JP3201848B2 - マガジンのリールロック機構 - Google Patents

マガジンのリールロック機構

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JP3201848B2
JP3201848B2 JP31705192A JP31705192A JP3201848B2 JP 3201848 B2 JP3201848 B2 JP 3201848B2 JP 31705192 A JP31705192 A JP 31705192A JP 31705192 A JP31705192 A JP 31705192A JP 3201848 B2 JP3201848 B2 JP 3201848B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に長尺状の感光材
等の記録材料が巻き付けられたリールを収容したマガ
ジンのリールロック機構に関し、プリンタプロセッサ等
の感光材料処理装置用のマガジンに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】感光材料処理装置の内の例えば、プリン
タプロセッサは所謂ミニラボと称されDPE店等に設置
されている。このプリンタプロセッサは、ネガフィルム
に記録された画像を印画紙へ焼付露光するプリンタ部
と、焼付処理された印画紙を現像処理するプロセッサ部
とが一体となっており、長尺状の印画紙をプリンタプロ
セッサにセットするのみで、自動的にプリンタ部及びプ
ロセッサ部内を搬送し処理できる。このプリンタプロセ
ッサのプリンタ部では、ネガフィルムの画像を一定の大
きさに拡大して印画紙に焼付けるようになっており、ネ
ガフィルムの画像が焼付けられた印画紙が連続してプロ
セッサ部へ搬送されて現像処理され、写真プリントとし
て仕上げられる。
【0003】すなわち、この種の感光材料処理装置で
は、内部が遮光状態とされたマガジンに、長尺の印画紙
がロール状に巻き取られて収容されており、焼付露光を
行う度にマガジンから順次引き出して使用される。
【0004】マガジンから所定寸法引き出された印画紙
は、搬送ローラによって挟持搬送されながら画像が焼付
露光され、さらにプロセッサ部において現像処理、漂白
定着処理及び水洗処理等を行った後、乾燥処理されるこ
ととなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の感光材料処理装置では、マガジン内のリールにロ
ール状に巻き取られた長尺の印画紙をマガジン内から搬
送ローラにより搬送しつつ処理することから、内部に印
画紙が入っているマガジンを処理作業の前に、プリンタ
プロセッサに装着する必要を有する。
【0006】この一方、マガジンにはリールの回り止め
がなく、プリンタプロセッサ装着前のマガジン内で、リ
ールが空回りする虞を有していた。従って、リールが空
回りして、マガジン内に印画紙の端部が引き込まれた
り、あるいは過剰にマガジンから印画紙が飛び出したり
することがあった。
【0007】すなわち、マガジン内に印画紙が引き込ま
れた場合は、作業者がマガジンを開放して、マガジンの
開口部分より印画紙の端部を若干量引き出した状態とし
てマガジンを再度閉鎖しなければならない。この結果、
光の当たった印画紙の部分は廃棄しなければならなかっ
た。また、印画紙の無駄を防止しようとすると、暗所で
上記の作業を行わなければならず、過大な労力を要して
いた。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、リールの空回
りによる印画紙の引き込みや飛び出しを防ぐことによ
り、印画紙の無駄や過大な労力を防止するマガジンのリ
ールロック機構を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1によるマガジン
のリールロック機構は、リールに巻き付けられた記録材
料を収容するマガジンと、このマガジンが着脱自在に装
着されるとともに前記記録材料を搬送して処理する装置
本体とを備え、前記リールに動力を伝達する伝達ギヤが
前記マガジンに回転自在に設けられるとともに、前記伝
達ギヤとかみ合う駆動ギヤが前記装置本体に設けられ、
マガジンを装置本体に装着したときに、前記駆動ギヤが
前記伝達ギヤとかみ合って前記リールを回転駆動可能に
するものにおいて、前記伝達ギヤに係脱自在に係合して
その回転を防止するロック爪を前記マガジンに設けると
ともに、前記ロック爪の係合を解除する解除部材を前記
装置本体に設け、マガジンを装置本体に装着したとき
に、前記解除部材がロック爪に当接して前記伝達ギヤと
の係合が解除されるように構成したことを特徴とする。
【0010】請求項2によるマガジンのリールロック機
構は、記録材料が引き出されるマガジンの引出し口に、
弾性材によってその引出し口を閉止する方向に付勢され
た開閉扉を設けたことを特徴とする。そして、請求項3
によるマガジンのリールロック機構は、前記開閉扉で記
録材料を保持するように構成したことを特徴とする。ま
た、請求項4によるマガジンのリールロック機構は、前
記記録材料が感光材料であることを特徴とする。
【0011】
【作用】記録材料である長尺状の感光材料が巻き付けら
れたリールを収容すると共に、この感光材料を供給し得
るマガジンが装置本体に着脱自在に取り付けられ、装置
本体がマガジン内から長尺状の感光材料を引き出し、搬
送して処理する。
【0012】この際、マガジンの装置本体への装着前に
は、マガジンに取り付けられた伝達ギヤがリールに接続
されていることから、ロック爪が伝達ギヤに係合して前
記伝達ギヤの回転を防止する。この結果、装置本体への
装着前のマガジン内でリールが空回りすることがない。
【0013】一方、マガジンの装置本体への装着後に
は、解除部材がロック爪当接してロック爪による伝達
ギヤの係合を解除すると共に駆動ギヤが伝達ギヤとかみ
う。そして、駆動ギヤの駆動回転により、伝達ギヤを
介してリール回転する。この結果、装置本体から感光
材料の巻き戻しができる。
【0014】さらに、長尺状の感光材料が引き出される
マガジンの引出し口を弾性材で付勢された開閉扉で閉止
するので、マガジン内の遮光が図られ、かつ、その開閉
扉で感光材料を押圧して保持するので、ロック爪の伝達
ギヤへの係合と相まって、長尺状感光材料のマガジン内
への引き込み、飛び出し等が防止される。
【0015】
【実施例】本発明に係るマガジンのリールロック機構の
一実施例を図1から図6に示し、これらの図に基づき一
実施例を説明する。
【0016】図1には本実施例が採用されるプリンタプ
ロセッサ10が示されている。まず、このプリンタプロ
セッサ10の全体構成を説明する。
【0017】プリンタプロセッサ10は外部がケーシン
グ12で覆われており、図1における左方にケーシング
12から突出する作業テーブル14を備えている。作業
テーブル14の上面にはネガフィルム16がセットされ
るネガキャリア18が載置されている。また、作業テー
ブル14の下方には光源部36が設置されている。光源
部36は光源38を備えている。光源38から照射され
た光線は、フィルタ部40、拡散筒42を介してネガキ
ャリア18にセットされたネガフィルム16へと至る。
フィルタ部40はC、M、Yの3枚のフィルタから構成
され、各フィルタは前記光線の光軸上を出没可能とされ
ている。
【0018】作業テーブル14の上方に位置するアーム
44には光学系46が取り付けられている。光学系46
はレンズ48、シャッタ50及び反射ミラー51を備
え、レンズ48及びシャッタ50は前記光線の光軸上に
配置されている。ネガフィルム16を透過した光線はレ
ンズ48及びシャッタ50を通過し、反射ミラー51に
よって(光軸が略90度)偏向され、露光室52にセッ
トされた印画紙54上にネガフィルム16の画像を結像
させる。
【0019】また、光学系46はネガフィルム16の濃
度を測定する例えばCCD等の濃度測定器56を備えて
いる。この濃度測定器56は、図示しないコントローラ
に接続されており、濃度測定器56によって測定された
データ及び、作業者によりキー入力されたデータに基づ
いて、露光時の露光補正値が設定される。
【0020】この光源部36と光学系46と露光室52
とにより焼付処理が可能となり、焼付露光部58(プリ
ンタ部)が形成される。
【0021】露光室52の上方右側部分の角部には、マ
ガジン装着部60が設けられている。マガジン装着部6
0は長尺状の印画紙54をリール62にロール状に巻き
取って収容するペーパマガジン64が装着されるように
なっている。
【0022】マガジン装着部60の近傍には一対の搬送
ローラであるローラ66が配置されており、印画紙54
を挟持して水平状態で露光室52へ搬送する。印画紙5
4はアーム44の手前でローラ67に巻掛られ、90度
方向転換されて垂下される。なお、ローラ66とローラ
67との間には印画紙を略U字状に案内してストックし
ておく第1のストック部69が設けられている。
【0023】ローラ67による印画紙54の案内方向下
流側には、露光ステージ94が設けられている。この露
光ステージ94には、図示しない制御装置に接続されて
開閉される可変マスク(図示せず)が設けられている。
この為、制御装置により、プリントサイズ及びプリント
の種類(例えば白枠の有無)に応じて可変マスクのマス
ク範囲の長さ寸法及び幅寸法が変更されるようになって
いる。
【0024】露光室52の露光位置の下方にはローラ6
8A、68B、68Cが配置され、露光室52において
ネガフィルム16の画像が焼付けられた印画紙54が略
90度毎方向転換されて、露光室52と隣接するプロセ
ッサ部72の発色現像部74へ搬送される。
【0025】このローラ68Aの下流側には、カッタ7
1が配設されている。このカッタ71は、焼付処理が終
了した印画紙54の後端を切断する役目を有しており、
このため、露光室52内に残った印画紙54を再度ペー
パマガジン64へ巻き戻すことができる。
【0026】なお、ローラ68Aとローラ68Bとの間
には焼付処理された印画紙54を略U字状に案内してス
トックしておく第2のストック部73が設けられてい
る。第2のストック部73では、印画紙54をストック
し、焼付処理を行う焼付露光部58と現像、漂白定着、
水洗の各処理を行うプロセッサ部72との処理時間の差
を吸収する。
【0027】発色現像部74は印画紙54を現像液に浸
して現像処理を行う。現像処理された印画紙54は発色
現像部74と隣接する漂白定着部76へ搬送される。漂
白定着部76は印画紙54を漂白定着液に浸して漂白処
理と定着処理とを行う。定着処理された印画紙54は漂
白定着部76に隣接するリンス部78へ搬送される。リ
ンス部78は印画紙54を洗浄水に浸して水洗処理を行
う。
【0028】水洗処理された印画紙54はリンス部78
と隣接する乾燥部80へ搬送される。乾燥部80は印画
紙54をローラに巻付け高温の空気にさらして乾燥させ
る。乾燥処理が終了した印画紙54は、図示しない一対
のローラによって挟持されて乾燥部80から排出され
る。乾燥部80の下流側にはカッタ部84が配設されて
いる。カッタ部84は、印画紙54に付与されたカット
マークを検知するカットマークセンサ86と印画紙54
を切断するカッタ88とで構成され、印画紙54を画像
コマ毎にカットし、プリンタプロセッサ10のケーシン
グ12外部へ排出する。
【0029】カットされた印画紙54は、ソータ部10
8によって仕分けられる。また、本実施例のペーパマガ
ジン64を表す図2から図6に示すように、リール62
に巻かれた長尺状の印画紙54を内部に収容したペーパ
マガジン64の前面側64Aの上部には、ペーパマガジ
ン64に形成された開口部106を通ってペーパマガジ
ン64の内部から突き出した印画紙54の端部が位置し
ている。そして、ペーパマガジン64の前面側64A
に、上下方向に伸びる空間を形成するカバー板102が
固定され、開閉扉である断面が略U字形をしたストッパ
108がこの空間内に嵌合されている。このストッパ1
08には、ガイドピン105が貫通されており、ガイド
ピン105の下端側は前面側64Aに形成されたリブ1
04を貫通していて、最下部に、係合材109が固定さ
れている。そして、ストッパ108とリブ104との間
及び係合材109とリブ104との間には、それぞれス
プリング110、111が巻き付けられている。
【0030】但し、スプリング110はスプリング11
1より押圧力が強く、外部から力が加わらない状態で
は、ストッパ108が押し上げられて、開口部106の
下面側に印画紙54を挟みつつストッパ108の上面が
押し付けられることとなる。従って、このストッパ10
8により、印画紙54の端部が固定されると共にペーパ
マガジン64内の遮光が図られている。尚、係合材10
9はプリンタプロセッサ10側から突出し且つプリンタ
プロセッサ10側の操作により上下動する係合ピン18
2と係合して、係合ピン182により押し下げ可能とな
っている。
【0031】このペーパマガジン64の前面側64Aの
中央部には、装置本体であるプリンタプロセッサ10の
一部を構成するマガジン装着部60に嵌合して、ペーパ
マガジン64の取り付け時の位置決めをする位置決め部
材である位置決めピン112が突設されており、この位
置決めピン112の先端側は嵌合の際の案内をすべく、
テーパ状となっている。
【0032】また、前面側64Aの下部寄りには、一対
の位置決め板116が左右方向対象の位置に、前面側6
4Aが構成する平面と直交するように取り付けられて、
前面側64Aから突出している。これら位置決め板11
6の平面上には、それぞれ先端部にフランジ120が形
成された係止軸118がペーパマガジン64の左右方向
に突出し、マガジン装着部60を形成する接合板61の
内側の係止爪146に係合されるようになっている。
【0033】この一方、図3に示すように、接合板61
の表面である取付面61Aには、位置決めピン112が
挿入されて嵌合される上下方向を長手方向とした長円孔
138が形成されており、長円孔138より下部の両側
には、一対のL形孔140がそれぞれ一対の位置決め板
116及びフランジ120に対応して形成されている。
そして、長円孔138の上部には、印画紙54が挿入さ
れる導入口63が形成され、ローラ66が印画紙54を
挟持して搬送し得るようになっている。
【0034】さらに、ペーパマガジン64の下部には、
前後方向に並ぶ一対の脚部122がそれぞれペーパマガ
ジン64の左右方向に伸びるように取り付けられてい
て、ペーパマガジン64に固定されている。この一対の
脚部122の図5上、左端部には、係止用の凸部124
がそれぞれ形成されている(図5上、前側の凸部124
のみ示す)。
【0035】一方、図4に示すように、それぞれ断面が
略三角形をした一対の収容体160、162が左下側に
位置するヒンジ164により、相対的に回動可能に連結
され、収容体160、162同士を合わせた状態で図示
しないロック機構の操作により、ペーパマガジン64が
閉鎖状態となり、収容体162に取り付けられたハンド
ル166を把持することにより、このペーパマガジン6
4を持ち運び可能となる。
【0036】また、これらの収容体160、162の接
合部分には、それぞれ相互に対向して半円状をした凹部
160A、162Aが形成されていて、これらの凹部1
60A、162Aに回転自在にリール62の軸端部が係
合されている。尚、遮光の為、これら凹部160A、1
62Aを覆うように収容体162の外側に円盤状の蓋板
168が取り付けられている。
【0037】このリール62は、印画紙54が巻き付け
られた巻芯170を外周側に取り付けて支持するドラム
172と、ドラム172に着脱自在に取り付けられると
共に印画紙54の端部を支持するフランジ板174とで
構成されている。そして、リール62の両軸端部となる
ドラム172の両端部には、それぞれ歯車状のギヤ部1
72A及び凹部160A、162Aと係合する筒状の支
持部172Bが形成されている。
【0038】また、図5及び図6に示すように、ドラム
172の軸方向中央部には、ドラム172の回転方向に
沿って3等分の位置に、それぞれ凹部172Cが形成さ
れ、この凹部172C内に当接片192及びスプリング
194が挿入されていて、スプリング194により当接
片192がドラム172の半径方向に沿って押圧されて
いる。従って、巻芯170にドラム172が挿入された
時には、当接片192が巻芯170の内周面を押して、
所定のトルク以下では、ドラム172と巻芯170との
間の滑りが防止される。
【0039】以上より、印画紙54をペーパマガジン6
4内に収容するには、巻芯170にドラム172を挿入
した後、印画紙54の幅に合わせてフランジ板174を
取り付け、予め収容体160、162同士を回動して開
放されているペーパマガジン64内に、この印画紙54
が取り付けられたリール62を入れ、ドラム172の両
端部を凹部160Aに嵌め入れた後、収容体160、1
62同士を回動すると共にロック機構を操作することに
より、ペーパマガジン64を閉鎖する。そして、これら
の動作により、収容動作を終了する。
【0040】他方、収容体160の内側には、図4及び
図5に示すように、相互にかみ合う一対のギヤ142、
144がそれぞれ回転可能に支持されていて、一方のギ
ヤ142がドラム172のギヤ部172Aとかみ合って
いる。そして、他方のギヤ144には小ギヤ148がか
み合っていて、小ギヤ148には、軸部149を介して
収容体160の外側にこの小ギヤ148より歯数の多い
伝達ギヤ150が連結されていて、小ギヤ148と伝達
ギヤ150とが一体的に回転し得るようになっている。
また、収容体160、162の外側には伝達ギヤ150
を覆い且つ下端部側が開放されたカバー154が取り付
けられている。
【0041】これに対して、プリンタプロセッサ10側
には、ペーパマガジン64の装着時に伝達ギヤ150と
かみ合い且つモータ(図示せず)に連結された駆動ギヤ
152が回転可能に支持されており、駆動ギヤ152が
カバー154の開放された下端部側からかみ合うことと
なる。従って、ペーパマガジン64の装着時に駆動ギヤ
152、伝達ギヤ150、小ギヤ148、ギヤ142、
144等を介してモータの駆動回転がリール62に伝達
されることとなる。
【0042】さらに、伝達ギヤ150の軸部149と平
行に伸びるように係止軸155が収容体160、162
とカバー154との間に固定されており、図4上、反時
計回転方向に回転して中程が伝達ギヤ150と当接する
ように基端側が係止軸155に巻き掛けられ且つ板ばね
状に形成されたロック爪156が、この係止軸155に
伝達ギヤ150と並んで取り付けられている。ロック爪
156の中程には伝達ギヤ150と対向して突部156
Aが形成されており、この突部156Aが伝達ギヤ15
0に直接接触することとなる。そしてロック爪156の
先端側は、カバー154の下端部側に面するように位置
している。
【0043】また、プリンタプロセッサ10側には、ペ
ーパマガジン64の装着時にロック爪156の先端部と
係合する解除部材である係止片180が突設されてい
て、この係止片180の先端部がロック爪156と係合
して、ロック爪156を2点鎖線の位置回動させるこ
とにより、突部156Aの伝達ギヤ150への係止が解
除され、伝達ギヤ150の回転が可能となる。
【0044】従って、ペーパマガジン64のプリンタプ
ロセッサ10への装着時には、係止片180により伝達
ギヤ150が回転可能となると共に、モータの駆動回転
が駆動ギヤ152を介して伝達ギヤ150に伝えられる
こととなり、小ギヤ148、ギヤ142、144等の回
転を介してリール62が回転されることとなる。
【0045】一方、プリンタプロセッサ10のマガジン
装着部60が形成する平面と上面側が直交するようにプ
リンタプロセッサ10に取り付けられたマガジン台13
0の図5上、左端側には、上方向に伸び且つ図5の紙面
に直交する方向に沿うように形成されたガイド材132
が突設されている。そして、ガイド材132の下端部に
は、ペーパマガジン64の凸部124が嵌合して係合う
ような大きさの凹部134が形成されている。
【0046】すなわち、図2の矢印Aで示すように、マ
ガジン台130上に乗せられたペーパマガジン64を脚
部122の長手方向に沿って作業者が押して、脚部12
2の左端部をガイド材132に当接すると、ガイド材1
32の凹部134にペーパマガジン64の凸部124が
嵌合して係合うこととなる。
【0047】さらに、ペーパマガジン64の前面側64
Aをマガジン装着部60に当接するように、ペーパマガ
ジン64を前後方向に沿って作業者が押して移動する
と、マガジン装着部60の円孔138に位置決めピン1
12が挿入されて嵌合されると共に、一対のL形孔14
0にそれぞれ位置決め板116及び係止軸118が挿入
されて嵌合され、ペーパマガジン64の前面側64Aと
マガジン装着部60の取付面61Aとが相互に密着し
て、プリンタプロセッサ10へのペーパマガジン64の
取り付け状態となる。そして、この際に係止軸118に
プリンタプロセッサ10内に設置された係止爪146が
係合して、この取り付け状態が維持される。
【0048】次に本実施例の作用を説明する。まず、通
常のプリンタプロセッサ10による焼付処理手順につい
て説明する。
【0049】処理が開始されると、光源38を点灯し、
ネガキャリア18を駆動してネガフィルム16の位置決
めを行う。濃度測定器56によりネガフィルム16のL
ATD(平均透過濃度)を測定し、この測定データ及び
手動によりキー入力されたデータから露光補正値を設定
し、露光量(露光時間)を演算して、最適なプリント条
件を得る。
【0050】次に、印画紙54を露光室52へ搬送し位
置決めを行い、シャッタ50を開放する。これにより、
光源38が照射する光線はフィルタ部40、ネガフィル
ム16を透過して露光室52へ到達し、露光室52に位
置決めされた印画紙54にネガフィルム16上の画像の
焼付けが開始され、露光条件に従って前記光線の光軸上
に位置しているC、M、Yの各フィルタを移動させる。
所定の露光時間が経過した後で、シャッタ50を閉止す
る。以上でネガフィルム16の画像1コマ分の焼付処理
が終了する。これを繰り返すことにより、印画紙54の
焼付処理された部分を順次プロセッサ部72へ搬送す
る。
【0051】プロセッサ部72へ搬送された印画紙54
は発色現像部74へ搬送され、現像液に浸して現像処理
が行われる。現像処理された印画紙54は漂白定着部7
6へ搬送され漂白処理と定着処理とがなされる。定着処
理された印画紙54はリンス部78へ搬送され水洗処理
される。水洗処理された印画紙54は乾燥部80へ搬送
され乾燥処理される。
【0052】乾燥処理された印画紙54は、カッタ部8
4でカットマークが検出され、各画像毎に切断され、ソ
ータ部108によって仕分けられる。
【0053】この一方、上述の処理を行う前には、作業
者が予め印画紙54を収容したペーパマガジン64をマ
ガジン台130の上に乗せて、マガジン台130上を滑
らせて、所定の位置に取り付けることとする。すなわ
ち、印画紙54を収容すると共にこの印画紙54を供給
るペーパマガジン64が、マガジン台130上でプ
リンタプロセッサ10に着脱自在に取り付けられ、プリ
ンタプロセッサ10内にペーパマガジン64内から長尺
状の印画紙54が順次引き出されて搬送されることとな
る。
【0054】そして、ペーパマガジン64のプリンタプ
ロセッサ10への装着前には、ペーパマガジン64に取
り付けられた伝達ギヤ150が小ギヤ148、ギヤ14
2、144等を介してリール62に接続されていること
から、ロック爪156の突部156Aが伝達ギヤ150
に係合して伝達ギヤ150の回転を防止する結果とし
て、プリンタプロセッサ10への装着前のペーパマガジ
ン64内でリール62が空回りすることがない。
【0055】さらに、ペーパマガジン64から印画紙5
4を引き出す開口部106を開閉するストッパ108
が、スプリング110に付勢されて開口部106を閉止
しているとき、このストッパ108が印画紙54を開口
部106の下面側との間で挟持押圧して保持するので
ロック爪156の伝達ギヤ150への係合と相まって、
印画紙54のペーパマガジン64内への引き込み、飛び
出し等が防止される。
【0056】一方、ペーパマガジン64のプリンタプロ
セッサ10への装着後には、プリンタプロセッサ10側
の係合ピン182がペーパマガジン64側の係合材10
9の上部に接すると共に、プリンタプロセッサ10側で
の操作によりこの係合ピン182が下降して、係合材1
09を押し下げることとなる。従って、これに連動して
ストッパ108が下降して、印画紙54の挟み付けが解
除されることとなる。この結果、印画紙54がストッパ
108に邪魔されることなく、印画紙54が容易に開口
部106を通過し得ることとなる。
【0057】さらに、係止片180がロック爪156と
当接してロック爪156による伝達ギヤ150の係合を
解除すると共に駆動ギヤ152が伝達ギヤ150とかみ
合うこととなる。従って、印画紙54の処理時には、ロ
ーラ66が回転してプリンタプロセッサ10内に印画紙
54を図1に示すように搬送して、処理が連続的に行わ
れるが、この際、ストッパ108による挟持が解除され
るだけでなく、モータに通電されていないことから、適
度なバックテンションが伝達ギヤ150、小ギヤ148
及びギヤ142、144等により発生することとなる。
【0058】他方、処理を中断あるいは終了した場合、
未処理の印画紙54をペーパマガジン64内に収容して
再度使用可能とする為に、ペーパマガジン64内に巻き
戻す必要がある。
【0059】この場合、カッタ71が焼付露光部58内
に位置した印画紙54を切断した後、駆動ギヤ152が
伝達ギヤ150とかみ合いつつ駆動回転して、伝達ギヤ
150、小ギヤ148、ギヤ142、144等を介して
リール62を回転し得ることとなる。この結果、プリン
タプロセッサ10内から印画紙54の巻き戻しが可能と
なる。
【0060】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るマガジン
のリールロック機構は、リールの空回りによる感光材料
の引き込みや飛び出しを防ぐことにより、感光材料の無
駄や過大な労力を防止するという優れた効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用されるプリンタプロセ
ッサを示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係るペーパマガジンの斜視
図である。
【図3】本発明の一実施例に係るペーパマガジン及びプ
リンタプロセッサの要部の斜視図である。
【図4】本発明の一実施例に係るペーパマガジンの側面
部分断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係るペーパマガジンの正面
部分断面図である。
【図6】図5の6−6矢視線図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ(装置本体) 16 ネガフィルム 48 レンズ 46 光学系 54 印画紙 58 焼付露光部(プリンタ部) 60 マガジン装着部 62 リール 64 ペーパマガジン 106 開口部(引出し口) 108 ストッパ(開閉扉) 110 スプリング(弾性材) 112 位置決めピン 116 位置決め板 122 脚部 150 伝達ギヤ 152 駆動ギヤ 156 ロック爪 180 係止片(解除部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 胡桃沢 純一 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富 士写真光機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−240482(JP,A) 実開 平4−22448(JP,U) 実開 昭59−149852(JP,U) 実開 昭59−91834(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 16/06 G03B 27/46 G03C 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールに巻き付けられた記録材料を収容
    するマガジンと、このマガジンが着脱自在に装着される
    とともに前記記録材料を搬送して処理する装置本体とを
    備え、前記リールに動力を伝達する伝達ギヤが前記マガ
    ジンに回転自在に設けられるとともに、前記伝達ギヤと
    かみ合う駆動ギヤが前記装置本体に設けられ、マガジン
    を装置本体に装着したときに、前記駆動ギヤが前記伝達
    ギヤとかみ合って前記リールを回転駆動可能にするもの
    において、 前記伝達ギヤに係脱自在に係合してその回転を防止する
    ロック爪を前記マガジンに設けるとともに、前記ロック
    爪の係合を解除する解除部材を前記装置本体に設け、マ
    ガジンを装置本体に装着したときに、前記解除部材がロ
    ック爪に当接して前記伝達ギヤとの係合が解除されるよ
    うに構成した ことを特徴とするマガジンのリールロック
    機構。
  2. 【請求項2】 記録材料が引き出されるマガジンの引出
    し口に、弾性材によってその引出し口を閉止する方向に
    付勢された開閉扉を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載のマガジンのリールロック機構。
  3. 【請求項3】 前記開閉扉で記録材料を保持するように
    構成したことを特徴とする請求項2に記載のマガジンの
    リールロック機構。
  4. 【請求項4】 前記記録材料が感光材料であることを特
    徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のマガジンのリ
    ールロック機構。
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