JPH1031270A - インデックス写真用文字焼付装置 - Google Patents

インデックス写真用文字焼付装置

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JPH1031270A
JPH1031270A JP18942996A JP18942996A JPH1031270A JP H1031270 A JPH1031270 A JP H1031270A JP 18942996 A JP18942996 A JP 18942996A JP 18942996 A JP18942996 A JP 18942996A JP H1031270 A JPH1031270 A JP H1031270A
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JP
Japan
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unit
printing
paper
exposure
light
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JP18942996A
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English (en)
Inventor
Satoru Yamazaki
悟 山崎
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Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インデックス写真を得る際に、駒数、種別、項
目等の文字プリントを行うための各文字を、全て均一の
状態で焼付けることができるインデックス写真用文字焼
付装置の提供。 【解決手段】 画面フィルムを1駒毎に送り、印画紙に
所定駒数をマトリックス状に順次露光焼付を行うインデ
ックス写真において、露光画像の駒数を少なくとも露光
するための駒数プリント部、または識別番号、日付を含
む所定項目を露光するために前記印画紙の幅方向に調節
可能に設けられる項目プリント部に設けられる発光部1
11を、1文字分を一斉に発光する複数の発光素子11
1a−1、111a−2、111a−3の所定個数分を
併設するとともに、夫々独立駆動する駆動回路045
と、光量のばらつきに応じて発光素子の電力を制御する
制御部401、402、403から構成する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインデックス写真用
文字焼付装置に係り、特に新規格フィルムのIX240
及び135フィルム等においてインデックス写真を得る
ときに必要となる駒数、項目他を露光焼付けする技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定サイズに予め切断された
印画紙(以下ペーパーと呼ぶ)の乳剤面上に露光焼付け
を行った後に、現像、漂白、水洗用の処理液体を内蔵し
た処理槽内を順次通過するように搬送してから、乾燥し
て外部に排出するように構成した写真焼付現像装置が実
用化されている。
【0003】例えば、米国特許番号5、307、114
号に開示されている写真焼付現像装置によれば、ペーパ
ーマガジン内において光を遮断して内蔵されている連続
ロールペーパーをカッターユニットにより、所望のカッ
トサイズに予め切断した後に、乳剤面を上にして露光焼
付け部に搬送してから、スキャナーにセットされたフィ
ルムにより所望のサイズに露光焼付けした後に、搬送し
て現像、漂白、水洗用の処理液体を内蔵した処理槽中を
順次搬送した後に、乾燥して外部に排出するように構成
されている装置が提案されている。
【0004】そして、この装置は、所望サイズに露光す
る際に、露光焼付け部においてペーパーを回転する必要
のある場合にはペーパーを90度回転してから露光焼き
付けする機能と、フィルムの現像を行う機能を一体的に
備える一方で、ペーパーマガジンにおいて光を遮断する
ようにして内蔵されている連続ロールペーパーをカッタ
ーユニットで所望サイズに予め切断し、乳剤面を上にし
て露光焼付け部に搬送してから、スキャナーによる露光
焼付けを行ってから、上流の搬送部に搬送して夫々設け
られる処理槽を通過するようにして現像、定着、水洗を
行い、乾燥後に完成した写真を得るように構成されてい
る。
【0005】一方、新規格フィルムのIX240によれ
ば、ネガフィルムの現像依頼時においてインデックス写
真をユーザに提供して、焼き増し依頼の際における不便
さを解消している。
【0006】即ち、従来のようにネガフィルムから所望
の写真を指定するのではなく、インデックス写真上に焼
付けられた写真の内から、所望の写真の駒数と種類(ノ
ーマルC、ハイビジョンH、パノラマP)を指定できる
ようにしたサービスを開始している。
【0007】具体的には、新規格フィルムによれば、駒
プリントの左隣りにおいて、駒数と種類(ノーマルC、
ハイビジョンH、パノラマP)を示す駒数、種類プリン
トが行われ、さらに、フィルムの識別番号と、写真を撮
影した日付である項目プリントが所定位置に夫々プリン
トされる。このような文字プリントを行うためには、所
謂7セグメントからなる「8」文字表示用の発光ダイオ
ードを使用することで、十分に対応できるので、これら
の発光ダイオードを併設するようにして一斉に発光する
構成が考えられる。
【0008】図16(a)は、文字プリントのための回
路構成例を示したものであり、本図において赤色発光ダ
イオード111a−1、111a−2、111a−3が
併設されており、3桁文字分の同時焼付けを可能にして
おり、上述の駒数、種類プリントを行うように構成され
ている。
【0009】このために各発光ダイオード111aには
ドライブ回路1405が夫々接続される一方で、各ドラ
イブ回路1405には所定文字の変換データを送るデー
タ信号線1408と、転送クロックを送る転送クロック
線1406とラッチ状態と非ラッチ状態にするラッチ信
号線1407が夫々接続されている。また、赤色発光ダ
イオード111a−1、111a−2、111a−3の
夫々には共通の1個のオン/オフ回路1400が共通線
1404を介して接続されている。
【0010】このように構成される回路において、図1
6(b)に示すように露光信号Rを時間tと時間t1の
間にわたりオン/オフ回路1400に入力して、ラッチ
解除に同期して各ダイオードへの通電を一斉に行ない、
時間t1で終えるようにして全て同じタイミングで所望
の文字を印画紙上に露光することが考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
回路構成例によれば、赤色発光ダイオード111a−
1、111a−2、111a−3を構成する発光セグメ
ントSGの光量にばらつきにより、プリント結果に濃淡
が発生してしまうことになる。
【0012】図16において、例えば中間の赤色発光ダ
イオード111a−2を基準にして、左側の発光ダイオ
ード111a−1の光量が小さく、右側の発光ダイオー
ド111a−3の光量が大きい場合において、中央の発
光ダイオード111a−2に駆動の電力条件を合わせた
ときには、左側が薄くなり、右側が濃くなる結果となっ
てしまい、判読不能となる虞もある。そこで、発光ダイ
オードの光量の同じものを選別して使用することが理想
的であるが、このようなダイオードは価格が高いので使
用しずらいという問題がある。
【0013】したがって、本発明は上述した問題点に鑑
みてなされたものであり、新規格フィルムまたは従前か
らの135フィルム等からインデックス写真を得る際
に、駒数、種別、項目等の文字プリントを行うための各
文字を、全て均一の状態で焼付けることができるインデ
ックス写真用文字焼付装置の提供を目的にしている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、画面フィルム
を1駒毎に送り、印画紙に所定駒数をマトリックス状に
順次露光焼付を行うインデックス写真において、露光画
像の駒数を少なくとも露光するための駒数プリント部、
または識別番号、日付を含む所定項目を露光するために
前記印画紙の幅方向に調節可能に設けられる項目プリン
ト部に設けられる発光部を、1文字分を一斉に発光する
複数の発光素子の所定個数分を併設するとともに、前記
発光素子を夫々独立駆動する駆動回路手段と、該駆動回
路手段に接続されてなり、前記発光素子毎の光量のばら
つきに応じて前記発光素子の電力を制御する制御手段と
から構成することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施形態に
ついて添付の各図面を参照して述べる。
【0016】先ず、図1は写真焼付現像装置1の全体構
成の要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けら
れるカバーを全て取り外して示した外観斜視図であり、
オプション設定されるペーパーマガジン左収納部2aを
増設した様子を示しており、また完成写真の排出部につ
いては省略して示してある。
【0017】本図から明らかなように、装置1は縦長偏
平に構成することで、極力占有面積を取らないようにす
る一方で、前面から主要な各部分に簡単にアクセスでき
るように配慮されている。この結果、特に我が国におけ
る狭いラボにおいて壁面に対してかなり近接するように
装置1を設置した場合であっても、日常行われるべき種
々の作業である処理液の交換乃至補充の際に、簡単に使
用できるようにするとともに、装置1の背面に対するア
クセスを極力不要にするようにしている。
【0018】また、このペーパーマガジン左収納部2a
は、図中の矢印Y1で示された装置1の側面から分離可
能に取付けられるものであり、カッターユニット4とと
もに増設できるようにして、図示のように2個のペーパ
ーマガジン3を同時に装填可能にしている。このように
して、より需要の高い使用頻度となった場合には、ペー
パーマガジン3を適宜増設できるようにして、ペーパー
マガジン右収納部2bのみを配設した状態で完成された
写真焼付現像装置1を、最初にラボや写真館等に導入す
るようにしておき、導入後の使用頻度とパノラマ写真を
含むペーパーの消費量に基づき、適宜ペーパーマガジン
左収納部2aを増設可能にできるようにしている。
【0019】一方、写真焼付面側に発色乳剤を予め塗設
した印画紙(以下ペーパーと呼ぶ)は、所定幅寸法(例
えば、89mm、102mm、254mm幅)の連続し
た長尺ロールペーパーとして捲回状態で、かつ光を完全
に遮断した状態にされてペーパーマガジン3内において
回転自在に内蔵されている。
【0020】このペーパーマガジン3は、ペーパーマガ
ジン左収納部2aとペーパーマガジン右収納部2bに対
して共通に使用できるようにするために、図示のように
左右対称に構成されるとともに、表裏面の両方の壁面に
おいて取出し装填用のハンドル3aが夫々設けられてい
る。また、内蔵のロールペーパーをマガジン3の外部に
排出する際の開口部の自動開閉機構を構成するためのシ
ャッター板は、ペーパーマガジン右収納部2bとペーパ
ーマガジン左収納部2aのいずれに挿入した場合でも同
じように自動的に開閉するように構成されており、構成
部品の共通化を図るとともに使い勝手を向上させてい
る。
【0021】また、このペーパーマガジン3に近接して
設けられるカッターユニット4は後述するように、連続
搬送されるペーパーPを焼付け前に所望サイズに切断す
るためのものであり、このカッターユニット4により所
定のカットサイズに切断されたペーパーPは、先ず暗箱
7内に設けられた露光焼付部5に搬送されて、テーブル
8上に一時的に吸着固定されて、焼付けのための準備が
整い、二点鎖線で図示のスキャナー6に対してフィルム
Fを順次駒送りして、ズームレンズ等からなる光学系6
aを自動または手動にて調整して所望のサイズの像をペ
ーパーP上に結像して焼付けるように構成されている。
【0022】この焼付け動作の後に、カッターユニット
4の上方に配設された副搬送部9に向けてパーパーPを
搬送し、続いて主搬送部10に搬送する。この主搬送部
10にはペーパーの搬送途中において挨拶文等を写真に
焼付けるためのグリーティグユニットや、スーパーイン
ポーズユニットや、テストネガユニット、白黒マスクユ
ニット11が簡単に着脱自在になるように設けられてい
る。このために、主搬送部10へは頻繁にアクセスする
必要があり、主搬送部10は筐体2の手前に簡単に引き
出せるように構成されている。
【0023】また、この主搬送部10の上流側には焼付
け後のペーパーの現像、漂白、水洗を順次行うための処
理槽12が図示のように階段状に設けられており、処理
槽12の間に設けられた反転ロール13により方向転換
して乾燥ユニット17に送り込むようにして、乾燥後に
最終的に装置1の外部に排出するように構成されてい
る。
【0024】一方、処理槽12の中段の下方部位には処
理液の補充用の補充タンク15が設けられる一方で、タ
ンクの下方のドレイン14を介して使用済みの処理液を
回収できるようにして、前面のカバー(不図示)のみを
開くことで、日常必要となる作業が全てできるように配
慮されている。
【0025】そして、乾燥ユニット17の下方の空間を
占める筐体2内には電源部16が設けられるとともに、
この電源部16の上には上記の処理槽12に関係する種
々の制御を行うためのプロセッサー制御ユニット18が
配設されており、上記の暗箱7の左側面に固定されたペ
ーパー搬送を司る主制御ユニット16との間で種々の制
御データの交換を行いつつ装置全体の制御を行うように
構成されている。
【0026】次に、図2は、図1の主搬送10における
ペーパー搬送の様子を示した要部拡大の外観斜視図であ
る。
【0027】本図において、既に説明済みの構成には同
一符号を付して説明を割愛して未説明部分について述べ
ると、カッターユニット4で切断されたペーパーPはテ
ーブル50上に穿設された多数の孔部の吸着作用により
隙間なくテーブル側に吸引される。このテーブル50の
下方には旋回モータにより図示の矢印d3方向に回転可
能な吸着部51が搬送方向に往復移動可能に設けられて
おり、図示の位置においてペーパーPを保持して焼き付
けを行うようにしている。
【0028】この焼き付け後に、ペーパーPは矢印d4
方向に主搬送部10に向けて搬送されて図中のペーパー
P1の位置で、大判PLであるか否かの判断がされた後
に、矢印d5方向に搬送される。ここで、ペーパーサイ
ズが小型(127×89mm)の時はP3、P4、P
5、P6の位置になるように、左右に振り分けて搬送す
るようにして、処理槽12内を2列になるように搬送す
る。このように2列搬送するようにして、処理速度をア
ップできるようにしている。また、パノラマ写真(25
4×89mm)のように縦長の場合も同じように2列で
搬送できるようにしている。
【0029】一方、フィルムスキャナー6に装填される
フィルムの搬送方向に対して直交するように焼付けを行
いたい場合には、旋回モータ52を矢印d3方向に90
度駆動して焼付けを行えるようにして、大判までのサイ
ズを全て焼付け処理できるように構成されている。
【0030】また、主搬送部10、処理槽12、ペーパ
ーマガジン3、カッターユニット4、副搬送部9は不図
示のカバーを開いた後に手前側に夫々取出せるように構
成されている。一方、主搬送部10は、かなりの重量
(約30kg以上)があるので、片支持状態で移動状態
を保持できるようにして、新規格フィルムに基づく印字
のための印字ヘッドのインクリボン交換作業や上記のグ
リーティングユニットを含む各ユニット11を交換する
作業を簡単にできるようにしている。
【0031】そして、処理槽12と反転ロール13は上
側に夫々取出せるようにして、水洗作業等を簡単に行え
るようにしている。以上が装置1の設計思想を繁栄した
構成である。
【0032】図3は、写真焼付現像装置1のペーパー搬
送部のブロック図であり、図4は図3の下方部分の要部
のブロック図である。
【0033】先ず、図4においてロールペーパーマガジ
ン3のロールペーパーRPの駆動を行うためにロールペ
ーパーRPのコアに設けられたギアに対して噛合するギ
アを駆動するためのロールペーパー駆動用モータである
ステッピングモータからなる第1モータ20が筐体2に
固定されている。
【0034】この第1モータ20の所定パルス数の正逆
方向の回転駆動によって、ロールペーパーRPの直径を
自動計測するとともに、ペーパーのたるみを積極的に発
生するようにして、ペーパー搬送時における負荷を低減
して、正確な搬送が行えるようにしている。
【0035】また、筐体2に固定される不図示の基部に
おいて回動自在に設けられたクラッチ付きドライブロー
ラ21にはアイドルローラ22が同時に回転するように
圧接状態で回動自在に設けられている。尚、これ以降説
明する各ドライブローラは筐体2に固定される不図示の
基部において回動自在に設けられる一方で、各アイドル
ローラはドライブローラと共に同時に回転するように圧
接状態で回動自在に設けられているので、単純に名称の
みで説明する。
【0036】次に、クラッチ付きドライブローラ21と
クラッチ付きドライブローラ25にはステッピングモー
タの第2モータ23の出力軸に固定されたタイミングプ
ーリ23aに張設されているタイミングベルト24が掛
けられており、第2モータ23の所定パルス数の駆動に
より、各ドライブローラを駆動するように構成されてい
る。
【0037】また、ペーパーマガジン3の装填直後に
は、第2モータ23の駆動によりペーパーの先端が第1
センサS1を通過してクラッチ付きドライブローラ25
に対向して設けられているアイドルローラ26の部位ま
で搬送され、さらに第2センサS2を通過してから、カ
ッターユニット4の固定刃29と回転刃30の間を通る
ようにしている。
【0038】一方、副搬送部9は、上記のように露光焼
付け後のペーパーPを主搬送部10に送るために設けら
れており、ソレノイド31により揺動されるガイド板3
2が回転刃の近傍に配設されており、ソレノイド31の
駆動によりカッターユニット9の切断時には待避する一
方で、露光焼付け後にドライブローラ35とアイドルロ
ーラ36の逆回転により戻ってきたペーパーPを主搬送
部10に搬送するときには、ソレノイド31の通電をカ
ットしてガイド板32をバネ力により下方に移動するよ
うにして、ペーパーPをアイドルローラ33とドライブ
ローラ34の間に送るように構成されている。
【0039】このために、副搬送部9にはステッピング
モータの第4モータ40の出力軸に設けられたプーリ4
0aに噛合しているタイミングベルト38がドライブロ
ーラ35と、ドライブローラ34に対して張設されてい
る。
【0040】また、ソレノイド37はドライブローラ3
5をアイドルローラ36に対して圧接する状態とドライ
ブローラ35をアイドルローラ36から離れる状態に移
動するように構成されている。
【0041】以上の構成により、第1モータ20と第2
モータ23と第4モータ40を後述するように個別に駆
動することにより、パーパーの搬送を行う一方で、装置
1の起動時には露光焼付け部5のテーブル50の裏面に
設けられている第3センサS3まで搬送するようにして
いる。
【0042】図中の二点鎖線で外形を図示したカッター
ユニット4は回転刃30をカッター駆動用モータである
第3モータ27の回転により駆動して切断するものであ
り、回転刃30の位置検出をドグ検出用スイッチ28で
行うようにして、切断直後に副搬送部9の起動が行える
ようにして高速化を図るようにしている。
【0043】切断後のペーパーを露光焼付け位置におい
て保持するための吸着部51は旋回モータ52上に搭載
されている。この吸着部51にはバキュームバルブ53
が接続されており、さらに配管54を介して真空ポンプ
55に接続されている。
【0044】また、吸着部51と旋回モータ52はキャ
リッジに搭載されており、第5モータ56の出力プーリ
とタイミングプーリ59との間に張設されているタイミ
ングベルト57によりキャリッジを往復駆動するように
構成されている。また、ファン58はテーブル50に穿
設された吸引孔において負圧を発生するためにテーブル
下方において気密室内に設けられている。
【0045】再度、図3を参照して、副搬送部のアイド
ルローラ33とドライブローラ34の上流側には、主搬
送部10のドライブローラ60とアイドルローラ61の
ペアが設けられている。また、ドライブローラ60とア
イドルローラ61のペアの上流には第5センサが設けら
れており、さらに上流側にはドライブローラ62とアイ
ドルローラ63のペアが、そして上述のグリーテイング
ユニット他を装填する開口部の上方にはドライブローラ
64とアイドルローラ65のペアが夫々配設されてい
る。以上のドライブローラ60、62、64はステッピ
ングモータからなる第6モータ80から駆動力を得るよ
うに構成される。
【0046】次に、図2を参照して述べたように、ペー
パーサイズが小型であって2列搬送できる場合にはP
3、P4、P5、P6の位置になるように、左右に振り
分けて搬送する振り分け動作を行うためのドライブロー
ラ66とアイドルローラ67のペアと、ドライブローラ
68とアイドルローラ69のペアが設けられている。
【0047】また、このドライブローラ66とアイドル
ローラ67のペアの下流側には、搬送されてきたペーパ
ーの先端と幅を検出するための第6センサS6が配設さ
れている。
【0048】そして、ドライブローラ68とアイドルロ
ーラ69のペアの上流側にはドライブローラ70とアイ
ドルローラ71のペアが配設されている。また、その上
流には第7センサS7と、第8センサS8が配設されて
おり、ペーパーの搬送位置を上記の第1センサS1〜第
6センサS6と同じように非接触で光学的に検出するよ
うにしている。
【0049】主搬送部10の最上部には、処理槽12の
各搬送ローラを駆動するために設けられている不図示の
モートルから動力をカプリングを介して得るようにした
ドライブローラ72がアイドルローラ73と、アイドル
ローラ74とともに回動するように設けられており、シ
ャッターソレノイド75により開閉される不図示のシャ
ッターを介してペーパーを処理槽12に送るようにして
いる。
【0050】一方、第10センサS10により初期位置
化される第8モータ82は、左右に振り分ける動作を行
うためのドライブローラ66とアイドルローラ67のペ
アと、ドライブローラ68とアイドルローラ69のペア
を左右に駆動するためのものであり、同様にステッピン
グモータである。以上の各モータとセンサは所定のモー
タドライバとセンサアンプを実装している上記の主制御
部16に接続されており、制御が行われる。
【0051】次に、図5はインデックス写真の配置状況
を実寸を入れて示した平面図であって、幅寸法が89m
mと102mmになるカットサイズに予め切断された印
画紙の2種類(以下ペーパーP89、P102と呼ぶ)
について示したものであり、図中の数字は実寸(mm単
位)である。
【0052】本図の配置のようにするために、新規格フ
ィルムであるIX240フィルムを駒送りして、所定駒
数の縦列の駒プリントKn(K1〜K4、K5〜K8、
…K21〜K25)と、これら縦列の列であるN分を露
光部において順次露光焼付けする。この後に、上記の現
像焼付装置1の搬送路の下流へ搬送して、処理液体を貯
蔵した処理槽12中を順次搬送して、乾燥部17におい
て乾燥し、外部に排出することで得るようにする。
【0053】ここで、所定駒数の縦列(K1〜K4、K
5〜K8、…K21〜K25)と、これら縦列の列N分
はフィルムの駒数に応じて決定され、最大で50駒(5
個×10列)までプリントできる。
【0054】また、新規格フィルムによれば、駒プリン
トKnの左隣りにおいて、駒数と種類(ノーマルC、ハ
イビジョンH、パノラマP)を示す駒数、種類プリント
PAが行われ、さらに、フィルムの識別番号PBと、写
真を撮影した日付PCが図示の所定位置に夫々プリント
される。
【0055】また、上記のようにペーパーマガジン3内
において内蔵され、プリカットされた状態で搬送される
ペーパーP89、P102は夫々の中心線C.Lが同じ
位置になるように搬送される。このために、フィルムの
識別番号PBと、日付PCを光学系を介して露光するた
めのプリントユニットは後述するように手動で適宜図示
の位置になるように調節可能にされている。
【0056】一方、135フィルム等の従来からのフィ
ルムからも図示のようなインデックス写真を得ることも
できる。この場合には、ペーパーP89、P102上に
おいて、例えば135フィルムを駒送りユニット100
で駒送りして、所定駒数の縦列(K1〜K4、K5〜K
8、…K21〜K25)と列分とを露光焼付け部5にお
いて順次露光焼付けする。さらに所定駒数の縦列(K1
〜K4他)の左隣りに駒数PAの露光が行われ、ラボに
おいて現像した日付のPCが図示の所定位置に夫々プリ
ントされることになる。
【0057】一方、新規格フィルムの画面サイズと、1
35フィルムの画面サイズは異なることから、後述する
レンズユニットとアダプターが適宜装填されて、インデ
ックス写真を得た後に、簡単な操作により普通の写真を
プリントできるようにしている。
【0058】以上の仕様を満足させるために、以下に説
明するインデックス写真ユニット、レンズユニットとア
ダプターを現像焼付装置1に増設することで、新規格フ
ィルムと従前からのフィルムの両方に柔軟に対応できる
ように構成されている。
【0059】続いて、図6は図1に示した引き伸ばし用
のズームレンズユニット6aを介して露光焼付けして、
通常の写真を得る写真焼付け現像装置1の露光焼付け部
5において、インデックス写真ユニット120を装着し
た様子を示した外観斜視図である。
【0060】本図において、先ず、スキャナー6の下方
には現像済みフィルムFを矢印K方向に駒送りする駒送
りユニット100が設けられており、間欠送りしつつパ
ーパーの露光面上への露光を行うように構成されてい
る。
【0061】また、暗箱7の天上部分には上述した引き
伸ばし用のズームレンズユニット6aと、レンズユニッ
ト103a〜dを着脱自在にするためのレンズマウント
101が設けられており、図示のようにレンズユニット
103aとズームレンズユニット6aとを同時にセット
できるようにする一方で、レンズマウント101に固定
されたハンドル102を把持して前後方向に移動して、
インデックス写真と通上の写真を露光する状態に簡単に
セットできるようにしている。
【0062】また、レンズユニット103は、図示のよ
うに1列分の駒数のフィルム画像を一斉に結像する複数
の小型レンズ104が内蔵されている。また、このレン
ズユニット103を適宜交換することで、小型レンズの
倍率を変化させて所望のフィルムサイズに適用できるよ
うにしている。
【0063】一方、写真焼付現像装置1の露光焼付け部
5には、インデックス写真ユニット120が図示のよう
にテーブル8上に装着されている。このインデックス写
真ユニット120には、保護用の黒色のカバー121が
設けられるとともに、カバー121の縦長の開口部12
2に対してレンズユニット103の例えば5駒分の画像
を一斉に露光できるように構成されている。
【0064】このように5駒分のフィルム画像を一斉に
露光すると、1列分の露光が同時に行われてしまうの
で、これを防止するために、露光画像は後述するインデ
ックス写真ユニット120のマスクキャリッジ124の
1つの開口部126のみを介して順次露光するようにし
て、それ以外の露光画面を光遮断用のマスクシート12
5により完全に遮断するようにしている。このように駒
送りに同期してマスクキャリッジ124を間欠駆動する
ようにして、駒プリントKnを得るようにしている。
【0065】また、インデックス写真ユニット120は
後述する基部130と、回動基部131とから構成され
ており、回動軸体123を回動中心にして回動基部13
1のみが図示の矢印X方向に手動で回動できるようにし
て、インデックス写真の露光終了後において略起立状態
で退避できるように構成されている。
【0066】図7は、インデックス写真を得るためのフ
ィルム種類と、第1レンズユニット103aから第4レ
ンズユニット103d及びマスクユニットの組み合わせ
表である。
【0067】本図から分かるように、新規格フィルムで
あるIX240からペーパーP102、89でインデッ
クス写真を得るためには、第1レンズユニット103
a、第2レンズユニット103bとが使用される。
【0068】また、135フィルムからペーパーP10
2、89でインデックス写真を得るためには、第3レン
ズユニット103c、第4レンズユニット103dと、
マスクユニットが使用される。また、他のレンズユニッ
トを準備することで他にも120、110、220フィ
ルム等からもインデックス写真を適宜得ることができる
ことは言うまでもない。
【0069】図8(a)はレンズユニット103aの半
断面図、図8(b)は(a)の底面図であり、駒数の5
分を露光するために用いられる場合のものである。
【0070】本図において、レンズユニット103a
は、レンズマウント101に装着されるマウント用フラ
ンジ部106を形成した鏡胴105の内部において、5
個の小型レンズ104が図示のように位置決め固定され
ており、各小型レンズ104によりスキャナーー6から
の投光で1つのフィルム画像からペーパーP89、P1
02上に5駒分の同じ露光画像を結像するように構成さ
れている。このために、図8(b)に示したように各小
型レンズ104は一直線上に配置されている。
【0071】また、マウント用のフランジ部106の間
には、レンズユニット103の自動認識用のマグネット
107が所定位置に所定個数分埋設されており、レンズ
マウント部101に配設された不図示の磁気センサによ
り、マグネット107の自動検知を行うことで、レンズ
ユニット103a〜103dの自動検知を行えるように
構成されており、この検知結果を上記の主制御部16に
送るようにして、後述のインデックス写真の露光制御を
行うようにしている。
【0072】ここで、図示しないが、一列に4つの駒プ
リントKnをする場合には、上記の小型レンズ104は
4個配設されることは言うまでもない。
【0073】次に、図9はインデックス写真ユニット1
20の外観斜視図であって、テーブル8上に固定された
様子を示している。また、図10はインデックス写真ユ
ニット120の動作説明図である。
【0074】先ず、図9において、インデックス写真ユ
ニット120は装置の最大プリントサイズに応じた十分
な露光面積を有する開口部130aと、回動軸体123
を上端において固定するための起立部130cを基部1
30に一体または別部品から形成するように、所定厚さ
のアルミ板から形成されており、黒アルマイト処理で露
光に障害とならないように構成されている。
【0075】また、回動軸体123により回動基部13
1を回動自在に支持するために、側板132、133で
あって、回動軸体123により支持される孔部を穿設し
た側板が図示のように回動基部131に固定されてい
る。
【0076】一方、基部130には、手前のハンドル1
34を固定する延設部130aが設けられており、イン
デックス写真ユニット120をテーブル8上にセットす
る時に、この手前のハンドル134と、奥側に位置する
ハンドル部135を両手で把持して、狭い暗箱内に両手
が入るようにしている。また、ハンドル部135は回動
基部131を起立状態にするときに、この部分を把持し
て手前側に引き上げるようにしており、回動基部131
の奥側に固定されている。
【0077】このハンドル部135の左隣りには、後述
する回動防止ユニット160が設けられており、ハンド
ル部135を把持して露光部5に初めてまたは途中でセ
ットするときに回動基部131と基部130との間を完
全な係止状態に維持するとともに、露光焼付け部5にお
いてセットされた後に、ハンドル部135を手前に引き
起こせるようにして図6で示したように矢印X方向に手
動で回動できるようにして、インデックス写真の露光終
了後において略起立状態で退避できるように構成されて
いる。
【0078】一方、回動基部131にはさらに延設部1
31bが設けられており、上記のフィルムの識別番号P
Bと、写真を撮影した日付PCを所定位置に夫々プリン
トする項目プリントユニット115がこの延設部131
b上に配設されている。また、この項目プリントユニッ
ト115はレバー116を操作することで、前後方向に
移動できるように構成されている。この延設部131b
上には回路基板200が固定されており、この基板のコ
ネクタを介して電子部品及び主制御部16に接続されて
いる。
【0079】次に、マスクキャリッジ124は、回動基
部131上において両端が固定されているシャフト12
7、128により前後方向に摺動可能に支持されるとと
もに、これらのシャフト127、128間において不図
示の開口部であって、駒プリントKnの一列分に該当す
る面積の開口部が形成されており、マスクキャリッジ1
24の開口部126及びマスクキャリッジ124に搭載
されている駒数プリントユニット110がパーパーP8
9、P102上に位置できるようにしている。マスクキ
ャリッジ124の両側にはマスクシート125が張設さ
れており、開口部126以外の開口部を遮蔽する状態に
している。このためにこのマスクシート125はマスク
キャリッジ124の走行に伴い送り出しと巻取りの両方
の動作を行うように構成される。このために、マスクシ
ート125はタイミングプーリ147を軸に固定した巻
取りローラ148の外周面において一端が固定されると
ともに、途中部分がテンションローラ149により図中
の前方に移動付勢されてから、下方のガイドローラ15
0を介してマスクキャリッジ124の側方に固定され
る。同様に、マスクシート125はタイミングプーリ1
54を軸に固定した巻取りローラ151の外周面におい
て一端が固定されるとともに、途中部分がテンションロ
ーラ152により図中の後方に移動付勢されてから、下
方のガイドローラ153を介してマスクキャリッジ12
4の側方に固定されるまた、側板132に固定されるス
テップモータ145の出力軸にはタイミングプーリ14
6が固定されており、このタイミングプーリ146と、
上記のタイミングプーリ147、154の間においてタ
イミングベルト155を噛合張設するとともに、ベルト
155の一部をマスクキャリッジ124に固定するよう
に構成して、モータ145の正逆回転駆動によりマスク
キャリッジ124と2枚のマスクシート125を同時駆
動できるようにしている。
【0080】このマスクキャリッジ124のホームポジ
ション検出のためにアクチエータ124aが固定されて
おり、回動基部131上のセンサS101で検知するよ
うにして、初期位置検出をする。また基部130上には
アクチエータ156が固定されており、回動基部131
に固定されているセンサS100で検出するようにし
て、回動状態と図示の状態をモニターする。さらに、回
動軸体123の右端部近傍にはアクチエータ133aを
検知するセンサS102が基部130上に固定されてお
り、回動基部131が起立状態にあることを検知する。
【0081】また、回動軸体123には摩擦板と強力バ
ネからなる回動緩衝機構140であって一端にラチェッ
ト141を固定した機構が固定されており、回動基部1
31の側板132に固定された爪部材に対してラチェッ
ト141が係合するようにして、起立状態にする途中で
ハンドル部135を離したときでも回動基部131側が
基部130側に急激に落下する事態を防止している。
【0082】上記の構成において、図4と図10とを参
照して、カッターユニット4で切断後のペーパーP8
9、P102は露光焼付け位置になるように吸着部51
により吸着されて、第5モータ56の駆動により項目プ
リントユニット115の下方まで移動されて、所定項目
PBとPCの露光が順次行われて、マスクキャリッジ1
24の下方に搬送される。このとき、項目プリントユニ
ット115はレバーを操作して矢印H1、H2方向のず
れからの位置にセットされる。
【0083】この後に、マスクキャリッジ124の初期
化が行われてから矢印K方向に駆動され、駒数と種別の
露光がマスクキャリッジ124に搭載されたプリントユ
ニット110により行われ、図中の手前側に移動して停
止する。以上で駒プリントKnの準備が整う。以下、同
じ動作を全ての列分繰り返す。
【0084】図11は135フィルム用のアダプター3
00をマスクキャリッジ124の開口部126にセット
する様子を示した外観斜視図である。本図において、1
35フィルルムとIX240では露光サイズが異なるの
で、このアダプター300をマスクキャリッジ124の
開口部126に設けられた溝部126aが突起部303
に潜入して不動状態にするとともに曲げ部304が開口
部126cの縁部に当接して位置決めするように、把持
部302を把持してセットする。また、取り外すときは
把持部302が互いに近接するようにして、溝部126
aから突起部303を取り外すようにして使用する。
【0085】次に、図12(a)は上記のプリントP
A、PB、PCを行うための発光素子111を備えたプ
リントユニット110の要部断面図であり、ユニット1
15と略同様に構成されるものである。
【0086】本図において、発光素子111は所謂7セ
グメントの赤色発光ダイオード111aを紙面の表裏方
向に3個並列に設けており、3桁分を一斉に露光できる
ようにしたものである。この発光素子111から発光し
たパターンは先ず反射ミラー112において全反射し
て、約90度方向転換されて下方に設けられた集光レン
ズ113に向かう。この集光レンズ113は駒数プリン
トPAに対向する位置に配設されているので、発光パタ
ーンを所定の大きさに縮小してから露光することができ
るようにしている。また、発光色は赤の場合には、補色
の青プリントが得られるが、この色に限定されず、種々
の色が可能であることは勿論である。
【0087】図12(b)は、項目プリントユニット1
15の平面図である。このユニット115の発光素子1
11及び光学系はプリントユニット110と略同じであ
る。このユニット115は回動基部の延設部131b上
に設けられたピン118により案内される長孔117a
を穿設したベース117上に設けられており、このベー
ス117の一部に設けられている回動ピン114に潜入
する孔部を備えたレバー116を支点119により矢印
方向に回動可能にしている。以上の構成により、矢印H
方向に移動してから停止することができるので、ペーパ
ーP89とP102の所定位置にプリントできる。
【0088】図13(a)は、上記の回動軸体123の
回動緩衝機構140の正面図であって、既に説明済みの
構成には同一符号を付して説明を割愛して未説明部につ
いて述べると、ラチェット141が回動軸体123に固
定された回動緩衝機構140に固定されている。また、
回動基部131の側板132に固定された爪部材144
はこのラチェット141に常時係合するようにして、起
立状態にする途中で係合が外れるようにするためにトー
ションバネ143がピン142廻りに設けられている。
以上の構成において、回動基部131を起立状態にする
ためにハンドル部135を回動する途中で離したときで
も、爪部材144が回動緩衝機構140のラチェット1
41に噛合しているので回動緩衝機構140の緩慢な回
動動作によって回動基部131側が基部130側に急激
に落下する事態を防げるようになる。
【0089】また、図13(b)は、回動防止ユニット
160の正面図であり、上記のハンドル部135を把持
してセットするときに回動基部131と基部130との
間を完全な係止状態に維持するが、露光焼付け部5にお
いてセットされた後に自動的に解除する機構である。既
に説明済みの構成には同一符号を付して説明を割愛する
と、基部131にはピン163が設けられており、この
ピン163廻りに回動自在に係止部材162が設けられ
ており、ピン163廻りに設けられたトーションバネ1
63により常時反時計回転方向に付勢されており、側板
132のピン161に係合している。この結果、回動基
部131は回動しない。
【0090】一方、インデックス写真ユニット120が
露光焼付け部5に正しくセットされると、係止部材16
2のレバー162aが露光焼付け部5の上面に当接して
破線図示の位置に回動して、上記の係止状態が自動的に
解除される。
【0091】以上の結果、回動基部131のハンドル部
135を手前に引き起こせるようにして図6で示したよ
うに矢印X方向に手動で回動できるようにして、インデ
ックス写真の露光終了後において略起立状態で退避でき
るようになる。また、新規にインデックス写真ユニット
120を露光焼付け部5にセットするときに、基部13
0側のみが下方に落下する事態を防止できる。
【0092】最後に、図14はインデックスプリントの
フローチャートである。本図において、先ず、ステップ
S1でインデックス写真ユニット120が露光焼付け部
5にセットされ、所定のレンズユニット103がセット
されて、プリカットされたペーパーが搬送されて図6の
状態にされて、センサS100他で開始できる前準備が
終了する。次に、ステップS2において、先ず各プリン
トユニット110、115により項目PB、PCの露光
が行われてから、ステップS3に進みパーパーが最初の
駒列の露光位置に搬送されてマスクキャリッジ124が
搬送されて最初の列の駒数PAの露光が行われる。続い
て、モータ56の駆動で最初の列の駒プリントが、フィ
ルムの駒送りに同期してモータ145を間欠駆動して行
われる。
【0093】次に、キャリッジが初期位置に戻され、以
下同様の動作を繰り返し実行して、最終の列で終了す
る。
【0094】この後、図4においてペーパーP89、P
102の乳剤面を上にして搬送される。このとき、副搬
送部9においてガイド板32が下方に移動して、上流の
主搬送部10に搬送されるようにする。また、主搬送部
の最上部に配設されている光を遮断していたシャッター
用のソレノイド75への通電が行われて、搬送路から待
避されて、下流の処理槽12への搬送が可能な状態にす
る。
【0095】続いて、図3において、下流のドライブロ
ーラ60とアイドルローラ61のペアと、ドライブロー
ラ62とアイドルローラ63のペアと、ドライブローラ
64とアイドルローラ65のペアを駆動する第6モータ
80への通電がされて、パーパー搬送が図2の矢印d
4、d5方向に行われるようにする。また、第7モータ
81への通電が行われて、振り分け部への導入準備をす
る。
【0096】続く、第5センサS5により搬送されてく
るペーパー先端の検出の後に、印字のマージン分となる
べき規定量を搬送してから、所望のデーダをペーパー裏
面に印字記録する。この後に、さらに搬送されて、最終
的には各処理槽12の搬送速度と同じになるように搬送
制御されて完成される。
【0097】次に、図15(a)は、上記の駒数、種類
プリントPAと項目プリントPKの文字プリントのため
の回路構成例を示したものである。本図において、赤色
発光ダイオード111a−1、111a−2、111a
−3が併設されており、3桁文字分の同時焼付けを可能
にしており、上述の駒数、種類プリントを行うように構
成されている。このように所謂7セグメントSGからな
る「8」文字表示用の発光ダイオードを使用すること
で、十分に対応できるので、これらの発光ダイオードを
併設するようにして一斉に発光するようにしている。
【0098】このために各発光ダイオード111a−
1、111a−2、111a−3にはドライブ回路40
5が夫々接続される一方で、各ドライブ回路405には
所定文字の変換データを送るデータ信号線408と、転
送クロックを送る転送クロック線406とラッチ状態と
非ラッチ状態にするラッチ信号線407が夫々接続され
ている。また、赤色発光ダイオード111a−1、11
1a−2、111a−3の夫々にはオン/オフ回路40
1、402、403が信号線404を介して接続されて
いる。
【0099】また、図15において、中間の赤色発光ダ
イオード111a−2を基準にして、左側の発光ダイオ
ード111a−1の光量が小さく、右側の発光ダイオー
ド111a−3の光量が大きいものが配設されている。
【0100】このように構成される回路において、図1
5(b)に示すように光量が小さい左側の発光ダイオー
ド111a−1への露光信号R1を時間tと時間t3の
間にわたりオン/オフ回路401に入力して、ラッチ解
除に同期してダイオードへの通電を行なう。また、基準
の発光ダイオード111a−2への露光信号R2を時間
tと時間t2の間にわたりオン/オフ回路402に入力
して、ラッチ解除に同期してダイオードへの通電を行な
う。そして、光量の大きな発光ダイオード111a−3
への露光信号R3を時間tと時間t1の間にわたりオン
/オフ回路403に入力して、ラッチ解除に同期してダ
イオードへの通電を行なう。このように通電制御して所
望の文字を印画紙上に露光することで、駒数、種別、項
目等の文字プリントを行うための各文字を、全て均一の
状態で焼付けることができるようになる。
【0101】尚、発光ダイオード駆動の電力制御は上記
の通電時間制御に限定されず、例えば電圧を可変にする
などがあり、その制御は不問である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
新規格フィルムまたは従前からの135フィルム等から
インデックス写真を得る際に、駒数、種別、項目等の文
字プリントを行うための各文字を、全て均一の状態で焼
付けることができるインデックス写真用文字焼付装置を
提供できる。
【0103】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は写真焼付現像装置1の全体構成の要部を
示すために筐体2に対して一部着脱自在に設けられるカ
バーを全て取り外して示し、オプションとして設定され
たペーパーマガジン左収納部2aを増設した様子を示し
た外観斜視図である。
【図2】図1の主搬送10におけるペーパー搬送の様子
を示した要部拡大の外観斜視図である。
【図3】写真焼付現像装置1のペーパー搬送部のブロッ
ク図である。
【図4】図4の下方部分の要部のブロック図である。
【図5】インデックス写真の配置状況の平面図である。
【図6】写真焼付け現像装置1の露光焼付け部5にイン
デックス写真ユニット120を装着した様子を示した外
観斜視図である。
【図7】インデックス写真を得るためのフィルム種類
と、第1レンズユニット103aから第4レンズユニッ
ト103d及びマスクユニットの組み合わせ表である。
【図8】レンズユニット103の中心半断面図(a)、
同底面図(b)である。
【図9】インデックス写真ユニット120の外観斜視図
である。
【図10】インデックス写真ユニット120の動作説明
の外観斜視図である。
【図11】アダプター300の使用状態説明図である。
【図12】(a)は上記のプリントPA、PB、PCを
行うための発光素子111を備えたプリントユニット1
10の要部断面図である。(b)はユニット115の平
面図である。
【図13】(a)は、上記の回動軸体123の回動緩衝
機構140の正面図である、(b)は回動防止ユニット
160の正面図である。
【図14】動作説明のフローチャートである。
【図15】駒数、種類プリントPAと項目プリントPK
の文字プリントのための回路構成例(a)、通電波形図
(b)である。
【図16】従来の文字プリントのための回路構成例
(a)、通電波形図(b)である。
【符号の説明】
1…写真焼付現像装置、2…筐体、2a…ペーパーマガ
ジン右収納部、2b…ペーパーマガジン左収納部、3…
ペーパーマガジン、4…カッターユニット、5…露光焼
き付け部、6…フィルムスキャナー、7…暗箱、8…テ
ーブル、9…副搬送部、10…主搬送部、11…(グリ
ーティング)ユニット、12…処理槽、13…反転ロー
ル、14…ドレン、15…補充タンク、16…主制御
部、17…乾燥ユニット、18…プロセッサー制御部、
19…電源部、20…第1モータ(ロールペーパー駆動
用モータ)、21…クラッチ付きドライブローラ、22
…アイドルローラ、23…第2モータ、23a…タイミ
ングプーリ、24…タイミングベルト、25…クラッチ
付きドライブローラ、26…アイドルローラ、27…第
3モータ(カッター駆動用モータ)、28…ドグ検出用
スイッチ、29…固定刃、30…回転刃、31…ソレノ
イド、32…ガイド板、33…アイドルローラ、34…
ドライブローラ、35…ドライブローラ、36…アイド
ルローラ、37…ソレノイド、38…タイミングベル
ト、40…第4モータ、50…テーブル、51…吸着
部、52…旋回モータ、53…バキュームバルブ、54
…配管、55…真空ポンプ、56…第5モータ、57…
タイミングベルト、58…ファン、59…タイミングプ
ーリ、60…ドライブローラ、61…アイドルローラ、
62…ドライブローラ、63…アイドルローラ、64…
ドライブローラ、65…アイドルローラ、66…ドライ
ブローラ、67…アイドルローラ、68…ドライブロー
ラ、69…アイドルローラ、70…ドライブローラ、7
1…アイドルローラ、72…ドライブローラ、73…ア
イドルローラ、74…アイドルローラ、75…シャッタ
ーソレノイド、100…駒送りユニット、101…レン
ズマウント、102…ハンドル、103…レンズユニッ
ト、104…小型レンズ、105…鏡胴、110…プリ
ントユニット、111a−1〜111a−3…発光素
子、112…反射ミラー、113…集光レンズ、115
…プリントユニット、116…レバー、120…インデ
ックス写真ユニット、121…カバー、122…開口
部、123…回動軸体、124…マスクキャリッジ、1
25…マスクシート、130…基部、131…回動基
部、135…ハンドル、140…回動緩衝機構、141
…ラチェット、145…ステップモータ、148…巻取
りローラ、149…テンションローラ、150…ガイド
ローラ、151…巻取りローラ、152…テンションロ
ーラ、153…ガイドローラ、155…タイミングベル
ト、160…回動防止ユニット、300…アダプター、
401〜403…オン/オフ回路、404…信号線、4
05…ドライブ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面フィルムを1駒毎に送り、印画紙に
    所定駒数をマトリックス状に順次露光焼付を行うインデ
    ックス写真において、 露光画像の駒数を少なくとも露光するための駒数プリン
    ト部、または識別番号、日付を含む所定項目を露光する
    ために前記印画紙の幅方向に調節可能に設けられる項目
    プリント部に設けられる発光部を、 1文字分を一斉に発光する複数の発光素子の所定個数分
    を併設するとともに、前記発光素子を夫々独立駆動する
    駆動回路手段と、該駆動回路手段に接続されてなり、前
    記発光素子毎の光量のばらつきに応じて前記発光素子の
    電力を制御する制御手段とから構成することを特徴とす
    るインデックス写真用文字焼付装置。
  2. 【請求項2】 前記インデックス写真を得るために、装
    置本体と、印画紙の送り方向と直交する側の列の1列分
    の所定駒数の露光画像を前記印画紙上に結像可能な複数
    のレンズを備えたレンズユニットと、露光部で前記印画
    紙の前記所定列分を順次間欠送りする搬送手段と、前記
    露光部に配設されてなり、前記駒送りに同期して間欠駆
    動することで、露光されるべき位置に開口部を移動し
    て、前記開口部を介して前記露光画像を前記印画紙上に
    露光するとともに、露光されるべき位置以外の前記露光
    画像を遮蔽するキャリッジを有するマスク手段とを具備
    してなり、 前記駒数プリント部を前記キャリッジに搭載するととも
    に、光学系を介して印画紙上に露光焼付けすることを特
    徴とする請求項1に記載のインデックス写真用文字焼付
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記発光素子の光量に
    反比例して駆動電流の通電時間を長く設定することを特
    徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のイ
    ンデックス写真用文字焼付装置。
JP18942996A 1996-07-18 1996-07-18 インデックス写真用文字焼付装置 Withdrawn JPH1031270A (ja)

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