JPH07295106A - 写真焼付けプリンター装置と焼付け方法 - Google Patents

写真焼付けプリンター装置と焼付け方法

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JPH07295106A
JPH07295106A JP7098390A JP9839095A JPH07295106A JP H07295106 A JPH07295106 A JP H07295106A JP 7098390 A JP7098390 A JP 7098390A JP 9839095 A JP9839095 A JP 9839095A JP H07295106 A JPH07295106 A JP H07295106A
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JP7098390A
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Carl F Leidig
カール・フレデリック・レイディグ
Lee R Estelle
リー・ロイ・エステル
Ii William E Moore
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真焼付けプリンターにおいて、一つの露出
窓と最小限数のレンズ系を用いて、フルサイズとパノラ
マサイズの焼付けが高速にてできるようにする。 【構成】 本発明による写真焼付けプリンター装置とそ
の方法とは、選定した幅を有する長尺印画紙に、当該印
画紙に選定した幅に対応して選定した倍率にてネガフィ
ルムの画像をフルサイズでのフォーマットとパノラマサ
イズでのフォーマッに焼き付けるものである。そのた
め、プリンターにおける、一つの光源を共通とする二つ
の光学路を選択的に有効にする反射ミラー装置を利用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真焼付けの分野に関
し、詳述すれば、焼付けプリンターの露出窓を介して搬
送される帯状写真フィルムに恣意的に混在する異なった
フォーマット、即ち、フルサイズとパノラマサイズの画
像駒から陽画プリントを作成する自動焼付けプリンター
装置とその焼付け方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】現像済みネガフィルムの画像駒から陽画
プリントを自動的に作成する自動写真焼付けプリンター
は、写真業界ではよく知られているものである。このよ
うな自動写真焼付けプリンターにはフィルム搬送機構が
備わっていて、このフィルム搬送機構により、焼き付け
すべきフィルムが供給リールから巻取りリールへと高速
にて間欠送りされるようになっている。このフィルムの
間欠送りの際の送り停止時には、当該フィルムの画像駒
が走査窓や露出窓に臨むことになり、走査窓においては
それぞれの駒におけるネガ画像の濃度と色バランスが自
動的に読み取られる。読み取られた画像の濃度と色バラ
ンスとは、焼付けプリンターに備わっている演算装置に
おいて、露出窓での照射時間やフィルターの混色比など
の露出パラメータが算出され、当該画像が露出窓に臨む
ようになるまでメモリーに記憶されるようになってい
る。このように構成された自動高速写真焼付けプリンタ
ーとしては、本願出願人が製造販売している商品名「KO
DAK CLAS 35」なるプリンターがあるが、これはフルサ
イズ焼付け専用になっている。
【0003】ところが、最近に至って本願出願人やその
他の写真関係業者から、フルサイズの写真みならず、パ
ノラマサイズの写真も、一本の35ミリロールフィルム
の撮影時に随意に選択撮影できる35ミリカメラが製造
販売されるようになっている。ここで言うフルサイズと
は、フィルムが35ミリ規格フィルムであれば、約24.4
x36.4mmの規定フレーム寸法(駒の寸法)を一杯撮影に
利用した場合でのフォーマットを意味するが、パノラマ
サイズは、このフルサイズの一部を利用してパノラマ様
に観賞されるようにしたフォーマットであって、一般に
フレーム寸法が約13.3x36.4mmとなっている。このよう
にフルサイズとパノラマサイズとに切り替えできるよう
にカメラを多フォーマットカメラと称するが、一般によ
く知られているこのような多フォーマットカメラでは、
カメラにおける矩形露出窓の上下一部を遮光することで
パノラマサイズでの撮影ができるようになっていること
から、遮光式多フォーマットカメラと称することにす
る。
【0004】前述の遮光式多フォーマットカメラとは別
に、内蔵レンズもしくは外付けレンズを交換することに
よりパノラマサイズの写真が撮影できる多フォーマット
カメラ、即ち、レンズ交換式多フォーマットカメラも現
に開発されている。このようなレンズ交換式多フォーマ
ットカメラでは、撮影者が標準レンズ広角レンズの何れ
かを選択するかによって、一本のフィルム上に、フルサ
イズもしくはパノラマサイズの写真が撮影できるように
なっている。このカメラを水平位置に構えて広角景色を
撮影すると、フルサイズに相当するフィルム駒の上下の
部分が絞り込まれて中心部だけに当該景色の画像が露出
されるようになっており、その際、フィルム画像駒の前
記上下の部分は未露光のまま残される。
【0005】このような多フォーマットカメラでフルサ
イズ撮影機能とパノラマ撮影機能とを随時切り替えて撮
影した一本の写真フィルムを現像すると、図1に示した
ようにフルサイズ画像15とパノラマサイズ画像17と
が混在したものとなる。図1に示したフィルム片10
は、多フォーマットカメラで撮影して現像した35ミリ
フィルムの最初の駒から5番目の駒までを示したもの
で、該当する駒番号1〜5が当該フィルム片10の下縁
部に焼き付けられていると共に、フルサイズ(N)画像
15とパノラマサイズ(P)画像17とが交互に撮影さ
れたものとして示してある。。
【0006】図1から明らかなように、パノラマサイズ
画像17は、フルサイズ画像15と同一長さの長辺部を
有するものの、短辺部はフルサイズ画像15のそれより
も短い。特に、駒番号2と5のパノラマサイズ画像は、
フルサイズ駒の中心部を占めた形になっている。前述し
たように、パノラマサイズの画像17の幅は、フルサイ
ズ画像15の幅の約半分しかなく、しかも、フルサイズ
画像15の中心部を占めた形になっている。
【0007】本願出願人に譲渡されている米国特許第5、
220、378号には高速写真焼付けプリンターの光学装置が
開示されており、この光学装置により印画紙に写真を焼
き付ける際に種々の焼付け倍率が選択できるようになっ
ている。詳述すれは、このプリンター用光学装置は、三
本の固定レンズと、それぞれに対応した固定ミラーと、
選択的位置決め自在ミラーとからなり、選択的位置決め
自在ミラーを何れかの固定レンズの光路上に位置決めす
ることにより、三種の幅の異なった印画紙のどれかに画
像を焼き付けるように構成されている。
【0008】前述の高速写真焼付けプリンターで焼付け
を行う際、印画紙の一方の縁部は印画紙搬送路の基準縁
に整合させ、この状態で選択位置決め自在ミラーをキャ
リッジごと移動させて何れかの倍率にて、フィルム上の
画像を通った写真光像を当該倍率に合わせて選択したサ
イズの印画紙に焼き付けるようにしている。別の方法と
して、印画紙としては対応しうる最大幅の印画紙を用
い、これに選択した倍率で写真光像をその印画紙に焼き
付けることもできる。何れにしても、写真光像は倍率に
関係なく印画紙の幅方向の中心部に投写されるようにな
っているから、何れかの倍率を選択すると写真画像は長
さ方向(フィルムの長さ方向の沿う)のみならず、幅方
向(フィルムの幅方向に沿う)にも拡大又は縮小され
る。
【0009】他方、フルサイズ写真とパノラマサイズ写
真とが混在するフィルムについて前述の米国特許第5、22
0、378号による光学装置を備えた高速写真焼付けプリン
ターで焼き付けを行う場合に、特にパノラマサイズの写
真画像を高倍率にてトリミングすることなく焼き付けす
ると、当該写真画像の幅ばかりではなくて、その長さも
拡大されることになり、結果として印画紙に焼き付けら
れる写真画像は、同じ横長写真であっても長さ方向の両
端がカットされたものとなる。また、印画紙搬送機構と
しても、印画紙への次の写真光像の投写に先立って、既
に焼き付けた写真がフルサイズ写真か、或いはパノラマ
サイズ写真かを検出して間欠送りの送り距離を設定する
必要が生じる。
【0010】要するに、複数の固定焦点距離レンズとミ
ラーとを用いた写真焼付けプリンターで、パノラマサイ
ズ画像とフルサイズ画像とが混在した写真フィルムにつ
いて印画紙への焼付けを行う場合に前述の問題点が生ず
る。本願出願人が製造販売している商品名「KODAK CLAS
35」なる前述の自動高速写真焼付けプリンターで利用
できる印画紙の寸法は、幅が3.5、4.0、5.0インチの三
種で、共通の結像面において利用する印画紙の寸法に応
じて適切な焼付けが行えるように、当該装置ではズーム
レンズが用いられている。
【0011】以上のことから、種々の幅の印画紙にフル
サイズ写真のみならず、パノラマサイズ写真も高速にて
信頼性よく高品質にて選択的に焼き付けできる写真焼付
けプリンターが望まれている。このような写真焼付けプ
リンターに対する需要は、多フォーマットカメラの消費
の増大に伴って増加している。
【0012】
【発明の構成】本発明はそのような事情を鑑みてなされ
たものであって、高速写真感光材仕上げプリンターにお
いて一つの露出窓と最小限数のレンズ系を用いて、幅の
異なる種々の印画紙に対して二つの倍率の間で倍率変更
が高速にてできるようにすることを主目的としたもので
ある。
【0013】また、最小限数の光路とレンズ系とを用い
て、幅の異なった種々の印画紙にフルサイズのみならず
パノラマサイズの写真が焼き付けられるようにすること
も、本発明の別目的である。
【0014】更に、プリンターの露出窓を介して、フィ
ルムに現れている画像順と同一順にて、又は、異なった
フィルム片の送り順と同一順にフルサイズのみならずパ
ノラマサイズの写真画像が同一プリンターで効率的に焼
き付けられるようにすることも、本発明のまた別の目的
である。
【0015】前述の諸目的や利点などは、本発明を下記
の如く構成することにより達成できる。本発明による写
真焼付けプリンター装置とその方法とは、選定した幅を
有する長尺印画紙に、当該印画紙に選定した幅に対応し
て選定した倍率にてネガフィルムの画像を第1フォーマ
ット(フルサイズでのフォーマット)と第2フォーマッ
ト(パノラマサイズでのフォーマット)に焼き付けるも
のである。
【0016】即ち、ネガフィルムの焼き付けすべき画像
駒を写真プリンターの露出窓に臨ませた状態で、光源か
ら投光することにより、前記画像駒における画像に対応
した光像を投写光路に得る。その後、露出窓に臨んでい
るフィルム上の画像駒が第1フォーマットか第2フォー
マットかどうかを判定し、この判定の結果に応じて長尺
印画紙を第1投写結像面又は第2投写結像面に臨むよう
に搬送する。この際、第1フォーマット用投写光路(第
1投写光路)と第2フォーマット用投写光路とは、印画
紙の搬送路に沿って互いに離間されている。
【0017】前記判定結果により当該画像駒が第1フォ
ーマットであると判定されると、前記光源を動作させて
前記光像が第1投写結像面に投写されるようにする。他
方では、選定した印画紙の幅に対応して選定した第1フ
ォーマット画像倍率にて前記光像を、前記第1投写結像
面に臨んでいる印画紙に合焦させる。これにより、前記
選定した第1フォーマット用画像倍率での第1投写結像
面の長さ方向の境界が定まる。
【0018】他方、前記判定結果により当該画像駒が第
2フォーマットであると判定されると、第2フォーマッ
ト用変倍光学系を前記第1投写光路に臨ませる。そうし
て、光源を動作させることにより、前記第2フォーマッ
ト用光学系、そして第2投写光路を介して前記第1投写
光路における光像を、前記第2フォーマット投写結像面
に臨む印画紙に投写するが、その際の倍率は、選定され
た幅の印画紙に対応して選ばれた第2フォーマット画像
倍率に設定する。これにより、前記選定した第2フォー
マット画像倍率での第2フォーマット用投写結像面の長
さ方向の境界が定まり、この第2フォーマット用投写結
像面の長さ方向境界は、前記第1投写結像面の長さ方向
境界とほぼ一致している。
【0019】第2フォーマット用変倍光学系を光像の搬
送光路に臨ませることについては、好ましくは第1反射
ミラーを光像の搬送光路に選択的に臨ませて当該光像を
第2投写光路へと反射させ、変倍ズームレンズ系を第2
投写光路に臨ませて第2投光路における投写光像の倍率
を選択的に変え、変倍ズームレンズ系に対して第2反射
ミラーを第2投写光路に臨ませて倍率を変えた光像を第
2投写結像面へと反射させるのが望ましい。
【0020】その際、調節手段としては、第2投写光路
におけるズームレンズ系の倍率を調節して、選定した印
画紙の幅に応じて反射された光像を選択的に拡大し、第
2投写光路における第2反射ミラーの位置を調節して第
2投写光路長を、再1及び第2フォーマット用投写結像
面の長さ方向境界が互いにほぼ等しくなるように調節す
る。
【0021】写真焼付けプリンターは、長尺印画紙の幅
を選定して、第1及び第2フォーマット用投写結像面が
選定された印画紙に幅に対応するように整合する一方、
第1及び第2フォーマット用投写結像面のそれぞれの長
さ方向境界ががほぼ一致するように、第1及び第2フォ
ーマットの画像駒の倍率を調節することにより、異なっ
た幅の印画紙に対応するようになっている。
【0022】本発明の別の面によれば、第2レンズ系に
「精密可変共役制御型(Precision Variable Conjugate
Controlled)(PVCC)」ズームレンズを用いること
により、異なった幅の印画紙に対応させることができ
る。第1ズームレンズは「N(フルサイズ)」用レンズ
であって、第1ないしフルサイズのフォーマットを第1
倍率ないしN投写結像面に投写し、第2ズームレンズは
「P(パノラマ)」用レンズであって、第2ないしパノ
ラマサイズのフォーマットを第2倍率ないしP投写結像
面に投写するようになっている。
【0023】本発明によれば、比較的小型で、パノラマ
サイズの画像駒の露出に際して光像の搬送路へと移動さ
せやすい軽量のミラーが一つだけ、フルサイズのフォー
マットとパノラマサイズのフォーマットに応じて用いら
れている異なった倍率の二本のズームレンズと共に用い
られているにすぎない。また、第2投写路の第2反射ミ
ラーをモーター駆動式にすることにより、あまりない新
しい印画紙の幅に対応させた調節が容易に行える。
【0024】異なった印画紙の幅に対応して必要とされ
る第1及び第2ズームレンズ系の変倍範囲は小さいの
で、設計が容易で信頼性がある。あまり発生しない印画
紙の取り替え時に調節操作が必要となるにすぎないか
ら、信頼性がより大きくなる。レンズ系による焦点合わ
せや倍率と、用いる印画紙の幅に応じたとミラーの位置
調節などは視認できるようになっており、印画紙の取り
替え時以外はあり得ない。
【0025】PVCCズームレンズ系の対物面と像面と
の間の距離(物像距離)は長いので、P用レンズの視野
角(field coverage)を最小限に維持することができると
共に、印画紙保持面において必要とされる種々のマスク
位置とポンチ位置の数を減少させることができる。第2
レンズ位置にPVCCズームレンズを用いることによ
り、レンズの短い共役において第2反射ミラーをおくこ
とができる余裕が得られる。
【0026】
【実施例】以後、添付図面を参照しながら本発明の好ま
しい実施例を詳述する。先ず図2から図4に、フルサイ
ズとパノラマサイズの画像駒の画像を、選ばれた幅の写
真印画紙の互いに隣接する部分に焼き付けるべく、本発
明の好ましい実施例により改変した自動ネガフィルム焼
付けプリンターの構成部品を示す。図示のプリンター
は、ネガフィルムに現れているのと同一順序で画像駒の
画像を焼き付けるか、又は、プリンターの露出窓に対す
る同一フィルムの最初の送りでフルサイズの画像駒の画
像を焼き付け、次の送りで残りのパノラマサイズの画像
駒の画像を焼き付けるようになっている。
【0027】図2から図4に示したプリンターは、前述
した「KODAK CLAS 35」自動カラープリンターとほぼ同
一構成ではあるが、但し、露出窓に臨ませた焼き付けす
べき画像駒がフルサイズかパノラマサイズかを判定する
構成部品や、第1ないし第2投写結像面へ印画紙を所定
距離だけ搬入する構成部品、第1投写光路の光像を第1
ズームレンズ系(フルサイズないし第1フォーマット
用)を介して第1投写結像面(フルサイズないし第1フ
ォーマット用)に投写したり、第2投写光路の光像を第
2ズームレンズ系(パノラマサイズないし第2フォーマ
ット用)を介して第2投写結像面(パノラマサイズない
し第2フォーマット用)に投写するのに必要な構成部品
などは、本発明の目的を達成するために本発明により追
加してある。また、適切な投写フレームへの投写と焼付
け境界枠をマークするのを促進するためのマスクとポン
チについては、後述の通りである。
【0028】「KODAK CLAS 35」自動カラープリンター
は、幅が異なった三種の写真印画紙に写真焼付けができ
るようになっており、そのため三種の印画紙供給カセッ
トと巻取りカセットを用いているが、それぞれのカセッ
トは回転式ターレットに収容されている。所望幅の印画
紙は、当該印画紙の入った供給カセットと巻取りカセッ
トを適当に選択して位置決めすることにより設定でき
る。所望幅の印画紙の入った供給カセットとそれに対応
した巻取りカセットとは、タッチスクリーン式ユーザー
インターフェースを介して回転式ターレットを間欠送り
することにより選択できる。変倍投写レンズによる倍率
は、選択した印画紙の幅にあわせて調節されるようにな
っている。
【0029】本発明の別実施例では、「KODAK CLAS 3
5」自動カラープリンターの如くのプリンターを後述す
るように改変している。即ち、用いた印画紙の幅に合わ
せて第1及び第2フォーマットの画像駒用のズームレン
ズの倍率を調節できるように、また、そのために必要が
構成部品を、前記プリンターに追加している。この調節
を行うことにより、第1及び第2投写結像面を選択した
印画紙の幅に合わせることができ、また、第1及び第2
投写結像面のそれぞれの長さ方向境界を、互いに重なり
合うことなくほぼ一致させることができる。
【0030】図2から図4において、本発明による写真
焼付けプリンターは、プリンター制御用プログラムがイ
ンストールないし記憶されているプリンター制御器12
を備えている。このプリンター制御器12は、プリンタ
ーの一連の動作、即ち、第1もしくは第2投写系を介し
て露出窓14へとネガフィルム10を搬送し、当該ネガ
フィルム10上の画像駒の画像を、印画紙20が保持さ
れる第1もしくは第2投写結像面22ないし24へ第1
もしくは第2投写光路26ないし28を介して投写する
一連の動作を制御するようになっている。
【0031】図2に、第1及び第2投写系の作用につい
てはさておき、本発明による構成部品を全て示してあ
る。また、図3は、フルサイズ(第1フォーマット)の
画像を焼き付けるために第1投写系を作用させた状態を
示し、また、図4は、パノラマサイズ(第2フォーマッ
ト)の画像を焼き付けるために第2投写系を作用させた
状態を示している。
【0032】プリンター制御器12は、フィルム搬送用
駆動機構16と印画紙搬送用駆動機構18、ランプハウ
ス兼プリント求積装置(lamphouse and print integrato
r assembly)30などを従来と同様に制御するばかりで
はなくて、本発明による前述の追加構成部品をも後述の
ように制御するようになっている。また、プリンター制
御器12には、各画像駒の画像に対応した赤、緑、青の
色濃度データがカラーリニアアレー走査器32ないし類
似のものから入力されるようになっている。このように
入力だれるデータはランプハウス兼プリント求積装置3
0でのカラーバランスと露出時間とを制御するのに使わ
れ、これにより露出窓14に焼き付けすべき画像駒が臨
むようにフィルムが搬送された時に当該画像駒の画像を
如何に焼き付けすべきが定まる。このことは、前述の
「KODAK CLAS 35」自動カラープリンターにおいても行
われていることである。
【0033】また、プリンター制御器12には、前述の
入力の他に、操作者がタッチスクリーンや、キーボー
ド、手動スイッチ(図示せず)などを介して入力する信
号及び、本発明に関係のない種々の動作を行わせるため
に必要なフィルム継ぎ及びノッチ検出器(図示せず)か
らの信号などが入力されるようになっている。
【0034】更に、図1に示したフィルム10に予め焼
き付けられているDXバーコード部19がフィルムデー
タ読取り器38に読み取られて、DXバーコード情報と
してプリンター制御器12に入力されるようになってい
る。このDXバーコード部19は、フィルム製造時には
潜像としてフィルム10に焼き付けられているが、フィ
ルムの特性に係わるデーターを表したものである。周知
のように、このデータは読み取られ、プリンターにおい
て焼付けの際の露出時間の判定に利用されるようになっ
ているのが通常である。しかし、本発明では、後述する
ようにフルサイズ及びパノラマサイズの画像駒を判定す
るためにこのフィルムデータ読取り器を用いている。
【0035】将来、各画像駒ごとの撮影露出データをフ
ィルム10に記録するデータ記録機能を備えた写真カメ
ラが出現することが考えられる。このようなカメラに
も、パノラマサイズやフルサイズなどの種々のフォーマ
ットで撮影できる機能や、単一フォーマットではある
が、その場合での画像の焼付けについての指示データを
記録できる機能を持たせることも考えられる。このよう
なカメラを利用するに当たっては、撮影者はフォーマッ
トを選択して、フルサイズのフォーマットと同一又は異
なったレンズ系を使って露出パラメーターを決定するこ
とが考えられる。例えば、パノラマサイズのフォーマッ
トを選択する場合、画像駒のフォーマットそれ自体はフ
ルサイズの画像駒のフォーマットと同一にしたり(即
ち、図1に示したパノラマサイズの画像駒17で表され
るように駒の上下を遮光しない)、あるいはそれとは別
のフォーマットにすることが考えられる。その代わり、
パノラマ写真を選択する(疑似パン画像を作る)時にフ
ルサイズ用のレンズの倍率を自動的に増加させることが
考えられる。
【0036】前述のように露出パラメーターを決めて撮
影すると、フォーマットのデータが通常のネガフィルム
の片縁における当該画像駒に隣接する部分に潜像の形で
記録される。或いは、フィルムの片縁もしくはフィルム
カートリッジにおける帯状磁気記録媒体にそのようなフ
ォーマットのデータが記録されることもあり得る。何れ
にしても、そのようなフォーマットのデータは、プリン
ターに読み取られて、疑似パン画像からパノラマサイズ
のプリント作成用露出パラメーターが作製されることに
なる。例えば、画像駒の上下の部分を遮光して画像駒の
中間部だけが拡大された、カメラ内において画像駒の上
下の部分を遮光したのと同様な効果を醸し出すことが考
えられる。
【0037】従って、図2から図4に示したフィルムデ
ータ読取り器38は、現像した潜像としてのバーコード
を読み取るバーコード読取り器であっても良いし、又
は、フィルムそれ自体又はフィルムカートリッジにおけ
る磁気記録媒体に磁気的に記録された情報を読み取る磁
気読取りヘッドであっても良いのである。この他にフィ
ルムやカートリッジの何れか一方、又は両方に係わる情
報を記録するものとしてメモリー用IC部品を利用する
ことも考えられるが、この場合でもフィルムデータ読取
り器38により読み出されるようにしている。このよう
に記録されるデータとしては、第1フォーマットもしく
は第2フォーマットで撮影した画像駒の指定情報のみな
らず、その他の露出パラメーターなどの情報も含ませる
ことが考えられる。
【0038】図2から図4に戻って、プリンター制御器
12は、フィルム搬送路に沿ってフィルムを間欠搬送す
ることにより各画像駒を露出窓に臨ませるように、フィ
ルム搬送機構を制御するようになっている。即ち、プリ
ンター制御器12はフィルム搬送用駆動機構16を駆動
することにより、例えばフィルム供給リールないし差込
み装填型カートリッジなどのフィルム供給源11からフ
ィルム巻取りリール13へと矢印FAで示した方向に沿
って間欠送りする。その時、フィルム10上の各画像駒
は走査器32、ネガを視認検査する照射検査ステーショ
ン(図示せず)、露出窓14、そして図示していない種
々の検出器や読取り器を介して巻取りリール13へと搬
送されることになる。
【0039】露出窓14においては、プリンター制御器
12からの命令によりフィルムクランプ兼エッジ平坦保
持器とが動作してフィルムの画像駒を露出窓14に対し
て平坦に保持すると共に、ランプハウス兼プリント求積
装置30からなる光源に対して露出されることになる。
この露出窓14におけるフィルムクランプ兼エッジ平坦
保持器は、後述の第1ないし第2ズームレンズ投写系に
より光源に露出した画像駒よりも僅かだけ小さい画像領
域が撮像されるように、光源に露出させたフィルム上の
当該画像駒の周辺部を遮光するように、その寸法が定め
られている。
【0040】また、プリンター制御器12からの命令に
よりランプハウス兼プリント求積装置30におけるシャ
ッターが開成するが、そのシャッターの開成時間は露出
窓14に臨む画像駒に対して従来公知の方法で算出した
露出時間に相当する。このように画像駒が露光される
と、当該画像駒の画像に対応した光像が得られる。
【0041】画像駒を照射することにより生じた当該画
像駒の画像に対応する光像は、通常第1投写系により投
写される。即ち、図3に示したように第1ズームレンズ
系34を介して第1投写光路26に沿って進む前記光像
は、第1投写結像面22に結像する。このように投写さ
れる光像は、印画紙20の幅に合わせて倍率が拡大さ
れ、かくて第1ズームレンズ系34により第1投写結像
面に投写され、これにより当該光像が印画紙20に拡大
倍率にて焼き付けられる。
【0042】言うまでもなく、第1投写結像面22で結
像している前記光像は選択された倍率により、印画紙2
0の長さ方向ばかりではなくて、幅方向においても拡大
されることになり、そのため光像の幅は印画紙の幅方向
の辺から僅かだけはみ出る程度ではあるが、長さは、第
1投写結合面22の長さを規定すべく第1結合面22に
位置決めした印画紙マスク(図示せず)に規定されたも
のとなる。一般に前述の印画紙マスクは、焼付け面の長
さを規定する矩形開口を備えたものであって、一般に
「イーゼル」と称されるものであるが、必ずしもそれに
限られず、類似のマスク部材であればよい。。
【0043】第1ズームレンズ系34の倍率は、プリン
ター制御器12により設定される。即ち、第1ズームレ
ンズ系用モーター56はプリンター制御器12からの命
令により駆動されるが、この第1ズームレンズ系用モー
ター56は第1ズームレンズ系34の拡大倍率を調節す
るように連結されていて、第1ズームレンズ系34の変
倍レンズの位置を表す位置状態信号をフィードバックす
る位置センサーを具備していても良い。従って、プリン
ター制御器12は変倍レンズの位置をモニターしなが
ら、第1ズームレンズ系用モーター56を適宜駆動して
第1ズームレンズ系34の倍率を設定するのである。
【0044】モーター駆動制御信号と印画紙の各幅に対
応した位置設定などの情報はプリンター制御器に記憶さ
れていて、幅の異なる印画紙に取り替えたときに利用さ
れる。位置状態信号は、プリンター制御器の作動システ
ムにより周期的にモニターされる。
【0045】本発明によりパノラマサイズの画像駒にお
ける画像を焼き付けるために、図2から図4に示したプ
リンターには、図4に示すように当該画像の光像を第2
投写光路28に沿って第2投写結像面に結像させる第2
投写系が備わっている。この第2投写系は、第1可動反
射ミラー40、第2可動反射ミラー42、第2ズームレ
ンズ系44とからなり、これらの構成光学部品は第2投
写光路28に沿って配置されている。図4に示すよう
に、フィルムにおけるパノラマサイズの画像駒における
画像の光像は、第1可動反射ミラー40により反射さて
第2ズームレンズ系44を進み、第2可動反射ミラー4
2により再び反射されて第2投写結像面24で結像する
ことになる。
【0046】第1可動反射ミラー40は、プリンター制
御器12により制御される第1ミラー駆動モーター50
と連動していて、プリンター制御器12からの命令に応
じて、図4に示すように第1投写光路26に位置決めし
たり、図3に示すように第1投写光路26から退避され
るようになっている。この第1可動反射ミラー40は平
坦な反射ミラーであって、前述した米国特許第5、220、37
8号に開示されているようにキャリッジ(図示せず)に
支持されていて、反射位置と退避位置との間を移動自在
になっている。モーター56には位置センサーを設けて
第1可動反射ミラー40の位置状態信号がプリンター制
御器12に入力されるようにしても良い。この場合プリ
ンター制御器12は、各焼付けサイクル時に当該位置状
態信号をモニターして適切なフォーマットでの印画紙焼
付けを行えるようにする。
【0047】露出窓14に臨むフィルム上の画像駒がパ
ノラマサイズのものであると検出されると、プリンター
制御器12は第1可動反射ミラー40の位置をチェック
する。このチェックの結果に応じて、プリンター制御器
12は第1ミラー駆動モーター50とそれに対応するキ
ャリッジとを動作させて、図4に示すように第1可動反
射ミラー40を反射位置へと移動させることになる。同
様に、露出窓14に臨むフィルム上の画像駒がフルサイ
ズのものであると検出されると、プリンター制御器12
は第1可動反射ミラー40の位置をチェックし、このチ
ェックの結果に応じて、第1ミラー駆動モーター50と
それに対応するキャリッジとを動作させて、第1可動反
射ミラー40を図3に示すように第1投写光路26から
退避した退避位置へと移動させることになる。
【0048】図4において、露出窓14における画像駒
を照射して得た光像は、反射位置に設定された第1可動
反射ミラー40に反射されて第2投写光路28に沿って
進みながら第2ズームレンズ系44に入射する。その後
第2ズームレンズ系44により設定倍率に拡大されて出
射する光像は、第2か同伴者ミラー42により反射され
て第2投写結像面24で結像することになる。
【0049】第2投写光路28に臨む第2可動反射ミラ
ー42は、図2から図4の平面において矢印MPで示し
た方向に、印画紙の各幅に応じて第2投写結像面24の
幅と長さに適した位置へと前後動する。そのため、第2
可動反射ミラー42は、駆動信号に応じて駆動する第2
ミラー駆動モーター52とそれに対応するキャリッジ
(図示せず)とによりなされるが、前記駆動信号はプリ
ンター制御器12から、別の新しい幅の印画紙に取り替
えられたときに供給される。尚、第1ミラー駆動モータ
ー50の場合と同様に、第2ミラー駆動モーター52に
も位置センサーを具備させて第2可動ミラー42の位置
がプリンター制御器12によりモニターされるようにし
ても良い。
【0050】第2ズームレンズ系44は、プリンター制
御器12により作動させられる第2ズームレンズ系用モ
ーター54と連動している。従って、プリンター制御器
12からの命令に応じて第2ズームレンズ系用モーター
54が駆動されることにより、第2ズームレンズ系44
は、選択された印画紙の幅に応じた倍率に設定されるこ
とになる。後述のように、このような動作は印画紙の幅
が変わったときのみに行われる。倍率の設定は、印画紙
20の長さ方向のみならず、幅方向に応じた行われるこ
とになり、従って、印画紙の幅が一旦選択されると第2
投写結像面24を規定すべく位置決めされた第2印画紙
マスク(図示せず)の開口面積に対応した倍率に設定さ
れる。
【0051】本発明の好ましい実施例では、第2投写結
像面24に投写された光像について印画紙への焼付けを
行っているときに、第1投写結像面22を可動マスクで
完全に覆う、即ち、遮光するようにしても良い。同様
に、第1投写結像面22に投写された光像について印画
紙への焼付けを行っているときに、第2投写結像面22
を可動マスクで完全に覆う、即ち、遮光するようにして
も良い。これらのマスクとしては、プリンター装置が対
応する最大幅と最大長さの印画紙に相当する幅と長さを
有する一枚の遮光板で構成し、この遮光板をキャリッジ
に支持させてその一端ないし他端が第1及び第2投写結
像面22、24の境界に臨むように移動自在にする。こ
のマスク支持用キャリッジとしては、各端に印画紙ポン
チ36を担持して、当該ポンチを焼き付け境界(第1及
び第2投写結像面の境界)に位置決めするものであって
も良い。その際のキャリッジの移動とポンチの位置決め
は、後述のように印画紙の幅が変わったときに新たな隣
接する長さ方向の境界に自動的に合わせるようにしても
良い。
【0052】第1及び第2投写結像面22、24と対応
するマスク(利用した場合)は、印画紙搬送路に沿って
長さ方向に区画されている。これらの投写結像面の間に
は長さ方向の境界があって、この境界に印画紙のポンチ
36が位置決めされている。第1及び第2投写結像面2
2、24の相対長さと位置及びポンチ36の位置は、利
用する印画紙の寸法に応じて変わる。
【0053】第1及び第2投写系の何れかを選択するた
めには、プリンター制御器12としては、第1及び第2
フォーマットの画像駒の判定区別ができるようになって
いる必要がある。本発明の好ましい焼付け方法によれ
ば、プリンター制御器12は、走査器32から供給され
る画像駒の色濃度を分析してメモリーに記憶することに
より、図1に示したパノラマサイズの画像駒を判定する
ように構成されている。赤、緑、青の各走査線における
色濃度をそれとは隣接する走査線における色濃度と未露
光フィルムベースの基準濃度の何れか一方、又は両方と
比較すれば、各走査線データ群におけるパターンを繰り
返すことによりパノラマサイズの画像駒を判定すること
ができる。このようにパノラマサイズの画像駒が判定さ
れると、プリンター制御器12は走査したネガフィルム
の当該画像駒は第1フォーマットの画像駒であると判断
分類することになる。
【0054】本発明の別の実施例では、フィルムデータ
読取り器38が、前述した将来商品化されるものと思わ
れるカメラに記録された画像駒データとフィルムの種類
とを読み出す。このように画像駒のフォーマットを表す
読出しデータはプリンター制御器12に入力された上
で、後述のように画像駒のフォーマットの判定と投写光
路の選択に利用される。
【0055】走査器32と読取り器38とを備えていな
いプリンター装置では、操作者が露出窓に送り込まれる
に先立って画像駒を視認窓において視認検査することに
なる。その時に操作者がパノラマサイズの画像駒を発見
した場合、その旨をプリンター装置に入力することによ
りプリンター装置をして第2投写系を選択するようにす
ればよい。本発明における如くの完全に自動化されたカ
ラープリンター装置においても、操作者の方で画像駒の
視認検査、手動送り、焼付けなどが行えるように、視認
窓や手動入力制御器などが備わっている。
【0056】露出窓14に臨む画像駒がパノラマサイズ
であると判定されると、プリンター制御器12は、当該
画像駒が含まれているフィルムの他の画像駒の並び順序
で当該画像駒の画像を第2フォーマットで焼き付けるこ
とになる。この操作時に、プリンター制御器12は位置
状態をチェックして、必要とあれば第1ミラー駆動モー
ター50にモーター駆動信号を供給する。従って、第1
ミラー駆動モーター50はモーター駆動信号に横死手駆
動することにより第1反射ミラー40を第1投写光路2
6に臨む反射位置へと移動する。
【0057】フルサイズもしくはパノラマサイズの画像
駒について印画紙への焼付けが終わる前に(その直前の
印画紙への焼付けはフルサイズの画像駒の画像であって
も良いし、又はパノラマサイズの画像駒の画像であって
も良い)、プリンター制御器12により印画紙搬送機構
が動作させられて、選ばれた幅を有する印画紙20が第
1もしくは第2投写結像面22、24へと搬送される。
その際、印画紙搬送用駆動機構18がプリンター制御器
12からの命令に応答して駆動させられ、これにより印
画紙20が供給カセット21から巻取りカセット23の
方へと矢印PAの搬送方向に沿って所定距離だけ間欠送
りさせられる。
【0058】前述の間欠送りは、未露光の印画紙が第1
ないし第2投写結像面22、24に位置決めされるのに
必要な距離ごと行われ、また、既に焼付けを済ませた先
行印画紙の、搬送方向から見た後導端が次の光像により
再び露光されるのを防ぐのに充分な距離ごと行われる。
言うまでもなく一回の間欠送りの距離は、印画紙の幅に
応じて変わる。何故なら、ズームレンズ系34の倍率が
印画紙の幅に合わされていて、第1及び第2投写結像面
22、24の長さに影響するようになっているからであ
る。
【0059】第1反射ミラー40が適切に位置決めさ
れ、印画紙20も適切に搬送されると、ランプハウス内
のシャッターが所要の露出時間だけ開成し、これにより
露出窓14に臨む画像駒の画像に対応する光像が第1も
しくは第2投写光路26、28を介して第1もしくは第
2投写結像面22、24へと投写される。第1反射ミラ
ー40が反射位置と退避位置との間で位置決めされる回
数は、ネガフィルムのおけるパノラマサイズの画像駒の
数に応じて変わる。
【0060】第1ミラー駆動モーター50と第1反射ミ
ラー40の駆動キャリッジの「磨耗とほころび」を最小
限にするには、パノラマサイズの画像駒について抜取り
焼付けをするのが望ましい。この抜取り焼付けであれ
ば、一本のフィルムにつき一回(多くても二回)だけ第
1反射ミラー40の位置を変えるだけでよい。これに対
して、順焼付けでは、一本のフィルムに例えばパノラマ
サイズの画像駒が全長に亙って連続していない限り、図
1に示したようにフルサイズの画像駒とパノラマサイズ
の画像駒とが混在していると、各画像駒ごと第1反射ミ
ラー40の位置を変える必要がある。
【0061】本発明の好ましい実施例では、露出窓14
にまさに臨もうとしているフィルム上の画像駒がパノラ
マサイズであると、当該画像駒を露出窓14に対して素
通りさせるが、フルサイズの画像駒であればそれについ
て優先的に焼付けを行うように、プリンター制御器12
を構成している。つまり、同じ一本のフィルムの最初の
送りでは、フルサイズの画像駒について印画紙への焼付
けを集中的に行い、その後はそのフィルムを逆送り、又
はもう一度露出窓14へ送ることによりパノラマサイズ
の画像駒について印画紙への焼付けを行うようにしてい
る。完全自動化されていない半自動プリンター装置で
は、操作者が視認しながら、フルサイズの画像駒又はパ
ノラマサイズの画像駒を選り分けて、何れか一方のサイ
ズの画像駒について先ず印画紙への焼付けを行い、その
後に他方のサイズの画像駒について印画紙への焼付けを
行うようにする。
【0062】何れにしても、印画紙への焼付けが終わる
と、又は、焼付けの済んだ印画紙が搬送されると、プリ
ンター制御器12はポンチ36を作動させて、第1及び
第2投写結像面22、24の隣接長さ方向境界に臨む印
画紙の縁に切欠きを形成する。このポンチ36は、印画
紙の幅が変わる都度横方向、即ち、印画紙の搬送方向と
直交する方向に調節自在に移動させられるようになって
いて、必ず二つの投写結像面の長さ方向境界に臨んでい
る。
【0063】フルサイズもしくはパノラマサイズの画像
駒の画像の印画紙への焼付けに係わる前述の説明では、
印画紙の幅について特に考慮していなかった。即ち、前
述の焼付け操作時には、第1及び第1ズームレンズ系3
4、44の倍率と第2反射ミラー42の位置は一定に維
持されているものとして説明した。これらの倍率や第2
反射ミラー42の位置などは、別の幅を有する印画紙に
取り替えた場合に変えられるようになっている。前述し
たようにこれは、印画紙供給カセット21と印画紙巻取
りカセット23、ポンチ36や第1及び第2投写結像面
22、24のマスクの位置を変える、又は調節しながら
手動にて行われるようになっている。
【0064】別の幅の印画紙に取り替えると、その旨が
プリンター制御器12に伝えられ、プリンター制御器1
2はそれに応じて、第1及び第2ズームレンズ系34、
44の倍率、第2反射ミラー42の位置、第1及び第2
投写結像面22、24の両方への未露光印画紙の送りに
係わる印画紙搬送PA設定パラメーターなど調節される
ことになる。第2反射未位らー42が矢印MPの方向へ
横動すると、第2投写光路28の光路長が増減されるこ
とになり、当該第2投写光路28の光学中心が印画紙に
沿って長さ方向に移動する。印画紙の幅に応じて適切に
横方へ位置決めするために必要な横動量は、新たな印画
紙の幅に合致した第2ズームレンズ系44の倍率の変化
量に比例する。換言すれば、新たな印画紙の幅に合致し
た第2ズームレンズ系44の倍率の変化量に応じて、そ
の分第2反射ミラー42を横動させることになる。
【0065】写真感光材仕上げ業者としては、印画紙の
幅が変わっても、幅方向や長さ方向において焼き付けす
べき画像のケラレが発生しないように、各印画紙の寸法
に合わせて倍率を微調節したいと思うときがある。つま
り、投写された画像一杯を、部分的にケラレることなく
その通り印画紙に焼き付けたいこともある。この要望を
鑑み本発明の好ましい実施例では、第1及び第2ズーム
レンズ系34、44に二次倍率調節器を設けて、ケラレ
率を微調節できるようにしている。
【0066】第1及び第2光路の光路長と第1及び第2
投写結像面の長さが変えられるにつれて第2投写光路が
所要の横方へ並進できるようにするために、第2ズーム
レンズ系としてはPVCCズームレンズ系とするのが望
ましい。このようなPVCCズームレンズ系は、第1ズ
ームレンズ系34に用いてもよい通常のズームレンズ系
とは異なって、焦点の対物面と像面との間の距離が、ズ
ーミング倍率が変わるにつれて変化することにより合焦
を維持するようになっている。この点、対物面と像面と
の間の距離が一定のまま合焦を維持する通常のズームレ
ンズ系とは異なっている。
【0067】図5から図7までは、第2ズームレンズ系
44としてPVCCズームレンズを利用した場合での効
果を示すものであり、図8は、第2ズームレンズ系44
として通常のズームレンズ系を利用した場合での効果を
示している。何れも図2から図4に示したプリンター装
置において見られたものである。先ず図5において、第
1及び第2投写結像面22、24の位置と第1及び第2
投写光路26、28のそれぞれの光学中心点26’、2
8’の位置を、幅3.5インチの印画紙に投影した形で
示している。互いに隣接する投写結像面の長さ方向境界
22’、24’は、ポンチ36により切欠きの付けられ
た帯部により区画されている。この帯部は、写真感光材
仕上げ処理の後に印画紙の切り放し時に切断される。
【0068】図6と図7とは、第1及び第2投写結像面
での倍率が、それぞれ幅4.0インチ、5.0インチの印
画紙に適するようにした場合を示す。図5から図7の比
較から分かるように、第1投写光路26の光学中心2
6’の位置は変わっていないが、第1投写結像面22の
長さと幅とは光学中心26’から両方向に拡大してい
る。他方、第2投写光路28の光学中心28’は、第1
及び第2投写結像面22、24の長さ方向と幅方向への
拡大に応じて横方へ移動している。この横方への移動
は、ミラーの移動路MPにある第2反射ミラー42を、
印画紙の幅に関係なく互いに隣接する長さ方向境界2
2’、24’を常に区画するように第1及び第2ズーム
レンズ系34、44の倍率変化量に比例する距離だけ移
動させることにより達成できる。
【0069】第1及び第2投写結像面22、24が互い
に重なり合うのを防ぐ第2反射ミラー42の横方への移
動は、PVCCズームレンズ系を用いることにより達成
される。何故なら、PVCCズームレンズ系を用いると
第2投写光路28での対物面と像面との間の距離(物像
距離)がその横方への移動に伴って変わるからである。
他方、第1投写光路26ではそのような物像距離が起こ
らないので、第1ズームレンズ系としては、倍率の如何
に係わらず物像距離が一定の通常のズームレンズ系でよ
い。
【0070】換言すれば、第2ズームレンズ系44に通
常のズームレンズを用いると、第2反射ミラー42を前
述のように移動させることはできず、従って合焦状態を
維持することはできない。むしろ、選択した幅の印画紙
に合わせて倍率を変えても第1及び第2投写結像面2
2、24が互いに重なり合うことになる。
【0071】図8は、位置が固定された反射ミラーと通
常のズームレンズを用いた場合であって、印画紙を図5
に示した3.5インチ幅から図6に示した4.0インチ幅
に変えた時での倍率の増加に伴って発生する投写結像面
の重なり合いを示している。印画紙として幅の異なる三
種の印画紙を用いる場合では、前述の重なり合いを避け
るためには、図7に示したように光学中心26’と2
8’との間の距離が最大となるように、即ち、5.0イ
ンチ幅の印画紙に合わせた距離となるように第2反射ミ
ラー42の距離を固定することが考えられる。この場合
に幅が一番小さい印画紙を選択すると、長さ方向の境界
22’と24’の間隔が広がって、印画紙の無駄遣いに
なってしまう。何故なら、印画紙に焼き付けた、互いに
隣接する画像間の空白帯部はできるだけ小さくするの
が、印画紙の効率的な利用になるからである。
【0072】別の方法としては、4インチ幅の印画紙に
合わせて前記距離を選定して、5インチ幅の印画紙を利
用した場合に投写結像面の長さ方向境界を遮光すること
が考えられる。この場合でも結局広い空白帯部ができる
ことになり、印画紙の無駄遣いをできるだけ避ける観点
からすれば、望ましい方法とは言えない。
【0073】その代わり、焼付けしょうとする画像駒の
サイズが先行する画像駒のサイズと異なっている場合、
重なり合い量に相当する距離だけ印画紙を送り方向に前
進させる必要が生ずる。また、ポンチ36の位置も、前
述の印画紙の前進に合わせて移動させる必要があるし、
或いは、それを勘案した上でポンチとして二台用いるこ
とも考えられるが、このような方法では煩雑であるばか
りか、コスト的にも望ましくない。
【0074】ところが、本発明ではPVCCズームレン
ズを第2ズームレンズ系44に用いているから、印画紙
の搬送は簡単で、フィルム上のフルサイズ画像駒とパノ
ラマサイズ画像駒の順に間欠搬送するだけでよい。一例
として、フィルムを一方向に一回送るだけでフルサイズ
画像駒とパノラマサイズ画像駒のそれぞれの画像を印画
紙に焼き付ける場合でのプリンター装置の作用を以下に
説明する。
【0075】今、パノラマサイズ画像駒の画像の印画紙
への焼付けが済み、フルサイズ画像駒が焼付けに備えて
露出窓14に送り込まれたとすると、プリンター制御器
12が第1反射ミラー40を退避位置へ移動させること
になる。この時、その直前に第2投写結像面24に位置
していた印画紙20は第1投写結像面22に臨んでい
る。なお、図示していないが、パノラマサイズ用とフル
サイズ用のマスクが装置に設けられている場合では、先
行していたパノラマサイズ画像駒の画像の印画紙への焼
付け時には、パノラマサイズ用マスクが自動的に第2投
写結像面24における印画紙20を覆うことになる。同
時に、フルサイズ用マスクは第1投写結像面22から退
避させられることになる。
【0076】その後、プリンター制御器12からの命令
によりランプハウス内のシャッターが所定の露出時間だ
け開成する。これにより、フルサイズ画像駒の画像が、
第1投写光路26を介して第1投写結像面22に臨む印
画紙に焼き付けられる。また、プリンター制御器12か
らの命令によりポンチ36が作動させられて、互いに隣
接する、既に焼付けの終えた印画紙の画像間における長
さ境界のところに切欠きを形成する。
【0077】前述のようにフルサイズ画像駒の画像が印
画紙に焼き付けられ、引き続き露出窓14にパノラマサ
イズ画像駒が送り込まれる時には、プリンター制御器1
2からの命令で印画紙20が投写結像面22、24の全
長に相当する距離だけ印画紙が搬送され、それにより未
露光の印画紙が第2投写結像面24に臨むようになる。
そしてプリンター制御器12が、マスク(設けられてい
る場合)の位置を切り替え、第1反射ミラー40を図4
に示すように反射位置へ設定し、当該印画紙への露光を
行い、最後にポンチ36を動作させるようになる。本発
明では、印画紙の位置やポンチ36の位置を調節する必
要はない。
【0078】そこで次ぎに露出窓14へと送り込まれる
フィルム上の画像駒がフルサイズであれば、第1反射ミ
ラー40の退避位置への移動とマスクの切替えに伴って
フルサイズ画像や着付けよう印画紙20が第1投写結像
面22に臨むことになる。反対に、前記画像駒がパノラ
マサイズであると判定されると、未露光印画紙20が第
2投写結像面24に臨むように、印画紙を間欠搬送する
必要がある。
【0079】本発明の好ましい実施例によれば、レンズ
の設計によっては、全体的に長い物像距離を利用して第
2ズームレンズ系を構成するPVCCズームレンズの視
野角(field coverage)を最小値にすることができると共
に、印画紙保持面に必要となるマスクの数とポンチ位置
の数とを減少させることができる。また、倍率調節に必
要な構成部品の重量や位置に対する許容度も大きく取れ
る。更に、ポンチや印画紙マスクなどの位置にしても、
PVCCズームレンズを利用することにより従来と同様
に設定できる。
【0080】前にも簡単に説明したことではあるが、通
常の画像フォーマットにフルサイズ画像駒以外のサイズ
の画像(例えば、前述した疑似パン画像)が撮影できる
カメラが開発されたとすると、PVCCズームレンズの
倍率は所望の倍率に調節できる。この場合、全ての画像
駒の画像が第2投写結像面24へと拡大投写されること
になる。しかし、このように投写された画像駒の画像の
上下部は、投写結像面24に臨む印画紙からはみ出て当
該印画紙に露光されず、結果としてパノラマサイズの焼
付け画像が得られる。
【0081】尚、好ましい実施例について本発明を詳述
したが、当業者には種々の改変や改良などが容易に考え
られるところである。従って、これらの改変や改良は本
発明の真髄から逸脱しない限り、本発明の範囲に含まれ
るものと解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フルサイズとパノラマサイズの写真画像駒が
混在するフィルムの部分平面図。
【図2】 フルサイズとパノラマサイズの写真画像駒が
混在するフィルムについて印画紙への写真焼付けを行
う、本発明による高速写真焼付けプリンターの概略説明
図。
【図3】 フルサイズの画像駒の焼き付ける場合での図
2に示したプリンターの動作説明図。
【図4】 パノラマサイズの画像駒の焼き付ける場合で
の図2に示したプリンターの動作説明図。
【図5】 図2から図4に示したプリンターの動作によ
り第1幅を有する印画紙の互いに隣接するる部分でのフ
ルサイズ用及びパノラマサイズ用投写結像面の位置関係
を説明する投写結像面の概略平面図。
【図6】 図2から図4に示したプリンターの別の動作
により第2幅を有する印画紙の互いに隣接するる部分で
のフルサイズ用及びパノラマサイズ用投写結像面の位置
関係を説明する投写結像面の概略平面図。
【図7】 図2から図4に示したプリンターの別の動作
により第3幅を有する印画紙の互いに隣接するる部分で
のフルサイズ用及びパノラマサイズ用投写結像面の位置
関係を説明する投写結像面の概略平面図。
【図8】 不適当なパノラマ用投写ズームレンズと反射
ミラー装置を用いた場合での、第2幅を有する印画紙の
互いに隣接する部分でのフルサイズ用及びパノラマサイ
ズ用投写結像面の位置関係を説明する投写結像面の概略
平面図。
【符号の説明】
10・・・写真フィルム 11・・・フィルム
供給リール 12・・・プリンター制御器 13・・・フィルム
巻取りリール 14・・・露出窓 15・・・フルサイ
ズ画像駒 16・・・フィルム搬送用駆動機構 17・・・パノラマ
サイズ画像駒 18・・・印画紙搬送用駆動機構 19・・・DXバー
コード部 20・・・印画紙 21・・・印画紙供
給カセット 22・・・第1投写結像面 23・・・印画紙巻
取りカセット 24・・・第2投写結像面 26・・・第1投写
光路 28・・・第2投写光路 30・・・ランプハ
ウス兼求積装置 32・・・カラーリニアアレー走査器 34・・・第1ズー
ムレンズ系 36・・・ポンチ 38・・・フィルム
データ読取り器 40・・・第1可動反射ミラー 42・・・第2可動
反射ミラー 44・・・第2ズームレンズ系 50・・・第1ミラ
ー駆動モーター 52・・・第2ミラー駆動モーター 54・・・第2ズー
ムレンズ系用モーター 56・・・第1ズームレンズ系用モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・エドワード・ムーア・ザ・セ カンド アメリカ合衆国14450ニューヨーク州フェ アポート、ブラックリー・サークル8番

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選定した幅を有する長尺印画紙に、当該
    印画紙に選定した幅に対応して選定した倍率にてネガフ
    ィルムの画像を第1フォーマットと第2フォーマットの
    何れかに焼き付ける写真焼付け方法であって、 ネガフィルムの焼き付けすべき画像駒を写真プリンター
    の露出窓に臨ませた状態で光源から投光することによ
    り、前記画像駒における画像に対応した光像を第1投光
    路に得る一方、 露出窓に臨んでいるフィルム上の画像駒が第1フォーマ
    ットか第2フォーマットかどうかを判定し、 この判定の結果に応じて長尺印画紙を、印画紙の搬送路
    に沿って互いに離間されている第1フォーマット投写結
    像面と第2フォーマット投写結像面との何れかに臨むよ
    うに搬送し、 前記判定結果により当該画像駒が第1フォーマットであ
    ると判定されると、前記光源を動作させて前記光像が第
    1フォーマット投写結像面に投写されるようにし、選定
    した印画紙の幅に対応して選定した第1フォーマット画
    像倍率にて前記光像を、前記第1フォーマット投写結像
    面に臨んでいる印画紙に合焦させる一方、前記選定した
    第1フォーマット画像倍率での第1フォーマット投写結
    像面の長さ方向境界を定めるが、 前記判定結果により当該画像駒が第2フォーマットであ
    ると判定されると、第2フォーマット用変倍光学系を前
    記第1投写光路に臨ませて光源を動作させることによ
    り、前記第2フォーマット用光学系、そして第2投写光
    路を介して前記光像を前記第2フォーマット投写結像面
    に臨む印画紙に、選定された幅の印画紙に対応して選ば
    れた第2画像倍率にて投写する一方、前記選定した第2
    画像倍率での第2フォーマット投写結像面の長さ方向境
    界を、前記第1フォーマット投写結像面の長さ方向境界
    とほぼ一致させてなる写真焼付け方法。
  2. 【請求項2】 選定した幅を有する長尺印画紙に、当該
    印画紙に選定した幅に対応して選定した倍率にてネガフ
    ィルムの画像を第1フォーマットと第2フォーマットの
    何れかに焼き付ける写真焼付けプリンター装置であっ
    て、 ネガフィルムの焼き付けすべき画像駒を臨ませる露出窓
    と、 該露出窓に臨ませた状態で前記画像駒における画像に対
    応した光像を第1投光路に形成する光源と、 焼き付けすべき画像駒が前記露出窓に臨むように前記ネ
    ガフィルムを搬送するフィルム搬送機構と、 露出窓に臨んでいるフィルム上の画像駒が第1フォーマ
    ットか第2フォーマットかどうかを判定する判定手段
    と、 この判定の結果に応じて長尺印画紙を、印画紙の搬送路
    に沿って互いに離間されている第1フォーマット投写結
    像面と第2フォーマット投写結像面との何れかに臨むよ
    うに搬送する印画紙搬送機構と、 前記判定結果により当該画像駒が第1フォーマットであ
    ると判定されると作動して前記光源を動作させて、前記
    光像が第1フォーマット投写結像面に投写されるように
    し、選定した印画紙の幅に対応して選定した第1フォー
    マット画像倍率にて前記光像を、前記第1フォーマット
    投写結像面に臨んでいる印画紙に合焦させる一方、前記
    選定した第1フォーマット画像倍率での第1フォーマッ
    ト投写結像面の長さ方向境界を定める手段と、 前記判定結果により当該画像駒が第2フォーマットであ
    ると判定されると作動して第2フォーマット用変倍光学
    系を前記第1投写光路に臨ませて光源を動作させること
    により、前記第2フォーマット用光学系、そして第2投
    写光路を介して前記光像を前記第2フォーマット投写結
    像面に臨む印画紙に、選定された幅の印画紙に対応して
    選ばれた第2画像倍率にて投写する一方、前記選定した
    第2画像倍率での第2フォーマット投写結像面の長さ方
    向境界を、前記第1フォーマット投写結像面の長さ方向
    境界とほぼ一致させる手段とからなる写真焼付けプリン
    ター装置。
  3. 【請求項3】 選定した幅を有する長尺印画紙に、当該
    印画紙に選定した幅に対応して選定した倍率にて写真フ
    ィルムの画像を第1フォーマットと第2フォーマットの
    何れかに露光させる写真焼付けプリンター装置であっ
    て、 画像駒の駒送りのためのフィルム搬送機構と、 焼き付けすべき画像駒を支持する露出窓と、 該露出窓おける画像駒の画像に対応した光像を第1投光
    路に形成する光源と、 印画紙の長さ方向に互いに隔離された第1投写結像面と
    第2投写結像面の何れかに臨むように、選ばれた幅を有
    する長尺印画紙を搬送する印画紙搬送機構と、 印画紙の選ばれた幅に対応して選定した第1倍率にて、
    前記第1投写結像面に臨む印画紙に前記光像を投写する
    一方、当該第1倍率での第1投写結像面の長さ方向境界
    を定める第1ズームレンズ系と、 前記露出窓と前記第1ズームレンズ系との間に介在し
    て、前記光像を前記第1ズームレンズ系を介して前記第
    1投写結像面へ投写する退避位置と、前記光像を前記第
    2投写結像面へ投写する反射位置との間を選択的に移動
    自在な第1反射ミラーと、 反射位置にある前記第1反射ミラーにより反射された前
    記光像を第2倍率にて拡大投写する第2ズームレンズ系
    と、 前記第2ズームレンズ系と前記第2投写結像面との間に
    介在されて、前記第2ズームレンズ系を出射した前記光
    像を前記第2投写結像面へと反射させる第2反射ミラー
    と、 前記第1反射ミラーを前記退避位置と前記反射位置とに
    選択的に位置決めするものであって、第1反射ミラーが
    反射位置に設定されると当該反射ミラーが前記第2ズー
    ムレンズ系に対して、前記第2倍率での前記第2投写結
    像面の長さ方向境界が前記第1倍率での前記第1投写結
    像面の長さ方向境界とほぼ一致するように前記第2投写
    結像面を変位させる位置に設定される位置決め手段とか
    らなる写真焼付けプリンター装置。
  4. 【請求項4】 選定した幅を有する長尺印画紙に、当該
    印画紙に選定した幅に対応して選定した倍率にてネガフ
    ィルムの画像をフルサイズフォーマットとパノラマサイ
    ズフォーマットの何れかに焼き付ける写真焼付け方法で
    あって、 ネガフィルムの焼き付けすべき画像駒を写真プリンター
    の露出窓に臨ませた状態で光源から投光することによ
    り、前記画像駒における画像に対応した光像を投写光路
    に得る一方、 露出窓に臨んでいるフィルム上の画像駒がフルサイズか
    パノラマサイズかどうかを判定し、 この画像駒のサイズの判定の結果に応じて長尺印画紙
    を、印画紙の搬送路に沿って互いに離間されているフル
    サイズ用投写結像面とパノラマサイズ用投写結像面との
    何れかに臨むように搬送し、 前記判定結果により当該画像駒がフルサイズであると判
    定されると、前記光源を動作させて前記光像を、選定し
    た印画紙の幅に対応して選定したフルサイズ用倍率に
    て、前記フルサイズ用投写結像面に臨んでいる印画紙に
    投写させる一方、前記選定したフルサイズ用倍率でのフ
    ルサイズ用投写結像面の長さ方向境界を定めるが、 前記判定結果により当該画像駒がパノラマであると判定
    されると、パノラマサイズ用変倍光学系を前記投写光路
    に臨ませて光源を動作させることにより、前記パノラマ
    サイズ用光学系、そしてパノラマサイズ用写光路を介し
    て前記光像を前記パノラマサイズ用投写結像面に臨む印
    画紙に、選定された幅の印画紙に対応して選ばれたパノ
    ラマサイズ用倍率にて投写する一方、前記選定したパノ
    ラマサイズ用倍率でのパノラマサイズ用投写結像面の長
    さ方向境界を、前記フルサイズ用投写結像面の長さ方向
    境界とほぼ一致させてなる写真焼付け方法。
JP7098390A 1994-04-22 1995-04-24 写真焼付けプリンター装置と焼付け方法 Pending JPH07295106A (ja)

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