JP2001264894A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

Info

Publication number
JP2001264894A
JP2001264894A JP2000076142A JP2000076142A JP2001264894A JP 2001264894 A JP2001264894 A JP 2001264894A JP 2000076142 A JP2000076142 A JP 2000076142A JP 2000076142 A JP2000076142 A JP 2000076142A JP 2001264894 A JP2001264894 A JP 2001264894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magazine
gear
photosensitive material
driven gear
tooth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000076142A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Ishikawa
裕一 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP2000076142A priority Critical patent/JP2001264894A/ja
Publication of JP2001264894A publication Critical patent/JP2001264894A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、感光材料処理装置に装着されるマガ
ジン側の従動ギアと感光材料処理装置側の駆動ギアの各
々の歯先端を尖鋭状に形成することによって、双方のギ
アの歯先端が当接した場合でも双方のギアを円滑に噛合
させることができるマガジン装着装置を提供する。 【解決手段】本発明は、マガジン18側の従動ギア52
及び装着部16側の駆動ギア58の各々の歯52A、5
8Aを、インボリュート歯形に形成するとともに、歯5
2A、58Aの歯先端52B、58Bを尖鋭状に形成す
る。歯先端52B、58Bが当接した状態で、マガジン
18を装着位置に移動させていくと、歯52A、58A
が噛合する方向に双方のギア52、58が相対的に回動
し、双方のギア52、58が噛合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺状の感光材料
が収容されたマガジンから感光材料を引き出し、この感
光材料を露光部の焼付位置へ搬送して画像を焼付ける感
光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタプロセッサ等の感光材料処理装
置は、所謂ミニラボと称されてDPE店等に設置されて
いる。このようなプリンタプロセッサとして、特開平6
−138554号公報等に開示された装置には、マガジ
ン装着部が設けられ、このマガジン装着部にマガジンが
装着されて使用される。
【0003】マガジンには、フィルム又はペーパ等の長
尺状の感光材料がスプールに巻回されて収容されてい
る。このマガジンが前記マガジン装着部に装着される
と、マガジンに設けられた従動ギアが、装着部の駆動ギ
アに噛合される。この駆動ギアは、クラッチを介してモ
ータが接続されており、また、このモータはクラッチを
介してフィードローラに接続される。
【0004】フィードローラにモータからの動力が伝達
されると、フィードローラが回転され、これにより、感
光材料がマガジンから引き出されてプリンタプロセッサ
に送り出される。送り出された感光材料は、プリンタプ
ロセッサの露光部に搬送され、ここで画像の焼付けが行
われる。また、感光材料をマガジン内に巻き戻す場合に
は、クラッチを切り換えてモータの動力を駆動ギアに伝
達させ、従動ギアを介してスプールを巻戻方向に回転さ
せる。
【0005】マガジンをマガジン装着部に装着する手順
について説明すると、まず、マガジン装着部に設けられ
たマガジン台にマガジンを載置する。この時、マガジン
は装着位置から若干離れた位置にある。そして、マガジ
ン台を手動操作のレバーで装着位置に移動させる。これ
により、マガジンが装着位置に位置されて、従動ギアが
駆動ギアに噛合される。以上の操作でマガジンがマガジ
ン装着部に装着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の感光材料処理装置は、マガジンを手動レバーで装着
していく時に、従動ギアの歯先端が駆動ギアの歯先端に
当接すると、双方のギアは恰もロックがかかった状態に
なるので、ギア同士は噛合しない。そして、手動レバー
を操作する作業者は、ギアがロックされていることを知
らずに、手動レバーを最後まで操作するので、マガジン
が装着位置に無理やり移動され、これによって、従動ギ
アや駆動ギアが破損する場合があるという欠点があっ
た。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、従動ギアと駆動ギアの各々の歯先端が当接して
も従動ギアを駆動ギアに円滑に噛合させることができる
感光材料処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、長尺状の感光材料がスプールに巻回され
て収容されたマガジンが感光材料処理装置に着脱自在に
構成されるとともに、該マガジンの従動ギアを感光材料
処理装置側の駆動ギアに噛合させ、該従動ギアに連結さ
れた前記スプールを回転させる感光材料処理装置におい
て、前記従動ギア及び前記駆動ギアの各々の歯先端は、
尖鋭状に形成されていることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、マガジンを感光材料処理
装置の装着部に向けて移動していく時に、従動ギアの歯
先端が駆動ギアの歯先端に当接すると、双方のギアの歯
先端は尖鋭状に形成されているので、従動ギアの歯先端
から駆動ギアの歯先端に伝達される力は、双方のギアを
ロックさせる方向に作用せず、双方のギアを回動させる
方向に作用する。よって、双方の歯先端が当接しても、
双方のギアはロックせず、マガジンの装着動作に連動し
て双方のギアが噛合する方向に、双方のギアが相対的に
回動する。したがって、本発明の感光材料処理装置によ
れば、従動ギアと駆動ギアの各々の歯先端が当接して
も、従動ギアを駆動ギアに円滑に噛合させることができ
る。
【0010】また、本発明では、従動ギア及び駆動ギア
の各々の歯の歯先端角度を110°以上120°以下に
設定している。歯先端角度を110°未満に設定する
と、歯先端の強度が低下してギアとしての機能が損なわ
れ、一方、120°超に設定すると、歯先端が平坦に近
くなり噛合性が低下する。よって、歯先端角度を110
°以上120°以下に設定することで、強度及び噛合性
に優れた従動ギア及び駆動ギアを提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る感光材料処理装置の好ましい実施の形態について詳説
する。
【0012】図1には、本発明の実施の形態に係るプリ
ンタプロセッサ10の内部構造が示されている。このプ
リンタプロセッサ10は、主として写真焼付部を構成す
るプリンタ部12、及びプロセッサ部14から構成され
る。プリンタ部12は、上方に装着部16が設けられて
おり、装着部16には、感光材料として印画紙Pが収容
されたマガジン18が装着される。このマガジン18か
ら引き出された印画紙Pは、プリンタ部12において画
像の焼付露光が行われ、焼付露光が終了した印画紙P
は、プロセッサ部14に送り出される。
【0013】プロセッサ部14には、現像槽20、定着
槽22、及び水洗槽24が配置され、現像槽20には現
像液、定着槽22には定着液、そして、水洗槽24には
水がそれぞれ貯留されている。したがって、焼付露光が
終了した印画紙Pは、現像槽20の通過中に現像液によ
って現像処理され、そして、定着槽22の通過中に定着
液によって定着処理され、そして、水洗槽24の通過中
に水によって水洗処理される。
【0014】水洗処理された印画紙Pは、乾燥部26に
搬送され、乾燥部26を通過中に熱風によって乾燥され
る。乾燥された印画紙Pは、複数のローラ対28、28
…に挟持されてプリンタプロセッサ10の上部排出口3
0から排出されるとともにカッタ32で所定のサイズに
切断されてトレイ34に一枚ずつ積み重ねられる。
【0015】図2に示すように、マガジン18はマガジ
ン本体18Aと、マガジン本体18Aの底面にヒンジ3
6を介して連結された開閉蓋18Bとからなり、内部に
はスプール38が着脱自在に装着されている。このスプ
ール38に、ロール状に巻き取られた印画紙Pの巻芯4
0が嵌め込まれている。マガジン本体18A及び開閉蓋
18Bの下部には、マガジン18を装着部16に装着す
るための脚42A、42Bが突設されている。
【0016】スプール38の側部(マガジン18の外
部)にはギア44が同軸上に固着されており、ギア44
にはギア46が噛合されている。また、ギア46にはギ
ア48が、ギア48にはギア50が各々噛合されてい
る。更に、ギア50には従動ギア52が同軸上に固着さ
れ、これらのギア48、50、52は、図3に示す開口
部54が形成されたカバー56で覆われている。このカ
バー56の開口部54から従動ギア52の一部が突出さ
れている。
【0017】従動ギア52は、マガジン18が正規の位
置に装着された時に、図2のC位置に位置され、プリン
タ部12側に回転可能に軸支された駆動ギア58に前記
開口部54を介して噛合される。
【0018】マガジン18内において、ロールから引き
出された印画紙Pは、印画紙Pの通路が設けられたペー
パーポート62へ送られる。このペーパーポート62
は、マガジン本体18Aの前面の上部に固定され、この
先端部には、プリンタ部12内に配置されたフィードロ
ーラ対64が入り込むための切欠き62Aが形成されて
いる。ペーパーポート62には、遮光部材66が設けら
れ、遮光部材66はレバー68を介して着脱検知ピン7
0に連結されている。
【0019】遮光部材66は、スプリング72の付勢力
によって図2の如く通路内へ突出した位置に保持され、
この状態でマガジン18内への光の進入が防止される。
マガジン18が装着部16に装着され突起74によって
着脱検知ピン70が押圧されると、スプリング72の付
勢力に抗してレバー68が反時計回り方向に回動され、
遮光部材66が印画紙Pの通路から退避する。
【0020】また、装着部16の壁体16Aに対向する
マガジン本体18Aの前面には、収納している印画紙P
のサイズ、面種、感度等の情報が突起の形で記録された
信号部76が設けられている。また、装着部16の壁体
16Aの信号部76に対応する位置には、前記突起に押
されてONされる接点スイッチ78が設けられている。
接点スイッチ78で読み取られた情報は、露光時におい
て露光サイズを設定する際に使用される。なお、突起は
0〜5個形成され、また接点スイッチは5台設置されて
いる。これにより、5ビットの情報をマガジン18に与
えることができる。
【0021】装着部16には、マガジン台80がスライ
ド自在に設けられ、マガジン台80の上にマガジン18
が載置される。マガジン台80にはプレート82が固定
され、プレート82に設けられた溝82Aにはローラ8
4が嵌入されている。このローラ84は、軸86を支点
にして回動される操作レバー88に取り付けられてい
る。作業者によって操作レバー88が回動操作される
と、マガジン台80は図2上矢印A方向及びその反対方
向に移動される。A方向にマガジン18が移動された時
に、従動ギア52がC位置に移動され、駆動ギア58に
噛合される。
【0022】一方、フィードローラ対64の下方側のロ
ーラ64には、同軸上にギア90が固着され、このギア
90にはギア92が、ギア92にはギア94が噛合され
ている。
【0023】また、駆動ギア58とギア94との間には
ピンクラッチ機構96が設けられ、ピンクラッチ機構9
6にはベルト98を介してモータ100の駆動力が伝達
される。ピンクラッチ機構96の構造の詳細な説明は省
略するが、ギア94側に連結され長孔が設けられたプレ
ートと、駆動ギア58側に連続され長孔が設けられたプ
レートとを内蔵しており、ピンが植設された図示しない
クラッチ板が移動されて前記ピンが前記いずれかのプレ
ートの長孔内に入り込むことによってモータ100の駆
動力がギア94又は駆動ギア58に伝達されるようにな
っている。
【0024】前記クラッチ板は、ピン102に軸支され
たクラッチレバー104が回動されることによって移動
され、前記駆動力を伝達するギア系が切り替わる。クラ
ッチレバー104は、不図示のばねに付勢されており、
一端にはソレノイド106の軸が取り付けられている。
クラッチレバー104は、通常は前記ばねの付勢力によ
ってモータ100の駆動力をギア94に伝達する原位置
に保持され、ソレノイド106が通電されると前記付勢
力に抗して回動され、モータ100の駆動力を駆動ギア
58に伝達させる。
【0025】モータ100の駆動力がギア94に伝達さ
れると、フィードローラ対64が印画紙Pを挟持してマ
ガジン18から引き出す。また、フィードローラ対64
の近傍には、発光素子及び受光素子の対からなる通過セ
ンサ108が設けられている。通過センサ108は、印
画紙Pの先端部がフィードローラ対64を通過すること
を検出する。
【0026】フィードローラ対64から所定間隔隔てた
位置には、図4の如くガイドローラ110が回転可能に
軸支され、フィードローラ対64とガイドローラ110
との間にはガイドローラ110と同軸に軸支され揺動可
能なガイドカム112が配設されている。ガイドカム1
12は、不図示のモータから駆動力が伝達されると、図
4上実線で示す位置と二点鎖線で示す位置との間で揺動
される。
【0027】また、フィードローラ対64とガイドロー
ラ110との間の下方には、発光素子及び受光素子の対
からなるループセンサ114が設けられている。ガイド
ローラ110とフィードローラ対64との間に印画紙P
が掛け渡された状態で、ガイドカム112が図4上実線
で示す位置へ移動されると、ガイドローラ110とフィ
ードローラ対64との間に、図4上二点鎖線で示す印画
紙Pのループ116が形成される。ループセンサ114
は印画紙Pのループ116が所定以上の大きさになる
と、それを検出することができる。
【0028】ガイドローラ110の下流側には、印画紙
Pが巻掛けられこの印画紙Pを略90゜屈曲案内する送
り出しローラ118が設けられている。送り出しローラ
118の上下流近傍には、通過検出センサ120、12
2が設けられている。通過検出センサ120、122
は、それぞれ発光素子と受光素子とが印画紙Pの搬送路
を挟んで対向配置されて構成されている。
【0029】送り出しローラ118の下流側には、副露
光部124及び露光ステージ126が順に設けられてい
る。副露光部124は、印画紙Pに文字等の2値原稿、
及び複数枚のインデックス画像を記録する場合に使用さ
れ、セットされたネガフイルムに記録された2値画像及
び全ての画像を縮小して印画紙Pに焼付けることができ
る。露光ステージ126には、マスク範囲が変更可能な
ペーパマスク128が設けられている。
【0030】一方、プリンタ部12の載置台130には
ネガキャリア132がセットされ、ネガキャリア132
には、焼付処理を行うネガフィルム134がセットされ
る。ネガキャリア132の下方には、光源部136が配
置されている。光源部136には、最下部より光源13
8、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の
各CCフィルタからなるフィルタ部140、光拡散ボッ
クス142が順に配置されている。
【0031】また、ネガキャリア132の上方にはレン
ズ144、ブラックシャッタ146及び全反射ミラー1
06が順に配置されている。光源138から射出されフ
ィルタ部140、光拡散ボックス142を通過した光線
は、ネガフィルム134を透過し、レンズ144及び全
反射ミラー148によって、露光ステージ126に位置
決めされた印画紙P上に結像される。
【0032】露光ステージ126の下流側には、印画紙
Pを下方へ案内する可変ガイド150が設けられてい
る。可変ガイド150は一対のガイド部材を有し、駆動
力が伝達されることによってガイド幅が変更される。
【0033】可変ガイド150の下方には、不図示のモ
ータによって駆動されるメインフィードローラ152が
配設されている。メインフィードローラ152の配設部
位の上下流側には、通過検出センサ154、156が設
けられている。通過検出センサ154、156は発光素
子及び受光素子の対からなり、印画紙Pの先端部を検出
する。
【0034】通過検出センサ156の下流側には、カッ
タ部158が配置されている。カッタ部158は、例え
ば焼付けを行う印画紙Pのサイズを変更する等の場合
に、印画紙Pの露光部分と未露光部分との境界がカッタ
部158に対応された状態で作動され、印画紙Pを切断
する。
【0035】カッタ部158の下流側には、所定間隔を
隔ててガイドローラ160、162が回転可能に配設さ
れている。ガイドローラ160とガイドローラ162と
の間には、ガイドローラ160と同軸に軸支され揺動可
能なガイドカム164が配設されている。ガイドカム1
64は、不図示のモータから駆動力が伝達されると、図
4上実線で示す位置と二点鎖線で示す位置との間を揺動
される。ガイドローラ160、162の間に印画紙Pが
掛け渡された状態で、ガイドカム164が図4上実線で
示す位置へ移動されると、図4上二点鎖線で示すよう
に、ガイドローラ160、162の間に印画紙Pのルー
プ166が形成される。
【0036】ガイドローラ162の近傍には、フィード
ローラ168が配置され、フィードローラ168の斜め
上方にはフィードローラ170が配置されている。フィ
ードローラ168、170は、不図示のモータから駆動
力が伝達されて回転され、これにより、印画紙Pがプロ
セッサ部14に向けて搬送される。以上が、プリンタ部
12の構造である。
【0037】ところで、本実施の形態の従動ギア52及
び駆動ギア58の各々の歯52A、58Aは図5、図6
に示すように、インボリュート歯形に形成されている。
また、歯52A、58Aの歯先端52B、58Bは、図
6に示すように両側にテーパ面52C、58Cを有する
尖鋭状に形成されている。即ち、ギア52、58の歯
は、根元52D(58D)からテーパ面52C、58C
を除く部分がインボリュート歯形に形成され、テーパ面
52C、58Cを含む歯先端52B、58Bが尖鋭状に
形成されている。更に、歯先端52B、58Bの角度θ
は、鈍角で形成されている。また、テーパ面52Cは、
このテーパ面52Cに相手側の歯先端58Bが当接され
た時に、歯先端58Bを歯52Aに噛合させる方向にガ
イドする角度に形成されている。この角度は、テーパ面
52Cの高さTによって規定されている。なお、テーパ
面58Cもテーパ面52Cと同様である。
【0038】次に、従動ギア52及び駆動ギア58を利
用したマガジン18の装着方法について説明する。
【0039】まず、マガジン18を図2のマガジン台8
0に載置した後、操作レバー88を回動して、マガジン
18をマガジン台80と一緒に装着位置(図2上C位
置)に向けて移動させる。
【0040】この時、マガジン装着前に、従動ギア52
の歯先端52Bが、図7の如く駆動ギア58の歯先端5
8Bに当接した場合、双方の歯先端52B、58Bは尖
鋭状に形成されているので、従動ギア52の歯先端52
Bから駆動ギア58の歯先端58Aに伝達される力(マ
ガジン18を装着する力)は、双方のギア52、58を
ロックさせる力F1として作用せず、双方のギア52、
58を回動させる力F2として作用する。要するに、歯
先端52B、58Bが尖鋭なので、歯先端52Aから歯
先端58Bに伝達される力の方向がアンバランスにな
り、結果的にF2方向になるからである。
【0041】次に、双方の歯先端52B、58Bが当接
した状態で、マガジン18を装着位置に向けて移動させ
ていくと、前記力F2によって双方のギア52、58が
噛合する方向に、双方のギア52、58が相対的に回動
していく。そして、マガジン18の装着完了時におい
て、双方のギア52、58が図8の如く噛合する。
【0042】したがって、本実施の形態の従動ギア52
及び駆動ギア58を適用すると、双方のギア52、58
の歯先端52B、58Bが当接しても、従動ギア52を
駆動ギア58に円滑に噛合させることができる。
【0043】また、本実施の形態では、従動ギア52及
び駆動ギア58の各々の歯の歯先端角度を110°以上
120°以下に設定した。歯先端角度を110°未満に
設定すると、歯先端52B、58Bの強度が低下してギ
アとしての機能が損なわれ、一方、120°超に設定す
ると、歯先端52B、58Bが平坦に近くなり噛合性が
低下する。よって、歯先端角度を110°以上120°
以下に設定することで、強度及び噛合性に優れた従動ギ
ア52及び駆動ギア58を提供できる。
【0044】
【実施例】従動ギア52として外径70mm、ピッチ円
直径66mm、歯数33枚のインボリュート歯形のギア
であって、歯先端52Bの角度θが約115°に形成さ
れたギアを使用した。また、この時の歯先端52Bのテ
ーパ面52Cの高さTは約0.5mmであった。
【0045】そして、駆動ギア58として外径54.8
mm、ピッチ円直径50mm、歯数25枚のインボリュ
ート歯形のギアであって、歯先端58Bの角度θが約1
19°に形成されたギアを使用した。また、この時の歯
先端58Bのテーパ面58Cの高さTは約0.4mmで
あった。
【0046】このような諸元のギア52、58を使用
し、各々の歯先端52B、58Bを当接させて噛合実験
を実施したところ、双方のギア52、58が円滑に噛合
することが確認された。
【0047】なお、歯先端を円弧状に形成したギアで噛
合実験を実施したところ、歯先端が平坦なギアと比較し
て効果が得られたが、歯先端同士が当接する角度によっ
てはギアがロックする場合があった。よって、歯先端5
2B、58Bが尖鋭状のものが最善であることが判明し
た。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る感光材
料処理装置によれば、従動ギアと駆動ギアの各々の歯先
端を尖鋭状に形成したので、マガジンの装着時に、従動
ギアと駆動ギアの各々の歯先端が当接しても、従動ギア
を駆動ギアに円滑に噛合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタプロセッサ
の構造図
【図2】図1に示したプリンタプロセッサのマガジン装
着部の構造図
【図3】マガジン装着部にマガジンを装着する状況を示
す説明図
【図4】図1に示したプリンタプロセッサのプリンタ部
の構造図
【図5】従動ギア及び駆動ギアの平面図
【図6】従動ギア及び駆動ギアの歯先端形状を示す拡大
【図7】従動ギアと駆動ギアの各々の歯先端が当接した
状態を示す説明図
【図8】従動ギアと駆動ギアとが噛合された状態を示す
説明図
【符号の説明】 10…プリンタプロセッサ、12…プリンタ部、14…
プロセッサ部、16…装着部、18…マガジン、52…
従動ギア、52B、58B…歯先端、58…駆動ギア、
80…マガジン台、88…操作レバー、124…副露光
部、126…露光ステージ、134…ネガフィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の感光材料がスプールに巻回され
    て収容されたマガジンが感光材料処理装置に着脱自在に
    構成されるとともに、該マガジンの従動ギアを感光材料
    処理装置側の駆動ギアに噛合させ、該従動ギアに連結さ
    れた前記スプールを回転させる感光材料処理装置におい
    て、 前記従動ギア及び前記駆動ギアの各々の歯先端は、尖鋭
    状に形成されていることを特徴とする感光材料処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記従動ギア及び前記駆動ギアの各々の
    歯は、歯の根元から歯先端までインボリュート歯形で形
    成され、該歯先端が尖鋭状に形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記従動ギア及び前記駆動ギアの各々の
    歯の歯先端角度が、110°以上120°以下に設定さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の感光
    材料処理装置。
JP2000076142A 2000-03-17 2000-03-17 感光材料処理装置 Pending JP2001264894A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000076142A JP2001264894A (ja) 2000-03-17 2000-03-17 感光材料処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000076142A JP2001264894A (ja) 2000-03-17 2000-03-17 感光材料処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001264894A true JP2001264894A (ja) 2001-09-26

Family

ID=18593925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000076142A Pending JP2001264894A (ja) 2000-03-17 2000-03-17 感光材料処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001264894A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008168112A (ja) * 2006-12-11 2008-07-24 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 飲料抽出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008168112A (ja) * 2006-12-11 2008-07-24 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 飲料抽出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5181066A (en) Paper device and method for photographic printer
JP3279370B2 (ja) 感光材料処理装置
JP2001264894A (ja) 感光材料処理装置
JPS61278837A (ja) 自動写真焼付装置
JPH01252949A (ja) フイルムキャリア
JP3201848B2 (ja) マガジンのリールロック機構
JP2001264874A (ja) 光プリンタモジュール
JPH0679130B2 (ja) 写真焼付装置
JP2942676B2 (ja) 写真焼付装置用搬送制御装置
JPH0234682Y2 (ja)
JP3029754B2 (ja) 画像プリント条件決定装置
JP3024876B2 (ja) 感光材料用マガジン
JPH06138555A (ja) 写真焼付装置用搬送制御装置
JP2901161B2 (ja) カラーバランス測定装置
JPS6134520Y2 (ja)
JPS5936251A (ja) 現像装置
JP3419903B2 (ja) フィルムキャリア及び写真フィルム離脱防止方法
JPS61278838A (ja) 自動写真焼付装置
JPH06175233A (ja) 写真焼付装置用試し焼き制御装置
JPH0518406B2 (ja)
JPS61292629A (ja) 自動写真焼付装置
JPH06138557A (ja) 写真焼付装置用搬送制御装置
JPH06266017A (ja) 写真焼付方法及び写真焼付装置
JPH06161052A (ja) 感光材料用マガジン
JPH0635078A (ja) 密着焼きプレートの装填装置