JP3734577B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3734577B2
JP3734577B2 JP28446996A JP28446996A JP3734577B2 JP 3734577 B2 JP3734577 B2 JP 3734577B2 JP 28446996 A JP28446996 A JP 28446996A JP 28446996 A JP28446996 A JP 28446996A JP 3734577 B2 JP3734577 B2 JP 3734577B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
photosensitive material
exposure
image recording
recording apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28446996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10133286A (ja
Inventor
馬 良 行 門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP28446996A priority Critical patent/JP3734577B2/ja
Publication of JPH10133286A publication Critical patent/JPH10133286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3734577B2 publication Critical patent/JP3734577B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分離、接続もしくは交換可能な複数のユニットからなる画像記録装置、特に長尺の感光材料に連続的に画像露光を行い、画像を記録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネガフィルム、リバーサルフィルム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影された画像を印画紙等の感光材料に記録(焼付露光)し、現像処理を行って仕上りプリントを作製する装置においては、ロール状に巻回された長尺な感光材料を用いて画像記録や現像処理が行われ、最終的に1枚ごとに切断されて仕上りプリントとされるが、このような処理を行う装置としては、従来から2種類の態様が知られている。
1つは、感光材料へのフィルム画像の記録、現像処理および切断・仕分け等を1台の装置で行って、最終的な仕上りプリントを作製する、一体型装置であり、他方は、大量のプリント作製を行う大規模な現像所等に対応する装置であって、感光材料への画像記録と、現像処理、切断および仕分け等とを、それぞれ別々の装置で行う分離型システムである。
【0003】
これは、一般に、感光材料への画像記録は、フィルムの検定や露光条件の設定等を人手で行う必要があるし、フィルムの自動検定や露光条件の自動設定を行うものでも、好みや用途に応じて色濃度調整を人手で行う必要があるが、露光済感光材料の処理に比して高速で行うことができるのに対し、露光済感光材料の処理は、露光焼付に比して低速ではあっても、現像専用装置によってユーザが付いていなくても、従って、夜間も自動的に連続して処理することができるからである。すなわち、分離型システムでは、可能な限りの感光材料への露光焼付を専用機で行ない、露光済感光材料を複数の自動現像専用装置を用い、あるいはこれらを夜間にも連続して自動的に稼働させることによって、最終的に大量のプリントの作製ができるからである。
【0004】
最近、このような一体型装置と分離型システムを必要に応じて使い分けられる装置(システム)が求められている。一体型装置は、露光焼付から現像、切断、仕分けまでを連続して、一体的にできるので、極めて便利ではある。しかしながら、例えば、一体型装置を年賀状等のポストカードへの画像記録の用途に用いる場合には、季節によって作製プリント量が著しく変動し、例えば年末には大量の年賀状用にプリント作製を行わなければならず、一体型装置では感光材料処理が律速となって対応しきれなくなることがある。このような場合に、一時的に分離型システムに組み換えて、多量のプリント作製に対応させることにより、年間を通じて、効率的な画像記録装置の利用が可能となる。
ところで、このような一体型装置や分離型システムにおいて用いられる焼付装置は、基本的な露光手段の構成は同一であることから、共通部分である露光装置と、現像機あるいは巻取機とを単に分離して、交換可能に再接続するように用いたり、分離された露光装置と自動現像専用機とを単に接続するだけでは、いずれの装置も大型でかつ重量物であることから、これらの装置の接続、分離および交換には多大な労力と時間を要してしまうという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、2つのユニットから構成される画像記録装置であって、ユニット間の接続、分離および交換を少ない労力で、容易に行うことができる画像記録装置、特に、ロール状の感光材料を用いる露光ユニットと接続方式を共通化した現像ユニットおよび巻取ユニットとを保有することにより、露光、現像からプリント作製までを連続して行う一体型装置にも、未現像のまま感光材料を巻き取る分離型システムにも、ユーザの仕事量や目的に応じて容易かつ確実に相互に組み換えることが可能な画像記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は、第1のユニットと、この第1のユニットに交換可能に接続される第2のユニットとを有し、前記第1および第2のユニットのいずれか一方に感光材料を露光する露光部を具備する画像記録装置であって、
前記第1のユニットはその底面に、前記第1のユニットを移動可能に支持する少なくとも3個のキャスターおよび前記第2ユニットとの接続時に延出して前記第1のユニットを支持する上下動可能な少なくとも2個の支持手段を具備し、
前記第2のユニットは、その底面に、前記第2のユニットを移動可能に支持する少なくとも3個のキャスターおよび前記第1のユニットとの接続時に延出して前記第2のユニットを支持する上下動可能な少なくとも2個の支持手段と、前記第2のユニットの底面からこの底面に平行に突出し、前記第1のユニットの底面に挿入され、前記第1のユニットとの接続時に前記第1のユニットの底面が載置固定される底板とを具備し、
さらに、前記第1のユニットと第2のユニットとの接続時に、前記第1のユニットと第2のユニットとを固定する手段を具備し、
前記第1のユニットの少なくとも3個のキャスターのうち、前記第2のユニットが接続される側に設けられる少なくとも1個のキャスターを、他のキャスターよりも大径の大径キャスターで構成し前記第1のユニットを、傾斜した状態で移動可能に構成し、
前記第1のユニットの前記大径キャスターおよび前記他のキャスターの大きさは、前記第2のユニットとの接続時に、前記第1のユニットの底面に前記第2のユニットの底板の突出部分が容易に挿入可能な高さに前記第1のユニットを支持する大きさであり、
前記第2のユニットの底板上に前記第1のユニットに載置した状態で固定手段によって固定された前記第1および第2のユニットを前記第1のユニットの少なくとも2個の支持手段および前記第2のユニットの少なくとも2個の支持手段で支持し、所定位置に設置するよう構成したことを特徴とする画像記録装置を提供するものである。
【0007】
ここで、前記第1のユニットの少なくとも3個のキャスターは、接続側に設けられる一対の前記大径キャスターおよび接続側と反対側に設けられる一対のキャスターであり、
前記第2のユニットの少なくとも3個のキャスターは、前記底板の先端に設けられる一対のキャスターならびに前記第2のユニットの底面の接続側およびその反対側にそれぞれ各一対ずつ設けられるキャスターであり、
前記第1のユニットの少なくとも2個の支持手段は、接続側と反対側に設けられる一対の支持手段であり、
前記第2のユニットの少なくとも2個の支持手段は、前記底板の先端に設けられる一対の支持手段ならびに前記第2のユニットの底面の接続側およびその反対側にそれぞれ各一対ずつ設けられる支持手段であるのが好ましい。
【0008】
また、前記支持手段は、上下動可能なアンカーボルトと、このアンカーボルトの下側に配置され、前記アンカーボルトを支持するカップを有するのが好ましい。
また、上記いずれかの画像記録装置であって、さらに前記第1のユニットと前記第2のユニットとを電気的に接続する着脱自在なコネクタとを有することを特徴とする画像記録装置であるのが好ましい。
さらに、前記第1のユニットが、ロール状に巻回された未露光感光材料を装填する感光材料供給部と、前記感光材料を所定の経路で搬送する搬送手段と、前記感光材料を像様露光する露光手段と、前記感光材料の長手方向の画像位置情報を記録する手段と、露光済の前記感光材料を排出する排出部とを有する露光ユニットであるのが好ましい。
【0009】
また、前記第2のユニットが、前記露光済感光材料の現像処理を行う現像手段と、前記感光材料を乾燥する乾燥手段と、現像済の前記感光材料を排出する排出部とを有する現像ユニットであるのが好ましい。
また、前記第2のユニットが、前記露光済感光材料をロール状に巻き取る巻取部とを有する巻取ユニットであるのが好ましい。
さらに、前記第2のユニットとして、前記現像ユニットおよび前記巻取ユニットが、前記第1のユニットとしての前記露光ユニットに相互に交換可能に接続されるのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像記録装置について、添付の図面に示される好適実施例をもとに詳細に説明する。
【0011】
図4に、本発明の画像記録装置の一態様の概略図が、図5に本発明の画像記録装置の別の態様の概略図が、それぞれ示される。
【0012】
図4および図5に示される画像記録装置10および12は、デジタル露光を利用する写真焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像を光電的に読み取ってデジタル信号とした後、画像処理を施して露光条件を決定して記録用の画像情報とし、この画像情報に応じて変調した記録光によって感光材料を走査露光して画像を記録するデジタルフォトプリンタに対応する画像記録装置であって、フィルムスキャナー等の画像読取装置で読み取られ、読み取られた画像に応じてセットアップ装置で決定された露光条件(画像記録条件)に応じて、光ビーム走査露光によって感光材料Aを走査露光して画像を形成する。
デジタルフォトプリンタは、従来の直接露光による装置に比して、オペレータによる露光条件の決定、フィルタ等の調整が不要で、1画像当たりの露光が短時間であり、また、露光時間もサイズに応じて一定である上に、画像合成等の編集レイアウトや、色/濃度調整や変倍率等の画像処理も自由に行うことができ、また、フィルムに記録されている画像情報をほぼ100%再生したプリントが出力可能である等、各種の利点を有する。このようなデジタルフォトプリンタについては、本出願人による特開平6−217091号、同6−233052号、同6−245062号の各公報に詳述されている。
【0013】
なお、本発明の画像記録装置においては、露光方法はこのようなデジタル露光(光ビーム走査露光)に限定はされず、フィルムの投影光や原稿の反射光を感光材料Aに照射して露光する、アナログ露光(直接露光)を用いてもよいのはもちろんである。
【0014】
図4に示される画像記録装置10は、感光材料Aへの画像記録(焼付露光)、現像処理、および切断・仕分けを1台の装置で行う一体型写真焼付現像(以下、一体型装置という)装置に対応する装置であって、露光ユニット4と、現像ユニット6とから構成される。露光ユニット4は、図1に示されるように、基本的に、焼付搬送装置22、光ビーム走査装置24、制御基板や電源部等が収納される電装部20、第1排出ユニット70が装填される排出部76および一体型装置−分離型システムの巻取型写真焼付装置(以下、巻取型装置という)相互間の簡便な交換を可能とする連結機構178を有する。この露光ユニット4は、図4に示されるように、感光材料Aの現像処理を行う現像装置14、乾燥装置16、排出装置18および連結機構188を有する現像ユニット6(図2参照)と組み合わされて1台の一体型装置、すなわち画像記録装置10として構成され、仕上りプリントを作製する。
【0015】
一方、図5に示される画像記録装置12は、露光済の感光材料Aを未現像で巻き取る、分離型システムの巻取型装置に対応する装置であって、露光ユニット4と、巻取ユニット8とから構成される。露光ユニット4は、図5に示されるように、基本的に、前述と同様の構成であるが、排出部76には第2排出ユニット74が装填される。このような露光ユニット4は、図5に示されるように、通常、巻取機72と連結機構196とを有する巻取ユニット8と組み合わされて1台の巻取型装置、すなわち画像記録装置12として構成され、使用される。
【0016】
本発明の画像記録装置は、露光ユニット4の底部に連結機構178を有し、この露光ユニット4と接続される現像ユニット6および巻取ユニット8の底部にも連結機構188、196をそれぞれ有することにより、露光ユニット4に対する現像ユニット6の接続、固定、分離および移動、露光ユニット4に対する巻取ユニット8の接続、固定、分離および移動をそれぞれ容易かつ確実にし、両者相互間の組み替え、すなわち、一体型装置と分離型システムの巻取型装置との相互間の組み替えを容易かつ確実に行うことを可能としたものである。
【0017】
図6に画像記録装置10の部分拡大概略図が、図7に画像記録装置12の部分拡大概略図が、それぞれ示される。
露光ユニット4の装置本体11は、焼付搬送装置22と、光ビーム走査装置24と、電装部20とから構成される。なお、図4および図6に示される露光ユニット4と、図5および図7に示される露光ユニット4とでは、装置本体11は同様の構成を有するので、以下の説明は、図4および図6に示される画像記録装置10を代表例として行う。
【0018】
焼付搬送装置22は、ロール状に巻回された感光材料Aを引き出して所定の経路を搬送しつつ、画像位置情報の記録、画像露光(焼き付け)、バックプリント等を行う装置で、感光材料供給部26、画像位置情報を記録する画像位置情報形成部28、露光部30、バックプリント部32、リザーバ34、および感光材料Aをこれらの部位を経た所定経路で搬送する搬送手段とを有するものである。また、焼付搬送装置22の排出部76は、第1排出ユニット70および第2排出ユニット74が装着自在に構成され、いずれか一方が装着される。一体型の画像記録装置10の焼付搬送装置22である図6に示される例においては、第1排出ユニット70が装着されている。
【0019】
感光材料供給部26は、ロール状に巻回された感光材料Aを遮光性の筐体に収納してなる感光材料マガジン27を装填する部分であって、図示例の装置では、好ましい態様として、焼付搬送装置22の上部で、露光部30と光ビーム走査装置24とからなる露光手段の側方に位置する。
感光材料供給部26の構成には特に限定はなく、ロール状に巻回された感光材料Aを利用する公知の画像記録装置における各種の構成が利用可能である。
【0020】
感光材料供給部26の感光材料Aの搬送方向の下流(以下、下流とする)には、下流方向に向かって、引き出しローラ対36、センサ38、ガイド40が配置され、さらに第1ループ形成部42が配置される。
引き出しローラ対36は、感光材料供給部26に装填された感光材料マガジン27から感光材料Aを引き出すものである。この引き出しローラ対36は、ソレノイド等によって接離することで感光材料Aを挟持および開放自在に構成され、感光材料マガジン27交換等の際におけるマガジンの取り外しおよび感光材料Aの通紙を容易にする。
センサ38は、ローディング(感光材料Aの通紙)やリワインド(感光材料Aの感光材料マガジン27への巻き取り)の際等に感光材料Aの有無を検出するためのものである。なお、このセンサ38も含め、本発明の画像記録装置10に使用されるセンサには特に限定はなく、光学的なセンサや機械的なセンサ等、シート状物の検出に使用される公知のセンサが全て利用可能である。
ガイド40は、感光材料供給部26に装填された感光材料マガジン27の感光材料Aのサイズ(幅)に応じて、幅を調整する。なお、これに関しては、ガイド52a、52b、90、104、122および152も同様である。
【0021】
第1ループ形成部42は、感光材料Aのループ(弛み)を形成することによって、下流に配置される画像位置情報形成部28による感光材料Aの搬送および停止等を吸収する部分であって、搬送ローラ44と、感光材料Aをガイド40から画像位置情報形成部28に案内するための案内ローラ46および48と、ガイド49と、センサ52とを有する。
【0022】
ガイド49は、モータ49Mによって移動可能に構成されており、感光材料Aの通紙の際には、案内ローラ46から案内ローラ48まで感光材料Aを案内するように位置し(閉塞)、通常時は図6に示されるようにループから退避する位置に配置される(開放)。また、このガイド49は、感光材料Aを案内ローラ46から案内ローラ48まで案内する位置に配置された際に搬送ローラ44に当接する従動ローラ(図示省略)を有しており、通紙時には搬送ローラ44とこの従動ローラとで感光材料Aを挟持して搬送する。
センサ52は、第1ループ形成部42に所定の大きさループが形成されていることを検出するものであり、前述の引き出しローラ対36は、このセンサ52によるループの検出結果に応じて、センサ52でループが検出されなくなると所定量の感光材料Aを感光材料マガジン27から送り出す。
【0023】
第1ループ形成部42の下流には、画像位置情報形成部28が配置される。
デジタルフォトプリンタに対応する画像記録装置10(12)においては、処理の途中で感光材料Aが切断されることはなく、帯状のままで連続的に画像記録や現像処理が行われ、最後に切断されて仕上りプリントとされる。そのため、後に行われる感光材料Aの切断、露光やバックプリントの位置決めのため、プリント一枚毎の位置情報(いわゆるコマ情報)や、例えば24枚、36枚等のフィルム一本分等の適宜設定された単位枚数毎の位置情報(いわゆるソート情報)等の画像位置情報を形成する必要がある。
画像位置情報形成部28は、このコマ情報および/またはソート情報を形成する部位である。
【0024】
図示例の画像記録装置10は、例えば四角形の孔を穿孔してコマ情報およびソート情報を形成するものであって、画像位置情報形成部28は、コマ情報等を穿孔するパンチ50と、パンチ50の上下流に配置されるガイド52aおよび52bと、感光材料Aの有無等を検出するセンサ54とを有する。
パンチ50は、後述する第2ループ形成部58の搬送ローラ対56がプリント一枚分の感光材料Aを搬送すると作動して、感光材料Aを所定形状に穿孔し、プリント1枚に対応するコマ情報を形成する。またパンチ50は、設定されたプリント枚数分のコマ情報を形成したら、ソート情報を形成する。
【0025】
図示例の装置においては、パンチ50を用いて感光材料Aを穿孔することによってコマ情報等を形成しているが、本発明はこれに限定はされず、インクリボンを用いた熱転写等の各種の記録手段を用い、ラインやドット等によるマークを記録することによってコマ情報等を形成してもよい。
なお、この場合には、画像位置情報形成部28の位置に後述するバックプリント部32を配置し、これにコマ情報等の形成機能を持たせてもよい。
【0026】
また、図示例の装置では、画像位置情報形成部28は露光部30の上流に配置されているが、本発明はこれに限定はされず、露光部30の下流側に画像位置情報形成部28を配置してもよい。
しかしながら、図示例のように、画像位置情報形成部28を露光部30の上流に配置することにより、先に形成されたコマ情報を検出して光ビームLによる露光開始位置すなわち感光材料Aの搬送方向の画像記録位置を決定できるので、プリントの画像位置をより高精度に制御することができ、また、露光部の下流に画像位置情報形成部28を配置した場合に比して、露光部30まで感光材料Aの搬送の制御を簡易にでき、装置コストも低減することができる。
【0027】
画像位置情報形成部28の下流には、第2ループ形成部58と、副走査搬送系60と、第3ループ形成部62とを有する露光部30が配置される。
図示例の装置においては、この露光部30と、その図中左に配置される光ビーム走査装置24とによって露光手段が構成され、光ビーム走査装置24によって光ビームLを露光条件(記録画像)に応じて変調してかつ主走査方向(図中紙面に垂直方向)に偏向走査すると共に、副走査搬送系60によって感光材料Aを所定の露光位置に保持しつつ、主走査方向と略直交する副走査方向(図中矢印b方向)に感光材料Aを搬送することにより、光ビームLによって感光材料Aを2次元的に走査露光し、潜像を記録する。
【0028】
光ビーム走査装置24は、感光材料Aの赤(R)露光、緑(G)露光および青(B)露光に対応する光ビームを射出する光源、AOM(音響光学変調器)等の光ビームの変調手段、ポリゴンミラー(回転多面鏡)等の光偏向器、fθレンズ等を有して構成される、公知の光ビーム走査装置であって、露光条件に応じて変調した光ビームAを主走査方向に偏向走査して、副走査搬送系60によって所定の露光位置に保持される感光材料Aに入射する。
【0029】
一方、露光部30の副走査搬送系60は、感光材料Aを所定の露光位置に保持しつつ、主走査方向と略直交する副走査方向(矢印b方向)に搬送する露光ドラム80と、副走査搬送方向に露光位置を挟んで露光ドラム80に押圧される2本のニップローラ82および84と、前述のコマ情報を検出して、画像記録位置を検出するセンサ86と、ガイド90とを有するものであり、感光材料Aは、露光ドラム80とニップローラ82および84とによって、副走査搬送される。
なお、ニップローラ82および84は露光ドラム80に接離可能に構成され、副走査搬送系60への感光材料Aの通紙を容易にする。
【0030】
後に詳述するが、第2ループ形成部58の感光材料Aの量が所定量xを超えていれば、副走査搬送系60によって感光材料Aが副走査搬送され、先に画像位置情報形成部28で形成されたコマ情報がセンサ86によって検出されることにより、画像記録位置が検出され、さらに、感光材料Aの記録開始位置が露光位置(主走査線)まで搬送されると、前述のように記録画像に応じて変調された光ビームLによる感光材料Aの走査露光が開始される。
ここで、光ビームLは主走査方向に偏向され、感光材料Aは主走査方向と直交する副走査方向に搬送されているので、結果的に感光材料Aは光ビームLによって2次元的に走査され、全面的に露光される。
【0031】
ところで、露光の際の副走査搬送の誤差は、そのまま画像のスジムラ等の画質低下につながる。そのため、高画質な画像が記録されたプリントを得るためには、副走査搬送系60による感光材料Aの搬送を高精度に行う必要がある。また、記録画像の確定ならびにそれに伴うコマ情報等の形成、感光材料Aの露光、後述するバックプリント等は、それぞれ速度もタイミングも異なる。
そのため、図示例の画像記録装置10においては、副走査搬送系60の上流側に第2ループ形成部58が、下流側に第3ループ形成部62が、それぞれ配置され、副走査搬送系60の上下流の搬送手段(搬送ローラ対56および98)と副走査搬送系60との間に、感光材料Aのループを形成する。
このループ形成部を有することにより、副走査搬送系60における感光材料Aの副走査搬送に、上下流に配置される搬送手段が与える悪影響、いわゆるバックテンションや引っ張り等を無くして、高精度な感光材料Aの副走査搬送を可能とし、また、コマ情報の形成、感光材料Aの走査露光、バックプリント等を独立した操作として行うことが可能になる。
【0032】
第2ループ形成部58は、画像位置情報形成部28の下流に配置される搬送ローラ対56と、ガイド88およびセンサ92を有する。
搬送ローラ対56はパルスモータで駆動されており、前回のコマ情報の形成の後に、記録する画像のサイズが確定すると、確定した画像のプリント一枚分だけ感光材料Aを搬送する。この搬送後にパンチ50が作動して、プリント1枚に対応するコマ情報が形成されるのは前述のとおりである。
ガイド88はモータ88Mによってこれを中心に回動可能に構成されており、通紙時には、図中右側の端部がガイド90の近傍、すなわち感光材料Aをガイド90に案内するように位置し(閉塞)、先端通紙が終了すると、モータ88Mによって回動されて、図6に示される通常の状態すなわち感光材料Aのループから退避した位置とされる(開放)。
また、センサ92は、第2ループ形成部58にループが形成されていることを検出するためのセンサであり、通常の作動時にセンサ92によって感光材料Aのループが検出されない場合は、何らかのエラーが発生したと判断される。
【0033】
図示例の装置においては、この第2ループ形成部58に形成されるループのサイズすなわち感光材料Aの量(長さ)を、搬送ローラ対56および副走査搬送系60による感光材料Aの搬送量から検知(例えば、パルスで検知)するように構成されており、第2ループ形成部58の感光材料Aの量に応じて、副走査搬送系60による感光材料Aの搬送が制御される。
すなわち、第2ループ形成部58の感光材料Aの量が所定量x未満である場合には、副走査搬送系60による感光材料Aの搬送を停止して、記録画像の確定に応じた搬送ローラ対56による搬送のみを行い、第2ループ形成部58の感光材料Aの量が所定量xを超えると、副走査搬送系60による感光材料Aの搬送すなわち画像露光を行う。
なお、本発明はこれに限定はされず、副走査搬送系60および搬送ローラ対56による感光材料Aの搬送は、画像確定と画像露光の速度に応じて、第2ループ形成部58の感光材料Aの量が所定量(範囲)となるように制御すればよい。
【0034】
一方、第3ループ形成部62は、下流方向に向かって、センサ94、ガイド96、搬送ローラ対98、センサ100を有する。
ガイド96はモータ96Mによってこれを中心に回動可能に構成され、通紙時には、図中右側の端部が搬送ローラ対98の近傍、すなわち感光材料Aを搬送ローラ対98に案内するように位置し(閉塞)、先端通紙が終了すると、モータ96Mによって回動されて、図6に示される通常の状態とされる(開放)。
また、センサ94は、第3ループ形成部62にループが形成されていることを検出するためのセンサであり、通常の作動時に、センサ94によって感光材料Aのループが検出されない場合は、何らかのエラーが発生したと判断される。
【0035】
搬送ローラ対98はパルスモータで駆動される搬送ローラであり、第3ループ形成部62の感光材料Aの量が所定量yを超えると、プリント1枚分づつ間欠的に感光材料Aを搬送する。
図示例の装置は、前述の第2ループ形成部58と同様に、第3ループ形成部62の感光材料Aの量を、副走査搬送系60および搬送ローラ対98(後述する屈曲搬送部107)による感光材料Aの搬送量から検知(例えば、パルスで検知)するように構成されており、第3ループ形成部62の感光材料Aの量に応じて、搬送ローラ対98による感光材料Aの搬送が制御される。
すなわち、第3ループ形成部62の感光材料Aの量が所定量y未満では搬送ローラ対98による感光材料Aの搬送はせず、副走査搬送系60による感光材料Aの搬入のみが行われ、第3ループ形成部62の感光材料Aが所定量yを超えると、搬送ローラ対98による搬送を行う。
なお、副走査搬送系60および搬送ローラ対98による感光材料Aの搬送は、これに限定はされず、画像露光の速度とバックプリント速度とに応じて適宜決定すればよいのは第2ループ形成部58と同様である。
【0036】
なお、図示例の装置では、通常の状態では、感光材料Aの搬送はセンサ100によってコマ情報が検出された位置もしくは検出位置から所定の位置で停止され、搬送ローラ対98(屈曲搬送部107)による感光材料Aの搬送は、このセンサ100によるコマ情報の検出結果に応じて、一枚ずつ断続的に行われる。
【0037】
以下、第1ループ形成部42〜第3ループ形成部62まで通紙およびループの初期形成について説明する。
感光材料供給部26に感光材料マガジン27が装着されると、まず、引き出しローラ対36がセンサ38によって先端が検出されるまで感光材料Aを搬送する。この時点で、ガイド40,52a……等の幅調整が行われ、また、各ループ形成部のガイド49,88および96(さらに、後述するリザーバ34および第5ループ形成部125のガイド114および130)が閉塞される。
また、副走査搬送系60のニップローラ82および84は、露光ドラム80から離れ位置にある。
【0038】
以上の動作が確認されると、引き出しローラ対36、搬送ローラ対56および98等が駆動して、センサ100によって先端が検出される位置まで感光材料Aが搬送される。
ここで、各ループ形成部のガイドはすべて閉塞しているので、第1ループ形成部42〜第3ループ形成部62には感光材料Aのループは形成されず、直線的に搬送される。また、それぞれの部位における感光材料Aの搬送は、センサ54および86によって確認される。
【0039】
ここまで感光材料Aが搬送されると、副走査搬送系60のニップローラ82および84は、露光ドラム80に当接して感光材料Aを挟持し、第1ループ形成部42のガイド49が開放する。
次いで、引き出しローラ対36および搬送ローラ44が駆動して、第1ループ形成部42に感光材料Aのループが形成され、センサ52によってループが検出されると、ループの形成を終了する。これ以降の第1ループ形成部42(引き出しローラ対36)への感光材料Aの搬送は、前述のとおりである。
【0040】
第1ループ形成部42のループ形成が終了すると、第2ループ形成部58のガイド88、および第3ループ形成部62のガイド96が開放する。
最初に記録する画像が確定すると、パンチ50が作動して画像の先端を示すコマ情報が形成され、搬送ローラ対56が確定された画像のプリント1枚分だけ感光材料Aを搬送する。以降、画像の確定に伴い、パンチ50によるコマ情報の形成および搬送ローラ対56によるプリント1枚分の搬送が行われ、第2ループ形成部58にループが形成される。
このようにして、第2ループ形成部58に形成されるループがセンサ92によって検出される大きさになると、副走査搬送系60が駆動して、最初のコマ情報がセンサ86によって検出される位置まで感光材料Aを搬送する。これ以降の第2ループ形成部58における感光材料Aの搬送は、前述のとおりである。
【0041】
一方、感光材料Aの走査露光(副走査搬送系60による感光材料Aの搬送)が開始されると、第3ループ形成部62にもループが形成される。
このループがセンサ94によって検出される大きさになると、搬送ローラ対98が駆動して最初に形成したコマ情報がセンサ100で検出される位置まで感光材料Aを搬送する。これ以降の第3ループ形成部62における感光材料Aの搬送は、前述のとおりである。
【0042】
露光部30(第3ループ形成部62)の下流には、バックプリント部32が配置され、その下流には、屈曲搬送部107が配置される。
デジタルフォトプリンタに利用される画像記録装置10においては、プリントの裏面に原稿フィルムの撮影日や感光材料Aへの記録日等のプリントの各種のデータを記録する、裏面への情報記録いわゆるバックプリントが行われ、図示例の装置では、このバックプリント部32がこれを行う。
【0043】
バックプリント部32は、印字装置102およびバックプリント時に感光材料Aを所定位置に支持するガイド104を有し、図示例の装置は、例えば、インクリボンカセットを用いた熱転写によってバックプリントを行うものであって、印字装置102によってプリントに対応したバックプリントを行う。なお、印字装置102としては、インクリボンカセットを用いた熱転写以外にも、感圧転写やインクジェット等、公知の記録手段がすべて利用可能である。
一方、屈曲搬送部107は、搬送ローラ106と、ローラ108a,108bおよび108cに掛け渡され、搬送ローラ106に押圧されるエンドレスベルト108とからなるものであり、前述の第3ループ形成部62の搬送ローラ対98と同期して感光材料Aを搬送する。
【0044】
前述のように、第3ループ形成部62の感光材料Aが所定量yを超えると、搬送ローラ対98と屈曲搬送部107とによって、プリント一枚分ずつ断続的に感光材料Aが搬送される。
バックプリント部32は、この搬送に同期して、感光材料Aの裏面にバックプリントを行う。ここで、感光材料Aの搬送は、通常、センサ100によってコマ情報が検出される位置で一旦停止するので、印字装置102によるバックプリントの位置は、それに応じて設定される。
【0045】
なお、図示例においては、バックプリント部32は露光部30の下流に配置されているが、本発明はこれに限定はされず、バックプリント部32を露光部30の上流に配置してもよい。
ただし、前述の露光部30と同様の理由で、バックプリント部32を露光部30の上流に配置する場合であっても、画像位置情報形成部28よりは下流側に配置されるのが好ましい。
【0046】
屈曲搬送部107の下流には、センサ110および第1カッタ112が配置され、その下流には、リザーバ34が配置される。
この第1カッタ112は通常の作動状態では使用されず、例えば、露光操作を終了した後に、後述するリザーバ34に収納される露光済の感光材料Aをすべて排出する際等に感光材料Aを切断するものであって、センサ110によってソート情報やコマ情報を検出し、この画像が記録されたプリントの後端で第1カッタ112を作動して感光材料Aを切断する。
【0047】
第1カッタ112の下流には、リザーバ34(第4ループ形成部)が配置される。このリザーバ34は、本発明を現像装置14が一体化された一体型装置に利用する際、すなわち、第1排出ユニット70が装着される画像記録装置10において重要な部位で、露光済の感光材料Aを収容することにより、画像記録装置10と現像装置14との処理速度差を吸収する場所である。このリザーバ34を有することにより、高画質なプリントを効率よく作製することができる。
【0048】
フォトプリンタにおいては、感光材料Aは最後に切断されてプリントとされるので、露光から現像処理が終了するまでは、帯状のままで処理が行われるが、デジタル露光を行う画像記録装置10においては、露光条件はセットアップ装置で予め決定されている上、フィルムの撮影状態に応じた補正等はセットアップ装置における画像信号処理で既に行われているので実際の感光材料Aの露光においてこの補正を行う必要がなく、また、1画像当たりの露光時間も画像サイズに応じて一定であるため、露光の処理時間は現像装置14よりも速い。
しかも、図示例のようなデジタル露光では面露光に比して露光光量が高いため、露光後すぐに現像処理を行うと、色・濃度バランスが崩れるいわゆる潜像退行が発生するという問題がある。
【0049】
そのため、このようなリザーバ34を有することにより、現像が間に合わない露光済感光材料Aをここに収容しておくことができ、露光に対する現像の遅れ対応して露光作業を停止する必要がなく連続的に作業を行うことができる。また、例えば、ここにある程度の量の露光済感光材料Aを貯めることにより、この間は無人であってもプリントの作製作業を継続することができ、高効率なプリント作製を行うことができる。
しかも、露光済の感光材料Aをリザーバ34で所定時間以上滞留させることにより、潜像退行も防止して高画質な画像を得ることができる。
【0050】
ここで、図示例においては、好ましい態様として、焼付搬送装置22の上部に感光材料供給部26と露光手段(露光部30と光ビーム走査装置24)を配置し、この感光材料供給部26と露光手段の下方にリザーバ34を配置し、さらに、リザーバ34の側方に電装部20を配置した構成を有する。
すなわち、図示例の画像記録装置10では、デジタル露光を用いることによって露光手段を小さくできること、露光条件決定等のオペレータの作業スペースが基本的に不要であることを応用して、焼付搬送装置22の上部に感光材料供給部26と露光手段とを配置すると共に、リザーバ34の側方に電装部20を配置することにより、焼付搬送装置22内の下方に大きな空間を形成して、それをすべてリザーバ34にすることを可能にしたものであり、空間を無駄にすることなくリザーバの容量を最大限にすることができる。
【0051】
本発明の画像記録装置10において、リザーバ34は感光材料Aを収納できる通常の箱であってもよく、また、感光材料Aの捩れを防止するためのガイド等を有するものであってもよい。さらに、感光材料Aの捩れをより好適に防止するために、感光材料Aの幅方向のサイズに応じて、リザーバ34の幅を調整可能に構成してもよい。
【0052】
リザーバ34は、モータ114Mによって移動可能なガイド114、およびリザーバ34内の感光材料Aを検出するセンサ116を有している。
ガイド114は、通紙時には、図中側の端部が搬送手段118側、すなわち、感光材料Aを搬送手段118に案内するように位置し(閉塞)、先端通紙が終了すると、モータ114Mによって移動されて、図6に示される通常の状態とされる(開放)。
また、センサ116は、リザーバ34内に所定量以上の感光材料Aが収納されていること(リザーバ34に所定以上のループが形成されていること)を検出するものであり、通常の作動時に、このセンサ116によって感光材料Aのループが検出されない状態になった場合には、後述する第2カッタ124が作動して感光材料Aを切断する。
【0053】
リザーバ34の下流には、ローラ120とガイド122を有する搬送手段118が配置される。
搬送手段118は、感光材料Aをリザーバ34から搬出して、排出部76に搬送するものであり、図6に示される態様においては、後述する第1排出ユニット70の第5ループ形成部125のセンサ128の検出結果等に応じて、他方、図7に示される態様においては、巻取機72のセンサ173の検出結果等に応じて、感光材料Aをリザーバ34から搬送する。なお、搬送手段118による感光材料Aの搬送速度は、現像装置14における搬送速度(第5ループ形成部125の搬送手段132)よりも高速に設定される。
図示例の画像記録装置においては、搬送手段118の下流の排出部76には、露光済感光材料Aの現像を行う現像装置14に対応する第1排出ユニット70(図4,図6に示される画像記録装置10)、もしくは露光済感光材料Aを未現像で巻き取る巻取機72に対応する第2排出ユニット74(図5,図7に示される画像記録装置12)が装填される。
【0054】
搬送手段118の下流には、露光済感光材料Aの現像を行う現像装置14に対応する第1排出ユニット70または、露光済感光材料A未現像で巻き取る巻取機72に対応する第2排出ユニット74が設けられ、かつ各排出ユニットを装置本体11の排出部76に装填自在に構成されることにより、一体型装置用と分離型システム用の画像記録装置の露光ユニットにおいて、焼付搬送装置22と、光ビーム走査装置24と、電装部20とを有する装置本体11を共有化できる。
【0055】
第1排出ユニット70は、図4に示されるように、装置本体11に現像装置14を接続して、本発明を一体型装置用の画像記録装置10とする際に装填されるものであって、センサ119と、第2カッタ124と、その下流の第5ループ形成部125とが一体化されてユニット化されてなるものであり、公知の手段で装置本体11の排出部76に装填自在に構成される。
センサ119は感光材料の有無およびコマ情報を検出するセンサである。
第2カッタ124は、トラブル等の際に感光材料Aを切断するためのカッタで、例えば、センサ116でループが検出できなくなった場合や、現像装置14等でトラブルが発生した際に、この第2カッタ124で感光材料Aを切断することにより、リザーバ34に収納される露光済の感光材料Aへの悪影響や、現像装置14によって感光材料Aが不要に引っ張られ、焼付搬送装置22の各搬送手段を損傷することを防止することができる。
【0056】
第2カッタ124の下流には、第5ループ形成部125が配置される。
第5ループ形成部125は、焼付搬送装置22における処理速度と現像装置14の処理速度の差、および搬送手段118による感光材料Aの搬送・停止を最終的に吸収し、現像装置14によって感光材料Aが不要に引っ張られ損傷するのを防止するためのループを形成する部分で、下流に向かって、案内ロール126、センサ128、ガイド130、感光材料Aを現像装置14に送り出す搬送手段132、センサ134を有し、感光材料Aを現像装置14に搬送する。
【0057】
ガイド130はモータ130Mによってこれを中心に回動可能に構成され、感光材料Aの通紙時には、図中左側の端部が案内ロール126の近傍、すなわち感光材料Aを案内ロール126(搬送手段118)から搬送手段132に案内するように位置し(閉塞)、先端通紙が終了すると、モータ130Mによって回動されて、図6に示される通常の状態とされる(開放)。
【0058】
センサ128は、第5ループ形成部125の感光材料Aのループを検出するものであって、前述の搬送手段118は、このセンサ128の検出結果に応じて、センサ128によってループが検出されている状態では作動せず、センサ128によってループが検出されなくなると所定量(例えばプリント1枚分)の感光材料Aを第5ループ形成部125に搬送する。なお、搬送量は、センサ119によるコマ情報の検出で制御される。第5ループ形成部125に搬送された感光材料Aは、搬送手段132によって現像装置14に搬送される。
ここで、センサ128によってループが検出されなくなった状態で、リザーバ34内に感光材料Aがない場合(センサ116によってループが検出されない場合)、およびリザーバ34から搬出される画像のリザーバ34内での待機時間が所定時間以下である場合には、搬送手段118は作動せず、カッタ124が作動して感光材料Aを切断する。
【0059】
以下、リザーバ34から第1排出ユニット70までの通紙、およびループの形成について説明する。
先に、第3ループ形成部62までのループ形成で説明したように、感光材料Aは先端がセンサ100に検出された位置で待機しており、第3ループ形成部62の感光材料Aの量が所定量以上になると、搬送ローラ対98および屈曲搬送部107が作動して、バックプリントを行いつつ感光材料Aが搬送される。
ここで、ガイド114は閉塞しているので、感光材料Aの先端は搬送手段118に搬送される。また、屈曲搬送部107等による感光材料Aの搬送と同期して搬送手段118が駆動し、感光材料Aの先端がセンサ119で検出された時点で、搬送手段118による感光材料Aの搬送が停止し、また、モータ114Mが作動してガイド114が開放され、感光材料Aがリザーバ34に収容される。
【0060】
リザーバ34に収容される感光材料Aの先頭画像の待機時間が潜像退行の防止に応じて設定された所定時間以上となり、かつ、リザーバ34に収容される感光材料Aの量(画像数)が、リザーバ34から現像装置14に対応する量を超えると、搬送手段118が駆動して、感光材料Aを第5ループ形成部125に搬送する。
前述のように、第5ループ形成部125のガイド130は閉塞しているので、感光材料Aの先端は搬送手段132に搬送されて現像装置14に搬入される。また、先端がセンサ134に検出されると、モータ130Mが作動してガイド130が開放する。なお、搬送手段118による搬送速度は、現像装置14の搬送速度よりも高速であるので、第5ループ形成部125にはループが形成され、感光材料Aが現像装置14に引っ張られることはない。これ以降の搬送手段118による感光材料Aの搬送は、前述のとおりである。
【0061】
他方、第2排出ユニット74は、図5に示されるように、装置本体11に巻取機72を接続して、本発明を分離型システム(巻取型装置)用の画像記録装置12として用いる際に装填されるものであって、後に、巻取った未現像感光材料Aを自動現像専用機に装填して現像後、切断および仕分けを行う際に備え付けのセンサで検出可能な第2の画像位置情報を記録する第2画像位置情報形成部150を有してユニット化され、公知の手段で装置本体11の排出部76に装填自在に構成される。
【0062】
第2画像位置情報形成部150は、ガイド152と、先に形成されたコマ情報を検出するセンサ154と、第2のコマ情報等を形成するパンチ156と、ガイド158および搬送ローラ160を有する搬送手段162と、感光材料Aを検出するセンサ159とを有するものであり、パンチ156によって、感光材料Aの長手方向に対しては先のコマ情報等と同位置で、かつ感光材料Aの端部を基準として、端部から所定の位置に第2のコマ情報およびソート情報を形成する。
【0063】
パンチ156は、前述のパンチ50と同様、四角形の孔を穿孔して第2のコマ情報等を形成するものであるが、感光材料Aのサイズに応じて、幅方向端部からのコマ情報の形成位置を調整できるように、穿孔位置を感光材料Aのサイズに応じて調整するように構成される。なお、パンチ156による第2のコマ情報等の形成位置は、現像機に設定された幅方向を基準とするセンサ検出位置に応じて適宜決定すればよい。もちろん、現像機の位置情報検出センサが検出する画像位置情報の位置が露光ユニット4の画像位置情報形成部28によって形成される画像位置情報の位置と同じであれば、第2画像位置情報形成部150を設けなくともよいのはもちろんである。
パンチ156による穿孔位置の調整は公知の方法によればよい。穿孔位置は、感光材料Aのサイズに応じて自動的に調整されるように構成してもよく、あるいは、オペレータが調整する構成であってもよい。なお、感光材料Aのサイズは、オペレータが入力するものであってもよく、また、感光材料マガジン27の装填時等に自動的に検出する構成としてもよい。
【0064】
第2排出ユニット74を装着する図5および図7に示される態様の画像記録装置12においては、リザーバ34のセンサ116によってループが検出され、かつ後述する巻取機72のアーム174が上方に回動してセンサ173で検出されると搬送手段118が駆動し、同時に搬送手段162が駆動する。
搬送手段118から搬送された感光材料Aは、ガイド152に案内されつつ図中上方に搬送され、先に画像位置情報形成部28で形成されたコマ情報等がセンサ154によって検出される。感光材料Aの搬送は、コマ情報等のセンサ154による検出の後、このコマ情報がパンチ156に対応する位置となる所定量(時間)だけ搬送されると停止し、パンチ156が駆動して現像機に対応した第2のコマ情報が形成される。第2のコマ情報等が形成されると、搬送手段118および162が再度駆動を開始し、感光材料Aはガイド158に案内されつつ搬送ローラ160によって搬送され、巻取機72に搬入される。
なお、搬送手段118等による感光材料Aの搬送は、アーム174がセンサ175に検出されると停止する。
【0065】
なお、図示例において、感光材料Aのサイズ等によっては、画像位置情報形成部28と第2画像位置情報形成部150とで同位置に画像位置情報を形成する場合も生じるが、この場合には、第2画像位置情報形成部150における画像位置情報の形成を停止してもよい。
また、図示例の装置においては、パンチ156を用いて感光材料Aを穿孔することによって第2のコマ情報等を形成しているが、本発明はこれに限定はされず、先と同様にラインやドット等によるマークを記録することによってコマ情報等を形成してもよい。すなわち、本発明においては、現像機に設置されるコマ情報等の検出方法に応じた各種の方法で第2のコマ情報等を形成すればよい。
【0066】
本発明の画像記録装置においては、現像ユニット6と巻取ユニット8との交換に際し、第1排出ユニット70と第2排出ユニット74とを交換して排出部76に装填することにより、一体型装置用と分離型システム用の画像記録装置としているが、本発明はこれに限定されず、第1排出ユニット70と第2排出ユニット74の両者を装填し、用途に応じて、すなわち下流に接続される装置(現像装置14か巻取機72)に応じて、作動するユニットおよび感光材料Aの搬送経路を切り換えるように構成してもよい。
なお、第1排出ユニット70と第2排出ユニット74との交換を前提とする場合には、排出ユニットの取り外し時には感光材料Aのかぶりを防止するために搬送経路を遮光するシャッタ等を有するのが好ましい。また、排出ユニットの交換を前提とする場合には、取り外される排出ユニット内に感光材料が残っている場合や、下流に接続される装置が排出ユニットに応じたものでない場合等に、アラーム等の警告を発生するように構成するのが好ましい。
さらに、第1排出ユニット70と第2排出ユニット74との両者の機能を有する排出ユニットを作製し、排出部76に装填自在あるいは固定し、用途に応じて両者の機能を切り換えるように構成してもよい。
【0067】
次に、本発明の画像記録装置の特徴とする露光ユニット4の連結機構178について説明する。
本発明の画像記録装置10および12の露光ユニット4の底部には、現像ユニット6の連結機構188および巻取ユニット8の連結機構196と交換可能に接続される連結機構178が設けられる。
【0068】
この連結機構178は、底板180、大径キャスター182、小径キャスター184、アンカーボルト186およびカップ204を有する。
底板180は、露光ユニット4の底面の一部を構成し、小径キャスター184およびアンカーボルト186が設けられるが、後述する他方のユニットの底板190または198の突出部分が挿入された時に面一になり、両底板180と190または198とで露光ユニット4の底部全体を覆うように構成される。なお、両底板180と190または198は図示しない固定手段によって固定されるのが好ましい。
【0069】
大径キャスター182は、露光ユニット4の底面の排出部76側にケーシングから図1の紙面垂直方向に(奥行から)はみ出すように両側に一対、すなわち2個設けられる。一方、小径キャスター184は、露光ユニット4底面の排出部76側の反対側の底板180に2個一対設けられる。すなわち、露光ユニット4は、小径キャスター184に傾斜した状態で4個のキャスターにより移動可能に構成される。大径キャスター182および小径キャスター184の大きさは、接続時に、露光ユニット4の底部に他方のユニット6および8の底板190あるいは198の突出部分が容易に挿入可能な高さとするのがよい。
【0070】
アンカーボルト186は、露光ユニット4と他のユニットとの接続の際に、カップ204とともに露光ユニット4を小径キャスター184が接地面から離れる高さまで持ち上げて支持し、露光ユニット4の支持高さおよび水平を調整するためのものであり、露光ユニット4底面の排出部76側の反対側の底板180の小径キャスター186の近傍に2個一対設けられる。カップ204は、アンカーボルト186の先端部を支持する頂部を持つ台形状支持台であり、アンカーボルト186の上下動が少なくても露光ユニット4を大きく持ち上げることができるようにすることができる。なお、本発明に用いられる大径キャスター182、小径キャスター184、アンカーボルト186およびカップ204はいずれも、従来公知の種々のキャスター、アンカーボルトおよびカップがそれぞれ使用可能であり、特に限定されるものではない。また、アンカーボルト186の上下動が大きくとれれば、カップ204を用いなくてもよい。
【0071】
上述した例では、2個一対の大径キャスター182は、露光ユニット4の底部の奥行全幅に現像ユニット6の底板190および巻取ユニット8の底板198の突出部分が挿入されるように、ケーシングの奥行から両側に突出して取り付けられるが、本発明はこれに限定されず、底板190および198の突出部分の奥行幅を狭くして、2個の大径キャスター182を露光ユニット4の底部のケーシング内側に設けるように構成してもよい。さらに大径キャスター182、小径キャスター184およびアンカーボルト186を設ける位置もその個数も特に限定的ではなく、露光ユニット4の移動や他のユニットとの接続時の設置(支持)を安定して行うことができれば、どこでも、また何個でもよく、例えば、大径キャスターおよび小径キャスター合計で少なくとも3個あればよい。
本発明に用いられる露光ユニット4は基本的に以上のように構成される。
【0072】
本発明の画像記録装置において、排出部76に第1排出ユニット70が装填された露光ユニット4には、現像ユニット6が接続され、一体型装置、すなわち画像記録装置10とされる(図4参照)。現像ユニット6は、感光材料Aの現像装置14と、乾燥装置16と、排出装置18と、連結機構188とを有する。
【0073】
現像装置14は、使用する感光材料Aの種類に応じた湿式の現像処理装置であって、例えば感光材料Aが銀塩写真感光材料であれば、図2に示されるように、発色現像槽136、漂白定着槽138、水洗槽140a、140b、140cおよび140dを有するものであり、露光済の感光材料Aは、搬送ローラ等によって搬送されて、各処理槽に順次浸漬され、それぞれの処理槽において所定の処理を施されて現像され、潜像が顕像化される。
現像が終了した感光材料Aは、次いで乾燥装置16において、公知の方法で乾燥され、排出装置18に搬送される。
【0074】
排出装置18は、切断部142とソータ144とからなる。
切断部142は、コマ情報を検出して、それに応じて感光材料Aを切断し、仕上りプリントとし、一方、ソータ144は、多数の棚を有する通常のソータであって、切断部142によるソート情報の検出結果に応じて回転あるいはスライドして、仕上りプリントを収納する棚を切り換えることにより、ソート情報に応じた所定枚数の仕上りプリントを仕分して収納する。
【0075】
連結機構188は、底板190と、小径キャスター192と、アンカーボルト194およびカップ204とから構成される。
底板190は、現像ユニット6の底部を構成し、小径キャスター192およびアンカーボルト194が設けられる板状部材であるが、現像ユニット6の底部全体を覆い、かつ、接続される側に突出して設けられる。この底板190の突出部分は、前述した露光ユニット4の底板180を有しない部分に挿入される。
【0076】
小径キャスター192は、現像装置14を移動可能に支持できるように、底板190の現像装置14の底部相当部分に4個(2対)、底板190の突出部分の端部に2個(一対)の合計6個(3対)設けられる。また、アンカーボルト194は、カップ204とともに露光ユニット4との接続時、主に現像装置14の重量を支持できるように底板190の現像装置14の底部相当部分に4個(2対)、露光ユニット4の2個のアンカーボルト186とともに主に露光ユニット4の重量を支持できるように底板190の突出部分に2個(一対)の合計6個設けられる。また、6個のアンカーボルト194には、それぞれ1個のカップ204が用いられる。図示例においては、小径キャスター192およびアンカーボルト194は、互いに近接して、6個ずつ設けられているが、これらの設置位置や個数は、特に制限的ではなく、現像ユニット6を安定して移動可能に支持でき、露光ユニット4との接続時に、接続された両ユニットを安定して設置(支持)できれば、どこに設けても、何個設けてもよい。例えば、小径キャスター192は少なくとも3個、アンカーボルト194はカップ204とともに少なくとも2個あればよい。
【0077】
他方、図1に示される排出部76に第2排出ユニット74が装填された露光ユニット4には、巻取ユニット8が接続され、分離型システム用のプリンタ、すなわち画像記録装置12とされる(図5参照)。巻取ユニット8は、図3に示されるように、巻取機72と、連結機構196とを有する。なお、図示例の連結機構196は、図3から明らかなように、前述の現像ユニット6における連結機構188と同様に接続側に突出部分を持つ底板198、6個の小径キャスター200、6個のアンカーボルト202および6個カップ204とから構成されるが、その構成および作用は、連結機構188の底板190、小径キャスター192、アンカーボルト194およびカップ204と同様であるので、その説明は省略する。現像ユニット6と、巻取ユニット8は、露光ユニット4に対して相互に交換可能となる。
【0078】
巻取機72は、巻取芯164と、テンションローラ166と、案内ローラ168および170と、センサ173および175とを有する。
テンションローラ166は、図5に示されるように、一端を支軸172によって回動自在に支持されるアーム174に軸支されており、図示しない付勢手段によって弱く下方(矢印方向)に付勢されている。このテンションローラ166を有することによって、第2排出ユニット74等における感光材料A搬送の停止や再搬送、巻取芯164の回転・停止を吸収することができ、かつ感光材料Aの巻き取りを安定したものとすることができ、また、巻き取りによる第2のコマ情報等の形成への悪影響を無くすことができる。さらに、巻取機72には、アーム174を検出するセンサ173および175が配置される。
【0079】
巻取芯164は、感光材料Aを巻き取る芯棒であって、図示しない回転駆動源に係合され、センサ173および175によるアーム174の検出結果に応じて、駆動・停止して、感光材料Aを巻き取る。
具体的には、搬送手段118および162が駆動して感光材料Aが搬送され、テンションローラ166によって形成される感光材料Aのループが大きくなり、アーム174が下方に回動してセンサ175に検出されると、巻取芯164が回転して感光材料Aを巻き取る。
巻取芯164によって感光材料Aが巻き取られ、テンションローラ166によって形成される感光材料Aのループが小さくなって、アーム174が上方に回動してセンサ173に検出されると、巻取芯164は回転を停止する。
【0080】
巻取芯164に巻き取られた感光材料Aは、現像に供される。
なお、本発明の画像記録装置12においては、巻取芯164が取り外し自在の暗箱等に収納(軸支)されて感光材料Aを暗箱内に巻取る構成とし、巻取った感光材料Aをこの暗箱ごと装置から取り外して現像機に装填するものであってもよく、また、この巻取機72ごと画像記録装置12から取り外して現像機に装填する構成であってもよい。
【0081】
以下、リザーバ34から第2排出ユニット74、巻取芯164への感光材料Aの通紙について説明する。
先に説明した、第1排出ユニット72が装着された態様と同様にして、センサ100に先端を位置して待機していた感光材料Aが搬送され、先端がセンサ154で検出された時点で、搬送手段118による感光材料Aの搬送が停止し、また、ガイド114が開放され、感光材料Aがリザーバ34に収容される。
【0082】
リザーバ34に収容される感光材料Aの量(画像数)が所定量を超えると、搬送手段118および162が駆動して、先端が第2排出ユニット74のセンサ159に検出されるまで感光材料Aを搬送する。
感光材料Aがセンサ159に検出され、また、リザーバ34のセンサ116によって所定以上のループが形成されていることが確認されると、再度搬送手段118および162によって感光材料Aが搬送され、搬送量が所定長になると、例えば、ブザーがなってオペレータに感光材料Aの先端を巻取芯164に巻き付けを行う旨の指示が出される。
【0083】
オペレータは、この指示に応じて、巻取機72のカバー(図示省略)を開放して、感光材料Aを、案内ロー168→テンションロー66→案内ロー170の順で掛回し、先端を巻取芯164に巻き付け、セットする。
次いで、巻取芯164による感光材料Aの巻き取りが行われ、アーム174がセンサ175に検出され、さらにセンサ173に検出されると巻き取りが停止し、例えば、ブザーによって巻き付けが完了したことが報告される。
なお、以上説明した感光材料Aの通紙および巻き付けにおいて、コマ情報がセンサ154に検出されると、前述のように感光材料Aは所定量搬送されて一旦停止し、第2のコマ情報が形成される。
【0084】
以上説明した本発明の画像記録装置10および12は、第1排出ユニット70および第2排出ユニット74は、共に現像装置14や巻取機72とは別体とされているが、本発明はこれに限定されず、第1排出ユニット70を現像装置14に固定した構成とし、また、第2排出ユニット74を巻取機72に固定した構成とし、共に装置本体11の排出部76に装填自在に構成してもよい。
【0085】
本発明の画像記録装置は、基本的にこのような構成を有するものであるが、以下に、その作用について説明する。
まず、露光ユニット4と現像ユニット6とを接続して、一体型装置として使用する場合について、説明する。
最初に、露光ユニット4および現像ユニット6の両者を設置場所付近に移動し、露光ユニット4の大径キャスター182側と、現像ユニット6の底板190の突出した側とを向かい合わせ、露光ユニット4の底部に、現像ユニット6の底板190の突出部分を挿入する。次に、露光ユニット4の2個のアンカーボルト186および現像ユニット6の底板190の6個のアンカーボルト194の下にそれぞれカップ204を配置する。この後、アンカーボルト186およびアンカーボルト194を例えばそのまま手動で、もしくは治具を用いて回転させることにより、露光ユニット4の2個の大径キャスター182と2個の小径キャスター184および現像ユニット6の6個の小径キャスター192が設置面から浮き上がるまで、露光ユニット4および現像ユニット6を持ち上げる。次いで、図4に示すように、アンカーボルト186および194の各々を少しずつ回転させて露光ユニット4および現像ユニット6の高さを微調整して水平とする。
【0086】
最後に、両ユニット4および6の図示しない電力および電気信号等を伝達するコネクタ等の電気的接続手段を接続して、両ユニット4および6を電気的に接続するとともに、両ユニット4と6とを図示しないビス、ボルト、ナット等の固定手段で固定することにより露光ユニット4と現像ユニット6とが完全に接続され、一体化された画像記録装置10となる。なお、カップ204を用いずにアンカーボルト186、194のみで高さを確保してもよいが、カップを用いた方がアンカーボルトを多く回転させる必要がなく、簡便である。
【0087】
このように一体化装置として構成された画像記録装置10において、第1ループ形成部42のセンサ52によってループが検出されなくなると、引き出しローラ36が駆動して所定量の感光材料Aを感光材料マガジン27から引き出して、第1ループ形成部42に搬送する。
第1ループ形成部42に搬送された感光材料Aは、次いで画像位置情報形成部28に搬送される。前述のように、図示例の装置では、記録する画像が確定すると、下流に配置される第2ループ形成部58の搬送ローラ対56が、その画像のプリント1枚分だけ感光材料Aを搬送するので、画像位置情報形成部28は、プリント1枚分だけ感光材料Aが搬送される毎にパンチ50を駆動して、コマ情報(および/またはソート情報)を形成する。
【0088】
コマ情報を形成された感光材料Aは第2ループ形成部58に搬入され、第2ループ形成部58の感光材料Aの量が所定量x以上になると副走査搬送系60が駆動して、露光部30に搬送され、露光ドラム80によって所定の露光位置に保持されつつ副走査搬送される。この搬送により、センサ86がコマ情報を検出して、光ビーム走査装置24による感光材料Aの露光開始位置が検出され、感光材料Aの露光開始位置が露光位置に搬送されると、露光条件に応じて変調しかつ主走査方向に偏向した光ビームLによって、副走査搬送される感光材料Aを走査露光し、潜像を形成する。
潜像が形成された感光材料Aは、第3ループ形成部62に搬入され、第3ループ形成部62の感光材料Aの量が所定量y以上になると、搬送ローラ対98等が駆動してバックプリント部32に搬送される。
【0089】
潜像が形成された感光材料Aは、バックプリント部32を通過することでインクリボンカセットを用いる印字装置102によってフィルム撮影日等の情報をバックプリントされる。ここで、前述のように、第3ループ形成部62から搬出された感光材料Aは、コマ情報がセンサ100に検出される位置で一旦停止し、第3ループ形成部62の感光材料A量に応じてプリント1枚分づつバックプリント部32に搬送されるので、バックプリント位置は、センサ100から印字装置102までの距離に応じて適宜決定すればよい。
【0090】
バックプリントを行われた感光材料Aは、屈曲搬送部107等によってリザーバ34に収容され、待機し、搬送手段118によってリザーバ34から排出され排出部76に搬送される。
【0091】
排出部76に第1排出ユニット70が装填された画像記録装置10の態様においては、第5ループ形成部125のループがセンサ128によって検出されなくなり、搬出される感光材料Aが所定時間以上待機していることが検出されると、搬送手段118が駆動して、感光材料Aがリザーバ34から搬出され、第5ループ形成部125に搬送されて、搬送手段132によって現像装置14に搬送される。
【0092】
現像装置14に搬送された感光材料Aは、所定の速度で搬送されつつ、各槽において、発色現像、漂白定着、水洗の各処理を順次施されて現像され、乾燥装置16で乾燥されて、排出装置18の切断部142で、センサによるコマ情報の検出に応じてプリント毎に切断されて仕上りプリントとされて、ソート情報に応じてソータ144に収納される。
【0093】
次に、このような画像記録装置10の現像ユニット6を、巻取ユニット8と交換して、分離型システムの巻取型装置として使用する場合について説明する。
まず、画像記録装置10の露光ユニット4と現像ユニット6との間の図示しない電気的接続手段による電気的接続および固定手段による機械的接続を外しておく。次にそれぞれのアンカーボルト186、194がその下方に挿入されているカップ204と離れるので、6個のカップ204を外す。6個のアンカーボルト186、194を回転させ、上昇させることにより、露光ユニット4および現像ユニット6の支持高さを下げ、始め大径キャスター182、次に小径キャスター184,192を接地させる。
【0094】
この時は、本発明の画像記録装置10では、露光ユニット4は大径キャスター182のために、小径キャスター184側に傾斜し、露光ユニット4の大径キャスター182側の底面が現像ユニット6の底板190の突出部分から離れた状態となる。キャスター182,184を使って露光ユニット4を、もしくはキャスター192を使って現像ユニット6を、あるいは両者を移動して、露光ユニット4と現像ユニット6とを完全に分離する。
【0095】
このようにして分離した現像ユニット6を設置場所から移動させた後、巻取ユニット8を設置場所に移動させる。次に、排出部76において第1排出ユニット70を取り外して第2排出ユニット74を装填し、露光ユニット4の大径キャスター182側と、巻取ユニット8の底板198の突出した側とを向かい合わせ、露光ユニット4の底部に、巻取ユニット8の底板198の突出部分を挿入する。この後は、前述した現像ユニット6の接続の場合と同様にして2個のアンカーボルト186および4個のアンカーボルト202と6個のカップ204を使って、接続を行うことにより、図5に示されるように、露光ユニット4と巻取ユニット6が完全に連結され、一体化された画像記録装置12となる。このように露光ユニット4との接続方式が現像ユニット6と巻取ユニット8とで共通化されているので、ユーザであっても、仕事量や目的に合わせて容易に一体型装置と分離型システムの巻取型装置との組み替えができる。
【0096】
このような分離型システム用の画像記録装置12においては、センサ116によってリザーバ34に所定のループが形成されていることが確認され、かつ巻取機72のアーム174がセンサ173に検出されると、搬送手段118および162が駆動して、感光材料Aをリザーバ34から第2排出ユニット74を経て巻取機72に搬送する。また、この搬送は、アーム174がセンサ175に検出されると、あるいはセンサ116によってリザーバ34のループが検出されなくなると、停止する。
ここで、搬送手段118等による感光材料Aの搬送は、先に画像位置情報形成部28で形成されたコマ情報が第2排出ユニット74のセンサ154に検出された後、このコマ情報がパンチ156の位置となる所定長搬送されると一旦停止し、パンチ156が駆動して第2のコマ情報を形成する。
【0097】
巻取機72においては、焼付搬送装置22からの感光材料Aの搬入でアーム174が下方に回動し、アーム174がセンサ175に検出されると、感光材料Aの搬入が停止して、同時に巻取芯164が回転して感光材料Aを巻き取る。
また、巻き取りによってアーム174が上方に回動して、アーム174がセンサ173によって検出されると巻き取りは停止し、さらに、センサ116によってリザーバ34に所定のループが形成されていることが確認されると、前述のように巻取機72への感光材料Aの搬入が再開される。
【0098】
なお、このような画像記録装置12の巻取ユニット8を、現像ユニット6と交換して、一体型装置(ミニラボ)として使用する場合にも、前述の画像記録装置10の場合と同様の方法で各ユニットの交換を容易に行うことができる。
【0099】
上述した例においては、分離、接続、交換を行なう画像記録装置の第1および第2のユニットとして、露光ユニットとこれに接続される現像ユニットおよび巻取ユニットを代表例として説明したが、本発明はこれに限定されず、一方のユニットに画像を記録する露光手段を含んでいれば、どのようなユニットであってもよい。例えば、他方のユニットとして切断部や仕分け部をユニット化したものであってもよいし、カットシート状の感光材料を用いる場合には、大量の感光材料シートを収納するカットシートフィーダユニットであってもよい。
【0100】
以上、本発明の画像記録装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0101】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、画像記録装置の2つのユニットの接続、分離および交換を、仕事量や目的に応じて少ない労力で、ユーザレベルの技術でも容易に行うことができる。
また、2つのユニットをそれぞれ露光ユニットと、現像ユニットまたは巻取ユニットとした場合、露光ユニットに現像ユニットを接続すれば、感光材料の露光から現像、切断・仕分けまでを1台の装置で行う一体型装置用の装置に、露光ユニットに巻取ユニットを接続すれば、未現像のまま感光材料を巻き取る分離型システム用の巻取型装置のように、露光済の感光材料の取り扱いが異なる場合であっても、容易かつ確実に両者に対応することが可能である。しかも、本発明によれば、この現像ユニットおよび巻取ユニットは露光ユニットとの接続方式が共通化されており、相互の交換がユーザでも容易に可能であることから、季節時による仕事量の変動が大きく、仕事量や季節や目的に応じて使い分けが必要とされる用途(例えば、ポストカードへの画像記録)に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像記録装置の露光ユニットの一例の概略図である。
【図2】 本発明の画像記録装置の現像ユニットの一例の概略図である。
【図3】 本発明の画像記録装置の巻取ユニットの一例の概略図である。
【図4】 本発明の画像記録装置の一例の概略図である。
【図5】 本発明の画像記録装置の別の例の概略図である。
【図6】 図に示される画像記録装置の部分拡大概略図である。
【図7】 図に示される画像記録装置の部分拡大概略図である。
【符号の説明】
4 露光ユニット
6 現像ユニット
8 巻取ユニット
10,12 画像記録装置
11 装置本体
14 現像装置
16 乾燥装置
18 排出装置
20 電装部
22 焼付搬送装置
24 光ビーム走査装置
26 感光材料供給部
27 感光材料マガジン
28 画像位置情報形成部
30 露光部
32 バックプリント部
34 リザーバ
36 引き出しローラ対
38,52,54,86,92,94,100,105,110,116,128,154,159,173,175 センサ
40,50,52a,52b,88,90,96,104,114,122,130,152,158 ガイド
42 第1ループ形成部
44 搬送ローラ
82,84 ニップローラ
50,156 パンチ
56,98 搬送ローラ対
58 第2ループ形成部
60 副走査搬送系
62 第3ループ形成部
70 第1排出ユニット
72 巻取機
74 第2排出ユニット
76 排出部
80 露光ドラム
102 印字装置
106,120,160 搬送ローラ
107 屈曲搬送部
108 エンドレスベルト
112 第1カッタ
124 第2カッタ
125 第5ループ形成部
136 発色現像槽
138 漂白定着槽
140a,140b,140c,140d 水洗槽
142 切断部
144 ソータ
150 第2画像位置情報形成部
162 搬送手段
164 巻取芯
166 テンションローラ
168,170 案内ローラ
172 支軸
174 アーム
178,188,196 連結機構
180,190,198 底板
182 大径キャスター
184,192,200 小径キャスター
186,194,202 アンカーボルト
204 カップ

Claims (8)

  1. 第1のユニットと、この第1のユニットに交換可能に接続される第2のユニットとを有し、前記第1および第2のユニットのいずれか一方に感光材料を露光する露光部を具備する画像記録装置であって、
    前記第1のユニットは、その底面に、前記第1のユニットを移動可能に支持する少なくとも3個のキャスターおよび前記第2のユニットとの接続時に延出して前記第1のユニットを支持する上下動可能な少なくとも2個の支持手段を具備し、
    前記第2のユニットは、その底面に、前記第2のユニットを移動可能に支持する少なくとも3個のキャスターおよび前記第1のユニットとの接続時に延出して前記第2のユニットを支持する上下動可能な少なくとも2個の支持手段と、前記第2のユニットの底面からこの底面に平行に突出し、前記第1のユニットの底面に挿入され、前記第1のユニットとの接続時に前記第1のユニットの底面が載置固定される底板とを具備し、
    さらに、前記第1のユニットと第2のユニットとの接続時に、前記第1のユニットと第2のユニットとを固定する手段を具備し、
    前記第1のユニットの少なくとも3個のキャスターのうち、前記第2のユニットが接続される側に設けられる少なくとも1個のキャスターを、他のキャスターよりも大径の大径キャスターで構成して、前記第1のユニットを、傾斜した状態で移動可能に構成し、
    前記第1のユニットの前記大径キャスターおよび前記他のキャスターの大きさは、前記第2のユニットとの接続時に、前記第1のユニットの底面に前記第2のユニットの底板の突出部分が容易に挿入可能な高さに前記第1のユニットを支持する大きさであり、
    前記第2のユニットの底板上に前記第1のユニットに載置した状態で固定手段によって固定された前記第1および第2のユニットを前記第1のユニットの少なくとも2個の支持手段および前記第2のユニットの少なくとも2個の支持手段で支持し、所定位置に設置するよう構成したことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記第1のユニットの少なくとも3個のキャスターは、接続側に設けられる一対の前記大径キャスターおよび接続側と反対側に設けられる一対のキャスターであり、
    前記第2のユニットの少なくとも3個のキャスターは、前記底板の先端に設けられる一対のキャスターならびに前記第2のユニットの底面の接続側およびその反対側にそれぞれ各一対ずつ設けられるキャスターであり、
    前記第1のユニットの少なくとも2個の支持手段は、接続側と反対側に設けられる一対の支持手段であり、
    前記第2のユニットの少なくとも2個の支持手段は、前記底板の先端に設けられる一対の支持手段ならびに前記第2のユニットの底面の接続側およびその反対側にそれぞれ各一対ずつ設けられる支持手段である請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記支持手段は、上下動可能なアンカーボルトと、このアンカーボルトの下側に配置され、前記アンカーボルトを支持するカップを有する請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像記録装置であって、さらに前記第1のユニットと前記第2のユニットとを電気的に接続する着脱自在なコネクタとを有することを特徴とする画像記録装置。
  5. 前記第1のユニットが、ロール状に巻回された未露光感光材料を装填する感光材料供給部と、前記感光材料を所定の経路で搬送する搬送手段と、前記感光材料を像様露光する露光手段と、前記感光材料の長手方向の画像位置情報を記録する手段と、露光済の前記感光材料を排出する排出部とを有する露光ユニットである請求項1〜4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 前記第2のユニットが、前記露光済感光材料の現像処理を行う現像手段と、前記感光材料を乾燥する乾燥手段と、現像済の前記感光材料を排出する排出部とを有する現像ユニットである請求項1〜5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 前記第2のユニットが、前記露光済感光材料をロール状に巻き取る巻取部とを有する巻取ユニットである請求項1〜5のいずれかに記載の画像記録装置。
  8. 前記第2のユニットとして、請求項6に記載の現像ユニットおよび請求項7に記載の巻取ユニットが、前記第1のユニットとしての請求項5に記載の露光ユニットに相互に交換可能に接続される請求項1〜4のいずれかに記載の画像記録装置。
JP28446996A 1996-10-25 1996-10-25 画像記録装置 Expired - Fee Related JP3734577B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28446996A JP3734577B2 (ja) 1996-10-25 1996-10-25 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28446996A JP3734577B2 (ja) 1996-10-25 1996-10-25 画像記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10133286A JPH10133286A (ja) 1998-05-22
JP3734577B2 true JP3734577B2 (ja) 2006-01-11

Family

ID=17678939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28446996A Expired - Fee Related JP3734577B2 (ja) 1996-10-25 1996-10-25 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3734577B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6422285B2 (ja) * 2014-09-30 2018-11-14 キヤノン株式会社 プリンタおよびスタッカ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10133286A (ja) 1998-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0672937B1 (en) Photographic material feeder apparatus
US7277114B2 (en) Image recording apparatus and method
US5614986A (en) Photographic printing apparatus
JP3734577B2 (ja) 画像記録装置
JP3158792B2 (ja) 写真焼付方法及び装置
JP3529211B2 (ja) 画像位置情報の形成方法
US5668645A (en) Method and apparatus for printing films
JPH10186529A (ja) 焼付現像機
JP3634910B2 (ja) 画像記録装置
US5621496A (en) Photoprinting process and device
JP3653651B2 (ja) 画像記録装置及び記録材料供給ユニット
JPH09179210A (ja) 画像記録装置
JPH09304838A (ja) 画像記録装置
JP3156490B2 (ja) 写真感光材料の供給装置
JP3628456B2 (ja) 画像記録装置
US6804032B2 (en) Image recording device
JPH09216446A (ja) プリント装置
JPS61275736A (ja) 写真プリンタにおけるウエブ状感光材料の搬送装置
JPH09258418A (ja) リザーバ
JPH11174588A (ja) 画像記録装置
JP2652283B2 (ja) 自動現像プリント装置
JPH09329886A (ja) 写真焼付現像装置
JPH09131921A (ja) 画像記録装置
JPH11174589A (ja) 記録材料マガジン
JPH09329868A (ja) 感光材料用マガジン

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees