JPH06138556A - 写真焼付装置用搬送制御装置 - Google Patents

写真焼付装置用搬送制御装置

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Publication number
JPH06138556A
JPH06138556A JP28756792A JP28756792A JPH06138556A JP H06138556 A JPH06138556 A JP H06138556A JP 28756792 A JP28756792 A JP 28756792A JP 28756792 A JP28756792 A JP 28756792A JP H06138556 A JPH06138556 A JP H06138556A
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JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive material
roller
magazine
sensor
feed roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP28756792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Ujiie
洋一 氏家
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06138556A publication Critical patent/JPH06138556A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼付時に感光材料を所定の張力を付与した状
態で保持し、マガジンの脱着作業性を向上する写真焼付
装置用搬送制御装置を得る。 【構成】 ローディング後、感光材料の焼付位置への位
置決め状態で送り出しローラ72を所定のトルクで逆転
させることにより、露光ステージ86部では印画紙22
に所定のテンションが付与されて適正や露光処理を行う
ことができる。リワインド時、メインフィードローラ1
14と送り出しローラとを逆転させ、印画紙がメインフ
ィードローラから離脱した時点で送り出しローラとフィ
ードローラ対28とをフリーに回転可能とし、スプール
軸を回転させ、フィードローラ対を通過した時点でスプ
ール軸の回転を停止させた後、フィードローラ対を逆転
させて感光材料をマガジン18へ送り込む。これによ
り、マガジン内は印画紙が巻締まることなく、比較的緩
やかな巻締め力で収容させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マガジンから感光材料
を引き出し、露光部の焼付位置へ位置決めして画像を焼
付けた後にカッター部で切断して後工程へ送り出す写真
焼付装置用搬送制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オートローディング機構を備
えた写真焼付装置が知られている。この写真焼付装置で
は、フィルムまたはペーパ等の長尺状の感光材料をスプ
ール軸に層状に巻取って収容しているマガジンがセット
されると、感光材料の先端部をローラ対によって挟持し
てマガジンから引き出し、搬送路に沿って配設されたガ
イドによって感光材料の幅方向端部を案内し、感光材料
のローディングを行う。搬送路の途中にはマスク範囲を
変更可能な可変マスクを備えた露光部が設けられてお
り、露光部の下流側には感光材料をニップして搬送する
フィードローラが配設されている。感光材料の先端部を
フィードローラにニップさせた後は、フィードローラに
よって感光材料を搬送して未露光部分を露光部に位置決
めし、プリントする画像のサイズに応じてマスク範囲を
変更し画像の焼付けを行う。
【0003】焼付け終了した感光材料は露光部下流側に
配設されたカッター部で切断され、現像処理等の後工程
へ送り出される。
【0004】また、画像の焼付処理作業が完了した後
は、感光材料の未露光部分をマガジン内に巻戻すリワイ
ンド処理が行われる。このリワインド処理は、フィード
ローラ、ローラ対及びスプール軸を巻取り方向に回転さ
せればよい。
【0005】このようなオートローディング機構を備え
ることにより、感光材料が収納されたマガジンを写真焼
付装置にセットした後に、例えば人手によって感光材料
の先端部をマガジンから取出し、写真焼付装置内部の搬
送路に沿って案内してローディングしたり、人手によっ
て感光材料を巻戻してマガジンに収納させる等の煩雑な
操作が不要になり、省力化できる。また、人手によって
感光材料をローディングまたは巻戻す際に明室状態で作
業を行うとマガジンから引き出した部分が感光し、無駄
になる。感光材料を有効利用するためには写真焼付装置
が設置された室内を暗室状態とする必要があるが、オー
トローディング機構ではこのような手間も省ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マガジ
ンから引き出された感光材料は、露光部で位置決めする
際に露光部の下流側近傍ではフィードローラにニップさ
れているが、露光部上流側は装填部近傍でローラ対にニ
ップされているのみであり、この露光部上流側の近傍で
はフリーの状態となっている。
【0007】このため、焼付位置に位置決めされた感光
材料に弛みが生じ、ピント等仕上がり画像に影響を及ぼ
すことになる。
【0008】これを解消するため、露光部の上流側近傍
で感光材料を保持する手段を設ければよいが、この保持
手段の感光材料の保持及び保持解除時期と前記ローラ対
やフィードローラ等の駆動の同期をとるのが困難であ
り、逆に感光材料に大きなテンションを与える恐れがあ
る。
【0009】また、オートローディング機構では、ロー
ディングを確実にするために若干量多めに引き出すよう
にしているため、マガジンの装填毎にこの多めの引出量
分が無駄となっていた。
【0010】さらに、露光処理作業が完了した後のリワ
インドは、装填部近傍に設けられたセンサで感光材料の
先端部(リワインド時の後端部)を検出した時点でフィ
ードローラ、ローラ対及びスプール軸を巻取り方向の回
転を停止させていたため、感光材料の送り速度(スプー
ル軸への巻径、すなわち感光材料の使用量によって異な
る)等によりマガジンからの感光材料の舌出し量がばら
つくことになる。このため、一旦装填部から取り外した
後の再度の装填時にマガジンからの舌出し量が多い場合
には、感光材料の先端部がローラ対と干渉してジャミン
グを発生させたり、舌出し量が少ない場合には、感光材
料が円滑にローラ対にニップされないことがあった。
【0011】本発明は上記事実を考慮し、感光材料に必
要以上の張力を与えることなく、円滑に搬送することが
でき、かつ焼付時には、感光材料を所定の張力を付与し
た状態で保持することができる写真焼付装置用搬送制御
装置を得ることが目的である。
【0012】また、上記目的の他、オートローディング
機構による感光材料の無駄を最小限に抑えることができ
る写真焼付装置用搬送制御装置を得ることが目的であ
る。
【0013】さらに、上記目的の他、リワインド時に感
光材料のマガジンからの舌出し量を常に適正量にするこ
とができ、マガジンの脱着作業性を向上することができ
る写真焼付装置用搬送制御装置を得ることが目的であ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
長尺状の感光材料がスプール軸に層状に巻取られて収容
されたマガジンが装填される装填部から、前記スプール
軸を回転させることによって感光材料を引き出し、この
感光材料を前記装填部の下流側に配設された露光部の焼
付位置へ位置決めした状態で画像を焼付けた後、露光部
下流側に配設されたカッター部で切断して後工程へ送り
出す写真焼付装置用搬送制御装置であって、前記マガジ
ンから引き出された感光材料をニップすると共に前記感
光材料を前記露光部へ案内する送り出しローラと、前記
送り出しローラと露光部との間に設けられ感光材料の有
無を検出する第1のセンサと、ローディング時に前記第
1のセンサで感光材料の先端部が検出された時点で前記
駆動手段による送り出しローラの駆動を停止させること
によって送り出しローラと装填部との間に所定のループ
を形成するループ形成制御手段と、前記露光部とカッタ
ーとの間に設けられ前記ループを維持した状態で搬送さ
れる感光材料をニップすると共に前記感光材料をカッタ
ー部へ搬送する搬送ローラと、焼付時に前記送り出しロ
ーラと前記搬送ローラとの両方にニップされた状態で前
記感光材料が焼付位置に位置決めされたときに前記送り
出しローラを所定のトルクで逆転させて感光材料に所定
の張力をを付与する張力付与制御手段と、を有してい
る。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記搬送ローラとカッター部との
間に設けられ前記感光材料の有無を検出する第2のセン
サと、前記第2のセンサで感光材料の先端部を検出した
時点で前記送り出しローラ及び搬送ローラを逆転させて
感光材料を所定量逆送する逆送制御手段と、を有するこ
とを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明は、長尺状の感光材
料が層状に巻取られて収容されたマガジンが装填される
装填部から感光材料を引き出し、この感光材料を前記装
填部の下流側に配設された露光部の焼付位置へ位置決め
した状態で画像を焼付けた後、露光部下流側に配設され
たカッター部で切断して後工程へ送り出す写真焼付装置
用搬送制御装置であって、前記装填部下流側近傍に設け
られマガジンから引き出された感光材料をニップして搬
送するローラ対と、前記ローラ対の下流側近傍に設けら
れた第3のセンサと、前記マガジンから引き出された感
光材料をニップすると共に正転することによって前記感
光材料を前記露光部へ案内する送り出しローラと、前記
送り出しローラの上流側近傍に設けられた第4のセンサ
と、前記露光部とカッターとの間に設けられ搬送される
感光材料をニップすると共に前記感光材料をカッター部
へ搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラの上流側近傍
に設けられた第5のセンサと、リワインド時に前記ロー
ラ対を停止させた状態で前記搬送ローラと送り出しロー
ラとを逆転する第1の制御手段と、前記第5のセンサで
感光材料のリワインド方向後端が検出された時点でリワ
インド時に逆転される前記搬送ローラと送り出しローラ
とを駆動源から遮断してフリー回転可能とするクラッチ
手段と、前記クラッチ手段の作動開始から前記第第4の
センサで感光材料のリワインド方向後端が検出されるま
で前記スプール軸を巻取方向へ回転させる第2の制御手
段と、前記第4のセンサでの感光材料のリワインド方向
後端の検出後から前記第3のセンサで感光材料のリワイ
ンド方向後端が検出されるまで前記ローラ対を逆転させ
感光材料を前記マガジン内へ送り込む第3の制御手段
と、を有している。
【0017】請求項4に記載の発明は、前記請求項3に
記載の発明において、前記第3の制御手段では、前記第
3の検出センサで感光材料のリワインド方向後端が検出
された後、感光材料をさらに所定量マガジンへ送り込む
ことを特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、ローディング
時に送り出しローラによって露光部へと搬送される感光
材料の先端が第1のセンサによって検出されると、送り
出しローラの駆動を停止させる。このとき、スプール軸
からは次々と感光材料が送り出されるため、送り出しロ
ーラと装填部との間で感光材料にループが形成される。
【0019】露光部下流側には、搬送ローラが配設さ
れ、前記ループが形成された感光材料は、前記送り出し
ローラと搬送ローラとにニップされ、かつ前記ループが
維持された状態で搬送される。
【0020】感光材料の焼付位置に位置決めされると、
搬送ローラの停止状態で送り出しローラを所定のトルク
で逆転させる。この結果、送り出しローラと搬送ローラ
との間に位置する露光部では感光材料に所定のテンショ
ンが付与される。これにより、焦点距離が変化するよう
な弛みがなく、適正や露光処理を行うことができる。
【0021】また、送り出しローラの逆転によって巻き
戻される感光材料は前記ループの大きさが変化(この場
合は大きくなる)によって吸収されるため、スプール軸
等の送り出しローラよりも上流側の他の駆動系を駆動さ
せる必要がなく、制御が簡単となる。
【0022】請求項2に記載の発明によれば、搬送ロー
ラの下流側には第2のセンサが設けられており、感光材
料のローディング時に感光材料の先端部がこの第2のセ
ンサで検出された時点で焼付位置へ位置決めする前に送
り出しローラ及び搬送ローラを所定量逆転させる。この
逆転によって感光材料の先端部は搬送ローラのニップ部
により近い位置となる。一般に搬送ローラのニップ部と
前記第2のセンサ取付位置とには多少間隔があり、第2
のセンサで感光材料の先端を検出した時点を最初の焼付
位置とすると、この間隔に対応する長さ分感光材料が無
駄となる。逆送制御手段では、上述の如く感光材料の先
端部を搬送ローラのニップ部の近傍まで戻すことによ
り、この無駄を省くことができる。
【0023】請求項3に記載の発明によれば、写真焼付
装置による焼付処理が終了し、露光部と未露光部との境
界部がカッター部によって切断されると、装置内に残っ
た未露光部の感光材料をマガジンに巻き戻す、リワイン
ド処理を行う。
【0024】このリワインド処理の手順は、まず、第1
の制御手段によってマガジン近傍に配設されたローラ対
を停止させた状態で搬送ローラと送り出しローラとを逆
転させる。このとき、感光材料は送り出しローラとロー
ラ対との間でループが形成される。
【0025】次に、第5のセンサで感光材料のリワイン
ド方向後端が検出されると、感光材料は搬送ローラから
離脱する。ここで、クラッチ手段では、送り出しローラ
とローラ対とを駆動源から遮断する。これにより、送り
出しローラとローラ対とはフリーに回転可能となる。ま
た、クラッチ手段の作動開始と共に第2の制御手段で
は、スプール軸を感光材料巻取方向へ回転させ、第4の
センサで感光材料のリワインド方向後端を検出した時点
で、このスプール軸の感光材料巻取方向回転を停止させ
る。
【0026】その後、第3の制御手段では、ローラ対の
逆転させて第3のセンサが感光材料のリワインド方向後
端を検出するまで、感光材料をマガジンへ送り込む。こ
れにより、マガジン内は感光材料が巻締まることなく、
比較的緩やかな巻締め力で収容さすることができる。
【0027】請求項4に記載の発明によれば、第3のセ
ンサとマガジンの引出口との間は若干の間隔があり、第
3のセンサの検出後直ちにローラ対の回転を停止させる
と、必要以上の長さの舌出しが生じることがある。そこ
で、第3のセンサで感光材料のリワインド方向後端が検
出されてからさらに所定量マガジンへ送り込む。これに
より、適量の舌出し量で感光材料をマガジンへ収容する
ことができ、次の装填時のローディング処理が容易とな
る。
【0028】
【実施例】図1には本実施例に係るプリンタプロセッサ
10のプリンタ部12の概略構成が示されている。
【0029】プリンタ部12は上方に装填部16が設け
られており、装填部16にはマガジン18が装填され
る。図2に示すように、マガジン18はマガジン本体1
8Aと、マガジン本体18Aの背面にヒンジ20を介し
て回動可能に取付けられた開閉蓋18Bとから成り、内
部には着脱自在とされたスプール152が装着されてい
る。このスプール152にはロール状に巻取られた印画
紙22の巻芯154が嵌め込まれている。マガジン本体
18A及び開閉蓋18Bの下部には各々脚24A、24
Bが2個取付けられている。
【0030】スプール152の側部(マガジン18外
部)にはギヤ156が同軸的に固着されており、ギヤ1
56にはギヤ157が噛合している。また、ギヤ157
にはギヤ158が、ギヤ158にはギヤ159が各々噛
合している。ギヤ159にはギヤ160が同軸的に固着
されており、開口が設けられたカバー161で覆われて
いる。ギヤ160は後述するようにマガジン18が装填
された状態で位置Cへ移動され、プリンタ部12側に回
転可能に軸支されたギヤ162に前記開口を介して噛合
する。これらのギヤ157、158、159、160、
162はスプール軸駆動系163(図3参照)を構成し
ている。
【0031】ペーパロールから引き出された印画紙22
は、印画紙22の通路が設けられたペーパポート26へ
送られる。このペーパポート26はマガジン本体18A
の前面の上部に固定されており、この先端部には、プリ
ンタ部12内に配置されたフィードローラ対28が入り
込むための切欠き26Aが形成されている。ペーパポー
ト26には遮光部材30が設けられており、遮光部材3
0はレバー32を介して着脱検知ピン34に連結されて
いる。
【0032】遮光部材30はスプリング36の付勢力に
より、図2に示すように通路内へ突出した位置に保持さ
れており、この状態でマガジン18内への光の進入が防
止される。マガジン18が装填部16に装填され突起3
8によって着脱検知ピン34が押圧されると、スプリン
グ36の付勢力に抗してレバー32が反時計方向に回動
され、遮光部材30が印画紙22の通路から退避する。
【0033】マガジン18を装填部16に装填するとき
に装填部16の壁体16Aに対向するマガジン本体18
Aの面には、収納している印画紙22のサイズ、面種、
感度等の情報がバーコードの形で記録された信号部40
が設けられている。装填部16の壁体16Aの前記信号
部40に対応する位置には、前記バーコードを光学的に
読み取るフォトセンサ42が設けられている。フォトセ
ンサ42は制御回路44に接続されており(図3参
照)、読み取った情報を制御回路44へ出力する。
【0034】また、装填部16の下部には、マガジン台
46がスライド自在に設けられており、このマガジン台
46の上にマガジン18が載置される。このマガジン台
46にはプレート48が固定されており、プレート48
に設けられた溝48Aにはローラ50が嵌まり込んでい
る。このローラ50は、シャフト52を支点にして回動
される操作ハンドル54に取付けられている。人手によ
って操作ハンドル54が回動するように操作されると、
マガジン台46は図2矢印A方向及びその反対の方向に
移動される。
【0035】また、プレート48の移動範囲の途中に対
応する位置には装填検出センサ56が設けられている。
装填検出センサ56は発光素子及び受光素子の対で構成
されており、制御回路44に接続されている(図3参
照)。マガジン18がマガジン台46に載置され、装填
部16に装填される方向(図2矢印A方向)に移動され
る場合、マガジン18の装填部16への装填が完了する
前にプレート48が装填検出センサ56に対応し、装填
検出センサ56がオンする。
【0036】一方、装填部16にマガジン18が装填さ
れた状態で、ペーパポート26に対応する位置には配設
されたフィードローラ対28における下方側のローラに
は同軸的にギヤ164が固着されており、このギヤ16
4にはギヤ165が、ギヤ165にはギヤ166が噛合
している。これらのギヤ164、165、166はフィ
ードローラ駆動系167(図3参照)を構成している。
【0037】また、フィードローラ駆動系167及びス
プール軸駆動系163の配設部位近傍にはピンクラッチ
機構168が設けられており、このピンクラッチ機構1
68にはベルト169を介してモータ58の駆動力が伝
達される。ピンクラッチ機構168の構造の詳細な説明
は省略するが、フィードローラ駆動系167に連結され
長孔が設けられたプレートと、スプール軸駆動系163
に連結され長孔が設けられたプレートと、を内蔵してお
り、ピンが植設された図示しないクラッチ板が移動され
て前記ピンが前記いずれかのプレートの長孔内に入り込
むことによってモータ58の駆動力がフィードローラ駆
動系167またはスプール軸駆動系163に伝達される
ようになっている。
【0038】前記クラッチ板はピン170に軸支された
クラッチレバー171が回動されることによって移動さ
れ、前記駆動力を伝達するギヤ系が切り替わる。クラッ
チレバー171には図示しないばねの付勢力が加わって
おり、一端にはソレノイド173の軸が取付けられてい
る。クラッチレバー171は通常は前記ばねの付勢力に
よってモータ58の駆動力をフィードローラ駆動系16
7に伝達する原位置に保持され、ソレノイド173が通
電されると前記付勢力に抗して回動され、モータ58の
駆動力をスプール軸駆動系163に伝達させる。なお、
スプール軸駆動系163に動力が伝達されるようになっ
ている場合は、フィードローラ駆動系167に連結され
たフィードローラ対28は容易に回転可能なフリーな状
態となり、同様にフィードローラ駆動系167に動力が
伝達されるようになっている場合は、スプール軸駆動系
163に連結されたスプール152がフリーな状態とな
る。
【0039】モータ58の駆動力が伝達された状態で、
フィードローラ対28は印画紙22を挟持してマガジン
18から引き出すようになっている。また、フィードロ
ーラ対28の配設部位近傍には、発光素子及び受光素子
の対から成る通過センサ60が設けられている。通過セ
ンサ60は制御回路44に接続されており(図3参
照)、フィードローラ対28に挟持された印画紙22の
先端部がフィードローラ対28配設部位を通過するとオ
ンする。
【0040】フィードローラ対28から所定間隔隔てた
位置にはガイドローラ62が回転可能に軸支されてお
り、フィードローラ対28とガイドローラ62との間に
はガイドローラ62と同軸に軸支され揺動可能なガイド
カム64が配設されている。ガイドカム64はモータ6
6(図3参照)の駆動力が伝達されることにより、図1
に実線で示す位置と想像線で示す位置との間を揺動され
る。
【0041】また、フィードローラ対28とガイドロー
ラ62との間の下方には、発光素子及び受光素子の対か
ら成るループセンサ68が設けられている。ガイドロー
ラ62とフィードローラ対28との間に印画紙22が掛
け渡された状態で、ガイドカム64が図1に実線で示す
位置へ移動されると、ガイドローラ62とフィードロー
ラ対28との間に、図1に想像線で示すように印画紙2
2のループ70が形成される。ループセンサ68は印画
紙22のループ70が所定以上の大きさとなっている状
態でオンする。
【0042】ガイドローラ62の下流側には印画紙22
が巻掛けられこの印画紙22を略90°屈曲案内する送
り出しローラ72が設けられている。送り出しローラ7
2は、その外周近傍に2個の小径ローラ174Aが配設
され、さらに送り出しローラ72とは離反された位置に
小径ローラ174Bが配設されている。これらの小径ロ
ーラ174A、174B(合計3個)には無端のベルト
176が巻掛けられている。
【0043】図4に示される如く、送り出しローラ72
は、モータ80(図3参照)の駆動力がクラッチ部74
を介して伝達されることによって正転又は逆転される。
このクラッチ部74は一対のクラッチ板74A、74B
によって構成され、制御回路44からの信号によってク
ラッチ板74A、74Bを接触離反され、送り出しロー
ラ72とモータ80側とを連結及び遮断することができ
る。さらに、このクラッチ板74A、74Bは少なくと
も一方に摩擦部材76が取付けられており、所定の摩擦
力で接触されるようになっており、モータ80による駆
動力が所定のトルクを超えるとクラッチ板74A、74
Bは相対回転され、モータ80からの駆動力が送り出し
ローラ72側へ伝達されない構造となっている。
【0044】また、送り出しローラ72上下流近傍には
通過検出センサ172、175が設けられている。通過
検出センサ172、175はそれぞれ発光素子と受光素
子とが印画紙22の搬送路を挟んで対向配置されて構成
されている。通過検出センサ172、175は制御回路
44に接続されており(図3参照)、印画紙22の先端
部が通過検出センサ172、175の配設部位を通過す
るとオンする。
【0045】送り出しローラ72の下流側には、副露光
部82及び露光ステージ84が順に設けられている。副
露光部82は、印画紙22に文字等の2値原稿を記録す
る場合に使用され、セットされたネガフィルムに記録さ
れた2値画像を印画紙22に焼付けるようになってい
る。露光ステージ84にはマスク範囲が固定とされた固
定ペーパマスク86が設けられている。
【0046】一方、プリンタ部12の載置台88にはネ
ガキャリア90が取付けられており、ネガキャリア90
には焼付処理を行うネガフィルム92がセットされる。
ネガキャリア90の下方には光源部94が配置されてい
る。光源部94には最下部より光源96、C(シア
ン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の各CCフィル
タから成るフィルタ部98、光拡散ボックス100が順
次配置されている。
【0047】また、ネガキャリア90の上方にはレンズ
102、ブラックシャッタ104及び全反射ミラー10
6が順に配置されており、光源96から射出されフィル
タ部98、光拡散ボックス100を通過した光線はネガ
フィルム92を透過し、レンズ102及び全反射ミラー
106によって露光ステージ84に位置決めされた印画
紙22上に結像される。露光ステージ84の下流側に
は、印画紙22を下方へ案内する可変ガイド108が設
けられている。可変ガイド108は一対のガイド部材を
有し、駆動力が伝達されることによってガイド幅が変更
される。
【0048】可変ガイド108の下方には、モータ11
2(図3参照)によって駆動されるメインフィードロー
ラ114が配設されている。メインフィードローラ11
4配設部位の近傍には3個のローラ116A、116
B、116Cが配置されており、ローラ116A、11
6B、116Cには無端のベルト118が掛け渡されて
いる。ローラ116A、116B、116Cは、ベルト
118がメインフィードローラ114の外周にほぼ1/
4の範囲に亘って接触するように配置が定められてい
る。ベルト118には一定のテンションが加わってお
り、メインフィードローラ114及びベルト118に挟
持される印画紙22は、前記ベルト118のテンション
が所定のニップ圧として加わり、メインフィードローラ
114が駆動されることによって略90°屈曲され水平
状態で下流側へ向けて搬送される。
【0049】メインフィードローラ114配設部位の上
下流側には、それぞれメインフィードローラ114に隣
接して通過検出センサ120、121が設けられてい
る。通過検出センサ120、121は発光素子及び受光
素子の対から成り、メインフィードローラ114とベル
ト118とに挟持された印画紙22の先端部がメインフ
ィードローラ114配設部位を通過するとオンする。通
過検出センサ120、121の下流側にはカッタ部12
2が配置されている。カッタ部122は、例えば焼付け
を行う印画紙22のサイズを変更する等の場合に、印画
紙22の露光部分と未露光部分との境界がカッタ部12
2に対応された状態で作動され、印画紙22を切断す
る。
【0050】カッタ部122の下流側には、所定間隔を
隔ててガイドローラ124、126が回転可能に配設さ
れている。ガイドローラ124とガイドローラ126と
の間には、ガイドローラ124と同軸に軸支され揺動可
能なガイドカム128が配設されている。ガイドカム1
28はモータ129(図3参照)の駆動力が伝達される
ことにより、図1に実線で示す位置と想像線で示す位置
との間を揺動される。ガイドローラ124、126の間
に印画紙22が掛け渡された状態で、ガイドカム128
が図1に実線で示す位置へ移動されると、図1に想像線
で示すように、ガイドローラ124、126の間に印画
紙22のループ130が形成される。
【0051】ガイドローラ126の近傍には、フィード
ローラ134が配置されており、フィードローラ134
の斜め上方にはフィードローラ136が配置されてい
る。フィードローラ134、136はモータ138(図
3参照)の駆動力が伝達されて回転し、印画紙22を搬
送する。フィードローラ134配設部位の下流側には、
フィードローラ134に隣接して通過検出センサ150
が設けられている。通過検出センサ150は発光素子と
受光素子の対から成り、印画紙22の先端部がフィード
ローラ134配設部位を通過するとオンする。この通過
検出センサ150の下流側近傍には、カッタ部151が
設けられ、処理状況によって前記カッタ部122と使い
分けている。すなわち、印画紙22を連続処理する場合
はこの通過検出センサ150の下流側近傍に配設された
カッタ部151で所定量毎に切断し、処理終了時の場合
はカッタ部122によって露光部と未露光部との境界を
切断するようにしている。
【0052】また、フィードローラ134とフィードロ
ーラ136との間には図示しないループ形成手段が設け
られており、印画紙22のループ140が形成される。
フィードローラ134、136配設部位には、可変ガイ
ド142、144は各々設けられている。可変ガイド1
42、144は駆動力が伝達されることによってガイド
幅が変更される。フィードローラ136配設部位を通過
した印画紙22はプロセッサ部14へ向けて搬送され
る。
【0053】プロセッサ部14には図示しない複数の処
理槽が設けられており、各処理槽内には現像液等の処理
液が貯留されている。プロセッサ部14へ搬送された印
画紙22は各処理槽内の処理液に浸漬されて処理され
る。
【0054】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
マガジン18を装填してから印画紙20がローディング
される手順を図5及び図6のフローチャートに従い説明
する。
【0055】印画紙22を収納するマガジン18をマガ
ジン台46に載置し、操作ハンドル54を回動すること
によって、マガジン18は、マガジン台46と共に移動
されて装填部16に装填される。この装填動作の途中に
装填検出センサ56がオンすると(図5に示すステップ
200)、モータ58を駆動してフィードローラ対28
を回転させる(ステップ202)。このとき、印画紙2
0は、マガジン18から所定量舌出しされているため、
印画紙20の先端がフィードローラ対28の挟持部へ案
内される。この結果、印画紙22の先端部をフィードロ
ーラ対28に挟持させてマガジン18から引き出すこと
ができる。
【0056】次に印画紙22の先端部がフィードローラ
対28配設部位を通過して通過検出センサ60がオンに
なると(ステップ204)、フィードローラ対28の回
転を一旦停止させ、モータ66、130を駆動してガイ
ドカム64を水平位置(図1に想像線で示す位置)に移
動させた後、フィードローラ対28の回転を再開する
(ステップ206)。次のステップ208では、送り出
しローラ72を回転させる。これにより、印画紙20は
ガイドカム64に支持されて送り出しローラ72へと至
る。
【0057】送り出しローラ72には、無端のベルト1
76が周面の位置部に接触されて回転されているため、
印画紙22は、この送り出しローラ72とベルト176
との間に挟持され略90°(水平状態から垂直状態へ)
方向を変化されて搬送される。
【0058】ここで、通過検出センサ175によって印
画紙22の先端が検出されると(ステップ210)、ガ
イドカム64が図1の時計方向へ回転されて垂直位置と
されると共に送り出しローラ72の駆動が停止される
(ステップ212、214)。
【0059】このとき、フィードローラ対28は駆動が
継続されているので、送り出しローラ72とフィードロ
ーラ対28との間にループ70が形成され、このループ
70がセンサ68で検出されると、送り出しローラ72
の回転が再開される(ステップ216、218)。従っ
て、印画紙22は、所定のループ70の大きさが維持さ
れながら、副露光部82へと搬送されることになる。
【0060】また、送り出しローラ72とフィードロー
ラ対28との搬送速度に差が生じた場合には、ループ7
0の大きさが変わることで吸収され、印画紙22を緊張
する等の副愛はな、安定した搬送がなされる。
【0061】次に、ステップ220では、モータ112
によってメインフィードローラ114を回転させる。印
画紙22の先端部は副露光部82、露光ステージ84、
可変ガイド108配設部位を通過してメインフィードロ
ーラ114とベルト118との間でニップされる。印画
紙22の先端部がメインフィードローラ114の配設部
位を通過すると通過検出センサ120がオンし(ステッ
プ222)、フィードローラ対28、送り出しローラ7
2、メインフィードローラ114の回転を停止させる
(ステップ224)。
【0062】ここで、通過検出センサ120とメインフ
ィードローラ114との間には、多少距離があり、その
分、印画紙22が無駄となる。
【0063】そこで、本実施例では、メインフィードロ
ーラ114の回転が停止された後、図6に示すステップ
226でこのメインフィードローラ114と送り出しロ
ーラ72とを所定時間逆転し、所定量(前記無駄となる
距離に対応)印画紙22を巻戻す。
【0064】これにより、印画紙22の無駄を省くこと
ができる。なお、この場合、巻き戻された印画紙22
は、前記ループの大きさが変化することによって吸収さ
れるため、印画紙22がループ形成部位以外の他の搬送
経路で弛んだりするようなことはない。
【0065】上記の如く印画紙22の露光ステージ86
への位置決め(焼付位置への位置決め)が完了すると、
ステップ228では、メインフィードローラ114を停
止させた状態で送り出しローラ72のみを逆転させ、ス
テップ230で所定時間経過した時点でステップ232
へ移行して送り出しローラ72の回転を停止させる。
【0066】これにより、露光ステージ86に位置する
印画紙22にはテンションが加わり、露光ステージ86
での印画紙22の弛みがなくなる。
【0067】また、送り出しローラ72の逆転は、所定
のトルクとなると、駆動源側と相対回転するため、印画
紙22へ与えるテンションはこの所定のトルクに対応す
る力となる。従って、必要以上に印画紙22が緊張する
ことはない。
【0068】なお、上記ステップ224では、メインフ
ィードローラ114と送り出しローラ72との逆転時間
を同一時間としたが、ステップ228で送り出しローラ
72を逆転する時間をステップ224における送り出し
ローラ72の逆転時間に加算して、印画紙22の無駄を
省く逆転と、印画紙22にテンションを与えるための逆
転とを連動させてもよい。
【0069】このようにローディングされた印画紙22
は焼付処理毎に所定量毎ステップ搬送され、例えば、長
尺のまま連続してプロセッサ部14へ送り出されたり、
オーダ毎に切断されて送り出される。
【0070】この焼付処理について図7のフローチャー
トを参照して説明すると、ステップ240ではネガフィ
ルム92に記録された画像を前記ローディング処理によ
って最初に露光ステージ86へ位置決めされた印画紙2
2へ焼付ける。すなわち、ネガキャリア90を作動させ
てネガフィルム92に記録された焼付けを行う画像を焼
付位置に位置決めし、ブラックシャッタ104を開放す
ると共に、所定の露光条件となるようにフィルタ部98
の各CCフィルタを駆動し、光源96から射出されネガ
フィルム92を透過した光を印画紙22上に結像させ
る。これにより前記位置決めした画像が印画紙22に焼
付けされる。
【0071】次のステップ242では送り出しローラ7
2、メインフィードローラ114をそれぞれ同一の回転
速度で回転させ、印画紙22を焼付けたプリントのサイ
ズに対応する一定距離だけ搬送した後に送り出しローラ
72及びメインフィードローラ114の駆動を停止す
る。
【0072】次いで、ステップ244、246、248
では、送り出しローラ72を所定時間逆転させることに
より、露光ステージ86上の印画紙22へ所定のテンシ
ョンを与える。
【0073】ステップ250では予定数の画像を焼付け
を行ってプリント処理が終了したか否かを判定する。ス
テップ250の判定が否定された場合には、ステップ2
52へ移行する。ここで、送り出しローラ72、メイン
フィードローラ114が駆動されると、印画紙22はル
ープ70から引き出され、ループ70の大きさは徐々に
小さくなる。ステップ252ではこのループ70の大き
さが所定以下となったか否かが判断される。
【0074】ループセンサ68がオフになるとステップ
252の判定が肯定され、ステップ254でフィードロ
ーラ対28を回転させる。これにより、ループ70にス
トックされる印画紙22の量が増加されてループ70が
大きくされる。ループ70が所定の大きさになるとステ
ップ252の判定が否定されてステップ240へ戻り、
焼付処理がなされる。また、ステップ250の判定が肯
定されると焼付処理は終了する。
【0075】なお、メインフィードローラ114による
搬送速度とフィードローラ134による搬送速度との差
によりループ130が形成される。プリンタ部12は、
印画紙22をプリント1枚分搬送して画像を焼付ける処
理を繰り返すが、プロセッサ部14は印画紙22を一定
速度で搬送する。この搬送方法の違いによる差は前記ル
ープ130によって吸収される。
【0076】次に、焼付処理が終了した場合、未露光部
分の印画紙22をマガジン18へ戻す必要がある(リワ
インド処理)。この場合、印画紙22の露光済部分と未
露光部分との境界がカッタ部122へと至ると、このカ
ッタ部122が作動して印画紙22は切断され、露光部
分は順次プロセッサ部145へ送り込まれる。
【0077】また、未露光部分は、図8に示すフローチ
ャートに従ってリワインド処理がなされる。
【0078】ステップ300では、メインフィードロー
ラ114と送り出しローラ72を逆転させる。これによ
り、印画紙22は、送り出しローラ72とフィードロー
ラ対28との間にループ70を形成しながら巻戻され
る。
【0079】ステップ302では、通過検出センサ12
1が印画紙22のリワイド方向後端を検出したか否かが
判断され、肯定判定されると印画紙22がメインフィー
ドローラ114から離脱されたと判断され、ステップ3
04へ移行してメインフィードローラ114と送り出し
ローラ72の駆動を停止し、次いでステップ306でフ
ィードローラ対28と送り出しローラ72を駆動源から
遮断する(クラッチを切る)。これにより、フィードロ
ーラ対28と送り出しローラ72はフリーに回転可能と
なる。次のステップ308では、スプール152を回転
させて印画紙22をマガジン18内へ巻き戻す。このと
き、送り出しローラ72及びフィードローラ対28は回
転がフリーであるので、印画紙22は抵抗なくマガジン
18へと巻き戻される。
【0080】このスプール152の回転による印画紙2
2の巻き戻し中に、ステップ310で通過検出センサ1
72で印画紙22のリワインド方向後端を検出すると、
印画紙2の後端は送り出しローラ72を通過したと判断
され、ステップ312へ移行してスプール152の回転
を停止させる。
【0081】次のステップ314では、フィードローラ
対28を逆転させる。これにより、印画紙22はマガジ
ン18内へ送り込まれることになるが、このようにスプ
ール152ではなく、外部のフィードローラ対28によ
って印画紙22を送り込むため、マガジン18内の印画
紙22は強く巻き締められることなく、緩やかな巻き締
まり力で層状に巻き取られる。これにより、印画紙22
が変形したり、密着したりするような不具合がない。
【0082】次のステップ316では、通過検出センサ
60で印画紙22のリワインド方向後端を検出したか否
かが判断され、肯定判定された場合はステップ318で
所定時間経過した後にフィードローラ対28の逆転駆動
を停止する(ステップ320)。
【0083】これにより、印画紙22のマガジン18へ
のリワインド処理は、印画紙22がマガジン18から所
定量舌出しされた状態で終了する。この所定量の舌出し
によって、次の装填後のローディング時に印画紙22が
確実にフィードローラ対28へニップされ、ローディン
グ作業が円滑となる。
【0084】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真焼付
装置用搬送制御装置は、感光材料に必要以上の張力を与
えることなく、円滑に搬送することができ、かつ焼付時
には、感光材料を所定の張力を付与した状態で保持する
ことができるという優れた効果を有する。
【0085】また、上記効果に加え、オートローディン
グ機構による感光材料の無駄を最小限に抑えることがで
きるという効果を有する。
【0086】さらに、上記効果に加え、リワインド時に
感光材料のマガジンからの舌出し量を常に適正量にする
ことができ、マガジンの脱着作業性を向上することがで
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るプリンタプロセッサのプリンタ
部の概略構成図である。
【図2】印画紙を収納するマガジン及び装填部の概略構
成図である。
【図3】制御ブロック図である。
【図4】送り出しローラの駆動系を示す側面図である。
【図5】ローディング処理ルーチンの前段を示す制御フ
ローチャートである。
【図6】ローディング処理ルーチンの後段を示す制御フ
ローチャートである。
【図7】焼付処理ルーチンを示す制御フローチャートで
ある。
【図8】リワインド処理ルーチンを示す制御フローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 12 プリンタ部(写真焼付装置) 16 装填部 18 マガジン 22 印画紙 28 フィードローラ対(ローラ対) 44 制御回路 60 通過センサ(第3のセンサ) 72 送り出しローラ 114 メインフィードローラ(搬送ローラ) 120 通過検出センサ(第2のセンサ) 121 通過検出センサ(第5のセンサ) 172 通過検出センサ(第4のセンサ) 175 通過検出センサ(第1のセンサ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の感光材料がスプール軸に層状に
    巻取られて収容されたマガジンが装填される装填部か
    ら、前記スプール軸を回転させることによって感光材料
    を引き出し、この感光材料を前記装填部の下流側に配設
    された露光部の焼付位置へ位置決めした状態で画像を焼
    付けた後、露光部下流側に配設されたカッター部で切断
    して後工程へ送り出す写真焼付装置用搬送制御装置であ
    って、 前記マガジンから引き出された感光材料をニップすると
    共に前記感光材料を前記露光部へ案内する送り出しロー
    ラと、 前記送り出しローラと露光部との間に設けられ感光材料
    の有無を検出する第1のセンサと、 ローディング時に前記第1のセンサで感光材料の先端部
    が検出された時点で前記駆動手段による送り出しローラ
    の駆動を停止させることによって送り出しローラと装填
    部との間に所定のループを形成するループ形成制御手段
    と、 前記露光部とカッターとの間に設けられ前記ループを維
    持した状態で搬送される感光材料をニップすると共に前
    記感光材料をカッター部へ搬送する搬送ローラと、 焼付時に前記送り出しローラと前記搬送ローラとの両方
    にニップされた状態で前記感光材料が焼付位置に位置決
    めされたときに前記送り出しローラを所定のトルクで逆
    転させて感光材料に所定の張力をを付与する張力付与制
    御手段と、 を有する写真焼付装置用搬送制御装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の発明において、 前記搬送ローラとカッター部との間に設けられ前記感光
    材料の有無を検出する第2のセンサと、 前記第2のセンサで感光材料の先端部を検出した時点で
    前記送り出しローラ及び搬送ローラを逆転させて感光材
    料を所定量逆送する逆送制御手段と、 を有することを特徴とする写真焼付装置用搬送制御装
    置。
  3. 【請求項3】 長尺状の感光材料が層状に巻取られて収
    容されたマガジンが装填される装填部から感光材料を引
    き出し、この感光材料を前記装填部の下流側に配設され
    た露光部の焼付位置へ位置決めした状態で画像を焼付け
    た後、露光部下流側に配設されたカッター部で切断して
    後工程へ送り出す写真焼付装置用搬送制御装置であっ
    て、 前記装填部下流側近傍に設けられマガジンから引き出さ
    れた感光材料をニップして搬送するローラ対と、 前記ローラ対の下流側近傍に設けられた第3のセンサ
    と、 前記マガジンから引き出された感光材料をニップすると
    共に正転することによって前記感光材料を前記露光部へ
    案内する送り出しローラと、 前記送り出しローラの上流側近傍に設けられた第4のセ
    ンサと、 前記露光部とカッターとの間に設けられ搬送される感光
    材料をニップすると共に前記感光材料をカッター部へ搬
    送する搬送ローラと、 前記搬送ローラの上流側近傍に設けられた第5のセンサ
    と、 リワインド時に前記ローラ対を停止させた状態で前記搬
    送ローラと送り出しローラとを逆転する第1の制御手段
    と、 前記第5のセンサで感光材料のリワインド方向後端が検
    出された時点でリワインド時に逆転される前記搬送ロー
    ラと送り出しローラとを駆動源から遮断してフリー回転
    可能とするクラッチ手段と、 前記クラッチ手段の作動開始から前記第第4のセンサで
    感光材料のリワインド方向後端が検出されるまで前記ス
    プール軸を巻取方向へ回転させる第2の制御手段と、 前記第4のセンサでの感光材料のリワインド方向後端の
    検出後から前記第3のセンサで感光材料のリワインド方
    向後端が検出されるまで前記ローラ対を逆転させ感光材
    料を前記マガジン内へ送り込む第3の制御手段と、 を有する写真焼付装置用搬送制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第3の制御手段では、前記第3の検
    出センサで感光材料のリワインド方向後端が検出された
    後、感光材料をさらに所定量マガジンへ送り込むことを
    特徴とする請求項3記載の写真焼付装置用搬送制御装
    置。
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