JPH075580A - オートプリンタ - Google Patents

オートプリンタ

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Publication number
JPH075580A
JPH075580A JP14226393A JP14226393A JPH075580A JP H075580 A JPH075580 A JP H075580A JP 14226393 A JP14226393 A JP 14226393A JP 14226393 A JP14226393 A JP 14226393A JP H075580 A JPH075580 A JP H075580A
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JP
Japan
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paper
unit
film
section
roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP14226393A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Hayashi
良市 林
Susumu Sato
佐藤  進
Akira Okuma
朗 大熊
Yasuhiro Kaneko
靖弘 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP14226393A priority Critical patent/JPH075580A/ja
Publication of JPH075580A publication Critical patent/JPH075580A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 機枠10の上部に、水平方向でフイルム搬送
部11を配置する。機枠10の下部に、水平方向でペー
パー搬送部12を配置する。フイルム搬送部11とペー
パー搬送部12との間には、垂直方向でプリント部13
を配置する。ペーパー搬送部12のペーパー入口側の上
部に、フイルム搬送部11との間でペーパー供給部14
を配置する。ペーパー搬送部12のペーパー出口側に、
フイルム搬送部11との間で2個のペーパー巻取部1
5,16を配置する。 【効果】 ペーパー供給部14及びペーパー巻取部1
5,16がオペレータの腰の高さ付近となり、ロールペ
ーパー40の着脱が容易なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートプリンタに関
し、更に詳しくは大規模現像所において効率良く焼付露
光するためのオートプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】大規模現像所では、効率良く写真焼き付
けを行うために、多数の写真フイルムを接続して長尺化
し、これをロール形態に巻き取っている。そして、ロー
ル形態でフイルムを取り扱って、フイルムプロセサで現
像処理した後に、ノッチャーパンチャーでフイルム検定
を行い、この後、フイルム検定結果に基づきオートプリ
ンタで焼付露光している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オートプリンタでは、
ロールフイルムの各コマをプリント位置にセットして高
速で焼付露光する。このオートプリンタでは、フイルム
搬送部を機枠の下部に、またペーパー搬送部を機枠の上
部に配置した倒立タイプのものが多く提供されている。
したがって、ペーパー搬送部が上部に配置されるため、
これにペーパーを供給するペーパー供給部やペーパー巻
取部も機枠の上部に位置することになり、ロールペーパ
ーを供給部にセットする場合やロールペーパーを巻取部
から取り外す場合に、これらが高い位置にあるため、労
力を要するという問題がある。
【0004】また、フイルム搬送部を機枠の上部に、ペ
ーパー搬送部を機枠の下部に配置したタイプのもので
は、ペーパー供給部やペーパー巻取部を単にペーパー搬
送部に連続させてその横に配置しているため、設置スぺ
ースが増大するという問題がある。また、各ペーパー搬
送部やペーパー巻取部が下方に位置するため、上記倒立
タイプのようにロールペーパーを上方に持ち上げる操作
は無くなるものの、ロールペーパーを軸に挿入する操作
がやりずらくなるという問題がある。
【0005】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、ロールペーパーの着脱が容易であり、しかも、設
置スペースが増大することのないようにしたオートプリ
ンタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明は、フイルム搬送部を機枠
の上部に水平方向で配置するとともに、ペーパー搬送部
を機枠の下部に水平方向で配置し、これらフイルム搬送
部とペーパー搬送部との間にプリント部を垂直方向で配
置し、ペーパー供給部をフイルム搬送部とペーパー搬送
部との間で且つペーパー搬送部のペーパー入口側に配置
し、ペーパー巻取部をフイルム搬送部とペーパー搬送部
との間で且つペーパー搬送部のペーパー出口側に配置し
て、これらペーパー供給部及びペーパー巻取部をロール
ペーパーの着脱し易い高さに設定したものである。ま
た、請求項2に記載した発明では、ペーパー巻取部を複
数個設け、これらを水平方向で並べて配置したものであ
る。また、請求項3に記載した発明では、ペーパー供給
部を複数個設け、これらを水平方向で並べて配置したも
のである。
【0007】
【作用】ペーパー供給部とペーパー巻取部とが機枠下部
のペーパー搬送部の上に配置されるため、これらがロー
ルペーパーの着脱し易い位置に設定される。このため、
未使用のロールペーパーのセットや、焼付露光済みのロ
ールペーパーの取り外しが簡単に行える。
【0008】
【実施例】図1は本発明を実施したオートプリンタを示
す概略図であり、図2はオートプリンタの外観を示す斜
視図である。機枠10の上部には、水平方向でフイルム
搬送部11が配置されている。また、機枠10の下部に
は、水平方向でペーパー搬送部12が配置されている。
これらフイルム搬送部11とペーパー搬送部12との間
には、垂直方向でプリント部13が配置されている。ま
た、ペーパー搬送部12のペーパー入口側の上部には、
フイルム搬送部11との間でペーパー供給部14が配置
されており、ペーパー搬送部12のペーパー出口側に
は、フイルム搬送部11との間で2個のペーパー巻取部
15,16が配置されている。
【0009】フイルム搬送部11は、フイルム供給用の
リール取付軸20と、供給側ダンサー部21と、フイル
ムキャリア22と、巻取側ダンサー部23と、フイルム
巻取用のリール取付軸24とから構成されている。供給
用リール取付軸20には、24枚撮りの写真フイルムが
約80件ほど接合されて長尺化されたロールフイルム2
5がリール(図示省略)に巻かれた状態でセットされ
る。このロールフイルム25から引き出された写真フイ
ルム26は、供給側ダンサー部21を経てフイルムキャ
リア22に送られる。フイルムキャリア22には、周知
のようにノッチセンサが配置されており、ノッチが付さ
れたプリント対象コマのみをプリント位置にセットす
る。フイルムキャリア22を出た写真フイルム26は巻
取側のリール取付軸24の巻取リール24aに巻き取ら
れる。
【0010】プリント部13は、光源部30と、光源部
30で照明されたプリント対象コマの画像をペーパー搬
送部12のカラーペーパー31の感光乳剤面に結像させ
るズームレンズ32と、シャッタ33と、測光部34
と、露光量演算部35とから構成されている。光源部3
0は周知のように、図示しないランプ,カットフイル
タ,ミキシングボックスを備えており、フイルムキャリ
ア22のプリント対象コマを照明する。カットフイルタ
は、対応する色の露光量に達した時に焼付光路内に挿入
され、その色成分をカットする。測光部34はプリント
対象コマのLATDを測光する。露光量演算部35は、
このLATDと、図示しないスキャナーからのLATD
に対する補正データとに基づき各色毎の露光量を算出
し、これに基づき各色毎の露光時間を求めて、これによ
りカットフイルタを制御する。スキャナーからの露光補
正データはLSIカード36に記憶されており、これは
LSIカード挿入口37にセットされる。
【0011】ペーパー供給部14は、ロールペーパー4
0からカラーペーパー31を引き出してペーパー送りロ
ーラ対41により、ペーパー搬送部12に送るものであ
り、ロールペーパー取付軸42と、ペーパー供給側ダン
サー部43と、ペーパーセットローラ46とを備えてい
る。ロールーペーパー取付軸42には、ブレーキ機構4
4が設けられており、ペーパー供給時にロールペーパー
40の巻き弛みを規制する。
【0012】ペーパーセットローラ46は、2本のレー
ル軸47上で軸方向に移動自在に設けられており、レー
ル軸47はロールペーパー取付軸42と平行に設けられ
ている。このペーパーセットローラ46は、図示しない
コイルバネで図中手前側に付勢されている。ロールペー
パー40のセット時には、2個のセットローラ46上に
ロールペーパー40を載せて、レール軸47上をスライ
ドさせ、ペーパー取付軸42にロールペーパー40をセ
ットする。ロールペーパー40がペーパー取付軸42に
セットされると、セットローラ46からロールペーパー
40が離れるため、コイルバネの付勢でセットローラ4
6は手前側に戻る。
【0013】ペーパー送りローラ対41は、ペーパー3
1の挿入時には開いた状態になっており、ペーパー31
の先端がこのペーパー送りローラ対41の隙間に挿入可
能になっている。ペーパー送りローラ対41のペーパー
送り下流側には、ペーパーセンサ45が配置されてお
り、これのペーパー先端検出信号に基づき、ペーパー送
りローラ対41はペーパー31を挟んだペーパー搬送状
態になる。本実施例では、ペーパーセンサ45がペーパ
ー31の先端を検出すると、ペーパー送りローラ対41
を逆転させて、ペーパーセンサ45の位置にペーパー3
1の先端を戻すようにしている。これにより、ペーパー
送りローラ対41へのペーパー挿入量にばらつきがある
場合でも、常にペーパー先端を一定位置にセットするこ
とができる。
【0014】ペーパー搬送部12は、ペーパー供給部1
4からのカラーペーパー31をプリント位置にセットし
て焼付露光した後に、ペーパー巻取部15,16に送る
ためのものであり、ペーパー送りローラ対50,51,
52,53を備えている。プリント位置には、可変マス
ク54が配置されており、コマサイズに応じて、フルサ
イズプリントやハーフサイズプリント(画面のアスペク
ト比2:3)、パノラマサイズプリント(アスペクト比
1:3)、迫力ビジョンサイズプリント(アスペクト比
9:16)のマスク開口サイズに変更できるようになっ
ている。また、可変マスク54のペーパー送り上流側に
は、ペーパースプライサ55、ペーパーカッタ56が設
けられている。ペーパースプライサ55は、1ロール分
のペーパーが終了したときに、これの後端に次のロール
ペーパーのペーパー先端を接合する。ペーパーカッタ5
6は、作業終了時やペーパー交換の際に用いられ、焼付
露光済みのペーパーをペーパー未露光部分から切り離
す。ペーパー交換は、ペーパー幅を変える場合や、絹
目,光沢等の面種を変える場合に行われる。
【0015】ペーパースプライサ55の上流側と、可変
マスク54の下流側には、第1ループ形成部57及び第
2ループ形成部58が設けられている。これらループ形
成部57,58には、ペーパー送りローラ対50〜53
の回転制御により、第1ループ57a及び第2ループ5
8aが形成される。第1ループ57aは、焼付露光のた
めのペーパー間欠送りとペーパー供給部14からのペー
パー引き出し送りとの速度差を吸収するためと、ペーパ
ー31の接合やカット時間を稼ぐためのものであり、第
2ループ58aは、焼付露光のためのペーパー間欠送り
と、ペーパー巻取部15,16とのペーパー送りとの速
度差を吸収するためのものである。なお、ペーパー送り
ローラ対53には、ペーパー巻き取り時に巻き締め力を
かけるために負荷をかける図示しないブレーキ機構が設
けられている。
【0016】第1のペーパー巻取部15は、ペーパー送
りローラ対60,巻取軸61,ガイドアーム62,63
から構成されている。巻取軸61には、筒状の巻き芯6
4が回動不能にセットされる。ガイドアーム62,63
は、ペーパー31の先端を巻き芯64の周面に案内し
て、ペーパー31を巻き芯64に確実に巻き取るための
ものであり、図3に示すバネ68により巻き芯64側に
付勢されている。下側のガイドアーム62は、ペーパー
31の先端を巻き芯64に案内するためのペーパー通路
となっている。また、第2のペーパー巻取部16も、第
1ペーパー巻取部15と同様に構成されており、同一構
成部材には同じ符号が付してある。
【0017】第1のペーパー巻取部15のペーパー送り
ローラ対60には、図示しない分岐ガイドが設けられて
おり、ペーパー31を第1のペーパー巻取部15に送る
他に、第2のペーパー巻取部16側に案内する。分岐ガ
イドで案内されたペーパー31は第1ペーパー巻取部1
5の下側に配置された送りローラ対60aにより第2ペ
ーパー巻取部16に送られる。
【0018】図3に示すように、前記ガイドアーム6
2,63は、リンク機構65により連結されており、こ
れらが連動するようになっている。また、上側ガイドア
ーム63の取付軸63aにはガイドアームロック機構7
1が設けられており、焼付露光済みのロールペーパー7
2を取り出すときに、ガイドアーム62,63を退避位
置にロックする。
【0019】リンク機構65は、連動レバー66a,6
6b、連動円盤67と、連動ロッド68a,68bとか
ら構成されており、ガイドアーム62,63を連動させ
る。また、連動円盤67にはコイルバネ68が取り付け
られている。コイルバネ68は、連動円盤67を図中反
時計方向に付勢する。これにより、各ガイドアーム6
2,63の先端が巻き芯64側に付勢されるようにな
る。
【0020】図3及び図4に示すように、ガイドアーム
ロック機構71は、係止レバー73とロックレバー74
とロック解除棒75とから構成されている。係止レバー
73は上側ガイドアーム63の取付軸63aに固定され
ており、先端に係止爪73aが形成されている。ロック
レバー74は、取付軸74aにより回動自在に機枠10
側に取り付けられており、コイルバネ76で図中反時計
方向に回動するように付勢されている。このロックレバ
ー74に当接するように、回動規制ピン77(図3参
照)が設けられており、これは、コイルバネ76の付勢
によるロックレバー74の回動を規制している。更に、
ロックレバー74には、係止爪73aを係止する係止部
74bと、ロック解除棒75の先端が係合する傾斜面7
4cとを備えている。
【0021】図4に示すように、ロック解除棒75は先
端が円錐状に尖っており、ブラケット78を介して機枠
10に取り付けられている。そして、コイルバネ79に
より、ロックレバー74と離れる側に付勢されており、
その後端側には当接棒75aが取り付けられている。こ
の当接棒75aは、ペーパー巻取部15又は16のカバ
ー15a,16aの取付開口側に突出している。当接棒
75aは、カバー15a,16aの開閉に連動して軸方
向で移動するようになっており、カバー15a,16a
が閉められると、ロックレバー74を上方に回動させた
ロック解除状態になり、カバー15a,16aが開けら
れると、ロックレバー74とロック解除棒75との係合
が解除された状態になる。
【0022】したがって、カバー15a又は16aを開
くと、解除棒75はコイルバネ79によりロックレバー
74に当たることのない位置に退避する。この状態でガ
イドアーム62,63を開くと、図3に示すように、完
全に開いた位置で係止レバー73がロックレバー74で
ロックされる。これにより、ガイドアーム62,63が
開いた状態を維持され、プリント済みのロールペーパー
72は巻取軸61から取り出し可能になる。ロールペー
パー72を取り出した後に巻取軸61に巻き芯64をセ
ットし、カバー15a又は16aを閉じると、図4に示
すように、カバー15a又は16aにより当接棒75a
を介して解除棒75が押される。これにより、解除棒7
5の先端がロックレバー74の傾斜面74cを上方に押
動して、ロックレバー74が上側に回動する。したがっ
て、ロックレバー74と係止レバー73との係止が解除
され、ガイドアーム62,63の先端はコイルバネ68
の付勢で巻き芯64側に付勢される。これにより、カバ
ーを閉じると、自動的にガイドアーム62,63の先端
が巻き芯64側に付勢され、ペーパーのオートロード状
態になる。
【0023】図2に示すように、各ペーパー巻取部1
5,16の開閉カバー15a,16aのノブ15b,1
6bの上側には、発光ダイオードからなる表示器80,
81が設けられている。この表示器80,81は、巻取
部15,16が巻き取り中に点灯して、誤って巻き取り
中にカバー15a,16aを開けることのないようにさ
れている。また、巻き取りを終了したロールペーパーが
取り出されずに残っている場合には点滅表示される。な
お、巻き取り中に表示器を点滅表示し、巻き取り終了後
であってロールペーパーが残っている場合に表示器を点
灯してもよい。
【0024】図1に示すように、ペーパー供給部14に
はペーパー挿入口14bを介して、必要に応じてオート
ペーパーフィーダ85が接続される。図5に示すよう
に、オートペーパーフィーダ85は、例えば4個の巻取
軸86a〜86dを備えたロール保持部86を備えてお
り、このロール保持部86は90°ずつ間欠回転して、
各ロールペーパー87a〜87dをペーパー送り出し部
88にセットする。ペーパー送り出し部88は、ペーパ
ー送り出しローラ対90と、ダンサー部91とから構成
されており、ロールペーパー87aからペーパー87を
引き出して、ペーパー供給部14に送る。なお、図2に
示すように、オートペーパーフィーダー85を接続しな
い状態では、ペーパー挿入口14aは蓋部材14cで閉
じられている。
【0025】図1に示すように、ペーパー供給部14に
は、オートペーパーフィーダ85からのペーパー先端を
止めておく、ペーパークリッパー93が設けられてい
る。図6及び図7に示すように、ペーパークリッパー9
3は、クリッパーフレーム94と、クリッパーブラケッ
ト95と、重り96と、クリップ解除レバー97とから
構成されている。
【0026】図6に示すように、重り96は、クリッパ
ーフレーム94と、ブラケット95とで形成された重り
保持スペース98内に入れられている。ブラケット95
は傾斜面95aを備えており、これにより重り96は自
重で傾斜面95aの下方に位置している。この状態でペ
ーパー31の先端が、クリッパーフレーム94に沿って
挿入されると、ペーパー31は重り96とクリッパーフ
レーム94とで挟まれる。
【0027】クリップ解除レバー97は、クリッパーブ
ラケット95に取付軸97bを介して回動自在に取り付
けられており、重り96をクリッパフレーム94から離
す傾斜面97aを備えている。このクリップ解除レバー
97は、ネジリバネ99により傾斜面97aが重り保持
スペース98から退避する側に付勢されている。ペーパ
ー31の先端をクリッパー93から解除する場合には解
除レバー97を押す。これにより、図7に示すように傾
斜面97aが上方に持ち上げられ、重り96がペーパー
31から離れるため、ペーパー31の先端のクリップが
解除される。
【0028】次に、本実施例の作用について説明する。
図示しないフイルムスプライサで接合されて長尺化され
たロールフイルムは図示しないオートノッチャーでプリ
ント対象コマにノッチが付された後に、スキャナーでプ
リント対象コマが測光され、LATDに対する差分の形
で露光補正データが算出される。この露光補正データは
LSIカードに記憶される。
【0029】図1に示すように、スキャナーで測光した
後のロールフイルム25は、フイルム供給用のリール取
付軸20にセットされ、リーダーテープを介して写真フ
イルム26がフイルムキャリア22を経て、リール取付
軸24の巻取リール24aに巻き取られる。また、LS
Iカード36はカード挿入口37に挿入される。ペーパ
ー供給部14のカバー14aを開けて、図示しないダー
クバックを介して未露光のロールペーパー40がセット
される。ダークバックはペーパー供給部14の開口を覆
うように取り付けられている。なお、カバー14aは二
つ折り可能なように上下方向で分割されており、下側の
カバーは開口から90°開いた状態で停止され、これに
ロールペーパー40が一時的に載せられて、ロールペー
パー40の遮光部材が外される。なお、ロールペーパー
40のセットの前に空となった巻き芯40aがロールペ
ーパー取付軸42から取り外される。
【0030】ロールペーパー40からペーパー31を引
き出して、これの先端をペーパー送りローラ対41の隙
間に挿入すると、ペーパーセンサ45がオンになり、こ
れに基づきペーパー送りローラ対41のニップが開始さ
れ、ペーパー31が挟まれたニップ状態になる。この
後、ペーパー送りローラ対41が逆転して、ペーパーセ
ンサ45の位置までペーパー31の先端が戻される。次
に、図示しないオートロードキーの操作により、オート
ロードが行われ、ペーパー31の先端は可変マスク54
を経て、可変マスク54のペーパー出口側にあるペーパ
ー送りローラ対53まで送られる。この後、プリントキ
ーを操作することで、フイルム26の各コマがカラーペ
ーパー31に焼付露光される。第1ループ部57にはフ
リーループ57が形成される。このループ57の形成
は、ペーパー先端がローラ対51を通過した後、一時停
止して行われる。その後、可変マスク54を経て送りロ
ーラ対53までペーパー先端が送られた後、第2のフリ
ーループ58が形成される。なお、各ループ部57,5
8にはオートロード時にペーパー先端をペーパー送りロ
ーラ対に案内するための図示しないペーパーガイドが設
けられている。このペーパーガイドはペーパー先端をガ
イドした後は、ループ形成スペースから退避する。
【0031】ペーパー巻取部15では、ペーパー搬送部
12からの焼付露光済みのカラーペーパー31を巻き芯
64に巻き取る。このオートローディング時には、下側
のローディングガイドアーム62にカラーペーパー31
の先端が巻き芯64に案内される。また、上下のガイド
アーム62,63により、ペーパー31の先端は巻き芯
64の周面に押圧されるため、巻き芯64にカラーペー
パー31の先端が確実に巻き取られる。このペーパーオ
ートローディング時には、第2ループ部58のペーパー
出口側送りローラ対53にブレーキがかけられ、巻取負
荷を与えるため、ペーパー31の先端が巻き芯64に確
実に巻き取られる。
【0032】第1のペーパー巻取部15がペーパー31
の巻取が終了すると、第1ペーパー巻取部15のペーパ
ー分岐ガイドが作動して、次のペーパーの先端を第2ペ
ーパー巻取部16に案内する。そして、ローディングガ
イドアーム62によりペーパー31の先端が巻き芯64
側に送られて、これにペーパー31の先端が巻き付けら
れる。これら第1及び第2のペーパー巻取部15,16
は、1個のモータで駆動され、クラッチ(ともに図示せ
ず)により選択的に駆動される。このクラッチのON/
OFF信号に基づき、前記巻取中の表示器80,81を
選択的に発光させることで、巻き取り駆動中の巻取部1
5,16がどちらか判るようになり、カバー15a,1
6aを誤って開けることがなくなる。また、巻き取り終
了後であってペーパーが取り出されていない場合には、
表示器が点滅表示されるため、巻き取り終了側のペーパ
ーを簡単に取り出すことができる。
【0033】なお、上記実施例では、ペーパー巻取部1
5,16を2台設けたが、この他に、図8に示すよう
に、2台のペーパー供給部100,101を水平方向に
並べて設けてもよい。この場合には、ペーパー供給部1
00,101をペーパー送り出し位置を中心として線対
称に設け、各ペーパー送りローラ対102,103によ
りペーパー搬送部12にペーパー105を送り出す。な
お、図1に示す実施例と同一構成部材には同一符号が付
してある。ペーパー送りローラ対102,103も、図
1に示すペーパー送りローラ対41と同様に構成されて
おり、ペーパー送りローラ対のペーパー送り下流側には
ペーパーセンサ(図示せず)が設けられている。そし
て、ペーパー挿入の待機状態では、ペーパー送りローラ
対102,103は開いた状態になっており、ペーパー
先端が挿入されると、閉じてペーパーを挟んだ状態にな
り、この後ペーパー先端がペーパーセンサの位置まで戻
されて、ペーパー送りの待機状態になる。
【0034】この実施例では、例えば、幅及び面種が同
じペーパーを第1及び第2のペーパー供給部100,1
01に入れておくことにより、一方が無くなった時に、
プリンタをほとんど止めることなく、他方のペーパーを
オートロードして、スプライサ55で接合することがで
き、効率の良い焼付露光を行うことができる。また、幅
や面種の異なるペーパーを第1及び第2のペーパー供給
部100,101に入れておくことにより、簡単にプリ
ントサイズや面種の交換を行うことができる。すなわ
ち、幅や面種を交換する場合には、使用中のペーパーを
カッタ56で切断した後に、ペーパーセンサ位置まで巻
き戻し、次に、待機中のペーパーをオートロードするこ
とで、簡単にペーパーサイズや面種の交換が可能にな
る。
【0035】また、上記実施例では、機枠10の上部に
フイルム搬送部11を、機枠10の下部にペーパー搬送
部12を配置したオートプリンタに本発明を実施した
が、この他に、機枠の上部にペーパー搬送部を、そして
機枠の下部にフイルム搬送部を配置したオートプリンタ
に本発明を実施してもよい。この場合には、ペーパー搬
送部の入口側でペーパー搬送部の下側に、フイルム搬送
部との間でペーパー供給部14を配置するとともに、ペ
ーパー搬送部12のペーパー出口側で下側に、フイルム
搬送部11との間でペーパー巻取部を配置する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フイルム搬送部を機枠の上部に水平方向で配置するとと
もに、ペーパー搬送部を機枠の下部に水平方向で配置
し、これらフイルム搬送部とペーパー搬送部との間にプ
リント部を垂直方向で配置し、前記ペーパー供給部をフ
イルム搬送部とペーパー搬送部との間で且つペーパー搬
送部のペーパー入口側に配置し、ペーパー巻取部をフイ
ルム搬送部とペーパー搬送部との間で且つペーパー搬送
部のペーパー出口側に配置したから、全体をコンパクト
にまとめることができ、その設置スペースを小さくする
ことができる。また、ペーパー供給部とペーパー巻取部
とが、ペーパー搬送部の上に配置されるため、これらが
オペレータの腰の高さ付近となり、ロールペーパーの着
脱を容易に行うことができる。特に、大規模現像所で用
いるオートプリンタの場合には、ロールペーパーが約1
0kg程度となり、しかも、これらの着脱を頻繁に行うた
め、オペレータの負担の軽減に効果がある。
【0037】また、ペーパー巻取部を複数個設けたか
ら、焼付露光済みのロールペーパーを取り外すことな
く、これに続けて他方のペーパー巻取部にペーパーを巻
き取ることにより、焼付露光済みのペーパーを取り外す
時間がプリント時間にくい込むことがなくなり、能率の
よいプリントを行うことができる。しかも、ペーパー巻
取部を横方向に並べて配置することにより、上記同様に
ペーパー巻取部がオペレータの腰の位置に来るようにな
り、ペーパーの取り外しを容易に行うことができる。
【0038】また、ペーパー供給部を複数個設けたか
ら、同じサイズのペーパーをセットしておくことで、上
記同様に、ペーパーのセット時間がプリンタ時間にくい
込むことがなくなり、能率のよいプリントを行うことが
できる。更には、幅や面種の異なるペーパーを各ペーパ
ー供給部にセットしておくことで、簡単にプリントサイ
ズや面種の交換を行うことができる。しかも、ペーパー
供給部を横方向に並べて配置することにより、上記同様
にペーパー供給部がオペレータの腰の位置に来るように
なり、ペーパーのセットが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したオートプリンタを示す概略図
である。
【図2】同オートプリンタの外観を示す斜視図である。
【図3】ペーパー巻取部を示す正面図である。
【図4】ローディングガイドアームのロック機構を示す
斜視図である。
【図5】オートペーパーフィーダーを接続した状態を示
す概略図である。
【図6】ペーパーを係止した状態のペーパークリッパー
を示す断面図である。
【図7】ペーパーを係止解除した状態のペーパークリッ
パーを示す断面図である。
【図8】本発明を実施した他のオートプリンタを示す概
略図である。
【符号の説明】
10 機枠 11 フイルム搬送部 12 ペーパー搬送部 13 プリント部 14 ペーパー供給部 15,16 ペーパー巻取部 22 フイルムキャリア 25 ロールフイルム 26 フイルム 31 カラーペーパー 40 ロールペーパー 54 可変マスク 62,63 ガイドアーム 65 リンク機構 71 ガイドアームロック機構 80,81 表示器 85 オートペーパーフィーダー 93 ペーパークリッパー 100,101 ペーパー供給部 102,103 ペーパー送りローラ対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大熊 朗 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 金子 靖弘 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールペーパーがセットされるペーパー
    供給部と、このペーパー供給部からペーパーを引き出し
    てプリント位置にセットするとともに、プリント後のペ
    ーパーをペーパー巻取部に送るペーパー搬送部と、プリ
    ント位置にセットされたペーパーに写真フイルムの画像
    を焼付露光するプリント部と、前記プリント位置に写真
    フイルムのプリント対象コマをセットするフイルム搬送
    部とを備えたオートプリンタにおいて、前記フイルム搬
    送部を機枠の上部に水平方向で配置するとともに、ペー
    パー搬送部を機枠の下部に水平方向で配置し、これらフ
    イルム搬送部とペーパー搬送部との間にプリント部を垂
    直方向で配置し、前記ペーパー供給部をフイルム搬送部
    とペーパー搬送部との間で且つペーパー搬送部のペーパ
    ー入口側に配置し、ペーパー巻取部をフイルム搬送部と
    ペーパー搬送部との間で且つペーパー搬送部のペーパー
    出口側に配置して、これらペーパー供給部及びペーパー
    巻取部をロールペーパーの着脱し易い高さに設定したこ
    とを特徴とするオートプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオートプリンタにおい
    て、前記ペーパー巻取部を複数個設け、これらを水平方
    向で並べて配置したことを特徴とするオートプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のオートプリンタに
    おいて、前記ペーパー供給部を複数個設け、これらを水
    平方向で並べて配置したことを特徴とするオートプリン
    タ。
JP14226393A 1993-06-14 1993-06-14 オートプリンタ Pending JPH075580A (ja)

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JP14226393A JPH075580A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 オートプリンタ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007314347A (ja) * 2006-04-27 2007-12-06 Orc Mfg Co Ltd 搬送装置
WO2020059884A1 (ja) 2018-09-21 2020-03-26 旭化成株式会社 積層体製造用冶具、積層体の製造方法、梱包体、積層体、電解槽、及び電解槽の製造方法

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