JP2002182317A - マガジン用感光材料ガイド装置 - Google Patents

マガジン用感光材料ガイド装置

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JP2002182317A
JP2002182317A JP2000380837A JP2000380837A JP2002182317A JP 2002182317 A JP2002182317 A JP 2002182317A JP 2000380837 A JP2000380837 A JP 2000380837A JP 2000380837 A JP2000380837 A JP 2000380837A JP 2002182317 A JP2002182317 A JP 2002182317A
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JP
Japan
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guide
photographic paper
lid
photosensitive material
magazine
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Application number
JP2000380837A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Ishizuka
哲也 石塚
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調節位置の誤差により感光材料の搬送に不都
合が生じることを確実に防止する。 【解決手段】 感光材料用マガジンには、印画紙が送り
出される送出口32が設けられ、送出口32の内部の通
路70には、一対のガイド板48が設けられている。ガ
イド板48は、支持板50に取り付けられており、互い
が連動して印画紙42の幅方向に接近又は離反し、印画
紙42の幅に対応した位置にセットされる。ガイド板4
8には、対峙する面に、位置決め面58とガイド面57
とが印画紙42の厚み方向にずらして設けられている。
ガイド面57の間隔は、位置決め面58の間隔よりも狭
くなっている。支持板50は、マガジン蓋28を開いた
ときに位置決め面58を通路70上に合わせた位置決め
位置と、蓋28を閉じたときにガイド面57を通路70
上に合わせたガイド位置との間で移動される。調節は、
一方のガイド板48を印画紙42の端に当てて行う。蓋
28を閉めると、支持板50がガイド位置に移動して通
路70上にガイド面57がセットされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印画紙や写真フイ
ルム等の長尺状の感光材料をロール状に収納するマガジ
ン用感光材料ガイド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタプロセッサには、印画紙ロール
を収納するマガジンがセットされる。マガジンは、印画
紙ロールを収納する本体部と、本体部に対して開閉自在
な蓋とからなる。本体部には、印画紙ロールを支持する
支持軸が着脱自在に設けられている。支持軸は、軸方向
に2分割された左及び右軸で構成され、これらは印画紙
ロールの巻芯の開口に左右からそれぞれ挿入することで
一体に結合される。左及び右軸には、印画紙ロールの両
側に配置されるフランジがそれぞれ取り付けられる。印
画紙には、幅の異なるものが複数種類用意されている。
一対のフランジは、印画紙の幅に合わせて支持軸に軸方
向のうちの任意の位置に取り付けることができるように
なっている。
【0003】プリンタプロセッサは、印画紙をマガジン
から引き出し、プリント処理を行う。プリント処理完了
後には、印画紙をマガジンから引き出したままの状態に
すると、印画紙が露光してしまう。このため、マガジン
の支持軸を逆転させて先端がマガジン内、又は送出口の
外部近傍位置まで来るように印画紙を巻き戻している。
【0004】このように、印画紙は、マガジンから送り
出し又は巻き戻しされる。このとき、印画紙が蛇行する
と、プリンタプロセッサ又はマガジン内で紙詰まりなど
の不都合が生じるおそれがある。これを防止するため
に、マガジンにガイド手段を内蔵することが望ましい。
ガイド手段としては、プリンタや複写機などの給紙部に
用いられているように、紙の両端に対峙するように配置
された一対のガイド板で紙が蛇行しないようにガイドす
るものが知られている。一対のガイド板は、紙の幅方向
にスライド自在となっており、ガイド板を紙の幅よりも
少し広めに調節しておき、紙をセットした後に紙の端に
当たるように調整される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たガイド手段では、ガイド板の調節によっては、蛇行や
紙詰まりなどの不都合が生じるという問題があった。す
なわち、ガイド板と紙との間に大きな隙間が開くと紙の
蛇行を防止することができず、また、ガイド板を紙の端
に強く当てすぎると紙がゆがんでしわや紙詰まりの原因
となる。
【0006】また、印画紙の場合には、印画紙の両端が
ガイド板に擦れて傷等が付いてしまい、その後のプリン
ト処理時に両端側で濃度が変化する等のプリント品質が
低下するおそれがある。
【0007】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、ガイド板の調節位置によって生じる蛇行や両端への
ダメージを確実に防止して、印画紙の両端側へのプリン
ト品質を維持することができるマガジン用感光材料ガイ
ド装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明のマガジン用感
光材料ガイド装置では、感光材料の幅方向の両側縁を案
内するガイド部材を送出口に導く通路に設け、ガイド部
材にガイド間隔が異なる第1及び第2のガイド面を設
け、蓋が開いた状態ではガイド間隔が狭い第1のガイド
面が通路に位置され、蓋が閉じた状態ではガイド間隔が
広い第2のガイド面が通路に位置するようにガイド部材
を蓋の開閉に連動して移動するように設けたものであ
る。ガイド部材としては、蓋の開方向に付勢しておき、
蓋が閉じられたときに蓋に係合して通路に第2のガイド
面を位置させる係合部を設けてもよい。また、ガイド部
材に、感光材料の幅に対応して第1及び第2のガイド面
のガイド間隔を変更するガイド幅変更手段を備えてもよ
い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の感光材料用マガジン20
は、図1に示すように、マガジン本体21、一対のフラ
ンジ23,24、及び支持軸25とから構成されてお
り、支持軸25には印画紙ロール22が取り付けられ、
マガジン本体21内に収納される。マガジン本体21
は、本体部27、及び蓋28とからなる。支持軸25
は、軸方向に2分割された左軸29と右軸30とから構
成されている。蓋28は、本体部27にヒンジ(図示な
し)を介して閉じ位置と開き位置との間で開閉自在に取
り付けられている。閉じ位置のときには本体部27の内
部を遮蔽する。開き位置は、印画紙ロール22を装填す
るときに開かれる位置である。
【0010】蓋28及び本体部27には、それぞれ出口
32a,32bが形成されており、閉じたときに印画紙
給送用の送出口32を構成する。また、蓋28及び本体
部27には、支持軸25を回転自在に支持する軸受け部
33,34が両側に設けられている。また、蓋28及び
本体部27には、両側にバックル35,36が設けられ
ており、マガジン本体21はバックル35,36を締め
ることで内部が確実に遮光される。出口32の奥には、
補助ローラ38、及び印画紙の搬送をガイドするガイド
手段37が設けられている。
【0011】左及び右軸29,30は、それぞれ一端2
9a,30aが軸受け部33,34に支持され、他端が
互いに係合して1本の軸に連結される。これら左及び右
軸29,30には、印画紙ロール22を両側から挟むよ
うに、フランジ23,24がそれぞれ取り付けられる。
【0012】一対のフランジ23,24には、印画紙ロ
ール22を挟み込む面に、巻芯用軸受け部39,40が
それぞれ設けられている。巻芯用軸受け部39,40
は、内部に左及び右軸29,30が挿通される開口をも
っており、また、外周で印画紙ロール22の巻芯22a
の両端開口を支持する。
【0013】巻芯用軸受け部39,40には、外周の一
部を凹ました部位にネジ穴が形成されている。印画紙ロ
ール22は、プリントサイズに合わせて幅の異なるもの
が複数種類用意されている。フランジ23,24は、使
用する幅に合うように、左及び右軸29,30の軸方向
のうちの任意の位置に螺子で取り付けることができる。
【0014】図2及び図3に示すように、巻芯用軸受け
部40は、鍔部40bを挟んだ両側に軸部40aとフラ
ンジ支持部40cとを一体に形成した構造となってい
る。軸部40aは、巻芯22aの開口に挿入され、印画
紙ロール22を回動不能に支持する。フランジ支持部4
0cには、フランジ24に設けた開口24aが軸方向か
ら挿入される。フランジ24の外側面24bには、開口
24aの周りにベアリング41が周方向の3分割位置に
それぞれ設けられている。ベアリング41は、フランジ
支持部40cに対してフランジ24を回転自在に支持す
る。鍔部40bには、フランジ24の内側面24cが当
接し、鍔部40bは、内側面24cとの間の摩擦抵抗に
よりフランジ24を供回りさせる。
【0015】これらベアリング41、及び鍔部40bと
フランジ24の内側面24cとは、印画紙の両端がフラ
ンジ23,24に擦れて両端に与えるダメージを軽減す
るために負荷がかかると印画紙ロール22に対してフラ
ンジ23,24が空転する作用をなしている。なお、他
方のフランジ23と巻芯用軸受け部39との取り付け構
造も図2及び図3で説明したと同じ構成となっている。
【0016】図4及び図5に示すように、印画紙ロール
22は、巻芯22aに印画紙42を巻回し、その印画紙
42の外周をポリエチレンテレフタレート等の材料で形
成したシート状の遮光部材43で覆った形態となってい
る。遮光部材43は、リーダー用遮光部材44と、両側
面用遮光部材45,46とからなる。リーダー用遮光部
材44は、長尺シートとなっており、後端44aを印画
紙42の最外周先端44aに接合した状態で印画紙ロー
ル22の最外周を覆う。リーダー用遮光部材44には、
先端44bを引き出し用のタブとして使用するため、そ
の長さ分残してそれ以降の幅方向の両側に、左及び右側
面用の遮光部材45,46がそれぞれ接合されている。
左及び右側面用の遮光部材45,46は、接合側とは逆
端が巻芯22aの開口の内部に接合され、印画紙42の
周面部の端から巻芯22aの開口に至る両側面を覆う。
【0017】リーダ用遮光部材44と両側面用の遮光部
材45,46との接合部は、容易に破断することができ
るようになっている。印画紙42は、リーダー用遮光部
材44の先端44bを引っ張ることで続いて引き出され
る。リーダ用遮光部材44は、印画紙42の先端42a
が送出口32から引き出された後に切り取られる。
【0018】図6に示すように、ガイド手段38は、一
対のガイド板48,49、支持板50、ガイド幅変更機
構51、及びガイド移動機構52とからなる。支持板5
0は、送出口32と補助ローラ38との間の通路に配置
されており、上面で一対のガイド板48,49を支持し
ている。ガイド幅変更機構51は、一方のガイド板48
の移動に連動して他方のガイド板49を逆向きに同じ量
移動させる機構であり、一対のラック板53,54、及
びピニオンギヤ55とから構成されている。ピニオンギ
ヤ55は、支持板50の底に回転自在に取り付けられい
てる。一対のラック板53,54は、ピニオンギヤ55
に対称的に噛合し、一端部が支持板50を通して各ガイ
ド板48,49にそれぞれ取り付けられている。
【0019】各ガイド板48,49は左右対称の形状と
なっており、各々には対峙する面にガイド面57と位置
決め面58とが形成されている。また、上面にはコロ部
材59が取り付けられている。ガイド面57は、位置決
め面58よりも上方(印画紙42の厚み方向)にずらし
て形成されている。位置決め面58は、それらの間隔が
ガイド面57の間隔よりも狭くなるようにガイド面57
よりも一段突出して形成されている。なお、位置決め面
58が本発明の第1のガイド面を、またガイド面57が
本発明の第2のガイド面に、さらに、コロ部材59が本
発明の係合部にそれぞれ相当する。
【0020】ガイド移動機構52は、蓋28の内壁、コ
ロ部材59、一対の軸受け部60,61、バネ62、及
びストッパ63などで構成されており、蓋28の開閉に
連動してガイド面57と位置決め面58との何れかが印
画紙42の通路上にセットされるように、支持板50と
ともにガイド板48,49を蓋28の開閉に連動して移
動させる。コロ部材59は、蓋28が閉じられたときに
その内壁で押される。一対の軸受け部60,61は、支
持板50のうちの印画紙42の送り出し方向(同図に示
す矢印方向)の下流側の両端に設けられており、本体部
27に設けた軸64,65にそれぞれ回転自在に取り付
けられる。コロ部材59が蓋28の内壁で押されると、
支持板50は、軸64,65を中心に回転する。支持板
50の回転は、位置決め面58を印画紙42の通路上に
合わせた位置決め位置と、位置決め面58を通路上から
脱して代わりにガイド面57を通路上に合わせたガイド
位置との間で行われる。ストッパ63は、支持板50を
位置決め位置に保持する。バネ62は、支持板50を位
置決め位置に向けて付勢している。支持板50のガイド
位置は、コロ部材59への押圧量によって決められる。
【0021】例えば90mm幅の印画紙42を用いる場
合には、ガイド面57の間隔を位置決め面58の間隔よ
りも約3mm広くするのが好適である。このようにする
と、位置決め面58を印画紙42の両端に合わせたとき
に、ガイド面58で印画紙42の蛇行を防止することが
できるとともに、印画紙42の両端がガイド面57に擦
れてその両端のプリント特性が劣化することを防止する
ことができる。なお、本実施形態では、前述した数値に
限定されることはない。
【0022】図7に示すように、左軸29aには、ギヤ
70が設けられている。このギヤ70には、本体部27
にセットしたときに、本体部27の内部に設けられた第
1の中間ギヤ71が噛合する。第1の中間ギヤ71は、
本体部27の内部に配置された第2の中間ギヤ72に噛
合している。第2の中間ギヤ72は、本体部27の外に
露呈して配置された入力ギヤ73と同じ支軸74に取り
付けられている。
【0023】入力ギヤ73には、プリンタプロセッサの
内部に設けた遊星歯車75が噛合する。遊星歯車75
は、入力ギヤ73に噛合する噛合位置と噛合が解除され
る噛合解除位置との間で太陽歯車76に対して公転す
る。太陽歯車76には、搬送用モータ77の駆動が伝達
される。搬送用モータ77は、印画紙42をマガジン2
0から送り出すときに正転し、巻き戻すときに逆転す
る。太陽歯車76は、搬送用モータ77の正転駆動が伝
達されることで遊星歯車75を噛合解除位置に公転さ
せ、また、逆転駆動が伝達されることで遊星歯車75を
噛合位置に公転させる。すなわち、これら遊星歯車75
と太陽歯車76とは、クラッチの作用をなし、モータ7
7の正転駆動が伝達されたときにフランジ23,24を
回転させず、逆転駆動が伝達されたときにフランジ2
3,24を印画紙42の巻き戻し方向に回転させる。
【0024】図8に示すように、プリンタプロセッサ8
0には、外部に開閉蓋81が設けられており、開閉蓋8
1の奥にマガジン20がセットされる装填室82が設け
られている。また、装填室82の下には、マガジン着脱
操作用のハンドル83が外部に露呈して設けられてい
る。ハンドル83は、セット位置とセット解除位置との
間で操作される。セット位置に操作すると、マガジン2
0が装填室82の内部で印画紙42を送り出す方向(同
図に示す矢印方向)に向けて移動され、所定位置に位置
決めされる。セット解除位置に操作すると、マガジン2
0が前記矢印方向とは逆に移動され、位置決めが解除さ
れる。
【0025】装填室82には、位置決めされたときに送
出口32が入り込む開口84が設けられている。送出口
32には中央に切り欠き部85,86(図1参照)が設
けられており、この切り欠き部85,86には開口84
の奥に設けられたフィードローラ対87が入り込む。フ
ィードローラ対87は、上及び下ローラ87a,87b
とで構成されている。上ローラ87aは、ハンドル83
の操作に応じて、下ローラ87bとの間で印画紙42を
ニップするニップ位置とニップを解除するニップ解除位
置とに移動するようになっている。そして下ローラ87
bには搬送用モータ77の駆動が入力される。
【0026】印画紙42を送り出すときには、搬送用モ
ータ77を正転駆動させる。この駆動により遊星歯車7
5が噛合解除位置に移動するため、その駆動がフランジ
23,24に伝達されることはない。なお、図8では、
遊星歯車52と太陽歯車53とをクラッチ88として示
している。
【0027】フィードローラ対87の回転により印画紙
42を送り出すときには、支持軸25にモータ77の回
転が伝達されず、よって印画紙ロール22がフリーで回
転して印画紙42が引き出される。印画紙42を巻き戻
すときには、搬送用モータ77を逆転し、この駆動によ
り遊星歯車75が噛合位置に公転するから、フィードロ
ーラ対87に加えて支持軸25に回転が伝達され、支持
軸25とともにフランジ23,24が巻き戻し方向に一
緒に回転する。
【0028】印画紙42の送り出し方向に対してフィー
ドローラ対87の下流側には、印画紙42の先端を検知
する先端センサ89が配置されている。印画紙42を巻
き戻すときには、先端センサ89からの信号を監視し、
先端センサ89が印画紙42の先端を検知することに応
答して搬送用モータ77の逆転駆動を停止する。
【0029】プロセッサ80内に送り込まれた印画紙4
2は、露光部90、カッタ部91、及び現像処理部92
を経由して外部に送り出される。露光部90では、現像
済みのフイルムの各コマの画像を印画紙42に焼き付け
る。現像処理部92では、露光部90で露光された印画
紙42が現像処理される。カッタ部91は、露光部と未
露光部との間の境界を切断して印画紙42を切り離す。
なお、露光部90、カッタ部91、及び現像処理部92
には、印画紙42の送り出し方向の上流に、搬送ローラ
対93〜95がそれぞれ設けられている。搬送ローラ対
93〜95は、各モータ96〜97の駆動により回転す
る。このうち、露光部90及びカッタ部91に印画紙4
2を搬送するための搬送ローラ対93,94は、ニップ
位置とニップ解除位置とに移動自在となっており、印画
紙42を巻き戻すときにニップ解除位置に移動される。
【0030】次に、上記構成の作用を簡単に説明する。
印画紙ロール22をマガジン本体21にセットする前
に、フランジ23,24と巻芯用軸受け部39,40と
をそれぞれ取り付けておく。次に、巻芯22aの開口に
右及び左軸29,30を巻き芯軸受け部39,40を介
してそれぞれ挿入する。そして、印画紙42の幅に合わ
せてそれぞれ左右軸29,30に対するフランジ23,
24の固定位置を調節する。調節は、印画紙42の幅方
向の中心が支持軸25の軸方向の中心に合うように行
う。これにより、巻芯用軸受け部39,40は、巻芯2
2aの両開口の内周に嵌合して印画紙ロール22を回転
自在に支持する。このとき、印画紙ロール22が一対の
フランジ23,24の間に挟装される。
【0031】印画紙ロール22は、支持軸25の両端を
軸受け部34に挿入することで本体部27に収納され
る。このとき、ガイド板50は、図9に示すように、蓋
28を閉めていないので、位置決め面58を補助ローラ
38と送出口32との間の通路70上に合わせた位置決
め位置の状態となっている。その後、一方のガイド板4
8を持って位置決め面58の間隔が印画紙42の幅より
も少し広くなるように両方のガイド板48,49を調節
する。そして、リーダー用遮光部材44の先端44bを
補助ローラ38、一対のガイド板48,49との間を順
に通して送出口32に向けて引き出す。これにより、リ
ーダー用遮光部材44は、両側面用遮光部材45,46
との接合部で切り取られながら引き出される。そして、
リーダー用遮光部材44の先端44bが送出口32から
外部に僅かに露呈したときに、遮光部材43の引き出し
操作をいったん止める。
【0032】その後、一方のガイド板48を移動して位
置決め面58をリーダー用遮光部材44の端に押し当て
る。これにより、一対のガイド板48の位置が印画紙4
2の幅に合う位置に位置決めされる。その後に、蓋28
を閉め、バックル35,36でロックする。これによ
り、マガジン本体21の内部が遮光状態となるととも
に、図10に示すように、蓋28の内壁でコロ部材59
が押され、バネ62の付勢に抗して支持板50がガイド
位置に回転する。支持板50がガイド位置に移動する
と、通路70上から位置決め面58が脱して代わりに通
路70にガイド面57が位置する。このガイド面57同
士の間隔は、位置決め面58の間隔よりも僅かに広くな
っており、よって、印画紙42の搬送をガイドするのに
好適な間隔となる。
【0033】蓋28を閉めた後には、送出口32から露
呈したリーダー用遮光部材44の先端44bを持って再
び引き出す。引き出しを継続していくと、リーダー用遮
光部材44に引き続いて印画紙42が引き出される。印
画紙42が送出口32から僅かに露呈した時点で引き出
し操作を止め、その後に送出口32の外で印画紙42を
切り取ることでリーダー用遮光部材44を除去すること
ができる。これにより、マガジン本体21への印画紙ロ
ール22の装填が完了する。なお、ガイド板48,49
の位置決めをリーダー用遮光部材44の両端で行ってい
るが、リーダー用遮光部材44の厚みが薄いため、印画
紙42の幅で位置決めしなくても問題はない。
【0034】印画紙ロール22を装填したマガジン20
は、プリンタプロセッサ60に装填される。その作業
は、開閉蓋81を開けて装填室82にマガジン20を装
填した後に、ハンドル83をセット位置に操作する。こ
の操作によりマガジン20が図8に示す矢印方向に移動
され、所定位置に位置決めされる。これにより、送出口
32が開口84内に入り込み、送出口32の切り欠き部
85,86にフィードローラ対87が入り込む。フィー
ドローラ対87は、ニップ解除位置となっており、ハン
ドル83のセット位置への操作中にニップ位置に移動し
て印画紙42の先端をニップする。
【0035】開閉蓋81を閉じることに応答してプリン
タプロセッサは印画紙送り出し動作を行う。この動作
は、搬送用モータ77、及びモータ96〜98が正転駆
動される。搬送用モータ77の駆動はフィードローラ対
87に伝達される。フィードローラ対87が回転する
と、図11に示すように、支持軸25及びフランジ2
3,24とともに印画紙ロール22が回転しながら印画
紙42が引き出される。このときガイド面48,49の
ガイドによって印画紙42が蛇行なく搬送される。
【0036】引き出された印画紙42は、搬送ローラ対
93を通過したときにそのローラ対93がニップ位置に
移動され、その後はニップローラ対87とともに搬送ロ
ーラ対93の回転により露光部90に送られる。印画紙
42が露光部90に送られると、搬送用モータ77及び
モータ96〜98の駆動が停止される。これにより焼き
付け作業の準備が完了する。なお、図8に示すフィード
ローラ対87と搬送ローラ対93との間には、両者の搬
送速度の差を吸収するためのペーパーリザーバが配置さ
れている。
【0037】プロセッサ80には、フイルムキャリアが
取り付けられており、フイルムキャリアには現像済みの
写真フイルムがセットされる。プリント指示を操作する
ことで、露光部90が写真フイルムの撮影コマを測光し
て、得られた測光値から焼き付け露光量を算出する。こ
の露光量に応じてフイルムキャリアと光源との間の光路
内に出入り自在に設けられたイエロー、シアン、及びマ
ゼンダフィルタのセット位置がそれぞれ調節され、調節
後にシャッタが作動する。これにより、光源から放た
れ、フィルタと拡散ボックスとを通って撮影コマを透過
した光が、焼き付けレンズによって印画紙42に結像さ
れる。焼き付け露光が完了した後には、搬送用モータ7
7及びモータ96が正転駆動され、印画紙42が1コマ
分の長さだけ送り出される。このようにして写真フイル
ムの撮影コマを印画紙42に順次に焼き付けていく。焼
き付け後の印画紙42は、現像処理部92に向けて送ら
れる。このとき、各搬送ローラ対94,95は、印画紙
39の先端が通過することに応答してニップ位置に移動
する。
【0038】写真フイルムに対して全コマの焼き付けが
全て完了すると、搬送用モータ77及びモータ96〜9
8を正転駆動して印画紙42を送り出し、印画紙42の
最後の露光部と未露光部との境界をカッタ部91に送
る。露光部と未露光部との境界がカッタ部91に到達す
ると、搬送用モータ77及びモータ96〜98を停止す
る。そしてカッタ部91を作動して前記境界で切断す
る。その後、モータ98が正転駆動され、露光済みの印
画紙42が現像処理部92に送られる。送り出された印
画紙42は、現像処理部92で現像処理された後にプロ
セッサ80の外部に排出される。
【0039】残された未露光の印画紙42は、マガジン
20に巻き戻される。この処理は、まず、搬送ローラ対
93,94をニップ解除位置に移動させ、その後に搬送
用モータ77を逆転駆動する。この駆動によりフィード
ローラ対87が印画紙42の巻き戻し方向に回転すると
ともに、遊星歯車75が噛合位置に公転するため支持軸
25及びフランジ23,24も印画紙42を巻き戻す方
向に回転する。フランジ23,24が巻き戻し方向に回
転すると、図12に示すように、印画紙42が印画紙ロ
ール22の外周に巻かれてゆく。このとき、ガイド面4
8,49のガイドにより印画紙42が蛇行なく巻き戻さ
れ、巻き戻される印画紙42の両端がフランジ23,2
4に擦れるようなことがなく、したがって、印画紙42
の両端へのダメージも極力抑えることができる。
【0040】なお、巻き戻し時に、万が一蛇行して印画
紙42の両端がフランジ23,24に引っ掛かっても、
巻芯用軸受け部39,40との間の摩擦係合が解除され
て支持軸25に対してフランジ23,24の回転が止る
から、印画紙42の両端にダメージを与えることはな
い。
【0041】搬送用モータ77の逆転駆動は、先端セン
サ89が印画紙42の先端を検知した時点で停止され
る。停止後には、巻き戻された印画紙42の先端をフィ
ードローラ対87でニップした状態で残りの印画紙42
がマガジン20内に光密に収納された状態となる。これ
により、次回のプリント準備が整う。
【0042】上記実施形態では、ガイド板48,49が
本発明のガイド部材に相当する。実施形態では、ガイド
部材を板状としているが、本発明ではこれに限らず、径
の異なる二段突出形状のピン部材又は回転自在なコロ部
材としてもよい。また、ガイド板48,49を一対設
け、両側で印画紙42の幅をガイドしているが、一方だ
けで印画紙42の幅をガイドする構成にしてもよい。さ
らに、ガイド板48,49の変位を回転移動にしている
が、印画紙42の厚み方向にスライド移動にしてもよ
い。さらにまた、上記実施形態では、本体部27に対し
て蓋28の開閉を回転式としているが、印画紙42の送
り出し方向にスライド式にしてもよい。また、ガイド幅
変更手段としては、上記実施形態では一対のガイド板4
8,49をそれぞれ接近又は離反させているが、一方を
固定とし、他方を一方に向けて接近又は離反させる構造
としてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ガ
イド間隔が異なる第1及び第2のガイド面を有したガイ
ド部材を設け、第1のガイド面で感光材料の幅に位置決
めするようにしたから、使用時には好適なガイド間隔と
なる第2のガイド面で感光材料の搬送がガイドされるた
め、ガイド板の調節誤差によって生じる蛇行や両端への
ダメージを確実に防止することができる。また、蓋が開
いた状態ではガイド間隔が狭い第1のガイド面が前記通
路に位置され、蓋が閉じた状態ではガイド間隔が広い第
2のガイド面が前記通路に位置するようにガイド部材の
移動を蓋の開閉に連動するようにしたから簡便となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光材料用マガジンの概略を示した分解斜視図
である。
【図2】フランジと巻芯用軸受け部とを示した斜視図で
ある。
【図3】フランジと巻き芯用軸受け部との取り付けを示
した要部拡大断面図である。
【図4】遮光部材で覆われたロール状の感光材料の外観
を示す斜視図である。
【図5】遮光部材を展開した状態の感光材料を示す分解
斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態であるガイド手段の構成を
示す分解斜視図である。
【図7】感光材料を巻き戻すときにフランジを巻き取り
方向に回転させる機構を示す斜視図である。
【図8】本発明の感光材料用マガジンを用いるプリンタ
プロセッサの概略を示す説明図である。
【図9】支持板が調節位置となる蓋開状態を示す説明図
である。
【図10】支持板がガイド位置となる蓋閉状態を示す説
明図である。
【図11】送り出し時のマガジン内部の要部を示す説明
図である。
【図12】巻き戻し時のマガジン内部の要部を示す説明
図である。
【符号の説明】
20 感光材料用マガジン 21 マガジン本体 22 印画紙ロール 23,24 フランジ 25 支持軸 32 送出口 42 印画紙 48,49 ガイド板 50 支持板 57 ガイド面 58 位置決め面 80 プリンタプロセッサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を巻き取った感光材料ロールを
    回転自在に保持する本体部と、本体部に感光材料ロール
    を装填するときに開かれる蓋と、前記本体部と蓋との間
    に設けられ、感光材料ロールから引き出された感光材料
    を外部に送り出す送出口とを備えたマガジンに用いられ
    る感光材料ガイド装置において、 前記感光材料の幅方向の両側縁を案内するガイド部材を
    前記送出口に導く通路に設け、 前記ガイド部材は、ガイド間隔が異なる第1及び第2の
    ガイド面を有し、前記ガイド部材は、蓋が開いた状態で
    はガイド間隔が狭い第1のガイド面が前記通路に位置さ
    れ、蓋が閉じた状態ではガイド間隔が広い第2のガイド
    面が前記通路に位置するように蓋の開閉に連動して移動
    することを特徴とするマガジン用感光材料ガイド装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材は、蓋の開方向に付勢さ
    れており、かつ前記蓋が閉じられたときに前記蓋に係合
    して前記通路に第2のガイド面を位置させる係合部を備
    えていることを特徴とする請求項1記載のマガジン用感
    光材料ガイド装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材は、前記感光材料の幅に
    対応して前記第1及び第2のガイド面のガイド間隔を変
    更するガイド幅変更手段を備えていることを特徴とする
    請求項1又は2記載のマガジン用感光材料ガイド装置。
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