JPH075581A - 写真プリンタのペーパー供給装置 - Google Patents

写真プリンタのペーパー供給装置

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Publication number
JPH075581A
JPH075581A JP14226693A JP14226693A JPH075581A JP H075581 A JPH075581 A JP H075581A JP 14226693 A JP14226693 A JP 14226693A JP 14226693 A JP14226693 A JP 14226693A JP H075581 A JPH075581 A JP H075581A
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JP
Japan
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paper
brake
dancer
arm
roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP14226693A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Sato
佐藤  進
Yasuhiro Kaneko
靖弘 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ペーパー取付軸50にブレーキ機構52と、
クラッチ58を介してペーパーリワインドモータ65を
設ける。ダンサーアーム51にダンサーローラ70を回
転自在に取り付ける。ダンサーアーム51をコイルバネ
73で上方に付勢する。ダンサーアーム51の取付軸5
1aに、第1のブレーキ解除板71を固定するととも
に、第2のブレーキ解除板72を回動自在に取り付け
る。第2のブレーキ解除板72を偏心カムにより、ブレ
ーキ解除位置とブレーキ位置との間で変位させる。ダン
サーアーム51の変位角度をアーム角度検出センサ75
で検出し、これに基づきリワインドモータ65を制御す
る。 【効果】 ダンサーアーム51が下方に変位すると、ブ
レーキ解除板71が回動してブレーキ機構52のブレー
キを解除する。これにより、ロールペーパーからペーパ
ーが円滑に引き出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真プリンタのペーパ
ー供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大規模現像所では、効率良く写真焼き付
けを行うために、多数の写真フイルムを接続して長尺化
し、これをロール形態に巻き取っている。そして、ロー
ル形態でフイルムを取り扱って、フイルムプロセサで現
像処理した後に、ノッチャーパンチャーでフイルム検定
を行い、この後、フイルム検定結果に基づきオートプリ
ンタで焼付露光している。オートプリンタでは、ロール
フイルムの各コマをプリント位置にセットして高速で焼
付露光する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オートプリンタでは、
プリントサイズの違いや、絹目や光沢等の面種の違いに
より、ロールペーパーを途中で交換することがある。こ
の場合には、プリント済みのペーパーと未露光のペーパ
ーとの間でペーパーを切断して、未露光部分を巻き取る
ことが行われている。このペーパー巻き取りにおいて、
ロールペーパーを単に巻き戻すだけでは、ペーパーロー
ル径に応じて巻き取り速度が変化するため、ペーパー送
りローラとの同期がとれず、うまく巻き取ることができ
ない。このため、ペーパー巻き取り径に応じて巻き取り
速度を変えたりする必要があり、制御が複雑になるとい
う問題がある。
【0004】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、ペーパー巻き取りを簡単に行うことができるよう
にした写真プリンタのペーパー供給装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明は、ペーパー取付軸に設け
たブレーキ手段と、ペーパー取付軸をペーパー送り方向
と反対側に回転するペーパー巻取手段と、ダンサーロー
ラと、ダンサーローラを回動自在に支持するダンサーア
ームと、ダンサアームをループ形成側に付勢する付勢手
段と、ダンサアームに設けられアームの回動変位により
前記ブレーキ手段のブレーキを解除する第1のブレーキ
解除手段と、ペーパー巻き取り信号に基づき前記ブレー
キ手段のブレーキを強制解除する第2のブレーキ解除手
段と、ペーパー供給時には、ダンサーアームの変位によ
り第1のブレーキ解除手段によりブレーキを解除しなが
らペーパーを供給し、ペーパー巻き戻し時には、第2の
ブレーキ解除手段によりブレーキを解除した後に、ダン
サーローラによるペーパーループ量に基づきペーパー巻
取手段を制御するコントローラとを備えたものである。
【0006】また、請求項2に記載した発明は、ダンサ
ーアームの変位を検出する手段を設け、この変位量に基
づきダンサーローラによるペーパーループ量を検出し
て、ペーパーループ量が一定値を越えたときにペーパー
巻取手段を作動させたものである。
【0007】
【作用】ペーパー取付軸はブレーキ機構によりブレーキ
がかかった状態になっている。ペーパー供給時にはペー
パー送り手段、例えば送りローラ対によりペーパーがプ
リント側に供給される。この供給によりダンサーローラ
によるペーパーループ量が少なくなり、ダンサーアーム
が変位すると、この変位により第1のブレーキ解除手段
によりブレーキが自動的に解除され、ペーパー取付軸が
フリー状態になる。これにより、ロールペーパーからペ
ーパーが引き出され、プリント部に円滑に送られる。
【0008】プリントサイズや絹目、光沢等の面種の変
更時には、ペーパーがプリント位置の前で切断され、プ
リント済みペーパーと未露光ペーパーとが分離される。
オートリワインドキー等の操作により巻き取り信号が発
生すると、これにより、第2ブレーキ解除手段が作動し
てペーパー取付軸のブレーキが解除され、これがフリー
状態になる。次に、ペーパー送り手段を逆転させて、ペ
ーパーをペーパー取付軸側に戻す。このペーパーの戻り
によりダンサーループが形成され、ダンサーループが所
定量を越えると、これが検出される。これに基づきペー
パー巻取手段、例えばリワインドモータとクラッチが作
動して、ペーパー取付軸がペーパー巻き取り側に回転さ
れ、ペーパーがロールペーパーに巻き取られる。このペ
ーパーの巻き取りは、先ず、クラッチが接続され、次に
リワインドモータが回転され、これの駆動がペーパー取
付軸に伝達されることで行われる。以下、ペーパールー
プ量に応じてペーパー巻取手段が作動してペーパーがロ
ールペーパーに巻き取られる。なお、ペーパーの供給時
には、クラッチは断たれており、ペーパーの引き出しに
伴いリワインドモータが回転されないようになってい
る。
【0009】
【実施例】図2は本発明のペーパー供給装置を実施した
オートプリンタを示す概略図であり、図3はオートプリ
ンタの外観を示す斜視図である。機枠10の上部には、
水平方向でフイルム搬送部11が配置されている。ま
た、機枠10の下部には、水平方向でペーパー搬送部1
2が配置されている。これらフイルム搬送部11とペー
パー搬送部12との間には、垂直方向でプリント部13
が配置されている。また、ペーパー搬送部12のペーパ
ー入口側の上部には、フイルム搬送部11との間でペー
パー供給部14が配置されており、ペーパー搬送部12
のペーパー出口側には、フイルム搬送部11との間で2
個のペーパー巻取部15,16が配置されている。
【0010】フイルム搬送部11は、フイルム供給用の
リール取付軸20と、供給側ダンサー部21と、フイル
ムキャリア22と、巻取側ダンサー部23と、フイルム
巻取用のリール取付軸24とを備えている。フイルムキ
ャリア22は、ロールフイルム25から引き出されたフ
イルム26のプリント対象コマをノッチに基づきプリン
ト位置にセットする。
【0011】プリント位置にセットされたコマは、プリ
ント部13によりペーパー搬送部12のカラーペーパー
31に焼付露光される。光源部30はフイルムキャリア
22のプリント対象コマを照明する。プリント対象コマ
を透過した光は、シャッタ33が開いた時にズームレン
ズ32によりカラーペーパー31に結像される。
【0012】カラーペーパー31はペーパー供給装置1
4にセットされたロールペーパー17から引き出され、
ペーパー搬送部12によりプリント位置にセットされ
る。ペーパー搬送部12にはペーパー送りローラ対35
a,35b,35c,35dが配置されており、これら
により、ペーパー31はスプライサ36,カッタ37,
可変ペーパーマスク38を通過して、ペーパー巻取部1
5,16に送られる。スプライサ36の前には、ペーパ
ー引き出し速度とプリント処理速度との差を吸収するた
めと、ペーパー31を接合したり切断したりするための
処理時間を稼ぐ第1のループ形成部39が設けられてい
る。また、ペーパー巻取部15の前には、ペーパー巻取
速度とプリント処理速度との差を吸収するための第2の
ループ形成部40が設けられている。
【0013】ペーパー巻取部15,16は、巻取軸41
とペーパーガイドアーム42,43とから構成されてお
り、ペーパー送りローラ対44a,44bで送られて来
たプリント済みのペーパー31を巻き芯18aに巻き付
けて、ロールペーパー18にして巻き取る。本実施例で
は、ペーパー巻取部15,16を2個設け、これを交互
に用いることにより、プリント済みのペーパーの取り出
し時間がプリント時間に含まれることのないようにし
て、プリントを効率よく行っている。
【0014】図1及び図2に示すように、本発明を実施
したペーパー供給装置14は、ロール取付軸50と、ダ
ンサーアーム51と、ブレーキ機構52と、ペーパー送
りローラ対53と、ペーパーセットローラ54a,54
bとを備えている。図4に示すように、ロール取付軸5
0は、シャフト50aと、これに固定される取付軸本体
55と、これの軸方向で移動自在に設けたフランジ56
とから構成されており、取付軸本体55にはロールペー
パー17(図2参照)がセットされる。フランジ56
は、図示しないフランジセット機構により取付軸本体5
5上でペーパー31の幅に応じて位置決めされる。
【0015】取付軸本体55の先端にはロックレバー6
0が設けられている。ロックレバー60は、セットした
ロールペーパー57が取付軸本体55から脱落すること
のないように、これを取付軸本体55に固定するもので
あり、取付軸方向に伸びたロック解除位置(図中実線で
示す)と、取付軸本体55に垂直となるロック位置(2
点鎖線で示す)との間で変位するように構成されてい
る。このロックレバー60に連動させて、取付軸本体5
5には巻き芯固定部61が設けられている。この巻き芯
固定部61は、取付軸50の周方向で例えば3個に分割
されており、ロックレバー60がロック位置となった時
に図示しないテーパー部により巻き芯の内面に密着する
ように変位する。これにより巻き芯18a(図2参照)
が取付軸本体55に固定される。
【0016】前記シャフト50aには、ギヤ62とブレ
ーキドラム63とが固定されている。ギヤ62にはアイ
ドルギヤ62aを介して駆動ギヤ64が噛み合ってい
る。駆動ギヤ64はクラッチ58を介してリワインドモ
ータ65で回転され、これによりペーパー31の巻き取
り時にロール取付軸50を逆転する。クラッチ58及び
リワインドモータ65はドライバ58a,65aを介し
てコントローラ90で制御される。
【0017】ブレーキ機構52は、ブレーキドラム63
と、ブレーキ板66a,66bとから構成されている。
ブレーキドラム63には、ドラム周面に接するように、
1対のブレーキ板66a,66bが取付軸67a,67
bを介して回動自在に取り付けられている。ブレーキ板
66a,66bには、半円形状の切欠きが形成されてお
り、この切欠き面にブレーキライニング68が貼りつけ
られている。ブレーキ板66a,66bにはコイルバネ
69が取り付けられており、これらブレーキ板66a,
66bをブレーキドラム側に付勢している。これによ
り、通常はコイルバネ69の付勢でロール取付軸50は
ブレーキがかかった状態になっており、回動不能にされ
ている。
【0018】ダンサーアーム51の自由端部側にはダン
サーローラ70が回動自在に取り付けられている。ダン
サーアーム51の基端部は取付軸51aを介して機枠
(図示せず)に回動自在に取り付けられている。図4に
示すように、取付軸51aには、2個のブレーキ解除板
71,72が取り付けられている。
【0019】第1のブレーキ取付板71は取付軸51a
の軸端部に固定されており、ダンサーアーム51ととも
に回動する。このブレーキ解除板71の一方の端部は長
く伸びてアーム部71aとされており、これの先端にコ
イルバネ73が取り付けられている。このコイルバネ7
3はダンサーアーム51を上方に持ち上げるように付勢
するものであり、これにより図1に示すように、ダンサ
ーローラ70及びガイドローラ70aによりダンサール
ープ31aが形成される。
【0020】また、アーム部71aには、ダンサーアー
ム51の変位角度域を検出するための変位角度域表示板
74が取り付けられている。この表示板74は、ダンサ
ーアーム51の取付軸51aを中心とした円の円弧面7
4aを備えている。また、この表示板74を検出するた
めに、ダンサーアーム角度センサ75が配置されてい
る。ダンサーアーム角度センサ75は透過式の投受光一
体型センサから構成されており、これは、表示板74が
センサ光軸を遮光することでアーム51の変位角度域を
検出する。表示板74は、例えばダンサーアーム51が
最上端に位置したときから、ダンサーアーム51の変位
可能領域の約1/3程度下がった位置までを検出するも
のであるが、この表示板74の円弧面74aの長さは、
ペーパー巻取速度やペーパー戻し速度との関係で適宜変
更される。このダンサーアーム角度センサ75の表示板
検出信号はコントローラ90に送られる。そして、後に
説明するように、コントローラ90は、ペーパー巻き戻
しの際に、この間にダンサーアーム51が位置している
時にクラッチ58及びリワインドモータ65を作動させ
て、ペーパー31を巻き取る。
【0021】前記ブレーキ解除板71には1対のカムフ
ォロワー77a,77bが取り付けられており、これら
はダンサーアーム51の変位により上下のブレーキ板6
6a,66bを開いてブレーキを解除する。すなわち、
ダンサーアーム51が下がると、ブレーキ解除板71も
回転し、この回転により1対のカムフォロワー77a,
77bでブレーキ板66a,66bが上下方向に押し広
げられ、ロール取付軸50がフリー状態になる。
【0022】第2のブレーキ解除板72は取付軸51a
に回動自在に取り付けられており、図1に示すように、
ブレーキ強制解除機構80によりブレーキ解除位置とブ
レーキ位置との間で変位される。ブレーキ強制解除機構
80は、ブレーキ解除モータ81と、偏心カム82と、
連結板83とから構成されており、偏心カム82を18
0°ずつ間欠回転することにより、第2のブレーキ解除
板72をブレーキ解除位置とブレーキ位置との間で変位
させる。ブレーキ解除板72にも、1対のカムフォロワ
ー84a,84bが取り付けられており、これらがブレ
ーキ板66a,66bに当接して、これらを押し広げる
ことによりブレーキを解除する。
【0023】図2に示すように、ペーパーセットローラ
54a,54bは、2本のレール軸85上で軸方向に移
動自在に設けられており、レール軸85はロールペーパ
ー取付軸50と平行に設けられている。このペーパーセ
ットローラ54a,54bは、図示しないコイルバネで
図中手前側に付勢されている。ロールペーパー57のセ
ット時には、2個のセットローラ54a,54b上にロ
ールペーパー57を載せて、レール軸47上をスライド
させ、ペーパー取付軸42にロールペーパー57をセッ
トする。ロールペーパー57がペーパー取付軸42にセ
ットされると、セットローラ54a,54bからロール
ペーパー57が離れるため、コイルバネの付勢でセット
ローラ54a,54bは手前側に戻る。
【0024】ペーパー送りローラ対53は、ペーパー3
1のオートロード時には開いた状態になっており、ペー
パー31の先端がこのペーパー送りローラ対53の隙間
に挿入可能になっている。ペーパー送りローラ対53は
モータ87で正逆回転される。すなわち、ペーパー送り
時にはモータ87の正転によりペーパーはペーパー搬送
部12側に送られる。また、ペーパー巻き戻し時には、
モータ87の逆転によりペーパーはペーパー巻取軸50
側に送られる。
【0025】ペーパー送りローラ対53のペーパー送り
下流側には、ペーパーセンサ88が配置されており、こ
れのペーパー先端検出信号に基づき、ペーパー送りロー
ラ対53はペーパー31を挟んだペーパー搬送状態にな
る。本実施例では、ペーパーセンサ88がペーパー31
の先端を検出すると、ペーパー送りローラ対53を逆転
させて、ペーパーセンサ88の位置にペーパー31の先
端を戻すようにしている。これにより、ペーパー送りロ
ーラ対53へのペーパー挿入量にばらつきがある場合で
も、常にペーパー先端を一定位置にセットすることがで
きる。
【0026】前記各モータ65,81,87及びクラッ
チ58は、ドライバ65a,81a,87a,58aを
介してコントローラ90により制御される。このコント
ローラ90は、各モータ65,81,87を回転制御す
る他に、各部12,13,14,15,16をシーケン
ス制御する。そして、ペーパー送り時には、ペーパー送
りモータ87が回転して、ペーパー31をペーパー搬送
部12側に送る。このペーパー搬送時には、初期状態
で、ブレーキ機構52によりロール取付軸50にブレー
キがかけられているため、ペーパー送りによりダンサー
アーム51が下方に変位する。図4及び図5に示すよう
に、ダンサーアーム51の下方への変位により第1ブレ
ーキ解除板71も回動して、これによりブレーキ板66
a,66bが開き、ブレーキが解除されて、ロール取付
軸50はフリー状態になり、ロールペーパー17からペ
ーパー31が引き出される。
【0027】また、ペーパーサイズや面種の交換時には
カッター37(図2参照)が作動して、ペーパー31が
焼付露光済み部分と未露光部分との間で切り離される。
この後、リワインドキー91が操作されると、図6に示
すような処理手順により、ペーパーの巻き戻しが行われ
る。まず、ペーパー搬送部12の図示しないモータ及び
ペーパー供給部14のペーパー送りモータ87が逆転し
て、ペーパー31をペーパー供給部14側に戻す。ま
た、ブレーキ強制解除機構80が作動して、ブレーキ機
構52を強制的に解除して、ロール取付軸50をフリー
状態にする。
【0028】ペーパー供給部14側にペーパー31が戻
されると、このペーパー戻り量に応じてダンサーアーム
51が上方に変位する。そして、ダンサーループ量が一
定値を越えると、変位角度域表示板74がダンサーアー
ム角度センサ75をオンにする。これにより、コントロ
ーラ90はクラッチ58及びリワインドモータ65をオ
ンにする。コントローラ90は、アーム角度検出センサ
75がオンの間はリワインドモータ65を回転し、これ
によりペーパー31は巻き芯に巻き取られる。コントロ
ーラ90は、ペーパーセンサ88の信号に基づきペーパ
ー31の先端がペーパーセンサ88を通過したことを検
出し、この検出後に一定量を送った後に、ペーパー送り
モータ87の逆転を停止する。また、ペーパー先端が巻
き芯17a側に完全に巻き取られるまで、リワインドモ
ータ65を回転した後に、リワインドモータ65を停止
する。また、リワインドモータ65の停止後にブレーキ
強制解除機構80のブレーキ解除モータ81を180°
回転させた後にオフにして、ブレーキ作動状態にする。
また、クラッチ58もオフにする。これにより、ペーパ
ー31を巻き芯17aに完全に巻き取ることができる。
【0029】次に、オートプリンタの作用を説明する。
図示しないフイルムスプライサで接合されて長尺化され
たロールフイルムは図示しないオートノッチャーでプリ
ント対象コマにノッチが付された後に、スキャナーでプ
リント対象コマが測光され、LATDに対する差分の形
で露光補正データが算出される。この露光補正データは
LSIカードに記憶される。
【0030】図1に示すように、スキャナーで測光した
後のロールフイルム25は、フイルム供給用のリール取
付軸20にセットされ、リーダーテープを介して写真フ
イルム26がフイルムキャリア22を経て、リール取付
軸24の巻取リール24aに巻き取られる。また、LS
Iカード36はカード挿入口37に挿入される。
【0031】ペーパー供給部14のカバー14aが開け
られ、図示しないダークバックを介して未露光のロール
ペーパー17がセットされる。ダークバックはペーパー
供給部14の開口を覆うように取り付けられている。カ
バー14aはペーパー巻取部15のカバー15aと同じ
ように、二つ折り可能なように上下方向で分割されてお
り、下側のカバーは開口から90°開いた状態で停止さ
れ、これにロールペーパーが一時的に載せられて、ロー
ルペーパーの遮光部材が外される。なお、ロールペーパ
ーのセットの前に空となった巻き芯がロールペーパー取
付軸50から取り外される。
【0032】未使用のロールペーパーはペーパーセット
ローラ54a,54bの上に載せられる。ペーパーセッ
トローラ54a,54bに未使用のペーパーロールが載
せられた状態では、ペーパーロールの巻き芯にロール巻
取軸が挿入可能な状態になっており、この後オペレータ
によりロールペーパーが奥方向に送り出される。これに
より、ロール取付軸にロールペーパーを簡単にセットす
ることができる。ロールペーパーを取付軸にセットする
と、取付軸によりロールペーパーは僅かに持ち上げられ
た状態になり、ロールセットローラと離れるため、ロー
ルセットローラはコイルバネの付勢で初期位置に戻る。
【0033】ロールペーパー17からペーパー31を引
き出して、これの先端をペーパー送りローラ対53の隙
間に挿入すると、ペーパーセンサ88がオンになり、こ
れに基づきペーパー送りローラ対53のニップが開始さ
れ、ペーパー31が挟まれたニップ状態になる。この
後、ペーパー送りローラ対53が逆転して、ペーパーセ
ンサ88の位置までペーパー31の先端が戻される。
【0034】次に、図示しないオートロードキーの操作
により、オートロードが行われ、ペーパー31の先端は
可変ペーパーマスク38を経て、マスク38のペーパー
出口側にあるペーパー送りローラ対35cまで送られ
る。このオートロード時には、ダンサーアーム51の変
位に基づきペーパー取付軸50のブレーキが解除され、
ペーパー31が送り出される。このため、ペーパー送り
出し時にロールペーパー17が巻き緩むことがない。
【0035】この後、図示しないプリントキーを操作す
ることで、フイルム26の各コマがカラーペーパー31
に焼付露光される。この焼付露光時のペーパー送りによ
り第1ループ部39には図示しないループセンサにより
所定長さのループが形成される。また、第2ループ部4
0にも所定長さのループが形成される。なお、各ループ
部39,40にはオートロード時にペーパー先端をペー
パー送りローラ対に案内するための図示しないペーパー
ガイドが設けられている。このペーパーガイドはペーパ
ー先端をガイドした後は、ループ形成スペースから退避
する。
【0036】ペーパー巻取部15では、ペーパー搬送部
12からの焼付露光済みのカラーペーパー31を巻き芯
18aに巻き取る。このオートロード時には、下側のロ
ーディングガイドアーム42によりカラーペーパー31
の先端が巻き芯18aに案内される。また、上下のガイ
ドアーム42,43により、ペーパー31の先端は巻き
芯18aの周面に押圧されるため、巻き芯18aにカラ
ーペーパー31の先端が確実に巻き取られる。このペー
パーオートロード時には、第2ループ部40のペーパー
出口側送りローラ対35dにブレーキがかけられ、巻取
負荷を与えるため、ペーパー31の先端が巻き芯18a
に確実に巻き取られる。
【0037】第1のペーパー巻取部15がペーパー31
の巻取が終了すると、第1ペーパー巻取部15のペーパ
ー分岐ガイド(図示せず)が作動して、次のペーパーの
先端を第2ペーパー巻取部16に案内する。そして、ロ
ーディングガイドアーム42によりペーパー31の先端
が巻き芯18a側に送られて、これにペーパー31の先
端が巻き付けられる。
【0038】なお、上記実施例では、ブレーキ機構52
をブレーキドラム63とこれを挟み込むブレーキ板66
a,66bとからなる摩擦式により構成したが、他の電
磁式ブレーキ等を用いてもよい。また、ダンサーアーム
51の変位により機械的にブレーキ機構52を解除する
ことで、機構の簡素化を図っているが、これは電気的に
ブレーキ解除するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ペーパー取付軸にブレーキ手段とペーパー巻取手段を設
けるとともに、ダンサアームの回動変位によりブレーキ
手段のブレーキを解除する第1のブレーキ解除手段を設
け、ペーパー供給時に、ダンサーアームの変位により第
1のブレーキ解除手段でブレーキを解除しながらペーパ
ーを供給したから、通常はブレーキが作動した状態にな
りロールペーパーの慣性による不要な回転を阻止してロ
ールペーパーの巻き弛みを防止することができる。ま
た、ダンサーアームの変位角度に応じてブレーキが自動
的に解除されるため、ペーパー送り時は必要に応じてロ
ールペーパーがフリー状態にされ、ペーパーが円滑に送
られる。
【0040】また、ペーパー巻き取り信号に基づきブレ
ーキ手段のブレーキを強制解除する第2のブレーキ解除
手段を設け、ペーパー巻き戻し時には、第2のブレーキ
解除手段によりブレーキを解除した後にダンサーローラ
によるペーパーループ量に基づきペーパー巻取手段を制
御したから、ペーパーを確実に巻き取ることができる。
しかも、ダンサーアームの変位を検出する手段を設け、
この変位量に基づきダンサーローラによるペーパールー
プ量を検出して、ペーパーループ量が一定値を越えたと
きにペーパー巻取手段を作動させたから、ペーパー巻取
径が変わってもダンサーローラによりペーパー送り手段
との速度差が吸収され、ペーパーを円滑に巻き取ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したペーパー供給装置を示す概略
図である。
【図2】同ペーパー供給装置を用いたオートプリンタを
示す概略図である。
【図3】同ペーパー供給装置を用いたオートプリンタの
外観を示す斜視図である。
【図4】ペーパー供給装置の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図5】ペーパー供給装置におけるペーパー送り状態を
示す正面図である。
【図6】ペーパー供給装置におけるペーパー巻き取り手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 フイルム搬送部 12 ペーパー搬送部 13 プリント部 14 ペーパー供給部 15,16 ペーパー巻取部 17,18 ロールペーパー 17a,18a 巻き芯 25 ロールフイルム 26 フイルム 31 カラーペーパー 50 ロール取付軸 51 ダンサーアーム 52 ブレーキ機構 55 取付軸本体 60 ロックレバー 63 ブレーキドラム 65 リワインドモータ 66a,66b ブレーキ板 71,72 ブレーキ解除板 75 アーム角度検出センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペーパー取付軸にロールペーパーをセッ
    トしてペーパー送り手段によりプリント部にペーパーを
    搬送する写真プリンタのペーパー供給装置において、ペ
    ーパー取付軸に設けたブレーキ手段と、ペーパー取付軸
    をペーパー送り方向と反対側に回転するペーパー巻取手
    段と、ダンサーローラと、ダンサーローラを回動自在に
    支持するダンサーアームと、ダンサアームをループ形成
    側に付勢する付勢手段と、ダンサアームに設けられアー
    ムの回動変位により前記ブレーキ手段のブレーキを解除
    する第1のブレーキ解除手段と、ペーパー巻き取り信号
    に基づき前記ブレーキ手段のブレーキを強制解除する第
    2のブレーキ解除手段と、ペーパー供給時には、ダンサ
    ーアームの変位により第1のブレーキ解除手段によりブ
    レーキを解除しながらペーパーを供給し、ペーパー巻き
    戻し時には、第2のブレーキ解除手段によりブレーキを
    解除した後に、ダンサーローラによるペーパーループ量
    に基づきペーパー巻取手段を制御するコントローラとを
    備えたことを特徴とする写真プリンタのペーパー供給装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の写真プリンタのペーパー
    供給装置において、ダンサーアームの変位を検出する手
    段を設け、この変位量に基づきダンサーローラによるペ
    ーパーループ量を検出して、ペーパーループ量が一定値
    を越えたときにペーパー巻取手段を作動させることを特
    徴とする写真プリンタのペーパー供給装置。
JP14226693A 1993-06-14 1993-06-14 写真プリンタのペーパー供給装置 Pending JPH075581A (ja)

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