JPH1146262A - 副走査搬送機構 - Google Patents

副走査搬送機構

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JPH1146262A
JPH1146262A JP9199970A JP19997097A JPH1146262A JP H1146262 A JPH1146262 A JP H1146262A JP 9199970 A JP9199970 A JP 9199970A JP 19997097 A JP19997097 A JP 19997097A JP H1146262 A JPH1146262 A JP H1146262A
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JP9199970A
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Takeshi Tanabe
剛 田辺
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素かつ安価な装置構成で、シート状の被走査
体の先端および後端においても、被走査体の有するカー
ルの影響を排し、平面性を保持しつつ副走査搬送を行う
ことができる副走査搬送装置の提供。 【解決手段】主走査方向と略直交する方向に副走査搬送
される被走査体上に光ビームによって主走査線を画成す
るように被走査体を保持するガイド部材と、このガイド
部材の上流側および下流側に被走査体の長さより短い間
隔で配置される、被走査体を挟持して搬送する2組の搬
送ローラ対とを有し、この2組の搬送ローラ対の中心面
距離Xが下記式の関係を満たすように構成する。 D×(1+tanα)+d<X<2D ここで、Dは搬送ローラの直径(5mm≦D≦25m
m)、αはレーザビームの入射角(1°≦α≦10
°)、dは前記レーザビームの直径(20μm≦d≦8
0μm)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルの画像記
録装置や画像読取装置に用いられる光ビーム走査装置の
副走査搬送機構の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の印画紙等の感光材料への焼き付けは、フィル
ムの投影光を感光材料に入射して、この投影光で感光材
料を面露光する、いわゆる直接(アナログ)露光によっ
て行われている。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、現像処
理を施してプリント(写真)として出力するデジタルフ
ォトプリンタが実用化された。
【0004】デジタルフォトプリンタでは、フィルムを
光電的に読み取り、画像(信号)処理によって階調補正
等が行われて露光条件が決定される。そのため、画像処
理による複数画像の合成や画像分割等のプリント画像の
編集や、色/濃度調整、輪郭強調等の各種の画像処理も
自由に行うことができ、用途に応じて自由に処理したプ
リントを出力できる。また、プリント画像の画像データ
をコンピュータ等に供給することができ、また、フロッ
ピーディスク等の記録媒体に保存しておくこともでき
る。さらに、デジタルフォトプリンタによれば、従来の
直接露光によるプリントに比して、分解能、色/濃度再
現性等に優れた、より画質の良好なプリントが出力可能
である。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、スキャナ(画像読取装置)と画像処理装置とを
有する入力機、および焼付装置と現像機とを有する出力
機より構成される。スキャナでは、光源から射出された
読取光をフィルムに入射して、フィルムに撮影された画
像を担持する投影光を得て、この投影光を結像レンズに
よってCCDセンサ等のイメージセンサに結像して光電
変換することにより画像を読み取り、フィルムの画像デ
ータ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。画
像処理装置は、スキャナから送られた画像データに所定
の画像処理を施し、画像記録のための出力画像データ
(露光条件)として焼付装置に送る。焼付装置は、例え
ば、光ビーム走査露光を利用する装置であれば、画像処
理装置から送られた画像データに応じて光ビームを変調
して、この光ビームを主走査方向に偏向すると共に、主
走査方向と直交する副走査方向に感光材料(印画紙)を
搬送することにより、光ビームによって感光材料を走査
露光(焼付け)して潜像を形成し、また、バックプリン
トを記録する。現像機では、露光済の感光材料に、所定
の現像処理等を施して、フィルムに撮影された画像が再
生されたプリントとする。
【0006】ところで、このようなデジタルフォトプリ
ンタのみならず、通常の直接露光によるフォトプリンタ
の焼付装置においては、未使用の感光材料はロール状に
巻回されて遮光性の筐体に収納されてマガジン化されて
おり、マガジンごと焼付装置に装填され、このマガジン
から引き出されて搬送され、露光等に供される。ここ
で、通常のフォトプリンタでは、感光材料を途中で切断
することはなく、長尺なまま露光、バックプリントの記
録、現像処理、乾燥等を終了した後に、最後に感光材料
を所定長に切断して1枚のプリントとする。
【0007】これに対し、デジタルフォトプリンタにお
いても、長尺状の感光材料をプリント一枚に対応して切
断してカットシートとした後に、露光を行う構成とし
て、装置を小型化し、装置コストやランニングコストの
大幅な低減が可能な焼付装置(以下、カットシートタイ
プの画像記録装置という)の実現が望まれている。しか
しながら、このようなカットシートタイプの画像記録装
置は未だ実現されていないのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
カットシートタイプの画像記録装置においては、ロール
状に巻回されていた感光材料が、所定長のシート状に切
断されるため、1枚のシート状の感光材料は、完全な平
面状ではなく、若干ではあるがカールを帯びている。す
なわち、感光材料は乳剤面を外側にしてロール状に巻回
されているのが、慣例となっており、これをシート状に
切断すると、乳剤面を外側とした凸状のカールが残って
しまう。このように感光材料がカールを帯びていると、
感光材料の先端部分および後端部分に濃度ムラが生じる
おそれがある。すなわち、デジタルフォトプリンタにお
いては、所定間隔離間して配置された2組のローラ対間
の記録位置において画像露光が行われるが、シート状の
感光材料の先端から画像露光が行われる場合には、シー
ト状感光材料の先端が上流側のローラ対を通過し、下流
側のローラ対に到達するまでの間、シート状感光材料が
上流側のローラ対のみの片側だけが挟持された状態で副
走査搬送されつつ露光が行われる。
【0009】このため、これら2組のローラ対間の間隔
が広いと、シート状感光材料の有してるカールがその分
顕著に現れてしまい、このカールして浮き上がった面に
画像露光が行われ、適切な露光条件で露光することがで
きずに、この感光材料の先端部分において露光ムラが生
じやすく、高画質が得られなくなるおそれがある。ま
た、このような問題はシート状感光材料の後端が上流側
のローラ対を通過し、露光点を通過するまでの間におい
ても、同様に起こりうる。
【0010】このようにカールを帯びたシート状の被走
査体を平面性を保持しながら副走査搬送する系として、
サクション機構を設け、このサクション機構により吸着
しながら、カールした被走査体を平面状を保持しつつ、
副走査搬送を行う技術が知られている。従って、このよ
うなサクション機構をカットシートタイプの画像記録装
置において採用すれば、シート状感光材料の平面性を保
持しつつ画像露光を行うことも考えられる。
【0011】しかしながら、このようなサクション機構
は、吸引源、チャンバ等が必要となってしまい、装置が
複雑化かつ大型化し、コストも増大してしまうという問
題がある。また、サクション機構と感光材料の相対的な
位置関係に応じて、感光材料に加わる吸引力が変化し
て、負荷変動を生じてしまう。このため、このような負
荷変動の影響を排除するために、トルクの大きいモータ
が必要となり、さらにコストが上昇するという問題があ
る。
【0012】一方、上述した2組のローラ対によって、
シート状の被走査体を副走査搬送しつつ、レーザビーム
などの光ビーム等によって被走査体への画像の書き込み
を行う副走査搬送系においては、ローラ対に被走査体先
端が突入する時、もしくは被走査体を挟持搬送している
ローラ対から被走査体が離脱する時に負荷変動が生じ、
露光ムラの原因となるという問題がある。このような問
題を解決することのできる、シート状の被走査体の副走
査装置として、特開昭62−135064号公報、特開
昭62−167150号公報、特開昭63−67859
号公報には、シート状の被走査体先端が下流側のローラ
対に突入する際、および、後端が上流側ローラ対から離
脱する際にそれぞれのニップ側ローラがそれぞれ退避す
るような構成とし、被走査体のローラ対への突入時およ
び離脱時における負荷変動を低減する技術が提案されて
いる。
【0013】このような構成とすることにより、下流側
のローラ対に被走査体の先端が突入する際、および、被
走査体を挟持搬送している上流側ローラ対から被走査体
の後端が離脱する際に生じる負荷変動を低減し、濃度ム
ラをある程度低減することが可能となる。しかしなが
ら、このような構成では、被走査体のローラ対間の突入
時や離脱時の負荷変動による濃度ムラをある程度まで低
減できるが、前述したシート状被走査体のカールを防止
するものではないため、平面性が十分に保持されず、露
光ムラが発生するという問題が依然として存在する。
【0014】本発明の目的は、所定の位置において、シ
ート状の被走査体に対してレーザビームの走査を行う光
ビーム走査装置に用いられる副走査搬送機構であって、
サクション機構などの複雑な機構を設ける必要がなく、
高能力化およびコストダウンを図ることができ、簡素か
つ安価な装置構成で、被走査体の先端および後端におい
ても、被走査体の有するカールの影響を排し、平面性を
保持しつつ副走査搬送を行うことができる副走査搬送装
置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、1次元方向に偏向されたまたは配列され
た光ビームが照射されて主走査されるシート状の被走査
体を2次元的に走査するために、前記被走査体を前記主
走査方向と略直交する方向に搬送する副走査搬送機構で
あって、副走査搬送される前記被走査体上に前記光ビー
ムによって主走査線を画成するように前記被走査体を保
持するガイド部材と、このガイド部材の上流側および下
流側に前記被走査体の長さより短い間隔で配置される、
前記被走査体を挟持して搬送する2組の搬送ローラ対と
を有し、この2組の搬送ローラ対の中心面距離Xが下記
式の関係を満たすように構成したことを特徴とする副走
査搬送機構を提供する。 D×(1+tanα)+d<X<2D ここで、D:前記搬送ローラの直径(5mm≦D≦25
mm) α:前記レーザビームの入射角(1°≦α≦10°) d:前記レーザビームの直径(20μm≦d≦80μ
m)
【0016】ここで、前記ガイド部材は、前記被走査体
を前記主走査線の画成位置で平面状に静電吸着する手段
を有するのが好ましい。さらに、前記被走査体の先端が
下流側の前記搬送ローラ対に突入する際、および/また
は、前記被走査体の後端が上流側の前記搬送ローラ対か
ら離脱する際に、前記被走査体の先端または後端に対応
する位置の搬送ローラ対による挟持を解除させる構成と
するのが好ましい。
【0017】なお、前記被走査体は、写真感光材料であ
るのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の副走査搬送機構に
ついて、添付の図面に示される好適実施例をもとに、詳
細に説明する。
【0019】図1に、本発明の副走査搬送機構が適用さ
れる画像記録装置の基本構成を示す。図1に示される画
像記録装置10(以下、記録装置10とする)は、長尺
な写真感光材料を、作成するプリントに応じた所定長に
切断してカットシートとした後に、バックプリントの記
録(裏印字)およびデジタル露光を行い、露光済の感光
材料Zを現像機(プロセッサ)に供給する装置で、感光
材料供給部12、バックプリント部14、本発明の副走
査搬送手段62を有する記録部52および振り分け手段
18を有する。なお、装置の基本的な構成を明瞭にする
ために図示を省略しているが、記録装置10には、搬送
ローラ等の感光材料Zの搬送手段や搬送ガイド、感光材
料検出のためのセンサ等、公知の画像記録装置に配置さ
れる各種の部材が、必要に応じて配置されている。ここ
で、搬送手段として設けられる搬送ローラの間隔は、感
光材料Zの搬送方向に支障がないように、切断後のシー
ト状感光材料Zのとりうる最小長さよりも小さく設定さ
れている。
【0020】感光材料供給部12には、乳剤面(感光
面)を外側にしてロール状に巻回された長尺な感光材料
Zを遮光性の筐体に収納してなるマガジン20および2
2が装填される装填部54および56が配置され、装填
部54には引き出しローラ対24が、装填部56には引
き出しローラ対26が、さらに、装填部54に対応して
カッタ28aが、装填部56に対応してカッタ28b
が、それぞれ引出しローラ対24,26の下流側に近接
して配置される。図1に示されるように、記録装置10
においては、装填部54の下方に装填部56が配置され
ており、記録位置Xはその上方に位置している。
【0021】図示例の記録装置10は、2つのマガジン
20および22を装填可能な装置で、両者は通常、サイ
ズ(幅)、面種(シルクやマット等)、仕様(厚さやベ
ースの種類等)等、互いに種類の異なる感光材料Zを収
納する。なお、本発明の記録装置10においては、装填
可能なマガジン数は図示例の2個に限定はされず、1個
であってもよく、あるいは3個以上のマガジンが装填可
能であってもよい。
【0022】このような感光材料供給部12において
は、引き出しローラ対24および26によって対応する
マガジンの感光材料Zを引き出して、下流のバックプリ
ント部14に搬送する。この搬送は、カッタ28a,2
8bより下流に搬送された感光材料Zが作成するプリン
トに応じた長さになった時点で停止し、次いで、カッタ
28a,28bが作動して、感光材料Zが所定長のカッ
トシートとされる。
【0023】図1に示される記録装置10は、2つのマ
ガジン20および22の個々に対してカッタ28aおよ
び28bを設け、これらのマガジンから引き出された感
光材料Zを別個のカッタ28a,28bでそれぞれ切断
する構成としているが、本発明はこれに限定はされず、
共通の1つのカッタで切断する構成としてもよい。この
ように感光材料供給部12から引き出されて、切断され
たシート状の感光材料Zは、上方のバックプリント部1
4に搬送される。
【0024】バックプリント部14は、感光材料Zの裏
面(非乳剤面)に、写真の撮影日、プリント焼付日、コ
マ番号、フィルムID番号(符号)、撮影に使用したカ
メラのID番号、フォトプリンタのID番号等の各種の
情報、いわゆるバックプリントを記録(裏印字)する部
位である。このようなバックプリント部14は、例え
ば、接触型の印字装置として、ドットインパクト方式の
プリンタ58であって、ガイド60に案内されて搬送さ
れる感光材料Zにバックプリントを記録するが、バック
プリントの記録方法(プリンタ)はこれに限定されず、
インクジェットプリンタ、熱転写プリンタ等、公知のフ
ォトプリンタに用いられるバックプリントの記録方法が
各種利用可能である。中でも、非接触であるためにバッ
クプリントの記録が走査搬送に与える負荷変動を無くす
ことができる点で、インクジェットプリンタのような非
接触型の記録方法は好適に利用可能であり、特に、非水
溶性で常温で固体の熱溶融性インクを用いたインクジェ
ットプリンタは好ましく例示される。また、バックプリ
ント部14は、新規格の新写真システム(Advanced Phot
o System) に対応して、2行以上の印字が可能に構成す
るのが好ましい。このようにして、所定長に切断され、
バックプリントを記録された感光材料Zは、次いで、記
録部52(副走査搬送手段62)に搬送される。
【0025】記録部52は、露光光学ユニット(以下、
露光ユニットとする)16および副走査搬送手段62を
有して構成される。図示例において、露光ユニット16
による画像記録は、シート状の感光材料Zを走査搬送し
つつ、デジタルの画像データに応じて変調され、副走査
搬送手段62による副走査搬送方向と直交する主走査方
向(図1紙面と垂直方向)に偏向した光ビームを記録光
Lとして、記録(露光)位置Xにおいて感光材料Zを露
光する、いわゆるデジタルの走査露光によって行われ
る。
【0026】露光ユニット16は、このようなデジタル
露光を行う光学ユニットであって、例えば、感光材料Z
の赤(R)露光、緑(G)露光および青(B)露光のそ
れぞれに対応する光ビームを射出する光源、前記光源か
ら射出された光ビームをデジタルの画像データに応じて
変調するAOM(音響光学変調器)等の変調手段、変調
された光ビームを副走査搬送方向と直交する主走査方向
に偏向するポリゴンミラー等の光偏向器、主走査方向に
偏向された光ビームを記録位置X(走査線)上の所定位
置に所定のビーム系で結像させるfθ(走査)レンズ等
によって構成される、公知の光ビーム走査装置である。
【0027】なお、本発明の露光ユニット16は、この
ような光ビーム走査装置に限定されず、副走査搬送方向
と直交する主走査方向に延在する各種の発光アレイや空
間変調素子アレイ等を用いて、主走査方向に配列される
デジタル画像信号によって変調された複数の光ビームに
よって感光材料Zを露光する、デジタルの露光手段が各
種利用可能である。具体的には、PDP(プラズマディ
スプレイ)アレイ、ELD(エレクトロルミネセントデ
ィスプレイ)アレイ、LED(発光ダイオード)アレ
イ、LCD(液晶ディスプレイ)アレイ、DMD(デジ
タルマイクロミラーデバイス)アレイ、レーザアレイ等
を用いるデジタル露光手段が例示される。
【0028】図2に、副走査搬送手段62の概略図を示
す。副走査搬送手段62は、記録位置X(走査線)を挟
んで配置される1対の搬送ローラ対64および66と、
ガイド部材68とを有するものであり、ガイド部材68
によってシート状の感光材料Zを記録位置Xに保持しつ
つ、搬送ローラ対64および66によって、主走査方向
と直交する副走査方向に挟持搬送する。ここで、前述の
ように、光ビームは主走査方向に偏向されているので、
感光材料Zは、光ビームによって2次元的に走査露光さ
れ、潜像が形成される。なお、ガイド部材68は、搬送
される感光材料Zを平面状に載置するための平板状の部
材であり、搬送ローラ対64および66の間に配置され
る。
【0029】ところで、前述したように、露光が行われ
る感光材料Zは、ロール状に巻回されていた感光材料
が、所定長に切断してシート状に形成されたものである
ため、1枚のシート状感光材料は、完全な平面状ではな
く、若干ではあるが乳剤面を外側にして凸状のカールを
帯びている。しかしながら、2組の搬送ローラ対で副走
査搬送を行う副走査搬送系においては、感光材料Zの先
端または後端が2組の搬送ローラ対間を通過する際にお
いて、感光材料Zが片側の搬送ローラ対のみに挟持され
るため、感光材料Zの先端または後端がフリーな状態で
副走査搬送が行われることとなる。このため、2組の搬
送ローラ対間の距離が広いと、感光材料Zの有するカー
ルがその分顕著に現れてしまい、このカールして浮き上
がった面に画像露光が行われ、露光ムラが生じ、この先
端部分および後端部分において十分な高画質が得られな
くなるおそれがある。
【0030】これに対し、本発明は、2組の搬送ローラ
対64および66を、その中心間距離Xが下記式の関係
を満たすように配置するものである。 D×(1+tanα)+d<X<2D
【0031】なお、Dは搬送ローラ対64および66の
各ローラの径であり、αはレーザビームの入射角(=反
射角)、dはレーザビームの径である。ここで、レーザ
反射角αは、1°≦α≦10°の範囲内とする。α<1
°では反射光が光学系を逆行してしまい、適切な露光が
できなくなるので、α>10°では反射角を大きくしす
ぎると周囲の迷光防止すべき領域が増えてしまうため好
ましくない。搬送ローラ対64および66の各搬送ロー
ラの径は、5mm≦D≦25mmとする。D<5mmで
はローラの振れの影響による画像ムラが無視できなくな
るため、D>25mmではローラ間隔が広くなり、記録
位置Xにおいて感光材料Zがカールして露光ムラが生じ
るおそれがあるので好ましくない。また、レーザビーム
径は、20μm≦d≦80μmとする。本発明における
画像記録密度の目安を300dpi〜1200dpiと
すると、25.4/300=0.085mm、25.4
/1200=0.021mmであるので、20μm〜8
0μmが妥当な値となるからである。
【0032】このように、搬送ローラ対64および66
間の中心間距離Xを上記範囲内に設定することにより、
2組の搬送ローラ対64,66の間隔を、感光材料Zの
カールに起因する浮き上がりがほとんど無く、かつ、レ
ーザビームによる露光に影響を及ぼさない程度の、極め
て狭い距離とすることができる。従って、1対の搬送ロ
ーラ対でしか挟持されない感光材料Zの先端部分および
後端部分における感光材料Zの浮き上がりを大幅に低減
することができ、露光ムラを防止し、感光材料Zの全面
に渡って、高画質な画像記録を行うことができる。
【0033】ここで、X>D×(1+tanα)+dと
したのは、X≦D×(1+tanα)+dではレーザビ
ームの一部が上側の搬送ローラ64a,66aに遮ら
れ、感光材料Zに対し、十分な露光が行えなくなるため
である。すなわち、図2に示されるように、搬送ローラ
対64および66間の最近接距離は、両搬送ローラ対6
4および66の中心間距離Xから2本のローラの半径分
の距離を引くことによりX−(D/2)×2で与えられ
るが、レーザビームがローラに遮られないためには、こ
の最近接距離はレーザビームの入射光および反射光の通
過する領域(間隔)よりも長く確保すればよい。
【0034】ここで、レーザビームの入射光および反射
光の通過する領域(間隔)は、レーザビームの中心線
と、上側の搬送ローラ64aおよび66aの各中心を結
んだ中心線との2つの交点を結んだ距離である2×(D
/2)×tanαと、入射光および反射光の各レーザビ
ームの中心線からのはみ出した領域である、2本分のビ
ームの半径である2×(d/2)を加えた長さとして与
えられる、D×tanα+dである。したがって、上記
最近接距離を、レーザビームの入射光および反射光の通
過する領域(間隔)よりも長くするためには、X−(D
/2)×2>D×tanα+dであることが必要とさ
れ、これを変形して、X>D×(1+tanα)+dが
得られる。
【0035】一方、X<2Dとしたのは、X≧2Dでは
両搬送ローラ対64,66間が広くなり、ローラ間を通
過する感光材料Zの先端および後端にカールの影響が現
れはじめ、感光材料Zの浮きが生じやすくなり、露光ム
ラになりうるので好ましくないからである。
【0036】また、搬送ローラ対64,66間距離を極
めて狭くしたことにより、フレアなどの散乱光の影響も
受けにくくすることもできる。従って、本発明によれ
ば、記録位置Xを通過する感光材料Zの先端部分および
後端部分の平面性を向上させて感光材料Zの全面に渡っ
て、露光ムラの無い、高画質な画像記録を行うことが可
能となる。
【0037】なお、ガイド部材68には、副走査搬送さ
れる感光材料Zを、ガイド部材68に静電気により吸着
する静電吸着機能をもたせてもよい。この場合には、例
えば、ガイド部材の少なくとも表面を静電気を帯びやす
い材質で形成すればよい。このような静電気を帯びやす
い材質としては、各種樹脂等を用いることができ、塩化
ビニル等が好適に例示される。これにより、副走査搬送
される感光材料Zの先端あるいは後端をガイド部材68
表面に静電気によって吸着しつつ搬送することができ、
この先端部分あるいは後端部分における浮き上がりをさ
らに抑えることができ、露光ムラをより一層防止し、画
質をより向上させることができる。
【0038】また、感光材料Zの平面性を保持しながら
副走査搬送を行う機構としては、上記図示例以外にも、
以下に説明する吸着搬送機構により、ベルト上に吸引吸
着しながら副走査搬送する構成としてもよい。
【0039】図3に吸着搬送機構80の概略図を示す。
図示例の吸着搬送機構80は、搬送ローラ対84および
86と、吸引ベルト81と、プーリ82と、吸引手段8
6とから構成される。プーリ82は、吸引ベルト81の
下側を吸引手段86の下方に退避させて吸引を行うため
のスペースを確保するためのものであり、吸引手段86
の下方に設けられる。吸引ベルト81は、感光材料Zを
吸引吸着して平面性を付与するための複数個の吸引穴が
形成されたエンドレスベルトであり、プーリ82と、搬
送ローラ対64および66の下側のローラに張架され
る。また、吸引手段86は、特に限定されず、種々の吸
引手段が使用可能であり、、吸引ベルト81の直下に直
接設けてもよいし、吸引ベルトの直下にダクトを設け、
このダクトを介して別の位置に設けられた吸引手段によ
り吸引する構成としてもよい。
【0040】このような吸着搬送機構80において、搬
送されてくる感光材料Zは、搬送ローラ対84を介して
吸引ベルト81上に搬入され、吸引手段86の吸引圧に
よって、吸引ベルト81に形成された吸引穴を介して、
吸引ベルト81に吸着されつつ搬送され、記録位置Xに
おいて露光が行われる。このため、感光材料Zの先端部
分および後端部分が片側の搬送ローラ対64または66
により搬送される際においても、感光材料Zを吸引ベル
ト81に吸着して平面性を付与しつつ副走査搬送するこ
とができ、感光材料Zの全面に渡って、より高画質な画
像記録を行うことができる。
【0041】ところで、このような副走査搬送手段62
における感光材料Zの搬送は、以下に示すソフトニップ
動作により行うのが望ましい。図4(a)〜(l)に、
ソフトニップ動作を行う副走査搬送手段62の構成およ
びソフトニップ動作における、副走査搬送手段62の2
組の搬送ローラ対64および66の一連の動作を示す。
同図に示す副走査搬送手段62は、2組の搬送ローラ対
64および66の各上側および下側搬送ローラ64a,
64bと66a,66bに加え、両搬送ローラ対64,
66の各上側ローラ64aおよび66aの少なくとも一
方の端部に常時接触して回転するアイドラ65と、搬送
ローラ対64の上流側に所定距離離間して設けられ、感
光材料Zの先端および後端を検出する検出センサ69を
有する。
【0042】まず、図4(a)に示すように、感光材料
Zが搬入される前の初期状態として、上側の搬送ローラ
64aおよび66aならびにアイドラ65は、所定の副
走査搬送速度で同期回転駆動される下側の搬送ローラ6
4bおよび66bに対して上方に退避して、挟持を解除
した状態となっており、回転していない。次に、図4
(b)に示すように、感光材料Zの先端が検出センサ6
9の直下を通過すると、検出センサ69が感光材料Zの
先端を検知する。その結果、図4(c)に示すように、
上側ローラ64aが下降を開始して下側ローラ64bに
接触し、感光材料Zの先端を挟持する。
【0043】この時、搬送ローラ対64の下側ローラ6
4bの回転駆動力は感光材料Zを挟持搬送する上側ロー
ラ64aに伝達され、上側ローラ64bを同期回転駆動
する。その結果、上側ローラ対64aの回転駆動力は、
接触しているアイドラ65に伝達され、アイドラ65を
同期回転駆動し、その回転駆動力は接触している搬送ロ
ーラ対66の上側ローラ66aに伝達され、上側ローラ
66aを同期回転駆動する。その結果、接触していない
搬送ローラ対66aの上側および下側のローラ66aお
よび66bも搬送ローラ対64と同期駆動される。
【0044】ここで、感光材料Zは搬送ローラ対64に
より挟持搬送されて、図4(d)に示すように、記録位
置Xに到達すると、画像露光が開始される。感光材料Z
はさらに所定のパルス分搬送されて、下流側の搬送ロー
ラ対66の中心位置を通過した後、図4(f)に示すよ
うに、所定の速度で同期回転駆動される上側ローラ66
aが所定の下降速度(例えば、解除高さ1mmに対し1
秒以下)で下降して、同速度で同期回転駆動される下側
ローラ66bとの間で感光材料Zを挟持する。このよう
にして、感光材料Zの先端が下流側の搬送ローラ対66
の上下ローラ66a,66b間へ突入する際に、上側ロ
ーラ66aを上方に退避させておくことで、感光材料Z
の突入、従って進入方向や厚みに起因する負荷変動を防
止するとともに、感光材料Zを挟持する前に搬送ローラ
対66の離間している上下側のローラ66aと66bと
同期回転駆動させておくことで、感光材料Zの挟持に起
因する、すなわち停止していた従動ローラを感光材料Z
および駆動側ローラに接触させて回転を開始させる際の
負荷変動を防止することができる。
【0045】上述したように、図4(a)〜(f)、特
に(c)〜(f)に示される一連の動作において、感光
材料Zを挟持搬送する時、搬送ローラ対66(ローラ6
6a,66b)は、搬送ローラ対64(ローラ64a,
64b)と同速度(例えば、両搬送ローラ対64(下側
ローラ64b)および66(66b)の速度差を0.1
%以内)で同期して回転させておく必要がある。その結
果、感光材料Zが下流側の搬送ローラ対66に突入し、
挟持される際(図4(f))に、予め上側ローラ66a
も下側ローラ66bと同期して回転させておくことで、
下側ローラ66bおよび感光材料Zに対してスムーズに
接触しながら感光材料Zをソフトかつ確実に挟持するこ
とができ、余分な負荷変動をより一層低減することがで
きる。
【0046】続いて図4(g)に示すように、感光材料
Zは記録位置Xにおいて、両搬送ローラ対64および6
6により挟持搬送されつつ、画像露光が続行される。さ
らに感光材料Zが搬送され、感光材料Zの後端が検出セ
ンサ69の直下に到達すると、図4(h)に示すよう
に、検出センサ69が感光材料Zの後端を検知する。図
4(i)に示すように、検出センサ69による後端検出
によって直ちに上側ローラ64aの上昇を開始させ、上
側ローラ64aを上方に所定距離(例えば、1mm)退
避させて、挟持を解除する。
【0047】こうして、搬送ローラ対66の上下ローラ
66aと66bとを離間させた状態で感光材料Zを通過
させることにより、感光材料Zの挟持ローラ対からの離
脱時の感光材料Zの厚みに起因する負荷変動を防止する
ことができる。一方、この場合にも、下側の駆動ローラ
64bから離間した上側の従動ローラ64aは、下側の
駆動ローラ66aの駆動力がこれと接触する上側ローラ
66a,アイドラ65を介して伝達されているので、下
側ローラ64bと同期して回転駆動されている。従っ
て、上側ローラ64aが下側ローラ64bから離間して
も回転を停止することがないので、離間する瞬間にかか
る感光材料Zや下側ローラ64bへの負荷変動を除くこ
とができる。
【0048】さらに感光材料Zの後端が所定パルス数搬
送されて記録位置Xに到達すると、図4(j)に示すよ
うに画像露光が終了する。続いて、図4(k)に示すよ
うに、感光材料Zの後端は、さらに下流側の搬送ローラ
対66により所定パルス数搬送される。この後、感光材
料Zの先端が図示しない下流側の搬送手段に入ると、感
光材料Zの後端は、図4(l)に示すように、搬送ロー
ラ対66から離脱し、上側ローラ66aは上方に退避し
て上記初期状態に戻る。
【0049】なお、検出センサ69は、公知の種々のセ
ンサが使用可能であり、特に限定されないが、例えば、
図4に示されるように、板状の検出部材を搬送経路の下
端まで回動自在に垂下させておき、通過する感光材料Z
の厚みによって回動させ、この回動を検知することによ
り行うことができる。なお、搬送ローラ対64および6
6の上側の従動ローラ64aおよび66aを、少なくと
も一方の搬送ローラ対の上下ローラの離間状態において
も、下側ローラ64bおよび66bと同期回転駆動する
手段は、図示例のアイドラ65に限定されず、従動ロー
ラ64aおよび66aを同期回転駆動できるのであれば
何でもよく、プーリやチェーンで連結してもよいし、歯
車などを用いるものであってもよい。
【0050】このように、感光材料Zの先端が下流側の
搬送ローラ対64に突入する際に、および、感光材料Z
の後端が上流側の搬送ローラ対66から離脱する際に、
感光材料Zの先端または後端に対応する位置の搬送ロー
ラ対の上下ローラを同期回転駆動させつつ接触させ、ま
た離間させて、挟持し、また挟持を開放する構成とする
ことにより、感光材料Zの先端が下流側の搬送ローラ対
64に突入する際、および感光材料Zの後端が上流側の
搬送ローラ対64を離脱する際における負荷変動を防止
し、この負荷変動に起因する露光ムラをさらに防止し、
画質をより向上することができる。
【0051】なお、搬送ローラ64および66による感
光材料Zの挟持の順序としては、上記例に限定されず、
種々の順序で行うことができる。例えば、感光材料Zの
先後端の通過による負荷変動が記録画像に影響を与えな
い程度であれば、各搬送ローラ64および66を予め接
触させておき、感光材料Zをその後端が離脱するまで挟
持する構成としてもよい。このようにして、露光が行わ
れた感光材料Zは、副走査搬送手段62から排出され
て、その下流側に位置する振り分け手段18に搬送され
る。
【0052】振り分け手段18は、感光材料Zを搬送方
向(現像機による搬送方向に対応)と直交する方向(以
下、横方向とする)に振り分けるものである。現在、写
真のプリントに利用される一般的な銀塩写真感光材料で
は、現像処理と露光とでは現像処理のほうが時間がかか
るため、連続的に露光を行うと、現像処理が間に合わな
い。振り分け手段18は、この不都合を解消するために
配置されるものであり、感光材料Zを横方向に振り分け
て、搬送方向には重なる複数列にすることにより、現像
装置における処理能力の向上、例えば、2列であれば単
列の2倍弱、3列であれば3倍弱の処理を行うことを可
能とし、現像処理と露光との処理時間差を相殺すること
ができる。
【0053】振り分け手段18における振り分け方法と
しては、各種のシート材の振り分け方法が利用可能であ
り、例えば、軸を中心に回転するターレットを用いて振
り分ける方法や、感光材料Zの搬送手段を複数、例えば
3つのブロックに分けて、その内の真ん中のブロックを
横方向に移動して振り分ける方法等が例示される。ま
た、感光材料Zを載置して搬送する下流方向への搬送手
段としてのベルトコンベアと、吸盤等を利用して感光材
料Zを持ち上げて横方向に搬送するリフト搬送手段とを
用い、上流からベルトコンベアに搬入され所定位置に搬
送された感光材料Zを、リフト搬送手段によって横ある
いは斜め横(下流側)方向に搬送して、振り分ける方法
も例示される。
【0054】このようにして、振り分け手段18におい
て、必要に応じて複数列に振り分けられた感光材料Z
は、次いで、搬送ローラ対70によって現像機72に搬
送され、感光材料Zに応じた、現像、定着、水洗等の各
処理が施され、乾燥され、プリントとされる。
【0055】以上、本発明の副走査搬送機構について詳
細に説明したが、本発明は以上の例に限定はされず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変
更を行ってもよいのはもちろんである。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、所定位置において、シート状の被走査体に対し
てレーザビームの走査を行う光ビーム走査装置に用いら
れる副走査搬送機構であって、サクション機構などの複
雑な機構を必要とせず、高能力化、コストダウンが実現
でき、簡素かつ安価な装置構成で、被走査体の先端およ
び後端においても、被走査体の有するカールの影響を排
し、平面性を保持しつつ副走査搬送を行うことができ
る。
【0057】特に、感光材料をカットシートとした後
に、デジタル露光やバックプリントの記録等を行う、デ
ジタルフォトプリンタ等に利用される画像記録装置に適
用すれば、シート状の感光材料の先端および/または後
端においても濃度ムラの無い、高画質な画像記録を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の副走査搬送手段が適用される画像記
録装置の一例の基本構成を示す概念図である。
【図2】 図1に示される画像記録装置の副走査搬送手
段を示す概念図である。
【図3】 図1に示される画像記録装置の副走査搬送手
段の他の一例を示す概念図である。
【図4】 (a)〜(l)は、図1に示される画像記録
装置の副走査搬送手段における、搬送ローラ対の一連の
動きを説明する模式図である。
【符号の説明】
10 (画像)記録装置 12 感光材料供給部 14 バックプリント部 16 露光ユニット 18 振り分け手段 20,22 マガジン 24,26 引き出しローラ対 28(28a,28b) カッタ 52 記録部 54,56 装填部 58 プリンタ 60 ガイド 62 副走査搬送手段 64,66,84,86 搬送ローラ対 64a,66a 上側の搬送ローラ 64b,66b 下側の搬送ローラ 68 ガイド部材 69 検出センサ 70 搬送ローラ対 80 吸着搬送機構 81 吸引ベルト 82 プーリ 86 吸引手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1次元方向に偏向されたまたは配列された
    光ビームが照射されて主走査されるシート状の被走査体
    を2次元的に走査するために、前記被走査体を前記主走
    査方向と略直交する方向に搬送する副走査搬送機構であ
    って、 副走査搬送される前記被走査体上に前記光ビームによっ
    て主走査線を画成するように前記被走査体を保持するガ
    イド部材と、 このガイド部材の上流側および下流側に前記被走査体の
    長さより短い間隔で配置される、前記被走査体を挟持し
    て搬送する2組の搬送ローラ対とを有し、 この2組の搬送ローラ対の中心面距離Xが下記式の関係
    を満たすように構成したことを特徴とする副走査搬送機
    構。 D×(1+tanα)+d<X<2D ここで、D:前記搬送ローラの直径(5mm≦D≦25
    mm) α:前記レーザビームの入射角(1°≦α≦10°) d:前記レーザビームの直径(20μm≦d≦80μ
    m)
  2. 【請求項2】前記ガイド部材は、前記被走査体を前記主
    走査線の画成位置で平面状に静電吸着する手段を有する
    請求項1に記載の副走査搬送機構。
  3. 【請求項3】前記被走査体の先端が下流側の前記搬送ロ
    ーラ対に突入する際、および/または、前記被走査体の
    後端が上流側の前記搬送ローラ対から離脱する際に、前
    記被走査体の先端または後端に対応する位置の搬送ロー
    ラ対による挟持を解除させる構成とする請求項1または
    2に記載の副走査搬送機構。
  4. 【請求項4】前記被走査体は、写真感光材料である請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の副走査搬送機構。
JP9199970A 1997-07-25 1997-07-25 副走査搬送機構 Withdrawn JPH1146262A (ja)

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JP9199970A JPH1146262A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 副走査搬送機構

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7176955B2 (en) 2004-02-20 2007-02-13 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image recording apparatus and recording-material feeding method
JP2008303032A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Konica Minolta Business Technologies Inc 後処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7176955B2 (en) 2004-02-20 2007-02-13 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image recording apparatus and recording-material feeding method
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