JP3529211B2 - 画像位置情報の形成方法 - Google Patents

画像位置情報の形成方法

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JP3529211B2
JP3529211B2 JP33219195A JP33219195A JP3529211B2 JP 3529211 B2 JP3529211 B2 JP 3529211B2 JP 33219195 A JP33219195 A JP 33219195A JP 33219195 A JP33219195 A JP 33219195A JP 3529211 B2 JP3529211 B2 JP 3529211B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺の感光材料に
連続的に画像を記録し、現像等の処理を終えた後に感光
材料を切断する画像記録方法において、感光材料を切断
および/または仕分けするための画像位置情報を形成す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ネガフィルム、リバーサルフィルム等の
写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影された画
像を印画紙等の感光材料に記録(焼付露光)し、現像処
理を行って仕上りプリントを作製する装置においては、
ロール状に巻回された長尺感光材料を用いて長手方向に
複数の画像が記録され、現像処理が行われ、最後に1枚
ごとに切断されて仕上りプリントとされる。このような
処理を行う装置としては、従来から2種類の態様が知ら
れている。1つは、感光材料へのフィルム画像の記録、
現像処理および切断・仕分け等を1台の装置で行って、
最終的な仕上りプリントを作製する、一体型装置(いわ
ゆるミニラボ)であり、他方は、大量のプリント作製を
行う大規模な現像所等に対応する装置であって、感光材
料への画像記録と、現像処理、切断および仕分け等と
を、それぞれ別々の装置で行う、分離型システム(いわ
ゆる大ラボ)である。
【0003】このような一体型装置と分離型システムと
では、露光手段(焼付方法)は同一であるものの、その
後の感光材料の取り扱いが全く異なる。すなわち、一体
型装置においては、前述のように1台の装置で、感光材
料の露光、画像を露光した感光材料の現像処理、切断・
仕分け等を行い、仕上りプリントを作製するのに対し、
分離型システムでは、画像記録装置において露光した感
光材料を巻き取って一旦収容し、巻き取った露光済の感
光材料を別の処理装置に装填して、現像処理、切断・仕
分けを行って仕上りプリントを作製する。
【0004】ここで、このような長尺感光材料に複数の
画像を記録し、最後に切断して1枚のプリントとする画
像記録方法においては、画像記録位置の決定、後の感光
材料の切断、感光材料の裏面に記録される画像情報いわ
ゆるバックプリントの位置決め等のため、画像と画像の
境目(1プリントの境目)を示す位置情報、すなわち画
像位置情報を形成する必要がある。ところが、従来の一
体型装置と分離型システムとでは画像位置情報の形成方
法が異なるため、互いの装置は全く異なる物として取り
扱われて設計や製造が行われているため、一体型装置で
露光した感光材料の分離型システムでの処理、あるいは
その逆等を行うことができない。
【0005】感光材料の露光から切断および仕分けまで
を一台の装置で行う一体型装置においては、画像位置情
報は、その装置の構成等に応じて感光材料の最小幅以内
の任意の位置に形成することができ、通常、感光材料の
サイズ(幅)によらず、幅方向の中心を基準とした所定
位置に画像位置情報が形成され、それに応じてバックプ
リントの位置決め、感光材料の切断等が行われている。
ところが、分離型システムにおいては、慣行的に、画像
位置情報は感光材料の幅方向の端部を基準として、そこ
から所定の位置に画像位置情報が形成され、現像機にお
ける画像位置情報の検出もそれに応じて行われる。すな
わち、分離型システムにおいては、現像処理、切断・仕
分け等を行う処理装置における画像位置情報の検出は、
感光材料のサイズに応じて幅方向で異なる位置で行われ
る結果となる。従って、一体型装置で露光された感光材
料を、後の処理を分離型システムで行うと、画像位置情
報を検出できない場合が多々あり、一体型装置に設置さ
れる画像記録装置の分離型装置への利用等を妨げてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、長尺
感光材料を用い、画像記録と現像・切断・仕分け等とを
別々の装置で行う画像記録方法において、画像記録装置
で現像・切断・仕分け等を行う処理装置に応じた第2の
画像位置情報を形成することを可能とし、例えば、一体
型装置から現像機を取り外した画像記録装置を、分離型
システムの画像記録装置として容易に利用することを可
能とし、これにより、設計工数や部品数の低減や装置コ
ストの低減、組立性の向上等を計れる画像位置情報の形
成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、長尺感光材料の長手方向に複数の画像を
記録する画像記録方法における、前記長手方向の各画像
の位置を示す画像位置情報の形成方法であって、画像記
録系に対応するコマ情報あるいはさらにソート情報を
1の画像位置情報として形成し、その後、センサによっ
て前記第1の画像位置情報を検出し、その検出結果に応
じて、前記画像記録系とは独立して別体化している処理
系に対応するコマ情報あるいはさらにソート情報を前記
第1の画像位置情報とは別の位置に第2の画像位置情報
として形成することを特徴とする画像位置情報の形成方
法を提供する。
【0008】また、前記感光材料の長手方向に対しては
前記第1の画像位置情報と同位置で、かつ感光材料の幅
に応じた前記第1の画像情報とは異なる所定位置に前記
第2の画像位置情報を形成するのが好ましい。
【0009】
【実施例】以下、本発明の画像位置情報の形成方法につ
いて、添付の図面に示される好適実施例を元に詳細に説
明する。
【0010】図1に、本発明の画像位置情報の形成方法
を利用する画像記録装置の一例の概略図が示される。図
1に示される画像記録装置10は、光ビーム走査露光に
よって感光材料Aを露光して潜像を形成し、潜像が形成
された感光材料Aを未現像のまま巻き取る、前述の分離
型システムに対応する画像記録装置であって、基本的
に、画像記録部12、巻取機14、および制御基板や電
源部等が収容されてなる電装部20を有して構成され
る。
【0011】この画像記録装置10は、デジタル露光を
利用する写真焼付装置、すなわち、フィルムに記録され
た画像を光電的に読み取ってデジタル信号とした後、画
像処理を施して露光条件を決定して記録用の画像情報と
し、この画像情報に応じて変調した記録光によって感光
材料を走査露光して画像を記録するデジタルフォトプリ
ンタに対応する画像記録装置であって、フィルムスキャ
ナー等の画像読取装置で読み取られ、読み取られた画像
に応じてセットアップ装置で決定された露光条件(画像
記録条件)に応じて、光ビーム走査露光によって感光材
料Aを走査露光して画像を形成する。デジタルフォトプ
リンタは、従来の直接露光による装置に比して、オペレ
ータによる露光条件の決定、フィルタ等の調整が不要
で、1画像当たりの露光が短時間であり、また、露光時
間もサイズに応じて一定である上に、画像合成等の編集
レイアウトや、色/濃度調整や変倍率等の画像処理も自
由に行うことができ、また、フィルムに記録されている
画像情報をほぼ100%再生したプリントが出力可能で
ある等、各種の利点を有する。このようなデジタルフォ
トプリンタについては、本出願人による特開平6−21
7091号、同6−233052号、同6−24506
2号の各公報に詳述されている。
【0012】なお、本発明は、このようなデジタル露光
(光ビーム走査露光)を用いる画像記録装置のみなら
ず、フィルムの投影光や原稿の反射光を感光材料Aに照
射して露光する、アナログ露光(直接露光)を行う装置
にも好適に利用可能であるのはもちろんである。
【0013】画像記録部12は、焼付搬送装置22と光
ビーム走査装置24とから構成される。図2に焼付搬送
装置22の概略図が示される。
【0014】焼付搬送装置22は、ロール状に巻回され
た感光材料Aを引き出して所定の経路を搬送しつつ、画
像位置情報の記録、画像露光(焼き付け)、バックプリ
ント等を行う装置で、感光材料供給部26、第1の画像
位置情報を記録する第1画像位置情報形成部28、露光
部30、バックプリント部32、リザーバ34、現像・
切断・仕分け等を行う処理装置に対応する第2の画像位
置情報を形成する第2画像位置情報形成部16、および
感光材料Aをこれらの部位を経た所定経路で搬送する搬
送手段とを有するものである。
【0015】感光材料供給部26は、ロール状に巻回さ
れた感光材料Aを遮光性の筐体に収納してなる感光材料
マガジン27を装填する部分であって、図示例の装置で
は、好ましい態様として、焼付搬送装置22の上部で、
露光部30と光ビーム走査装置24とからなる露光手段
の側方に位置する。感光材料供給部26の構成には特に
限定はなく、ロール状に巻回された感光材料Aを利用す
る公知の画像記録装置における構成が全て利用可能であ
る。
【0016】感光材料供給部26の感光材料Aの搬送方
向の下流(以下、下流とする)には、下流方向に向かっ
て、引き出しローラ対36、センサ38、ガイド40が
配置され、さらに第1ループ形成部42が配置される。
引き出しローラ対36は、感光材料供給部26に装填さ
れた感光材料マガジン27から感光材料Aを引き出し、
第1ループ形成部42に送り出すものである。この引き
出しローラ対36は、ソレノイド等によって接離するこ
とで感光材料Aを挟持および開放自在に構成され、感光
材料マガジン27交換等の際におけるマガジンの取り外
しおよび感光材料Aの通紙を容易にする。センサ38
は、ローディング(感光材料Aの通紙)やリワインド
(感光材料Aの感光材料マガジン27への巻き取り)の
際等に感光材料Aの有無を検出するためのものである。
なお、このセンサ38も含め、本発明の画像記録装置1
0に使用されるセンサには特に限定はなく、光学的なセ
ンサや機械的なセンサ等、シート状物の検出に使用され
る公知のセンサが全て利用可能である。ガイド40は、
感光材料供給部26に装填された感光材料マガジン27
に収納される感光材料Aのサイズ(幅)に応じて、幅を
調整する。この点に関しては、ガイド52a、52b、
90、104、122および132も同様である。
【0017】第1ループ形成部42は、感光材料Aのル
ープ(弛み)を形成することによって、下流に配置され
る画像位置情報形成部28による感光材料Aの搬送およ
び停止等を吸収する部分であって、搬送ローラ44と、
感光材料Aをガイド40から画像位置情報形成部28に
案内するための案内ローラ46および48と、ガイド4
9と、センサ47とを有する。
【0018】ガイド49は、モータ49Mによって移動
可能に構成されており、感光材料Aの先端通紙の際に
は、案内ローラ46から案内ローラ48まで感光材料A
を案内するように位置し(閉塞)、通常時は図2に示さ
れるようにループから退避する位置に配置される(開
放)。また、このガイド49は、感光材料Aを案内ロー
ラ46から案内ローラ48まで案内する位置に配置され
た際に搬送ローラ44に当接する従動ローラ(図示省
略)を有しており、通紙時には搬送ローラ44とこの従
動ローラとで感光材料Aを挟持して搬送する。センサ4
7は、第1ループ形成部42に所定の大きさループが形
成されていることを検出するものであり、前述の引き出
しローラ対36は、このセンサ47によるループの検出
結果に応じて、センサ47でループが検出されなくなる
と所定量の感光材料Aを感光材料マガジン27から引き
出して搬送する。
【0019】第1ループ形成部42の下流には、画像記
録系すなわち画像記録装置10内の動作に対応する第1
の画像位置情報を形成する第1画像位置情報形成部28
が配置される。本発明にかかる装置においては、処理の
途中で感光材料Aが切断されることはなく、帯状のまま
で連続的に画像記録や現像処理が行われ、最後に切断さ
れて仕上りプリントとされる。そのため、画像記録を終
了する際の感光材料Aの切断、画像記録位置やバックプ
リント位置の決定のため、プリント一枚毎の位置情報
(いわゆるコマ情報)や、例えば24枚、36枚等のフ
ィルム一本分等の適宜設定された単位枚数毎の位置情報
(いわゆるソート情報)等の画像位置情報を形成する必
要がある。第1画像位置情報形成部28は、このコマ情
報および/またはソート情報を形成する部位であって、
図示例の装置では、図3に示されるように、感光材料A
の長手方向のプリント一枚(およびソート)に対応する
位置で、かつ感光材料Aの幅方向の中心線Cを基準とし
て、ここから所定の距離離れた位置、図示例においては
中心線CからH1 の位置を穿孔して、第1画像位置情報
(コマ情報あるいはさらにソート情報)70を形成す
る。
【0020】図示例の画像記録装置10は、例えば四角
形の孔を穿孔してコマ情報およびソート情報を形成する
ものであって、第1画像位置情報形成部28は、コマ情
報等を穿孔するパンチ50と、パンチ50の上下流に配
置されるガイド52aおよび52bと、感光材料Aの有
無等を検出するセンサ54とを有する。パンチ50は、
後述する第2ループ形成部58の搬送ローラ対56がプ
リント一枚分の感光材料Aを搬送すると作動して、感光
材料Aを所定形状に穿孔し、プリント1枚に対応するコ
マ情報を形成する。またパンチ50は、設定されたプリ
ント枚数分のコマ情報を形成したら、ソート情報を形成
する。
【0021】図示例の装置においては、パンチ50を用
いて感光材料Aを穿孔することによって第1画像位置情
報70を形成しているが、本発明はこれに限定はされ
ず、インクリボンを用いた熱転写等の各種の記録手段を
用い、ラインやドット等によるマークを記録することに
よってコマ情報等を形成してもよい。なお、この場合に
は、この第1画像位置情報形成部28の位置に後述する
バックプリント部32を配置し、これに第1画像位置情
報70の形成機能を持たせてもよい。
【0022】また、図示例の装置では、第1画像位置情
報形成部28は露光部30の上流に配置されているが、
本発明はこれに限定はされず、露光部30の下流側に第
1画像位置情報形成部28を配置してもよい。しかしな
がら、図示例のように、第1画像位置情報形成部28を
露光部30の上流に配置することにより、先に形成され
た第1画像位置情報70を検出して光ビームLによる露
光開始位置すなわち感光材料Aの搬送方向の画像記録位
置を決定できるので、プリントの画像位置をより高精度
に制御することができ、また、露光部の下流に第1画像
位置情報形成部28を配置した場合に比して、露光部3
0まで感光材料Aの搬送の制御を簡易にでき、装置コス
トも低減できる。
【0023】第1画像位置情報形成部28の下流には、
第2ループ形成部58と、副走査搬送系60と、第3ル
ープ形成部62とを有する露光部30が配置される。図
示例の装置においては、この露光部30と、その図中左
に配置される光ビーム走査装置24とによって露光手段
が構成され、光ビーム走査装置24によって光ビームL
を露光条件(記録画像)に応じて変調してかつ主走査方
向(図中紙面に垂直方向)に偏向走査すると共に、副走
査搬送系60によって感光材料Aを所定の露光位置に保
持しつつ、主走査方向と略直交する副走査方向(図中矢
印b方向)に感光材料Aを副走査搬送することにより、
光ビームLによって感光材料Aを2次元的に走査露光
し、潜像を記録する。
【0024】光ビーム走査装置24は、感光材料Aの赤
(R)露光、緑(G)露光および青(B)露光に対応す
る光ビームを射出する光源、AOM(音響光学変調器)
等の光ビームの変調手段、ポリゴンミラー(回転多面
鏡)等の光偏向器、fθレンズ等を有して構成される、
公知の光ビーム走査装置であって、露光条件に応じて変
調した光ビームAを主走査方向に偏向走査して、副走査
搬送系60によって所定の露光位置に保持される感光材
料Aに入射する。
【0025】露光部30の副走査搬送系60は、感光材
料Aを所定の露光位置に保持して主走査方向と直交する
副走査方向(矢印b方向)に搬送する露光ドラム80
と、副走査搬送方向に露光位置(走査線)を挟んで露光
ドラム80に押圧される2本のニップローラ82および
84と、感光材料Aの有無や第1画像位置情報70を検
出するセンサ86と、ガイド90とを有するものであ
り、感光材料Aは、露光ドラム80とニップローラ82
および84とに挟持されて副走査搬送される。また、ニ
ップローラ82および84は露光ドラム80に接離可能
に構成され、副走査搬送系60への感光材料Aの通紙を
容易にする。
【0026】後に詳述するが、第2ループ形成部58の
感光材料Aの量が所定量xを超えていれば、副走査搬送
系60によって感光材料Aが副走査搬送され、先に第1
画像位置情報形成部28で形成された第1画像位置情報
70がセンサ86によって検出されることにより、画像
記録位置が検出され、さらに、感光材料Aの記録開始位
置が露光位置(主走査線)まで搬送されると、前述のよ
うに記録画像に応じて変調された光ビームLによる感光
材料Aの走査露光が開始される。ここで、光ビームLは
主走査方向に偏向され、感光材料Aは主走査方向と直交
する副走査方向に搬送されているので、結果的に感光材
料Aは光ビームLによって2次元的に走査され、全面的
に露光される。
【0027】ところで、露光の際の副走査搬送の誤差
は、そのまま画像のスジムラ等の画質低下につながる。
そのため、高画質な画像が記録されたプリントを得るた
めには、副走査搬送系60による感光材料Aの搬送を高
精度に行う必要がある。また、記録画像の確定ならびに
それに伴う第1画像位置情報70の形成、感光材料Aの
露光、後述するバックプリント等は、それぞれ速度もタ
イミングも異なる。そのため、図示例の画像記録装置1
0においては、副走査搬送系60の上流側に第2ループ
形成部58が、下流側に第3ループ形成部62が、それ
ぞれ配置され、副走査搬送系60の上下流の搬送手段
(搬送ローラ対56および98)と副走査搬送系60と
の間に、感光材料Aのループを形成する。このループ形
成部を有することにより、副走査搬送系60における感
光材料Aの副走査搬送に、上下流に配置される搬送手段
が与える悪影響、いわゆるバックテンションや引っ張り
等を無くして、高精度な感光材料Aの副走査搬送を可能
とし、また、第1画像位置情報70の形成、感光材料A
の走査露光、バックプリント等を独立した操作として行
うことが可能になる。
【0028】第2ループ形成部58は、画像位置情報形
成部28の下流に配置される搬送ローラ対56と、ガイ
ド88およびセンサ92を有する。搬送ローラ対56は
パルスモータで駆動されており、前回のコマ情報の形成
の後に、記録する画像のサイズが確定すると、確定した
画像のプリント一枚分だけ感光材料Aを搬送する。この
搬送後にパンチ50が作動して、プリント1枚に対応す
るコマ情報が形成されるのは前述のとおりである。ガイ
ド88はモータ88Mによってこれを中心に回動可能に
構成されており、通紙時には感光材料Aをガイド90に
案内するように位置し(閉塞)、先端通紙が終了する
と、モータ88Mによって回動されて、図2に示される
通常の状態とされる(開放)。また、センサ92は、第
2ループ形成部58にループが形成されていることを検
出するためのセンサであり、通常の作動時にセンサ92
によって感光材料Aのループが検出されない場合は、何
らかのエラーが発生したと判断される。
【0029】図示例の装置においては、この第2ループ
形成部58に形成されるループのサイズすなわち感光材
料Aの量(長さ)を、搬送ローラ対56および副走査搬
送系60による感光材料Aの搬送量から、例えば、パル
スで検知するように構成されており、第2ループ形成部
58の感光材料Aの量が所定量x未満である場合には、
副走査搬送系60による感光材料Aの搬送を停止して、
記録画像の確定に応じた搬送ローラ対56による搬送の
みを行い、第2ループ形成部58の感光材料Aの量が所
定量xを超えると、副走査搬送系60による感光材料A
の搬送すなわち画像露光を行う。
【0030】一方、第3ループ形成部62は、下流方向
に向かって、センサ94、ガイド96、搬送ローラ対9
8、センサ100を有する。ガイド96はモータ96M
によってこれを中心に回動可能に構成され、通紙時には
感光材料Aを搬送ローラ対98に案内するように位置し
(閉塞)、先端通紙が終了すると、図2に示される通常
の状態すなわち感光材料Aのループから退避した位置と
される(開放)。また、センサ94は、第3ループ形成
部62にループが形成されていることを検出するための
センサであり、通常の作動時に、センサ94によって感
光材料Aのループが検出されない場合は、何らかのエラ
ーが発生したと判断される。
【0031】搬送ローラ対98はパルスモータで駆動さ
れる搬送ローラであり、第3ループ形成部62の感光材
料Aの量が所定量yを超えると、プリント1枚分づつ間
欠的に感光材料Aを搬送する。図示例の装置は、前述の
第2ループ形成部58と同様に、第3ループ形成部62
の感光材料Aの量を、副走査搬送系60および搬送ロー
ラ対98による感光材料Aの搬送量から、例えばパルス
で検知するように構成されており、第3ループ形成部6
2の感光材料Aの量が所定量y未満では搬送ローラ対9
8による感光材料Aの搬送はせず、副走査搬送系60に
よる感光材料Aの搬入のみが行われ、第3ループ形成部
62の感光材料Aが所定量yを超えると、搬送ローラ対
98による搬送を行う。
【0032】なお、図示例の装置では、通常の状態で
は、感光材料Aの搬送はセンサ100によってコマ情報
が検出された位置もしくは検出位置から所定の位置で停
止され、搬送ローラ対98(屈曲搬送部107)による
感光材料Aの搬送は、このセンサ100によるコマ情報
の検出結果に応じて、一枚ずつ断続的に行われる。
【0033】露光部30(第3ループ形成部62)の下
流には、バックプリント部32が配置され、その下流に
は、屈曲搬送部107が配置される。デジタルフォトプ
リンタに利用される画像記録装置10においては、プリ
ントの裏面に原稿フィルムの撮影日や感光材料Aへの記
録日等のプリントの各種のデータを記録する、裏面への
情報記録いわゆるバックプリントが行われ、図示例の装
置では、このバックプリント部32がこれを行う。
【0034】バックプリント部32は、印字装置102
およびガイド104を有し、図示例の装置は、例えば、
インクリボンカセットを用いた熱転写によってバックプ
リントを行うもので、印字装置102によってプリント
に対応したバックプリントを行う。なお、印字装置10
2としては、インクリボンカセットを用いた熱転写以外
にも、感圧転写やインクジェット等、公知の記録手段が
利用可能である。一方、屈曲搬送部107は、搬送ロー
ラ106と、ローラ108a,108bおよび108c
に掛け渡され、搬送ローラ106に押圧されるエンドレ
スベルト108とからなるものであり、前述の第3ルー
プ形成部62の搬送ローラ対98と同期して感光材料A
を搬送する。
【0035】前述のように、第3ループ形成部62の感
光材料Aが所定量yを超えると、搬送ローラ対98と屈
曲搬送部107とによって、プリント一枚分ずつ断続的
に感光材料Aが搬送される。バックプリント部32は、
この搬送に同期して、感光材料Aの裏面にバックプリン
トを行う。ここで、感光材料Aは、前述のように、セン
サ100によってコマ情報が検出される位置で搬送を停
止するので、印字装置102によるバックプリントの位
置は、それに応じて設定される。
【0036】なお、図示例においては、バックプリント
部32は露光部30の下流に配置されているが、本発明
はこれに限定はされず、バックプリント部32を露光部
30の上流に配置してもよい。ただし、前述の露光部3
0と同様の理由で、バックプリント部32を露光部30
の上流に配置する場合であっても、第1画像位置情報形
成部28よりは下流側に配置されるのが好ましい。
【0037】屈曲搬送部107の下流には、センサ11
0およびカッタ112が配置され、その下流には、リザ
ーバ34が配置される。このカッタ112は通常の作動
状態では使用されず、例えば、露光操作を終了した後
に、後述するリザーバ34に収納される露光済の感光材
料Aをすべて排出する際等に感光材料Aを切断するもの
であって、センサ110によって第1画像位置情報70
を検出し、この画像が記録されたプリントの後端でカッ
タ112を作動して感光材料Aを切断する。
【0038】カッタ112の下流にはリザーバ(第4ル
ープ形成部)34が配置される。リザーバ34を有する
ことによって、後述する第2画像位置情報形成部16に
おける第2画像位置情報72の形成時の感光材料Aの搬
送停止の吸収、巻取機14による感光材料Aの巻き取り
がバックプリント等に悪影響を与えること等を防止でき
る。また、リザーバ34を有することにより、巻取機1
4の故障時等、必要に応じて露光済の感光材料Aをここ
に一時収容しておくことも可能である。
【0039】リザーバ34は感光材料Aを収容可能な箱
であってもよく、また、感光材料Aの捩れを防止するた
めのガイド等を有するものであってもよい。さらに、感
光材料Aの捩れをより好適に防止するために、感光材料
Aの幅方向のサイズに応じて、リザーバ34の幅を調整
可能に構成してもよい。
【0040】リザーバ34は、モータ114Mによって
移動可能なガイド114、およびリザーバ34内の感光
材料Aを検出するセンサ116を有している。ガイド1
14は、通紙時には、図中右側の端部が搬送手段118
側に、すなわち、感光材料Aを搬送手段118に案内す
るように位置し(閉塞)、先端通紙が終了すると、モー
タ114Mによって移動されて、図2に示される通常の
状態すなわち感光材料Aのループから退避した位置とさ
れる(開放)。センサ116は、リザーバ34内に所定
量以上の感光材料Aが収納されていること(所定以上の
ループが形成されていること)を検出するものである。
【0041】ここで、図示例の装置においては、焼付搬
送装置22の上部に感光材料供給部26と露光手段(露
光部30と光ビーム走査装置24)を配置し、この感光
材料供給部26と露光手段の下方にリザーバ34を配置
し、さらに、リザーバ34の側方に電装部20を配置し
た構成を有する。すなわち、図示例の画像記録装置10
では、デジタル露光を用いることによって露光部30お
よび露光光学系(光ビーム走査装置24)を小さくでき
ること、露光条件決定等のためのオペレータの作業スペ
ースが基本的に不要であることを利用して、焼付搬送装
置22の上部に感光材料供給部26と露光手段とを配置
すると共に、従来は露光部や操作テーブル等が配置され
ていた位置に電装部20を配置することにより、焼付搬
送装置22内の下方に大きな空間を形成して、それをす
べてリザーバ34にすることを可能にしたものであり、
画像記録装置10の構成の中で、空間を無駄にすること
なく、必要に応じてリザーバの容量を最大限にすること
ができる。
【0042】リザーバ34の下流には、ローラ120と
ガイド122とからなる搬送手段118が配置される。
搬送手段118は、リザーバ34から感光材料Aを送り
出すもので、リザーバ34のセンサ116によってルー
プが検出され、かつ後述する巻取機14のアーム146
が上方に回動してセンサ139で検出されると駆動し
て、感光材料Aをリザーバ34から送り出して第2画像
位置情報記録部16から巻取機14に搬送し、この感光
材料Aの搬送によって、アーム146が下方に回動して
センサ141に検出されると、あるいはリザーバ34の
センサ116によってループが検出されなくなると、感
光材料Aの搬送を停止する。なお、後述するが、搬送手
段118による感光材料Aの搬送は、先に形成された第
1画像位置情報70がパンチ128まで搬送されると一
旦停止して、第2画像位置情報72が形成される。
【0043】搬送手段118の下流には、第2画像位置
情報72を形成する第2画像位置情報形成部16が配置
される。図示例の画像記録装置10は、感光材料Aの現
像等の処理は行わず、露光済の感光材料Aを巻き取って
収容し、現像・切断・仕分け等は別の処理装置で行う、
分離型システムに対応する装置である。前述のように、
画像記録装置10では、露光部30の上流に第1画像位
置情報形成部28が配置され、ここで第1画像位置情報
70が形成されているが、現在使用されている分離型シ
ステムの処理装置の多くは、慣行的に、画像位置情報の
検出は感光材料Aのサイズ(幅)に応じた所定位置で行
われる。より具体的には、感光材料Aの幅方向の端部を
基準として、ここから所定距離内側で画像位置情報の検
出(画像記録装置における画像位置情報の形成)が行わ
れる。そのため、感光材料Aの幅によって画像位置情報
の検出位置が幅方向で異なる。これに対し、前述のよう
に、第1画像位置情報形成部28で形成する第1画像位
置情報70は、中心線Cを基準とするため、感光材料A
の幅によらず幅方向では一定の位置である。そのため、
第1画像位置情報70を処理装置が検出できない場合も
多い(一体型装置では、装置で独自に決定できるため問
題はない)。
【0044】第1画像位置情報70を、感光材料Aのサ
イズに応じて端部を基準とした所定の位置に形成するよ
うに構成し、これに対応することも可能ではある。しか
しながら、第1画像位置情報70の形成位置を感光材料
Aの幅に応じて変更すると、第1画像位置情報70を検
出するセンサ、すなわち、露光位置を決定するセンサ8
6、バックプリントのためのセンサ105、カッター1
12のためのセンサ110等の位置もこれに応じて変更
する必要があり、装置構成および制御の複雑化、および
これに伴うコストアップを免れることができない。
【0045】そのため、画像形成装置10においては、
本発明の画像位置情報の形成方法によって、感光材料A
の長手方向に対しては第1画像位置情報70と同位置
で、感光材料Aの幅すなわち処理装置に応じた第2画像
位置情報(コマ情報あるいはさらにソート情報)72を
形成する第2画像位置情報形成部16を有することによ
り、この問題を解決している。第2画像位置情報形成部
16は、ガイド124、先に形成された第1画像位置情
報70を検出するセンサ126、および第2画像位置情
報72を形成するパンチ128から構成され、その下流
には、ガイド132および搬送ローラ134を有し、搬
送手段118と同期して駆動する搬送手段130が配置
される。この第2画像位置情報形成部16においては、
パンチ128によって、図3に示されるように、感光材
料Aの長手方向に対しては第1画像位置情報70と同位
置で、かつ感光材料Aの幅方向の端部を基準としてここ
から所定の位置、図示例においては端部からH2 離れた
位置に第2画像位置情報72を形成することにより、分
離型システムの処理装置に対応する。
【0046】パンチ128は、前述のパンチ50と同
様、四角形の孔を穿孔して第2画像位置情報72を形成
するものであるが、端部を基準とした所定位置に第2画
像位置情報72を形成できるように、感光材料Aの幅に
応じて穿孔位置を調整可能に構成される。なお、第2画
像位置情報72の形成位置、すなわち、図3のH2 は、
対応する処理装置に応じて適宜決定すればよい。パンチ
128による穿孔位置の調整は公知の方法によればよ
い。穿孔位置は、感光材料Aのサイズに応じて自動的に
調整されるように構成してもよく、あるいは、オペレー
タが調整する構成であってもよい。感光材料Aのサイズ
は、オペレータが入力するものであってもよく、また、
感光材料マガジン27の装填時等に自動的に検出する構
成としてもよい。
【0047】前述のように、リザーバ34のセンサ11
6によってループが検出され、かつ後述する巻取機14
のアーム146が上方に回動してセンサ139で検出さ
れると搬送手段118が駆動し、同時に搬送手段130
が駆動する。搬送手段118から搬送された感光材料A
は、ガイド124に案内されつつ図中上方に搬送され、
先に第1画像位置情報形成部28で形成された第1画像
位置情報70がセンサ126によって検出される。な
お、このセンサ126としては、光学式のセンサや機械
式のセンサ等、公知のセンサがすべて利用可能であるの
は前述のとおりである。搬送手段118および130に
よる感光材料Aの搬送は、センサ126による第1画像
位置情報70の検出の後、この第1画像位置情報70が
パンチ128に対応する位置となる所定量(時間)だけ
搬送されると停止し、パンチ128が駆動して処理装置
に対応した第2画像位置情報72が形成される。第2画
像位置情報72が形成されると、搬送手段118および
130が再度駆動を開始し、感光材料Aはガイド132
に案内されつつ搬送ローラ134によって搬送され、巻
取機14に搬入される。なお、搬送手段118等による
感光材料Aの搬送は、アーム146がセンサ141に検
出されると停止する。
【0048】本発明の画像位置情報の形成方法を用いる
画像記録装置10において、感光材料Aのサイズによっ
ては、第1画像位置情報70と第2画像位置情報72と
が同位置となる場合もあるが、この場合には、第2画像
位置情報形成部16における第2画像位置情報72の形
成を停止してもよい。また、図示例の装置においては、
パンチ128を用いて感光材料Aを穿孔することによっ
て第2画像位置情報72を形成しているが、本発明はこ
れに限定はされず、インクリボンを用いた熱転写等の各
種の記録手段を用い、ラインやドット等によるマークを
記録することによって第2画像位置情報72を形成して
もよい。すなわち、本発明においては、処理装置に設置
される検出方法に応じた各種の方法で画像位置情報を形
成すればよい。
【0049】第2のコマ情報等を形成された感光材料A
は、巻取機14に搬送されて、未現像のまま巻き取られ
る。図1に示されるように、巻取機14は、巻取芯13
6と、テンションローラ138と、案内ローラ140お
よび142と、センサ139および141とを有する。
テンションローラ138は、図1に示されるように、一
端を支軸144によって回動自在に支持されるアーム1
46に軸支されており、図示しない付勢手段によって弱
く下方(矢印方向)に付勢されている。このテンション
ローラ138を有することによって、第2画像位置情報
形成部16の感光材料A搬送の停止や再搬送、巻取芯1
36の回転・停止を吸収することができ、かつ感光材料
Aの巻き取りを安定したものとすることができ、また、
巻き取りによる第2画像位置情報72等の形成への悪影
響を無くすことができる。さらに、巻取機14には、ア
ーム146を検出するセンサ139および141が配置
される。
【0050】巻取芯136は、感光材料Aを巻き取る芯
棒であって、図示しない回転駆動源に係合され、センサ
139および141によるアーム146の検出結果に応
じて、駆動・停止して、感光材料Aを巻き取る。具体的
には、搬送手段118および130が駆動して感光材料
Aが搬送され、テンションローラ138によって形成さ
れる感光材料Aのループが所定の大きさになり、アーム
146が下方に回動してセンサ141に検出されると、
巻取芯136が回転して感光材料Aを巻き取る。巻取芯
136によって感光材料Aが巻き取られ、テンションロ
ーラ138によって形成される感光材料Aのループが小
さくなって、アーム146が上方に回動してセンサ13
9に検出されると、巻取芯136は回転を停止する。
【0051】巻取芯136に巻き取られた感光材料A
は、巻取機14から取り外されて現像に供される。な
お、本発明の画像記録装置10においては、巻取芯13
6が取り外し自在の暗箱等に収納(軸支)されて感光材
料Aを暗箱内に巻取る構成とし、巻取った感光材料Aを
この暗箱ごと装置から取り外して処理装置に装填するも
のであってもよく、また、この巻取機14ごと画像記録
装置10から取り外して処理装置に装填する構成であっ
てもよい。
【0052】図1および図2に示される画像記録装置1
0は、前述の分離型システムに対応するものであり、画
像記録部12には巻取機14が接続され、露光された感
光材料Aは未現像のまま巻き取られる。これに対し、前
述の一体型装置においては、画像記録部12には現像装
置154が接続され、露光された感光材料Aは現像処理
に供される。ここで、この一体型装置の画像記録装置に
おいては、画像記録部12には、第2画像位置情報形成
部16の代わりに、図4に示されるように、処理装置に
トラブルが発生した際に感光材料Aを切断するためのカ
ッタ150、および画像記録部12と現像装置154と
における感光材料Aの搬送速度差を吸収するための第5
ループ形成部152が配置される。
【0053】カッタ150は、トラブル等の際に感光材
料Aを切断するためのカッタで、例えば、リザーバ34
のセンサ116でループが検出できなくなった場合や、
現像装置154等でトラブルが発生した際に、このカッ
タ150で感光材料Aを切断することにより、リザーバ
34に収納される露光済の感光材料Aへの悪影響や、現
像装置154に感光材料Aが不要に引っ張られることを
防止する。第5ループ形成部152は、焼付搬送装置2
2と現像装置154との処理速度差等を最終的に吸収す
るためのループを形成する部分で、下流に向かって、案
内ロール156、センサ158、ガイド160、感光材
料Aを現像装置154に送り出す搬送手段130を有
し、感光材料Aを現像装置154に搬送する。
【0054】ガイド160はモータ160Mによって移
動可能に構成され、通紙時には、感光材料Aを案内ロー
ル156から搬送手段130に案内するように位置し
(閉塞)、先端通紙が終了すると、図4に示される通常
の状態とされる(開放)。センサ158は、第5ループ
形成部152の感光材料Aのループを検出するものであ
って、この態様においては、搬送手段118は、このセ
ンサ158の検出結果に応じて、センサ158によって
ループが検出されている状態では作動せず、センサ15
8によってループが検出されなくなると作動して、所定
量の感光材料Aを第5ループ形成部152に搬送する。
【0055】以上のことから明らかなように、画像記録
装置10の第2画像位置情報形成部16の代わりに、カ
ッタ150および第5ループ形成部152を取リ付ける
だけで、分離型システムに対応する画像記録装置10
を、一体型装置の対応する画像記録装置とすることがで
きる。言い換えれば、本発明の画像位置情報の形成方法
を用いることにより、一体型装置から現像装置154以
降を取り外し、カッタ150および第5ループ形成部1
52の代わりに第2画像位置情報形成部16を取り付け
るだけで、一体型装置の画像記録装置を分離型システム
に対応する画像記録装置10とすることができる。すな
わち本発明によれば、一体型装置と分離型システムにお
いて、画像記録装置の焼付搬送装置22と、光ビーム走
査装置24と、電装部20とを共有化することができ、
一体型装置と分離型システムの共通設計や部品の共通
化、装置組み立て効率の向上が可能で、設計コストおよ
び製品コスト等を大幅に低減することができ、また、一
体型装置の画像記録装置を容易に分離型システムの画像
記録装置10に変更し、分離型の処理装置等に対応する
ことができる。
【0056】なお、以上説明した図2および図4に示さ
れる画像記録装置においては、分離型のシステムに対応
する第2画像位置情報形成部16、もしくは一体型装置
に対応するカッタ150および第4ループ形成部125
のいずれか一方のみが配置されていたが、本発明はこれ
以外にも、第2画像位置情報形成部16、カッタ150
および第4ループ形成部125のすべてを有する装置に
利用してもよい。この場合には、画像記録装置に接続さ
れる装置、すなわち、巻取機14が接続されるか現像装
置154が接続されるかによって駆動する部材が異なる
ので、接続された装置に応じて、自動的に駆動する部材
が選択され、それに応じた動作を行うように構成するの
が好ましい。
【0057】本発明の画像位置情報の形成方法を利用す
る画像記録装置10は、基本的に、このような構成を有
するものであるが、以下に、その作用について説明す
る。第1ループ形成部42のセンサ47によってループ
が検出されなくなると、引き出しローラ対36が駆動し
て所定量の感光材料Aを感光材料マガジン27から引き
出して、第1ループ形成部42に搬送する。第1ループ
形成部42に搬送された感光材料Aは、次いで第1画像
位置情報形成部28に搬送される。前述のように、図示
例の装置では、記録する画像が確定すると、下流に配置
される第2ループ形成部58の搬送ローラ対56が、そ
の画像のプリント1枚分だけ感光材料Aを搬送するの
で、第1画像位置情報形成部28は、プリント1枚分だ
け感光材料Aが搬送される毎にパンチ50を駆動して、
第1画像位置情報70を形成する。
【0058】第1画像位置情報70を形成された感光材
料Aは第2ループ形成部58に搬入され、第2ループ形
成部58の感光材料Aの量が所定量x以上になると副走
査搬送系60が駆動して、露光部30に搬送され、露光
ドラム80によって所定の露光位置に保持されつつ副走
査搬送される。この搬送により、センサ86がコマ情報
を検出して、光ビーム走査装置24による感光材料Aの
露光開始位置が検出され、感光材料Aの露光開始位置が
露光位置に搬送されると、露光条件に応じて変調しかつ
主走査方向に偏向した光ビームLによって、副走査搬送
される感光材料Aを走査露光し、潜像を形成する。潜像
が形成された感光材料Aは、第3ループ形成部62に搬
入され、第3ループ形成部62の感光材料Aの量が所定
量y以上になると、搬送ローラ対98等が駆動してバッ
クプリント部32に搬送される。
【0059】潜像が形成された感光材料Aは、バックプ
リント部32を通過することで印字装置102によって
フィルム撮影日等の情報をバックプリントされる。ここ
で、前述のように、第3ループ形成部62から搬出され
た感光材料Aは、第1画像位置情報70がセンサ100
に検出される位置で一旦停止し、第3ループ形成部62
の感光材料A量に応じてプリント1枚分づつバックプリ
ント部32に搬送されるので、バックプリント位置は、
センサ100から印字装置102までの距離に応じて適
宜決定すればよい。
【0060】バックプリントを行われた感光材料Aは、
屈曲搬送部107等によってリザーバ34に収容され
る。センサ116によってリザーバ34に所定のループ
が形成されていることが確認され、かつ巻取機14のア
ーム146がセンサ139に検出されると、搬送手段1
18および130が駆動して、感光材料Aをリザーバ3
4から第2画像位置情報形成部16を経て巻取機14に
搬送する。また、この搬送は、アーム146がセンサ1
41に検出されると、あるいはセンサ116によってリ
ザーバ34のループが検出されなくなると、停止する。
【0061】ここで、第2画像位置情報形成部16のセ
ンサ126によって第1画像位置情報70が検出され、
さらに感光材料Aが搬送されて、センサ126によって
検出された第1画像位置情報70がパンチ128の位置
に来ると、搬送手段118および130による感光材料
Aの搬送が停止され、パンチ128が駆動して、感光材
料Aの長手方向に対しては第1画像位置情報70と同位
置で、感光材料Aの幅(処理装置)に応じた第2画像位
置情報72が形成される。なお、パンチ128による穿
孔位置は、あらかじめ感光材料Aの幅に応じて調整され
ているのはもちろんである。
【0062】一方、巻取機14においては、焼付搬送機
22からの感光材料Aの搬入によってアーム146が下
方に回動し、アーム146がセンサ141に検出される
と、感光材料Aの搬入が停止して、同時に巻取芯136
が回転して感光材料Aを巻き取る。また、巻き取りによ
ってアーム146が上方に回動して、アーム146がセ
ンサ139によって検出されると巻き取りは停止する。
【0063】以上、本発明の画像位置情報の形成方法に
ついて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定は
されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種
の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0064】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、ロール状の感光材料を用い、画像記録と現像等の
処理を別の装置で行う画像記録方法において、処理装置
に応じた画像位置情報を形成することを可能とし、例え
ば、一体型装置から処理装置を取り外した画像記録装置
を、分離型システムの画像記録装置として容易に利用す
ることを可能とし、これにより、設計工数や部品数の低
減や装置コストの低減、組立性の向上等を計ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像位置情報の形成方法を利用する画
像記録装置の一例の概略図である。
【図2】図1に示される画像記録装置の焼付搬送部の概
略図である。
【図3】図1に示される画像記録装置におけるコマ情報
および画像位置情報の形成を説明する概念図である。
【図4】一体型装置に対応する画像記録装置の焼付搬送
部の概略図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 12 画像記録部 14 巻取機 16 第2画像位置情報形成部 20 電装部 22 焼付搬送装置 24 光ビーム走査装置 26 感光材料供給部 27 感光材料マガジン 28 第1画像位置情報形成部 30 露光部 32 バックプリント部 34 リザーバ 36 引き出しローラ対 38,47,54,86,92,94,100,10
5,110,116,126,139,141,152
センサ 40,49,52a,52b,88,90,96,10
4,114,124,132,160 ガイド 42 第1ループ形成部 44 駆動ローラ 46,48,82,84 ニップローラ 50,128 パンチ 56,98 搬送ローラ対 58 第2ループ形成部 60 副走査搬送系 62 第3ループ形成部 70 第1画像位置情報 72 第2画像位置情報 80 露光ドラム 102 印字装置 106,120,134 搬送ローラ 107 屈曲搬送部 108 エンドレスベルト 112,150 カッタ 136 巻取芯 138 テンションローラ 140,142,156 案内ローラ 144 支軸 146 アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−266017(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/00 - 27/80

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺感光材料の長手方向に複数の画像を記
    録する画像記録方法における、前記長手方向の各画像の
    位置を示す画像位置情報の形成方法であって、 画像記録系に対応するコマ情報あるいはさらにソート情
    報を第1の画像位置情報として形成し、その後、センサ
    によって前記第1の画像位置情報を検出し、その検出結
    果に応じて、前記画像記録系とは独立して別体化してい
    処理系に対応するコマ情報あるいはさらにソート情報
    を前記第1の画像位置情報とは別の位置に第2の画像位
    置情報として形成することを特徴とする画像位置情報の
    形成方法。
  2. 【請求項2】前記感光材料の長手方向に対しては前記第
    1の画像位置情報と同位置で、かつ感光材料の幅に応じ
    前記第1の画像情報とは異なる所定位置に前記第2の
    画像位置情報を形成する請求項1に記載の画像位置情報
    の形成方法。
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