JP4565382B2 - 写真処理装置及び写真処理方法 - Google Patents

写真処理装置及び写真処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4565382B2
JP4565382B2 JP2004250081A JP2004250081A JP4565382B2 JP 4565382 B2 JP4565382 B2 JP 4565382B2 JP 2004250081 A JP2004250081 A JP 2004250081A JP 2004250081 A JP2004250081 A JP 2004250081A JP 4565382 B2 JP4565382 B2 JP 4565382B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive material
unit
exposure
image
photographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004250081A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006062292A (ja
Inventor
聡 森川
和弘 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP2004250081A priority Critical patent/JP4565382B2/ja
Publication of JP2006062292A publication Critical patent/JP2006062292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4565382B2 publication Critical patent/JP4565382B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Description

本発明は、レーザ露光手段を備えた写真処理装置及び写真処理方法に関する。
近年、デジタルカメラで撮像した画像データやスキャナで読み込んだ画像データを用い、感光材料上に画像を形成する写真処理装置が実用化されている。この種の写真処理装置では、例えばR(赤)、G(緑)及びB(青)等のレーザ光の強度を画像データを用いて変調し、そのレーザ光をポリゴンミラーやfθレンズを用いて感光材料上でその搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に走査することにより、感光材料上に画像を形成するようになっている(例えば、特許文献1〜4)。具体的には、ポリゴンミラーの回転に同期してレーザ光がパルス状に照射され、ポリゴンミラーの反射面によりレーザ光が所定方向に反射され、感光材料の表面上を一定速度でレーザ光が走査される。
ポリゴンミラーは、一定速度(一定の角速度)で回転しており、反射面により反射されるレーザ光の方向は、それぞれ所定角度ずつ変化する。即ち、ポリゴンミラーにより反射されるレーザ光は等角速度運動である。一方、感光材料上を走査するレーザ光は、CCDなどの撮像素子により撮像された画像をできるだけ忠実に再現するために、一定速度で走査されなければならない。即ち、感光材料上を走査するレーザビームは等速度運動でなければならない。fθレンズは、このポリゴンミラーによるレーザ光の等角速度運動を等速度運動に変換するために用いられるものである。
特開平8−314022号公報 特開2000−305189号公報 特開2001−337395号公報 特開2002−240350号公報
とは言っても、感光材料上を走査するレーザ光の走査速度を完全に一定とすることは困難である。それは、本発明者らの計測により得られたfθレンズの特性図である図7及び図8を見れば明らかであるが、fθレンズの固体構造上、主走査中心に対して略線対称となる歪み誤差が必然的に生じてしまうからである。その結果、fθレンズの像面の歪みは、図7に示す如く、主走査中心(像高中心)から左右それぞれの方向(主走査方向であるX方向)に、密→粗→密となって現れてしまう。
このため、問題となってくることがある。写真処理装置においては、写真処理能力を向上させるべく、露光処理の前段階にて感光材料を搬送方向の左右に振り分け、感光材料を並列搬送しつつ露光処理する方法が広く用いられている(例えば、特許文献5,6)が、図9に示す如く、fθレンズの歪み誤差により右列の感光材料Aと左列の感光材料Bとは画素の粗密が逆になるため、同じ画像を複数の感光材料に亘って形成する場合、右列を通って処理された写真プリントと左列を通って処理された写真プリントとの間で、仕上がり具合に微妙な差が生じてしまうからである。
特開2001−356424号公報 特開2002−214715号公報
異なった画像を一枚ずつ写真プリントする場合は、その差異を見分けることはできないため、問題とはならない。しかし、同じ画像を複数枚写真プリントした場合は、互いに見比べると、違和感を覚えてしまう。本発明は、この問題に鑑みてなされたもので、同じ画像を複数枚写真プリントした場合に、どの写真プリントも均一に仕上げることができる写真処理装置及び写真処理方法を提供することを課題とするものである。
本発明に係る写真処理装置は、レーザ光発生部と、該レーザ光発生部からのレーザ光を露光位置に導く偏向手段及びfθレンズとを有するレーザ露光手段を備え、感光材料を走査露光することにより該感光材料上に画像を形成する写真処理装置において、感光材料を主走査中心に対して等しい間隔をあけて左右に配置すると共に、左右の一方側に配置された感光材料に対しては180度回転させた画像に基づいて走査露光することを特徴とする。
また、本発明に係る写真処理方法は、レーザ光発生部と、該レーザ光発生部からのレーザ光を露光位置に導く偏向手段及びfθレンズとを有するレーザ露光手段を用い、感光材料を走査露光することにより該感光材料上に画像を形成する写真処理方法において、感光材料を主走査中心に対して等しい間隔をあけて左右に配置すると共に、左右の一方側に配置された感光材料に対しては180度回転させた画像に基づいて走査露光することを特徴とする。
これらの発明によれば、fθレンズの歪み誤差が主走査中心を中心にして略線対称となる事実に鑑み、一方側に配置された感光材料上に形成される画像は、他方側に配置された感光材料上に形成される画像を180度回転させたものとする。そうすると、fθレンズの歪み誤差の影響は、一方側及び他方側のどちらに対しても同じ位置に現れて、一方側の感光材料と他方側の感光材料とは画素の粗密が同じ並びとなり、その結果、一方側を通って処理された写真プリントであろうと他方側を通って処理された写真プリントであろうと、仕上がり具合は同じになる。
尚、「等しい間隔」や「180度」は、完全一致だけを意味するのではなく、ある程度のズレは許容する、という意義である。
また、本発明に係る写真処理装置及び写真処理方法は、感光材料を搬送しつつ走査露光することにより副走査する構成を採用することができる。かかる構成によれば、レーザ露光手段を動かす場合に比べて、装置の設計を楽に行うことができる。
さらに、本発明に係る写真処理装置は、露光した感光材料を現像する現像処理部と、現像処理を終えた写真プリントを集積する集積部とを備えた場合、露光後から集積されるまでの何れかの段階において、何れかの側の感光材料を180度回転させる回転手段をさらに備えることが好ましい。かかる構成によれば、写真プリントを向きを揃えて集積することができる。
以上の如く、本発明によれば、感光材料を主走査中心に対して左右に配置し、並列的に露光処理することにより、処理能力の向上を図りつつ、同一の画像を複数の感光材料に亘って形成した場合に、どの感光材料の写真プリントであっても同じ仕上がり具合に仕上げることができるため、違和感を払拭することができる。
以下、本発明の実施形態に係る写真処理装置について図面を参酌しつつ説明する。本実施形態に係る写真処理装置は、感光材料を搬送しながら、該感光材料の表面(乳剤面)にレーザ光を走査することにより、感光材料上にライン状の画像を形成していくようにしたものである。
図1は、本実施形態に係る写真処理装置のうち、露光処理部(プリンタ部)2のみを示す。該露光処理部2は、例えばデジタルカメラで撮影した画像に基づき感光材料Pを露光するためのものであり、筐体1内に、二つのマガジン3,3、レーザ光による画像形成装置(レーザ露光手段)4、搬送ユニット(搬送手段)5〜9、写真処理装置全体の運転を制御するための主制御装置(主制御手段)10、画像形成装置4の駆動を制御するための画像形成制御装置(露光制御手段)11を搭載している。
画像形成装置4は、図2に概略的に示す如く、レーザ光を照射するレーザ光発生部41と、該レーザ光発生部41から照射されたレーザ光を平行光束にするコリメータレンズ42と、レーザ光発生部41から照射されたレーザ光を一方向に連続して走査させていくためのポリゴンミラー(回転多面鏡)43と、該ポリゴンミラー43の前後に配設される2つのシリンドリカルレンズ44,45と、fθレンズ(走査レンズ)46,47とを備えたユニットになっている。
そして、レーザ光発生部41から発したレーザ光は、コリメータレンズ42により平行光束にされ、シリンドリカルレンズ44を通って、回転駆動されているポリゴンミラー43の一面に入射して反射され、シリンドリカルレンズ45を通って、fθレンズ46,47によって感光材料Pに照射されるようになっている。
図1に戻り、各搬送ユニット5〜9は、図示していないが、駆動モータを介して回転駆動する駆動ローラとこの駆動ローラのローラ面に圧接して供回りする従動ローラとから構成される搬送ローラを備えている。
さらに、5つの搬送ユニット5〜9のうち、第1搬送ユニット5は、各マガジン3,3の出口近くに配設されており、各マガジン3,3から引き出された感光材料Pを画像形成装置4側に搬送するようにしている。
第2搬送ユニット6は、第1搬送ユニット5の下流側に配設されると共に、画像形成装置4から照射されるレーザ光が搬送経路に至るように配設されており、感光材料Pを搬送ローラで搬送しながら該感光材料Pに画像を形成することができるようにしている。
第3搬送ユニット7は、第2搬送ユニット6の出口側に配設され、第4搬送ユニット8は、第3搬送ユニット7の搬送方向下流側に配設され、第5搬送ユニット9は、第4搬送ユニット8の搬送方向下流側に配設されており、図示していない現像処理部(プロセッサ部)に感光材料Pを搬送する。
露光処理部2の各マガジン3,3には、感光材料Pをロール状に巻いたものを収納しており、各搬送ユニット5〜9とは別個に筐体1内に取り付けられている搬送ローラ(図示せず)により各マガジン3,3から感光材料Pが引き出される。引き出された感光材料Pは、第1搬送ユニット5に入る前にカッター12で所定の大きさにカットされて、第1搬送ユニット5内に搬送される。
露光処理部2では、例えばデジタルカメラの画像データを主制御装置10に記録させておいて、主制御装置10から画像形成制御装置11に画像データが送られて、画像形成制御装置11による制御で画像形成装置4のポリゴンミラー43によりレーザ光を走査し、画像データに基づいて感光材料Pが露光されるようになっている。
また、主制御装置10は、コンピュータにより構成されており、画像形成制御装置11は、内部に多数の制御基板が内装されたユニットにより構成されている。画像形成制御装置11の制御基板としては、例えば電源基板、レーザコントロール基板、調光フィルタを動かすためのレーザドライバ基板、ポリゴンミラーを動かすためのポリゴンドライバ基板、レーザ光の強度を調整するためのレーザ信号プロセッサ基板などが内装されている。
そして、これらの制御基板と、画像形成装置4の各機器とが配線により接続されており、画像形成制御装置11は、画像形成装置4を駆動制御させるものであるため、画像形成装置4の直下に配設されている。
以上の写真処理装置では、露光処理部2において、マガジン3,3から感光材料Pを引き出して、感光材料Pをカッター12で所定の大きさにカットした後、各搬送ユニット5〜9の搬送ローラにより、感光材料Pを搬送しながら、画像形成装置4のレーザ光で感光材料Pに画像を形成した後、図示していない現像処理部に送られて現像処理がなされ、さらに乾燥処理部で乾燥されてプリント排出部から排出されるようになっている。
ここで、本実施形態においては、露光処理部2での処理能力を上げるべく、感光材料Pを所望の列数で複数列搬送しながら画像形成装置4により露光を行えるようにしている。具体的には、第1搬送ユニット5では、感光材料Pの一列搬送及び並列搬送を可能とするために、各マガジン3,3から引き出されて所定の大きさにカットされた感光材料Pを搬送経路の所定の位置に振り分ける振り分け機構(振り分け機構)13が設けられている。
この振り分け機構13は、第1搬送ユニット5内の下流側に設けられ、図3に示す如く、カットされた感光材料Pをつかんで搬送する2つのチャック131a,131bを備えている。そして、各チャック131a,131bは、それぞれX方向(搬送経路と直交する方向)とY方向(搬送経路と平行な方向)との双方に往復移動可能となっている。
より詳しくは、振り分け機構13は、駆動ローラ部132a,132bと圧着ローラ部133a,133bとを備える2つの第1チャック131a及び第2チャック131bと、該チャック131a,131bが取り付けられる2本のXレール134a,134bと、該Xレール134a,134bが取り付けられる2本のYレール135a,135bとを備えている。
2本のYレール135a,135bは、搬送経路を挟むように搬送経路と平行させて配設されており、第1搬送ユニット5を形成するユニットケースに固定されている。そして、それぞれのYレール135a,135bにXレール134a,134bが1本ずつ取り付けられているのであって、Xレール134a,134bは、Yレール135a,135bと直交した状態でレールの一端側がYレール135a,135bに往復移動可能に取り付けられている。
チャック131a,131bは、さらに駆動ローラ部132a,132bと圧着ローラ部133a,133bとを回転自在に支持するローラ支持ブロック136a,136bを備えている。この2つのローラ支持ブロック136a,136bは、それぞれXレール134a,134bにX方向に往復移動可能に取り付けられており、その結果、2つのチャック131a,131bがX方向とY方向に移動することができるようになっている。
そして、各チャック131a,131bの駆動ローラ部132a,132bの回転、ローラ支持ブロック136a,136b、Xレール134a,134bの往復移動は、それぞれ駆動部137a,137bにより行われ、各駆動部137a,137bは、主制御装置10内の駆動制御部101により制御される。
この振り分け機構13を用いて感光材料Pを2列搬送する場合は、一方の第1チャック131aのXレール134aをY方向の下端位置まで下げると共に、第1チャック131aが搬送経路の中心部に位置するようにローラ支持ブロック136aをXレール134aの左端に至るまでX方向に移動させて、第1チャック131aをペーパ受け取り位置に待機させておく。
このとき、他方の第2チャック131bは、第1チャック131aの搬送の妨げにならないようにY方向の上端部位置で、第1チャック131aよりもX方向左側に位置させておく。
そして、第1チャック131aの駆動ローラ部132aと圧着ローラ部133aで上流側から送られてきた感光材料Pを挟持し、第1チャック131aをY方向に上方に移動させながら、X方向右側に移動させ、Xレール134aをYレール135aの上端部に位置させると共に、ローラ支持ブロック136aをXレール134aの長手方向中央部に位置させて第1チャック131aを待機させておく。
次に、第2チャック131bをペーパ受け取り位置まで移動させるのであって、第2チャック131bのXレール134bをY方向の下端位置まで下げると共に、第2チャック131bが搬送経路の中心部に位置するようにローラ支持ブロック136bをXレール134bの右端に至るまでX方向に移動させて、第2チャック131bをペーパ受け取り位置に待機させる。
そして、第2チャック131bの駆動ローラ部132bと圧着ローラ部133bで上流側から送られてきた感光材料Pを挟持し、第2チャック131bをY方向に上方に移動させながら、X方向左側に移動させ、Xレール134bをYレール135bの上端部に位置させると共に、ローラ支持ブロック136bをXレール134bの長手方向中央部に位置させて第2チャック131bを第1チャック131aと並列させる。
これら第1チャック131aと第2チャック131bとを並列させた状態で、各チャック131a,131bの駆動ローラ部132a,132bを駆動させて、第2搬送ユニット6へ2枚の感光材料P,Pを同時に2列搬送する。
このように、第1搬送ユニット5内に1列で搬送されてきた感光材料P,…を振り分け機構13により2列に振り分けることができ、2枚の感光材料P,Pの並列搬送が可能となる。
そして、残りの搬送ユニット6〜9は、通常頻繁に使用されるサイズの感光材料P(例えばL版の89mm×127mm)を2列で並列搬送できるようになっており、第1搬送ユニット5の振り分け機構13で感光材料Pが2列に振り分けられた後、第2搬送ユニット6において感光材料Pを2列搬送しながら画像の露光を行えるようにしている。
ここで、本実施形態に係る画像形成装置4では、例えば2列搬送した場合、画像形成制御装置11による駆動制御で、2つの画像データをポリゴンミラー43による一回の走査で露光できるようになっている。即ち、第1搬送ユニット5の振り分け機構13により、感光材料Pが振り分けられた場合には、振り分けられた状態で第2搬送ユニット6に送られ、第2搬送ユニット6において並列搬送されながら画像形成装置4により2枚の感光材料P,Pのライン露光が同時になされる。
このときの2つの画像データは、同一の画像でもよいし、異なる画像でもよい。但し、少なくとも同一の画像の場合は、画像形成制御装置11が180度回転させた画像データを作成し、図4に示す如く、一方の列の感光材料Pに対してはこの画像に基づいて走査露光するようにしている。
従って、fθレンズの歪み誤差の影響は左右どちらの列に対しても同じ位置に現れて、右列の感光材料Aと左列の感光材料Bとは画素の粗密が同じ並びとなり、その結果、右列を通って処理された写真プリントであろうと左列を通って処理された写真プリントであろうと、仕上がり具合は同じになり、両者を見比べても違和感は感じられなくなる。
尚、副走査は、主走査の繰り返しであるため、一方の列の画像を回転させて天地が逆になったとしても、右列を通って処理された写真プリントと左列を通って処理された写真プリントとの間に副走査方向(搬送方向)における差異は生じ得ない。
このように、本実施形態に係る写真処理装置によれば、並列搬送することにより処理能力を向上しつつ、同じ画像を複数枚写真プリントした場合、どの写真プリントも同じ仕上がり具合に仕上げることができ、違和感を払拭することができるのである。
また、本実施形態に係る写真処理装置は、現像処理部(プロセッサ部)にも特徴がある。画像形成装置4のレーザ光で感光材料Pに画像を形成した後、現像処理部に送られて現像処理がなされ、さらに乾燥処理部で乾燥されてプリント排出部から写真プリントが排出されるようになっていること上述の如くであるが、図5に示す如く、プリント排出部14から排出された写真プリントは、ベルトコンベア15上に落とされ、該ベルトコンベア15が走行することにより、複数のトレイ16a,…を備えた集積部16に集められる。
その場合、図6(イ)に示す如く、一方の列を通ってプリント排出部14から排出された写真プリントは、他方の列を通ってプリント排出部14から排出された写真プリントと向きが逆になり、このまま集積部16に重ねて集められると、写真プリントの向きが揃っていないので、体裁が悪くなる。
そこで、図6(ロ)に示す如く、ベルトコンベア15上で回転させる必要のある写真プリントが搬送される際にソレノイド等の係止部材17を出し、その係止部材17を基点として写真プリントを180度回転させることにより、同じ写真プリントを向きを揃えて集積部16に集積することが可能となる。
尚、本発明に係る写真処理装置及び写真処理方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、左右の感光材料P,Pの先端が揃うようにして感光材料Pを振り分けているが、それぞれの先端が搬送方向の上流側と下流側とでずれる千鳥状に感光材料Pを振り分けるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、感光材料Pを搬送することにより走査露光を行っているが、感光材料Pは固定で、画像形成装置4側が移動することにより副走査するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、感光材料Pを2列搬送するようにしているが、並列搬送は、2列搬送に限らず、3列搬送や4列搬送とすることにより、さらに処理能力の向上を図ることができる。
また、上記実施形態においては、一列で搬送される感光材料P,…を振り分け機構13により複数列に振り分けて並列搬送するようにしているが、例えばマガジンを並列配置し、最初から感光材料Pが並列で供給されるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、回転手段として、爪状の係止部材17を用いているが、要は、一方側の写真プリント(180度回転させた画像に基づく写真プリントに限らない)を180度回転させて、集積される写真プリントの天地を揃えることができる構成であればよい。
また、感光材料Pの裏面にバックプリントを付する場合、180度回転した画像に基づいて露光される感光材料に対しては、バックプリントデータを逆方向から読み出してプリントするようにする。また、書き出し位置についても、感光材料Pをセンサーで検出した後、ウェイト時間を設定し、画像を回転していない方の感光材料Pに対するバックプリント位置に合わせるようにする。
また、上記実施形態においては、偏向手段として、ポリゴンミラーを使用しているが、例えば、ガルバノミラーであってもよい。
本実施形態に係る写真処理装置の露光処理部における断面側面図を示す。 同実施形態に係る写真処理装置の画像形成装置の概略斜視図を示す。 同実施形態に係る写真処理装置の振り分け機構の概略斜視図を示す。 同実施形態に係る写真処理方法による露光処理態様の説明図を示す。 同実施形態に係る写真処理装置の集積部の概略斜視図を示す。 同実施形態に係る写真処理装置の集積部の概略平面図であって、(イ)は、プリント排出部から写真プリントが排出された状態、(ロ)は、一方の写真プリントを180度回転させていく状態を示す。 fθレンズの倍率誤差に関するグラフを示す。 fθレンズの主走査ピッチ誤差に関するグラフを示す。 従来の写真処理方法による露光処理態様の説明図を示す。
符号の説明
2 露光処理部(プリンタ部)
4 画像形成装置(レーザ露光手段)
41 レーザ光発生部
43 ポリゴンミラー(偏向手段)
46,47 fθレンズ
11 画像形成制御装置(露光制御手段)
13 振り分け機構(振り分け機構)
15 ベルトコンベア(搬送手段)
16 集積部
17 係止部材(回転手段)
P 感光材料
X 主走査方向
Y 副走査方向

Claims (5)

  1. レーザ光発生部と、該レーザ光発生部からのレーザ光を露光位置に導く偏向手段及びfθレンズとを有するレーザ露光手段を備え、感光材料を走査露光することにより該感光材料上に画像を形成する写真処理装置において、
    感光材料を主走査中心に対して等しい間隔をあけて左右に配置すると共に、左右の一方側に配置された感光材料に対しては180度回転させた画像に基づいて走査露光することを特徴とする写真処理装置。
  2. 感光材料を搬送しつつ走査露光することにより副走査する請求項1に記載の写真処理装置。
  3. 露光した感光材料を現像する現像処理部と、現像処理を終えた写真プリントを集積する集積部とを備え、露光後から集積されるまでの何れかの段階において、何れかの側の感光材料を180度回転させる回転手段をさらに備えてなる請求項1又は2に記載の写真処理装置。
  4. レーザ光発生部と、該レーザ光発生部からのレーザ光を露光位置に導く偏向手段及びfθレンズとを有するレーザ露光手段を用い、感光材料を走査露光することにより該感光材料上に画像を形成する写真処理方法において、
    感光材料を主走査中心に対して等しい間隔をあけて左右に配置すると共に、左右の一方側に配置された感光材料に対しては180度回転させた画像に基づいて走査露光することを特徴とする写真処理方法。
  5. 感光材料を搬送しつつ走査露光することにより副走査する請求項3に記載の写真処理方法。
JP2004250081A 2004-08-30 2004-08-30 写真処理装置及び写真処理方法 Expired - Lifetime JP4565382B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004250081A JP4565382B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 写真処理装置及び写真処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004250081A JP4565382B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 写真処理装置及び写真処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006062292A JP2006062292A (ja) 2006-03-09
JP4565382B2 true JP4565382B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=36109175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004250081A Expired - Lifetime JP4565382B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 写真処理装置及び写真処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4565382B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4686243B2 (ja) * 2005-04-18 2011-05-25 富士フイルム株式会社 画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5687031A (en) * 1979-12-18 1981-07-15 Dainippon Screen Mfg Co Ltd Photographic printing method and original plate for printing used in execution of this method
JPH0993421A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置
JPH11149128A (ja) * 1997-11-18 1999-06-02 Fuji Photo Film Co Ltd 副走査搬送機構
JP2002214715A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Noritsu Koki Co Ltd 画像処理機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5687031A (en) * 1979-12-18 1981-07-15 Dainippon Screen Mfg Co Ltd Photographic printing method and original plate for printing used in execution of this method
JPH0993421A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置
JPH11149128A (ja) * 1997-11-18 1999-06-02 Fuji Photo Film Co Ltd 副走査搬送機構
JP2002214715A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Noritsu Koki Co Ltd 画像処理機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006062292A (ja) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS586660A (ja) 画像走査装置
US6459471B2 (en) Image reproduction apparatus with compact, low-waste digital printer
JPH08314022A (ja) 感光材料の露光方法及び感光材料の露光装置
JP4565382B2 (ja) 写真処理装置及び写真処理方法
JP2007021872A (ja) 画像記録装置
JP2004104389A (ja) 画像入出力装置
JP3687773B2 (ja) 複列画像露光装置
US5982410A (en) Method and apparatus for recording picture information using a photographic single sheet printer
US6320643B1 (en) Image recording apparatus
US6157437A (en) Light-sensitive material transport device
JP4067533B2 (ja) 画像記録装置
JPH1146287A (ja) 画像記録装置
US6115102A (en) Light-sensitive material transporting device
JP2002214715A (ja) 画像処理機
JPS58196761A (ja) 画像走査装置
JP4384560B2 (ja) プリント装置及びその搬送調整方法
JP3727448B2 (ja) 画像記録装置
JP2698466B2 (ja) 画像複写装置
JPH11170609A (ja) 画像記録装置
JP2004115276A (ja) シート体振分装置、画像記録装置およびシート体振分方法
JP4261449B2 (ja) 自動原稿搬送装置およびこれを備えた画像読取装置
JP2006001689A (ja) 画像記録装置及びその集積方法
JP2003107586A (ja) 走査露光装置
JP2007070007A (ja) 画像記録装置
JPH11109594A (ja) 感光材料処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070711

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100709

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

S801 Written request for registration of abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311801

ABAN Cancellation of abandonment
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350