JPH0993421A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0993421A
JPH0993421A JP7249431A JP24943195A JPH0993421A JP H0993421 A JPH0993421 A JP H0993421A JP 7249431 A JP7249431 A JP 7249431A JP 24943195 A JP24943195 A JP 24943195A JP H0993421 A JPH0993421 A JP H0993421A
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photosensitive material
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exposure
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JP7249431A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Sakaguchi
口 恭 伸 阪
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像情報信号を処理して得られた出力画像情報
に応じて変調した光で感光材料を露光して出力画像とす
る画像再生システムにおいて、感光材料のサイズや指定
されたプリントサイズが変更した際でも、キャリアの装
着方向の変更やイメージローテードプリズム等の特殊な
光学部材等が不要で、感光材料のサイズに応じて、簡易
な操作で指定サイズのプリントを得ることができる画像
処理装置を提供する。 【解決手段】出力画像のサイズを設定する手段と、感光
材料のサイズを検出する手段と、出力画像サイズおよび
感光材料サイズから、画像を90°回転する必要がある
か否かを判別する手段と、前記判別結果に応じて画像情
報を処理して画像を90°回転する回転処理手段とを有
することにより前記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報信号を処
理して画像情報を得、この画像情報に応じて感光材料に
デジタル露光を行う、画像再生システム技術の分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルムやリバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の印画紙等の感光材料への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光する、
いわゆる直接露光(アナログ露光)によって行われてい
る。
【0003】図7に、従来使用されている直接露光によ
る(アナログ)フォトプリンタの概略図を示す。このフ
ォトプリンタ500は、基本的に、露光光学系502、
焼付搬送装置504、現像部506、乾燥・排出部50
8から構成されており、露光光学系502および焼付搬
送装置504において感光材料Pにフィルムの画像を焼
付露光し、現像部506で現像処理を施した後、乾燥・
排出部508で乾燥し、一枚ごとに切断して仕上りプリ
ント(以下、プリントとする)とされる。
【0004】このようなフォトプリンタ500において
は、感光材料Pの露光は、基本的に以下の要領で行われ
る。まず、原稿である、多数の画像が撮影された長尺な
フィルム(ストリップス)を搬送して、各画像を順次露
光位置に供するキャリア512をキャリアベース514
上の所定位置に装着し、次いで、ストリップスをキャリ
ア512の所定位置に装着する。開始指示が出される
と、露光光学系502の光源部516からの光がフィル
ムに照射され、その投影画像がモニタ(図示省略)に写
し出される。オペレータは画像を見て、必要に応じて主
被写体の設定等を行い、また、設定された主被写体およ
び得られた画像情報より、露光条件が設定される。な
お、この際は、シャッタ518が閉塞されていおり、投
影光は感光材料Pには照射されていない。露光条件が決
定され、光学系の調整が終了すると、露光の指示が出さ
れ、シャッタ518が開放して、図7に示されるよう
に、光源部214から射出されてフィルムを通過した画
像を担持する投影光が結像レンズ520によって感光材
料Pに結像され、感光材料Pが露光される。露光が終了
すると、キャリア512によってストリップスが搬送さ
れ、次の画像が読取位置に搬送され、同様にして感光材
料Pの露光が行われる。
【0005】これに対し、近年では、デジタル露光によ
るフォトプリンタ、すなわち、フィルムに撮影された画
像を光電的に読み取り、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像情報と
し、この画像情報に応じて変調した光ビームによって感
光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、現像処理
を施してプリントとするデジタルフォトプリンタの開発
が進んでいる。デジタルフォトプリンタによれば、直接
露光では不可能であった画像合成や画像分割、文字と画
像との編集等のプリント画像の編集レイアウトや、色/
濃度調整、変倍率、輪郭強調等の各種の画像処理も自由
に行うことができ、用途に応じて自由に編集および画像
処理したプリントを出力することができる。さらに、直
接露光によるプリントでは、濃度分解能、空間分解能、
色/濃度再現性等の点で、フィルム等に記録されている
画像をすべて再生することはできないが、デジタルフォ
トプリンタによれば、フィルムに記録されている画像を
ほぼ100%再生したプリントが出力可能である。さら
に、デジタルフォトプリンタによれば、各フィルムに記
録された画像の画像情報やそれに対する画像処理条件
を、装置が有するメモリやフロッピーディスク等の外部
メモリに記憶(保存)しておくことが可能であるので、
焼き増し等を行う際に、原画となるフィルムが不要であ
り、また、再度処理条件を設定する必要がないので、迅
速かつ効率良く焼き増し等の作業を行うことができる。
【0006】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、フィルム等の原稿に記録された画像を読み取る
画像入力装置、読み取った画像を画像処理して画像記録
の露光条件を決定する制御装置(セットアップ装置)、
および決定された露光条件に従って感光材料を走査露光
して現像処理を施す画像記録装置より構成される。ま
た、本出願人は、このようなデジタルフォトプリンタを
実現するための画像読取装置や方法を各種発明し、特開
平6−217091号、同6−233052号、同6−
245062号の各公報でこれを提案し、また、同公報
でデジタルフォトプリンタの装置概要を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7にも示
されるように、通常のフォトプリンタ(アナログ、デジ
タルを問わない)ではロール状に巻回された長尺な感光
材料Pが用いられ、感光材料Pは処理中に切断されるこ
とはなく、露光〜現像〜乾燥の全ての処理が終了した
後、最後に切断され、1枚のプリントとされる。また、
感光材料Pは、様々な幅を有するものが用意され、指定
されたプリントサイズに応じて適宜交換される。従っ
て、感光材料Pの無駄を無くすためには、感光材料Pを
幅一杯に使用するのが好ましく、従来のフォトプリンタ
においては、それに応じてキャリア512の装着方向を
変える、キャリア512を回転して方向を転換する回転
機構を設ける、あるいは光学系にイメージローテードプ
リズム等の特殊な光学系を組み込む必要がある。
【0008】例えば、89mm×127mm(いわゆるサー
ビスサイズ)のプリントを焼き付ける際に、図8(a)
に模式的に示されるように、装着されるのが幅127mm
の感光材料P1であれば、ストリップスAの長手方向が
感光材料P1の幅方向となるようにキャリア512をキ
ャリアベース514に装着して露光を行うのが好まし
い。つまり、感光材料Pの搬送方向に対して、ストリッ
プスAの搬送方向が直交方向となるようにキャリア51
2が装着される。ところが、幅89mmの感光材料P2が
装着された場合には、感光材料P2の幅方向とストリッ
プスAの長手方向を一致させると、感光材料の幅に画像
が納まり切らないので、図8(b)に示されるように、
感光材料P2とストリップスAとの長手方向を一致、つ
まり、感光材料P2の搬送方向とストリップスAの搬送
方向とが一致するように、図8(a)に対してキャリア
512を90°回転して装着する。また、1本のストリ
ップスAの中で異なるプリントサイズを指定された際に
は、それに応じてキャリア512の装着方向を変える必
要がある。たとえば、図8(a)に示される状態で、あ
る画像がいわゆるパノラマプリントであった場合は、幅
127mmの感光材料P1では、幅方向で画像が納まらな
いので、図8(b)と同様に、感光材料P1の搬送方向
とストリップスAの搬送方向とが一致するようにキャリ
ア512を90°回転して装着し直す必要がある。
【0009】すなわち、従来のフォトプリンタでは、同
じサイズのフィルムに撮影された画像を露光する際であ
っても、プリントサイズと装着される感光材料Pのサイ
ズに応じてフィルムキャリアの装着方向を変更する必要
があり、特に、1本のストリップスAの中で異なるプリ
ントサイズを指定された際には、それに応じて逐一キャ
リア512の装着方向を変える必要があるため、操作が
非常に手間なものとなっている。また、このような問題
は、キャリア等を90°回転させる回転機構を組み込
む、露光光学系にイメージローテードプリズム等の画像
を90°回転させる特殊な光学系を組み込む等の方法で
解消できるが、これらの構成では、キャリアやそれを装
着する部材の構成の複雑化や大型化、光学系の複雑化や
大型化、それに伴うコストアップ、装置構成や光学系の
複雑化に伴う調整の手間の増大や信頼性の低下等の様々
な問題がある。
【0010】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、感光材料を用いるデジタル露光の
画像再生システムにおいて、感光材料のサイズや指定さ
れたプリントサイズが変更した際でも、キャリアの装着
方向を変更する必要がなく、また、イメージローテード
プリズム等の特殊な光学部材を用いることなく、感光材
料のサイズに応じて、簡易な操作で指定サイズのプリン
トを得ることができる画像処理装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、画像情報信号を処理して所定の出力画像
情報とする制御ユニットと、前記出力画像情報に応じて
変調された光で感光材料を露光し、出力画像を得る画像
記録装置とを有する画像再生システムに用いられる画像
処理装置であって、出力画像のサイズを設定する手段
と、前記感光材料のサイズを検出する手段と、前記出力
画像のサイズおよび感光材料サイズから、前記出力画像
を90°回転するか否かを判別する判別手段と、前記判
別手段の判別結果に基づいて前記画像情報を処理して出
力画像を90°回転する回転処理手段とを有することを
特徴とする画像処理装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像処理装置につ
いて、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説
明する。図1に、本発明の画像処理装置を利用する画像
入力再生システムであるデジタルフォトプリンタのブロ
ック図を示す。図1に示されるデジタルフォトプリンタ
(以下、プリンタとする)10は、ネガフィルムやリバ
ーサルフィルムに撮影された画像を光電的に読み取って
画像情報とし、この画像情報に応じて変調した光ビーム
によって感光材料Pを露光(焼付)、現像してプリント
を得るものである。このプリンタ10は、基本的に、ネ
ガフィルムやリバーサルフィルムに撮影された画像を光
電的に読み取る画像入力装置(以下、入力装置とする)
12と、プリントサイズや主被写体の設定、画像処理条
件の設定、入力装置12からの出力信号の画像処理、画
像の回転の要否の決定および回転等を行う制御装置(セ
ットアップ装置)14と、制御装置14からの画像情報
に応じて感光材料Pを光ビーム走査露光し、露光済の感
光材料Pに現像処理を施して(仕上り)プリントとして
出力する画像記録装置(以下、記録装置とする)16と
から構成される。
【0013】図1に、入力装置12の一例の概略斜視図
を示す。図1に示される入力装置12は、長尺なネガも
しくはリバーサルフィルムに多数の画像が撮影されてい
るストリップス、1枚のフィルム(通常は、リバーサル
フィルム)を枠体に固定してなるスライド等の各種のフ
ィルム原稿を用い、これらのフィルムに撮影された画像
を光電的に読み取る装置であって、基本的に、光学フレ
ーム18、光源部20、キャリアベース22、結像部2
4、エリアセンサであるイメージセンサ26、およびキ
ャリアベース22に装着自在にされる各種の原稿に対応
するキャリアを有してなるものである。図示例は、スト
リップスAを長手方向に搬送して、撮影されている画像
を順次所定の読取位置Zに搬送するフィルムキャリア2
8が装着されている状態を示す。
【0014】図示例の入力装置12においては、キャリ
アベース22に装着されたフィルムキャリア28によっ
て、図中矢印xにストリップスAを搬送して読取位置Z
で停止して、光源部20からの光を画像に照射してフィ
ルムに撮影された画像を担持する投影光を得、結像部2
4によって投影光をイメージセンサ26に結像して面露
光で光電的に読み取り、制御装置14に出力する。
【0015】図3に光源部20の概略図を示す。光源部
20はストリップスA(フィルム原稿)を下方から照射
して投影光を得るためのもので、光学フレーム18のキ
ャリアベース22の下に位置しており、光源30、絞り
32、色フィルタ板34、および拡散ボックス36を有
する。また、光源部20には、これ以外にも光源30等
の各種の部材を冷却する冷却ファン等が配置されてい
る。さらに、光源部20には、必要に応じて、光源部2
0から射出する光を遮蔽するためのシャッタを設けても
よい。
【0016】光源30としては、イメージセンサ26に
よる画像読取に十分な光量の光を射出できる各種の公知
の光源が利用可能であり、例えば、ハロゲンランプ、キ
セノンランプ、水銀灯などが例示される。絞り32は、
光源30からの光量を調節するものである。図示例にお
いては、遮光部分で対数曲線が描かれた、光軸Lに直交
する図中矢印a方向で通過光量の異なる2枚のNDフィ
ルタ32aおよび32bを用い、このNDフィルタ32
aおよび32bを矢印a方向に互いに接離することによ
り、光源30からフィルムに至る光量を調節する。
【0017】色フィルタ板34は、R(赤)フィルタ3
4R、G(緑)フィルタ34G、およびB(青)フィル
タ34Bの3枚の色フィルタを有する円盤状の部材で、
軸34aを中心にして、図示しない回転手段によって回
転可能に構成される。画像読取時には、Rフィルタ34
R、Gフィルタ34G、およびBフィルタ34Bは、順
次光路Lに挿入され、これにより、ストリップスAに撮
影された画像がR、GおよびBの3原色に分解されて読
み取られる。
【0018】拡散ボックス36は、光源30から射出さ
れ、絞り32によって光量を調整されて、色フィルタを
通過した読取光を分散して、フィルムに入射する読取光
の光量等をフィルム面方向すなわち光軸Lと直交する面
でムラなく均一にするためのものである。図示例におい
て、拡散ボックス36は、内面が鏡面である四角柱の上
下面に拡散板を配置した構成を有するものである。
【0019】光源部20の上方には、キャリアベース2
2が配置される。キャリアベース22は、その上面にフ
ィルムキャリア28等の各種のキャリアを載置して、所
定の位置に保持する部位であり、光学フレーム18に対
して垂直に固定されている。図4に示されるように、こ
のキャリアベース22には、光軸Lに対応する部分に、
光源部20からの光が通過するための開口38が形成さ
れている。なお、開口38の大きさは、入力装置12に
よって読み取るフィルムの最大サイズに応じて、光源部
20からの光によって、入力装置12で読み取る画像の
最大サイズの全面を十分に照射できる大きさとすればよ
い。
【0020】また、図4に示されるように、キャリアベ
ース22の上面には、図中手前側から光学フレーム18
に向かう、前記搬送方向となる矢印x方向と直交する矢
印y方向に、案内レール40および42が形成されてい
る。また、フィルムキャリア28の底面には、案内レー
ル40および42に対応して溝44および46が形成さ
れている。すなわち、キャリアベース22の上面に載置
されたフィルムキャリア28等の各種のキャリアは、案
内レール40および42とそれに対応する溝44および
46とによって、矢印x方向の位置を規定され、また、
光学フレーム18と図中奥側の端面とが当接することに
より、矢印y方向の位置を規定され、キャリアベース2
2上の所定位置に位置決めされて載置される。
【0021】キャリアベース22上の所定位置に装着さ
れるフィルムキャリア28は、多数の画像が撮影された
長尺のネガフィルムもしくはリバーサルフィルム、いわ
ゆるストリップス(スリーブ)Aを長手方向を矢印x方
向に一致して搬送し、ストリップスAに撮影された各画
像を光軸L上の所定位置、すなわちキャリアベース22
の開口38に対応する読取位置Zに順次搬送して、読み
取りに供するものである。
【0022】フィルムキャリア28の本体48の底面に
は、前述のように、キャリアベース22の案内レール4
0に対応する溝44、ならびに案内レール42に対応す
る溝46が形成されている。また、本体48の上面に
は、矢印xで示される搬送方向でかつ光軸Lと交わる位
置に端部から端部まで延在して案内溝50が形成されて
いる。案内溝50は、ストリップスAとほぼ同じ幅を有
する溝であって、ストリップスAは、案内溝50に挿入
された状態で、長手方向を矢印x方向と一致して搬送さ
れ、各画像が順次、光軸L上の読取位置Zに搬送され
る。従って、この案内溝50の深さは、ストリップスA
の画像面(すなわち乳剤面)が光軸L方向(焦点深度方
向)の所定位置になるようにされる。
【0023】さらに、フィルムキャリア28の本体48
の読取位置Zには、光源部20からの読取光が通過する
ための開口が形成されている。この開口は、ストリップ
スAの画像に入射する光(読取領域)を規定するマスク
も兼ねており、例えば、ストリップスAが135サイズ
であれば、開口は、長手方向を矢印x方向と一致した、
135サイズに対応する矩形である。なお、読取位置Z
は、フィルムキャリア28がキャリアベース22上の所
定位置に配置された際に、キャリアベース22の開口3
8に対応する光軸L上の所定位置となるのは当然のこと
である。また、フィルムキャリア28の本体48に形成
する開口をキャリアベース22の開口38に対応するサ
イズとして、各種サイズのフィルムに対応するマスクを
交換してフィルムキャリア28に装着可能な構成として
もよい。但し、図示例の入力装置10においては、いず
れのマスクも、長手方向が矢印x方向となるように形成
される。
【0024】案内溝50には、x方向の上流から下流に
向かって、ストリップスAの搬送手段52、フィルム圧
着ユニット54および画面検出センサ56が配置され
る。搬送手段52は、例えばモータと搬送ローラとから
構成され、ストリップスAを矢印x方向に搬送して画像
を順次読取位置Zに停止し、読み取り終了の信号を受け
たら再度搬送を開始し、次ぎの画像を読取位置Zに搬送
する。フィルム圧着ユニット54は、画像読取時に読取
位置ZにおいてストリップスAを画像周辺で案内溝50
に圧着することにより、ストリップスAのカール等を矯
正して画像全面の光軸L方向の位置を所定位置に保持す
るためのものである。このようなフィルム圧着ユニット
54は、圧着部材58と、この圧着部材58を軸60を
中心に矢印b方向に回動させる回動手段とから構成さ
れ、圧着部材58は、ストリップスAの搬送時には上方
に回動され、読取時には下方に回動して、読取位置Zで
ストリップスAを押圧する。画面検出センサ56は、公
知の光学的なセンサであって、ストリップスAの読取位
置Zよりx方向の下流側に撮影されている画像やDXコ
ードを検出することによって、読取位置Zにおける画像
の位置を規定するものである。図示例のフィルムキャリ
ア28においては、画面検出センサ56による検出結果
に応じて、搬送手段52によるストリップスAの搬送を
制御して各画像を順次読取位置Zに停止させ、また、フ
ィルム圧着ユニット54によるストリップスAの押圧お
よび開放を行う。
【0025】また、ストリップスAに撮影された画像の
読み取りに先立ち、搬送手段52によってストリップス
Aを搬送して、画面検出センサ56においてストリップ
スAを読み、ストリップスAに撮影された画像の枚数
や、通常サイズとパノラマサイズの判別等を行い、その
情報を制御装置14に送るように構成してもよい。
【0026】なお、入力装置12は、このようなストリ
ップスAの各画像を読取位置Zに自動搬送するフィルム
キャリア28以外にも、キャリアベース上の所定位置に
装着自在な各種のキャリアを有するものであってもよ
い。例えば、画像が撮影されたフィルムを枠体で保持し
てなる、いわゆるスライドを矢印x方向に搬送して読取
位置Zに停止して画像読取に供し、回収するスライドキ
ャリアや、オペレータがストリップスやスライドを読取
位置Zに固定するマニュアルキャリアや、オペレータが
任意の位置にフィルムやスライドを配置して読み取りを
行うトリミングキャリア等を有するものであってもよ
い。なお、図示例の入力装置12においては、いずれの
キャリアも、読取領域を規定する開口(マスク)は、長
手方向が矢印x方向と一致するように形成されるのは、
フィルムキャリア28と同様である。
【0027】光学フレーム18の上部には、結像部24
が配置される。結像部24は、光学フレーム18に固定
される定盤62に垂設されるレンズユニット64ならび
に焦点調整モータ66を有するものであり、ストリップ
スAの投影光をイメージセンサ26に結像させる。レン
ズユニット64は、ストリップスAに撮影された画像の
サイズに応じて倍率を変更して、投影光をイメージセン
サ26で受光可能な最大サイズ(すなわち、必要な画像
領域の最長手部がイメージセンサ26の受光面に内接す
るサイズ)に調整してイメージセンサ26に結像するた
めの、公知のズームレンズが組み込まれたズームレンズ
部68と、その上方(光軸L方向下流側)に位置する、
投影光の焦点をイメージセンサ26の受光面上に調整す
る公知の焦点調整レンズが組み込まれた焦点調整レンズ
部70と、その上方の光を遮光するための公知のシャッ
タとから構成される。また、焦点調整レンズ部70の調
整ギヤ70aは、焦点調整モータ66によって回転され
るギヤ66aに噛合しており、焦点調整モータ66によ
って焦点を調整される。焦点調整モータ66の駆動は、
制御装置14の焦点調整手段76によって制御されてお
り、例えば、TTL(Through The Lens)方式により、
イメージセンサ26で読み取った画像のコントラストを
用いて自動焦点調整を行う。
【0028】ストリップスA等の投影光は、レンズユニ
ット64によってイメージセンサ26に結像され、光電
的に読み取られる。面露光による2次元的な画像読取を
行う入力装置12において、イメージセンサ26はエリ
アセンサであって、例えば、1380×920画素のC
CDセンサであり、長手(多画素)方向を矢印x方向と
して光軸Lに中心を合わせて配置される。また、図示例
の装置では、イメージセンサ26は半画素に対応する量
だけx方向およびy方向に移動可能に構成されており、
これにより、読取画素数を見掛け上で4倍まで増やすこ
とができる。
【0029】イメージセンサ26からの信号は、制御装
置14に出力される。制御装置14は、画像処理手段7
2、画像処理条件設定手段74、焦点調整手段76、画
像回転制御手段84等を有するものであり、プリントサ
イズ(出力画像のサイズ)や主被写体の設定、画像処理
条件の設定、入力装置12からの出力信号の画像処理、
画像の回転の要否の決定および回転等を行うものであ
る。また、制御手段14には、イメージセンサ26によ
って読み取られた画像や、プリントサイズ設定、色/濃
度設定等の操作指示等を表示するディスプレイ78、プ
リントサイズや主被写体の設定、さらには必要に応じて
画像処理条件の設定等を行うキーボード80およびマウ
ス82が接続される。すなわち制御手段14は、プリン
タ10全体の操作および制御、イメージセンサ26から
の出力信号の処理等を行うものである。
【0030】イメージセンサ26からの信号は、基本的
に画像処理手段72に送られる。画像処理手段72は、
A/D変換、Log変換、シェーディング補正、暗時補
正、オフセット補正等の所定の処理を施して画像情報と
して、ディスプレイ78や記録装置16(画像回転制御
手段84)に出力するものであり、メモリやこれらの各
種の画像処理を行う公知の画像処理回路等を組み合わせ
てなるものである。画像処理手段72には、画像処理条
件設定手段74が接続される。周知のように、各種のプ
リンタでは、通常、画像出力のための読み取り(本スキ
ャン)に先立ち、画像処理条件の設定等のために原稿画
像を粗に読み取るプレスキャンが行われる。画像処理条
件設定手段74は、プレスキャンで得られた画像情報や
必要に応じて設定される主被写体や入力される処理条件
から、画像処理手段72における本スキャン画像情報の
画像処理条件を設定するものである。
【0031】画像処理手段72には、さらに、焦点調整
手段76が接続される。焦点調整手段76は、前述の焦
点調整モータ66を制御して、レンズユニット64の焦
点調整レンズ部70を調整して、本スキャンの際の投影
光の焦点をイメージセンサ26の受光面に合わせるもの
であり、図示例においては、TTL(Through The Len
s)方式により、イメージセンサ26によって読み取ら
れたプレスキャン画像のコントラストを用いて自動焦点
調整を行う。
【0032】画像処理手段72からの本スキャン画像情
報は、回転制御手段84に出力される。回転制御手段8
4は、設定されたプリントサイズおよび記録装置16に
装填された感光材料Pのサイズ(幅)から、画像を90
°回転させる必要が有るか否かを判断し、必要であれ
ば、画像情報を処理して、画像を90°回転させて記録
装置16に出力する。
【0033】前述のように、入力装置12は矢印x方向
を長手方向として面露光によってイメージセンサ26に
よって画像が読み取られるので、画像処理手段72から
出力される画像情報も、これに対応して、x方向が長手
方向でy方向が短手方向と一義的に決まっている。一
方、後に詳述するが、記録装置16では、ロール状に巻
回された長尺な感光材料Pを用いて、光ビーム走査露光
によって感光材料Pを露光(焼付)を行うものであるの
で、感光材料Pを引き出して長手方向を一致させて副走
査方向(図6参照 矢印m方向)に搬送しつつ、画像情
報に応じて変調された光ビームを副走査方向と直交する
主走査方向(感光材料Pの幅方向 図6紙面に垂直方
向)に偏向して感光材料Pに入射することにより、2次
元的に走査露光する。
【0034】従って、読み取りすなわち記録装置に出力
される画像情報のx(長手)−y(短手)方向と、記録
の主走査−副走査方向との関係は一義的に設定されてお
り、例えば、x方向が主走査方向で、y方向が副走査方
向に対応するように設定されている。ここで、感光材料
Pの幅がプリントサイズの長手以下であれば問題はない
が、先に図8を参照して説明したように、感光材料Pの
幅が89mmでプリントサイズが89mm×127mmであっ
た場合には、x方向が主走査方向となるこの設定では露
光を行うことはできない。また、仮に感光材料Pの幅が
127mmであっても、いわゆるパノラマプリントであれ
ば、やはり露光を行うことができない。また、y(短
手)方向を主走査方向に設定してもよいが、それでは、
例えば感光材料Pの幅が127mmの際に89mm×127
mmのプリントを行うと、感光材料Pの幅方向の両端が無
駄になってしまう。そのため、従来の装置では、プリン
トサイズと感光材料の幅に応じてキャリアを90°回転
して装着し直したり、イメージローテッドプリズム等の
特殊な光学系を用いており、各種の問題があったのは前
述のとおりである。
【0035】これに対して、本発明の画像処理装置を用
いるプリンタ10においては、設定されたプリントサイ
ズおよび記録装置16に装填された感光材料Pのサイズ
(幅)から、回転制御手段84によって画像を90°回
転させる必要が有るか否かを判断し、必要であれば、画
像情報を処理して画像を90°回転し、すなわち画素の
並び変えや、フレームメモリアドレスのアクセス順序を
変換式に基づいて変更する等により、出力画像が90°
回転するよう画像処理して記録装置16に出力する。
【0036】例えば、前述のように、x方向が主走査方
向で、y方向が副走査方向に対応して設定されている際
を例に説明すると、検出された感光材料Pのサイズが幅
127mm、設定されたプリントサイズが89mm×127
mmであった場合、回転制御手段84は画像回転の必要は
ないと判断して、画像情報をそのまま記録装置16に出
力する。他方、感光材料Pが同じで設定されたプリント
サイズがパノラマサイズであった場合や、感光材料Pの
サイズが幅89mmでプリントサイズが89mm×127mm
であった場合には、感光材料Pの幅に画像の長手方向が
納まり切らないので、回転制御手段84は画像回転の必
要があると判断して、画像を90°回転して、x方向を
副走査方向に、y方向を主走査方向にして画像情報を記
録装置16に出力する。逆に、x方向が副走査方向に、
y方向が主走査方向に対応して設定されている場合であ
れば、検出された感光材料Pのサイズが幅127mm、設
定されたプリントサイズが89mm×127mmでは、画像
は納まるが、そのまま露光を行うと感光材料Pの幅方向
両端が無駄になるので、回転制御手段84は画像回転の
必要があると判断して、画像を90°回転して記録装置
16に出力する。従って、本発明の画像処理装置を用い
ることにより、キャリアの装填し直しや、イメージロー
テッドプリズム等の特殊な光学系を不要として、また、
感光材料Pを無駄にすることなく、各種サイズのプリン
トに対応することができる。
【0037】プリントサイズ(出力画像サイズ)の設定
方法には特に限定はなく、例えば、ディスプレイ78に
表示された複数のプリントサイズから一つを選択してマ
ウス82を用いて指定する方法や、キーボード80で入
力する方法、また、ストリップスAにDXコードや磁気
情報等でフィルムサイズやプリントサイズ等の情報が記
録されている場合には、光電センサや磁気ヘッド等を用
いてこの情報を読み取る方法等が例示される。また、1
枚のストリップスAに通常サイズとパノラマサイズとが
混在している可能性がある場合には、前述のように、読
み取りに先立ってフィルムキャリア28の画面検出セン
サ56によってストリップスAを読み、撮影された画像
毎に通常サイズであるかパノラマサイズであるかを判別
して制御装置14に転送し、これをプリントサイズの設
定に併用してもよい。回転制御手段84における画像の
回転の要否の決定は、利用する可能性のある感光材料の
サイズとプリントサイズとの関係から回転の要否を決定
しておき、これをルックアップテーブルに記憶しておく
方法、判別回路を用いる方法等によればよい。また、画
像の回転は、画像情報を電気的に信号処理して行えばよ
い。感光材料Pのサイズの検出方法については、後に詳
述する。
【0038】なお、図示例においては、入力装置12で
画像を読み取ってこれを制御装置14で処理している
が、本発明はこれ以外にも、フロッピーディスクやメモ
リ等の記憶媒体に記憶された画像情報を制御装置に読み
込み、同様の処理を行ってもよい。
【0039】前述のように、制御装置14からの画像情
報は、記録装置16に送られる。図5に記録装置16の
該略図を示す。記録装置16は、基本的に、焼付搬送装
置90、光ビーム走査装置92、および制御基板や電源
部等が収納される電装部94を有する焼付装置83と、
現像装置84と、乾燥装置86と、排出装置88とが組
み合わされて1台の装置として構成され、ロール状に巻
回された長尺な感光材料Pを引き出して副走査方向に光
材料Pの長手方向を一致させて搬送しつつ、副走査方向
と直交する主走査方向に変更した光ビームで感光材料P
を二次元的に走査露光し、露光済の感光材料Pを現像処
理して仕上りプリントを作製する。なお、本発明は、こ
のようなロール状感光材料ではなく、いわゆるカットシ
ートの感光材料を用いる装置にも利用可能である。
【0040】図6に焼付装置83の部分拡大概略図が示
される。この部分拡大図は、主に焼付搬送装置90を示
すものである。焼付搬送装置90は、ロール状に巻回さ
れた感光材料Pを引き出して所定の経路を搬送しつつ、
画像位置情報の記録、画像露光(焼付)、バックプリン
ト等を行う装置で、感光材料供給部96、画像位置情報
形成部98、露光部100、バックプリント部102、
リザーバ104、感光材料排出部106、および感光材
料Pをこれらを経た所定経路で搬送する搬送手段とを有
するものである。
【0041】感光材料供給部96は、ロール状に巻回さ
れた感光材料Pを遮光性の筐体に収納してなる(感光材
料)マガジン108から感光材料Pを引き出して供給す
る部分であって、マガジン108の装填部110と、感
光材料Pの搬送方向の下流(以下、下流とする)方向に
向かって引出しローラ対112と、センサ114と、ガ
イド116等とを有して構成される。
【0042】図6に示されるように、装填部110に
は、制御装置14に接続されるマイクロスイッチ118
が配置され、他方、マガジン108には、このマイクロ
スイッチ118に対応する突起を有するチップ120が
固定されている。マイクロスイッチ118は、例えば5
ビットのマイクロスイッチであって、これに対応するチ
ップ120には、感光材料Pの種類、サイズ(幅)等の
各種の情報が担持されている。従って、装填部110に
マガジン108を装着することにより、マイクロスイッ
チ118が作動して、これらの情報が制御装置14に転
送され、感光材料Pのサイズが検出される。なお、感光
材料Pのサイズの検出方法はこれに限定はされず、バー
コードを用いる方法や、オペレータが制御装置14のキ
ーボード80やマウス82で入力する方法、マガジン1
08の幅から検出する方法等であってもよい。
【0043】引出しローラ対112は、マガジン108
から感光材料Pを引き出すローラ対である。センサ11
4は、マガジン交換時等における感光材料Pの巻き戻し
や感光材料Pのローディング(初期通紙)の際に、感光
材料Pの先端やその有無を検出するものである。なお、
このセンサ114も含め、本発明の記録装置16に使用
されるセンサには特に限定はなく、光学的なセンサや機
械的なセンサ等、シート状物の検出に使用される公知の
センサが全て利用可能である。また、ガイド116は、
装填される感光材料Pの幅に応じて幅を変更するように
構成される。この点については、後述するガイド132
a,132b,152,160および174も同様であ
る。
【0044】感光材料供給部96の下流には、第1ルー
プ形成部122が配置される。第1ループ形成部122
は、感光材料Pのループ(弛み)を形成することによっ
て、下流の画像位置情報形成部98の作動時における感
光材料Pの搬送の停止を吸収する部分で、駆動ローラ1
24、ガイドローラ126および128等を有する。
【0045】第1ループ形成部122の下流には画像位
置情報形成部98が配置される。図示例のプリンタ10
も含め、通常のフォトプリンタにおいては、処理の途中
で感光材料Pが切断されることはなく、帯状のままで連
続的に露光や現像処理が行われ、最後に排出装置88で
一枚毎切に断されてプリントとされる。従って、感光材
料Pの切断、露光やバックプリントの位置決めのため、
プリント一枚毎の位置情報(いわゆるコマ情報)や、例
えばフィルム一本分等の単位枚数毎の位置情報(いわゆ
るソート情報)等の画像位置情報を形成する必要があ
る。画像位置情報形成部98は、このコマ情報および/
またはソート情報を形成する部位であって、プリント一
枚(コマ)およびソートの搬送方向先端に対応する位置
を穿孔して、コマ情報等を形成する。
【0046】図示例では、画像位置情報形成部98は、
コマ情報等を穿孔するパンチ130と、パンチ130の
上下流のガイド132aおよび132bと、感光材料P
の先端を検出するセンサ134と、搬送ローラ対136
とを有する。画像位置情報形成部98においては、前の
コマ情報の形成からの後、感光材料Pが搬送ローラ対1
36によってプリント1枚に対応する分だけ搬送される
と、感光材料Pの搬送が停止され、パンチ130が作動
してコマ情報等が形成される。
【0047】画像位置情報形成部98の下流には、第2
ループ形成部138と、副走査搬送系140と、第3ル
ープ形成部142とを有する露光部100が配置され
る。図示例の装置においては、この露光部100と、図
中露光部100の左側に配置される光ビーム走査装置9
2とによって露光手段が構成され、光ビーム走査装置9
2において、前述の制御装置14からの画像情報(露光
条件=記録画像)に応じて光ビームLを変調してかつ主
走査方向(図中紙面に垂直方向)に偏向走査すると共
に、副走査搬送系140によって感光材料Pを所定の露
光位置に保持しつつ、主走査方向と略直交する副走査方
向(図中矢印m方向)に長手方向を一致させて感光材料
Pを搬送することにより、光ビームLbによって感光材
料Pを2次元的に走査露光し、潜像を記録する。なお、
制御装置14から出力される画像情報は、感光材料Pの
サイズと設定されたプリントサイズとに応じて、必要に
応じて画像が90°回転されているのは前述のとおりで
ある。
【0048】光ビーム走査装置92は、赤(R)露光、
緑(G)露光および青(B)露光に対応する光ビームを
射出する光源、AOM(音響光学変調器)等の変調手
段、ポリゴンミラー等の光偏向器、fθレンズ等を有し
て構成される、公知の光ビーム走査装置である。
【0049】一方、露光部100の副走査搬送系140
は、感光材料Pを所定の露光位置に保持しつつ、長手方
向を一致させて主走査方向と略直交する副走査方向(矢
印m方向)に搬送する露光ドラム144と、副走査方向
に露光位置(走査線)を挟んで露光ドラム144に押圧
される2本のニップローラ146および148と、コマ
情報を検出して画像記録位置を検出するセンサ150
と、ガイド152とを有するものであり、感光材料P
は、露光ドラム144とニップローラ146および14
8とによって、副走査搬送される。
【0050】図示例においては、副走査搬送系140の
上流側に第2ループ形成部138を、下流側に第3ルー
プ形成部142を、それぞれ有し、副走査搬送系140
の上下流に、感光材料Pのループを形成する。両ループ
形成部を有することにより、上下流に配置される搬送手
段が副走査搬送に与える悪影響、いわゆるバックテンシ
ョンや引っ張り等を無くして、高精度な感光材料Pの副
走査搬送が可能となり、スジムラ等の無い高画質なプリ
ントを得ることができる。また、第2ループ形成部13
8は、画像位置情報形成部98における穿孔の際の感光
材料搬送の停止も吸収する。
【0051】露光部100の下流には、バックプリント
部102が配置される。バックプリント部102は、プ
リントの裏面に原稿フィルムの撮影等のプリントの各種
のデータを記録する、バックプリントを行うものであ
り、センサ156、印字装置158、ガイド160を有
する。センサ156は、先に形成したコマ情報を検出す
るものである。印字装置158は、インクリボンを用い
た熱転写によってバックプリントを行うものであって、
センサ156によるコマ情報の検出結果に応じて、感光
材料Pの裏面(非露光面)にバックプリントを行う。ま
た、ガイド160は、感光材料Pの案内と共に、バック
プリントの際のプラテン(支え)となっている。
【0052】バックプリント部102の下流には、搬送
ローラ162と、ローラ164a,164bおよび16
4cに掛け渡され、搬送ローラ162に押圧されるエン
ドレスベルト164とからなる屈曲部166が配置さ
れ、その下流には、センサ168および第1カッタ17
0が配置される。第1カッタ170は通常の作業状態で
は使用されず、例えば、露光操作を終了した後に、後述
するリザーバに収納される露光済の感光材料Pをすべて
排出するため等に使用するものであって、センサ168
によってソート情報を検出して第1カッタ170を作動
して感光材料Pを切断する。
【0053】第1カッタ170の下流には、リザーバ1
04が配置される。このリザーバ104は露光済の感光
材料Pを一旦収容して、焼付装置83と現像装置84と
の処理速度差を吸収する場所である。デジタル露光を行
う記録装置16では、露光条件は制御装置14で予め決
定されている上、フィルムの撮影状態に応じた補正等は
セットアップ装置における画像信号処理で既に行われて
いるので実際の感光材料Pの露光においてこの補正を行
う必要がなく、また、1画像当たりの露光時間も画像サ
イズに応じて一定であるため、露光の処理時間は現像装
置84よりも速い。しかも、デジタル露光では面露光に
比して露光光量が高いため、露光後すぐに現像処理を行
うと、色・濃度バランスが崩れるいわゆる潜像退行が発
生する。そのため、このようなリザーバ104を有する
ことにより、現像が間に合わない露光済を感光材料Pを
ここに収容しておくことができ、露光に対する現像の遅
れ対応して露光作業を停止する必要がなく連続的に作業
を行うことができ、また、露光済の感光材料Pをリザー
バ104で所定時間以上滞留させることにより、潜像退
行も防止して高画質な画像を得ることができる。
【0054】リザーバ104の下流には、ローラ172
とガイド174とからなる搬送手段176が配置され、
感光材料Pはこの搬送手段176によって、リザーバ1
04から排出装置106に搬送される。
【0055】排出装置106は、第2カッタ178と、
その下流の第4ループ形成部180から構成される。第
2カッタ178は、トラブル等の際に感光材料Pを緊急
切断するためのカッタで、例えば、現像装置84等でト
ラブルが発生した際に、この第2カッタ178で感光材
料Pを切断することにより、リザーバ104に収納され
る露光済の感光材料Pに悪影響が及ぶのを防止する。第
4ループ形成部180は、現像装置84によって感光材
料Pが不要に引っ張られ、損傷するのを防止するための
ループを形成する部分で、下流に向かって、案内ローラ
181、搬送手段182、センサ184を有し、搬送手
段182による搬送速度すなわち現像装置84における
処理速度と搬送手段176による搬送速度に応じてルー
プが形成される。
【0056】感光材料Pは排出装置106によって焼付
装置83から排出され、現像装置84に搬入され、現像
処理が施される。なお、本発明を利用するプリンタ10
においては、記録装置16で現像処理を施さないで、露
光済の感光材料を巻き取り、別の専用の現像機において
現像処理を施すものであってもよい。現像装置84は、
使用する感光材料Pの種類に応じた湿式の現像処理装置
であって、図1に示されるように、発色現像槽186、
漂白定着槽188、水洗槽190a、190b、190
cおよび190dを有する。露光済の感光材料Pは、搬
送ローラ等によって搬送されて、各処理槽に順次浸漬さ
れ、それぞれの処理槽において所定の処理を施されて現
像され、潜像が顕像化される。現像が終了した感光材料
Pは、次いで乾燥装置86において、公知の方法で乾燥
され、排出装置88に搬送される。
【0057】排出装置88は、切断部192とソータ1
94とからなる。切断部192は、コマ情報を検出し
て、それに応じて感光材料Pを切断し、仕上りプリント
とする。ソータ194は、多数の棚を有する通常のソー
タであって、切断部192によるソート情報の検出結果
に応じて回転あるいスライドして、仕上りプリントを収
納する棚を切り換えることにより、ソート情報に応じた
所定枚数の仕上りプリントを仕分して収納する。
【0058】以下、本発明の画像処理装置を利用するプ
リンタ10の作用を説明する。光源部20からの光量
等、プリンタ10が所定の立ち上り状態であることを確
認したら、フィルム圧着ユニット54の圧着部材58を
上方に上げ、ストリップスAに撮影された1枚目の画像
が読取位置ZとなるようにストリップスAをフィルムキ
ャリア28に装填する。他方で、キーボード80やマウ
ス82を用いてプリントサイズ設定等の必要な操作を行
うと共に、記録装置16に装填される感光材料Pのサイ
ズを確認して、必要であればマガジン108を交換す
る。装填された感光材料Pのサイズは、マガジン108
に固定されたチップ120とマイクロスイッチ118と
の作用によって制御装置14に検出されるまた、前述の
ように、ストリップスAを装填した後、フィルムキャリ
ア28の画面検出センサ56によってストリップスAを
読み、撮影された画像毎に通常サイズであるかパノラマ
サイズであるかを判別して制御装置14に転送し、これ
をプリントサイズの設定に併用してもよい。
【0059】次いで、読み取り開始の支持を出すと、入
力装置12においては、まず、プレスキャンが開始され
る。プレスキャンが開始されると、光源部20で例えば
Rフィルタ34Rが光路Lに挿入され、さらに、レンズ
ユニット64のシャッタが開放し、Rフィルタ34Rに
よって調光された光がストリップスAを透過し、画像を
担持する投影光となってレンズユニット64によってイ
メージセンサ26に結像され、原稿のR画像が読み取ら
れ、制御装置14に送られる。R画像の読み取りが終了
すると、レンズユニット64のシャッタが閉塞して、次
いで例えば、Gフィルタ34Gが光路Lに挿入され、同
様にG画像の読み取りが行われ、さらに、同様にして、
B画像が読み取られ、プレスキャンが終了する。
【0060】制御装置14においては、画像処理手段7
2によってイメージセンサ26の出力信号が処理されて
画像情報とされ、プレスキャンで得られた画像がディス
プレイ78に表示されて主被写体の設定等が行われ、画
像処理条件設定手段74において、得られた画像情報や
主被写体等に応じて、画像処理条件が設定される。ま
た、プレスキャンで得られた画像情報は、焦点調整手段
76にも送られ、得られた画像のコントラストから焦点
調整量が決定され、焦点調整モータ66を駆動して焦点
調整レンズ部70の調整を行う。
【0061】画像処理条件が設定され、また、焦点調整
や絞り26の調整等が終了すると、本スキャン開始の指
示が出される。本スキャンが開始されると、プレスキャ
ンと同様に、Rフィルタ34Rが光路Lに挿入され、レ
ンズユニット64のシャッタが開放し、投影光がレンズ
ユニット64によってイメージセンサ26に結像され、
原稿のR画像が読み取られて制御装置14に送られ、以
下、同様にして、G画像およびB画像が読み取られ、制
御装置14に送られる。制御装置14の画像処理手段7
2は、イメージセンサ26からの出力信号に、先に設定
された画像処理条件に応じて前述A/D変換等の所定の
処理を施して出力のための画像情報として、回転制御手
段84に出力する。
【0062】回転制御手段84は、設定されたプリント
サイズおよび検出された感光材料Pのサイズ(幅)か
ら、画像を90°回転させる必要が有るか否かを判断
し、必要であれば、画像処理手段72から出力された画
像情報を処理して、画像を90°回転させて記録装置1
6に出力する。なお、画像の回転は、この出力時に行う
以外にも、例えば、座標変換結果収納用メモリを別途用
意しておき、出力とは非同期で行ってもよい。(画像デ
ータの読み取りが終わっている場合等)。
【0063】このようにして最初の画像読取終了する
と、その旨の信号が制御装置14からフィルムキャリア
28に出され、圧着部材58が上方に回動してストリッ
プスAを開放し、次いで、搬送手段52が駆動してスト
リップスAを矢印x方向に搬送し、画面検出センサ56
による検出結果に応じて搬送を停止し、次ぎの画像が読
取位置Zに搬送される。次いで、圧着部材60が下方に
回動してストリップスAを固定し、先と同様にして読み
取りが行われる。
【0064】一方、記録装置16においては、引き出し
ローラ対112によってマガジン108から引き出され
た感光材料Pが、第1ループ形成部122を経てコマ情
報形成部98に搬送され、コマ情報を形成された後、露
光部100に搬送される。第2ループ形成部138を経
て、先に形成されたコマ情報がセンサ150によって検
出され、かつ制御装置14から画像情報が転送される
と、光ビーム走査装置92が駆動を開始し、制御装置1
4から出力された画像情報すなわち露光条件に応じて変
調しかつ主走査方向に偏向した光ビームLbによって、
副走査搬送される感光材料Pを走査露光し、潜像を形成
する。
【0065】潜像が形成された感光材料Pは、バックプ
リント部102に搬送され、センサ156によるコマ情
報の検出に応じてフィルム撮影日等の情報をバックプリ
ントされ、さらに、屈曲部166を経てリザーバ104
に収容され、搬送手段176によってリザーバ34から
排出され、排出装置106によって現像装置84に搬送
される。
【0066】現像装置84に搬送された感光材料Pは、
所定の速度で搬送されつつ、各槽において、発色現像、
漂白定着、水洗の各処理を順次施されて現像され、乾燥
装置86で乾燥されて、排出装置88の切断部192
で、センサによるコマ情報の検出に応じてプリント毎に
切断されて仕上りプリントとされて、ソート情報に応じ
てソータ194に収納される。
【0067】以上、本発明の画像処理装置について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良およ
び変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の画
像処理装置によれば、キャリアの装填し直しや、イメー
ジローテッドプリズム等の特殊な光学系を不要として、
また、感光材料Pを無駄にすることなく、各種のサイズ
のプリントに容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置を利用するデジタルフォ
トプリンタのブロック図である。
【図2】図1に示されるデジタルフォトプリンタの画像
入力装置の一例の概略斜視図である。
【図3】図2に示される画像入力装置の光源部の概略斜
視図である。
【図4】(a)および(b)は、図2に示される画像入
力装置におけるキャリア交換の操作を示す概略斜視図で
ある。
【図5】図1に示されるデジタルフォトプリンタの画像
記録装置の一例の概念図である。
【図6】図5に示される画像記録装置の焼付装置の概念
図である。
【図7】従来のフォトプリンタの概念図である。
【図8】(a)および(b)は、図7に示されるフォト
プリンタにおけるキャリア装着を説明するための概略斜
視図である。
【符号の説明】
10(デジタルフォト)プリンタ 12 (画像)入力装置 14 制御装置 16 (画像)記録装置 18 光学フレーム 20 光源部 22 キャリアベース 24 結像部 26 イメージセンサ 28 フィルムキャリア 30 光源 32 絞り 34 色フィルタ板 36 拡散ボックス 38 開口 40,42 案内レール 44,46 溝 48 本体 50 案内溝 52 搬送手段 54 フィルム圧着ユニット 56 画面検出センサ 58 圧着部材 60 軸 62 定盤 64 レンズユニット 66 焦点調整モータ 68 ズームレンズ部 70 焦点調整レンズ部 72 画像処理手段 74 画像処理条件設定手段 76 焦点調整手段 78 ディスプレイ 80 キーボード 82 マウス 83 焼付装置 84 現像装置 86 乾燥装置 88 排出装置 90 焼付搬送装置 92 光ビーム走査装置 94 電装部 96 感光材料供給部 98 画像位置情報形成部 100 露光部 102 バックプリント部 104 リザーバ 106 排出部 108 (感光材料)マガジン 110 装填部 112 引出しローラ対 114,134,150,156,168,184 セ
ンサ 116,132a,132b,152,160,174
ガイド 118 マイクロスイッチ 120 チップ 122 第1ループ形成部 124 駆動ローラ 126,128,146,148 ニップローラ 130 パンチ 136,154 搬送ローラ対 138 第2ループ形成部 140 副走査搬送系 142 第3ループ形成部 144 露光ドラム 158 印字装置 162,172 搬送ローラ 164 エンドレスベルト 166 屈曲部 170 第1カッタ 178 第2カッタ 180 第4ループ形成部 181 案内ローラ 182 搬送手段 186 発色現像槽 188 漂白定着槽 190a,190b,190c,190d 水洗槽 192 切断部 194 ソータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報信号を処理して所定の出力画像情
    報とする制御ユニットと、前記出力画像情報に応じて変
    調された光で感光材料を露光し、出力画像を得る画像記
    録装置とを有する画像再生システムに用いられる画像処
    理装置であって、 出力画像のサイズを設定する手段と、前記感光材料のサ
    イズを検出する手段と、前記出力画像のサイズおよび感
    光材料サイズから、前記出力画像を90°回転するか否
    かを判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に基
    づいて前記画像情報を処理して出力画像を90°回転す
    る回転処理手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006062292A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置及び写真処理方法

Cited By (2)

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JP4565382B2 (ja) * 2004-08-30 2010-10-20 ノーリツ鋼機株式会社 写真処理装置及び写真処理方法

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