JP2656392B2 - 写真焼付方法 - Google Patents

写真焼付方法

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JP2656392B2
JP2656392B2 JP3027460A JP2746091A JP2656392B2 JP 2656392 B2 JP2656392 B2 JP 2656392B2 JP 3027460 A JP3027460 A JP 3027460A JP 2746091 A JP2746091 A JP 2746091A JP 2656392 B2 JP2656392 B2 JP 2656392B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真焼付方法に関し、
さらに詳しくはフルサイズプリントコマとパノラマサイ
ズプリントコマとが混在するフィルムの焼付方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラで撮影される画像のサイ
ズは、1本のネガフィルム上で同一であるが、視野が水
平方向に拡大されるパノラマ画像が撮影されることがあ
る。このパノラマ画像のサイズは、ネガフィルム上では
1コマの一部である縦方向(ネガフィルムの幅方向)が
短くされて、この縦方向の長さに対する横方向の長さの
比率が通常の2倍となっている。
【0003】ここで、フルサイズとパノラマサイズとを
同じ尺度で印画紙への焼付処理をする場合、フルサイズ
プリントコマを焼付けるときの引伸倍率よりもパノラマ
サイズプリントコマを焼付けるときの引伸倍率を大きく
する必要があると共にネガフィルムのマスク領域及び印
画紙の焼付範囲も異なってくる。すなわち、それぞれの
サイズに応じてネガフィルムのマスク領域、印画紙搬送
方向や印画紙の搬送距離を変更する必要がある。さらに
場合によって、印画紙サイズの変更、処理条件の変更、
またネガフィルム搬送方向等の変更も必要である。
【0004】このような場合に、フルサイズプリントコ
マかパノラマサイズプリントコマかによって、コマ毎に
焼付け条件を変えて1コマずつ順にプリントするか、あ
るいは、まずフルサイズプリントを行い、その後改めて
パノラマサイズプリント専用のプリンタを用いてパノラ
マサイズプリントコマのみを抜き出してプリントする必
要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フルサイズプ
リントコマとパノラマサイズプリントコマとが混在する
フィルムの焼付においては、上述した2つの方法では、
コマ毎に焼付け倍率等の焼付条件を変える必要がある。
一方、フルサイズプリントとパノラマサイズプリントと
を別々に行う方法では、2台のプリンタを準備し、フィ
ルムのセットを2度行わなければならない。さらに、2
カ所で仕上がったプリントをネガフィルムに対して誤り
のないように照合し、両者のプリントを均一に仕上げる
ことは非常に労力のいることである。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、通常サイズ
(所謂フルサイズ)プリント指定コマと、パノラマサイ
ズプリント指定コマとが混在するフィルムを効率良くプ
リントすることができる写真焼付方法を得ることが目的
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、通常サイズプリント指定コマと、パノラマサイズプ
リント指定コマとが混在するフィルムを単一の焼付位置
焼付処理する写真焼付方法において、前記フィルム
焼付位置に対して、往復搬送可能とし、往路搬送時に
常サイズプリントを行うと共に、通常サイズプリントが
終了した後の復路搬送時にパノラマサイズプリントを行
うことを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の発明は、通常サイズプリ
ント指定コマと、パノラマサイズプリント指定コマとが
混在するフィルムを単一の焼付位置で焼付処理する写真
焼付方法において、前記フィルムを焼付位置に対して、
往復搬送可能とし、往路搬送中に通常サイズプリント指
定コマかパノラマサイズプリント指定コマかを自動判別
し、判別結果に基づいて通常サイズプリントコマのみを
選択してこの通常サイズプリントを行うと共に、通常サ
イズプリントが終了した後の復路搬送中に、前記判別結
果に基づいてパノラマサイズプリント指定コマを検索し
て、パノラマサイズプリントを行うことを特徴としてい
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、通常サイズプリ
ント指定コマと、パノラマサイズプリント指定コマとが
混在するフィルムを単一の焼付位置で焼付処理する写真
焼付方法において、前記フィルムを焼付位置に対して往
復搬送可能とし、往路搬送時にパノラマサイズプリント
を行うと共に、パノラマサイズプリントが終了した後の
復路搬送時に通常サイズプリントを行うことを特徴とし
ている。
【0010】請求項4に記載の発明は、通常サイズプリ
ント指定コマと、パノラマサイズプリント指定コマとが
混在するフィルムを単一の焼付位置で焼付処理する写真
焼付方法において、前記フィルムを焼付位置に対して往
復搬送可能とし、往路搬送中に通常サイズプリント指定
コマかパノラマサイズプリント指定コマかを自動判別
し、判別結果に基づいてパノラマサイズプリントコマの
みを選択してこのパノラマサイズプリントを行うと共
に、パノラマサイズプリントが終了した後の復路搬送中
に、前記判別結果に基づいて通常サイズプリント指定コ
マを検索して、通常サイズプリントを行うことを特徴と
している。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、フィルムの往
路搬送時に、焼付倍率を標準倍率に固定した状態で連続
的に通常サイズ(フルサイズ)プリントを行い、パノラ
マサイズのプリントはパスする。次に、フィルムの復路
搬送時に、前記パスしたパノラマサイズプリントを行
う。
【0012】これによれば、引伸倍率の異なる通常サイ
ズプリントコマとパノラマサイズプリントコマとを別々
に連続してプリントすることができ、作業効率が向上す
る。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、往路搬送
中に通常サイズプリント指定コマかパノラマサイズプリ
ント指定コマかを自動判別する。この自動判別は、画像
コマ自体のサイズが通常サイズとパノラマサイズとで異
なっているため、例えば、パノラマサイズでは絶対に露
光されない部分(ベース濃度部分)を定め、濃度センサ
等でこの部分の濃度を検出し、その濃度値がベース濃度
か否かが判断すればよい。この自動判別により、往路搬
送中に通常サイズプリントコマかパノラマサイズプリン
トコマかを判断でき、かつ通常サイズプリントを行うた
め、復路搬送時には、さらに焼付処理を迅速に行うこと
ができる。
【0014】請求項3は、請求項1に対して往路搬送時
にパノラマサイズプリントを行い、復路搬送時に通常サ
イズプリントを行う点が異なるのみであり、作用効果は
請求項1と同等である。焼付処理前に設定されている引
伸倍率がパノラマサイズプリント用に設定してある場合
は、パノラマサイズプリントを往路搬送中に行う方が効
率的である。
【0015】請求項4は、請求項3に対して往路搬送中
にサイズ自動判別と、パノラマサイズプリントを行い、
復路搬送時に判別結果に基づいて通常サイズプリントを
行う点が異なるのみであり、作用効果は請求項3と同等
である。
【0016】
【実施例】図1には、本実施例の写真焼付方法を実施す
るための焼付装置の構成が示されている。まず、当該焼
付装置の機械的構成について光路に沿って説明する。
【0017】光源10から照射された焼付光は、シアン
フイルタ12A、マゼンタフイルタ12B、イエローフ
イルタ12Cを透過した後、拡散箱15に入射する。こ
れらの色フイルタ12A、12B、12Cは、フィルム
調整部14によって光路への挿入量が調節され、これに
より焼付光の三色成分の割合及び強度が調整される。ま
た、拡散箱15は、内面がミラー面となった角筒の両端
面に拡散板を配置したものであり、色補正された焼付光
を充分に拡散する。
【0018】拡散箱15を通過した焼付光は、プリント
位置に配置されたフィルムキヤリア16上のネガフィル
ム18を照射する。ネガフィルム18は、図2に示され
る如く、フルサイズプリントコマとパノラマサイズプリ
ントコマとが混在する1本の長尺状のフィルムである。
パノラマサイズプリントコマは、その縦方向寸法がフル
サイズプリントコマの縦方向寸法の半分とされ、縦横の
比率がフルサイズプリントコマを2個並べたときと同一
の比率となっている。そして、ネガフィルム18は、ネ
ガキヤリヤの両端に配置された送りローラ対20、22
により、フイルサイズのプリントが行われる間は実線で
示す順方向(図1の右方向)に、パノラマサイズプリン
トが行われる間は点線で示す逆方向(図1の左方向)に
それぞれ移送される。送りローラ対20、22はチェー
ン等により連動しており、パルスモータ24によって正
転、逆転する。また、ネガフィルム18の上にはネガフ
ィルム18の平坦性を保つためのフィルムマスク26が
配置されている。このフィルムマスク26には、フルサ
イズ用の孔26Aとパノラマサイズ用の孔26Bとが設
けられており、モータ27によって相互に切換可能とな
っている。
【0019】前記フィルムキヤリア16の図1の左横に
は、フィルム端検出センサ28が配置され、ネガフィル
ム18の先端及び終端を検出する。すなわち、ネガフィ
ルム18が順走される場合には、ネガフィルム18の後
端を検出し、逆走される場合には先端をそれぞれ検出す
る。
【0020】また、前記送りローラ20の左横には画面
検出装置30が配置されている。画面検出装置30は、
図2に示されているように、複数(本実施例では5個)
の濃度センサ32A〜Eを備えている。濃度センサ32
A〜Eは、フィルムの幅方向に並べられており、その両
端の濃度センサ32A、32Eは、パノラマサイズプリ
ントコマのみに存在するベース部分に対応している。
【0021】ネガフィルム18を透過した焼付光は、焼
付用のズームレンズ38を介し、ペーパーマスク40で
露光範囲が規制されたカラーペーパー42に達し、ネガ
フィルム18上の画像をカラーペーパー42上に露光す
る。ズームレンズ38はモータ44によって駆動され、
焼付時の引伸倍率を調整できるようになっている。ま
た、ペーパーマスク40はモータ46によってカラーペ
ーパー42の長手方向に駆動され、フルサイズかパノラ
マサイズかによって露光範囲を調整する。カラーペーパ
ー42はペーパーロール48から引き出され、ガイドロ
ーラ49を経て、パルスモータ50で駆動される一対の
引出しローラ対51に達する。そして、ペーパーマスク
40の横に配置されたカッタ52によって露光済の部分
を切断して、写真現像装置(図示せず)に送るべく、再
度ロール状に巻き取られるようになっている。
【0022】ズームレンズ38とカラーペーパー42と
の間には、シャッタ駆動部53で開閉されるシャッタ5
4が配置されており、シャッタ54を一定時間開放する
ことによって露光が行われる。
【0023】プリント位置の斜め上方には、イメージセ
ンサとレンズとからなるスキャナー56が配置されてお
り、プリント位置にセットされたコマの各点の透過光を
測定する。このスキャナー56の出力信号は後述する特
性値抽出部57に供給される。
【0024】次に、本実施例に係る写真焼付装置の制御
部の構成について説明する。前記特性値抽出部57は、
スキャナー56の出力信号に基づいてコマ毎に平均透過
濃度、最小濃度等の特性値を色毎に抽出する。露光量演
算部58は、これらの特性値を用いて露光量を算出し、
これを後述するコントローラ61に送る。
【0025】プリント制御部66は、コントローラ61
からの信号に基づき、ドライバ65、67、68、69
を介してパルスモータ50、44、46及びモータ27
を制御し、ペーパを所定量搬送すると共に、ズームレン
ズ38、ペーパーマスク40を駆動して、焼付倍率及び
マスキング範囲を調整する。
【0026】コントローラ61は、フィルム端検出セン
サ28、画面検出装置30からの入力信号に基づいて、
ドライバ72を介してパルスモータ24の駆動を制御す
る。詳述すると、プリントスタート操作がされた後、ま
ずフルサイズプリントを行うためにモータ24を正回転
させて、ネガフィルム18を順方向(右方向)へ1コマ
ずつ移送させる、この際に、パルスモータ24に供給さ
れた駆動パルスをパルスカウンタでカウントすること
で、ネガフィルム18の移動位置を検出する。また、コ
マをプリント位置に位置決めするには、画面検出装置3
0の濃度センサ32A〜Eからの信号があった後に駆動
パルス数をカウントし、このカウント値が一定値に達し
たかどうかで判定することで行われる。また、パノラマ
サイズプリントを行うためにモータ24を逆転させ、ネ
ガフィルム18を逆方向(左方向)へ移動させ、パノラ
マサイズプリントコマの位置情報に基づいて、このコマ
をプリント位置に位置決めする。
【0027】コントローラ61は当該焼付装置を総括的
に制御するものであり、露光量演算部58の信号に基づ
いてフィルター調節部14、シャッタ駆動部53の制御
を行う。
【0028】次に、図3を参照して上記実施例の作用に
ついて説明する。まず、ネガフィルム18をフィルムキ
ヤリア16にせットし、プリントスタートボタン(図示
せず)を押すと、ステツプ100において、コントロー
ラ61の制御によりネガフィルム18の順方向への移送
が始まる。ステツプ102では、フィルム終端か否かを
判別し、否定判定の場合は、ステツプ104へ移行す
る。ステツプ104では、濃度センサ32A〜Eでコマ
の濃度を検出し、画面位置とフルサイズかパノラマサイ
ズかを判定し、次いでステツプ106でその判定結果を
記憶する。
【0029】ステツプ108では、判定結果がフルサイ
ズプリントコマか否かが判断され、フルサイズプリント
コマの場合は、ステツプ110へ移行して、ネガフィル
ム18の搬送を停止させる。また、パノラマサイズプリ
ントコマであると判定された場合は、ステツプ102へ
移行して、搬送を継続する。
【0030】次に、ステツプ112では、光源10から
照射された焼付光が、色フィルタ12A、12B、12
C、拡散箱15と透過した後に、ネガフィルム18を照
射する。そして、スキャナー56によってネガフィルム
18のコマを透過した光を検出し、露光量演算部58で
露光量を算出した後、コントローラ61に送る。
【0031】プリント位置にセットされたコマがフルサ
イズプリントコマの場合には、コントローラ61は露光
量に応じて色フィルタ12A、12B、12Cの光路へ
の挿入量を調整する。この調整後に、シャッタ54を一
定時間開、ズームレンズ38によってネガフィルム18
上の最初のコマをカラーペーパー42上にフルサイズで
プリントする(ステツプ114)。この際、ズームレン
ズ38は標準倍率に固定し、ペーパーマスク40は標準
範囲の位置にセットしておく。
【0032】その後、上述と同様にネガフィルム18を
モータ24の駆動によって右方向に1コマずつ移送しな
がらフルサイズプリントコマに対してのみプリントを行
うと共に、パノラマサイズプリントコマをパスしてフル
サイズプリントコマのみのプリントを行う。
【0033】このフルサイズプリント工程時にステツプ
102で終端検出センサ28がネガフィルム18の終端
を検出した時に、ステツプ115へ移行して、パノラマ
サイズコマが1本のネガフィルム中にない場合、処理は
終了する。また、パノラマサイズコマが1コマでもあれ
ばステツプ116へ移行して、パノラマサイズプリント
コマに対応した条件に引伸倍率、ペーパ送り量等のパノ
ラマサイズプリント条件を設定し、ステツプ118へ移
行する。
【0034】次に、ステツプ118では、ネガフィルム
18を逆方向に移送する。次のステツプ120では、フ
ィルムの先端を検出したか否かが判断され、否定判定の
場合はステツプ122へ移行して記憶されたステツプ1
04での判定結果を読み出し、ステツプ124で焼付位
置の2コマ前のコマがパノラマサイズプリントコマか否
かを判定する。ステツプ124でパノラマサイズプリン
トコマと判定された場合は、ステツプ126へ移行して
最初のパノラマサイズプリントコマをプリント位置にセ
ットする。そして、ステツプ128で露光量を演算し、
この演算結果に応じて色フィルター12A、12B、1
2Cを調整する。この直後に、シャッタ54を開いてパ
ノラマサイズプリントを行う(ステツプ130)。
【0035】その後、モータ24の駆動により、パノラ
マサイズプリントを行うコマを次々にプリント位置にセ
ットし、同様な動作によりトリンミングプリントを繰り
返し、ステツプ120で終端検出センサ28がネガフィ
ルム18の先端を検出した時点で全てのプリント作業を
終了する。
【0036】なお、本実施例では、フルサイズプリント
コマかパノラマサイズプリントコマかを濃度センサ32
によって検出される濃度によって判別したが、図4に示
される如く、パノラマ画像の撮影時にネガフィルム18
のパノラマ画像部分外の何れかへマーク80を焼付けて
おき、このマーク80の有無によりフルサイズプリント
コマかパノラマサイズプリントコマからを特定するよう
にしてもよい。なお、図4では、コマ間の特定位置、通
常のベース部分及びパノラマサイズプリントコマのみに
存在するベース部分等の何れか1か所または1カ所以上
にマーク80を設けてもよい。
【0037】また、図4に示される如く、最近のネガフ
ィルム18には、バーコード82で表したコマ番号がサ
イドプリントされているから、このコマ番号用バーコー
ド82を用いてプリント位置にセットされたコマを特定
し、且つバーコードリーダを基準とするコマ番号用バー
コードの移動量と組み合わせたものをコマ番号とパノラ
マコマとを対応してメモリしておき、コマ位置情報とし
てもよい。
【0038】さらに、本実施例にように、スキャナー5
6を備えた焼付装置の場合は、図5に示される如く、こ
のキャナー56でフルサイズに相当する画像領域の濃度
ヒストグラムを作成して、画像領域とベースとのエッジ
を検出して、フルサイズプリントコマかパノラマサイズ
プリントコマかを判別するようにしてもよい。
【0039】また、ネガフィルム18の現像後にオペレ
ータが目視によって判別し、他の記憶媒体、例えば磁気
メモリ等にコマ番号と共に記憶させておいてもよい。ま
た、1本のネガフィルムの先頭又は終端にフルサイズプ
リントコマとパノラマサイズプリントコマの混在フィル
ムである信号が付与されるようになっているなら、検出
して混在コマのフィルムのみ本発明を適用し、その他は
一方向のみのプリントを行うようにしてもよい。
【0040】さらに、本実施例では、ネガフィルム18
を順方向へ搬送するときにフルサイズプリントコマをプ
リントし、逆方向へ搬送するときにパノラマサイズプリ
ントコマをプリントするようにしたが、逆に順方向でパ
ノラマサイズプリントコマ、逆方向でフルサイズプリン
トコマをプリントしてもよい。また、本実施例ではフィ
ルム1本を1単位として説明したが、ネガフィルム18
を繋ぎ合わせてロール状の長尺フィルムを単位として往
復搬送し、フルサイズプリントコマとパノラマサイズプ
リントコマとを別々にプリントすれば、作業効率がさら
に向上する。この場合、同一顧客から依頼されたフィル
ムを1ロールとして繋ぎ合わせることが好ましく、仕分
け作業が向上する。
【0041】以上は写真焼付プリンターについての実施
例である。本発明は印画紙現像機がプリンタと結合した
プリンタプロセッサに対して適用してもよい。ネガフィ
ルム搬送方向に対し90度の方向にカラーペーパーを送
る方式のプリンタプロセッサでは、ネガフィルム搬送方
向の90度回転もパノラマサイズプリント条件設定に含
まれる。また、印画紙サイズを2種類もち、切換えた
り、プロセッサの印画紙搬送部の印画紙幅を変更したり
することも含まれるさらに、上記実施例のズームレンズ
のかわりに2種のレンズを準備して切り換えてもよい。
また、フィルムキヤリアの左右に画面検出部30を設
け、第2の方向へのネガフィルム搬送でも検出するよう
にしてもよい。
【0042】第3図は第1の方向で通常サイズのプリン
トを実施する例について説明したが、第1の方向でパノ
ラマサイズをプリントする場合は、第3図のフルサイズ
コマの判別をパノラマサイズコマに切換え、かつパノラ
マサイズコマの判別をフルサイズコマの判別に切り換え
ることと、パノラマサイズプリント条件設定をフルサイ
ズプリント条件設定に変更することで適用できる。
【0043】また、本発明は、通常コマとパノラマコマ
だけでなく、通常コマと異種撮影フォーマット(例え
ば、ハーフサイズ、ハイビジョンサイズ等)にも適用で
きるものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真焼付
方法は、フィルムを往復搬送して、それぞれの搬送方向
で通常サイズプリント及びパノラマサイズプリントを
個に行うようにしたため、1コマ毎にいちいち焼付条件
を変更する必要がなくなると共に、1本のフィルムを連
続的にプリントでき、通常サイズプリントコマとパノラ
マサイズプリントコマとが混在する単一のフィルムを効
率良くプリントすることができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真焼付方法を実施するための写真焼
付装置の構成を示す概略図である。
【図2】図1に示された写真焼付装置の要部の位置関係
を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】フルサイズプリントコマかパノラマサイズプリ
ントコマかの判別のための焼き込みマーク又はバーコー
ドが付されたネガフィルムの平面図である。
【図5】ネガフィルムの幅方向に対応する濃度ヒストグ
ラムである。
【符号の説明】
18 ネガフィルム 28 終端検出センサ 30 データ読取装置 38 ズームレンズ 40 ペーパーマスク 58 露光量演算部 61 コントローラ 62 演算部 70 搬送制御部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常サイズプリント指定コマと、パノラ
    マサイズプリント指定コマとが混在するフィルムを単一
    の焼付位置で焼付処理する写真焼付方法において、前記
    フィルムを焼付位置に対して、往復搬送可能とし、往路
    搬送時に通常サイズプリントを行うと共に、通常サイズ
    プリントが終了した後の復路搬送時にパノラマサイズプ
    リントを行うことを特徴とする写真焼付方法。
  2. 【請求項2】 通常サイズプリント指定コマと、パノラ
    マサイズプリント指定コマとが混在するフィルムを単一
    の焼付位置で焼付処理する写真焼付方法において、前記
    フィルムを焼付位置に対して、往復搬送可能とし、往路
    搬送中に通常サイズプリント指定コマかパノラマサイズ
    プリント指定コマかを自動判別し、判別結果に基づいて
    通常サイズプリントコマのみを選択してこの通常サイズ
    プリントを行うと共に、通常サイズプリントが終了した
    後の復路搬送中に、前記判別結果に基づいてパノラマサ
    イズプリント指定コマを検索して、パノラマサイズプリ
    ントを行うことを特徴とする写真焼付方法。
  3. 【請求項3】 通常サイズプリント指定コマと、パノラ
    マサイズプリント指定コマとが混在するフィルムを単一
    の焼付位置で焼付処理する写真焼付方法において、前記
    フィルムを焼付位置に対して往復搬送可能とし、往路搬
    送時にパノラマサイズプリントを行うと共に、パノラマ
    サイズプリントが終了した後の復路搬送時に通常サイズ
    プリントを行うことを特徴とする写真焼付方法。
  4. 【請求項4】 通常サイズプリント指定コマと、パノラ
    マサイズプリント指定コマとが混在するフィルムを単一
    の焼付位置で焼付処理する写真焼付方法において、前記
    フィルムを焼付位置に対して往復搬送可能とし、往路搬
    送中に通常サイズプリント指定コマかパノラマサイズプ
    リント指定コマかを自動判別し、判別結果に基づいてパ
    ノラマサイズプリントコマのみを選択してこのパノラマ
    サイズプリントを行うと共に、パノラマサイズプリント
    が終了した後の復路搬送中に、前記判別結果に基づいて
    通常サイズプリント指定コマを検索して、通常サイズプ
    リントを行うことを特徴とする写真焼付方法。
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