JP2004115276A - シート体振分装置、画像記録装置およびシート体振分方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート体を停止することなく搬送方向に一定速度で搬送するローラ対40,42と、ローラ対40,42による搬送中のシート体の搬送方向と直交する方向に、ローラ対40,42を横移動する移動台80と、ローラ対40,42による搬送中のシート体の搬送方向の位置を検出する位置検出センサ44,46と、位置検出センサ44,46で得られたタイミングに従って移動台80の移動の開始を制御する制御部28とを備える。
【選択図】図2
Description
スキャナでは、フィルムに撮影された画像の投影光をCCDセンサ等のイメージセンサで光電的に読み取り、フィルムの画像データ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。画像処理装置は、この画像データに所定の画像処理を施し、画像記録のための画像データ(露光条件)として焼付装置に送る。
特に、光ビームを予め設定された所定の範囲に振りながら、搬送される感光材料を走査露光するデジタルフォトプリンタでは、記録される画像が感光材料に傾いて記録されたり、オフセットして記録されることのないようにすることが望まれており、この点から、感光材料を露光記録した後に振り分けて複数列で搬送する露光後振り分けが望まれている。
また、特許文献2では、焼付露光済みのカットシート状の印画紙を受け入れ、印画紙の進行方向(搬送方向)に対して複数に振り分け、振り分けた印画紙を同時に又は、順に、後流に接続又は配置した自動現像機に送り込む写真振分装置を開示している。
このように、特許文献1および2に開示する振分装置では、記録材料の搬送能力に限界があり、特許文献1では、装置構成の点から耐久性が劣るといった問題がある。
前記搬送手段は、駆動ローラと、シート体を前記駆動ローラとの間でニップして搬送するニップローラとを有するのが好ましい。その際、前記移動手段は、前記駆動ローラおよび前記ニップローラによりシート体が搬送されている際に、前記駆動ローラおよび前記ニップローラを横移動するのが好ましい。
前記搬送手段は、例えば、2つの駆動ローラと2つのニップローラとを有し、1つの駆動ローラおよび1つのニップローラからなるローラ対を、搬送方向上流側および下流側にそれぞれ配置して構成される。その際、前記移動手段は、例えば、2つのローラ対を載置して自在に横移動する移動台である。あるいは、1つのローラ対で構成されてもよい。また、1つの駆動ローラと、この駆動ローラに対向するように搬送方向上流側および下流側に配置された2つのニップローラとを有して構成されてもよい。
また、前記位置情報取得手段は、例えば、搬送方向における搬送中のシート体の位置検出を行なう位置検出センサである。この場合、前記制御部は、この位置検出センサで得られたシート体の位置検出のタイミングに従って前記移動手段の移動の開始を制御する。
前記位置情報取得手段は、例えば、搬送方向における搬送中の記録材料の位置検出を行なう位置検出センサである。この場合、前記制御部は、この位置検出センサで得られた記録材料の位置検出のタイミングに従って前記移動手段の移動の開始を制御する。
また、前記画像記録装置は、前記記録材料振分部による記録材料の振り分けを行って複数列で搬送する多列搬送モードと、前記記録材料振分部による振り分けを行わず記録材料を単列で搬送する単列搬送モードとを有し、前記制御部は、前記多列搬送モードおよび前記単列搬送モードのいずれか一方を選択して、記録材料の振り分けを制御するのが好ましい。
その際、前記ニップローラは、前記駆動ローラに対して自在に移動することでニップ解除可能なローラであり、このニップローラが、前記多列搬送モードにおいて、前記駆動ローラとともに記録材料をニップし、前記単列搬送モードにおいて、前記駆動ローラに対して離間して前記ニップを解除するのが好ましい。
また、シート状の記録材料は、予め定められた複数の長さの中から長さが設定され所定の長さになるようにカットされたものであり、前記搬送手段は、前記駆動ローラと前記ニップローラとからなるローラ対を搬送方向に沿って2つ有し、この2つのローラ対における2つのニップローラの搬送方向における配置間距離は、記録材料の搬送方向の長さのうち設定される最短長さよりも短いのが好ましい。
また、前記搬出部は、前記後処理ユニットにおける搬送速度に適合するように、搬送速度を調整するのが好ましい。
なお、前記画像記録装置における前記記録部の走査記録とは、感光材料にレーザ光を照射して露光記録する記録方式に限られず、1ラインあるいは数ライン毎に搬送方向と直交する方向に画像を記録する走査記録方式であればよく、例えばエレクトロルミネッセンス発光素子を用いて露光記録するものや、インクをカットシート体である紙に吐出してインクにより画像を形成する走査記録方式も含まれる。
また、記録材料を搬送中のローラ対を載置した移動手段を横移動することができるので、ローラ対は摺接する部分が無く、従来に比べて耐久性が向上する。
さらに、搬送速度を一定に保ちながら記録材料を振り分けることができるので、副走査方向に搬送しつつ走査記録するデジタルフォトプリンタのような制御シーケンスに適する。さらに、多列搬送と単列搬送の搬送モードを備え、記録材料の搬送方向長さに応じて切り換えるように設定されるので、記録部から振分部までの搬送方向の距離を短く設定することができ、搬送経路を短縮でき、コストを抑制した実用的な画像記録装置を提供することができる。
また、振分装置の搬送経路の前後に位置する搬送ローラ対は、ニップ解除を自在に行うので、振り分けの際、これらの搬送ローラ対が振り分けの障害となることもない。
プリンタ1は、スキャナ2、画像処理装置3およびプロセサ4とともにデジタルフォトプリンタを形成し、光ビーム走査露光を利用して感光材料を露光記録する記録装置である。
プリンタ1は、ロール状に巻き回された長尺状の感光材料Aから所定長さ引き出してカットしたカットシート状の感光材料を露光位置に搬送し、一方、画像処理装置3から供給された画像データに応じて変調した光ビームLを主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副走査方向に上記感光材料を走査搬送することにより、露光位置で光ビームLによって感光材料を走査露光して潜像を形成するものである。
プリンタ1は、画像処理装置3と接続され、画像処理装置3は、スキャナ2と接続される。一方、プロセサ4は、プリンタ1から搬出された露光済みの感光材料を受け入れるようにプリンタ1に隣接して接続される。
なお、プリンタ1には、プリンタ1の動作を制御する制御部28を有する。
画像処理装置3は、この画像データに所定の画像処理を施し、画像記録のための画像データ(露光条件)としてプリンタ1に送る。なお、画像処理装置3は、デジタルスチルカメラ等で撮影されて得られた画像データを焼付装置に送るように構成されてもよい。
プロセサ4は、露光済みの潜像の記録された感光材料に、所定の現像処理等を施して、フィルムに撮影された画像が再生されたプリントとする。
マガジン12a,12bには、通常,感光材料Aのサイズ(幅)、シルクやマット等の感光面の種類、仕様(厚さやベースの種類)等、互いに種類の異なる感光材料Aが収納される。本実施例では供給部12を2個有するが、本発明では、1個でもよく、また、3個以上であってもよい。
マガジン12a,12bから引き出された感光材料は、カッタ部14に送られる。
裏印字部16は、カットシート体の非記録面(非乳剤面=裏面)に写真の撮影日、プリント焼付日、コマ番号、フィルムID番号(符号)、撮影に使用したカメラのID番号、フォトプリンタのID番号等の各種情報、いわゆるバックプリントを制御部28からの制御信号に基づいて、記録(裏印字)する部位である。
カットシート体は、ローラおよびローラ対によって上方に搬送されながら、裏印字ヘッド17によってバックプリントが記録される。裏印字ヘッド17として、インクジェットヘッドやドットインパクトプリントヘッドや熱転写プリントヘッド等公知のプリントヘッドが用いられる。なお、裏印字ヘッド17は、新写真システム(Advanced Photo System)に対応して、2行以上の印字が記録される。
レジスト部18を通過したカットシート体は、図1に示すように上方への搬送から水平の搬送に搬送方向が変わり、露光部20に搬送される。
あるいは、PDP(プラズマディスプレイ)アレイ、ELD(エレクトロルミネセントディスプレイ)アレイ、LED(発光ダイオード)アレイ、LCD(液晶ディスプレイ)アレイ、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス、登録商標)アレイ、レーザアレイ等の、搬送方向と直交する方向に延在する各種の発光アレイや空間変調素子アレイ等を用いるデジタルの露光手段でもよい。
なお、露光ユニット30の露光位置Rで行う光ビームLの主走査の幅は、カットシート体の幅に対応するように設定される。
露光ユニット30の上記動作は、制御部28からの制御信号によって制御される。
なお、副走査ローラ対32,34の替わりに、カットシートを露光位置Rに保持しつつ搬送する露光ドラムと、露光位置Rを挟んだ搬送方向上流側および下流側の間に配置して露光ドラムに当接する2本のニップローラとを用いる走査搬送機構を用いてもよい。少なくとも、カットシート体の搬送方向と直交する方向に走査記録を行うことにより搬送中のカットシート体に画像を記録する構成であればいずれであってもよい。
ニップローラ36b,38bは、後述するように、露光記録中は駆動ローラ36a,38aに対して離間してカットシート体をニップせず、カットシート体の後端部の露光記録が終了すると駆動ローラ36a,38a側に下降してカットシート体をニップして搬送するように制御される。これは、カットシート体の露光記録中に、ニップローラ36b,38bがカットシート体に当接してニップが開始されることで微小な振動が発生し、カットシート体の露光される位置の位置ずれや露光ムラが発生することを防止するためである。もちろん、副走査受部22の動作は制御部28から供給される制御信号によって制御される。詳細については後述する。
位置検出センサ44,46は、移動台80の移動と共に移動するようにローラ対42の配置位置の搬送方向下流側直後に移動台80に固定して設けられ、ローラ対42を通過したカットシート体の先端を、この通過直後に検出する。詳細については後述する。
なお、振分部24は、本発明のシート体振分装置に対応するものでもある。
2列に並列して搬送されるカットシート体は、搬送ローラ対64,66により、搬出口70から排出され、隣接するプロセサ4に供給される。
もちろん、搬出部26の動作は制御部28から供給される制御信号によって制御される。
露光位置Rでは、露光ユニット30からの光ビームLがカットシート体の幅に応じて所定の範囲を偏向して走査露光するように制御される。
また、プーリ84には、制御部28からの制御信号に従って駆動する駆動モータ92に接続された駆動ベルト94が設けられ、駆動モータ92の回転により、移動台80がx方向に移動するように構成される。
したがって、制御部28は、位置検出センサ44,46で得られた検出信号をトリガとしカットシート体の位置検出のタイミングに従って駆動モータ92の駆動を開始する制御信号を生成し、駆動モータ92を駆動させることができる。なお、位置検出センサ44は、移動台80が図2(a)に示す状態の時に搬送されるカットシート体の位置検出に用いられ、位置検出センサ46は、移動台80が図2(a)に示す状態から下方に移動した時に搬送されるカットシート体の位置検出に用いられる。
このように、ローラ対40,42は、カットシート体を停止することなく一定の搬送速度で搬送しながらx方向に振り分けるので、次に後続して搬送されるカットシート体との間隔を一定に保つことができ、搬送速度の高速化に十分に適応することができる。また、ローラ対40,42は移動台80に載置して設けられ、ローラ対40,42には上記特許文献1のような部材(スラストブッシュ)と横移動の際に摺接する部分がないので、長期の使用に伴ってローラ対40,42が摩耗して削れることは少ない。したがって、従来に比べて耐久性は向上する。
また、振り分けを行う場合、ローラ対40,42でニップして搬送することで、1つのローラ対でニップして搬送する場合に比べて、正確な振り分けを実現することができる。
もちろん、カットシート体の幅が、搬送経路48,50における搬送幅(搬送幅方向の搬送経路の幅)を越える場合、カットシート体の搬送は単列搬送モードとされる。例えば、カットシート体の幅が152mmを越える場合単列搬送モードとされる。
したがって、例えばカットシート体の幅が152mm以下で長さが229mm以下の場合、2列搬送モードとされる。
また、副走査ローラ対32,34、ローラ対36,38、ローラ対52,58は、ローラ対40,42と同様に、ニップ解除機能付きのニップローラを有して構成される。
ニップローラのニップおよびニップの解除(ニップのON/OFF)は、例えば、制御部28からの制御信号に応じて図示されない周知のソレノイドを用いて行う。
また、プリンタ1における振分部24は、移動台80にローラ対40、42が載置されて形成された移動ユニットによって構成されるが、本発明はこれに限定されず、公知の方法による振り分けであってもよい。例えば、大きな径を持った1つの駆動ローラと、この駆動ローラに当接してカットシート体をニップして搬送するように、搬送方向上流側および下流側に設けられた2つのニップローラとを有し、1つの駆動ローラおよび2つのニップローラを自在に横移動する移動ユニットによって構成されてもよい。
プリンタ1は、以上のように構成される。
供給部12に装填されたマガジン12(12a,12b)から感光材料が所定の長さ分引き出されてカッタ部14でカットされ、カットシート体が得られる。
このカットシート体には裏印字部16にてバックプリントが記録された後、搬送経路に沿って上昇して搬送され、レジスト部18に搬送される。レジスト部18ではカットシート体が搬送経路に対して傾斜することなく搬送径路中の所定の幅方向位置に配置されるように、カットシート体のスキューおよび幅方向位置の調整を行う。レジスト部18を通過したカットシート体の搬送方向が上方から水平方向に向きを変え、露光部20に搬送される。
露光部20では、カットシート体の先端が位置検出センサ35を通過すると、位置検出センサ35の検出信号が制御部28に送られて、露光ユニット30の光ビームLが点灯し、露光記録が開始される。
以下、図3(a)〜(f)に基づいて2列搬送モードによるカットシート体の搬送を説明する。
この後、カットシート体の後端の通過が位置検出センサ35で検出され、カットシート体の後端の露光が終了すると、ニップローラ36bが下降しカットシート体をニップし、ローラ対36が副走査ローラ対34とともにカットシート体の搬送を行う(図3(b))。さらに、搬送が進み、カットシート体の後端が副走査ローラ対34を通過すると副走査ローラ対32,34のニップローラは上方に移動し、次のカットシート体の露光記録まで待機する(図3(c))。この後、ローラ対38のニップローラ38bが下方に移動しカットシート体をニップし(図3(d))、ローラ対38はカットシート体の搬送を行う。なお、図3(d)では、ローラ対36,38とともに、ローラ対40,42もカットシート体の搬送を行う。
さらに、搬送が進むと、カットシート体の先端は位置検出センサ44(46)の位置に到達する直前に、ニップローラ38bは、上方に移動し待機する(図3(f))。こうして、カットシート体が、露光部20から副走査受部22、さらには振分部24に搬送される。
このように、副走査受部22は、露光位置Rにおいて露光記録中のカットシート体をニップせず、露光記録終了後直ちにカットシート体をニップし、振分部24による振り分け開始直前まで搬送する。また、カットシート体の円滑な振り分けを行うことができるように、副走査受部22のローラ対38は、カットシート体の振り分け直前にニップが解除される。
まず、カットシート体の先端が振分部24の位置検出センサ44を通過すると(図4)、検出信号は制御部28に送られ、駆動モータ92の駆動のための制御信号が生成されて駆動モータ92に供給される。これによって、駆動モータ92が左回転して移動台80は図中下方向に移動し、ローラ対52に受け渡す位置に移動する(図5)。一方、駆動モータ96は、常時駆動されているので、移動台80の移動中もローラ対40,42による搬送は停止することなく行われる。そして、カットシート体の先端がローラ対52に達する前に移動台80の移動は終了し、この後、ローラ対40,42による搬送はローラ対52に受け渡される。こうして、搬送経路48に振り分けられる。
位置検出センサ46の検出信号は制御部28に送られ、駆動モータ92の制御信号が生成され、駆動モータ92に供給されて駆動モータ92を右回転で駆動する。これに伴い移動台80は図中上方向に移動し、ローラ対58に受け渡す位置に移動する。一方、駆動モータ96は、常時駆動されているので、移動台80の移動中もローラ対40,42による搬送は停止することなく行われる。そして、カットシート体の先端がローラ対58に達する前に移動台80の移動は終了し、この後、ローラ対40,42による搬送はローラ対58に受け渡される(図7)。こうして、搬送経路50に振り分けられる。
この後、後続して搬送されるカットシート体は、図4に示す状態で搬送される。こうして、順次搬送されるカットシート体は搬送経路48、50に交互に振り分けられ2列で搬送される。
また、移動台80の移動をカットシート体の先端がローラ対52,58に達する前に完了するので、ローラ対52,58のニップを解除してカットシート体を受け入れる必要がなく制御が簡単になる。
図8(a)は、露光部20における位置検出センサ35から制御部28に送られる検出信号の一例を、図8(b)は、副走査受部22におけるローラ対36,38のニップローラのニップのON/OFFを行うために駆動する図示されないソレノイドの制御信号の一例を、図8(c)は、振分部24の位置検出センサ44,46による検出信号の一例を、図8(d)は、駆動モータ92の駆動を制御する制御信号の一例をそれぞれ示す。
このように、カットシート体の先端の通過に合わせて振分部24の振り分けを開始する、いわゆるカットシート体の先端基準による振り分け制御を行うので、振分部24の周りに配置されるローラ対の振り分けに伴うニップのON/OFFの制御を、ローラ対36,38のみを対象とすればよい。一方、先端基準によらない振り分け制御方法を用いた場合、ニップのON/OFFの制御の対象となるローラ対をカットシート体の長さに応じて設定しなければならず、制御が煩雑となる。この点からも、カットシート体をカットシート体の先端基準による振り分け制御を行うことが好ましい。
以上が、2列搬送モードによる搬送である。
一方、単列搬送モードでは、副走査受部22および振分部24のローラ対はいずれもニップOFFの状態となり、副走査ローラ対32,34にて搬送される。露光記録が終了すると、搬出部26のローラ対52,54,58,60がニップON状態となってカットシート体の搬送が行われる。
例えば、図9(a)に示すように、2列で搬送されるカットシート体を4列で搬送するように振り分けてもよいし、図9(b)に示すように、2列で交互に搬送されるカットシート体を3列で搬送されるように3列に振り分けてもよい。
もちろん、レジスト部18でカットシート体の幅方向位置を微妙に変動させ、これに合わせて振分部24による振り分けを調整して、プロセサ4に搬出されるカットシート体の幅方向位置が一定になるように構成してもよい。
例えば、本発明における振分装置、画像記録装置は、レーザ光等の光ビームを用いて露光記録するプリンタのみならず、エレクトロルミネッセンス発光素子を用いて露光記録するプリンタや、インク液滴をカットシート体に吐出してインクによる画像を形成するインクジェットプリンタ等に用いることができる。すなわち、本発明における振分方法は、1ラインあるいは数ライン毎に搬送方向と直交する方向に画像を記録する走査記録方式のシステムに好適に用いることができる。
2 スキャナ
3 画像処理装置
4 プロセサ
12 供給部
14 カッタ部
16 裏印字部
18 レジスト部
20 露光部
22 副走査受部
24 振分部
26 搬出部
28 制御部
32,34 副走査ローラ対
35,44,46 位置検出センサ
36,38,40,42,52,58 ローラ対
80 移動台
82 スライドレール
84,86 プーリ
88 タイミングベルト
90 固定ブラケット
92,96 駆動モータ
94 駆動ベルト
98,100 駆動ベルト
Claims (15)
- 搬送される所定の長さのシート体を複数列に搬送するためにシート体を振り分けるシート体振分装置であって、
シート体の振り分けを行う際、供給されたシート体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
この搬送手段によるシート体の搬送中に、シート体の搬送方向と直交する方向に、前記搬送手段を横移動する移動手段と、
前記搬送手段による搬送中のシート体の、搬送方向の位置に関する情報を取得する位置情報取得手段と、
この位置情報取得手段で得られたシート体の位置に関する情報に従って前記移動手段の移動の開始を制御する制御部と、を備えることを特徴とするシート体振分装置。 - 前記搬送手段は、駆動ローラと、シート体を前記駆動ローラとの間でニップして搬送するニップローラとを有する請求項1に記載のシート体振分装置。
- 前記位置情報取得手段は、搬送方向における搬送中のシート体の位置検出を行なう位置検出センサであり、
前記制御部は、この位置検出センサで得られたシート体の位置検出のタイミングに従って前記移動手段の移動の開始を制御する請求項1または2に記載のシート体振分装置。 - 搬送される所定の長さのシート状の記録材料に所望の画像を記録する画像記録装置であって、
記録材料の搬送方向と直交する方向に走査記録を行うことにより搬送中の記録材料に画像を記録する記録部と、
この記録部の搬送方向下流側に設けられ、搬送される記録済の記録材料を複数列に搬送するために記録材料を振り分ける部分であって、記録材料を振り分ける際、画像の記録された記録材料を搬送方向に搬送する搬送手段と、この搬送手段による記録材料の搬送中に、記録材料の搬送方向と直交する方向に、前記搬送手段を横移動する移動手段と、前記搬送手段による搬送中の記録材料の、搬送方向の位置に関する情報を取得する位置情報取得手段と、この位置情報取得手段で得られた記録材料の位置に関する情報に従って前記移動手段の移動の開始を制御する制御部とを有する記録材料振分部と、を備えることを特徴とする画像記録装置。 - 前記位置情報取得手段は、搬送方向における搬送中の記録材料の位置検出を行なう位置検出センサであり、
前記制御部は、この位置検出センサで得られた記録材料の位置検出のタイミングに従って前記移動手段の移動の開始を制御する請求項4に記載の画像記録装置。 - 請求項4または5に記載の画像記録装置であって、前記記録材料振分部による記録材料の振り分けを行って複数列で搬送する多列搬送モードと、前記記録材料振分部による振り分けを行わず記録材料を単列で搬送する単列搬送モードとを有し、前記制御部は、前記多列搬送モードおよび前記単列搬送モードのいずれか一方を選択して記録材料の振り分けを制御する画像記録装置。
- 前記搬送手段は、駆動ローラと、記録材料をこの駆動ローラとの間でニップして搬送するニップローラとを有する請求項4〜6のいずれか1項に記載の画像記録装置。
- 前記ニップローラは、前記駆動ローラに対して自在に移動することでニップ解除可能なローラであり、このニップローラが、前記多列搬送モードにおいて、前記駆動ローラとともに記録材料をニップし、前記単列搬送モードにおいて、前記駆動ローラに対して離間して前記ニップを解除する請求項7に記載の画像記録装置。
- 前記制御部は、シート状の記録材料の搬送方向の長さが、前記記録部で走査記録する記録位置から前記ニップローラに至る距離に比べて長い場合、前記単列搬送モードを選択する請求項7または8に記載の画像記録装置。
- シート状の記録材料は、予め定められた複数の長さの中から長さが設定され所定の長さになるようにカットされたものであり、
前記搬送手段は、前記駆動ローラと前記ニップローラとからなるローラ対を搬送方向に沿って2つ有し、この2つのローラ対における2つのニップローラの搬送方向における配置間距離は、記録材料の搬送方向の長さのうち設定される最短長さよりも短い請求項7〜9のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 前記記録材料振分部の搬送方向下流側に、記録材料を後処理ユニットに搬出するための搬出部が、搬出ローラ対を有して設けられ、
前記記録材料振分部から搬送される記録材料の先端が前記記録材料振分部に最も近接する前記搬出部の搬出ローラ対に達する前に、前記移動手段の横移動が完了する請求項4〜10のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 前記搬出部は、前記後処理ユニットにおける搬送速度に適合するように、搬送速度を調整する請求項11に記載の画像記録装置。
- 前記記録部と前記記録材料振分部との間に、前記記録部での記録中に搬送されて前記記録部から突出する記録材料の一部分を支持する、ローラ対を有する副走査受部を備え、
この副走査受部におけるローラ対は、駆動ローラと、この駆動ローラに対して自在に移動することでニップの解除を自在に行うニップローラと、からなる請求項4〜12のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 前記記録材料振分部での振り分け中に、搬送方向の向きが記録材料の記録面の面外方向に変わるように、前記記録材料振分部が記録材料の搬送経路中のコーナ部分に設けられる請求項4〜13のいずれか1項に記載の画像記録装置。
- 搬送される所定の長さのシート体を複数の列に配置して搬送するシート体振分方法であって、
供給されたシート体を搬送方向に搬送しつつ、この搬送中に、シート体を搬送方向に対して傾斜した方向に移動させ、シート体の搬送経路中の搬送方向と直交する幅方向の位置をシート体の供給の度に変えることで、搬送中のシート体を複数の列に配置することを特徴とするシート体振分方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151602A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Kyocera Mita Corp | 排紙装置 |
JP2007133259A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Noritsu Koki Co Ltd | 画像記録装置 |
-
2003
- 2003-09-03 JP JP2003311610A patent/JP2004115276A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151602A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Kyocera Mita Corp | 排紙装置 |
JP2007133259A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Noritsu Koki Co Ltd | 画像記録装置 |
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