JP3029754B2 - 画像プリント条件決定装置 - Google Patents

画像プリント条件決定装置

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JP3029754B2
JP3029754B2 JP5129611A JP12961193A JP3029754B2 JP 3029754 B2 JP3029754 B2 JP 3029754B2 JP 5129611 A JP5129611 A JP 5129611A JP 12961193 A JP12961193 A JP 12961193A JP 3029754 B2 JP3029754 B2 JP 3029754B2
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茂 田中
剛久 大野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像プリント条件決定
装置に関し、更に詳しくは大規模現像所において、ノッ
チャーパンチャーに接続して用いられる他に、再焼き注
文時にも用いられるようにした画像プリント条件決定装
置(以下、スキャナーという)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大規模現像所では、効率良く写真焼き付
けを行うために、多数の写真フイルムを接続して長尺化
し、これをロール形態に巻き取るようにしている。そし
て、ロール形態でフイルムを取り扱って、フイルムプロ
セサで現像処理した後に、ノッチャーパンチャーでフイ
ルム検定を行い、この後、フイルム検定結果に基づきオ
ートプリンタで焼付露光するようにしている。
【0003】上記フイルム検定は、ネガ像を観察してそ
の露光補正量を経験により決定するため、熟練を要す
る。このため、最近では、ノッチャーパンチャーやオー
トノッチャー等で、プリント対象コマに自動的に半円形
の切欠きからなるノッチを付して、このノッチを付した
コマに対して、スキャナーで自動的にフイルム検定を行
うこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合に、既設のノ
ッチャーパンチャーにスキャナーを接続して、ノッチャ
ーパンチャーで自動的にノッチを付した後に、これをリ
ールに巻き取ることなく、そのままスキャナー側に送
り、ここで露光補正量を自動的に決定することもできる
が、この場合には、再注文プリントの場合に、このスキ
ャナーを簡単に利用することができないという問題があ
る。また、再注文プリントを考慮して、スキャナーをノ
ッチャーパンチャーに接続したり切り離したりすること
も考えられるが、この場合には、接続したり切り離した
りする操作が必要になり、同様に簡単にスキャナーを利
用することができないという問題がある。
【0005】また、既設のノッチャーパンチャーにスキ
ャナーを単に接続する場合には、ノッチャーパンチャー
の処理能力とスキャナーの処理能力とを合わせる必要が
あり、接続可能な機種が限られてしまうという問題があ
る。これに対し、ノッチャーパンチャーとスキャナーと
の間に処理速度差を吸収するルーパーを設けることも考
えられるが、単にルーパーを設けるだけでは、スキャナ
ーが大型化してしまう。また、ルーパーのために、フイ
ルムのロードが手間取ってしまうという問題がある。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であり、既設のノッチャーパンチャーに簡単に接続する
ことができ、しかも処理能力が異なる場合でも接続が可
能であり、更には、オートロードも簡単にできるように
した画像プリント条件決定装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明は、測光手段のフイルム送
り上流側に設けた第1のフイルム送り手段と、測光手段
のフイルム送り下流側に設けた第2のフイルム送り手段
と、第1のフイルム送り手段に設けたダンサーローラ
と、ダンサーローラをフイルム引き出し位置とフイルム
を引き出した後のループ形成位置との間で変位させる変
位手段と、写真フイルムの挿入口に設けられ、フイルム
先端を検出する第1のフイルム検出手段と、第2のフイ
ルム送り手段を出たフイルム先端を検出する第2のフイ
ルム検出手段と、初期設定時にダンサーローラをフイル
ム引き出し位置にセットし、第1のフイルム検出手段が
フイルム先端を検出したときに第1及び第2のフイルム
送り手段を回転し、第2のフイルム検出手段のフイルム
先端検出信号に基づき第1及び第2のフイルム送り手段
を定量回転させた後に停止させてフイルム先端をフイル
ム巻取手段に送り、この後に第1フイルム送り手段をフ
リー状態にするとともに、ダンサーローラをループ形成
位置側に変位可能にする制御手段とを設けたものであ
る。
【0008】また、請求項2に記載した発明は、第1の
フイルム検出手段がフイルム先端を検出したときに、測
光手段の光源をオンにしたものである。
【0009】また、請求項3に記載した発明は、ノッチ
検出手段を受光センサで構成し、フイルム検出手段がフ
イルム先端を検出したときに、フイルムがセンサ光軸を
遮ることのない状態での受光センサの信号に基づき受光
センサの感度レベルの調節を行うものである。
【0010】
【作用】スキャナーをノッチャーパンチャーに接続す
る。電源をオンにした状態の初期設定時には、ダンサー
ローラがフイルム引き出し位置にセットされている。同
時プリント時には、ノッチャーパンチャーからの写真フ
イルムをスキャナーのフイルム挿入口に挿入する。これ
により第1のフイルム検出手段がフイルム先端を検出し
て、これにより測光手段のフイルム送り上流側及び下流
側に設けた第1及び第2のフイルム送り手段を回転す
る。フイルムが測光手段を通過して、第2のフイルム検
出手段によりフイルムの先端が検出されると、このフイ
ルム先端検出信号に基づき第1及び第2のフイルム送り
手段が定量回転された後に停止する。これにより、フイ
ルム先端がフイルム巻取手段に送られる。フイルム先端
をフイルム巻取手段にセットした後は、第1フイルム送
り手段がフリー状態になり、第2のフイルム送り手段に
よりフイルムが送られる。また、ダンサーローラがルー
プ形成位置にセットされる。
【0011】ノッチ検出手段によりノッチが検出される
と、この検出信号に基づきプリント対象コマが測光位置
にセットされ、測光手段によりプリント対象コマの各点
が三色分解測光される。そして、測光値に基づきLAT
Dに対する差分の形で露光補正データが算出され、これ
がコマ位置データとともに、記録媒体例えばLSIカー
ドに書き込まれる。
【0012】また、第1のフイルム検出センサによりフ
イルム先端が検出されると、光源がオンにされ、これに
よりプリント対象コマがプリント位置にセットされる頃
には光源の照明光が安定し、安定した照明光の下で測光
することができる。また、フイルム先端がフイルム挿入
口に挿入されるまでは光源がオンにならないため、無駄
な電力を消費することもない。
【0013】また、第1のフイルム検出センサによりフ
イルム先端が検出されると、フイルムがセンサ光軸を遮
ることのない状態でノッチ検出手段の受光センサの信号
に基づき受光センサの感度レベルの調節が行われる。こ
のように、フイルム先端を挿入する毎に、感度レベルの
調節が行われるため、ノッチ検出精度がばらつくことが
なくなる。
【0014】また、ダンサーローラが作動して、ノッチ
ャーパンチャーとスキャナーとのフイルム送り速度差が
吸収される。また、ダンサーローラによるループ量に応
じてノッチャーパンチャー及びスキャナーの動作が制御
され、これらの間の処理速度差が吸収される。
【0015】
【実施例】図2は本発明を実施したスキャナーの外観を
示す斜視図である。スキャナー10は、縦型に配置した
直方体状のケース本体11に、フイルム搬送路12と、
光源部13及び測光部14(ともに図1参照)とを組み
込むことにより構成されている。ケース本体11の下部
には、キャスター11aが取り付けられており、設置時
の移動が簡単に行えるようになっている。
【0016】フイルム搬送路12はケース本体11の上
部に形成されている。このフイルム搬送路12は、フイ
ルム巻取部15を除いた部分が上部カバー16で覆われ
ており、この上部カバー16にはフイルム挿入口17及
びフイルム出口18が形成されている。更に、上部カバ
ー16の上面にはネガ見窓19が形成されており、コマ
静止位置を確認することができるようになっている。上
部カバー16は、ヒンジ部16aを介して上方に開閉自
在に取り付けられており、写真フイルム20のジャミン
グ時や搬送路の清掃やメンテナンス時にこれを上方に開
くことができる。写真フイルム20の先端にはリーダー
20aが接合されている。
【0017】図1に示すように、フイルム巻取部15
は、巻取モータ21と、このモータ21で回転される巻
取軸22とから構成されており、巻取軸22にはリール
取付フランジ22aが設けられている。フランジ22a
には巻取リール23がのせられ、この巻取リール23は
巻取軸22に回動不能にセットされる。巻取モータ21
はドライバ21aを介してコントローラ24により制御
される。巻取軸22の回転は巻取径に応じて数段階に変
化させている。
【0018】図2に示すように、ケース本体11の上部
前面は斜めにカットされており傾斜部25が形成されて
いる。この傾斜部25には、各種キー26,27,2
8,29,30や液晶ディスプレィ31が配置されてい
る。また、ケース本体11の前側にはLSIカード35
の挿入口36が形成されている。また、ケース本体11
の右側面には、フイルム巻取部15の下方位置で、サブ
リール取付部40が設けられている。このサブリール取
付部40は、後に詳しく説明するように、再注文プリン
ト処理において、焼き増しコマをプリント処理する際に
用いられる。
【0019】図3に示すように、サブリール取付部40
は、ケース本体11の側面に設けた収納凹部42に回転
自在に取り付けられており、ケース本体11内に収納さ
れた収納位置と引き出された使用位置との間で変位する
ようになっている。このサブリール取付部40は、図1
0に示すように、引き出した時にノッチャーパンチャー
41の作業台41aの上部に来るような位置に取り付け
られており、ノッチャーパンチャー41にスキャナー1
0を接続した状態でも再注文フイルムを巻き取ったリー
ルが取り付けられるようになっている。
【0020】サブリール取付部40には、リール取付台
44と、リール取付軸45と、リフト機構(図示省略)
とが設けられている。リール取付軸45には、再注文フ
イルム47をスプライステープで接合した再注文フイル
ム用の巻取リール48が取り付けられる。リフト機構
は、サブリール取付部40をケース本体11から引き出
すと、この引き出しに連動させて、リール受けフランジ
45aをフイルム搬送路12と同じレベルに持ち上げ
る。
【0021】リール取付軸45には、パルスモータ(図
示せず)が連係されており、巻取リール48からフイル
ム47を引き出す際にブレーキがかかるようになってい
る。また、測光終了後にフイルム47を巻取リール48
に巻き戻す際には、フイルム47の後端部を空の巻取リ
ール48に搬送路12を通すことなく直接にセットし
て、測光済みのフイルムを巻取リール48に巻き戻すこ
ともできる。
【0022】図1に示すように、フイルム搬送路12
は、上方から見てL字形に形成されており、ケース本体
11の右側面のフイルム挿入口17から入れられたフイ
ルム20をケース本体11の前部近くのフイルム出口1
8に送るようになっている。フイルム搬送路12は、自
由に回転するフリーのガイドローラ対50、同じくフリ
ーのガイドローラ51,52,53,54,55、強制
駆動されるオートロード用送りローラ対56,57、フ
イルム送りローラ対58、及びフイルムガイドプレート
59により構成されており、これらは鉛直方向の取付軸
により図示しない機枠に取り付けられている。これによ
り、写真フイルム20を垂直に立てた状態で搬送する。
【0023】更に、搬送路12には、送りローラ対56
とガイドローラ52との間で、供給側ダンサローラ60
がアーム61に回動自在に取り付けられている。このダ
ンサーアーム61はバネ62により図中時計方向に付勢
されており、ダンサーローラ60の上流側と下流側との
フイルム送り速度に差が出た場合に、図4に示すよう
に、アーム61の取付軸61aを中心とした揺動により
ダンサーループ63を形成して、この速度差を吸収す
る。また、図9に示すように、測光ステージ70におけ
る測光処理速度とノッチャーパンチャー41における処
理速度との差もこのダンサーループ63により吸収され
る。
【0024】図1,図4及び図5に示すように、搬送路
12には、ガイドローラ54,55の間で、巻取側ダン
サローラ64がアーム65に回動自在に取り付けられて
いる。このダンサーアーム65はバネ66により図中時
計方向に付勢されており、ダンサーローラ64の上流側
と下流側とのフイルム送り速度に差がある場合に、図4
に示すようにアーム65の取付軸65aを中心とした揺
動によりダンサーループ67を形成して、フイルムの送
り速度の差を吸収する。これにより、後に詳しく説明す
るように、測光ステージ70における測光処理速度とフ
イルム巻取部15における巻取速度との差を吸収する。
【0025】これらダンサーローラ60,64は各アー
ム61,65の自由端部側に取付軸により鉛直方向で取
り付けられている。しかも取付軸の下端部のみがアーム
61,65に固定されており、上端部側が開放されてい
る。また、上記各ローラ類も鉛直方向で配置されてお
り、上端側が固定されず開放されている。したがって、
フイルム20を上から取り外したり、掛け直すことが簡
単に行える。
【0026】図1に示すように、各送りローラ対56,
57,58は、駆動ローラ56a,57a,58aと、
これに接触する従動ローラ56b,57b,58bとか
ら構成されており、各駆動ローラ56a,57a,58
aは、フイルム送りモータ72により回転される。フイ
ルム送りモータ72はドライバ72aを介してコントロ
ーラ24により制御される。これら送りローラ対56〜
58の内に、第1及び第2の送りローラ対56,57
は、オートロード時にフイルム20を送る。また、第3
の送りローラ対58はオートロード後に測光対象コマを
測光ステージ70に送るためのコマ送り用とされてい
る。このため、図5に示すように、第3の送りローラ対
58は、タイミングベルト71を介してフイルム送りモ
ータ72に常に連係されている。また、第1及び第2送
りローラ対56,57の駆動ローラ56a,57aは、
タイミングベルト73及びギヤ74,75を介してクラ
ッチ機構76に接続されている。クラッチ機構76はオ
ートロード時にのみ、タイミングベルト71の駆動をタ
イミングベルト73に伝達するので、第1及び第2送り
ローラ対56,57はオートロード時にのみ回転され
る。
【0027】クラッチ機構76は、遊星ギヤ列80と、
クラッチアーム81と、クラッチレバー82とから構成
されている。遊星ギヤ列80は、駆動ギヤ80aと、遊
星ギヤ80bと、太陽ギヤ80cとから構成されてい
る。駆動ギヤ80aは、コマ送りローラ対58の駆動ロ
ーラ58aと同軸で固定されている。太陽ギヤ80c
は、タイミングベルト71のベルトプーリー83と同軸
で固定されている。また、遊星ギヤ80bは、クラッチ
アーム81を介して太陽ギヤ80cに噛み合い太陽ギヤ
80cを転動するように取り付けられている。
【0028】クラッチレバー82は、取付軸82aを介
して機枠(図示せず)に回動自在に取り付けられてお
り、一端がクラッチアーム81に係合し、他端がダンサ
ーローラ64に係合している。クラッチレバー82はコ
イルバネ84で図中反時計方向に付勢されており、クラ
ッチアーム81はコイルバネ85で図中反時計方向に付
勢されている。クラッチレバー82用のコイルバネ84
は、クラッチアーム81用のコイルバネ85よりも付勢
力が強いものが用いられており、これにより通常は遊星
ギヤ80bが駆動ギヤ80aから離れるようになってい
る。また、オートロード時には、ダンサーローラ64が
オートロード位置にセットされ、これによりクラッチレ
バー82が図5に示すように時計方向に回転する。した
がって、クラッチアーム81がコイルバネ85の付勢に
より図中反時計方向に回転し、遊星ギヤ80bが駆動ギ
ヤ80aに噛み合う。これにより、オートロード時に送
りローラ対56,57が回転して、フイルム20の先端
をオートロードする。
【0029】また、送りローラ対56,57の各従動ロ
ーラ56b,57bは、アーム56c,57cを介し
て、各駆動ローラ56a,57aに接触又は離反自在に
取り付けられている。このアーム56c,57cと前記
ダンサーアーム61,65は、オートロードセット機構
86により回動制御される。
【0030】オートロードセット機構86は、オートロ
ードセットモータ88により、アーム56c,57c及
びダンサーアーム61,65を回動させて、送りローラ
対56,57及びダンサーローラ60,64を図1に示
すオートロード位置と、図4に示すダンサーループ形成
位置との間で変位可能にする。オートロードセットモー
タ88はドライバ88aを介してコントローラ24によ
り制御される。
【0031】オートロード位置では、駆動ローラ56
a,57aに従動ローラ56b,57bが接触するか
ら、これら送りローラ対56,57,58によりフイル
ム20はニップして搬送される。また、オートロードを
終了した後は、オートロードセット機構86により各ア
ーム56c,57c,61,65の押動が停止される。
これにより、各アーム56c,57c,61,65はバ
ネ56d,57d,62,66によりダンサーループ形
成位置側に付勢される。このダンサーループ形成位置側
では、オートロード用送りローラ対56,57のニップ
は解除されるため、フイルム20はフイルム送りローラ
対58のみにより搬送される。また、各ダンサーアーム
61,65はコイルバネ62,66によりダンサールー
プ形成位置側に付勢される。したがって、各ダンサーロ
ーラ60,64の上流側及び下流側でフイルム送りに速
度差が発生すると、図4に示すように、ダンサーループ
63,67が形成される。
【0032】図5ないし図7に示すように、オートロー
ドセット機構86は、オートロードセットモータ88に
より回動されるタイミングベルト89と、回動円盤9
0,91(図5参照)と、カムレバー92と、スライド
板93と、ローラアーム94,95とから構成されてい
る。回動円盤90,91は、第1及び第2ダンサーアー
ム61,65の取付軸61a,65aに回動自在に取り
付けられており、図示しないベルトプーリーを介してタ
イミングベルト89により回動される。円盤90,91
には、偏心した位置に押動ピン90a,91aが突出し
て設けられており、タイミングベルト89の回動によ
り、押動ピン90a,91aは図5及び図6に示すオー
トロードセット位置と、図7に示すループ形成位置との
間で変位するようにされている。オートロード位置で
は、各押動ピン90a,91aにより各アーム61,6
5はオートロード位置にセットされる。また、ループ形
成位置では、押動ピン90a,91aが各アームを押動
することのない退避位置となる。
【0033】図6及び図7に示すように、カムレバー9
2は、第1ダンサーアーム61側の円盤90と同軸で固
定されており、このカムレバー92はスライド板93の
係合ピン93aに係合して、スライド板93を平行移動
する。スライド板93には、第1及び第2送りローラ対
56,57のローラアーム94,95に係合する位置で
第1及び第2の押動ピン93b,93cが突出して設け
られている。また、スライド板93はコイルバネ93d
でオートロード位置側に付勢されている。そして、オー
トロード時には、カムレバー92はスライド板93と係
合することがないので、図6で示す位置になり、各アー
ム94,95がコイルバネ56d,57dの付勢により
オートロード位置となって、フイルム20が各送りロー
ラ対56,57でニップされてオートロードされる。
【0034】オートロード後には、オートロードモータ
88が正転して円盤90,91及びカムレバー92を時
計方向に回して、図4及び図7に示すようにループ形成
位置にセットする。このループ形成位置では、押動ピン
90a,91aが退避位置に変位してダンサーアーム6
1,65の変位を許容する。これにより、各ダンサーロ
ーラ60,64の上流側及び下流側でフイルム送り速度
に差が発生すると、ダンサーアーム61,65の変位に
よりループ63,67が形成される。
【0035】また、カムレバー92がループ形成位置に
変位すると、図7に示すように、カムレバー92で係合
ピン93aが押動され、スライド板93が上方に変位す
る。これにより、押動ピン93b,93cを介して、L
型アーム94,95が回転して、オートロード送りロー
ラ対56,57の従動ローラ56b,57bを駆動ロー
ラ56a,56aから離す。これにより送りローラ対5
6,57によるフイルム送りは行われず、フイルム送り
ローラ対58のみによってフイルムがコマ送りされるよ
うになる。このように、フイルムのニップが解除される
ため、コマ送り時の送り抵抗が減少する。
【0036】図4に示すように、第3送りローラ対58
の上流側には、測光ステージ70が設けられている。図
8に示すように、測光ステージ70には、これを挟むよ
うにして光源部13と測光部14が配置されている。光
源部13は、光源101aと、光源101aの光質を調
節する調光フイルタ101bと、L字形の光路となる拡
散ボックス103とを備えている。拡散ボックス103
と測光ステージ70のフイルム20との間には、マスク
ターレット104が配置されている。マスクターレット
104には、135タイプフイルムのフルサイズ測光用
マスク開口と、ハーフサイズ測光用マスク開口と、パノ
ラマサイズ用マスク開口と、ハイビジョンサイズ用マス
ク開口とが形成されており、コマサイズ情報に応じて自
動的に切り換えられるようになっている。コマサイズ情
報は、ノッチャーパンチャーからのコマサイズ指定情報
から得られる他に、コマサイズセンサで自動的に検出す
ることもできる。また、フイルムの磁気記録層に記録し
たコマサイズ情報を用いることもできる。
【0037】光源部13で照明され測光対象コマを透過
した光は、ハーフミラー105で反射されてズームレン
ズ107を介してイメージエリアセンサからなるスキャ
ナー本体108に送られる。スキャナー本体108は測
光対象コマの各点を三色分解測光する。補正データ演算
部109は、測光値に基づきLATDに対する差分の形
で補正データを演算する。補正データの演算処理は、各
点の三色分解測光値に基づき統計的な処理によりプリン
ト対象コマを各種シーンに分類し、分類したシーンに応
じて露光補正データを決定する。LSIカードリーダー
ライター110は、LSIカード35にコマ位置データ
と対応させて補正データを書き込む。
【0038】ハーフミラー105を透過した光はミラー
111で反射される。これにより、ネガ見窓19から測
光対象コマを観察することができる。この観察により測
光対象コマの停止位置の確認及び調節が、上部カバー1
6を開けることなく可能になる。更に、ネガ見窓19か
らの外光はミラー111で反射された後に、ハーフミラ
ー105で上方に反射されるか、ハーフミラー105を
透過して光源側に向かうため、外光がスキャナー本体1
08に入射することがなく、測光時にこれの影響を受け
ることがない。
【0039】図1に示すように、フイルム搬送路12に
は、フイルム先端を検出するためのフイルムセンサ12
0,121と、フイルム20のスプライス部を検出する
ためのスプライスセンサ122と、フイルム20のノッ
チを検出するノッチセンサ123とが順に設けられてお
り、これらの検出信号はコントローラ24に送られる。
【0040】第1のフイルムセンサ120はガイドロー
ラ対50の下流側に配置されている。このフイルムセン
サ120は、フイルム先端がスキャナー10内に挿入さ
れたことを検出して、オートロード操作を開始する。
【0041】第2のフイルムセンサ121は、フイルム
送りローラ対58の下流側に配置されている。このセン
サ121は、フイルム送りローラ対58をフイルム20
の先端が通過したことを検出する。
【0042】スプライスセンサ122及びノッチセンサ
123は、測光ステージ70の上流側に配置されてい
る。スプライスセンサ122は、スプライステープをフ
イルム20のベース濃度との差から検出する。このスプ
ライスセンサ122の出力によりコントローラ24は、
各オーダー毎にプリント対象コマの位置を特定する。
【0043】ノッチセンサ123は投受光センサから構
成されており、センサ光軸をフイルム20が遮ったとき
と、ノッチが通過してフイルムがセンサ光軸を遮らない
ときとの透過光量を比較することでノッチ位置を検出す
る。コントローラ24は、このノッチ検出信号に基づき
送りローラ対58を定量回転することで、ノッチが付さ
れた測光対象コマを測光ステージ70に位置決めする。
【0044】コントローラ24は、周知のマイクロコン
ピュータから構成されており、各センサ120〜123
の検出信号に基づき、各部をシーケンス制御する。
【0045】図9は、ダンサーローラ60の位置と、3
個のループセンサS1〜S3のオンオフ動作と、これに
よるノッチャーパンチャー41とスキャナー10との動
作制御とを示したものである。第1ダンサーアーム61
の変位角度を検出するために3個のループセンサS1〜
S3がアーム取付軸61aの周りに設けられており、こ
れによりダンサーループ63によるループ量が検出され
る。コントローラ24は、ループ量に基づき測光処理制
御とノッチャーパンチャー41の動作制御とを行う。
【0046】第1ループセンサS1はスキャナー10側
の測光処理を制御するためのものであり、S1がオフの
間は測光のためのフイルム送りを行い、S1がオンにな
ると送りを停止する。また、第2ループセンサS2はノ
ッチャーパンチャー41側の処理を制御するためのもの
であり、S2がオフの間はノッチャーパンチャー41の
処理を続行し、S2がオンになると、ノッチャーパンチ
ャー41側のフイルム送りを停止するために、ビジー信
号をノッチャーパンチャー41に送る。第3ループセン
サS3はオートロード直後のインターロック用スイッチ
であり、オートロード直後に第1ループセンサS1がオ
ンであっても、フイルム20を送ってループを形成する
ためのものである。
【0047】同様に第2のダンサーアーム65の変位角
度を検出するために2個のループセンサ(図示せず)が
設けられており、これらの信号に基づきフイルム巻取部
15のリール23の回転が制御される。すなわち、ルー
プ量が大きくなり一定値を越えると第4ループセンサで
これを検出し、フイルム巻取モータ21を回転させてリ
ール23にフイルム20を巻き取る。また、ループ量が
少なくなると、第5ループセンサがこれを検出し、フイ
ルム巻取モータ21の回転を停止する。
【0048】図10は、本実施例のスキャナー10をノ
ッチャーパンチャー41に接続した状態を示す斜視図で
ある。スキャナー10は、既設のノッチャーパンチャー
41のフイルム出口側に接続される。また、スキャナー
10とノッチャーパンチャー41とは接続コード(図示
せず)で接続され、ノッチャーパンチャー41からはコ
マ位置データや検定データ等の各種データがスキャナー
10のコントローラ24に入力される。また、スキャナ
ー10からは、第1ダンサーローラ60によるループ量
が少なくなったときに、ノッチャーパンチャー41の処
理停止を要求するビジー信号がノッチャーパンチャー4
1に送られる。
【0049】図示しないフイルムプロセサで現像処理さ
れたフイルムロール131は、ノッチャーパンチャー4
1のリール取付部132に取り付けられる。ノッチャー
パンチャー41は周知のように、フイルムのベースと各
コマとの濃度差から、各コマ位置を自動検出して、これ
をネガ見窓133にセットする。オペレータは、このネ
ガ見窓133に停止された各コマを観察して、プリント
不要コマか否かや、スキャナー10での露光補正が不可
能なコマか否かを判定する。そして、この判定結果に基
づきキー入力が行われ、これによりプリント可能コマに
対してはノッチが付される。また、スキャナー10が不
得意とする例えば異種光源ネガやカブリネガ等の場合
に、これを補正するための検定データがオペレータによ
り入力され、この検定データがスキャナー10に送られ
る。この場合に検定データを入力したコマについては、
スキャナー10側での測光が行われない。
【0050】図11は、同時プリント工程と再注文プリ
ント工程とを示す説明図である。同時プリント工程で
は、フイルムプロセサで現像処理された写真フイルム2
0が、ノッチャーパンチャー41にセットされる。ま
た、LSIカード35がスキャナー10のLSIカード
リーダーライター110にセットされる。ノッチャーパ
ンチャーでプリント対象コマにノッチが付されたフイル
ム20は、スキャナー10でノッチの付されたプリント
対象コマのみが測光位置にセットされ、スキャナー本体
108でプリント対象コマの各点が三色分解測光され
る。そして、この測光値に基づきLATDに対する補正
量の形で露光補正データが算出され、これがコマ位置デ
ータとともに、LSIカード35に書き込まれる。測光
終了後は、測光済みの写真フイルム10と露光補正デー
タが書き込まれたLSIカード35とは、オートプリン
タ160にセットされる。オートプリンタ160では、
ノッチが付されたプリント対象コマをプリント位置にセ
ットしてLATDを測光した後、これとスキャナー10
からの露光補正データとに基づき露光量を算出し、これ
に基づきプリント対象コマの画像をカラーペーパーに焼
付露光する。
【0051】再注文プリント工程では、周知のフイルム
スプライサ150で再注文プリントのフイルムピース1
51を接合し長尺化して、これを巻取リール48に巻き
とってフイルムロールにする。また、接合とともに、再
注文プリントコマのコマ位置の指定とプリント枚数がオ
ペレータにより入力され、これがLSIカード35に書
き込まれる。そして、ロール状に巻き取られた再注文の
フイルム47とLSIカード35とは、本発明のスキャ
ナー10にセットされる。
【0052】図3に示すように、サブリール取付部40
をケース本体11から引き出すと、リール取付フランジ
45aがフイルム搬送路12のレベルまで持ち上げら
れ、この状態が維持される。リール取付軸45に再注文
フイルム47を巻き取ったリール48をセットした後
に、フイルム47の先端をフイルム挿入口17に入れる
と、同時プリント処理のときと同じように、オートロー
ドが開始され、フイルムの先端がフイルム出口18から
出る。このフイルム20の先端を人手によりフイルム巻
取リール23に巻き付けると、オートロードが完了す
る。この後に、LSIカード35に記録された再注文コ
マの位置データが読み込まれ、この位置データとノッチ
センサのノッチ検出カウント数と、スプライスセンサの
スプライス部検出信号とに基づき、再注文コマを測光ス
テージに位置決めする。この後、再注文コマが測光さ
れ、これに基づき露光補正データが演算され、この補正
データがコマ位置データとともに、LSIカード35に
書き込まれる。
【0053】図12はコントローラ24におけるオート
ロードの処理手順を示すフローチャートである。また、
図13は、オートロード後の測光処理と、ループ量によ
るノッチャーパンチャー41とスキャナー10との動作
制御を示すフローチャートである。
【0054】次に、図12及び図13を参照しながら、
本実施例の作用について説明する。使用に際しては、ノ
ッチャーパンチャー41に、現像処理済みのフイルムロ
ール131をセットしてローディングした後、スキャナ
ー10のフイルム挿入口17にフイルム20の先端を挿
入する。ノッチャーパンチャー41では、フイルム20
の一方の側縁部で、プリント対象コマの位置にノッチが
形成され、また必要に応じて露光補正データが入力され
る。ノッチャーパンチャー41を通過したフイルム20
の先端がスキャナー10のフイルム挿入口17に挿入さ
れると、スキャナー10は図12に示すようにオートロ
ードを開始するとともに、各種初期設定を行う。
【0055】即ち、図1に示すように、フイルム20の
先端がガイドローラ対50に挿入され、その先端が第1
のフイルムセンサ120で検出されると、光源部13
(図1,図8参照)がオンになる。したがって、測光対
象コマが測光ステージ70に位置決めされる頃には、光
源部13が安定した光を発するようになり、安定した照
明光によりスキャナー本体108で測光が可能になる。
また、第1フイルムセンサ120のオンにより、ノッチ
センサ123のフイルム無し状態での光量が検出され、
これに基づきノッチセンサ123の感度レベルの自動調
整が行われる。
【0056】スキャナー10の初期設定状態では、図1
に示すように、オートロードセット機構86が作動し
て、押動円盤90,91の押動ピン90a,91aによ
り各ダンサローラ60,64はオートロード位置にセッ
トされている。このオートロード位置では、第1及び第
2のダンサーローラ60,64はフイルム20を引き出
してループを形成するためにフイルム搬送路12内に入
り込んでいる。また、図1及び図6に示すように、カム
レバー92も押動円盤90とともに回動し、係合ピン9
3aと接触することのない位置にあるため、ガイドロー
ラ対56,57はコイルバネ56d,57dの付勢によ
りフイルムをニップする状態となっている。
【0057】第1フイルムセンサ120がオンになる
と、フイルム搬送用モータ77が回転され、これによ
り、先ずフイルム20の先端が第1送りローラ対56で
ニップされる。そして、フイルム20の先端はガイドプ
レート59やその他のガイドプレートにより案内されな
がら、且つ送りローラ対56,57による送りによっ
て、測光ステージ70を通過した後、フイルム出口18
に達する。
【0058】第2フイルムセンサ121がフイルム先端
を検出すると、フイルム巻取モータ21が回転する。そ
して、フイルム出口18から出たフイルム20の先端
は、フイルム巻取部15の巻取リール23に人手により
巻きつけられる。図12に示すように、フイルム巻き付
け完了により、フイルム巻取部15のモータ21の負荷
が増大するため、コントローラ24はこれを検出してフ
イルム巻取部15の回転を停止するとともに、オートロ
ードの完了を検出する。この完了後は、オートロードセ
ットモータ88が回転して、円盤90,91を図中時計
方向に回転させる。この円盤90,91の回転により押
動ピン90a,91aが各ダンサーアーム61,65に
当たることの無い位置に退避する。これにより、ダンサ
ーアーム61,65が回動可能になり、ダンサーループ
形成可能状態になる。
【0059】ノッチセンサ123がフイルム20のノッ
チを検出すると、この検出信号に基づきプリント対象コ
マが測光ステージ70にセットされる。また、ノッチャ
ーパンチャー41からのコマサイズ情報に基づきマスク
ターレット104の回転が制御され、測光ステージ70
にセットされたプリント対象コマのコマサイズに適合す
るマスク開口がセットされる。この後、図8に示すよう
に、スキャナー本体108によりコマの各点が三色分解
測光され、補正データ演算部109でこの測光値に基づ
き露光補正データが算出される。この露光補正データは
LATDを基準にして求められ、これがLSIカードリ
ーダーライター110によりLSIカード35にコマ位
置データとともに記憶される。
【0060】ノッチャーパンチャー41の処理速度とス
キャナー10の処理速度との間に差が生じた場合には、
図4に示すように、第1ダンサーローラ60によるルー
プ63の形成によりその速度差が吸収される。また、図
9に示すように、ダンサローラ60のループ量が所定量
以下となって第1ループサンサS1がオンになると測光
のためのフイルム送りが停止される。また、ダンサーロ
ーラ60のループ量が所定量以上となって第2ループセ
ンサS2がオンになると、ノッチャーパンチャー41に
ビジー信号が送られて、ノッチャーパンチャー41側の
フイルム送りが停止する。
【0061】また、フイルム巻取部15は、第2ダンサ
ーローラのループ量が所定量を越えた時に作動し、ルー
プ量を少なくするように巻き取る。そして、ループ量が
所定量以下になると、この巻き取りを終了する。
【0062】また、再注文プリントの場合には、図3に
示すように、サブリール取付部40をケース本体11か
ら引き出す。この引き出しにより、リール取付フランジ
45aがフイルム搬送路12のレベルまで持ち上げてら
れ、この状態が維持される。リール取付軸45に再注文
フイルム47を巻き取ったリール48をセットした後
に、フイルム47の先端をフイルム挿入口17に入れる
と、同時プリント処理のときと同じように、オートロー
ドが開始され、フイルムの先端がフイルム出口から出
る。このフイルム先端を人手によりフイルム巻取リール
23に巻き付けると、オートロードが完了する。この後
に、LSIカード35に記録された再注文コマが測光ス
テージに位置決めされ、この再注文コマのみが測光さ
れ、これの露光補正データがLSIカード35に書き込
まれる。
【0063】測光終了後のフイルム20,47はフイル
ム巻取部15から外され、図11に示すように、次の工
程であるオートプリンタ160にLSIカード35とと
もにセットされる。なお、フイルム巻取部15から外し
たフイルム20,47を直接にオートプリンタ160に
セットする代わりに、図3に示すように、サブリール取
付部40をケース本体11から引き出して、これに空の
リールをセットして、この空のリールに測光済みフイル
ムを巻戻し、この巻戻したフイルムをオートプリンタ1
60にセットするようにしてもよい。
【0064】なお、上記実施例では、フイルム送りロー
ラ対によりオートロード時のフイルム送りを行ったが、
これは搬送ベルト対により行うようにしてもよい。ま
た、上記実施例では、クラッチ機構を遊星ギヤ列から構
成して、第2ダンサーローラの変位によりクラッチ機構
のオンオフを機械的に行って、電気的な制御を簡単にす
るようにしたが、これは、電磁クラッチ等により電気的
に行うようにしてもよい。また、オートロードセット機
構86により、フイルムのオートロード後は、フイルム
送りローラ対56,57のフイルムニップを解除して、
フイルムのコマ送り負荷を少なくするようにしたが、こ
れは単に、送りローラ対をフリー状態にするだけでもよ
い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
初期設定時に、ダンサーローラをフイルム引き出し位置
にセットし、第1のフイルム検出手段がフイルム先端を
検出したときに、第1及び第2のフイルム送り手段を回
転したから、第1及び第2のフイルム送り手段によりフ
イルム先端をオートロードすることができる。また、第
2のフイルム検出手段がフイルム先端を検出したとき
に、第1フイルム送り手段のフイルム送りを停止してこ
れをフリー状態にするとともに、ダンサーローラをルー
プ形成位置側に変位可能にしたから、オートロード後
は、ノッチャーパンチャーとスキャナーとの処理速度及
びフイルム送り速度の差をダンサーローラが吸収するこ
とができる。したがって、スキャナーでの測光を円滑に
行うことができる。
【0066】また、第1のフイルム検出手段がフイルム
先端を検出したときに、測光手段の光源をオンにしたか
ら、プリント対象コマがプリント位置にセットされる頃
には光源の照明光が安定し、安定した照明光の下で測光
することができる。また、フイルム先端がフイルム挿入
口に挿入されるまでは光源がオンにならないため、無駄
な電力を消費することもない。
【0067】また、ノッチ検出手段を受光センサで構成
し、フイルム検出手段がフイルム先端を検出したとき
に、フイルムがセンサ光軸を遮ることのない状態での受
光センサの信号に基づき受光センサの感度レベルの調節
を行うから、フイルム先端を挿入する毎に、感度レベル
の調節が行われるため、ノッチ検出精度がばらつくこと
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したスキャナーのオートロディン
グ状態を示す要部の平面図である。
【図2】同スキャナーの外観を示す斜視図である。
【図3】サブリール取付部を用いた状態を示す斜視図で
ある。
【図4】ループ形成状態を示す平面図である。
【図5】クラッチ機構及びオートロード機構を示す平面
図である。
【図6】オートロード状態のときのスライド板を示す平
面図である。
【図7】ループ形成状態のときのスライド板を示す平面
図である。
【図8】光源部と測光部とを示す概略断面図である。
【図9】ループセンサの信号と、ノッチャーパンチャー
及びスキャナーの動作制御を示す説明図である。
【図10】スキャナーにノッチャーパンチャーを接続し
た状態を示す斜視図である。
【図11】スキャナーを用いた同時プリント工程と再注
文プリント工程とを示す説明図である。
【図12】コントローラ24におけるオートロード処理
手順を示すフローチャートである。
【図13】コントローラ24におけるループ量に応じた
測光処理とノッチャーパンチャーの動作制御を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 スキャナー 12 フイルム搬送路 13 光源部 14 測光部 15 フイルム巻取部 17 フイルム挿入口 18 フイルム出口 20,47 写真フイルム 35 LSIカード 40 サブリール取付部 41 ノッチャーパンチャー 51,52,53,54,55 ガイドローラ 56,57,58 フイルム送りローラ対 60,61 ダンサーローラ 70 測光ステージ 76 クラッチ機構 86 オートロードセット機構 120,121 フイルムセンサ 122 スプライスセンサ 123 ノッチセンサ 150 フイルムスプライサ 160 オートプリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/72 - 27/80 G03B 27/32 G03B 27/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムの挿入口と、写真フイルム
    のノッチを検出するノッチ検出手段と、ノッチ検出信号
    に基づき写真フイルムを測光手段に位置決めするフイル
    ム搬送手段と、写真フイルムのプリント対象コマを測光
    して画像プリント条件を決定する測光手段と、測光手段
    で測光済みの写真フイルムを巻き取るフイルム巻取手段
    とを備えた画像プリント条件決定装置において、測光手
    段のフイルム送り上流側に設けた第1のフイルム送り手
    段と、測光手段のフイルム送り下流側に設けた第2のフ
    イルム送り手段と、第1のフイルム送り手段に設けたダ
    ンサーローラと、ダンサーローラをフイルム引き出し位
    置とフイルムを引き出した後のループ形成位置との間で
    変位させる変位手段と、写真フイルムの挿入口に設けら
    れ、フイルム先端を検出する第1のフイルム検出手段
    と、第2のフイルム送り手段を出たフイルム先端を検出
    する第2のフイルム検出手段と、初期設定時にダンサー
    ローラをフイルム引き出し位置にセットし、第1のフイ
    ルム検出手段がフイルム先端を検出したときに第1及び
    第2のフイルム送り手段を回転し、第2のフイルム検出
    手段のフイルム先端検出信号に基づき第1及び第2のフ
    イルム送り手段を定量回転させた後に停止させてフイル
    ム先端をフイルム巻取手段に送り、この後に第1フイル
    ム送り手段をフリー状態にするとともに、ダンサーロー
    ラをループ形成位置側に変位可能にする制御手段とを備
    えたことを特徴とする画像プリント条件決定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像プリント条件決定装
    置において、第1のフイルム検出手段がフイルム先端を
    検出したときに、測光手段の光源をオンにしたことを特
    徴とする画像プリント条件決定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像プリント条件
    決定装置において、前記ノッチ検出手段を受光センサで
    構成し、フイルム検出手段がフイルム先端を検出したと
    きに、フイルムがセンサ光軸を遮ることのない状態での
    受光センサの信号に基づき受光センサの感度レベルの調
    節を行うことを特徴とする画像プリント条件決定装置。
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