JPH11212215A - 記録材料マガジン - Google Patents

記録材料マガジン

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JPH11212215A
JPH11212215A JP10012494A JP1249498A JPH11212215A JP H11212215 A JPH11212215 A JP H11212215A JP 10012494 A JP10012494 A JP 10012494A JP 1249498 A JP1249498 A JP 1249498A JP H11212215 A JPH11212215 A JP H11212215A
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JP
Japan
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magazine
recording material
photosensitive material
roller pair
opening
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JP10012494A
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English (en)
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Naohito Yamada
尚人 山田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロール
を収納する記録材料マガジンであって、収納された記録
材料を一切引き出すことなく、十分な遮光性を確保しつ
つ、画像記録装置に装填することが可能で、使用に際し
記録材料に無駄が生じることのない記録材料マガジンを
提供する。 【解決手段】長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロ
ールを収納する記録材料マガジンであって、記録材料が
取り出される取出用開口が形成されたマガジン本体と、
取出用開口を光密に閉塞し、記録材料の取出方向に回動
することにより開閉可能な蓋体と、マガジン本体内に蓋
体の開閉と連動して回動可能に設けられ、記録材料を引
き出し可能に挟持する引き出しローラ対とを有し、蓋体
の開放時に、マガジン本体内に収納されていた引き出し
ローラ対が、回動して所定位置に配置されることによ
り、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材料を用いた
画像記録装置等に利用される、記録材料ロールを収納す
る記録材料マガジンの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】銀塩写真感光材料、熱現像感光材料、感
光感熱記録材料等の各種の記録材料がプリンタや複写装
置等の画像記録装置に利用されている。このような記録
材料は、予め所定長のカットシートとされて画像記録装
置に供給されるものもあるが、長尺なまま巻回されて記
録材料ロールとされ、この記録材料ロールのまま装置に
供給され、画像記録装置内で作成するハードコピーに対
応するサイズに切断されるものも多数ある。また、記録
材料ロールは、所定のマガジンに収納されて、画像記録
装置の所定位置に装填される場合が多い。
【0003】例えば、フォトプリンタ(写真焼付装置)
では、感光材料ロールを所定のマガジンに収納して、マ
ガジンを装置の所定位置に装填し、感光材料をマガジン
から引き出して、プリントサイズに応じた所定長に切断
した後に、所定の経路を搬送して露光、現像および乾燥
等の処理を施して(仕上り)プリントとし、あるいは、
長尺なまま所定の経路を搬送して露光、現像および乾燥
等の処理を施して、最後に切断して、一枚のプリントと
する。
【0004】このような画像記録装置において、マガジ
ンからの感光材料の取り出しは、マガジンのスリット状
に開けられた取出口の外側近傍に設けられる引き出しロ
ーラ対で挟持して引き出すことにより行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
フォトプリンタにおけるマガジンの装填は、マガジン内
に収納された感光材料を、予めスリット状取出口から引
き出した状態にして行われる。こうすることで、引き出
した感光材料の先端を画像記録装置のマガジンの感光材
料取出口の外側に近接して配置される引き出しローラ対
にスムーズに挟持させることを可能としている。しかし
ながら、このようにマガジンから一旦引き出された感光
材料の露出部分には、光がかぶってしまい、その露光部
分は使用不能となってしまうため、感光材料の使用に当
たって、露光部分を切断して除く必要がある、すなわち
ペーパーロスが発生するという問題がある。
【0006】なお、このような問題は、フォトプリンタ
のみならず、マガジンに収納されたロール状長尺感光材
料を用いる上述の各種の画像記録装置においても同様に
起こりうる。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロール
を収納する記録材料マガジンであって、収納された記録
材料を一切引き出すことなく、十分な遮光性を確保しつ
つ、画像記録装置に装填することが可能で、使用に際し
記録材料に無駄が生じることのない記録材料マガジンを
提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は、長尺な記録材料を巻回してなる記録材料
ロールを収納する記録材料マガジンであって、前記記録
材料が取り出される取出用開口が形成されたマガジン本
体と、前記取出用開口を光密に閉塞し、前記記録材料の
取出方向に回動することにより開閉可能な蓋体と、前記
マガジン本体内に前記蓋体の開閉と連動して回動可能に
設けられ、前記記録材料を引き出し可能に挟持する引き
出しローラ対とを有し、前記蓋体の開放時に、前記マガ
ジン本体内に収納されていた前記引き出しローラ対が、
回動して所定位置に配置されることを特徴とする記録材
料マガジンを提供するものである。ここで、前記引き出
しローラ対が配置される前記所定位置は、前記記録材料
搬送路であるのが好ましく、前記取出用開口であるのが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録材料マガジン
について、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳
細に説明する。
【0010】図1に、本発明の記録材料マガジンを利用
するプリンタ(画像記録装置)の概略図が示される。図
1に示されるプリンタ10は、デジタル露光によって感
光材料A(印画紙)を露光して潜像を記録して、プリン
ト(写真)として出力するデジタルフォトプリンタのプ
リンタ(焼付装置)であって、ロール状に巻回された長
尺な感光材料Aを、作成するプリントに応じた所定長に
切断してカットシートとした後に、バックプリントの記
録(裏印字)およびデジタルの走査露光を行い、プロセ
サ(現像装置)Pに供給する装置である。
【0011】なお、本発明の記録材料マガジンは、この
ような感光材料を切断してカットシートとした後に露光
を行うプリンタ以外にも、長尺な感光材料のままで、コ
マパンチの形成、露光、バックプリントの記録等を行
い、次いで現像および乾燥等の所定の現像処理を施した
後に、感光材料をプリント一枚毎に対応して切断するプ
リンタにも利用可能である。あるいは、通常の直接露光
のプリンタにも利用可能である。また、このようなフォ
トプリンタのみならず、熱現像感光材料を用いる画像記
録装置や感光感熱記録材料を用いた記録装置等、長尺な
記録材料を巻回してなる記録材料ロールを使用する装置
であれば、公知の画像記録装置に各種利用可能である。
なお、以下の説明では、これらをまとめて感光材料とも
いう。
【0012】図1に示されるプリンタ10は、感光材料
供給部12と、バックプリントを記録する裏印字手段1
4と、画像記録部16と、振分部18と、カットシート
とした感光材料Aを画像記録部16に搬送する第1搬送
部34および第2搬送部36を有する。なお、プリンタ
10には、図示した部材以外にも、搬送ローラ等の感光
材料Aの搬送手段や搬送ガイド、センサ等の各種の部材
が、必要に応じて配置されている。
【0013】プリンタ10において、感光材料供給部1
2(以下、供給部12とする)は、装填部20および2
2と、搬送ローラ対24および26と、カッタ28およ
び30とを有する。装填部20および22は、長尺な感
光材料Aをロール状に巻回してなる感光材料ロールAr
を遮光性の筐体に収納したマガジン32が装填される部
位である。装填部20および22に装填されるマガジン
32には、通常、幅(サイズ)、面種(シルクやマット
等)、仕様(厚さやベース種等)等、互いに種類の異な
る感光材料Aを巻回した感光材料ロールArが収納され
る。ここで、マガジン32は本発明の記録材料マガジン
(以下、マガジンとする)にかかるものである。
【0014】図2に、マガジン32の概略図を示す。な
お、図2において、(a)はマガジン32の側面図を、
(b)はマガジン32の本体を取り除いた側面図を、
(c)は(b)のマガジン32のc−c面における矢視
図を、それぞれ示す。
【0015】図示例のマガジン32は、基本的に、下部
ケース62、上部ケース64、スプール66、2枚のフ
ランジ68(図2(b)では省略)、本発明の特徴であ
る蓋体80および引き出しローラ対84を有する。
【0016】感光材料ロールArは、スプール66によ
って軸芯を挿通されると共に、スプール66に挿通され
る貫通孔を有する円盤状のフランジ68および68によ
って端面を挟持されて、感光材料ロールArに巻回され
る感光材料Aの幅(軸芯)方向(以下、幅方向とする)
の位置を規定されて、スプール66に保持される。
【0017】マガジン32には、多数のサイズ(感光材
料Aの幅)の感光材料ロールArが収納される。スプー
ル66および/またはフランジ68には、これらの感光
材料ロールArのサイズに応じて、所定の間隔でフラン
ジ68をスプール66に係合・保持する係合手段が形成
される。この係合手段には特に限定はなく、貫通孔を有
する板材と、これを挿通する円柱体とを位置合わせして
係合・保持する公知の方法が、各種利用可能である。例
えば、感光材料ロールArのサイズに応じた間隔の2本
の溝を、保持する感光材料ロールArのサイズ数に応じ
てスプール66に形成すると共に、フランジ68に、こ
の溝に挿入自在な係合部材を設ける方法、スプール66
に互いに異なる方向のネジを形成すると共に、フランジ
68の貫通孔に、これを螺合するネジを形成し、フラン
ジ68の間に感光材料ロールArを入れ、スプール66
もしくはフランジ68を回転してフランジ68で感光材
料ロールArを挟み込む方法等が例示される。
【0018】なお、後に述べるが、図示例のプリンタ1
0では、副走査搬送される感光材料Aの中心を走査方向
の中心に合わせる、いわゆるセンターを基準とする光ビ
ーム走査露光によって感光材料Aに潜像を記録するの
で、2枚のフランジ68は、その中間点が、感光材料A
の搬送(引き出し)方向と直交する方向の中心(以下、
搬送中心とする)となるように、スプール66に係合・
保持される。
【0019】一方、マガジン本体60は、一面が開放す
る筐体である下部ケース62および上部ケース64を組
み合わせて構成される遮光性の筐体であり、感光材料A
は、マガジン本体の上方部に矩形状に切り欠かれて形成
される取出用開口72から排出される。下部ケース62
および上部ケース64は、ヒンジ74を介して、互いに
回動自在に係合しており、下部ケース62に対して上部
ケース64を矢印a方向に回動することにより、マガジ
ン32の内部を開放し、あるいは閉塞する。
【0020】下部ケース62と上部ケース64との互い
が当接する辺のほぼ中央部には、スプール66の両端を
回転自在に軸支する支持部76aと76bとが形成され
る。また、支持部76aおよび76bは、上部ケース6
4の開放によってスプール66の軸支を開放するように
構成され、従って、スプール66(およびフランジ6
8)は上部ケース64の開放によって、マガジン本体6
0内(支持部76a,76b)に装着自在にされる。
【0021】ここで、従来のフォトプリンタにおけるマ
ガジンの装填は、マガジン内に収納された感光材料を、
予めスリット状取出口から引き出した状態にして行われ
ている。このため、マガジンから一旦引き出された部分
の感光材料には、光がかぶって露光されてしまい、ペー
パーロスが発生するという問題があったのは、前述した
通りである。
【0022】そこで、本発明の記録材料マガジンは、記
録材料取出用開口を光密に閉塞し、記録材料の取出方向
に回動することにより開閉可能な蓋体と、マガジン本体
内に蓋体の開閉と連動して回動可能であり、記録材料を
引き出し可能に挟持する引き出しローラ対とを設け、蓋
体の開放時に、回動させて引き出しローラ対を所定位
置、例えば、記録材料搬送路、好ましくは、取出用開口
に配置する構成とすることにより、上記課題を解決した
ものである。
【0023】具体的には、図2に示されるように、本発
明のマガジン32のマガジン本体60内には、蓋体80
と、引き出しローラ対84とが回動可能に設けられる。
蓋体80は、取出用開口72の下方に設けられる回動軸
82を介して回動可能に設けられ、遮光が必要な時に
は、例えばマガジン32がプリンタ10の感光材料供給
部12の装填部20や22に装填されていない時や、プ
リンタ10の故障やメンテナンス等のためにプリンタ1
0内部が開放されている時には、マガジン32の取出用
開口72を閉塞して、マガジン32内の遮光性を確保
し、マガジン32が装填部20や22に装填された時、
特に好ましくはプリンタ10の稼働時には、取出用開口
72の下方に設けられる回動軸82まわりを、感光材料
Aの引出方向(矢印b方向)に回動して、感光材料Aの
搬送路から退避して感光材料Aの引き出しを可能にする
とともに、後述する引き出しローラ対84を連動して回
動させて所定位置、例えば感光材料Aの搬送路、好まし
くは、取出用開口72に配置させるためのものである。
なお、蓋体80の回動角度としては、回動軸82を中心
にマガジン32の外側に向けて回動して蓋体80を開放
した際に、取出用開口72からプリンタ10の搬送ロー
ラ対24、26側に感光材料Aをスムーズに引き出せる
程度に、蓋体80を回避させるような角度に設定すれば
よく、特に限定されるものではない。
【0024】引き出しローラ対84は、蓋体80の閉塞
時に、例えばマガジン32にロール状感光材料Aを装填
する時に、感光材料Aの先端を予め挟持させておき、蓋
体80の開放時に所定位置、例えば感光材料搬送路、好
ましくは取出用開口72に移動して、感光材料Aのスム
ーズな引き出しを可能とするためのものであり、感光材
料Aを挟持搬送する2本のローラ86,86と、この2
本のローラ86,86を両端から回転可能に支持する、
2本の支持部材88,88とを有する。この引き出しロ
ーラ対84は、マガジン32内の取出用開口72に、蓋
体80と所定角度離間して、回動軸82を介して、矢印
b方向に連動可能に設けられる。なお、引き出しローラ
対84を蓋体80と連動させる方法としては、特に限定
されないが、例えば、支持部材88,88の下端と、蓋
体80の下端とを回動軸82に回動可能に連結するとと
もに、支持部材88,88と蓋体80とを図示しない連
結材で連結する構成としてもよいし、または、図示しな
いフックなどによって一方が他方を係合させて連動させ
るように構成してもよい。このような場合には、一方が
ある程度回動してから、他方に係合して連動するように
してもよいし、逆に図示しないストッパなどによって、
一方の回動があっても他方との係合を外し、他方の回動
を停止するようにしてもよい。こうすることで、マガジ
ン32の装填前やプリンタ10の故障やメンテナンス時
のように、遮光が必要な場合においては、取出用開口7
2が蓋体80に閉塞されて、十分な遮光性を確保するこ
とができるとともに、マガジン32の装填後、特にプリ
ンタ10の稼働時においては、引き出しローラ対84が
所定位置、例えば、感光材料Aの搬送路、特に取出用開
口72に移動することで、スムーズな感光材料Aの引き
出しが可能となる。また、マガジン装填時に蓋体80を
開放して設定される引き出しローラ対84の配置位置
は、特に制限的ではなく、例えば、感光材料Aの搬送路
に感光材料Aを引き出すことができれば、どこでもよい
が、感光材料Aの搬送路上が好ましく、特に取出用開口
72の位置が好ましい。
【0025】また、引き出しローラ対84は、マガジン
32がプリンタ10の装填部20または22にセットさ
れ、蓋体80が開放された時には、感光材料Aの引き出
しおよび/または巻き戻しが行えるように、外部から駆
動可能に構成されるのが好ましい。この場合には、例え
ば、プリンタ10の装填部20や22にモータ等の駆動
源を設けておき、マガジン32を装填すると、引き出し
ローラ対84のローラ86がギア等を介して駆動源と外
部から連結するように構成すればよい。こうすること
で、マガジン32を装填して蓋体80を開放するだけ
で、引き出しローラ対84が駆動可能な状態となる。し
たがって、マガジン32からの感光材料Aの引き出しを
引き出しローラ対84自体で行えることから、よりスム
ーズな感光材料Aの引き出しが可能となる。なお、引き
出しローラ対84を駆動可能とする構成としては、これ
に限定されず、種々の構成が採用可能であり、例えば、
マガジン32内に駆動源を設け、この駆動源によりロー
ラ86を駆動させる構成としてもよい。
【0026】このように、引き出しローラ対84はそれ
自体を駆動可能な構成するのが好ましいが、本発明はこ
れに限定されず、プリンタ10側に設けられた引き出し
ローラ対によって、例えば、図示例においては、搬送ロ
ーラ対24、26を引き出しローラ対として機能させる
ことにより、感光材料Aの引き出しを行うように構成し
てもよい。すなわち、この場合には、マガジン32側の
引き出しローラ対84は従動ローラとして機能し、感光
材料Aの先端を補助的に挟持する構成となる。
【0027】なお、蓋体80は、装填部20、22への
マガジン32の脱着に応じて自動的に開閉が行われるよ
うなロック機構が設けられるのが好ましい。このような
ロック機構としては、従来公知の種々の機構を採用すれ
ばよく、特に限定されるものではない。これにより、マ
ガジン32の装填を十分な遮光性を確保しつつ、極めて
簡便に行うことが可能となる。
【0028】また、蓋体80には、前述したように回動
方向に長孔などが形成されてなる係合部を延在して設
け、この長孔に引き出しローラ対84を係合させる構成
とするのが好ましい。こうすることで、蓋体80の回動
角度をさらに大きく確保して、感光材料Aのさらに容易
な引き出しが可能となる。すなわち、蓋体80の閉塞時
には、蓋体80と引き出しローラ対84との形成する角
度を可能な限り小さくして、蓋体80および引き出しロ
ーラ対84をマガジン32内にコンパクトに収納するこ
とができる一方、蓋体80が開放時には、この長孔の有
する角度分だけ回動角度を大きく確保することができ、
蓋体80が感光材料Aの搬送を妨げるのを防止し、引き
出しローラ対84による、取出用開口72からの感光材
料Aのスムーズな引き出しが可能となる。
【0029】このマガジン32における感光材料ロール
Arのセット方法としては、まず、上部ケース64を開
放して、前述のように感光材料ロールArを保持したス
プール66の両端を支持部76aおよび76bに装着し
て、感光材料Aの先端を引き出しローラ対84まで引き
出して挟持させ、その後上部ケース64を閉塞すること
により、感光材料ロールArをマガジン32にセット
(収納)する。
【0030】図3に、このようなマガジン32におけ
る、一連の使用態様を示す。まず、上述のように感光材
料ロールArがセットされたマガジン32は、図3
(a)に示されるように、感光材料Aの先端が引き出し
ローラ対84に挟持された状態で、閉塞状態の蓋体80
により遮光されたマガジン32内に収容されている。次
いで、このようなマガジン32をプリンタ10の装填部
20,22に装填する。このとき、図3(b)に示され
るように、蓋体80を回動軸82を中心に回動して開放
すると、引き出しローラ対84も連動してマガジン32
の取出用開口72まで回動する。ここで、引き出しロー
ラ対84は駆動源とギア等(図示せず)を介して連結す
る。この状態において、図3(c)に示されるように、
駆動源を駆動させると、引き出しローラ対84が駆動し
て、感光材料Aをプリンタ10側に搬送して供給し、画
像記録が行われる。
【0031】一方、画像記録の終了後には、図3(d)
に示されるように、駆動源およびギア等(図示せず)を
介して、引き出しローラ対84を逆回転させることで、
感光材料Aの先端を再度、引き出しローラ対84近傍に
まで移動させる。さらに、マガジン32の交換時には、
プリンタ10からマガジン32を外すと、蓋体80が取
出用開口72に回動して閉塞すると同時に、引き出しロ
ーラ対84がマガジン本体60内に収納され、図3
(a)に示される初期状態に戻る。
【0032】このような構成とすることで、本発明の記
録材料マガジンは、マガジン32の装填部20,22に
装填されている以外の時、すなわち取り外し時において
も、常に、取出用開口72が蓋体80に閉塞された状態
となることから、十分な遮光性を確保することができ、
感光材料Aに光がかぶる事態を十分に回避することがで
きる。従って、感光材料Aの先端も無駄にすることなく
使用することが可能となり、ペーパーロスを無くすこと
ができる。
【0033】このようなマガジン32内において、感光
材料ロールArから上方に引き出された長尺状の感光材
料Aは、そのまま引き出しローラ対84によってマガジ
ン32の外側まで引き出され、さらに搬送路にそって搬
送されて、プリンタ10内の搬送ローラ対24,26に
挟持される構成となる。
【0034】なお、図示例のプリンタはセンター基準で
露光を行うので、マガジン32においては、感光材料ロ
ールArは幅方向の中心と搬送中心とを一致させて配置
されたが、本発明は、センター基準で露光を行うプリン
タ以外にも、感光材料Aの端面を基準(いわゆるエッジ
基準)として露光や搬送を行うプリンタにも利用可能で
ある。
【0035】搬送ローラ対24および26は、装填部2
0および22に装填されたマガジン32の引き出しロー
ラ対84から引き出される感光材料Aを搬送する。この
搬送は、対応するカッタ28および30より下流に搬送
された感光材料Aが作成するプリント(記録画像)に応
じた長さになった時点で停止し、次いで、カッタ28お
よび30が作動して、感光材料Aを切断して所定長のカ
ットシートとする。なお、カッタ28および30の配置
位置がマガジン32の引き出しローラ対84に近く、感
光材料Aの引き出し量がこの引き出しローラ対84によ
ってコントロールできる場合には、搬送ローラ対24お
よび26を省略することもできる。
【0036】装填部22のマガジン32から引き出さ
れ、カッタ30によって所定長に切断された感光材料A
は、多数の搬送ローラ対で構成される第1搬送部34お
よび第2搬送部36によって、他方、装填部20のマガ
ジン32から引き出され、カッタ28によって切断され
た感光材料Aは第2搬送部36によって、共に、上方に
搬送された後に右方向に搬送されて、記録面を上にして
画像記録部16(走査搬送手段42)に搬送される。
【0037】第2搬送部36の途中には、裏印字手段1
4が配置される。裏印字手段14は、感光材料Aの非記
録面(非乳剤面=裏面)に、写真の撮影日、プリント焼
付日、コマ番号、フィルムID番号等の各種の情報、い
わゆるバックプリントを記録(裏印字)するもので、感
光材料Aは、第2搬送部36によって搬送されつつ裏印
字手段14によってバックプリントを記録される。
【0038】また、第2搬送部36の裏印字手段14の
下流の搬送ローラ対36aおよび搬送ローラ対36bの
間は、ループ形成部38となっている。すなわち、第2
搬送部36における感光材料Aの搬送速度は、ループ形
成部38下流の搬送ローラ対36a以降は画像記録部1
6(走査搬送手段42)における走査搬送速度と同速度
で、ループ形成部38上流の搬送ローラ対36b以前は
それより高速に設定されており、第2搬送部36を搬送
される感光材料Aは、ループ形成部38において、上下
流の搬送速度差によって、図中点線で示されるように、
そのサイズに応じたループを形成する。図示例のプリン
タ10においては、これにより、短いパス長で裏印字手
段14と画像記録部16とを分離し、露光時における感
光材料Aの高精度な走査搬送を実現している。
【0039】感光材料Aは、第2搬送部36から画像記
録部16に供給される。画像記録部16(以下、記録部
16とする)は、露光ユニット40および走査搬送手段
42を有して構成されるもので、感光材料Aを副走査方
向に搬送しつつ、光ビームLで走査することにより、感
光材料Aを2次元的に走査露光して潜像を記録する。
【0040】露光ユニット40は、記録画像に応じて変
調し、主走査方向に偏向した3原色の露光に対応する3
種の光ビームを所定の記録位置Xに入射して、主走査方
向の中心と、副走査搬送される感光材料Aの幅方向の中
心とを一致してセンター基準で感光材料Aを走査露光す
る、各光ビームの光源、光ビームの変調手段、ポリゴン
ミラー等の光偏向器、fθレンズ、光路調整用のミラー
等を有して構成される、公知の光ビーム走査装置であ
る。
【0041】一方、走査搬送手段42は、記録位置X
(走査線)を挟んで配置される一対の搬送ローラ対と、
感光材料Aを好適に記録位置Xに保持するための露光ガ
イド(図示省略)とから構成され、感光材料Aを記録位
置Xに保持しつつ、搬送ローラ対によって主走査方向と
直交する副走査方向に感光材料Aを走査搬送する。前述
のように、光ビームLは、主走査方向に偏向されている
ので、感光材料Aは、記録する画像に応じて変調された
光ビームLによって2次元的に走査露光され、潜像が記
録される。
【0042】記録部16によって潜像を記録された感光
材料Aは、下流に配置される振分部18に搬送される。
振分部18は、露光済の感光材料Aを、サイズ等に応じ
て適宜決定されたシーケンスに応じて、感光材料Aを搬
送方向と直交する方向に振り分けて、搬送方向には重な
る複数列として、プロセサPに感光材料Aを供給する搬
送ローラ対44に搬送することにより、プロセサPの処
理能力を向上、例えば、2列であれば約2倍、3列であ
れば約3倍とする。
【0043】図示例の振分部18は、感光材料Aを載置
搬送するベルトコンベア46と、その上に配置される振
分装置48とを有して構成される。振分装置48は、ベ
ルトコンベア46による搬送方向に直交して配列される
2つの吸盤ユニット50を有するものであり、この吸盤
ユニット50は、感光材料Aを吸着保持して持ち上げ、
一方はベルトコンベア46の搬送方向に向かって右斜め
下流方向に搬送して、他方は同左斜め下流方向に搬送し
て、感光材料Aを左右に振り分け、複数列とする。
【0044】振分部18によって搬送された感光材料A
は、下流の搬送ローラ対44によってプロセサPに供給
され、発色現像、漂白定着、水洗等の現像処理を施され
た後、乾燥されて、(仕上り)プリントとして排出され
る。
【0045】以上、本発明の記録材料マガジンについて
詳細に説明したが、本発明は以上の例に限定はされず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や
変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0046】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロール
を収納する記録材料マガジンにおいて、収納された記録
材料を一切引き出すことなく、十分な遮光性を確保しつ
つ、画像記録装置に装填することができる。従って、マ
ガジンから露出し露光されてしまう部分を生じさせるこ
とがなく、いわゆるペーパーロスの発生を防止して、記
録材料マガジン内に収納された記録材料を無駄なく使用
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の記録材料マガジンを利用する画像記
録装置の一例の示す概念図である。
【図2】 本発明の記録材料マガジンの一例の概略図で
あって、(a)は側面図を、(b)はマガジン本体を除
く側面図を、(c)は(b)のマガジンのc−c面にお
ける矢視図を、それぞれ示す。
【図3】 図2に示される記録材料マガジンにおける、
一連の動作を示す模式図であって、(a)は蓋体の閉塞
時を、(b)は蓋体の開放時を、(c)は記録材料の取
出時を、(d)は記録材料の巻き戻し時を、それぞれ示
す。
【符号の説明】
10 プリンタ 12 (感光材料)供給部 14 裏印字手段 16 画像記録部 18 振分部 20,22 装填部 24,26 搬送ローラ対 28,30 カッタ 32 マガジン 34 第1搬送部 36 第2搬送部 40 露光ユニット 42 走査搬送手段 46 ベルトコンベア 48 振分装置 50 吸盤ユニット 60 マガジン本体 62 下部ケース 64 上部ケース 66 スプール 68 フランジ 72 取出用開口 74 ヒンジ 76a,76b 支持部 80 蓋体 82 回動軸 84 引き出しローラ対 86 ローラ 88 支持部材 A 感光材料 Ar 感光材料ロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロ
    ールを収納する記録材料マガジンであって、 前記記録材料が取り出される取出用開口が形成されたマ
    ガジン本体と、 前記取出用開口を光密に閉塞し、前記記録材料の取出方
    向に回動することにより開閉可能な蓋体と、 前記マガジン本体内に前記蓋体の開閉と連動して回動可
    能に設けられ、前記記録材料を引き出し可能に挟持する
    引き出しローラ対とを有し、 前記蓋体の開放時に、前記マガジン本体内に収納されて
    いた前記引き出しローラ対が、回動して所定位置に配置
    されることを特徴とする記録材料マガジン。
  2. 【請求項2】前記引き出しローラ対が配置される前記所
    定位置は、前記取出用開口である請求項1に記載の記録
    材料マガジン。
JP10012494A 1998-01-26 1998-01-26 記録材料マガジン Withdrawn JPH11212215A (ja)

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