JPH05216131A - 感光材料のオートリワインド装置 - Google Patents

感光材料のオートリワインド装置

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JPH05216131A
JPH05216131A JP2025892A JP2025892A JPH05216131A JP H05216131 A JPH05216131 A JP H05216131A JP 2025892 A JP2025892 A JP 2025892A JP 2025892 A JP2025892 A JP 2025892A JP H05216131 A JPH05216131 A JP H05216131A
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JP
Japan
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photosensitive material
magazine
spool
feed roller
loading section
Prior art date
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Pending
Application number
JP2025892A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ozawa
良夫 小沢
Junichi Tsuji
淳一 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2025892A priority Critical patent/JPH05216131A/ja
Publication of JPH05216131A publication Critical patent/JPH05216131A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャミング等の搬送不良が発生したりキズ等
を加えることなく感光材料を巻戻すことができる感光材
料のオートリワインド装置を得る。 【構成】 フィードローラ対を所定時間逆回転させ(ス
テップ284)、印画紙のループ及び弛みを吸収させた
後に、フィードローラ対とメインフィードローラとを同
一周速で回転させ、印画紙の後端部がメインフィードロ
ーラ配設部位を通過するまで搬送する(ステップ28
6、288 )。次にクラッチを切替えスプールを回転
させてマガジン内への印画紙の巻戻しを行い(ステップ
290〜300)、最後に、印画紙の後端部がマガジン
のペーパポートに対応するように、フィードローラ対に
よって印画紙を搬送する(ステップ304、306)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装填部に装填されたマガ
ジン内へ感光材料を巻戻す感光材料のオートリワインド
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オートローディング機構を備
えたプリンタが知られている。このプリンタでは、フィ
ルムまたはペーパ等の長尺状の感光材料をスプールに層
状に巻取って収納しているマガジンがセットされると、
感光材料の先端部を搬送ローラ等によって挟持してマガ
ジンから引き出し、搬送路に沿って配設されたガイドに
よって感光材料の幅方向端部を案内し、感光材料のロー
ディングを行う。搬送路の途中にはマスク範囲を変更可
能な可変マスクを備えた露光部が設けられており、露光
部の下流側には感光材料をニップして搬送するフィード
ローラが配設されている。感光材料の先端部をフィード
ローラにニップさせた後は、フィードローラによって感
光材料を搬送して未露光部分を露光部に位置決めし、プ
リントする画像のサイズに応じてマスク範囲を変更し画
像の焼付けを行う。
【0003】また、画像の焼付処理を完了した後は、感
光材料の未露光部分をマガジン内に巻戻すリワインド処
理が行われる。このリワインド処理は、単純にはフィー
ドローラ及びスプールを巻取り方向に回転させればよい
が、スプールによる搬送速度はスプールの回転速度が一
定であってもスプールへの感光材料の巻取量によって変
化し、巻取量が多い場合には搬送速度が高く、巻取量が
小さい場合には搬送速度が低くなる。このため、スプー
ルとフィードローラとを同時に回転させると同一速度で
搬送することができず、弛みが生じてジャミング等の搬
送不良が発生したり、感光材料が引っ張られてキズ等が
加わることがある。
【0004】このため、感光材料の露光部分と未露光部
分との境界をカッタによって切断した後に、感光材料の
未露光部分がフィードローラにニップされなくなるよう
にフィードローラのみを逆転させ、未露光部分の先端
(巻戻し方向後端)をフィードローラ配設部位よりもマ
ガジン側へ移動させる。これにより感光材料に弛みが生
ずるが、可変マスクのマスク範囲の幅方向寸法を感光材
料の幅方向寸法よりも大きくすることにより、可変マス
クのマスク範囲に可変マスクから突出する感光材料のル
ープが形成され、前記弛みはこのループに吸収される。
次にスプールのみを回転させて感光材料の未露光部分を
マガジン内に巻戻すようにしている。
【0005】このようなオートローディング機構を備え
ることにより、感光材料が収納されたマガジンをプリン
タにセットした後に、例えば人手によって感光材料の先
端部をマガジンから取出し、プリンタ内部の搬送路に沿
って案内してローディングしたり、人手によって感光材
料を巻戻してマガジンに収納させる等の煩雑な操作が不
要になり、省力化できる。また、人手によって感光材料
をローディングまたは巻戻す際に明室状態で作業を行う
とマガジンから引き出した部分が感光し、無駄になる。
感光材料を有効利用するためにはプリンタが設置された
室内を暗室状態とする必要があるが、オートローディン
グ機構ではこのような手間も省ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記オ
ートローディング機構を備えたプリンタで、露光部のマ
スクをマスク範囲を変更できない固定マスクとした場
合、固定マスクはマスク範囲の幅方向寸法が感光材料の
幅方向寸法よりも小さく、またマスク範囲を変更できな
いので、マスク配設部位に感光材料のループを形成させ
ることができない。このため、フィードローラ回転時に
生ずる感光材料の弛みを吸収させることができず、ジャ
ミング等の搬送不良が生ずる。
【0007】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、ジャミング等の搬送不良が発生したりキズ等を加え
ることなく感光材料を巻戻すことができる感光材料のオ
ートリワインド装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、長尺状の感光材料を層状に巻
取るスプールを備えたマガジンが装填される装填部と、
前記感光材料に画像を露光する露光部を挟んで前記装填
部の反対側に配置され装填部に装填されたマガジンから
引き出された感光材料をニップして搬送する第1搬送ロ
ーラと、露光部と装填部との間に配置され感光材料を搬
送する第2搬送ローラと、装填部に装填されたマガジン
の前記スプールを回転させる駆動手段と、前記装填部へ
向けて搬送される感光材料の後端部が前記第1搬送ロー
ラ配設部位を通過したか否かを検出する通過検出手段
と、第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間に感光
材料の弛みが無くなるまで第2搬送ローラまたはスプー
ルによって感光材料を装填部へ向けて搬送し、次に前記
通過検出手段によって感光材料の通過が検出されるまで
第1搬送ローラと第2搬送ローラとによって感光材料を
装填部へ向けて搬送した後に、更にスプールを感光材料
の巻取り方向へ回転させて感光材料をマガジン内に巻戻
す制御手段と、を有している。
【0009】また、マガジンのスプールと露光部との間
に感光材料のループを形成させている場合には、感光材
料をマガジンに巻戻す前に、ループの大きさが小さくな
るようにマガジンからの感光材料の引出しを制限するこ
とが好ましい。
【0010】請求項3記載の発明は、長尺状の感光材料
を層状に巻取るスプールを備えたマガジンが装填される
装填部と、前記感光材料に画像を露光する露光部を挟ん
で前記装填部の反対側に配置され装填部に装填されたマ
ガジンから引き出された感光材料を所定のニップ圧でニ
ップして搬送する搬送ローラと、装填部に装填されたマ
ガジンの前記スプールを回転させる駆動手段と、前記搬
送ローラのニップ圧を解除するニップ圧解除手段と、前
記ニップ圧解除手段により搬送ローラのニップ圧が解除
された状態で前記駆動手段によってスプールを感光材料
の巻取り方向へ回転させて感光材料をマガジン内に巻戻
す制御手段と、を有している。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、感光材料をマガジン
に巻戻すときに、最初に第1搬送ローラと第2搬送ロー
ラとの間に感光材料の弛みが無くなるまで第2搬送ロー
ラまたはスプールによって感光材料を装填部へ向けて搬
送する。これにより、例えば第1搬送ローラと第2搬送
ローラとの間に感光材料の弛みが生じていた場合にはこ
れが巻取られる。次に、感光材料の後端部が第1搬送ロ
ーラ配設部位を通過するまで第1搬送ローラと第2搬送
ローラとによって感光材料を装填部へ向けて搬送させ
る。前述のように第1搬送ローラと第2搬送ローラとの
間には弛みが生じていない状態であり、かつスプールを
回転させて感光材料を回転させる場合と異なり搬送ロー
ラによる感光材料の搬送速度は搬送ローラの回転速度に
比例するので、第1の搬送ローラ及び第2の搬送ローラ
による搬送速度を同じにすることができ、露光部に固定
マスクが配設されている場合にもジャミング等の搬送不
良が発生したりキズ等が加わることなく感光材料が露光
部を通過する。感光材料の後端部が第1搬送ローラ配設
部位を通過した後はスプールを回転させて感光材料をマ
ガジン内に巻戻す。
【0012】また、マガジンのスプールと露光部との間
には、露光部へ位置決めするための感光材料の引出しを
容易にするために、感光材料のループを形成させること
が一般的であるが、このような場合には、感光材料をマ
ガジンに巻戻す前に、ループの大きさが小さくなるよう
にマガジンからの感光材料の引出しを制限することが好
ましい。これにより、第1搬送ローラと第2搬送ローラ
との間の感光材料の弛みが無くなるまで第2搬送ローラ
またはスプールによって感光材料を装填部へ向けて搬送
する際に短時間で搬送が終了するので、感光材料のマガ
ジンへの巻戻しをより短時間で行うことができる。
【0013】請求項3記載の発明では、感光材料をマガ
ジンに巻戻すときに、ニップ圧解除手段によって搬送ロ
ーラのニップ圧が解除された状態で駆動手段によってス
プールを感光材料の巻取り方向へ回転させるようにして
いる。これにより、感光材料はニップされていないフリ
ーな状態でスプールによって搬送され巻取られることに
なるので、露光部に固定マスクが配設されている場合に
もジャミング等の搬送不良が発生したり、感光材料にキ
ズ等を加えたりすることなくマガジン内へ巻戻すことが
できる。
【0014】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、図面を参照して本発明の第1実施
例を詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に記
載した数値に限定されるものではない。図1には本発明
に係る感光材料のオートリワインド装置が取付けられた
プリンタプロセッサ10のプリンタ部12の概略構成が
示されている。
【0015】プリンタ部12は上方に装填部16が設け
られており、装填部16にはマガジン18が装填され
る。図2に示すように、マガジン18はマガジン本体1
8Aと、マガジン本体18Aの背面にヒンジ20を介し
て回動可能に取付けられた開閉蓋18Bとから成り、内
部には着脱自在とされたスプール152が装着されてい
る。このスプール152にはロール状に巻取られた印画
紙22の巻芯154が嵌め込まれている。マガジン本体
18A及び開閉蓋18Bの下部には各々脚24A、24
Bが2個取付けられている。
【0016】スプール152の側部(マガジン18外
部)にはギア156が固着されており、ギア156には
ギア157が噛合している。また、ギア157にはギア
158が、ギア158にはギア159が各々噛合してい
る。ギア159にはギア160が同軸的に固着されてお
り、開口が設けられたカバー161で覆われている。ギ
ア160は後述するようにマガジン18が装填された状
態で位置Cへ移動され、プリンタ部12側に回転可能に
軸支されたギア162に前記開口を介して噛合する。こ
れらのギア157、158、159、160、162は
ペーパ巻戻しギア系163(図3参照)を構成してい
る。
【0017】ペーパロールから引き出された印画紙22
は、印画紙22の通路が設けられたペーパポート26へ
送られる。このペーパポート26はマガジン本体18A
の前面の上部に固定されており、この先端部には、プリ
ンタ部12内に配置されたフィードローラ対28が入り
込むための切欠き26Aが形成されている。ペーパポー
ト26には遮光部材30が設けられており、遮光部材3
0はレバー32を介して着脱検知ピン34に連結されて
いる。
【0018】遮光部材30はスプリング36の付勢力に
より、図2に示すように通路内へ突出した位置に保持さ
れており、この状態でマガジン18内への光の進入が防
止される。マガジン18が装填部16に装填され突起3
8によって着脱検知ピン34が押圧されると、スプリン
グ36の付勢力に抗してレバー32が反時計方向に回動
され、遮光部材30が印画紙22の通路から退避する。
【0019】マガジン18を装填部16に装填するとき
に装填部16の壁体16Aに対向するマガジン本体18
Aの面には、収納している印画紙22のサイズ、面種、
感度等の情報がバーコードの形で記録された信号部40
が設けられている。装填部16の壁体16Aの前記信号
部40に対応する位置には、前記バーコードを光学的に
読み取るフォトセンサ42が設けられている。フォトセ
ンサ42は制御回路44に接続されており(図3参
照)、読み取った情報を制御回路44へ出力する。
【0020】また、装填部16の下部には、マガジン台
46がスライド自在に設けられており、このマガジン台
46の上にマガジン18が載置される。このマガジン台
46にはプレート48が固定されており、プレート48
に設けられた溝48Aにはローラ50が嵌まり込んでい
る。このローラ50は、シャフト52を支点にして回動
される操作ハンドル54に取付けられている。人手によ
って操作ハンドル54が回動するように操作されると、
マガジン台46は図2矢印A方向及びその反対の方向に
移動される。
【0021】また、プレート48の移動範囲の途中に対
応する位置には装填検出センサ56が設けられている。
装填検出センサ56は発光素子及び受光素子の対で構成
されており、制御回路44に接続されている(図3参
照)。マガジン18がマガジン台46に載置され、装填
部16に装填される方向(図2矢印A方向)に移動され
る場合、マガジン18の装填部16への装填が完了する
前にプレート48が装填検出センサ56に対応し、装填
検出センサ56がオンする。
【0022】一方、装填部16にマガジン18が装填さ
れた状態で、ペーパポート26に対応する位置にはフィ
ードローラ対28が配設されている。フィードローラ対
28の下方側のローラには同軸的にギア164が固着さ
れており、このギア164にはギア165が、ギア16
5にはギア166が噛合している。これらのギア16
4、165、166はペーパ供給ギア系167(図3参
照)を構成している。
【0023】また、ペーパ供給ギア系167及びペーパ
巻戻しギア系163の配設部位近傍にはピンクラッチ機
構168が設けられており、このピンクラッチ機構16
8にはベルト169を介してモータ58の駆動力が伝達
される。ピンクラッチ機構168の構造の詳細な説明は
省略するが、ペーパ供給ギア系167に連結され長孔が
設けられたプレートと、ペーパ巻戻しギア系163に連
結され長孔が設けられたプレートと、を内蔵しており、
ピンが植設された図示しないクラッチ板が移動されて前
記ピンが前記いずれかのプレートの長孔内に入り込むこ
とによってモータ58の駆動力がペーパ供給ギア系16
7またはペーパ巻戻しギア系163に伝達されるように
なっている。
【0024】前記クラッチ板はピン170に軸支された
クラッチレバー171が回動されることによって移動さ
れ、前記駆動力を伝達するギア系が切り替わる。クラッ
チレバー171には図示しないばねの付勢力が加わって
おり、一端にはソレノイド173の軸が取付けられてい
る。クラッチレバー171は通常は前記ばねの付勢力に
よってモータ58の駆動力をペーパ供給ギア系167に
伝達する原位置に保持され、ソレノイド173が通電さ
れると前記付勢力に抗して回動され、モータ58の駆動
力をペーパ巻戻しギア系163に伝達させる。なお、ペ
ーパ巻戻しギア系163に動力が伝達されるようになっ
ている場合は、ペーパ供給ギア系167に連結されたフ
ィードローラ対28は容易に回転可能なフリーな状態と
なり、同様にペーパ供給ギア系167に動力が伝達され
るようになっている場合は、ペーパ巻戻しギア系163
に連結されたスプール152がフリーな状態となる。
【0025】モータ58の駆動力が伝達された状態で、
フィードローラ対28は印画紙22を挟持してマガジン
18から引き出すようになっている。また、フィードロ
ーラ対28の配設部位近傍には、発光素子60A及び受
光素子60Bの対から成る通過センサ60が設けられて
いる。通過センサ60は制御回路44に接続されており
(図3参照)、フィードローラ対28に挟持された印画
紙22の先端部がフィードローラ対28配設部位を通過
するとオンする。
【0026】フィードローラ対28から所定間隔隔てた
位置にはガイドローラ62が回転可能に軸支されてお
り、フィードローラ対28とガイドローラ62との間に
はガイドローラ62と同軸に軸支され揺動可能なガイド
カム64が配設されている。ガイドカム64はモータ6
6(図3参照)の駆動力が伝達されることにより、図1
に実線で示す位置と想像線で示す位置との間を揺動され
る。
【0027】また、フィードローラ対28とガイドロー
ラ62との間の下方には、発光素子68A及び受光素子
68Bの対から成るループセンサ68が設けられてい
る。ガイドローラ62とフィードローラ対28との間に
印画紙22が掛け渡された状態で、ガイドカム64が図
1に実線で示す位置へ移動されると、ガイドローラ62
とフィードローラ対28との間に、図1に想像線で示す
ように印画紙22のループ70が形成される。ループセ
ンサ68は印画紙22のループ70が所定以上の大きさ
となっている状態でオンする。
【0028】ガイドローラ62の近傍には印画紙22を
案内する可変ガイド72が設けられている。可変ガイド
72は、印画紙22の幅方向両端を支持しかつ印画紙2
2の搬送方向を案内する一対のガイド部材を備え、モー
タ80(図3参照)の駆動力が伝達されることによって
ガイド部材の間隔(ガイド幅)を変更可能とされてい
る。また、可変ガイド72配設部位には通過検出センサ
172が設けられている。通過検出センサ172は可変
ガイド72によって印画紙22の搬送方向を案内してい
る区間の中間部に、発光素子172Aと受光素子172
Bとが印画紙22の搬送路を挟んで対向配置されて構成
されている。通過検出センサ172は制御回路44に接
続されており(図3参照)、印画紙22の先端部が通過
検出センサ172配設部位を通過するとオンする。可変
ガイド72による印画紙案内方向下流側には、副露光部
82及び露光ステージ84が順に設けられている。副露
光部82は、印画紙22に文字等の2値原稿を記録する
場合に使用され、セットされたネガフィルムに記録され
た2値画像を印画紙22に焼付けるようになっている。
露光ステージ84にはマスク範囲が固定とされた固定ペ
ーパマスク86が設けられている。
【0029】一方、プリンタ部12の載置台88にはネ
ガキャリア90が取付けられており、ネガキャリア90
には焼付処理を行うネガフィルム92がセットされる。
ネガキャリア90の下方には光源部94が配置されてい
る。光源部94には最下部より光源96、C(シア
ン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の各CCフィル
タから成るフィルタ部98、光拡散ボックス100が順
次配置されている。
【0030】また、ネガキャリア90の上方にはレンズ
102、ブラックシャッタ104及び全反射ミラー10
6が順に配置されており、光源96から射出されフィル
タ部98、光拡散ボックス100を通過した光線はネガ
フィルム92を透過し、レンズ102及び全反射ミラー
106によって露光ステージ84に位置決めされた印画
紙22上に結像される。露光ステージ84の下流側に
は、印画紙22を下方へ案内する可変ガイド108が設
けられている。可変ガイド108は前述の可変ガイド7
2と同様に一対のガイド部材を有し、モータ80の駆動
力が伝達されることによってガイド幅が変更される。
【0031】可変ガイド108の下方には、モータ11
2(図3参照)によって駆動されるメインフィードロー
ラ114が配設されている。メインフィードローラ11
4配設部位の近傍には3個のローラ116A、116
B、116Cが配置されており、ローラ116A、11
6B、116Cには無端のベルト118が掛け渡されて
いる。ローラ116A、116B、116Cは、ベルト
118がメインフィードローラ114の外周にほぼ1/
4の範囲に亘って接触するように配置が定められてい
る。ベルト118には一定のテンションが加わってお
り、メインフィードローラ114及びベルト118に挟
持される印画紙22は、前記ベルト118のテンション
が所定のニップ圧として加わり、メインフィードローラ
114が駆動されることによって下流側へ向けて搬送さ
れる。
【0032】メインフィードローラ114配設部位の下
流側には、メインフィードローラ114に隣接して通過
検出センサ120が設けられている。通過検出センサ1
20も発光素子120A及び受光素子120Bの対から
成り、メインフィードローラ114とベルト118とに
挟持された印画紙22の先端部がメインフィードローラ
114配設部位を通過するとオンする。通過検出センサ
120の下流側にはカッタ部122が配置されている。
カッタ部122は、例えば焼付けを行う印画紙22のサ
イズを変更する等の場合に、印画紙22の露光部分と未
露光部分との境界がカッタ部122に対応された状態で
作動され、印画紙22を切断する。
【0033】カッタ部122の下流側には、所定間隔隔
ててガイドローラ124、126が回転可能に配設され
ている。ガイドローラ124とガイドローラ126との
間には、ガイドローラ124と同軸に軸支され揺動可能
なガイドカム128が配設されている。ガイドカム12
8はモータ130(図3参照)の駆動力が伝達されるこ
とにより、図1に実線で示す位置と想像線で示す位置と
の間を揺動される。ガイドローラ124、126の間に
印画紙22が掛け渡された状態で、ガイドカム128が
図1に実線で示す位置へ移動されると、図1に想像線で
示すように、ガイドローラ124、126の間に印画紙
22のループ130が形成される。
【0034】ガイドローラ126の近傍には、フィード
ローラ134が配置されており、フィードローラ134
の斜め上方にはフィードローラ136が配置されてい
る。フィードローラ134、136はモータ138(図
3参照)の駆動力が伝達されて回転し、印画紙22を搬
送する。フィードローラ134配設部位の下流側には、
フィードローラ134に隣接して通過検出センサ150
が設けられている。通過検出センサ150も発光素子1
50Aと受光素子150Bの対から成り、印画紙22の
先端部がフィードローラ134配設部位を通過するとオ
ンする。
【0035】また、フィードローラ134とフィードロ
ーラ136との間には図示しないループ形成手段が設け
られており、印画紙22のループ140が形成される。
フィードローラ134、136配設部位には、可変ガイ
ド72、108と同様の構成の可変ガイド142、14
4が各々設けられている。可変ガイド142、144も
モータ80の駆動力が伝達されることによってガイド幅
が変更される。フィードローラ136配設部位を通過し
た印画紙22はプロセッサ部14へ向けて搬送される。
【0036】プロセッサ部14には図示しない複数の処
理槽が設けられており、各処理槽内には現像液等の処理
液が貯留されている。プロセッサ部14へ搬送された印
画紙22は各処理槽内の処理液に浸漬されて処理され
る。
【0037】次に、図4乃至図6のフローチャートを参
照して本第1実施例の作用を説明する。図4に示すメイ
ンルーチンのステップ200では、印画紙22をプリン
タ部12にオートローディングする印画紙ローディング
処理を、以下で説明するようにして行う。すなわち、印
画紙22を収納するマガジン18がマガジン台46に載
置され、操作ハンドル54が回動されることによってマ
ガジン台46と共に移動されて装填部16に装填され
る。この装填動作の途中に装填検出センサ56がオンす
ると、モータ58を駆動してフィードローラ対28を回
転させ、印画紙22の先端部をフィードローラ対28に
挟持させてマガジン18から引き出す。
【0038】次に印画紙22の先端部がフィードローラ
対28配設部位を通過して通過検出センサ60がオンに
なるとフィードローラ対28の回転を一旦停止させ、信
号部40に記録されたバーコードをフォトセンサ42に
よって読取って印画紙22の幅寸法を判断し、可変ガイ
ド72、108、142、144のガイド幅を印画紙2
2の幅寸法に対応する値+所定値αにセットして印画紙
22の通過を容易にさせると共に、モータ66、130
を駆動してガイドカム64、128を水平位置(図1に
想像線で示す位置)に移動させる。
【0039】次にモータ58、112によってフィード
ローラ対28、メインフィードローラ114をローディ
ング方向へ回転させ、印画紙22の搬送を開始する。こ
れにより、印画紙22の先端部は可変ガイド72、副露
光部82、露光ステージ84、可変ガイド108配設部
位を通過してメインフィードローラ114とベルト11
8との間でニップされる。印画紙22の先端部がメイン
フィードローラ1145配設部位を通過すると通過検出
センサ120がオンし、メインフィードローラ114の
回転を停止させると共にモータ80を駆動して可変ガイ
ド72、108、142、144のガイド幅が印画紙2
2の幅寸法に対応する値となるように各可変ガイドのガ
イド部材を移動させる。
【0040】これにより、印画紙22の幅方向中心が搬
送路の幅方向中央からずれている場合にも、以後の搬送
で各可変ガイドによって印画紙22の前記ずれが徐々に
矯正され、蛇行等の搬送不良が生ずることはない。次に
ガイドカム64を退避位置(図1に実線で示す位置)へ
移動させ、フィードローラ対28によってマガジン18
から引き出された印画紙22によってループ70を形成
させ、ループ70が所定の大きさになってループセンサ
68がオンした後にフィードローラ対28の回転を停止
させる。以上で印画紙22のプリンタ部12へのローデ
ィング処理を終了し、ステップ202で焼付処理を行
う。
【0041】ステップ202では焼付処理を行う。この
焼付処理について図5のフローチャートを参照して説明
すると、ステップ240ではネガフィルム92に記録さ
れた画像を印画紙22へ焼付ける。すなわち、ネガキャ
リア90を作動させてネガフィルム92に記録された焼
付けを行う画像を焼付位置に位置決めし、ブラックシャ
ッタ104を開放すると共に、所定の露光条件となるよ
うにフィルタ部98の各CCフィルタを駆動し、光源9
6から射出されネガフィルム92を透過した光を印画紙
22上に結像させる。これにより前記位置決めした画像
が印画紙22に焼付けされる。
【0042】次のステップ242ではモータ138を駆
動し、フィードローラ134、136をメインフィード
ローラ114と同一の回転速度で回転させる。ステップ
244ではモータ112を駆動し、メインフィードロー
ラ114によって印画紙22を搬送し、印画紙22を焼
付けたプリントのサイズに対応する一定距離だけ搬送し
た後にメインフィードローラ114の駆動を停止する。
【0043】次のステップ245では通過検出センサ1
50がオフからオンに変化したか否か判定する。印画紙
22の搬送に伴って印画紙22の先端部はガイドカム1
28によって略水平に搬送され、さらにフィードローラ
134に巻掛けられて搬送され、フィードローラ134
配設部位を通過する。これによりステップ245の判定
が肯定され、ステップ246へ移行する。なお、フィー
ドローラ134の回転速度は、前述のようにメインフィ
ードローラ114の回転速度と同一、すなわち印画紙2
2の搬送速度に対応する回転速度とされているので、印
画紙22の搬送速度とフィードローラ134の周速とは
ほぼ同一であり、印画紙22の先端部がフィードローラ
134に接触する際にキズ等が入ることはない。
【0044】次のステップ246ではモータ130を駆
動し、ガイドカム128を退避位置(図1に実線で示す
位置)に移動させ、ステップ248では、フィードロー
ラ134、136の回転速度をプロセッサ部14におけ
る印画紙22の搬送速度に対応する回転速度に減速す
る。これに伴って、メインフィードローラ114による
搬送速度とフィードローラ134による搬送速度との差
によりループ130が形成される。プリンタ部12は、
印画紙22をプリント1枚分搬送して画像を焼付ける処
理を繰り返すが、プロセッサ部14は印画紙22を一定
速度で搬送する。この搬送方法の違いによる差は前記ル
ープ130によって吸収される。
【0045】ステップ250では予定数の画像を焼付け
を行ってプリント処理が終了したか否かを判定する。ス
テップ250の判定が否定された場合には、ステップ2
52で前記ステップ240と同様に印画紙22への画像
の焼付けを行い、ステップ254で印画紙を一定距離搬
送する。前記のようにメインフィードローラ114が駆
動されると、印画紙22はループ70から引き出され、
ループ70の大きさは徐々に小さくされる。ステップ2
56ではループ70の大きさが小さくなってループセン
サ68がオフとなったか否か判定する。
【0046】ループセンサ68がオフになるとステップ
256の判定が肯定され、ステップ260でフィードロ
ーラ対28を回転させる。これにより、ループ70にス
トックされる印画紙22の量が増加されてループ70が
大きくされる。ループ70が所定の大きさになるとステ
ップ256の判定が否定されてステップ250へ戻り、
ステップ250の判定が肯定されるまでステップ250
乃至ステップ260を繰り返す。ステップ246の判定
が肯定されると本焼付処理を終了し、メインルーチンの
ステップ204へ移行する。
【0047】ステップ204では印画紙22の未露光部
分をマガジン18内へ巻戻す印画紙リワインド処理を行
う。この印画紙リワインド処理の詳細について、図6の
フローチャートを参照して説明すると、ステップ280
では印画紙22の露光部分と未露光部分との境界がカッ
タ部122のカット位置に位置決めされるように、メイ
ンフィードローラ114によって印画紙22を搬送す
る。ステップ282ではカッタ部122を作動させて印
画紙22を切断する。
【0048】ステップ284ではモータ58を駆動し、
印画紙22がマガジン18へ向けて搬送されるようにフ
ィードローラ対28を所定時間(例えば1秒間)逆回転
させる。これにより、ループ70にストックされていた
分の印画紙22がマガジン18内に押し込まれてループ
70が無くなると共に、フィードローラ対28とメイン
フィードローラ114との間に印画紙22の弛みが生じ
ていた場合には、この弛みも解消される。ループ70及
び弛みが吸収された後は、印画紙22の先端部(巻戻し
方向の後端部)がメインフィードローラ22とベルト1
18によってニップされているため印画紙22とフィー
ドローラ対28との間でスリップするが、フィードロー
ラ対28は下方側のローラが回転駆動されるので、仮に
印画紙22にキズが加わるとしても乳剤面と反対の面に
のみ加り、画像の仕上がり等に悪影響を及ぼすことはな
い。
【0049】ステップ286ではフィードローラ対28
及びメインフィードローラ114が同一の周速で逆回転
するようにモータ58、112を駆動する。これによ
り、フィードローラ対28による印画紙22の搬送速度
とメインフィードローラ114による印画紙22の搬送
速度とが同一となり、かつ前述のように印画紙22の弛
みが巻取られているので、印画紙22が固定ペーパマス
ク86を通過する際にジャミング等の搬送不良が発生す
ることはない。次のステップ288では印画紙22を11
5mm 搬送したか否か判定し、ステップ288の判定が否
定された場合にはステップ286へ戻って印画紙22の
搬送を継続する。
【0050】前述のように、印画紙22の巻戻し方向後
端部はカット部122に位置しており、一定量搬送すれ
ば前記後端部がメインフィードローラ114配設部位を
通過する。本第1実施例では前記一定量を予め測定して
前記115mm の値を得ており、115mm 搬送したか否かを判
断することによって、印画紙22の後端がメインフィー
ドローラ114配設部位を通過したか否かを検出でき
る。
【0051】なお、このときスプール152は回転しな
いので、印画紙22はマガジン18内に押し込まれるこ
とになるが、本実施例のマガジン18では印画紙22の
巻径が最大の場合に印画紙22を150mm 以上押し込んで
も印画紙22が折れたり、キズ等が加わることはない。
また、メインフィードローラ114と可変ガイド108
との間に印画紙22の通過を検出するセンサを設け、こ
のセンサによって印画紙22の後端部がメインフィード
ローラ114配設部位を通過したか否かを検出するよう
にしてもよい。
【0052】ステップ290ではソレノイド173を通
電し、クラッチレバー171を回動させる。これによ
り、モータ58の駆動力がペーパ巻戻しギア系163を
介してスプール152に伝達されるようにピンクラッチ
機構168が切替わる。次のステップ292ではモータ
58を駆動してスプール152を印画紙22の巻取り方
向へ回転させる。これにより、印画紙22がマガジン1
8へ向けて搬送される。ステップ294では通過検出セ
ンサ172がオンからオフに変化したか否か判定する。
ステップ294の判定が否定された場合にはステップ2
92へ戻り、印画紙22の搬送を継続する。
【0053】ステップ294の判定が肯定された場合に
は、ステップ296でモータ66を駆動してガイドカム
64を水平位置へ移動させる。次に、ステップ298、
300で通過検出センサ60がオンからオフに変化する
までスプール152を印画紙22巻取方向へ回転させ
る。通過センサ60がオフに変化するとステップ302
でソレノイド173への通電を停止する。これによりク
ラッチレバー171が原位置に復帰し、モータ58の駆
動力がペーパ供給ギア系167を介してフィードローラ
対28に伝達されるようにピンクラッチ機構168が切
替わる。
【0054】ステップ304ではモータ58を駆動して
フィードローラ対28を逆回転させる。印画紙22後端
部がフィードローラ対28配設部位を通過すると、印画
紙22に搬送力が付与されなくなり、印画紙22は後端
部がマガジン18のペーパポート26の切欠26Aに対
応した時点で搬送が停止される。最後に、所定時間経過
した後にステップ306でフィードローラ対28の回転
を停止させる。これにより、マガジン18への印画紙2
2の巻戻しが完了する。
【0055】なお、上記ではリワインド処理においてフ
ィードローラ対28を回転させることによりループ70
を吸収するようにしていたが、スプール152を回転さ
せてループにストックされている分の印画紙22をスプ
ール152に巻取るようにしてもよい。
【0056】〔第2実施例〕次に本発明の第2実施例を
説明する。なお、第1実施例と同一の部分には同一の符
号を付し、説明を省略する。図7に示すように、本第2
実施例ではループセンサ68の発光素子68A及び受光
素子68Bが、第1実施例よりも上方に配置されてい
る。従って、メインフィードローラ114の回転が停止
され、かつフィードローラ対28が印画紙22を引き出
す方向へ回転された状態で、図7に想像線で示す大きさ
のループ70が形成される途中でループセンサ68がオ
フからオンに変化する。
【0057】次に本第2実施例の作用として、図8のフ
ローチャートを参照し本第2実施例の焼付処理を説明す
る。ステップ310乃至330では、第1実施例の焼付
処理(図5参照)のステップ240乃至256と同様
に、ネガフィルム92に記録された画像を印画紙22へ
順次焼付ける処理と印画紙22をプリント1枚分搬送す
る処理とを交互に行うと共に、通過検出センサ150が
オフからオンに変化した時点でガイドカム128を退避
位置に移動させてループ130を形成させる。
【0058】印画紙22の焼付処理及び搬送に伴い、印
画紙22はループ70から引き出されループ70の大き
さは徐々に小さくされる。ループ70の大きさがループ
センサ68配設部位に対応する大きさよりも小さくなる
とループセンサ68がオフになり、ステップ330の判
定が肯定されてステップ260でフィードローラ対28
を回転させる。
【0059】ステップ334ではループセンサ68がオ
フからオンに変化したか否か判定する。ステップ334
の判定が否定されている間はステップ332に戻ってフ
ィードローラ対28の回転を継続し、ループ70にスト
ックする印画紙22の量を増加させる。ループ70がル
ープセンサ68配設部位に対応する大きさになるとステ
ップ334の判定が肯定され、ステップ336でプリン
ト処理を行う画像の数、すなわち残プリント枚数が少な
いか否か判定する。ステップ336の判定が否定された
場合には、ステップ338で更に所定時間フィードロー
ラ対28を回転させた後にステップ324へ戻る。これ
により、ループ70はほぼ図7に想像線で示す大きさと
なる。
【0060】また、残プリント枚数が少なくなってステ
ップ336の判定が肯定された場合には、ステップ33
8の処理を行うことなくステップ324へ戻る。従っ
て、マガジン18からの印画紙22の引出し量が制限さ
れ、ループ70は通常よりも小さいループセンサ68配
設部位に対応する大きさとされた状態で維持される。こ
れにより、間もなく行われる印画紙リワインド処理にお
いて印画紙22の弛みを巻取る場合(図6のフローチャ
ートのステップ284)に短時間で巻取ることができる
ので、印画紙22のリワインド処理を短時間で行うこと
ができる。
【0061】〔第3実施例〕次に本発明の第3実施例を
説明する。なお、第1実施例及び第2実施例と同一の部
分には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0062】図9に示すように、本第3実施例において
ローラ116Bの回転軸174はアーム175の一端側
に取付けられている。アーム175は他端側がピン17
6に軸支されて回動可能とされている。また、アーム1
75の前記一端側にはソレノイド177のシャフト17
7Aが連結されている。シャフト177Aはソレノイド
177の非通電時には図8に実線で示す位置に保持さ
れ、これに伴ってアーム175及びローラ116Bも実
線で示す位置に保持される。このとき、ベルト118に
は一定のテンションが加わり、メインフィードローラ1
14とベルト118との間に挟持される印画紙22には
所定のニップ圧が加わる。
【0063】また、ソレノイド177が通電され内蔵し
ている励磁コイルが励磁されると、シャフト177Aは
ソレノイド177本体から突出するように移動され、こ
れに伴ってアーム175及びローラ177Aは想像線で
示す位置に移動される。これにより、図8に想像線で示
すようにベルト118が撓み、ベルト118に加わるテ
ンションがほぼゼロになるので印画紙22に加わってい
たニップ圧が解除される。
【0064】次に本第3実施例の作用として、図10の
フローチャートを参照して本第3実施例の印画紙リワイ
ンド処理を説明する。ステップ350、352では図6
のフローチャートのステップ280、282と同様に、
印画紙22を露光部分と未露光部分との境界で切断す
る。ステップ354ではソレノイド177に通電し、ア
ーム175を回動させてローラ116Bを想像線で示す
位置へ移動させる。これに伴って、ベルト118に加わ
っていたテンションがほぼゼロになり、印画紙22に加
わっていたニップ圧が解除される。
【0065】ステップ356ではソレノイド173に通
電し、モータ58の駆動力がペーパ巻戻しギア系163
を介してスプール152に伝達されるようにピンクラッ
チ機構168を切替える。次のステップ358以降では
印画紙22の巻取りを行い、ステップ358、360で
通過検出センサ172がオンからオフに変化するまでス
プール152を印画紙22の巻取り方向へ回転させる。
このとき、印画紙22の後端部はニップされていないフ
リーが状態となっているので、ジャミング等の搬送不良
が発生することはない。通過センサ172がオンからオ
フに変化するときには印画紙22の後端部が既にメイン
フィードローラ114配設部位を通過しているので、ス
テップ362でソレノイド177への通電を停止し、メ
インフィードローラ114のニップ圧の解除を停止させ
る。
【0066】次のステップ364以降では、図6のフロ
ーチャートのステップ296乃至306と同様に印画紙
の巻戻し処理を行う。すなわち、ガイドカム64を水平
位置へ移動させ(ステップ296)、通過検出センサ6
0がオンからオフに変化するまでスプール152を印画
紙22巻取方向へ回転させる(ステップ366、36
8)。通過センサ60がオフに変化した場合にはソレノ
イド173への通電を停止してクラッチレバー171を
原位置へ復帰させ(ステップ370)、フィードローラ
対28を逆回転させて印画紙22後端がマガジン18の
ペーパポート26の切欠26Aに対応するように印画紙
22を巻戻し、所定時間経過後にフィードローラ対28
の回転を停止させる(ステップ372、374)。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
では、第1搬送ローラと第2搬送ローラとの間に感光材
料の弛みが無くなるまで第2搬送ローラまたはスプール
によって感光材料を装填部へ向けて搬送し、次に感光材
料の後端部が第1搬送ローラ配設部位を通過するまで第
1搬送ローラと第2搬送ローラとによって感光材料を装
填部へ向けて搬送するようにしたので、ジャミング等の
搬送不良が発生したりキズ等を加えることなく感光材料
を巻戻すことができる、という優れた効果が得られる。
【0068】請求項3記載の発明では、搬送ローラのニ
ップ圧が解除された状態で駆動手段によってスプールを
感光材料の巻取り方向へ回転させるようにしたので、ジ
ャミング等の搬送不良が発生したりキズ等を加えること
なく感光材料を巻戻すことができる、という優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るプリンタプロセッサのプリン
タ部の概略構成図である。
【図2】印画紙を収納するマガジン及び装填部の概略構
成図である。
【図3】第1実施例のプリンタ部の制御回路と各機器と
の接続を示す概略ブロック図である。
【図4】メインルーチンを説明するフローチャートであ
る。
【図5】第1実施例の焼付処理を説明するフローチャー
トである。
【図6】第1実施例の印画紙リワインド処理を説明する
フローチャートである。
【図7】第2実施例のプリンタプロセッサのプリンタ部
の概略構成図である。
【図8】第2実施例の焼付処理を説明するフローチャー
トである。
【図9】第3実施例のプリンタ部におけるメインフィー
ドローラ配設部位近傍を示す平面図である。
【図10】第3実施例の印画紙リワインド処理を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
16 装填部 18 マガジン 22 印画紙 28 フィードローラ対 44 制御回路 58 モータ 68 ループセンサ 114 メインフィードローラ 152 スプール 168 ピンクラッチ機構 174 ソレノイド 175 ソレノイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の感光材料を層状に巻取るスプー
    ルを備えたマガジンが装填される装填部と、 前記感光材料に画像を露光する露光部を挟んで前記装填
    部の反対側に配置され装填部に装填されたマガジンから
    引き出された感光材料をニップして搬送する第1搬送ロ
    ーラと、 露光部と装填部との間に配置され感光材料を搬送する第
    2搬送ローラと、 装填部に装填されたマガジンの前記スプールを回転させ
    る駆動手段と、 前記装填部へ向けて搬送される感光材料の後端部が前記
    第1搬送ローラ配設部位を通過したか否かを検出する通
    過検出手段と、 第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間に感光材料
    の弛みが無くなるまで第2搬送ローラまたはスプールに
    よって感光材料を装填部へ向けて搬送し、次に前記通過
    検出手段によって感光材料の通過が検出されるまで第1
    搬送ローラと第2搬送ローラとによって感光材料を装填
    部へ向けて搬送した後に、更にスプールを感光材料の巻
    取り方向へ回転させて感光材料をマガジン内に巻戻す制
    御手段と、 を有する感光材料のオートリワインド装置。
  2. 【請求項2】 前記マガジンの前記スプールと前記露光
    部との間に感光材料のループを形成させている場合に
    は、感光材料をマガジンに巻戻す前に、前記ループの大
    きさが小さくなるようにマガジンからの感光材料の引出
    しを制限することを特徴とする請求項1記載の感光材料
    のオートリワインド装置。
  3. 【請求項3】 長尺状の感光材料を層状に巻取るスプー
    ルを備えたマガジンが装填される装填部と、前記感光材
    料に画像を露光する露光部を挟んで前記装填部の反対側
    に配置され装填部に装填されたマガジンから引き出され
    た感光材料を所定のニップ圧でニップして搬送する搬送
    ローラと、装填部に装填されたマガジンの前記スプール
    を回転させる駆動手段と、前記搬送ローラのニップ圧を
    解除するニップ圧解除手段と、前記ニップ圧解除手段に
    より搬送ローラのニップ圧が解除された状態で前記駆動
    手段によってスプールを感光材料の巻取り方向へ回転さ
    せて感光材料をマガジン内に巻戻す制御手段と、を有す
    る感光材料のオートリワインド装置。
JP2025892A 1992-02-05 1992-02-05 感光材料のオートリワインド装置 Pending JPH05216131A (ja)

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