JP2506171B2 - 写真焼付方法及び装置 - Google Patents

写真焼付方法及び装置

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JP2506171B2
JP2506171B2 JP26309988A JP26309988A JP2506171B2 JP 2506171 B2 JP2506171 B2 JP 2506171B2 JP 26309988 A JP26309988 A JP 26309988A JP 26309988 A JP26309988 A JP 26309988A JP 2506171 B2 JP2506171 B2 JP 2506171B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真焼付方法及び装置に関するものである。
〔従来の技術〕
大規模な現像所では、特定装置(ノッチャー・パンチ
ャ)を用いて予め検定工程を行ってから、写真フイルム
を写真焼付装置にセットし、プリント位置の直前で測光
した測光データと、検定工程で指定した露光補正データ
とを用いて写真焼付を行っている。この写真焼付装置で
は、駒の位置決めは、プリント位置の手前にノッチセン
サーを配置し、ノッチ間の距離をパルスモータの駆動パ
ルス数でカウントし、このカウント値でフイルム送りを
制御することで行い、また露光補正データと駒との特定
は、ノッチの個数で行っている。
最近は、システムを簡略化して簡単な操作で写真焼付
を行なうことができるようにしたミニラボシステムが普
及している。このミニラボシステムの写真焼付装置で
は、写真フイルムに記録された各駒をプリント位置に順
次セットし、このセットされた駒の検定と写真焼付とを
行っている。この検定には、駒が正しく位置決めされて
いるかどうか、プリントが不要かどうか、サブジェクト
フェリヤが発生するかどうか等がある。そして、位置ず
れが生じている駒に対しては位置修正を行い、またプリ
ント不要駒に対しては、そのままフイルム送りを行なっ
て次の駒をプリント位置にセットする。更に、サブジェ
クトフェリヤが発生するおそれのある駒に対しては、補
正キーを操作して露光補正データを入力する。この検定
終了後にプリントキーを操作すると、まず測光が行わ
れ、得られた測光値と露光補正データとから各色の露光
量が算出される。次に、写真焼付が開始され、算出され
た露光量に応じて焼付光量が制御される。
この写真焼付では、写真フイルムをプリント位置(プ
リントゲート)上に1回通して写真焼付を行う方法であ
るが、検定と焼付とを交互に行うものであるから、オペ
レータの拘束時間が長くなり、コストかかるという問題
がある。
このような問題を解決するために、特開昭61−91648
号公報に、写真フイルムを1駒ずつ送って検定を行い、
次に写真フイルムを1駒ずつ戻しながら、写真焼付を行
う方法が記載されている。この検定工程及びプリント工
程においては、プリント位置に駒を正確に位置決めする
ことが必要である。この位置決めは、ノッチセンサーを
用い、各駒に施したノッチを検出することで自動的に行
なっている。しかし、この写真焼付方法では、ノッチを
利用して駒の位置決めを行なっているが、駒によっては
画面の中心から多少ずれた位置にノッチが形成されてい
ることがあるため、このような駒に対しては駒をプリン
ト位置に正しく位置決めすることができなくなる。ま
た、写真フイルムにノッチを付さないミニラボシステム
に対しては、利用することができなかった。
そこで、本出願人は、フイルム移送にパルスモータを
使用し、このパルスモータの駆動パルスをカウントする
とともに、プリント位置からずれた駒に対してはマニュ
アルで位置を修正してから検定を行い、この検定位置を
示す位置データとしてパルスモータに供給された駆動パ
ルス数をメモリに記憶させ、プリント工程ではメモリか
ら読み出した位置データを用いてプリントすべき駒をプ
リント位置に自動的に位置決めして写真焼付を行なう写
真焼付方法を提案した(特願昭61−244357号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、駆動パルス数を位置データとして単に用いた
場合には、パルスモータの脱調が起こると、これが累積
誤差となるため、これ以降の駒は全て位置ずれが発生す
るという問題がある。更に、駆動パルス数のカウント値
は大きな値になるから、位置データのビット数がかなり
多くなり、容量の大きなメモリが必要となる。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、累積
誤差が出ないようにするとともに、容量が小さなメモリ
で位置データを記憶することができるようにした写真焼
付方法及び装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、検定工程で
は、写真フイルムを移送するパルスモータの回転を制御
して、各駒がプリント位置にセットされるようにフイル
ム送りを行い、プリント位置に正しくセットされていな
い駒に対しては微調キーでパルスモータの回転を制御し
て位置の修正を行ない、この写真フイルムの移送中に、
フイルムの各駒の側縁に所定ピッチでプリントされてい
るフイルム及び駒等の情報マークの個数と、この情報マ
ークの検出信号を原点としたパルスモータの駆動パルス
数とを、それぞれカウントし、この情報マークの個数と
駆動パルス数とを組み合わせたものを位置データとして
用い、各駒をプリント位置に位置決めした時の位置デー
タを取り出してメモリに記憶させ、前記プリント工程で
はメモリから位置データを読み出して各駒をプリント位
置に自動的に位置決めして写真焼付を行なうようにした
ものである。
また、写真フイルムを移送するためのパルスモータ
と、検定工程時に一定個数の駆動パルスをパルスモータ
に供給して写真フイルムを第1の方向に定量送りする手
段と、パルスモータを微小回転させて駒の位置を修正す
るための微調キーと、写真フイルムのDXコードのスター
トビットまたはエンドビットを検出するビット検出手段
と、検定工程ではビット検出手段からの信号で加算カウ
ントし、プリント工程ではビット検出手段からの信号で
減算カウントするDXコードカウンタと、パルスモータの
駆動パルスをカウントするとともにDXコードカウンタの
カウント動作に同期してリセットされる駆動パルスカウ
ンタと、2個のDXコードのスタートビット間またはエン
ドビット間の駆動パルス数をNとし、駒がプリント位置
に位置決めされた時の駆動パルスカウンタの駆動パルス
数をnとし、第1の方向と第2の方向とにおけるスター
トビットまたはエンドビットの検出時間差に対応する駆
動パルス数をmとしたときに(N−n−m)を演算する
手段と、プリント位置に位置決めされた駒の位置データ
として駆動パルス数(N−n−m)とDXコードカウンタ
のカウント数とを組み合わせたものを記憶するメモリ
と、プリント工程時にプリントすべき駒の位置データと
現在の位置データとが一致するまでパルスモータを逆転
させてプリント位置に駒を位置決めする手段とから写真
焼付装置を構成したものである。
〔作用〕
フイルムの側縁に所定ピッチで記録されているフイル
ム及び駒の情報マーク、例えばDXコードの個数と、これ
らの情報マークの検出信号からの駆動パルス数とを、写
真フイルムの移送時に、それぞれカウントし、これらの
カウント数を写真フイルムの位置データとして用いる。
そして、検定工程では、駒の位置決め後に位置データを
メモリに記憶させておき、プリント工程時にメモリから
読み出した位置データと、写真フイルムの現在の位置デ
ータとが一致した時に写真フイルムの移送を停止する。
この写真フイルムは、検定工程で確認された位置に位置
決めされるから、プリント位置に駒が正しく位置決めさ
れる。
前記検定工程では、駒の位置決めだけを行ってもよ
く、またこれとプリント不要駒の判定だけを行ってもよ
く、更にはこれらと露光補正データの入力を行ってもよ
い。更にまた、駒の測光を行って露光量のデータを算出
してこれをメモリに記憶させてもよい。この測光は、ラ
インセンサーを使用する場合には、プリント位置の横に
配置し、駒をプリント位置に向けて移送する際に二次元
的に測光する。また、イメージエリヤセンサーを使用す
る場合には、プリント位置を睨むように配置し、駒をプ
リント位置に位置決めしてから測光を行なう。
プリント工程では、位置決めと写真焼付とを行なう
が、検定工程時に測光を行わない場合には写真焼付の直
前に測光を行なう。
検定工程でのフイルム送りには、駒のピッチに相当し
た距離だけ定量送りする他に、スキャナーを用いて駒の
エッジ(輪郭)を検出し、このエッジが所定位置にセッ
トされるようにフイルム送りを行なう。
写真焼付を能率良く行なうには、写真フイルムの往き
で検定を行い、写真フイルムの戻りでプリントを行なう
のがよい。このように写真フイルムを往復させる場合に
は、このフイルム移送方向の変換に伴い、例えばDXコー
ドのスタートビットまたはエンドビットの検出タイミン
グが、これらビットのほぼ幅相当分だけずれることにな
る。従って、この検出タイミングのずれを補正するため
に、往時に検出し減算した位置データ(N−n)から、
このDXコード検出信号のずれ量に相当する駆動パルス数
mを引いた(N−n−m)を、復時の位置データにす
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例について詳細
に説明する。
第1図において、光源10から放出された白色光は、シ
アンフイルタ11、マゼンタフイルタ12、イエローフイル
タ13を通ってから拡散箱14に入る。これらの色フイルタ
11〜13は、フイルム調節部15によって光路16への挿入量
が調節され、それにより焼付光の光質が調節される。前
記拡散箱14は、内面がミラー面となった角筒の両端部に
拡散板を取り付けたものであり、色補正された焼付光を
充分に拡散する。
ネガキャリヤ21はプリント位置に配置されており、こ
れにネガフイルム18がセットされ、拡散箱14を透過した
光で照明される。このネガフイルム18は、プリント位置
の両側に配置された送りローラ対19,20により、ネガ検
定工程ではプリント位置の左から右に、そしてプリント
工程では右から左に移送される。この送りローラ対19,2
0は、チェーン等により連動しており、パルスモータ23
によって正転又は逆転する。ネガフイルム18の平坦性を
確保するために、プリント位置の上にマスク24が設けら
れており、このマスク24はネガフイルム18の移送時に、
ソレノイド(図示せず)によって浮き上がるようになっ
ている。
前記送りローラ対19の横には、DXコードセンサー27が
配置されており、第2図に示すように、ネガフイルム18
の側部に形成されているDXコード18aを検出する。このD
Xコードセンサー27は、プリント位置の中心(焼付光
軸)から任意の距離Lだけ離れた位置に配置されている
が、この距離Lが大き過ぎると、DXコード18aの検出が
速く終わってしまうため、できるだけ小さい方が望まし
い。この実施例では、距離Lが1画面半相当長さ分に設
定されている。DXコードセンサー27としては投光部と受
光部とを分離した透過形のものを使用しているが、これ
は反射形のフォトセンサーから構成してもよい。このDX
コードセンサー27は、クロックバー検出用とデータバー
検出用の2本27a,27bからなる。
前記DXコードセンサー27の出力信号は、第1図に示さ
れるように、サンプリング回路28でフイルムの所定送り
毎にサンプリングされる。サンプリングされた信号は信
号処理回路29で処理された後、バッファメモリ30に記憶
される。記憶された信号はデコーダ31でネガフイルムの
種類に応じた露光量補正データに変換され、コントロー
ラ32に出力される。また、信号処理回路29は、DXコード
18aのスタートビット18bの検出信号を、コントローラ32
内の後述するDXコードカウンタ70に出力する。なお、ス
タートビット18bの検出に代えて、エンドビット18cを検
出するようにしてもよい。
前記プリント位置の斜め上方には、レンズ34とイメー
ジエリヤセンサー35とから構成されたスキャナー33が配
置されており、プリント位置にセットされた駒の各点の
透過光を測定する。このスキャナー33の信号は、特性値
算出部36に送られ、平均透過濃度、最大濃度、最小濃度
等の特性値が色毎に算出され、これらの特性値がコント
ローラ32に送られる。
プリント位置の上方には、焼付レンズ38が配置されて
おり、セットされた駒のネガ像を印画紙39に拡大して結
像させる。この焼付レンズ38と印画紙39との間には、シ
ャッタ駆動部40で開閉が制御されるシャッタ41と、マス
ク42とが配置されている。印画紙39は、印画紙ロール44
から1駒ずつ引き出され、ガイドローラ45を経てから、
パルスモータ46で駆動される一対の引出しローラ対47に
達する。前記マスク42の横にはカッター49が配置されて
おり、一定駒数の写真焼付が行われると、露光済み部分
を切断し、これを写真現像装置(図示せず)に送る。
前記パルスモータ23,46は、ドライバ51,52を介してコ
ントローラ32で回転方向と回転量とが制御される。ま
た、このコントローラ32は、マイクロコンピュータから
構成されており、フイルム調節部15,シャッタ駆動部40
等を制御する他に、各種補正データと特性値とから露光
量を決定する。キーボード53には、ネガフイルム18の位
置を微調節するための微調キー54、1駒送りを行なうパ
スキー55、検定工程を開始するためのスタートキー56、
プリント工程を開始するためのプリント開始キー57、検
定終了キー58、濃度や色の補正データを入力するための
補正キー59、英数字キー60、表示部62等が設けられてい
る。前記微調キー54には、往き方向と戻り方向との2種
類のキー54a,54bがある。なお、符号61はメモリであ
る。
第3図はモータを制御するコントローラの機能を示す
ものである。駆動パルスは、微小送り部64、定量送り部
65、自動送り部66とに供給されている。微小送り部64
は、微調キー54によって作動され、駆動パルスを分周し
てからAND回路67を介してドライバ51に送り、パルスモ
ータ23をゆっくりと回転させて駒の位置を微調節する。
この微調キー54は、操作したキーの種類に応じて回転方
向を示す信号が出力される。この回転方向信号は、OR回
路68を介してドライバ51に送られ、「L」の時にパルス
モータ23を正転させ、「H」の時に逆転させる。また、
微調キー54が操作されている時に、DXコードカウンタ70
がカウント作動することのないように、カウント動作禁
止出力が後述するAND回路82に出力される。このカウン
ト動作禁止出力は、微調キー54が操作されていない時に
「H」信号を、操作された時に「L」の信号を出力す
る。
定量送り部65は、パスキー55又は検定終了キー58が操
作された時に、AND回路67を介して一定個数の駆動パル
スをドライバ51に送り、ネガフイルム18を1駒分移送す
る。この送り量は、ネガフイルムの種類と、駒のサイズ
(フルサイズ,ハーフサイズ)に応じて決められる。ま
た、この定量送り部65は、パルスモータ23の脱調を防止
するために、スタート時には増速し、停止時には減速す
るように駆動パルスを分周する。
フリップフロップ69は、検定工程ではセット状態にな
っており、プリント工程ではリセット状態となってい
る。このフリップフロップ69の出力信号は、OR回路68を
介してドライバ51に送られ、パルスモータ23の回転方向
を制御する。
ネガフイルム18の現在位置を検出するために、DXコー
ドカウンタ70と、駆動パルスカウンタ71とが設けられて
いる。このDXコードカウンタ70は、DXコード18aの個数
をカウントすることにより、ネガフイルムの送り量を粗
く測定し、また駆動パルスカウンタ71はDXコード間の送
り量を細かく測定する。この駆動パルスカウンタ71のカ
ウント値とDXコードカウンタ70のカウント値とを組み合
わせることにより、ネガフイルム18の位置を表す位置デ
ータが作成される。
前記DXコードカウンタ70は、OR回路68の出力信号がア
ップ・ダウン端子に入力されているため、パルスモータ
23の正転時にはスタートビット検出信号を加算カウント
し、逆転時には減算カウントし、そしてスタート信号で
リセットされる。なお、微調キー54の操作時に、駆動パ
ルスカウンタ71の内容からDXコード18aを越えて戻され
たことが零検出部73で検出された場合には、スタートビ
ット検出信号でDXコードをカウントすることなく、零検
出部73の出力で減算カウントするために、パルス入力端
子側にOR回路83が接続されている。
前記駆動パルスカウンタ71は、パルスモータ23が正転
の場合には加算カウントし、逆転の場合には減算カウン
トするが、この減算カウントによってカウント値が
「零」に戻ったことが零検出部73で検出されると、反転
部74により加算カウントと減算カウントが一時的に反転
される。これは、特定工程中に微調キー64aを操作して
ネガフイルム18を戻した時に、カウント値が零となって
からも減算カウントが行われるのを防止し、またDXコー
ドカウントが停止している最終駒に対しては減算カウン
トで位置決めすることを可能にするためである。したが
って、微調キー54aを操作してネガフイルム18をDXコー
ド18aのスタートビット18bを越えて戻す場合、あるいは
プリント工程の初期においてネガフイルム18を戻す場合
は、カウント値が零となる原点位置に達した後は、減算
カウントから加算カウントに切り換えられる。このカウ
ント動作の反転中に、パルスモータ23の回転方向が変わ
った場合には、反転部74の反転が停止し、パルスモータ
23の回転方向に応じて加算カウント又は減算カウントを
行なう。なお、微調キー54が操作されている時は、AND
回路82により、DXコード検出信号でDXコードカウンタ70
がカウントされることのないようにされている。そし
て、零検出部73で原点位置に復帰したことを検出した時
には、この零検出部73から1パルスの信号がOR回路83に
送られ、DXコードカウンタ70を減算カウントする。
第2図に示すように、検定工程とプリント工程ではネ
ガフイルム18の送り方向が逆になるから、駆動パルスの
カウント方向が変わるとともに、DXコードセンサー27の
DXコード18aのスタードビット18bの検出タイミングはス
タートビット18bの幅相当分だけずれる。このために、
ネガフイルム18の位置が同じであっても、検定工程とプ
リント工程では位置データが異なった値となる。
そこで、駆動パルスのカウント方向に対しては、減算
部76を設けて逆方向からカウントした時の駆動パルス数
に変換し、検定工程とプリント工程の両方で位置データ
が同じになるように工夫している。更に、フイルム送り
方向が異なることによるスタートビット検出タイミング
のずれに対しては、このずれ量は装置固有の一定値であ
るため、このずれ量に相当する駆動パルス数mを、メモ
リ75に記憶した駆動パルス数のカウント値から減算す
る。例えば、検定セット位置において、駆動パルスカウ
ンタ71のカウント値をnとし、各DXコードのスタートビ
ット間の距離に対応する駆動パルス数をNとし、往時及
び復時におけるスタートビットの検出タイミングのずれ
量に相当する駆動パルス数をmとした時に、(N−n−
m)の減算を行なう。
ところで、前述したように微調キー54aを操作して、D
Xコード18aのスタートビット18bを1個以上戻して位置
決めした場合や、DXコードカウンタ70のカウント動作が
停止している最終駒に対しては、駆動パルスカウンタ71
の内容をそのままメモリ75に記憶させればよい。そこ
で、零検出部73の検出信号が減算部76に入力されてお
り、この零検出信号が入力された時には、減算部76での
一般的な減算カウントを行わず、駆動パルスカウンタ71
のカウント値をそのままメモリ75に送る。
検定工程においては、第2図に示すように、検定時の
DXコードカウンタ70のカウント値pと、減算部76の減算
結果(N−ni−m)(niは、駆動パルスカウンタ70のカ
ウント値pがi(iは1,・・・n)の時の駆動パルスカ
ウンタ71の内容)とがメモリ75に入力され、これらが駒
の位置データとして書き込まれる。プリント工程では、
メモリ75から検定時の位置データを読み出し、駆動パル
ス数(N−ni−m)と、DXコード数pとに分離して、駆
動パルス数(N−ni−m)を一致検出部77に送り、DXコ
ード数pを一致検出部78に送る。
自動送り部66には、プリント工程にのみ作動可能にす
るために、OR回路67の信号が入力されており、駆動パル
スをそのまま又は分周してからドライバ51に送る。この
自動送り部66は、パルスモータ23の逆転を制御するため
のものであり、パルスモータ23を低速からスタートして
徐々に増速しその後一定速度で回転させる。そして、一
致検出部78から一致信号が出力された時に、駆動パルス
を分周してからドライバ51に送り、パルスモータ23を減
速させる。その後、一致検出部77から一致信号が出力さ
れた時に、ドライバ51への駆動パルスの供給を遮断し、
パルスモータ23を停止させる。
検定工程中にネガフイルム18の終端が送りローラ対20
から外れると、プリント工程においてメモリ75から読み
出した位置データを用いて駒の位置決めを行なうことが
できなくなる。これを防止するとともに、プリント工程
の終了時にパルスモータ23の逆転を停止させるために、
終端検出部80とカウンタ81とが設けられている。ネガフ
イルム18の終端部がDXコードセンサー27を通過すると、
それ以降はDXコードを検出することはできないから、駒
送り中にもかかわらずDXコードカウンタ70のカウント動
作が停止する。そこで、終端検出部80は、カウント動作
が一定時間停止しているかどうかで、フイルム終端の通
過を検出する。この終端検出部80が終端検出信号を出力
すると、カウンタ81のゲートが開いて、駆動パルスのカ
ウントを開始する。そして、このカウンタ81は、カウン
ト値がリミット値(一定値)に達した時、例えばネガフ
イルム18が1駒の距離だけ移送された時に、AND回路67
を閉じてネガフイルム18の移送を停止させる。したがっ
て、これ以降はキー操作してもパルスモータ23は回転し
ない。
次に第4図を参照して上記実施例の作用について説明
する。ネガフイルム18を送りローラ対19にセットしてか
ら、スタートキー56をONにすると、コントローラ32は、
検定工程のシーケンス制御を開始する。この検定工程で
は、白色光源10が発光する。また、DXコードカウンタ70
がリセットされ、そしてフリップフロップ69がセットさ
れる。このフリップフロップ69がセットされると、OR回
路68を介して「L」の信号がドライバ51に送られるか
ら、パルスモータ23が正転可能な状態となり、またDXコ
ードカウンタ70が加算状態にセットされる。
次に、パスキー55を操作すると、定量送り部65が作動
し、AND回路67を介して一定個数の駆動パルスをドライ
バ51に送ってパルスモータ23を定量回転させる。このパ
ルスモータ23の回転は、2組の送りローラ対19,20に伝
達されるため、検定工程ではネガフイルム18が第1図に
おいて左から右へ、駒のピッチに対応した距離だけ移送
される。
ネガフイルム18が移送される際に、DXコードセンサー
27はDXコード18aを検出し、検出信号をサンプリング回
路28に送る。このサンプリング回路28は、ネガフイルム
18の所定送り毎にDXコードセンサー27の検出信号を信号
処理回路29に送る。信号処理回路29はセンサー27の検出
信号に基づきバー検出信号を「0」または「1」の信号
に変換して、これをデコーダ30に出力すると共に、DXコ
ード18aのスタートビット18cの検出信号を出力する。こ
のスタートビット検出信号は、駆動パルスカウンタ71を
リセットするとともに、DXコードカウンタ70でカウント
される。
ネガフイルム18の移送中は、複数のDXコードがDXコー
ドセンサー27を通過するために、スタートビット検出信
号が所定の周期で発生し、各スタートビット検出信号が
DXコードカウンタ70でカウントされる。これとともに、
駆動パルスカウンタ71は、加算カウントを繰り返して行
い、DXコードカウンタ70が新たに加算される期間内での
フイルム送り量を検出する。
1駒送りの完了後に、マスク24の上からネガフイルム
18を観察してネガ検定を行なう。このネガ検定では、ま
ず第1駒がプリント位置に正しく位置決めされているか
どうかを確認する。もし、位置ずれが生じている場合に
は、ずれの方向に対応した微調キー54を操作する。この
微調キー54を操作すると、パルスモータ23がゆっくりと
正転又は逆転し、ネガフイルム18の位置を修正する。こ
の位置修正時にも、パルスモータ23の回転方向に応じ
て、駆動パルスカウンタ71が加算カウント又は減算カウ
ントを行なう。また、微調キー54の操作時には、AND回
路82に「L」の信号が出力されるため、スタートビット
18bが検出されても、DXコードカウンタ70は、このスタ
ートビット検出信号により減算カウントされることがな
い。そして、零検出部73の出力によりDXコードカウンタ
70が減算カウントされる。ここで、微調キー54aでネガ
フイルム18を戻した場合で、駆動パルスカウンタ71が
「零」まで戻った時には、反転部74により駆動パルスカ
ウンタ71が加算状態に一時的に反転され、そしてスター
トビット検出信号を原点として加算カウントを行なう。
これと同時に、DXコードカウンタ70が「1」だけ減算カ
ウントされる。
次に、位置決めされた駒に対してプリントすべきかど
うかの判定を行なう。この駒がピンボケである場合、あ
るいは極端に露光オーバー又はアンダーな場合には、プ
リント不要駒であると判定する。このプリント不要駒に
対しては、パスキー55を操作して駒送りを行い、第2駒
をプリント位置に位置決めする。プリントが必要な駒に
対しては、自動露光制御を行った場合に仕上がりが良好
になるかどうかを判定する。もし、濃度及び色が良好に
仕上がらないと予測されるものに対しては、濃度・色補
正キー59を操作して、マニュアルで露光補正データ(焼
付条件)を入力する。この露光補正データは、例えば検
定終了キーの操作回数を検索データとしてメモリ61に記
憶され、プリント工程で読み出され、露光量を算出する
際に用いられる。
前述したネガ検定が終了した場合には、検定終了キー
58をONにする。この検定終了キー58が操作されると、DX
コードカウンタ70のカウント値pがメモリ75に送られ、
そして駆動パルスカウンタ71のカウント値nが減算部76
に送られる。また、検定終了キー58が操作されると、定
量送り部65が作動するため、前述したようにネガフイル
ム18が1駒分移送される。この移送直後に、最初のDXコ
ード18aのスタートビット18bが検出されると、DXコード
カウンタ70がカウントアップされ、そして駆動パルスカ
ウンタ71がリセットされる。このリセット時の駆動パル
スカウンタ71のカウント値nが減算部76に送られ、ここ
で(N−n−m)が算出される。得られた駆動パルス数
(N−n−m)と、DXコード数pとが第1駒の位置デー
タとしてメモリ75に記憶される。この場合に、微調キー
54aで1DXコード以上戻しながら位置決めした場合には、
減算部76で減算せずにそのままメモリ75に送る。
このようにネガフイルム18を第1の方向に定量移送
し、かつ必要に応じて位置修正や露光補正データの入力
を行なう。この検定工程中に、ネガフイルム18の終端が
DXコードセンサー27を通過すると、DXコードカウンタ70
のカウント動作が停止する。このカウント動作が停止す
ると、終端検出部80は信号をカウンタ81に送り、ゲート
を開いてカウント動作を開始させる。この実施例では、
DXコードセンサー27がプリント位置の中心から1駒半だ
け離れて配置されているから、終端が検知された時は最
終駒がプリント位置に向かって移送されている場合であ
る。この最終端の検知後は、駆動パルスカウンタ71がリ
セットされないため、駆動パルスのカウントを継続して
行なう。
最終駒をプリント位置に位置決めしてから、検定終了
キー58を操作すると、位置データの記憶が行われる。こ
の場合に、減算部76は通常の減算を行なうことなく、駆
動パルスカウンタ71のカウント値nに、スタートビット
18bの往方向及び復方向における検出タイミングのずれ
相当パルスmを加算して、これ(N+m)をメモリ75に
書き込む。この位置データの記憶後に、パルスモータ23
が正転してネガフイルム18の移送を開始する。しかし、
ネガフイルム18が少し移送されると、カウンタ81がリミ
ット値に達してAND回路67が閉じるため、パルスモータ2
3の回転が停止し、また駆動パルスカウンタ71、カウン
タ78のカウント動作も停止する。なお、最終駒に対して
検定終了キー58を操作した場合には、ネガフイルムの定
量送りを行わないようにし、またこの検定終了キー58の
操作でカウンタ81のカウント動作を開始させ、微調キー
54又はパスキー55が操作された場合に、カウンタ81がリ
ミット値に達するまでネガフイルム18を移送可能として
もよい。
前記パルスモータ23の回転が停止すると、表示部62が
点滅して検定工程が終了したことを表示する。プリント
開始キー57を操作すれば、表示部62が連続点灯に切り換
えられ、そしてフリップフロップ69とカウンタ81とがリ
セットされる。このプリント工程では、メモリ75に記憶
された位置データが読み出され、この位置データによっ
て各駒をプリント位置に位置決めする。例えば、最初の
プリント時には、最終駒の位置データがメモリ75から読
み出され、駆動パルス数が一致検出部77にセットされ、
またDXコード数が一致検出部78にセットされる。
最終駒の位置データの読み出し後に、自動送り部66か
ら駆動パルスが出力され、AND回路67を介してドライバ5
1に供給される。他方、フリップフロップ69から逆転信
号がドライバ51に入力されているため、パルスモータ23
が逆転を開始して、ネガフイルム18を戻す。このネガフ
イルム18の戻し中は、駆動パルスカウンタ71が駆動パル
スを加算カウントする。そして、最終駒の位置データと
現在の位置データとが一致すると、一致検出部77から一
致信号が出力される。この一致信号が発生すると、自動
送り部66は駆動パルスの供給を中断させるから、パルス
モータ23の逆転が停止する。これにより、最終駒をネガ
検定時に設定した位置に正しくセットすることができ
る。
コントローラ32は、最終駒をプリント位置にセットし
てから、スキャナー33を作動して、ネガ像の各点につい
て赤色、緑色、青色の透過光を測定する。この三色の測
光値は、特性値算出部36に送られ、ここで濃度変換され
てから、平均透過濃度、最大濃度、最小濃度、特定な点
の濃度等が抽出され、これらの特性値がコントローラ32
に送られる。このコントローラ32は、測定された特性値
と、メモリ61に記憶されている露光補正データとを用い
て、各色の露光量を算出する。する。この露光量に応じ
て色フイルタ11〜13の光路13への挿入量を調節する。こ
のフイルタ調節後に、光源10が一定時間フル発光し、そ
の間でシャッタ41を開いて印画紙39を露光させる。
最終駒のプリント後に、印画紙39を1駒分移送して、
未露光の部分を露光位置にセットするとともに、フイル
ム調節部15を介して各色フイルタ11〜13を標準位置へ退
避させる。また、次の駒の位置データをメモリ75から読
み出して一致検出部77,78にセットしてから、パルスモ
ータ23を再び逆転させる。このパルスモータ23の逆転に
より、駆動パルスカウンタ71は加算カウントを行なう。
なお、駆動パルスカウンタ71のカウント値とメモリ75か
ら読み出した位置データとが一致検出部77で一致した場
合でも、他方の一致検出部78で一致していない場合に
は、自動送り部66により自動送りが続行される。そし
て、プリント工程になってから最初のDXコード18aのス
タートビット18bがDXコードセンサー27に達すると、信
号処理回路29からスタートビット検出信号が発生する。
このスタートビット検出信号は、DXコードカウンタ70に
送られ、ここで減算カウントされる。また、スタートビ
ット検出信号により駆動パルスカウンタ71がリセットさ
れ、新たに駆動パルス数が加算カウントされる。このよ
うにして、両方の一致検出部77,78で、各カウンタ70,71
のカウント値と位置データとが一致すると、各一致検出
部77,78から一致信号が出力される。この両方で一致信
号が発生すると、自動送り部66は駆動パルスの供給を中
断させるから、パルスモータ23の逆転が停止する。これ
により、最終駒より1つ前の駒をネガ検定時に設定した
位置に正しくセットすることができる。
このように、DXコードカウンタ70が減算カウントし、
駆動パルスカウンタ71が加算カウントを行っている最中
に、メモリ75から読み出した位置データと、現在の位置
データとが一致すると、パルスモータ23の逆転が停止
し、前述したような手順で終わりから3番目の駒がプリ
ントされる。以下、同様にして各駒が自動的にプリント
位置にセットされ、そして順次プリントされる。第1番
目の駒のプリントが終了してから、ネガフイルム18が戻
されると、ネガフイルム18の終端がDXコードセンサー29
を通過する。これ以降では、DXコードカウンタ70のカウ
ント動作が停止するから、終端検出部80が信号を発生
し、カウンタ81のカウント動作を開始する。このカウン
タ81がリミット値までカウントすると、パルスモータ23
の逆転が停止する。これとともに、終了信号が発生する
ため、表示部62が点滅してプリント工程が終了したこと
を表示する。
プリント工程中に、一定数の駒が印画紙39に焼き付け
られると、カッター49が作動し、切り離した露光済み印
画紙を写真処理部に送る。この短尺の露光済み印画紙
は、写真処理されてから1駒ずつ切断される。
なお、前記実施例では、粗い位置データとしてDXコー
ド18aのスタートビット検出信号のカウント数を用いる
ようにしたが、本発明にはこれに限定されることなく、
例えば駒番号を識別するための駒番号用バーコードを用
いて行うようにしてもよい。更には、英数字等を用いた
駒番号やDXコードを検出することで粗い位置データを得
るようにしてもよい。
また、前記実施例では、検定工程において、プリント
不要駒の判定と、サブジェクトフェリヤの判定とを行っ
ているが、全ての駒をプリントする場合、あるいは不要
駒の判定やサウジェクトフェリヤの判定及びその補正を
自動的に行なうことができるものでは、これらの検定作
業が省略される。
第5図は検定工程において測光を行ない、プリント工
程では位置決めと写真焼付だけを行なうようにした実施
例を示すものである。この実施例では、検定終了キー58
が操作されると、スキャナー33が作動してネガ測光を行
なう。このネガ測光で得た特性値と、マニュアルで指定
した露光補正データとにより各色の露光量が算出されて
メモリ61に記憶される。プリント工程では、駒の位置決
め後にメモリから露光量のデータを読み出し、このデー
タで露光制御を行なう。
前記実施例では、検定工程時にネガフイルムを定量送
りしているが、駒自身を検出して位置決めを行ってよ
い。第6図はネガ測光を行なうスキャナーを利用して駒
のスタートビット(輪郭)を検出して駒をプリント位置
にセットするようにした実施例を示すものである。検定
工程時にスキャナー33を作動させて、駒のスタートビッ
トを検出する。そして、スタートビットが検出された時
に、駒がフルサイズかハーフサイズかに応じてフイルム
送り量を算出する。そして、この送り量に相当するステ
ップ数だけパルスモータ23を回転させる。なお、ストロ
ボ撮影した駒や天体写真の駒等では、エッジが不明瞭で
あるため、プリント位置にセットすることができない。
そこで、フイルムサイズに応じた送り量を決めておき、
この送り量だけネガフイルム18を移送した時に、パルス
モータ23を強制的に停止させる。この場合には、微調キ
ー54を操作して、駒をプリント位置に位置決めする。
前記実施例では、検定工程とプリント工程とでネガフ
イルムの送り方向を逆にしているが、この送り方向を同
じにしてもよい。この場合には、ネガフイルムをネガキ
ャリヤに2度通すことが必要であるが、位置データが同
じになるから、パルスモータ23を正転させながら位置決
めした場合には、駆動パルスカウンタのカウント値をそ
のまま記憶すればよい。なお、微調キー54でネガフイル
ムを1DXコード以上戻しながら位置決めした場合には、
前述したように駆動パルス数を変換することが必要であ
る。この場合には、前記実施例のようにスタートビット
の検出タイミングのずれ量を補正する必要はない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、DXコード等の
個数をカウントしてフイルムの送り量を粗く測定し、DX
コード間においてはフイルムを送るためのパルスモータ
の駆動パルス数をカウントしてフイルムの送り量を細か
く測定し、これらを組み合わせたものを位置データとし
て用い、検定工程時にプリント位置に位置決めした各駒
の位置データをメモリに記憶させておき、プリント工程
においてメモリから位置データを読み出して、各駒をプ
リント位置にセットするから、高精度の位置決めを行な
うことができる。しかも、情報マークとして、DXコード
を用いる場合には、DXコードセンサーの出力信号を利用
することができ、別個にマーク検出センサー等を設ける
必要がなく、構成を簡単なものにすることができると共
に、検出レベルが良く、信頼性を向上することができ
る。更に、パーフォレーションを検出するものと比較し
て、目切れの影響を受けることがない。
また、位置データとして駆動パルス数だけを用いた場
合には、パルスモータが脱調すると、これが累積誤差と
なって現れるが、本発明ではDXコードの個数と併用して
いるから、この累積誤差の問題が発生することがなく、
しかも容量の小さなメモリで位置データを記憶すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する写真焼付装置の概略図であ
る。 第2図はDXコードセンサーの配置と、検定時及びプリン
ト時の信号データの一例を示す説明図である。 第3図はパルスモータの駆動制御を示すコントローラの
機能ブロック図である。 第4図は本発明の写真焼付方法を示すフローチャートで
ある。 第5図は検定工程においてネガ測光を行なうようにした
実施例を示すフローチャートである。 第6図は検定工程における駒のセットをスタートビット
検出で行なうようにした実施例を示すフローチャートで
ある。 11〜13……色フイルタ 14……拡散箱 18……ネガフイルム 18a……DXコード 18b……スタートビット 23……パルスモータ 27……DXコードセンサー 33……スキャナー 54……微調キー 55……パスキー 56……スタートキー 57……プリント開始キー 58……検定終了キー。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検定工程では写真フイルムを第1の方向に
    移送し、プリント工程では第1の方向又はこれと逆の第
    2の方向に写真フイルムを移送して各駒を感光材料に順
    次焼き付ける写真焼付方法において、 前記検定工程では、写真フイルムを移送するパルスモー
    タの回転を制御して、各駒がプリント位置にセットされ
    るようにフイルム送りを行い、プリント位置に正しくセ
    ットされていない駒に対しては微調キーでパルスモータ
    の回転を制御して位置の修正を行ない、この写真フイル
    ムの移送中に、フイルムの各駒の側縁に所定ピッチでプ
    リントされているフイルム及び駒等の情報マークの個数
    と、この情報マークの検出信号を原点としたパルスモー
    タの駆動パルス数とを、それぞれカウントし、この情報
    マークの個数と駆動パルス数とを組み合わせたものを位
    置データとして用い、各駒をプリント位置に位置決めし
    た時の位置データを取り出してメモリに記憶させ、前記
    プリント工程ではメモリから位置データを読み出して各
    駒をプリント位置に自動的に位置決めして写真焼付を行
    なうようにしたことを特徴とする写真焼付方法。
  2. 【請求項2】前記情報マークはDXコードマークであり、
    これのスタートビットまたはエンドビットを検出するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の写真焼付方
    法。
  3. 【請求項3】前記検定工程では、プリント位置に位置決
    めした駒に対して、プリントが必要かどうかの判定を行
    ない、プリント工程では駒の位置決め後に測光し、この
    測光値に応じて写真焼付の露光制御を行なうようにした
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の写真焼付方法。
  4. 【請求項4】前記検定工程では、プリント位置に位置決
    めした駒に対して、プリントが必要かどうかの判定と、
    露光補正データの入力とを行ない、プリント工程では駒
    の位置決め後に測光し、この測光値と露光補正データと
    から写真焼付の露光制御を行なうようにしたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の写真焼付方法。
  5. 【請求項5】プリントが不要な駒に対しては、この駒の
    位置データを記憶させることなく、次の駒をプリント位
    置にセットするようにフイルム送りを行なうことを特徴
    とする請求項3又は4記載の写真焼付方法。
  6. 【請求項6】前記検定工程では、プリント位置に位置決
    めされた駒を測光し、この測光値又はこれから算出した
    露光量のデータを収録し、プリント工程では収録したデ
    ータを読み出して写真焼付の露光制御を行なうようにし
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の写真焼付方
    法。
  7. 【請求項7】前記検定工程では、プリント位置に位置決
    めされた駒に対してプリント不要かどうかの判定と測光
    とを行い、得られた測光値又はこれから算出した露光量
    のデータを収録し、プリント工程では収録したデータを
    読み出して写真焼付の露光制御を行なうようにしたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の写真焼付方法。
  8. 【請求項8】前記検定工程では、プリント位置に位置決
    めされた駒に対してプリント不要かどうかの判定、露光
    補正データの入力、及び駒の測光を行ない、この測光値
    と露光補正データとから露光量のデータを算出して収録
    し、プリント工程では収録したデータを読み出して写真
    焼付の露光制御を行なうようにしたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の写真焼付方法。
  9. 【請求項9】プリントが不要な駒に対しては、この駒の
    位置データを記憶させることなく、次の駒をプリント位
    置にセットするようにフイルム送りを行なうことを特徴
    とする請求項7又は8記載の写真焼付方法。
  10. 【請求項10】前記検定工程では、駒のピッチに応じた
    距離だけ写真フイルムを定量送りして、各駒がプリント
    位置にセットされるようにすることを特徴とする請求項
    1ないし9いずれか記載の写真焼付方法。
  11. 【請求項11】検定工程では写真フイルムを第1の方向
    に移送し、プリント工程では第1の方向と逆の第2の方
    向に写真フイルムを戻しながら各駒を感光材料に順次焼
    き付ける写真焼付装置において、 前記写真フイルムを移送するためのパルスモータと、検
    定工程時に一定個数の駆動パルスをパルスモータに供給
    して写真フイルムを第1の方向に定量送りする手段と、
    パルスモータを微小回転させて駒の位置を修正するため
    の微調キーと、写真フイルムのDXコードのスタートビッ
    トまたはエンドビットを検出するビット検出手段と、検
    定工程ではビット検出手段からの信号で加算カウント
    し、プリント工程ではビット検出手段からの信号で減算
    カウントするDXコードカウンタと、パルスモータの駆動
    パルスをカウントするとともにDXコードカウンタのカウ
    ント動作に同期してリセットされる駆動パルスカウンタ
    と、隣接するDXコードのスタートビット間またはエンド
    ビット間の距離に対応する駆動パルス数をNとし、駒が
    プリント位置に位置決めされた時の駆動パルスカウンタ
    の駆動パルス数をnとし、第1の方向と第2の方向とに
    おけるスタートビットまたはエンドビットの検出時間差
    に対応する駆動パルス数をmとしたときに(N−n−
    m)を演算する手段と、プリント位置に位置決めされた
    駒の位置データとして駆動パルス数(N−n−m)とDX
    コードカウンタのカウント数とを組み合わせたものを記
    憶するメモリと、プリント工程時にプリントすべき駒の
    位置データと現在の位置データとが一致するまでパルス
    モータを逆転させてプリント位置に駒を位置決めする手
    段とを設けたことを特徴とする写真焼付装置。
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