する延出部11c,21cとを備えて構成
し、以って、固定部材延出部11c,21cを、平壁用
の場合、右縦框Rrのパイプ30後面沿い、また角隅用
の場合、パイプ30右側面乃至後面沿いに、各延在せし
めて(つまり、後者21cの場合、一旦左側壁パネルP
wの後方へ延ばし、途中で同パネルPwと略平行に折曲
して)、夫々、可動部材12,22に後方より臨む案内
部13,23を持たせるようにしている。図中、14,
24は、固定部材11,21の基部11a,21aより
延出部11c,21cにかけて設けられた補強用リブ、
15,16及び25,26は夫々ビスV1,V2及びV
3,V4の通し穴である。
尚、角隅Wtcの場合、固定部材21の延出部21c始
端21d近傍の内面をアングルAgで添い受けて、ビス
V4により、左縦框Rlに共締め止着し、アングルAg
内面と壁パネルPwの壁装板Btとの間に目地Jtを充
填する。こうしたアングルを固定部材21と一体に製作
しておくことは差支えない。
一方、前記可動部材12,22は、固定部材11,21
の案内部13,23に係合摺動する摺動部17,27
と、その両側縁より前方に折れ延びて右縦框Rrのパイ
プ30の左右のネック31,32に弾性係着するフック
部18,19及び28,29とを備えて構成されてい
る。図中、18a,19a及び28a,29aは、夫
々、フック部18,19及び28,29に、対応するネ
ック31,32との係脱をスムーズに行なわせるべく設
けられた平面視略『く』の字状の折曲片である。
そして、本実施例では、固定部材11,21の案内部1
3及び23を、夫々、上下の水平案内エッジ13a,1
3b及び23a,23bと、ストッパー13c及び23
cとを備えて構成する一方、可動部材12,22の摺動
部17及び27に夫々、エッジ13a,13b及び23
a,23bと係合する上下各一対の爪17a,17b及
び27a,27bを設けるようにしている。
本実施例によれば、左右に隣合う壁パイプPwの縦框R
l,Rrを結合するフック式クランプ10,20を、左
縦框Rlに止着される固定部材11,21と、これに摺
動自在に保持されて右縦框Rrに係着する可動部材1
2,22とで構成するようにしているので、後者12,
22を摺動させるだけで縦框Rl,Rr間のクリアラン
スd,dに応じた実効寸法を得ることができ、従っ
て、寸法合せの為にクランプ10,20を弾性変形させ
る必要がない。
尚、本実施例では、案内部13,23と、摺動部17,
27間の係合を、エッジ13a,13b又は23a,2
3bと、爪17a,17b又は27a,27bにより行
なっているが、他の係合方式を採用するようにしても良
く、この点、以下、第7図及び第8図に基き、別実施例
を説明しておく。
第7図は別実施例に係るクランプの背面図、第8図は第
7図の8−8線断面図で、前記実施例と同様な部材は同
じ参照番号で表されている。
図中、110は平壁用のクランプを示し、クランプ11
0は、固定部材111の案内部113が上下の水平案内
溝となる長孔113a,113bを備え、可動部材11
2の摺動部117に、長孔113a,113bと係合す
る突起としてのピン117a,117bが起設されてい
る点、前記実施例と異なる。
尚、同様な係合方式を角隅用クランプにも適用し得るこ
と明らかであろう。
(考案の効果) 以上の説明により明らかな如く、本考案によれば、隣合
う壁パネルの縦框を結合するフック式クランプを、一方
の縦框に止着される固定部材と、これに摺動自在に保持
されて他方の縦框に係着する可動部材とで構成するよう
にしているので、可動部材を摺動させるだけで縦間用の
クリアランスに応じた実効寸法を得ることができ、従っ
て、部材の弾性変形に頼る必要がない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に係る平壁用及び角隅用クランプ
と、これを適用したプレファブ式トイレの周壁に付き示
したもので、第1図は第9図の1−1線拡大断面図、第
2図はその展開図、第3図は平壁用クランプの背面図、
第4図は第3図の4−4線断面図、第5図は第9図の5
−5線拡大断面図、第6図はその展開図、第7図は別実
施例に係るクランプの背面図、第8図は第7図の8−8
線断面図、第9図はトイレ周壁の要部斜視図である。 尚、図中、10,20,110はクランプ、11,2
1,111は固定部材、12,22,112は可動部
材、13,23,113は案内部、13a,13b及び
23a,23bは水平案内エッジ、113a,113b
は水平案内用の長孔、17,27,117は摺動部、1
7a,17b及び27a,27bは係合爪、117a,
117bは係合ピン、18,19及び28,29はフッ
ク部、30は縦框を構成する中空パイプ、20b,30
cはその左右の側面部、30fは後面部、31,32は
ネック、Pwは壁パネル、Rlは壁パネルの左縦框、R
rは右縦框、Wtはトイレ周壁、Wt1はその平壁部、
tcは角隅を表している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 後藤 文彦 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東 陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (56)参考文献 特開 昭62−111072(JP,A)

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣合う壁パネルの縦框同士を結合する為の
    フック式クランプにおいて、 前記縦框の一方に止着される固定部材と、該固定部材に
    摺動自在に保持されて他方の縦框に係着する可動部材と
    から成るフック式クランプ。
  2. 【請求項2】前記固定部材は前記一方の縦框に係触する
    基部と、該縦框より乖離伸延する延出部とから成り、前
    記可動部材は該固定部材の延出部に係合する摺動部と、
    前記他方の縦框に後方より係着するフック部とから成る
    請求項1に記載のフック式クランプ。
  3. 【請求項3】前記壁パネルは平に連設され、前記固定部
    材の延出部は前記他方の縦框の後面に臨んでいる請求項
    2に記載のフック式クランプ。
  4. 【請求項4】前記壁パネルは略直角に交差し、前記固定
    部材の延出部は前記他方の縦框の片側面と後面との双方
    に臨んでいる請求項2に記載のフック式クランプ。
  5. 【請求項5】前記固定部材の延出部に水平ガイド片を設
    け、前記可動部材の摺動部に該ガイド片と係合する爪を
    設けて成る請求項2に記載のフック式クランプ。
  6. 【請求項6】前記固定部材の延出部に水平ガイド孔を設
    け、前記可動部材の摺動部に該ガイド孔と係合する突起
    を設けて成る請求項2に記載のフック式クランプ。
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