JPH09329868A - 感光材料用マガジン - Google Patents

感光材料用マガジン

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JPH09329868A
JPH09329868A JP15261696A JP15261696A JPH09329868A JP H09329868 A JPH09329868 A JP H09329868A JP 15261696 A JP15261696 A JP 15261696A JP 15261696 A JP15261696 A JP 15261696A JP H09329868 A JPH09329868 A JP H09329868A
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sensor
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Takehisa Murayama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マガジンを写真焼付現像装置の収納部に装填
するときに、装填動作に連動して開口部が自動的に開く
ようにして露光部分の無駄をなくす。 【解決手段】 ロールペーパをコアの外周面に巻き付
け、コアを暗箱131内で回転可能に設け、ロールペー
パの巻き終わりの端部から開口部133を介して連続供
給するために、写真焼付現像装置の収納部2bに対して
着脱自在に装填される印画紙用マガジン3であって、開
口部133を常時閉状態にして光を遮蔽するとともに、
暗箱131を収納部への装填状態にすることで開口部1
33を開状態にするための押しピン145とカム部材1
40、141、シャッター板134を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光材料用マガジン
に係り、特にコアの外周面に巻き付けられた印画紙のロ
ールペーパを使用する写真焼付現像装置に使用されるロ
ールペーパマガジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定のカットサイズに予め切断された印
画紙(以下ペーパーと呼ぶ)の乳剤面上に露光焼付けを
行った後に、現像、漂白、水洗用の処理液体を内蔵した
処理槽内を順次通過するように搬送してから、乾燥して
外部に排出するように構成した写真焼付現像装置が実用
化されている。
【0003】例えば、米国特許番号5、307、114
号に開示されている写真焼付現像装置によれば、ペーパ
ーマガジン内において光を遮断して内蔵されている連続
ロールペーパーをカッターユニットにより、所望のカッ
トサイズに予め切断した後に、乳剤面を上にして露光焼
付け部に搬送してから、スキャナーにセットされたフィ
ルムにより所望のサイズに露光焼付けした後に、下流に
搬送して現像、漂白、水洗用の処理液体を内蔵した処理
槽中を順次通過させた後に、乾燥してから外部に排出す
るように構成された装置が提案されている。
【0004】また、この装置によれば、所望サイズに露
光する際に、露光焼付け部においてペーパーを回転する
必要のある場合にはペーパーを90度回転してから露光
焼き付けをする機能と、フィルムの現像を行う機能を一
体的に備える一方で、ペーパーマガジンにおいて光を遮
断するようにして内蔵されている連続ロールペーパーを
カッターユニットにより所望サイズに予め切断し、乳剤
面を上にして露光焼付け部に搬送してから、スキャナー
による露光焼付けを行ってから、搬送路の切り換えを行
って下流側の搬送部に搬送できるようにして、処理槽を
通過するようにして現像、定着、水洗を行い、乾燥後に
完成した写真を得るように構成されている。
【0005】このように構成される装置によれば、連続
する印画紙のロールペーパをコアの外周面に巻き付けて
おき、巻き終わりの端部から連続供給するロールペーパ
マガジンが使用される。
【0006】このロールペーパマガジンによれば、暗室
内においてロールペーパマガジンの蓋を開き、連続する
印画紙のロールペーパをコアの外周面に巻き付けた状態
のものをマガジンにセットし、蓋を閉じて光がマガジン
内部に入ることがないようにし、ロールペーパの巻き終
わりの端部をマガジン開口部から一部出るようにしてお
き、写真焼付現像装置の収納部に対して装填してから、
駆動ローラと従動ローラにペーパの先端を噛ませるよう
にしてセットを終了するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来からのロールペーパマガジン(感光材料用マガ
ジン)によれば、ロールペーパの巻き終わりの端部をマ
ガジン開口部から一部出るようにしておき、写真焼付現
像装置の収納部に対して装填した後に、駆動ローラと従
動ローラに先端を噛ませる作業が伴うので面倒であっ
た。また、駆動ローラと従動ローラに先端を噛ませるま
での部分は装置のカバーを開く状態で行うので露光して
しまうので、露光した部分が無駄になってしまう問題が
あった。また、写真焼付現像装置側の露光焼付け部を挟
んで左右対称にロールペーパマガジンの左右収納部を配
設する場合には夫々左右勝手違いにロールペーパマガジ
ンを設計している。
【0008】したがって、本発明は上述した問題点に鑑
みてなされたものであり、感光材料用マガジンを写真焼
付現像装置の収納部に装填するときに、装填動作に連動
して開口部が自動的に開くようにして露光部分の無駄を
なくせるようにすることをその目的としている。
【0009】また、写真焼付現像装置側の露光焼付け部
を挟んで左右対称にロールペーパマガジンの左右収納部
を配設する場合において共通に使用できる感光材料用マ
ガジンの提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、長尺の感光材
料が巻回されて回転可能なコアを内装し、前記感光材料
の端部から開口部を介して連続供給するために写真焼付
現像装置の収納部に対して着脱自在の感光材料用マガジ
ンであって、離脱時には前記開口部を遮蔽し、装着時に
前記開口部を開放するための開閉手段を具備することを
特徴としている。
【0011】また、前記開閉手段は、前記収納部または
左右の収納部への装填状態にするときに側面部位に穿設
された孔部に潜入するように前記収納部の奥側の壁面上
に垂設された棒状部材と、前記棒状部材の前記潜入によ
る動きを下方に向かう運動に変換するためのカム部材
と、前記カム部材を固定するとともに前記開口部を前記
開状態にするシャッター板とから構成されることを特徴
としている。
【0012】そして、前記開閉手段は左右対称に構成さ
れ、前記写真焼付現像装置側の露光焼付け部を挟んで左
右対称に配設される左右収納部のいずれに対しても共通
に使用できるようにすることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施形態に
ついて添付の各図面を参照して述べる。
【0014】先ず、図1は写真焼付現像装置1の全体構
成の要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けら
れるカバーを全て取り外して示した外観斜視図であり、
オプション設定されるペーパーマガジン左収納部2aを
増設した様子を示しており、また完成写真の排出部につ
いては省略して示してある。
【0015】本図から明らかなように、装置1は縦長偏
平に構成することで、極力占有面積を取らないようにす
る一方で、前面から主要な各部分に簡単にアクセスでき
るように配慮されている。この結果、特に我が国におけ
る狭い店内等において壁面に対してかなり近接するよう
に装置1を設置した場合であっても、日常行われるべき
種々の作業である処理液の交換乃至補充の際に、簡単に
使用できるようにするとともに、装置1の背面に対する
アクセスを極力不要するようにしている。
【0016】また、このペーパーマガジン左収納部2a
は、図中の矢印Yで示された装置1の側面から分離可能
に取付けられるものであり、カッターユニット4ととも
に増設できるようにして、図示のように2個のペーパー
マガジン3を同時に装填可能にしている。このようにし
て、より需要の高い使用頻度となった場合には、ペーパ
ーマガジン3を適宜増設できるようにして、ペーパーマ
ガジン右収納部2bのみを配設した状態で完成された写
真焼付現像装置1を、最初にラボや写真館等に導入する
ようにしておき、導入後の使用頻度とパノラマ写真を含
むペーパーの消費量に基づき、適宜ペーパーマガジン左
収納部2aを増設可能にしている。
【0017】一方、写真焼付面側に発色乳剤を予め塗設
した印画紙(以下ペーパーと呼ぶ)は、所定幅寸法(例
えば、89mm幅)の連続した長尺ロールペーパーとし
て捲回状態で、かつ光を完全に遮断した状態にされてペ
ーパーマガジン3内において回転自在に内蔵されてい
る。
【0018】このペーパーマガジン3は、ペーパーマガ
ジン左収納部2aとペーパーマガジン右収納部2bに対
して共通に使用できるようにするために、図示のように
左右対称に構成されるとともに、表裏面の両方の壁面に
おいて取出し装填用のハンドル3aが夫々設けられてい
る。また、内蔵のロールペーパーをマガジン3の外部に
排出する際の開口部の自動開閉機構を構成するための後
述するシャッター板134は、ペーパーマガジン右収納
部2bとペーパーマガジン左収納部2aのいずれに挿入
した場合でも同じように自動的に開閉するように構成さ
れており、構成部品の共通化を図るとともに使い勝手を
向上させている。
【0019】また、このペーパーマガジン3に近接して
設けられるカッターユニット4は後述するように、連続
搬送されるペーパーPを焼付け前に所望サイズに切断す
るためのものであり、このカッターユニット4により所
定のカットサイズに切断されたペーパーPは、先ず暗箱
7内に設けられた露光焼付部5に搬送されて、テーブル
8上に一時的に吸着固定されて、焼付けのための準備が
整い、二点鎖線で図示のスキャナー6に対してフィルム
Fを順次駒送りして、ズームレンズ等からなる光学系6
aを自動または手動にて調整して所望のサイズの像をペ
ーパーP上に結像して焼付けるように構成されている。
【0020】この焼付け動作の後に、カッターユニット
4の上方に配設された副搬送部9に向けてパーパーPを
搬送し、続いて主搬送部10に搬送する。この主搬送部
10にはペーパーの搬送途中において挨拶文等を写真に
焼付けるためのグリーティングユニット11が簡単に着
脱自在になるように設けられている。このために、主搬
送部10へは頻繁にアクセスする必要があり、主搬送部
10は後述するように筐体2の手前に簡単に引き出せる
ように構成されている。
【0021】また、この主搬送部10の下流側には焼付
け後のペーパーの現像、漂白、水洗を順次行うための処
理槽12が図示のように階段状に設けられており、処理
槽12の間に設けられた反転ロール13により方向転換
して乾燥ユニット17に送り込むようにして乾燥後に、
最終的に装置1の外部に排出するように構成されてい
る。
【0022】一方、処理槽12の中段の下方部位には処
理液の補充用の補充タンク15が設けられる一方で、タ
ンクの下方のドレイン14を介して使用済みの処理液を
回収できるようにして、前面のカバー(不図示)のみを
開くことで、日常必要となる作業が全てできるように配
慮されている。
【0023】そして、乾燥ユニット17の下方の空間を
占める筐体2内には電源部19が設けられるとともに、
この電源部19の上には上記の処理槽12に関係する種
々の制御を行うためのプロセッサー制御ユニット18が
配設されており、上記の暗箱7の左側面に固定されたペ
ーパー搬送を司る主制御ユニット16との間で種々の制
御データの交換を行いつつ装置全体の制御を行うように
構成されている。
【0024】次に、図2は、図1の主搬送10における
ペーパー搬送の様子を示した要部拡大の外観斜視図であ
る。
【0025】本図において、既に説明済みの構成には同
一符号を付して説明を割愛して述べると、カッターユニ
ット4で切断されたペーパーPはテーブル50上に穿設
された多数の孔部の吸着作用により隙間なくテーブル側
に吸引される。このテーブル50の下方には旋回モータ
により図示の矢印d3方向に回転可能な吸着部51が搬
送方向に往復移動可能に設けられており、図示の位置に
おいてペーパーPを保持して焼き付けを行うようにして
いる。
【0026】この焼き付け後に、ペーパーPは矢印d4
方向に主搬送部10に向けて搬送されて図中のペーパー
P1の位置で、大判PLであるか否かの判断がされた後
に、矢印d5方向に搬送される。ここで、ペーパーサイ
ズが小型(127×89mm)の時はP3、P4、P
5、P6の位置になるように、左右に振り分けて搬送す
るようにして、処理槽12内を2列になるように搬送す
る。このように2列搬送するようにして、処理速度をア
ップできるようにしている。また、パノラマ写真(25
4×89mm)のように縦長の場合も同じように2列で
搬送できるようにしている。
【0027】一方、フィルムスキャナー6に装填される
フィルムの搬送方向に対して直交するように焼付けを行
いたい場合には、旋回モータ52を矢印d3方向に90
度駆動して焼付けを行えるようにして、同一種類のペー
パーのままで、複数種類の異なるサイズを全て焼付け処
理できるように構成されている。
【0028】図3は、図1に示した主搬送部10、処理
槽12他を取出す様子を示した外観斜視図である。本図
において、ペーパーマガジン3は不図示のカバーを開い
た後に、矢印f1、f2方向に夫々取出せるように構成
されている。また、カッターユニット4は矢印f3方向
に、また副搬送部9は不図示の固定ネジを取り外した後
に、矢印f4方向に夫々取り出せるように構成されてい
る。
【0029】一方、主搬送部10は、かなりの重量があ
るので破線図示の位置と実線図示の位置になるように矢
印f5方向に移動した後に、片支持状態で移動状態を保
持できるようにして、後述の印字ヘッドのインクリボン
交換作業や上記のグリーティングユニットを含む各ユニ
ット11を交換する作業を簡単にできるようにしてい
る。そして、処理槽12は図中の矢印f7に、また反転
ロール13は矢印f6方向に夫々取出せるようにして、
水洗作業等を簡単に行えるようにしている。以上が装置
1の設計思想を繁栄した構成である。以下に個別の構成
について図4から図26の図面に基づき述べる。
【0030】図4は、写真焼付現像装置1のペーパー搬
送部のブロック図であり、図5は図4の下方部分の要部
のブロック図である。
【0031】先ず、図5においてロールペーパーマガジ
ン3のロールペーパーRPの駆動を行うためにロールペ
ーパーRPのコアに設けられたギアに対して噛合するギ
アを駆動するためのロールペーパー駆動源であるステッ
ピングモータからなる第1モータ20が筐体2に固定さ
れている。この第1モータ20の所定パルス数の正逆方
向の回転駆動によって、後述のようにロールペーパーR
Pの直径を自動計測するとともに、ペーパーのたるみを
積極的に発生するようにして、ペーパー搬送時における
負荷を低減して、正確な搬送が行えるようにしている。
【0032】また、筐体2に固定される不図示の基部に
おいて回動自在に設けられたクラッチ付きドライブロー
ラ21にはアイドルローラ22が同時に回転するように
当接状態で回動自在に設けられている。尚、これ以降説
明する各ドライブローラは筐体2に固定される不図示の
基部において回動自在に設けられる一方で、各アイドル
ローラはドライブローラと共に同時に回転するように当
接状態で回動自在に設けられているので、単純に名称の
みで説明する。
【0033】次に、クラッチ付きドライブローラ21と
クラッチ付きドライブローラ25にはステッピングモー
タの第2モータ23の出力軸に固定されたタイミングプ
ーリ23aに張設されているタイミングベルト24が掛
けられており、制御回路からのパルスに応じた第2モー
タ23の駆動により、各ドライブローラを駆動するよう
に構成されている。
【0034】また、ペーパーマガジンの装填直後には、
第2モータ23の駆動によりペーパーの先端が第1セン
サS1を通過してクラッチ付きドライブローラ25に対
向して設けられているアイドルローラ26の部位まで搬
送され、さらに第2センサS2を通過してから、カッタ
ーユニット4の固定刃29と回転刃30の間を通るよう
にしている。
【0035】一方、副搬送部9は、上記のように露光焼
付け後のペーパーPを主搬送部10に送るために設けら
れており、ソレノイド31により揺動されるガイド板3
2が回転刃の近傍に配設されており、ソレノイド31の
駆動によりカッターユニット4の切断時には待避する一
方で、露光焼付け後にドライブローラ35とアイドルロ
ーラ36の逆回転により戻ってきたペーパーを主搬送部
10に搬送するときには、ガイド板32を不図示のバネ
力により下方に移動するようにして、ペーパーをアイド
ルローラ33とドライブローラ34の間に送るようにし
ている。
【0036】このために、副搬送部9にはステッピング
モータの第4モータ40の出力軸に設けられたプーリ4
0aに噛合しているタイミングベルト38がドライブロ
ーラ35と、ドライブローラ34に対して張設されてい
る。
【0037】また、ソレノイド37はドライブローラ3
5をアイドルローラ36に対して圧接する状態とドライ
ブローラ35をアイドルローラ36から離れる状態との
間を移動するように構成されている。
【0038】以上の構成により、第1モータ20と第2
モータ23と第4モータ40を後述するように個別に駆
動することにより、パーパーの搬送を行う一方で、装置
1の起動時には露光焼付け部5のテーブル50の裏面に
設けらている第3センサS3までパーパー搬送するよう
にしている。
【0039】図中の二点鎖線で図示のカッターユニット
4は回転刃30をカッター駆動用モータである第3モー
タ27の回転により駆動して切断するものであり、回転
刃30の位置検出をドグ検出用センサ28で行うように
して、後述するように切断直後に副搬送部9の起動が行
えるようにして高速化を図るようにしている。
【0040】切断後のペーパを露光焼付け位置において
保持するための吸着部51は旋回モータ52上に搭載さ
れている。この吸着部51にはバキュームバルブ53が
接続されており、さらに配管54を介して真空ポンプ5
5に接続されている。また、吸着部51と旋回モータ5
2は不図示のキャリッジに搭載されており、第5モータ
56の出力プーリとタイミングプーリ59との間に張設
されているタイミングベルト57によりキャリッジを往
復駆動するように構成されている。また、ファン58は
テーブルに穿設された吸引孔において負圧を発生するた
めにテーブル下方において気密室内に設けられている。
【0041】再度、図4を参照して、副搬送部のアイド
ルローラ33とドライブローラ34の上流側には、主搬
送部10のドライブローラ60とアイドルローラ61の
ペアが設けられている。また、ドライブローラ60とア
イドルローラ61のペアの上流には第5センサS5が設
けられており、さらに上流側にはドライブローラ62と
アイドルローラ63のペアが、そして上述のグリーテイ
ングユニットを装填する開口部の上方にはドライブロー
ラ64とアイドルローラ65のペアが夫々配設されてい
る。以上のドライブローラ60、62、64はステッピ
ングモータからなる第6モータ80から駆動力を得るよ
うに構成されている。
【0042】次に、図2を参照して述べたように、ペー
パーサイズが小型であって2列搬送できる場合にはP
3、P4、P5、P6の位置になるように、左右に振り
分けて搬送する振り分け動作を行うためのドライブロー
ラ66とアイドルローラ67のペアと、ドライブローラ
68とアイドルローラ69のペアが設けられている。
【0043】また、このドライブローラ66とアイドル
ローラ67のペアの下流側には、搬送されてきたペーパ
ーの先端と幅を検出するための第6センサS6が配設さ
れている。
【0044】そして、ドライブローラ68とアイドルロ
ーラ69のペアの上流側にはドライブローラ70とアイ
ドルローラ71のペアが配設されている。また、その上
流には第7センサS7と、第8センサS8が配設されて
おり、ペーパーの搬送位置を上記の第1センサS1〜第
6センサS6と同じように非接触で光学的に検出するよ
うにしている。
【0045】主搬送部10の最上部には、処理槽12の
各搬送ローラを駆動するために設けられている不図示の
モートルから動力をカプリングを介して得るようにした
ドライブローラ72がアイドルローラ73と、アイドル
ローラ74とともに回動するように設けられており、シ
ャッターソレノイド75により開閉される不図示のシャ
ッターを介してペーパーを処理槽12に送るようにして
いる。
【0046】一方、第10センサS10により初期位置
化される第8モータ82は、左右に振り分ける動作を行
うためのドライブローラ66とアイドルローラ67のペ
アと、ドライブローラ68とアイドルローラ69のペア
を左右に駆動するためのものであり、同様にステッピン
グモータである。
【0047】以上の各モータとセンサは所定のモータド
ライバとセンサアンプを実装している上記の主制御部1
6に接続されており、後述の制御が行われる。
【0048】図6は、主搬送部10の正面図であり、ま
た図7は図6のローラ配置を示した模式図である。両図
において、図5、図6で既に説明済みの構成には同一符
号を付して説明を割愛して述べる。
【0049】この主搬送部10は、左右に略対称に設け
られる2個のベースプレート79の間に上記の各モー
タ、各ローラを設けるものであり、図7に示した開口部
79aにおいて、グリーティング各ユニット11を装填
可能にしている。また、第6モータ80、第7モータ8
1、第9モータ83は、図6に示したように配設されて
いる。
【0050】先ず、第6モータ80のタイミングプーリ
80aにはタイミングベルト84がテンションローラ8
5でバックを押すようにして掛けられており、ドライブ
ローラ60、62の不図示のタイミングプーリをベルト
駆動するように構成されている。また、ドライブローラ
62の不図示のタイミングプーリとドライブローラ64
の不図示のタイミングプーリの間にはタイミングベルト
86が張設されており、第6モータ80の回転駆動力を
各ドライブローラに伝達するように構成されている。
【0051】また、第7モータ81の出力軸に固定され
ているタイミングプーリ81aにはワンウエイクラッチ
91が内蔵されており、ペーパー搬送方向にのみタイミ
ングプーリ81aを駆動できるようにしている。そし
て、振り分け後において下流側の第9モータ83による
ペーパー搬送に受け継がれて、次のペーパーを振り分け
るために第7モータ81への通電が停止されたときに、
第7モータ81のディテントトルク負荷の影響が第9モ
ータ83によるパーパー搬送に及ぶことがないように構
成されている。
【0052】第7モータ81の出力軸に固定されている
タイミングプーリ81aと、ドライブローラ66の不図
示のタイミングプーリとの間にはタイミングベルト87
が張設されている。また、ドライブローラ66と、ドラ
イブローラ68の間にはテンションローラ89で所定張
力を発生するようにしてタイミングベルト88が張設さ
れている。また、第9モータ83の出力軸に固定されて
いるタイミングプーリ83aと、ドライブローラ70の
不図示のタイミングプーリとの間にはタイミングベルト
90が張設されている。
【0053】次に、図7において、既に説明済みの構成
には同一符号を付して説明を割愛して、未説明部分につ
いて述べると、ドライブローラ60、62の間には、バ
ックプリント用のドットマトリックスヘッドである第1
印字ヘッド95と、不図示の第2印字ヘッドが配設され
ており、交換自在に設けられるインクリボンカートリッ
ジ96のインクリボンを介して所望のマトリックス文字
情報を記録するように構成されている。
【0054】また、印字ヘッドは従来のように1個のみ
設けられる機種と、新企画フィルムのIXフィルムのよ
うにより多くの情報をペーパ裏面上に記録印字する必要
のある場合の機種には、1個の印字ヘッドによる1列の
印字では不十分であるので、2列で記録するように2個
が併設される。また、図7に示したように各ローラの軸
間距離D1、D2は最少サイズのペーパー搬送に支障が
ないように設定されていることは言うまでもない。
【0055】さらに、ベースプレート79の右縁部には
上下において凹部が形成されており、これらの凹部にお
いて、引き出したときに荷重を支持する機能と前後方向
にスライドする機能を備えた上スライドレール200
と、下スライドレール201が潜入するように構成され
ている。また、第6センサS6は上記のように先端検出
用のS6−1と、幅検出用のS6−2からなる。
【0056】次に、図8は、上記のオプション設定され
るペーパーマガジン左収納部2aを増設した後の様子を
示したブロック図である。本図において、基本的にはテ
ーブル50を対称にするとともに、図5で説明の構成か
らガイド板32を省くようにして構成されるものであ
り、上記のようにペーパーマガジン3を含み、極力共通
部品を使用して構成している。
【0057】また、本図において、既に説明済みの構成
には同一符号を付して説明を割愛して特徴部分に限定し
て述べると、ペーパーマガジン左収納部2aに装填され
るロールペーパーマガジン3のロールペーパーの駆動を
行うためにロールペーパーのコアに設けられたギアに対
して噛合するギアを駆動する第11モータ320が筐体
2に固定されている。この第1モータ320の制御回路
からの所定パルス数に応じた正逆方向の回転駆動によっ
て、後述のようにロールペーパーの直径を自動計測する
とともに、ペーパーのたるみを積極的に発生するように
して、ペーパー搬送時における負荷を低減して、正確な
搬送が行えるようにしている。また、筐体2に固定され
る不図示の基部において回動自在に設けられたクラッチ
付きドライブローラ321にはアイドルローラ322が
同時に回転するように当接状態で回動自在に設けられて
いる。
【0058】次に、このクラッチ付きドライブローラ3
21とクラッチ付きドライブローラ325にはステッピ
ングモータの第12モータ323の出力軸に固定された
タイミングプーリに張設されているタイミングベルト3
24が掛けられており、第12モータ323の所定パル
ス数の駆動により、各ドライブローラを駆動するように
構成されている。
【0059】また、ペーパーマガジン装填直後には、第
2モータ323の駆動によりペーパーの先端が第11セ
ンサS301を通過してクラッチ付きドライブローラ3
25に対向して設けられているアイドルローラ326の
部位まで搬送され、さらに第12センサS302を通過
してから、カッターユニットの固定刃329と回転刃3
30の間を通るようにしている。
【0060】一方、副搬送部309は、切断後のペーパ
ーを露光焼付部5に送るために設けられており、このた
めに副搬送部309にはステッピングモータの第14モ
ータ340の出力軸に設けられたプーリに噛合している
タイミングベルト338がドライブローラ335に対し
て張設されている。
【0061】また、ソレノイド337はドライブローラ
335に対してアイドルローラ336を圧接する状態
と、ドライブローラ335から離れる状態との間を移動
可能にするためのものである。以上の構成により、第1
1モータ320と第12モータ323と第14モータ3
40を個別に駆動することにより、パーパー搬送を行う
一方で、装置1の起動時には露光焼付け部5のテーブル
50の裏面に設けらている第4センサS4まで搬送する
ようにして、ロールペーパの巻き径測定及びセンサS3
02とセンサS4の間の距離測定を行うようにしてい
る。
【0062】また、図中の二点鎖線で図示のカッターユ
ニットは回転刃330をカッター駆動用モータである第
13モータ327の回転により駆動して切断するもので
あり、回転刃330の位置検出をドグ検出用センサ32
8で行うようにして、後述するように切断直後に副搬送
部9の起動が行えるようにして高速化を図るようにして
いる。
【0063】以上のようにオプション設定される構成に
より、切断後のペーパをテーブルに穿設された吸引孔に
おいて吸引しつつ上記の搬送機構により吸着部51まで
搬送して露光焼付けを行い、副搬送部9に送るようにし
て、ペーパー左収納部2bに装填されたマガジンから搬
送できない幅のロールペーパの供給ができるようにして
いる。
【0064】次に、図9は図6のA‐A矢視図であっ
て、主搬送部10を筐体2の前面部2fから手前に引出
して上スライドレール200と下スライドレール201
により支持した様子を示した図である。本図において、
既に説明済みの構成には同一符号を付して説明を割愛し
て、特徴部分に限定して述べると、上記の第7モータ8
1と第9モータ83は手前側のベースプレート79に固
定されており、各タイミングベルト87、88、90が
図示のように各ドライブローラのタイミングプーリに対
して張設されており、必要に応じて図示の支持状態であ
っても簡単に交換できるようにしている。また、上記の
ように左右に振り分けるためにドライブローラ66、6
8を左右に駆動するために主キャリッジ100を左右に
往復駆動するための第8モータ82と、ドライブローラ
60、62、64を駆動するための第6モータ80と
は、図示のように一方のベースプレート79上に固定さ
れている。
【0065】さらに、処理槽に設けられる不図示の駆動
モートルから駆動力を得るようにした、ドライブローラ
72にはドライブスプロケット72aが連動しており、
主搬送部10を筐体2の奥側まで挿入セットした状態に
おいて、自動的に噛合するようにして、駆動力を得るよ
うに構成されている。一方、図面下方の第1印字ヘッド
95と第2印字ヘッド97は上記のように併設されてい
る。
【0066】以上のように多数の構成部品を互いのベー
スプレート79に取り着けるとともに、ベースプレート
79の間には互いを連結する補強部材を兼ねる上プレー
ト105と、下プレート106が設けられている。この
上プレート105は2枚のベースプレート79間を連結
するようにネジ等により完全に固定されている。この上
プレート105には図示のように略家形になるようにし
て穿設された係止孔105a、105bが設けられてお
り、その屋根の頂点部において、上スライドレール20
0側の側面部位に固定されたフランジ付きピン200
a、200bが潜入するようにして、主搬送部10の上
部の荷重を支持するようにしている。
【0067】また、主搬送部10をスライドレール20
0から分離する場合には、主搬送部10を上方に持ち上
げることでピン200a、200bを係止孔105a、
105bの屋根部から下側に移動してから、ピンのフラ
ンジ部を通過させて取り外すように構成されている。
【0068】一方、下プレート106は2枚のベースプ
レート79間を上下方向に移動自在になるように設けら
れている。このために下プレート106の両縁部はベー
スプレート79に略平行になるように曲げ加工されてお
り、この曲げ加工部において左右一対のピン110、1
11が植設されており、これらのピン110、111が
ベースプレートの縦溝内において上下移動できるように
案内されている。この下プレート106にも上プレート
105と同じように図示のように略家形になるようにし
て穿設された係止孔106a、106bが設けられてお
り、その屋根の頂点部において、下スライドレール20
1側の側面部位に固定されたフランジ付きピン201
a、201bが潜入するようにして、主搬送部10の下
方部位における荷重を左右一対のコイルバネ113を介
して支持するようにしている。
【0069】このように構成して、主搬送部10を下ス
ライドレール201から分離する場合には、主搬送部1
0を上方に持ち上げることでピン201a、201bを
係止孔106a、106bの屋根部から下側に移動して
から、ピン201a、201bのフランジ部を通過させ
て取り外すように構成されている。
【0070】以上のように、上下スライドレール20
0、201において主搬送部10の荷重Wを上下方向に
分散支持するとともに、下方において左右一対のコイル
バネ113を介して支持するようにして、2本のスライ
ドレール200、201の双方によりユニットの総重量
である約30kgの荷重を確実に分担できるようにして
いる。
【0071】即ち、例えば、スライドレールの1本当た
りの耐荷重が20kgの比較的に小型のものを使用した
場合において、下プレート106も上プレート105と
同様に完全にベースプレート79間に固定してしまう
と、上下スライドレール200、201の上下方向の距
離と下プレート106または上プレート105の上下方
向の距離を厳密に設定しないかぎり、上プレート105
を上スライドレール200のフランジ付きピン200
a、200bによって支持し、下プレート106を下ス
ライドレール201のピン201a、201bにより支
持することができなるなる。
【0072】そこで、上スライドレール200では上プ
レート105を確実にピン200a、200bで支持す
るようにして、スライドレールの性能である20kg分
を負担し、残りの10kg分を下方において左右一対の
コイルバネ113を介して支持するようにして、2本の
スライドレール200、201の双方により約30kg
の荷重を確実に分担できるようにして、小型のスライド
レールを使用可能にして凹部を小さくできるようにして
主搬送部10をコンパクトに構成できるようにしてい
る。ちなみに、さらに上位の耐荷重40kgのスライド
レールを使用した場合には、凹部が約4倍になってしま
う。
【0073】図10(a)は、図9の下プレート106
の左側部分を拡大して示した正面図である。また、図1
0(b)は図10(a)のA‐A矢視断面図である。両
図において概略構成は、図9で説明したので既に説明済
みの構成には同一符号を付して説明を割愛して、未説明
部分に限定して述べると、ベースプレート79には上下
方向に縦溝79aが加工形成されており、ピン110と
ピン111がフランジ部により縦溝79aから脱落防止
されており、かつ上下移動可能なように設けられてい
る。また、ピン110とピン111とは下プレート10
6の側面部に設けられている。
【0074】一方、左右に設けられるコイルバネ113
はその上端部113aが、下プレート106に固定され
ているバネ掛け部112に夫々掛けらており、またコイ
ルバネの下端部113bがベースプレート79の内側面
に固定されているバネ掛け部114に夫々掛けらてお
り、主搬送部10を筐体に取り付ける状態において、下
プレート106を下方に移動付勢している。また、図示
のように略家形になるようにして穿設された係止孔10
6a−1の屋根の頂点部において、下スライドレール2
01側の側面部位に固定されたフランジ付きピン201
aのフランジ部201aがストロークLで潜入するよう
にして、係止孔106a−1の上部内側面においてピン
201aを支持するようにして主搬送部10の下方部位
における荷重を左右のコイルバネ113を介して夫々支
持するようにしている。
【0075】尚、上記のように主搬送部10を上下のス
ライドレールで支持する構成に限定されず、種々の構成
が可能であることは勿論であり、要するに比較的に重量
の嵩む主搬送部10の荷重負担を少なくとも複数のスラ
イドレールにより片支持状態で支持できるように構成す
る場合において、極力小型のスライドレールを使うよう
にできることを特徴とするものである。
【0076】続いて、図11はペーパーマガジン3がペ
ーパーマガジン右収納部2bに対して収納された様子を
示した外観斜視図であり、図示しないがペーパーマガジ
ン3が左右収納部に共通に使用できるようになっている
のでペーパーマガジン左収納部2aに収納された場合に
略同様に構成される。
【0077】したがって、図11を参照して行う説明で
代表して述べると、パーパーマガジンは左右対称に構成
されるとともに、表裏面の両方においてハンドル3a
(裏側は省略)が設けられている。また、内蔵のロール
ペーパーを外部に排出する際の開口部の自動開閉機構を
構成するための後述するシャッター板134は、ペーパ
ーマガジン右収納部2bとペーパーマガジン左収納部2
aのいずれに挿入した場合でも同じように自動的に開閉
するように構成されている。
【0078】このために、図示のように 第1カム部材
140と第2カム部材141とが左右対称に設けられて
おり、これらカム部材の作用によりマガジンケース13
1に形成されている開口部133を開くように構成され
ている。
【0079】以下に構成について説明すると、先ずマガ
ジンケース131は光を完全に遮断する樹脂材料から射
出樹脂成形されており、暗室内において蓋部を適宜開く
ことでロールペーパを装填、交換できるように構成され
ており、筐体2の右収納部2bの底面に配設されている
2本のガイドレール130により、マガジンケース13
1の底面の4隅に固定されており、足を兼ねた4個のス
ライダー132がこれらのガイドレール130の対向面
において摺動するようにして、図中の矢印g1方向に押
し入れることで、正常な装填位置になるようにしてい
る。
【0080】また、ペーパーマガジン3がそれ以上移動
しない最終位置には、係止部材151が筐体2側に設け
られており、移動しないようにするとともに、壁面2t
から略水平に植設されている押しピン145がこの最終
停止位置において、マガジンケース131内に開口部1
31fまたは開口部131gから内部に潜入するように
して、夫々の開口部131f,131gを塞ぐようにし
ている第1カム部材140と第2カム部材141を、矢
印g2方向に移動するようにして、シャツター板134
に固定されている円柱部材135を矢印g3方向に移動
するように構成されている。
【0081】次に、図12のペーパーマガジン3の装填
前の外観斜視図をさらに参照して、シャッター板134
は一対のコイルバネ137により、実線で示した開口部
133を常時塞ぐように移動する。
【0082】また、図13は図11の装填後の状態にな
ったペーパーマガジン3を開口部133側から見た正面
図であって、本図においてシャッター板134は上下方
向に移動するように案内されており、その下方中央部に
おいて円柱部材135が固定されている。また、一対の
コイルバネ137の上端部はマガジンケース131に植
設されているバネ掛け部136に掛けられる一方で、下
端部はシャッター板134のフック部134aに夫々掛
けられており、シャッター板134で常時開口部133
を塞ぐように移動するようにしている。
【0083】また、円柱部材135の外周面に当接する
斜面を一体形成している第1カム部材140と第2カム
部材141は夫々マガジンケース131に固定されてい
るガイドブロック138、ガイドブロック139により
移動可能に保持されるとともに、図12に示したコイル
バネ144の作用により第1カム部材140と第2カム
部材141は上記の開口部131f,131gを完全に
塞ぐことで、内部に光が入ることがないようにしてい
る。このために、第1カム部材140と第2カム部材1
41には図示のような段差が形成されている。
【0084】以上の構成により、図14に図示のよう
に、装填前の状態では、コイルバネ137の付勢力によ
りシャッター板134が上方に移動されて、開口部13
3が塞がれる状態になる。また、装填後には、図11と
図13に示すように、押しピン145が開口部131f
を介してマガジンケース131内に侵入して、第2カム
部材141を矢印g2方向に押圧する結果、円柱部材1
35を下方に移動する分力が発生して、シャッター板1
34を下方に移動して、開口部133を開く状態にす
る。
【0085】同様に、ペーパーマガジン左収納部2aに
マガジンを装填する場合には、押しピン145が開口部
131gを介してマガジンケース131内に侵入して、
第1カム部材141を押圧する結果、円柱部材135を
下方に移動する分力が発生して、シャッター板134を
下方に移動して、開口部133を開く状態にする。
【0086】以上のようにして、ペーパーマガジン右収
納部2bに装填された後には、マガジンケース131の
上面に固定されている一対のピン150が筐体2側に設
けられた係止部材151による係止状態に保持されて、
レバーを操作しないかぎり装填位置から動くことがない
ように構成されている。
【0087】図15は、ペーパーマガジン左右収納部2
a、2bの天井面に固定されているマガジン固定機構の
外観斜視図であって図15(a)は固定状態を示し、ま
た図15(b)は解除状態を図示している。
【0088】本図において、ペーパーマガジン左右収納
部2a、2bの天井面には、金属板から加工形成される
取付板152が固定されており、この取付板152にお
いて一端が開口するようにして形成された横溝152g
に対して上記のマガジンカバーの上面の固定されている
ピン150が夫々潜入して横溝152gの根元までピン
150を案内してペーパーマガジンの上面側をガタ付き
なく案内する。
【0089】一方、装置1のペーパーマガジン左右収納
部2a、2bにおいて図中の矢印a1方向に操作するこ
とができるようにしたレバー153が取付板152の回
動支点152aを中心こ回動自在に設けられている。ま
た、このレバー153の他端において係止部材151を
矢印方向に移動可能に支持しており、係止部材151の
爪部が図15(a)図示のように各ピン150に対して
係止する状態と、図15(b)に示すように解除する状
態に移動できるように構成されている。
【0090】また、係止部材151上には、さらにサブ
レバー154がコイルバネ155により前方に移動付勢
されるように設けられており、ピン150の一方を前後
方向から拘束するようにして、マガジンを完全に不動状
態にしている。
【0091】そして、図15(b)に示すように解除状
態にするためにレバー153を矢印a1方向に移動する
と、サブレバー154が矢印a2方向に移動して、コイ
ルバネ155による引っ張り力によりサブレバー154
が矢印a3方向に移動して、ピン150に対する拘束状
態が解除されるように構成されている。
【0092】次に、図16はペーパーマガジン3に設け
られる各構成の概略構成図であって、既に説明済みの構
成には同一符号を付して説明を割愛して、特徴部分に限
定して述べる。
【0093】先ず、ロールペーパRPの駆動のために筐
体2側に固定される第1モータのプーリと、筐体2側で
回動軸支されるタイミングプーリの大プーリ161の間
にはタイミングベルト160が張設されており、この大
プーリ161と一体的に設けられた小プーリ162を駆
動するようにしている。この小プーリ162と、筐体2
において回動自在に軸支されるタイミングプーリ165
との間にはテンションローラ164によりタルミ発生を
防止したタイミングベルト163が張設されている。
【0094】また、このタイミングプーリ165にはイ
ンナーギアからなるギアカップリング176が固定され
ており、図11で述べたように矢印g1方向にペーパー
マガジン3を装填したときに、ロールペーパーRPのコ
アと一体的に固定されているギア167に対して予め噛
合しているギア166(一点鎖線で図示)に対して、ギ
アカップリング176のアウターギア側が噛合するよう
にして、第1モータ20の正逆方向の駆動力を光の侵入
を完全に防ぐようにして伝達できるように構成されてい
る。
【0095】そして、第2モータ23のタイミングプー
リ23aと、クラッチ付きプーリ170と、プーリ17
1の間にはテンションローラ169、174によりタル
ミを防止するようにしてタイミングベルト168(一点
鎖線で図示)が張設されている。また、上記のプーリ1
71と一体的に固定されたプーリ172と、クラッチ付
きプーリ175の間にはテンションローラ174により
タルミを防止するようにしてタイミングベルト173
(一点鎖線で図示)が張設されている。
【0096】以上のように配設することで、非常に限ら
れた空間内において、図5乃至図8に示した各構成部品
を配設することができるようにしている。尚、図8に示
した左収納部2a側は、図16と略同様であるので省略
する。
【0097】次に、カッターユニットについて図17の
側面図を参照して述べる。本図において既に説明済みの
構成には同一符号を付して説明を割愛して、特徴部分に
限定して述べる。
【0098】先ず、破線図示の回転刃30と固定刃29
は所謂ロータリカッターを構成するものであって、二点
鎖線で示したカッターベースにおいて回転刃30が反時
計方向に回動するようにその軸支部30aがベース両側
で軸支されている。また、固定刃29には不図示の付勢
手段が設けられており、固定刃29の切断刃先が回転刃
30の外周面に対して隙間なく当接するようにして、ペ
ーパの切断を行うように構成されている。
【0099】この回転刃30の軸支部30aには副ドグ
180がアームメンバー183と共にセットスクリュウ
により固定されており、副ドグ180が回路基板181
上に実装されている上記のドグ検出用スイッチ28を通
過することで、回転刃30による切断直後の状態を検出
できるようにしている。また、アームメンバー183に
はその軸受184において一端を回動自在に軸支し、他
端を軸受186によりモータディスク187において軸
支したリンク185が設けられている。一方、モータデ
ィスク187には主ドグ188が固定されており、基板
181に実装されたカッターセンサ182において第3
モータ27の回転位置を検出するように構成されてい
る。
【0100】以上の構成において、図中の矢印d方向か
ら連続搬送されるペーパーを第3モータ27の駆動にと
もないカットサイズに切断して、矢印d1方向に搬送す
る一方で、ペーパーの切断後において図17(a)に示
した位置にきている副ドグ180をドグ検出用スイッチ
28でカッターセンサ182に先立って検出して、下流
の搬送部に信号を出力してモータの起動等を実行してペ
ーパの受け入れ準備をする。
【0101】以上のように構成されるクランク機構から
なるカッターユニット4によれば、一方向のみモータを
駆動し、モータディスク187の主ドグ188を図17
(b)に図示のように検出したときに、第3モータ27
の回転停止信号を出すようにして、確実なカッター制御
を行うことができる。尚、カッターユニットの制御につ
いては後述する。
【0102】続いて、副搬送部9の特徴的な構成につい
て図18の要部拡大図と、図19の平面図を参照して述
べる。尚、両図において、既に説明済みの構成には同一
符号を付して説明を割愛する。
【0103】先ず、カッターユニット4で切断後に矢印
d1方向に搬送されたぺーパーをテーブル50に搬送す
るために、図中の実線と破線で図示された位置に揺動さ
れるガイド板32が破線で示される位置に駆動される。
このために、ガイド板32の両端には回動軸192が設
けられており、副搬送部9のベースプレート191にお
いて揺動できるように保持されている。また、このガイ
ド板32にはバネ掛け部193が一体形成されており、
ベースプレート191に植設されたバネ掛け部195と
の間に張設されたコイルバネ194の引っ張り作用によ
り、ガイド板32は図中の実線図示の位置に移動するよ
うに付勢されている。
【0104】また、ベースプレート191に固定されて
いる電磁ソレノイド31は上記のように実線図示の方向
に移動する付勢力に打ち勝つ吸引力を発生して、ガイド
板32を破線図示の位置に移動する。
【0105】このために、このソレノイド31のプラン
ジャー198にはピン196が圧入または挿入されてお
り、連結板197を回動自在に保持する一方で、連結板
197をピン199によりガイド板32に対して回転自
在に保持している。また、図19において、ドライブロ
ーラ34とアイドルローラ33の回転軸33a、34a
にはプーリ190が固定されており、スプリングリング
が夫々のプーリに張設されており、ドライブローラの回
転力をアイドルローラに確実に伝達するようにしてい
る。
【0106】以上の構成により、電磁ソレノイド31へ
の通電にともない連結板197を介してプランジャーの
吸引動作が確実にロスなくガイド板32に伝達できるよ
うになる。即ち、従来は電磁ソレノイド31への通電に
よるプランジャーの吸引動作を、連結板197を介する
ことなく直にガイド板に作用するようにしていたので、
ガイド板の揺動に関与しない分力がガイド板に作用して
磨耗を招いていたが、このように連結板を途中に設ける
ことで、ピンの回転動作により従来の問題が解消され
た。
【0107】次に、図20(a)は、第1印字ヘッド
と、第2印字ヘッドの配設状態を示すために要部を破断
して示した外観斜視図である。本図において、既に説明
済みの構成には同一符号を付して説明を割愛して、特徴
部分に限定して述べると、主搬送部10のベースプレー
ト79の内側にはペーパーガイド板220が固定されて
おり、ドライブローラ60と、図中の矢印r1方向に駆
動されるドライブローラ62の間においてペーパーPを
矢印d5側に搬送する際における乳剤面側の案内部を構
成している。
【0108】また、このペーパーガイド板220には、
ペーパージャムを防止する図示のガイド部220aが形
成される一方で、ネジにより印字ヘッドに対する位置調
整が可能なプラテン板235(図20(b)で示す)が
設けられており、第1印字ヘッド95または第2印字ヘ
ッド97におけるプラテンを構成して、印字動作時にお
ける印字圧を受けるように構成されている。
【0109】また、ペーパーガイド板220に対向して
ペーパーガイド板221が固定されており、ペーパーの
裏面側を案内するようにしている。そして、このペーパ
ーガイド板221の上方にはプリンタベース222が固
定されており、図示のようにドット列95a、97aが
横並びになるように固定される各印字ヘッド95、97
をこのプリンタベース222において固定している。
【0110】続いて、図21は、プリンタベース222
側から見た外観斜視図であって、図9において示したよ
うに、筐体2から手前に主搬送部10を引き出したもの
であって、第1印字ヘッド95を引き出した様子を示し
ている。また、図22は動作説明の平面図である。図2
1、22において、プリンタベース222は例えば1.
6mm厚のspccを加工して構成されており、上記の
ベースプレート79間を中継して一体的にする機能と、
第1、第2印字ヘッド95、97への通電時における反
力を支えるための十分な機械的強度を有している。
【0111】このプリンタベース222には2本のガイ
ド溝222aが穿設されており、第2印字ヘッド97の
リボン送り用モータを内蔵しているプリンタ基部224
を固定しているヘッドベース板223においてプリンタ
ベース222に沿うように直角に曲げられている曲げ部
に固定されているピン225をガイド溝222aに沿う
ように案内している。また、プリンタ基部224にはイ
ンクリボンカートリッジ96が着脱自在に設けられてい
る。また、ヘッドベース板223にはガイド溝223a
と円弧状のガイド溝223bが形成されており、ガイド
溝223aと円弧状のガイド溝223bがプリンタベー
ス222に固定されている第2ピン226により案内さ
れるように構成されている。
【0112】また、第1印字ヘッド95のリボン送り用
モータを内蔵しているプリンタ基部228を固定してい
るヘッドベース板227においてプリンタベース222
に沿うように直角に曲げられている曲げ部に固定されて
いる第1ピン229をガイド溝222aに沿うように案
内して、図示のように手前に引き出せるようにしてい
る。また、プリンタ基部228にはインクリボンカート
リッジ96が着脱自在に設けられている。また、ヘッド
ベース板227にはガイド溝227aと、このガイド溝
227aに連続する円弧状のガイド溝227b(破線図
示)が穿設されており、ガイド溝227aと円弧状のガ
イド溝227bがプリンタベース222に固定されてい
る第2ピン230により案内されるように構成されてい
る。また、、ヘッドベース板227上の第1ピン229
は図示のように最大に引き出したときに、ガイド溝22
2aの手前側に突き当たることで停止する状態になっ
て、それ以上の引き出しが行えないように構成されてい
る。
【0113】また、インクリボンカートリッジ96同士
が図示のように対向するように配設することで、第1印
字ヘット95と第2印字ヘット97とが近接した状態で
設けることができるようにして、上述したように2列印
字をする場合において、2列の印字記録の行間が広くな
り過ぎないように配慮している。
【0114】尚、印字ヘッドとしてはインクジェト記録
方式のタイプであって、処理液体に侵されることのない
特殊インクを使用するもの、熱転写タイプのものも使用
でき、要するにシリアル印字記録手段であれば上記の印
字方式に限定されないことは言うまでもない。
【0115】次に、図22は、第1印字ヘッドのインク
リボンカートリッジ96の交換の手順を示した平面図で
あって、第2印字ヘッド側も略同様に交換されるので、
第1印字ヘッドのインクリボンカートリッジで代表して
述べるとともに、図21で既に説明済みの構成には同一
符号を付して説明を割愛して、未説明構成につき述べ
る。
【0116】先ず、図22(a)において、プリンタベ
ース222にはネジ孔部231が設けられており、この
ネジ孔部231に対して破線で示す固定用ネジ232を
矢印h1と反対方向に廻すことでネジ孔部231に螺合
するようにしてヘッドベース板227をプリンタベース
222に対して固定できるようにしている。ここで、固
定用ネジ232の把持部にはローレット加工が施されて
おり、滑り防止を図るようにしている。図22(a)に
図示の状態で印字記録を行い、インクリボンの使用に伴
い印字にかすれ等が生じた時点で、インクリボンカート
リッジ96の交換を行う。
【0117】この交換時において、図21に示したよう
に第1印字ヘッド95と第2印字ヘッド97は略背中合
わせになるようにかなり近接しているので、これらの間
に手を入れる事ができないので、プリンタベース222
の外側に引き出してから、インクリボンカートリッジ9
6が手前に向くようにしてから交換するようにしてい
る。このために、図22(a)に図示の状態において固
定用ネジ232を矢印h1方向に回してネジ孔部231
から固定用ネジ231のネジ部のみを取り外す状態にす
る。
【0118】これに続いて、図22(b)に示すよう
に、ヘッドベース板227に固定された第1ピン229
がガイド溝222aにより案内されて、かつプリンタベ
ース222に固定されている第2ピン230によりヘッ
ドベース板227のガイド溝227aを案内するように
して、2点で案内して直進させてプリンタベース222
からヘッドベース板227を矢印h2方向に引き出す。
【0119】このようにして、ガイド溝227aに第2
ピン230が突き当たるとともに、第1ピン229がガ
イド溝222aの手前側に突き当たる状態にする。これ
に続き、第1ピン229を回動中心にしてヘッドベース
板227を矢印h3方向に回動するが、このときプリン
タベース222のピン230は第1ピン229を中心と
して形成されたヘッドベース板227の円弧状のガイド
溝227b内を案内されて、図22(c)に示す状態に
なる。
【0120】即ち、図23の外観斜視図に示す状態とな
る。このとき、プリンタベース222に固定されている
マグネットキャッチ233により、spccからなるヘ
ッドベース板227の側面部位が吸着保持される状態に
なる。以上で、インクリボンカートリッジ96が手前に
向く状態に保持されるので、矢印h5(図27(c))
に取り外して新品と交換する。
【0121】また、以上説明の手順と逆の操作により、
図22(a)に示す状態にしてインクリボンカートリッ
ジの交換作業を終了する。この後に、主搬送部10をス
ライドレール200、201によりスライドさせて筐体
2に戻して、インクリボンカートリッジの交換作業を終
了する。一方、以上の手順と略同様にして、第2印字ヘ
ッド97のインクリボンカートリッジの交換作業を行
う。
【0122】次に、図24は、図2で簡単に説明したよ
うにペーパーを左右に振り分けてから、ペーパーP3、
P4の位置に移動する振り分け部の外観斜視図である。
本図において、既に説明済みの構成には同一符号を付し
て説明を割愛して未説明の構成に限定して以下に述べ
る。
【0123】先ず、左右2枚のベースプレート79には
夫々軸受(図示しない)が設けられており、図示のよう
に断面が小判状に加工されている駆動シャフト250
と、ガイドシャフト252とを回動自在に軸支してい
る。また、駆動シャフト250とガイドシャフト252
には夫々プーリ254が固定されており、プーリ254
の間においてスプリングリング253を張設すること
で、駆動シャフト250において摺動自在に設けられて
いるドライブローラ66に対してアイドルローラ67が
確実に当接するようにして、搬送時のスベリ防止を図る
ように構成されている。このために、ガイドシャフト2
52側の軸受は図示の上下方向に移動できるクリアラン
スを有する。
【0124】また、駆動シャフト250と同様に断面が
小判状に加工されている駆動シャフトとガイドシャフト
258とがさらに下流側に配設されており、駆動シャフ
トにおいて摺動自在に設けられているドライブローラ
(不図示)を駆動するとともにアイドルローラ69を案
内するようにしている。
【0125】主キャリッジ100は図示のように4隅に
おいて4個のスラストブッシュ260を固定している。
これらのスラストブッシュ260の内側の壁面において
上記のアイドルローラ67、69の両側面を摺接面とし
てガイドすることで、主キャリッジ100が図示の矢印
d6−1、d6−2の方向に駆動されるに伴い、アイド
ルローラ67、69を同様に矢印d6−1、d6−2の
方向に移動するようにしている。
【0126】また、この主キャリッジ100に対向して
設けられる副キャリッジ101の4隅において4個のス
ラストブッシュ260が固定されており、これらのスラ
ストブッシュ260の内側の壁面において上記のドライ
ブローラ66と不図示のドライブローラの両側面を摺接
面としてガイドするとともに、小判状に形成されている
駆動シャフト250の対向するフラット面250aによ
りドライブローラ66、68の小判孔部66a、68a
(図示せず)に対して回動力を伝達するようにして、ド
ライブローラ66、68を駆動するとともに、主キャリ
ッジ100とともに副キャリッジ101が図示の矢印d
6−1、d6−2の方向に駆動されるに伴い、アイドル
ローラ67、69と完全同期して矢印d6−1、d6−
2の方向に移動するようにしている。
【0127】以上のように主キャリッジ100と副キャ
リッジ101とを駆動するために、ベースプレート79
の側面に固定される第8モータ82は所謂両軸タイプが
使用されており、両軸においてタイミングプーリ82
a、82bを固定しておき、これらのプーリと、片方の
ベースプレート79の内側に回転自在に固定されている
2個のテンションプーリ256との間において2本のタ
イミングベルト255を張設し、タイミングベルト25
5の途中部位を固定ブラケット257を用いて主副キャ
リッジ100、101に対して固定するようにして、第
8モータ82の正逆方向の駆動に伴い完全同期して矢印
d6−1、d6−2の方向に移動するようにしている。
【0128】また、駆動シャフト250を駆動するプー
リ251はダブルタイプであって、タイミングベルト8
7、88を図示のように掛けるようにしている。そし
て、第6センサS6は破線で図示のようにペーパー先端
を検出するセンサS6−1と、ペーパー幅を検出するセ
ンサS6−2が、ドライブローラ66の上流において図
示しないガイド板により配設されている。
【0129】次に、図25は図2におけるペーパーP4
の位置に移動した様子を示した振り分け部の外観斜視図
である。本図と図24において、既に説明済みの構成に
は同一符号を付して説明を割愛して未説明の構成に限定
して以下に述べる。
【0130】先ず、図24で示した中立位置において、
矢印d5方向にペーパーが搬送されてから、振り分け可
能なサイズであることがセンサS6−2で検出される
と、先ず、中立位置でペーパーをドライブローラ66と
アイドルローラ67のペアと、ドライブローラ(不図
示)とアイドルローラ69のペアの間で保持する状態に
してから停止する。この後に予め初期化動作(フローチ
ャートを用いて後述する)が終了している第8モータ8
2の矢印r5方向の駆動が行われて、タイミグベルト2
55を介して動力が伝達されて、主副キャリッジ10
0、101が図示のように矢印d6−1方向に駆動され
て、ペーパーPを左列に移動する。この後に、第7モー
タ81の駆動が行われてペーパーPを矢印d7方向に送
り出して、下流の第9モータによる搬送に受け継ぐよう
にする。また、図示しないが、ペーパーPを右列に移動
する場合も略同様に第8モータ82と、第7モータ81
の駆動が行われてペーパーPを送り出して、下流の第9
モータによる搬送に受け継ぐように構成されている。
【0131】ここで、図25において、示したようにス
ラストブッシュ260で挟まれた状態でシャフトに案内
されて左右に移動するローラとスラストブッシュ260
の摺接面面との間に隙間Gが多く発生すると、ペーパー
の斜行の原因となる。つまり、下流側のドライブローラ
66とアイドルローラ67のペアと、その上流側のドラ
イブローラ68とアイドルローラ69のペアの間で保持
する際に、双方のペアがスラストブッシュ260の摺接
面面に対して隙間無く当接して同じように片方によって
いない場合であって、例えば上流側に隙間Gがある場合
には、斜め左方向に斜行してしまう。この結果、下流の
処理槽12において、斜めになったままでペーパー搬送
が行われるようになり、正常な搬送がこれ以降できなく
なってしまう。そこで、隙間Gができないように制御す
る。
【0132】このようにして、下流に搬送されるペーパ
ーPは第9モータ83によりタイミングベルト90を介
して駆動されるドライブローラ70とアイドルローラ7
1のペアから構成される搬送部に送られて、最後にドラ
イブローラ72とアイドルローラ73、74のペアによ
り搬送される。このとき、振り分け部の第7モータ81
の駆動力により上流の第9モータ83により駆動される
ドライブローラ70とアイドルローラ71のペアの間ま
で、ペーパーPの先端部を搬送した後には、第7モータ
81への通電がカットされて第9モータ83による搬送
を行なうようにして、この時点では不要となった上流側
の搬送力をカットする。
【0133】このように第7モータ81の通電をカット
すると、ステッピングモータである第7モータ81のデ
ィテントトルクが上記の各ドライブローラに作用するこ
とになり、特にドライブローラ68において、ペーパー
の後端側をアイドルローラ69とともに挟持している状
態のローラのペアは余分な負荷となる。
【0134】そこで、第7モータ81のタイミングプー
リ81aには同軸状に一方向のみ駆動力を伝達するワン
ウエイクラッチが内蔵されている。
【0135】このようにすることで、図26の模式図に
図示のように、第7モータ81のタイミングプーリ81
aが白抜き矢印で示した方向に駆動されたときのみ、タ
イミングベルト88を介してモータ駆動力をドライブロ
ーラ68に伝える一方で、第7モータ81への通電がカ
ットされて、連れ回りするときには、空回りして、第7
モータ81のディテントトルクがドライブローラ68に
作用しないように構成されている。 以上のように所定
位置までの搬送を終了して停止状態になっている第7モ
ータ81のディテントトルクが搬送中のドライブローラ
68に余分な回転負荷として作用することを防止して、
正常な搬送を行えるようにしている。
【0136】以上が、写真焼付け現像装置1の機構的な
部分に係る概略構成であって、その特徴としては、ペー
パーマガジン3において光を遮断するようにして内蔵さ
れている連続ロールペーパーRPをロータリ式のカッタ
ーユニット4により、所望のカットサイズに予め切断し
た後に、乳剤面を上にして露光焼付け部にペーパーPを
搬送してから、副搬送部9において上流の主搬送部10
に搬送し、主搬送部10においてバックプリント部によ
り所望データを必要に応じて2列印字を裏面に印刷し、
グリーテイングユニット等により顧客の希望する所望の
写真完成品になるように露光してから、ペーパーPが左
右に振り分けることができるサイズであるかを判断し、
左右に振り分けるかまたはそのまま下流に搬送し、所定
の現像、漂白、水洗用の処理液体を内蔵している処理層
12をペーパP自体の有する剛性を有効利用するように
して順次搬送した後に、乾燥して外部に排出するもので
ある。
【0137】また、さらなる特徴としては、ペーパーマ
ガジン3は左右勝手違いに使用できるようにして、オプ
ション設定されるパーパーマガジン右収納部2aにも共
通に使用でき、使用場所の制限を考慮して装置の前面か
ら殆ど全ての操作を可能にしている点と、露光焼付け部
においてペーパーを適宜反転するようにして所望のサイ
ズに縦横に露光できる点等が挙げられる。
【0138】以上のように構成される装置であるので、
以下に述べるような主制御部16における制御が必要と
なる。先ず、図27はペーパーマガジン3に内蔵される
ロールペーパーRPの巻き直径を予備測定するための制
御フローチャートであって、装置起動の際に行われる所
謂初期化プログラムに含まれるものである。
【0139】このように、ロールペーパーRPの巻き直
径を予備測定する理由は、図16を参照して述べたよう
にロールペーパーRPはコアに巻き付けられているロー
ルペーパーを、コアと一体的に設けられているロールペ
ーパギア167に噛合しているギア166の駆動により
送るようにしていることによる。
【0140】つまり、ロールペーパーRPの外直径が大
きなときは、回転量の少ないギア166の駆動を行うよ
うにする一方で、パーパーの消費にともないロールペー
パーRPの直径が次第に小さくなるにつれて、ギア16
6の回転の駆動量をより多くするように第1モータ20
を駆動するために、ロールペーパーRPの巻き直径を測
定することにより、送り量=半径×円周率×回転角度か
ら求まる送り出し量を制御できるようにするものであ
る。
【0141】そこで、図27及び図5において、装置の
電源投入後にペーパーマガジン3の有無と、ロールペー
パーの有無が測定されて有りと判断されるとステップS
1において、ロールペーパーRPがタルミなく巻かれて
いるとの前提でステッピングモータである第1モータ2
0の起動がされて、ステップS2に進む。このステップ
S2において125mm分のタルミ発生分の第1モータ
20が駆動されると、ステップS3において第1モータ
20が停止される。
【0142】次に、クラッチ付きドライブローラ25の
電磁クラッチ170への通電がされて、これに前後して
第2モータ23が駆動されて、パーパー先端が第2セン
サS2に向けて搬送されて、この第2センサS2を通過
してから25mm分の搬送をするようにステッピングモ
ータである第2モータ23の通電を行う。25mm分の
搬送が終了したらステップS6において、クラッチ付き
ドライブローラ25の電磁クラッチ170への通電が停
止され、これに続きステップS7において第1モータ2
0がペーパーを戻すように逆回転に駆動(リワインド)
される。
【0143】このとき、ステップS8において、第2セ
ンサS2をパーパー先端が通過してから第1センサS1
を通過するまでの第1モータ20の駆動パルス数をカウ
ントしておき、ステップS9において制御部16に実装
されている一時記憶部のRAMに記憶する。そして、こ
のようにしてカウントされた駆動パルス数に基づき、巻
き直径を上記式から演算する。この後に、ステップS1
0に進み、第1センサS1をパーパー先端が通過したこ
とを確認して、第1モータ20を停止する。一方、ステ
ップS7において、第1モータ20のリワインド駆動が
30秒間連続して実行されても、第2センサS2をパー
パー先端が通らない場合には、非常に大きなタルミがロ
ールペーパーに発生していると判断して、さらにステッ
プS1に戻り、S1からS9の動作を繰り変えす。
【0144】次に、図28は、ステップS45、49で
必要となる第2センサS2と第3センサS3間の距離測
定のためのフローチャートである。この制御は上記のよ
うに初期化プログラムに含む必要はなく、製品出荷時に
最初に行うようにして記憶するようにして、機械的に発
生することが避けることが困難となる第2センサS2と
第3センサS3間の距離のバラツキを自動補正するもの
である。
【0145】さて、図28と図16を参照して、先ず上
記の図27のフローチャートのステップS9で得られた
ロールペーパの巻き直径に基づき、400mm分のタル
ミ発生のために第1モータ20を駆動する。次に、ステ
ップS21において、電磁クラッチ175への通電を行
いクラッチ付きドライブローラ21の駆動のための準備
を行い、ステップS22において、同様に電磁クラッチ
170への通電を行いクラッチ付きドライブローラ25
の駆動のための準備を行う。
【0146】次に、ステップS23に進み図5に示され
るソレノイド37への通電を行い、ドライブローラ35
とアイドルローラ36が当接するようにする。そして、
ステップS24で、第2モータ23と第4モータ40を
起動して、ステップS25において第3センサS3をパ
ーパー先端が通過してからされに25mm分送るように
する。
【0147】これに続き、ステップS26でソレノイド
37への通電を止めて、ドライブローラ35を解除し、
ステップS27で第2モータ23を戻り方向に搬送する
ように起動する。これに続き、ステップS28で第3セ
ンサS3から第2センサS2までパーパー先端が到達す
るまでの第2モータ23のパルス数を測定する。そし
て、ステップS29でペーパー先端が第2センサS2を
通過したときに、第2モータ23をオフする。そして、
ステップS30で、ステップS28で測定されたパルス
数に基づき第2センサS2と第3センサS3間の距離を
演算して、主制御部16に記憶する。
【0148】以上のようにして、ロールペーパーRPの
巻き直径を予備測定を行い、続いて図28に示したロー
ルペーパーRPの巻き直径を本測定するための制御フロ
ーチャートに示した動作が行われる。尚、このときカッ
ターユニット4の回転刃30はパーパーが固定刃との間
を通過することができる位置になっており、先ずステッ
プS40において、ソレノイド37への通電によりドラ
イブローラ35とアイドルローラ36が当接されてパー
パー搬送ができるようにしてから、ステップS41に進
み、第2モータ23と副搬送部9の第4モータ40への
通電が行われて、ペーパー先端が第3センサS3を通過
してから、さらに100mm分搬送するようにステップ
駆動する。
【0149】このようにして、第3センサS3を通過し
て100mm分搬送されると、ステップS43に進み、
ソレノイド37への通電がカットされてドライブローラ
35がアイドルローラ36から離れる状態にする。以上
でロールパーパーのタルミは完全に解消されて、次に、
ステップS44に進み、第1モータ20の起動によりペ
ーパー先端を逆に搬送して、ペーパの先端が第3センサ
S3を通り、第2センサS2を通るまでのパルス数を測
定する。そして、ステップS46において、第1センサ
S1を通過してからさらに30mm分リワインドするよ
うに第1モータ20を駆動してから、ステップS47に
おいて搬送するように駆動して、ステップS48で第1
モータ20の1、000パルス分の送りが行われてタル
ミを発生して、ドライブローラ21、25による送り動
作への負荷をなくすようにする。そして、ステップS4
9では第2センサS2と第3センサS3間の距離が予め
正確に測定しているので、距離を測定のパルス数で割る
ことで、ロールペーパーの巻き直径を正確に演算できる
ようになる。
【0150】次に、主搬送部10の制御につき図30の
フローチャートと、図4のブロック図に基づき述べる。
ここで、この制御フローチャート実施のための前提とし
てロールペーパーRPがロータリ式のカッターユニット
4により、所望のカットサイズに予め切断された後に、
ペーパーPの乳剤面を光源側にして露光焼付け部に搬送
してから、副搬送部9においてガイド板32が下方に移
動して、上流の主搬送部10に搬送されたものとする。
【0151】さて、図30と図4において、先ずステッ
プS50において、主搬送部10の最上部に配設されて
いる光を遮断していたシャッター用のソレノイド75へ
の通電が行われて、搬送路から待避され、下流の処理槽
12への搬送が可能な状態にする。
【0152】続いて、ステップS51に進み、下流のド
ライブローラ60とアイドルローラ61のペアと、ドラ
イブローラ62とアイドルローラ63のペアと、ドライ
ブローラ64とアイドルローラ65のペアを駆動する第
6モータ80への通電がされて、パーパー搬送が図4の
矢印d4、d5方向に行われるようにする。また、ステ
ップS53では、第7モータ81への通電が行われて、
振り分け部への導入準備をする。
【0153】続くステップS54において、第5センサ
S5により搬送されてくるペーパー先端の検出の後に、
ステップS55において印字のマージン分となるべき規
定量を搬送してから、ステップS56に進み第1印字ヘ
ッド95、または第2印字ヘッド97の一方または双方
を駆動して所望のデータをペーパー裏面に印字記録す
る。
【0154】この後に、さらに搬送されてステップS5
7において第6センサS6−1によりペーパー先端が検
出される一方で、第6センサS6−2によりペーパー幅
寸法が検出されて、ステップS58に進んで、ペーパー
先端が振り分け部の下流側のドライブローラ66とアイ
ドルローラ67のペアの手前までくるまで搬送する。こ
の後に、ステップS59において、第6モータ80と第
7モータ81への通電がカットされて、ステップS57
において、振り分け可能サイズであると判断されている
場合には、ステップS60において後述の振り分けルー
チンに進む。一方、ステップS57において、振り分け
不能な大判サイズであると判断された場合には、ステッ
プS62に進む。このステップS62では、第7モータ
81と、振り分け部のさらに下流側に位置する第9モー
タ83の2相励磁駆動(高速)が行われて、ステップS
63でペーパー先端が第8センサS8でセンスされてか
ら規定量さらに搬送する。
【0155】以上で、振り分け部の第7モータ81によ
る搬送の必要がなくなり、ぺーパー後端部が外れたの
で、第7モータ81を停止する(ステップS64)。こ
のとき、上記の第7モータ81のタイミングプーリ81
aに内蔵されているワンウェイクラッチ261の作用に
より停止状態の第7モータ81のディテントトルクがド
ライブローラ70とアイドルローラ71のペアに及ぶこ
とがないようにして、ブレーキとならないようにしてい
る。
【0156】次に、ステップS65において第9モータ
83の1−2相励磁駆動(低速)が行われて、ペーパー
の搬送速度が下流側の処理槽12における搬送速度と等
しくなるようにしてから、ステップS66に進み、ペー
パーPの後端が第7センサS7を通過するのを待ち、第
9モータ83を停止する。
【0157】以上で主搬送部10における一連の搬送動
作を終了して、処理槽側の駆動用のモートルから動力源
を得るようにしたドライブローラ72とアイドルローラ
73、74により下流に搬送する。以上の一連の搬送を
繰り返し行うようにして、連続搬送するが、特徴は少な
くとも振り分けを行うまでは高速度で搬送し、左右に2
列に振り分けた後には処理槽の搬送速度と同じになるよ
うに搬送制御する点にある。
【0158】次に、図31はカッターユニットの制御フ
ローチャートである。本図及び図5と、図17のカッタ
ー動作説明図において、上記のようにしてペーパーの正
確な搬送を行う準備が整うと、先ずペーパー先端が第2
センサS2よりマガジン3側に位置している。また、回
転刃30は上記のカッターセンサ182の検知で第3モ
ータ27が停止するようにしており、待避位置に回転移
動しているので、ペーパーを固定刃30との間で通過で
きるようにしている。
【0159】そこで、ステップS70において、図16
に示したクラッチ付きドライブローラ21の電磁クラッ
チ175への通電が行われて、これに前後してクラッチ
付きドライブローラ25の電磁クラッチ170への通電
がされて、ペーパー先端が第2センサS2により検知さ
れるまで第2モータ23を駆動する。次に、ステップS
71に進み、ペーパー先端が第2センサS2により検知
されると、固定刃29と第2センサS2間の距離分に所
望のペーパーカットサイズ(例えば、127mm,25
4mm)を加えた距離を搬送してから、ステップS73
に進み回転刃30の駆動用の第3モータ27を駆動し
て、ステップS73において副ドグ180がドグ検出用
センサ28をオンすると、ステップS74に進む。この
ステップS74ではステップS73においてパーパーの
切断が確実に実行されたことにより、ドグ検出用センサ
28による検知が行われたものと判断して、副搬送部9
の搬送動作を開始するように第4モータ40を起動す
る。
【0160】この時、第3モータ27はまだ回転してお
り、モータディスク187に固定されている主ドグ18
8がカッターセンサ182により検知された時点で、ス
テップS76において第3モータ27への通電を停止し
て、回転刃30を切断待避位置で停止して、次のペーパ
ー搬送を待つ。
【0161】以上のように、回転刃と一体的に回転する
副ドグ180がドグ検出用スイッチであるセンサ28を
オンすることで、パーパーの切断が確実に実行されたと
判断して、副搬送部9の搬送動作を開始するようにして
タイムラグを防止して、円滑なペーパー搬送を可能にし
ている。
【0162】最後に、図32は図30のフローチャート
のステップS60における振り分けルーチンを示した概
略フローチャートである。本図と図24、25を参照し
て、振り分部の初期化を行うために上記の初期化プログ
ラムに含まれているステップS80〜S82が、装置の
電源オンと略同時に実行される。
【0163】即ち、ステップS80で主副キヤリッジ1
00、101を駆動するための第8モータ82への通電
が行われて図24中の矢印d6−1方向に主副キヤリッ
ジ100、101を駆動する。この後に、主副キヤリッ
ジ100、101に固定されている図示しないアクチュ
エータが第10センサS10により検知されて第モータ
82の駆動が停止されて、逆方向に予め把握しているス
テップ数分のモータ駆動を行い中央位置に戻す(ステッ
プS82)。以上で、初期化動作が終了して、ドライブ
ローラ66、68(図7に図示)とアイドルローラ6
7、69の夫々のペアの端面が図中の左側の4個のスラ
ストブッシュ260の摺接面に対して隙間なく当接する
状態になる。このようにして、図25に示したような隙
間Gが完全に防止できるようになりパーパー搬送の斜行
防止ができるようになる。
【0164】以上の初期化の後に、上流から搬送される
ペーパーを第7モータ81の駆動により各ローラ間に保
持する状態にしてから、第7モータ81の駆動を停止す
る。次に、ステップS84において、第8モータ82へ
の通電により矢印d6−2方向に主副キヤリッジ10
0、101を駆動して停止する。
【0165】以上で、ペーパーPを右列に搬送する位置
に移動できたので、ステップS85において、第7モー
タ81の駆動を再開し、また下流側の第9モータ83を
起動して、第1枚目の右列へのパーパー搬送を終了す
る。
【0166】次に、ステップS86に進み、第8モータ
82を駆動して、予め把握しているステップ数分のモー
タ駆動を行い中央位置に戻す。また、ペーパーを第7モ
ータ81の駆動により各ローラ間に保持するようにして
から第7モータの駆動を停止する。
【0167】この後に、第10センサS10の手前ま
で、矢印d6−1方向に主副キヤリッジ100、101
を駆動して停止する。その後、ステップS88で左列の
ペーパー搬送を行うために、第9モータ83の駆動を行
う。以下、ステップS81〜ステップS88の一連の動
作を繰り返し実行し、モータ駆動に伴う誤差蓄積による
駆動位置補正を行うようにしている。
【0168】以上説明したように、図11の外観斜視図
において、感光材料用マガジン3を収納部2bに矢印g
1方向にセットするときに、壁面2t上の押しピン14
5が孔部に潜入して、開口部113を常時閉状態にして
光を遮蔽したシャッター板134をカム141を下方
(矢印g3方向)に移動して、開口部133を開状態に
することで、露光部分の無駄をなくすことができる。
【0169】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感光材料用マガジンを写真焼付現像装置の収納部に装填
するときに、装填動作に連動して開口部が自動的に開く
ようにして露光部分の無駄をなくすことができる。
【0170】また、加えて、写真焼付現像装置側の露光
焼付け部を挟んで左右対称にロールペーパマガジンの左
右収納部を配設する場合において共通に使用できる感光
材料用マガジンを提供できる。
【0171】
【図面の簡単な説明】
【図1】 写真焼付現像装置1の全体構成の要部を示す
ために筐体2に対して一部着脱自在に設けられるカバー
を全て取り外して示し、オプションとして設定されたペ
ーパーマガジン左収納部2aを増設した様子を示した外
観斜視図である。
【図2】 図1の主搬送10におけるペーパー搬送の様
子を示した要部拡大の外観斜視図である。
【図3】 図1に示した主搬送部10、処理槽12他を
取出す様子を示した外観斜視図である。
【図4】 写真焼付現像装置1のペーパー搬送部のブロ
ック図である。
【図5】 図4の下方部分の要部のブロック図である。
【図6】 主搬送部10の正面図である。
【図7】 図6のローラ配置を示した模式図である。
【図8】 オプション設定されるペーパーマガジン左収
納部2aを増設した後の様子を示したブロック図であ
る。
【図9】 図6のA‐A矢視図であって、主搬送部10
を筐体2の前面部2fから手前に引出して上スライドレ
ール200と下スライドレール201により支持した様
子を示した図である。
【図10】 (a)は、図9の下プレート106の左側
部分を拡大して示した正面図である。また、(b)は図
10(a)のA‐A矢視断面図である。
【図11】 ペーパーマガジン3がペーパーマガジン右
収納部2bに対して収納された様子を示した外観斜視図
である。
【図12】 ペーパーマガジン3の装填前の外観斜視図
である。
【図13】 図11の装填後の状態になったペーパーマ
ガジン3を開口部133側から見た正面図である。
【図14】 装填前のペーパーマガジン3を開口部13
3側から見た正面図である。
【図15】 ペーパーマガジン左右収納部2a、2bの
天井面に固定されているマガジン固定機構の外観斜視図
であって(a)は固定状態、また(b)は解除状態を図
示した外観斜視図である。
【図16】 ペーパーマガジン3に設けられる各構成の
概略構成図である。
【図17】 カッターユニットの動作説明の側面図であ
る。
【図18】 副搬送部9の要部拡大図である。
【図19】 図18の平面図である。
【図20】(a)は、第1印字ヘッドと、第2印字ヘッ
ドの配設状態を示すために要部を破断して示した外観斜
視図、(b)は要部破断図である。
【図21】 プリンタベース222側から見た外観斜視
図である。
【図22】 インクリボンカートリッジ交換の動作説明
平面図である。
【図23】 インクリボンカートリッジ交換の際の外観
斜視図である。
【図24】 図2で説明したペーパーP3、P4の位置
に移動する振り分け部の外観斜視図である。
【図25】 図24の動作説明の外観斜視図である。
【図26】 第7モータ、第9モータの動作説明の平面
図である。
【図27】 ペーパーマガジン3に内蔵されるロールペ
ーパーRPの巻き直径を予備測定するための制御フロー
チャートである。
【図28】 第2センサS2と第3センサS3間の距離
測定のためのフローチャートである。
【図29】 ペーパーマガジン3に内蔵されるロールペ
ーパーRPの巻き直径を測定するための制御フローチャ
ートである。
【図30】 主搬送部10の制御フローチャートであ
る。
【図31】 カッターユニット4の制御フローチャート
である。
【図32】 振り分け動作の制御フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…写真焼付現像装置、2…筐体、2a…ペーパーマガ
ジン右収納部、2b…ペーパーマガジン左収納部、3…
ペーパーマガジン、4…カッターユニット、5…露光焼
き付け部、6…フィルムスキャナー、7…暗箱、8…テ
ーブル、9…副搬送部、10…主搬送部、11…グリー
ティングユニット、12…処理槽、13…反転ロール、
14…ドレン、15…補充タンク、16…主制御部、1
7…乾燥ユニット、18…プロセッサー制御部、19…
電源部、20…第1モータ(ロールペーパー駆動用モー
タ)、21…クラッチ付きドライブローラ、22…アイ
ドルローラ、23…第2モータ、23a…タイミングプ
ーリ、24…タイミングベルト、25…クラッチ付きド
ライブローラ、26…アイドルローラ、27…第3モー
タ(カッター駆動用モータ)、28…ドグ検出用スイッ
チ(センサ)、29…固定刃、30…回転刃、31…ソ
レノイド、32…ガイド板、33…アイドルローラ、3
4…ドライブローラ、35…ドライブローラ、36…ア
イドルローラ、37…ソレノイド、38…タイミングベ
ルト、40…第4モータ、50…テーブル、51…吸着
部、52…旋回モータ、53…バキュームバルブ、54
…配管、55…真空ポンプ、56…第5モータ、57…
タイミングベルト、58…ファン、59…タイミングプ
ーリ、60…ドライブローラ、61…アイドルローラ、
62…ドライブローラ、63…アイドルローラ、64…
ドライブローラ、65…アイドルローラ、66…ドライ
ブローラ、67…アイドルローラ、68…ドライブロー
ラ、69…アイドルローラ、70…ドライブローラ、7
1…アイドルローラ、72…ドライブローラ、73…ア
イドルローラ、74…アイドルローラ、75…シャッタ
ーソレノイド、79…ベースプレート、79a…開口
部、80…第6モータ、81…第7モータ、82…第8
モータ(キャリッジ用)、83…第9モータ、84…タ
イミングベルト、85…テンションローラ、86…タイ
ミングベルト、87…タイミングベルト、88…タイミ
ングベルト、89…テンションローラ、90…タイミン
グベルト、91…ワンウェイクラッチ、92…ペーパー
ガイド、95…第1印字ヘッド、96…インクリボンカ
ートリッジ、97…第2印字ヘッド、100…主キャリ
ッジ、101…副キャリッジ、105…上プレート、1
06…下プレート、110…ピン、111…ピン、11
2…バネ掛け部、113…コイルバネ、113a…上端
部、113b…下端部、114…バネ掛け部、130…
ガイドレール、131…マガジンケース、132…スラ
イダー、133…開口部、134…シャッター板、13
5…円柱部材、136…バネ掛け部、137…コイルバ
ネ、138…ガイドブロック、139…ガイドブロッ
ク、140…第1カム部材、141…第2カム部材、1
44…(圧縮)コイルバネ、145…押しピン、150
…ピン、151…係止部材、152…取付板、153…
レバー、154…サブレバー、155…コイルバネ、1
60…タイミングベルト、161…大プーリ、162…
小プーリ、163…タイミングベルト、164…テンシ
ョンローラ、165…タイミングプーリ、166…ギ
ア、167…ロールペーパーギア、168…タイミング
ベルト、169…テンションローラ、170…タイミン
グプーリ、171…タイミングプーリ、172…電磁ク
ラッチ、173…タイミングベルト、174…テンショ
ンローラ、175…電磁クラッチ、176…ギアカップ
リング、180…副ドグ、181…基板、182…カッ
ターセンサ、183…アームメンバー、184…軸受、
185…リンク、186…軸受、187…モータディス
ク、188…主ドグ、189…セットスクリュウ、19
0…タイミングプーリ、191…ベース、192…回動
軸、193…バネ掛け部、194…コイルバネ、195
…バネ掛け部、196…ピン、197…連結板、198
…ソレノイドプランジャー、199…ピン、200…上
スライドレール、200a…係止ピン、200b…係止
ピン、220…ペーパーガイド板、220a…ガイド
部、221…ペーパーガイド板、222…プリンタベー
ス、222a…ガイド溝、223…ヘッドベース板、2
23a…ガイド溝、224…プリンタ基部、225…第
1ピン、226…第2ピン、227…ヘッドベース板、
227a…ガイド溝、228…プリンタ基部、229…
第1ピン、230…第2ピン、231…ネジ孔部、23
2…固定用ネジ、233…マグネットキャッチ、235
…プラテン板、250…駆動シャフト、251…タイミ
ングプーリ、252…ガイドシャフト、253…スプリ
ングリング、254…プーリ、255…キャリッジドラ
イブタイミングベルト、256…テンションプーリ、2
57…固定ブラケット、258…ガイドシャフト、25
8…ガイドシャフト、260…スラストブッシュ、26
1…ワンウェイクラッチ、S1…第1センサ、S2…第
2センサ、S3…第3センサ、S4…第4センサ、S5
…第5センサ、S6…第6センサ、S7…第7センサ、
S8…第8センサ、S9…第9センサ、S10…第10
センサ、P…ペーパー(印画紙)、RP…ロールペーパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の感光材料が巻回されて回転可能な
    コアを内装し、前記感光材料の端部から開口部を介して
    連続供給するために写真焼付現像装置の収納部に対して
    着脱自在の感光材料用マガジンであって、 離脱時には前記開口部を遮蔽し、装着時に前記開口部を
    開放するための開閉手段を具備することを特徴とする感
    光材料用マガジン。
  2. 【請求項2】 前記開閉手段は、 前記収納部または左右の収納部への装填状態にするとき
    に側面部位に穿設された孔部に潜入するように前記収納
    部の奥側の壁面上に垂設された棒状部材と、 前記棒状部材の前記潜入による動きを下方に向かう運動
    に変換するためのカム部材と、 前記カム部材を固定するとともに前記開口部を前記開状
    態にするシャッター板とから構成されることを特徴とす
    る請求項1に記載の感光材料用マガジン。
  3. 【請求項3】 前記開閉手段は、左右対称に構成され、
    前記写真焼付現像装置側の露光焼付け部を挟んで左右対
    称に配設される左右収納部のいずれに対しても共通に使
    用できるようにすることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の感光材料用マガジン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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